JP2001097306A - 容器供給機と払い出し機能を備えた計量充填装置 - Google Patents

容器供給機と払い出し機能を備えた計量充填装置

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JP2001097306A
JP2001097306A JP31575199A JP31575199A JP2001097306A JP 2001097306 A JP2001097306 A JP 2001097306A JP 31575199 A JP31575199 A JP 31575199A JP 31575199 A JP31575199 A JP 31575199A JP 2001097306 A JP2001097306 A JP 2001097306A
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container
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weight
range
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Yoshiharu Sugihara
義治 杉原
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SANGYO KIKI KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、惣菜などを容器に定量充填する作
業の中で、作業の中に取り込まれた運搬の内、機械化が
難しい充填作業は人の五感に任せた手作業で処理し、他
の作業を機械で自動化することによって、多品種少量生
産でも従来の倍以上の処理ができる計量充填装置を提供
することを目的とするものである。 【構成】上限値と下限値を設定して、この範囲内の重量
であるか否かを検知し、その信号を発信する機能を持つ
計量器の計量台15上に載せた容器16を、計量台15
上から系外に払い出す払い出し器1を一体的に備えた払
い出し機能付計量充填器34と、この計量器3からの信
号にもとづいて上記計量台15上に容器16を1枚ずつ
供給する容器供給機35とを着脱自在に連設したことを
特徴とする容器供給機と払い出し機能を備えた計量充填
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、惣菜などの原料を容器
に盛り付けて定量に計量する作業を省力化するための装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、惣菜などは粘度の高いものから低
いものまで様々な性状があり、またその形態も様々であ
る。そのために、これらを機械で自動的に容器に充填し
て定量にすることは難しく、手作業に頼っているのが実
状である(ここで言う定量とは、例えば、計量したい目
的の重量を100grとすると、計量法に定められた誤
差の範囲内にある上限値と下限値の間の重量のことをい
う。実際には、下限値を生産時点から店頭に出されるま
での間に水分蒸発などで目減りしてマイナスにならない
ように少し多い目の102grとし、他方の上限値は入
れすぎて原料コストが高くつかないようにできるだけ下
げるようにしたいが、逆に下げすぎるとわずかな分量で
も範囲内から外れて補正に手間取ると処理速度が遅くな
るので、それらを考慮した上での最適な値を107gr
とした、下限値と上限値の範囲内に入る重量のことをい
う)。
【0003】手作業で盛り付けをするに際し、まず作業
テーブル上に計量器を置き、その片側にあらかじめ数え
ておいた処理すべき枚数の容器を積み上げ、他側に原料
を入れたコンテナー(多くはプラスチックス製で、寸法
が縦600mm、横400mm、深さ160mm程度の
大きさで、惣菜は約15〜20kg程度が入るこの分量
が冷却しやすく、女子の作業者が台車から作業テーブル
上に置き換える抵当な大きさと重量であるので広く運用
されている。一般に、ばんじゅうとも称している)を置
いて準備する。次いで、作業者が一方の手で容器を1枚
ずつ取り上げ、これにコンテナーの中の原料から定量に
近い大体の分量を他方の手でつかんで容器に盛り付け
(ここでいう手は、衛生用の手袋をしている状態を指
す)、これを計量器の上に載せて重量表示盤の数値を見
て定量にあるか否かを判断する。範囲外であれば補正
し、範囲内であれば容器を一方の手で計量台から取り上
げて隣接するベルトコンベアなどに移し変える。この一
連の作業は全て手作業で行われている。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】上記のように従来の手
作業は、全工程が作業の中に取り込まれた運搬で構成さ
れている。すなわち、あらかじめ処理したい個数を数え
て準備しておいた容器の1枚(または1個)を手で取り
出す運搬、この容器に原料を手でつかんで盛り付ける運
搬、盛り付けた容器を計量台の上に置く運搬、重量が定
量の範囲から外れていたときに容器から原料の一部を取
り除いたり、あるいは足し増ししたりする補正の運搬、
そして定量になれば容器を計量台から取り除いて移し変
える運搬で構成されている。従来は、これらの運搬を全
て手作業でしているために手間がかかるだけでなく、1
日に数千回も腕を上下させたり伸び縮みさせたりしてい
ると腱鞘炎になったり、疲労して処理速度を落とす要因
になっている。その結果、作業者1人当たりにつき1分
間に5〜6個程度しか処理することができないから、人
海戦術に頼らざるを得ず、それだけ人件費の負担が増し
て採算割れの事態を招くこともある。この作業を省力化
することが業界に残された最大の課題であった。この作
業を手作業によらずに全て機械で自動的に処理すること
が出来れば処理時間を短縮して処理速度を上げることが
可能となるが、冒頭に述べたように、惣菜などは粘度の
高いものから低いものまで様々な性状があり、またその
形態も様々であるために、これらの原料のほとんどは機
械で自動的に定量を充填することは難しかった。
【0005】また、これらの惣菜は製造してから1日〜
2日で腐敗してしまうために毎日、販売先ごとにその日
の注文数の連絡が入ってから製造している。しかも、注
文数が10数個の場合もあれば数百個の場合もあり、そ
の上、原料の種類も数十種類以上にもおよぶ多品種少量
生産であるために、これらをたとえ機械で自動的に充填
できたとしても、原料の種類が頻繁に変わるので、入れ
替えた原料どうしが互いに混じらないように、また雑菌
がつかないようにするために、原料を切り替えるたびに
原料と接触するホッパーなどの機器部品を取り外して洗
浄し、それを加熱殺菌して、また機器部品を組み立てて
次の原料をホッパーに投入しなければならない。そのた
めに、計量作業以外の準備作業に時間がかかり、コンテ
ナーから直接、手で原料を取る手作業の方が効率がよい
ので、機械化することが難しかった。
【0006】本発明者は、従来の生産現場の作業を詳細
に分析してみた結果、いずれの生産現場においても煮炊
き釜で調理した原料の種類ごとにコンテナーに分別して
台車に載せ、いったん冷蔵庫で冷却している。そして、
計量作業をする際に目的の原料が入ったコンテナーを取
り出して作業テーブル上に置き、このコンテナーから直
接、手で原料をつかんで容器に盛り付けしている。すな
わち、コンテナーの中の原料をホッパーなどの機器に移
し変えずに直接、取り出しているから、原料が頻繁に切
り替わってもこのコンテナーを入れ替えるだけで済むか
ら、ホッパーや機器部品を洗浄したり、加熱殺菌をした
りする必要が全くないことがわかった。
【0007】さらに、上記点に加えて従来の技術で記載
した作業の中に取り込まれた運搬作業の内、充填する運
搬作業は人の五感を使った手の感触で原料を手でつかむ
と1回の充填作業で定量になる場合が多く、補正しなけ
ればならない場合は少ない。しかも、補正する場合で
も、1〜2回程度の補正で定量になり、その重量を手の
感触できわめて正確に判断していることがわかった。
【0008】さらにまた、計量作業中に原料の種類と量
目別、それぞれに対する容器の種類別(容器もそれぞれ
に応じて大きさ、形状、デザインが異なる)に、容器の
枚数をいちいち数えていると間違う恐れがあるので、計
量作業者とは別の作業者を配置して、販売先から注文が
入るたびに現場に回されてくる生産指示書に記載された
注文数に相当する容器の枚数をあらかじめ数えて棚に準
備している。そのために作業者を余分に配置しておかな
ければならず、人件費が高くついて生産費を上げる要因
となっていた。
【0009】本発明は、従来の上記の点に着目して、惣
菜などを容器に定量充填する作業の中で、作業の中に取
り込まれた運搬の内、機械化が難しい充填作業は人の五
感に任せた手作業で処理し、他の作業を機械で自動化す
ることによって、多品種少量生産でも従来の倍以上の処
理ができる計量充填装置を提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による容器供給機
と払い出し機能を備えた計量充填装置は、上限値と下限
値を設定して、この範囲内の重量であるか否かを検知
し、その信号を発信する機能を持つ計量器の計量台上に
載せた容器を、計量台上から系外に払い出す払い出し器
を一体的に備えた計量充填器と、この計量器からの信号
にもとづいて上記計量台上に容器を1枚ずつ供給する容
器供給機とを着脱自在に構成し、両者を分離して単独運
転もできるように構成する。
【0011】また、計量物の重量が定量とする上限値と
下限値の計量範囲から外れたとき、あるいはその範囲に
入ったときに知らせる計量報知器を備える。この計量報
知器は、たとえば計量物の重量が上限値を越えた場合は
計量器と連動させて赤ランプを点灯させ、下限値以下で
ある場合は黄ランプを点灯させ、上限値と下限値の範囲
内にある場合は青ランプを点灯させることによって、い
ちいち計量表示器の重量値を見て確認しなくてもよいよ
うにして作業を素早く処理させることができる。実際の
作業においては、容器に原料を充填していく状態である
から、おおむね入れすぎになる場合が多い。従って、こ
れらのランプは必ずしもすべてを備えなくても、赤ラン
プのみを備えた構成でも効果がある。いずれにしても、
それらのランプは必要に応じていずれかを選択して取り
付けておくこともできる。
【0012】また、払い出し器で計量台上の容器を払い
出す回数をあらかじめ設定できるカウント機能を有する
カウント表示器を備え、その回数をカウントすると払い
出し器が停止するように構成する。このとき、あらかじ
め設定した計量回数をカウントしたことを知らせるラン
プやブザーなどのカウント報知器を備える。
【0013】また、あらかじめ設定した計量回数をカウ
ントすると払い出し器が停止して、ランプまたはブザー
などの指示器で知らせるカウント表示器を備える。
【0014】さらに、上記払い出し器は、計量台上を横
切る払い出しバーを備えたり、あるいは計量台上に溝を
備え、この溝の間を走行するベルトを計量台の計量面を
基準として、その上下に昇降自在にしたベルトコンベア
で構成し、計量器であらかじめ設定した上限値と下限値
の範囲内に入れば上記ベルトが計量面よりも上方に移動
し、範囲外であるときは計量面の下方に位置するように
構成する。
【0015】さらにまた、容器供給機と払い出し機能付
計量充填器とを分離して、それぞれを単独でも運転でき
るように構成する。いずれにしても、計量器からの信号
にもとづいて計量台上に置かれた容器を系外に払い出す
機構であればよく、たとえば計量台がローラーコンベア
で構成され、計量器と連動して払い出しできるような他
の構成でもよい。
【0016】
【作用】上記構成にもとづいてその作用を説明する。ま
ず、容器供給機に容器をセットして、処理個数をカウン
ト表示器に入力する。次いで、容器に盛り付けしたい重
量を100grとする場合、盛り付け充填する重量の下
限値を102grとし上限値を108grとして、この
範囲内に入る重量を定量とし、計量器に各重量値を入力
する。あるいは、この範囲内の重量を定量とするため
に、上限値を−102grとし、下限値を−107gr
として計量表示器に入力しておけば、計量したときの重
量表示値が0gr〜+7grの範囲内になれば定量とす
る方法もある。この方法は表示桁数が少なくなるので見
やすいという利点がある。そして、作業テーブルの一方
に容器を置き、他方に原料の入ったコンテナーを置く。
【0017】次いで、運転スイッチを入れると、容器供
給機から容器が1枚計量器の計量台上に供給される。作
業者は、右手で原料を適量握り、この容器に充填する。
重量が上記の計量範囲内に入っていれば、計量器からの
信号により払い出し器が作動して容器を計量台上から系
外に払い出してカウントし、上記容器供給機が作動して
次の容器を1枚、計量台上に供給する。もし、計量範囲
の上限値以上の重量であれば赤ランプが点灯し、また下
限値以下の重量であれば黄色ランプが点灯して払い出し
器は停止したままである。このとき、黄ランプが点灯し
ていば適量を追加し、他方、赤ランプが点灯していれば
適量を取り除いて補正する。その補正で重量が計量範囲
内に入ると青ランプが点灯するとともに払い出し器が作
動して容器を系外に払い出してカウントする。なお、上
記青ランプが点灯したときは、自動的に払い出し器が作
動するから作業者はほとんど注意する必要がないが、赤
ランプや黄ランプが点灯したときは、計量表示器を見て
その不足量あるいは入れすぎの量の目安を知って適量を
取り除いたり、あるいは足し増ししたりして両者をうま
く使い分けることにより、効率を上げることができる。
【0018】次に、定量になると計量台上の計量物は計
量台から払い出されて隣接するベルトコンベアに送られ
る。この作業を繰り返していると、上記のあらかじめカ
ウント表示器に入力設定しておいた処理個数になれば払
い出し器が停止する。同時に、カウント報知器のランプ
が点灯したり、あるいはブザーが鳴ったりして目的の処
理個数に達したことを知る。引き続いて他のワークを処
理したい場合は、上記の作業を繰り返す。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を例示図にもとづいて説明す
ると、図1および図2に示すように、前に払い出し機能
付計量充填器34を置き、その後ろに容器供給機35を
置く。両者は互いにケーブルで接続されており、このケ
ーブルを分離すればそれぞれが単独で運転できるように
構成されている。
【0020】上記容器供給機35は、本発明者の出願に
よる特願平4−308287や特願平8−18373に
記載されているものを使用する。あるいは、吸盤で取り
出したり、他の手段で取り出したりできるいずれの構成
でも実施できる。要するに、計量台上の容器に原料を充
填して、定量になると払い出し機能付計量充填器34で
容器が払い出されるたびに、その上に次の容器が1枚、
自動的に供給できる機能をもつ構成であればよい。
【0021】また、上記払い出し機能付計量充填器34
は、払い出し器1の台座2上に計量器3を配置し、互い
にケーブルで接続する。上記払い出し器1は図3および
図4にその詳細を示すように、水平に置いた台座2の後
端部にこれとL型になる支持板4を設け、この支持板4
の左右上下に合計4個のスプロケット5を配置して、こ
れらの支軸6を軸受7で支持する。そして、これらスプ
ロケット5にチェーン8を掛け、このチェーン8の途中
に、その走行方向と直角方向にして水平に突き出た板状
の払出しバー9の一端部を固定する。この払い出しバー
9はチェーン8の全周を2等分する2個所に取り付け
る。また、上記スプロケット5のいずれか一つの支軸6
とモータ10の出力軸11のそれぞれにタイミングプー
リ12を取り付け、これらをタイミングベルト13で連
結する。
【0022】また、回転するチェーン8の上下の空間に
計量器3を載せるベース14を配置し、これを上記台座
2に固定する。このとき、払い出しバー9が上下左右を
一巡りして往復移動するので、それが移動する際に計量
器3に当たらないように計量器3のベース14の形状を
コの字型として台座2に固定する。
【0023】また、上記払い出しバー9の取り付けレベ
ルは、ベース14上に置いた計量器3の計量台15の面
上から少し離れ、そして計量台15の上に置いた容器1
6の側部を水平方向に引っかけることができる位置とす
る。払出しバー9が水平に移動すると容器16の側部を
引っかけて計量台15上から払い出す。この払出しバー
9はチェーン8の回転とともに半回転して計量器3を置
いたベース14と台座2との間の空間を通り、計量台3
の右側部の払い出し初期位置Aで停止するように構成さ
れている。
【0024】さらに、上記計量器3は、計量範囲の上限
値と下限値を任意に入力設定できる機能を持ち、これら
の重量値を入力しておけば、計量した重量がこの範囲内
の重量であるか否かを自動的に検知し、その信号を発信
する機能を持つ。17はその重量値を入力したり、計量
した重量を表示したりする計量表示器であり、18はそ
の表示部である。また、計量物16の重量が定量とする
上限値と下限値の計量範囲から外れたとき、あるいはそ
の範囲に入ったときに知らせる計量報知器36を備え
る。この計量報知器36は、計量物16の重量が上限値
を越えた場合は計量器3と連動させて赤ランプ37を点
灯させ、下限値以下である場合は黄ランプ38を点灯さ
せ、上限値と下限値の範囲内にある場合は青ランプ39
を点灯させることによって、いちいち計量表示器17に
表示されている重量値を見て確認しなくてもよいように
して作業を素早く処理させることができる。実際の作業
においては、容器16に原料を充填していく状態である
から、おおむね入れすぎになる場合が多い。従って、こ
れらのランプは必ずしもすべてを備えなくても、赤ラン
プ37のみとしてもよい。
【0025】また、計量台15上に置かれた容器16内
の重量が上記の設定範囲内に入れば、その信号を払い出
し器1に発信して、払い出しバー9が作動し計量台上の
容器を系外に払い出すと同時に容器供給機35が作動し
て、次の容器を計量台上に供給するように構成されてい
る。もし、範囲外であれば、払い出しバー9は払い出し
初期位置Aで停止したままで容器供給機35も停止した
ままである。
【0026】なお、図5および図6に上記払い出し器1
の別の実施例を示す。この実施例では、計量台15その
ものを初めから溝形状としたり、あるいは計量台15上
に複数の板をくし型に取り付けて複数の溝19を構成し
たりする。そして、計量台15の左右両側にローラ20
を支軸21で支持する。そして、このローラ20に複数
本の丸ベルト22を掛けて、それぞれの丸ベルト22が
上記溝19の間を走行するようにして、計量器3の背面
側に立てた支持板4に取り付ける。上記左側のローラ2
0の支軸21を駆動軸とし、この駆動軸にタイミングプ
ーリ25を取り付け、モータ23の出力軸24に取り付
けたタイミングプーリ25との間をタイミングベルト2
6で連結する。この溝19の間を走行する丸ベルト22
の搬送面Bを、計量台15の計量面Cを基準として、そ
の上下に昇降自在にするために、従動側のローラ20の
支軸21にソレノイド27を連結してローラ20を上下
に昇降できるように構成する。もって、計量台15上に
置かれた容器16内の重量があらかじめ設定した上限値
と下限値の範囲内に入れば、ソレノイド27が作動して
従動側のローラ20を上昇させる。すると、丸ベルト2
2の搬送面Bが計量台15の計量面Cよりも上に位置
し、計量台15上に置かれた容器16がこの丸ベルト2
2上に乗り、その回転方向に搬送され、系外に排出され
る。範囲外であるときは計量面Cの下方に位置している
ので、容器16は計量台15上に置かれたままで定量に
なるまで待機する。上記では、従動側のローラ20のみ
を上下させて払い出すように構成したが、もちろん両側
のローラ20を一体的に上下させる構成でもよい。
【0027】さらにまた、払い出し器1で計量台15上
の容器16を払い出す回数をあらかじめ設定できるカウ
ント機能を有するカウント表示器28を計量表示器17
に内蔵し、これを払い出し器1に連結する。そして、払
い出しバー9が作動するたびに、その回数をカウント
し、入力しておいたカウント数になると払い出し器1お
よび容器供給機35は停止する。このとき、所期の回数
が終了したことを作業者に知らせるためにランプやブザ
ーなどのカウント報知器29を備えておくのが好まし
い。
【0028】なお、30は架台である。また、31は計
量器3から払い出された容器16を隣接してベルトコン
ベア32などに受け渡しを仲介するためのローラコンベ
アであり、33は原料を入れたコンテナーである。
【0029】上記の容器供給機35および払い出し機能
付計量充填器34は、接続ケーブルを外せば、互いに分
離することができる構成になっており、それぞれが単独
で容器供給機35として、また払い出し機能付計量充填
器34として使用することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。
【0031】充填作業の中に含まれている作業の中に取
り込まれた運搬の内、機械化が難しい原料の定量充填を
人の五感を使った手作業で処理し、その他の運搬作業を
機械で自動化することによって効率を上げ、しかも機械
で処理している待ち時間の間に次の容器の充填作業がで
きるから処理時間が短くなり、従来は1分間に5〜6個
しか処理できなかったものを本発明の装置では20個以
上の処理ができるようになった。
【0032】また、多品種少量生産で原料を頻繁に切り
替える場合でも、コンテナーを取り替えるだけで済むか
ら、ホッパーなどの機器部品を取り外して洗浄したり加
熱殺菌したりするような手間がいらず、生産効率が上が
る。
【0033】また、計量器と連動する容器供給機を取り
付けたから、容器を取り出す運搬がなくなり、さらに処
理速度を上げることができた。
【0034】また、計量器と払い出し器にカウント機能
を持たせて容器供給機と連動させて、容器供給機に容器
をセットしておくだけで処理すべき個数になると自動的
に停止させることができるから、あらかじめ容器の枚数
を数えて準備する余分な時間や作業者がいらなくなっ
た。しかも、計量すべき処理個数を間違えることもなく
安全である。
【0035】また、計量物の重量が定量とする上限値と
下限値の計量範囲から外れたとき、あるいはその範囲に
入ったときに知らせる計量報知器を備えることにより、
重量が上限値を越えた場合は計量器と連動させて赤ラン
プを点灯させ、下限値以下である場合は黄ランプを点灯
させ、上限値と下限値の範囲内にある場合は青ランプを
点灯させるようにしたから、いちいち計量表示器の重量
値を見て確認する手間が省け、瞬時に判断を下して素早
く処理させることができるから、さらに効率が上がる。
そして、処理個数が完了するとランプやブザーなどのカ
ウント報知器で知ることができるので一層、安全で確実
である。
【0036】本発明はまた、容器供給機と払い出し機能
付計量充填器とを分離して、それぞれを単独で運転する
ことができるので、必要に応じてそれぞれの機器を他の
作業分野で使用することもできるから利用範囲が広が
る。
【0037】さらにまた、装置自体がコンパクトである
から、作業者がどこにでも持ち運びして作業ができるの
で便利で場所を取らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体正面である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1の拡大正面図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】別の実施例を示す拡大正面図である。
【図6】図5の左側面図である。
【符号の説明】
1 払い出し器 3 計量器 9 払い出しバー 15 計量台 16 容器、または計量物 19 溝 22 丸ベルト 28 カウント表示器 29 カウント報知器 34 払い出し機能付計量充填器 35 容器供給機 36 計量報知器 B 搬送面 C 計量面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定量とする重量の上限値と下限値を入力
    設定して、計量台上に載せた計量物の重量が上記重量値
    に範囲内にあるか否かを自動的に検出する計量器を備
    え、範囲内であれば計量器からの信号にもとづいて計量
    台上の計量物を系外に払い出す払い出し器1を一体的に
    備えた払い出し機能付計量充填器34と、この計量器3
    からの信号にもとづいて上記計量台15上に容器16を
    1枚ずつ供給する容器供給機35とを取り外し自在に接
    続したことを特徴とする容器供給機と払い出し機能を備
    えた計量充填装置。
  2. 【請求項2】 容器16の重量が定量とする上限値と下
    限値の計量範囲から外れたとき、あるいはまたその範囲
    に入ったときに知らせる計量報知器36を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の容器供給機と払い出し機能
    を備えた計量充填装置。
  3. 【請求項3】 払い出し器1で計量台15上の容器16
    を払い出す回数を、あらかじめ設定できるカウント機能
    を有するカウント表示器28を備え、その回数をカウン
    トすると払い出し器1が停止するように構成したことを
    特徴とする請求項1または2に記載の容器供給機35と
    払い出し機能を備えた計量充填装置。
  4. 【請求項4】 あらかじめ設定した計量回数をカウント
    したことを知らせるカウント報知器29を備えたことを
    特徴とする請求項1,2または3に記載の容器供給機と
    払い出し機能を備えた計量充填装置。
  5. 【請求項5】 上記払い出し器1は、計量台上を横切る
    払い出しバー9を備えたことを特徴とする請求項1、
    2、3または4に記載の容器供給機と払い出し機能を備
    えた計量充填装置。
  6. 【請求項6】 上記払い出し器1は、計量台15上に溝
    19を備え、この溝19の間を走行する丸ベルト22の
    搬送面Bを計量台15の計量面Cを基準として、その上
    下に昇降自在にした丸ベルトコンベアで構成し、計量台
    15上の容器16の重量があらかじめ設定した上限値と
    下限値の範囲内に入れば上記丸ベルト22が計量面Cよ
    りも上方に移動し、範囲外であるときは計量面Cの下方
    に位置するように構成したことを特徴とする請求項1、
    2、3または4に記載の容器供給機と払い出し機能を備
    えた計量充填装置。
  7. 【請求項7】 容器供給機35と払い出し機能付計量充
    填器34とを分離して、それぞれ単独で運転できるよう
    に構成したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5
    または6に記載の容器供給機と払い出し機能を備えた計
    量充填装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009096486A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Teraoka Seiko Co Ltd 包装装置
KR102283825B1 (ko) * 2020-01-28 2021-07-29 선병수 중량 측정 기능을 구비한 농수산식품 포장용 밴드 실러

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JP2009096486A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Teraoka Seiko Co Ltd 包装装置
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