JP2001097179A - ロッキングクリップ - Google Patents

ロッキングクリップ

Info

Publication number
JP2001097179A
JP2001097179A JP27964499A JP27964499A JP2001097179A JP 2001097179 A JP2001097179 A JP 2001097179A JP 27964499 A JP27964499 A JP 27964499A JP 27964499 A JP27964499 A JP 27964499A JP 2001097179 A JP2001097179 A JP 2001097179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
locking
locking clip
shaft
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27964499A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Takamizu
信明 高水
Kojiro Yamazaki
浩二郎 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Combi Corp
Original Assignee
Combi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Combi Corp filed Critical Combi Corp
Priority to JP27964499A priority Critical patent/JP2001097179A/ja
Priority to US09/671,596 priority patent/US6390562B1/en
Priority to EP00121611A priority patent/EP1088695A3/en
Publication of JP2001097179A publication Critical patent/JP2001097179A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/26Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles for children
    • B60N2/28Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle
    • B60N2/2803Adaptations for seat belts
    • B60N2/2806Adaptations for seat belts for securing the child seat to the vehicle
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/21Strap tighteners
    • Y10T24/2143Strap-attached folding lever
    • Y10T24/2151Seat belts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/21Strap tighteners
    • Y10T24/2164Midline

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に増し締めが行えるとともに、チャイル
ドシートを確実に固定するロッキングクリップを提供す
る。 【解決手段】 シートベルト1のウエストベルト1aと
ショルダーベルト1bとが分岐された側に取り付けてチ
ャイルドシート52の緩み止めを行うロッキングクリッ
プ10において、ロッキングクリップ10がシートベル
ト1をリトラクタ側に引っ張って増し締めを可能にする
ラチェット機構を有するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロッキングクリッ
プ、詳しくはチャイルドシートを車輌シートに固定する
シートベルトに取り付けて、チャイルドシートの緩み止
めを行うロッキングクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】チャイルドシートを車輌シートへ固定す
るには、通常、図9のように、車輌のシートベルトを利
用している。図9は、車輌シート上にチャイルドシート
を載置し、シートベルトをチャイルドシートのシートベ
ルト挿入孔に通す直前の状態を示す斜視図である。図9
において、シートベルト1は、一端が車輌シートの座部
下方に固定されたウエストベルト1aと、一端が車輌シ
ートの背もたれ上方にリトラクタ(図示なし)を介して
固定されたショルダーベルト1bと、ウエストベルト1
aとショルダーベルト1bとの共通端にタング1cを備
えている。そこで、チャイルドシートを固定するには、
まず、車輌シート2上にチャイルドシート4を図9のよ
うに幼児を前向きに又は図示しないが幼児を後向きにな
るように載置し、チャイルドシート4の受け台5に形成
されたベルト挿入孔6にタング1cを挿入し、そのタン
グ1cをベルト挿入孔6の反対側へ引き出して、車輌シ
ート2の座部3側に設けられたバックル7(図10参
照)に係合させることにより、チャイルドシート4を固
定している。
【0003】図10は、車輌シート上にチャイルドシー
トを載置した状態の断面図で、図10(a)はシートベ
ルトでチャイルドシートを固定しただけの状態を示す正
面の一部断面図、図10(b)は図10(a)にさらに
ロッキングクリップを取り付けた状態の要部正面断面図
である。図10(a)はこのようにタング1cをバック
ル7に係合させた状態を示しているが、このようにタン
グ1cをバックル7に係合させただけでは、ショルダー
ベルト1bのベルト挿入孔6付近の部分1b’がウエス
トベルト1aと離れており、チャイルドシート4の固定
が安定しない。そのためにチャイルドシート4の固定が
確実でないという問題があった。
【0004】そこで、従来より、図10(b)に示すよ
うにロッキングクリップ9を用いている。すなわち、チ
ャイルドシート4を固定しているシートベルト1のベル
ト挿入孔6付近のウエストベルト1aとショルダーベル
ト1bとを重ねて、そこにロッキングクリップ9で両ベ
ルトを締めつけてチャイルドシート4の緩みを防止して
いる。ロッキングクリップ9の形状はいろいろあるが、
例えば、櫛歯状をした部片を用い、両ベルトを重ねてそ
の櫛歯の間を交互に上下させながら通過させれば、櫛歯
と両ベルトの摩擦により係止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、チャイルド
シート4を従来の櫛歯状ロッキングクリップで固定した
後に、まだ緩みがあった場合にはチャイルドシート4の
固定をさらに確実にするにはショルダーベルト1bをリ
トラクタ側にさらに引っ張る、いわゆる、「増し締め」
を行なう必要があった。しかしながら、上述の従来の櫛
歯状ロッキングクリップでは、増し締めをするときは、
増し締めの度毎にロッキングクリップ9からショルダー
ベルト1を少し緩めてそこを持ってさらに引っ張って、
その後、再度ショルダーベルト1を櫛歯に嵌めなおすと
いう操作が必要であり、とても煩雑であった。
【0006】本発明は、前述した状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は簡単に増し締めが行えてチャイ
ルドシートを確実に固定することのできるロッキングク
リップを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る請求項1記載のロッキングクリップは
車輌シートのシートベルトをチャイルドシートに形成さ
れたシートベルト挿入孔に貫通させてシートベルトのタ
ングを車輌シートのバックルに係合させることによって
チャイルドシートを固定する際に、前記シートベルトの
ウエストベルトとショルダーベルトとの分岐部に取り付
けて前記チャイルドシートの緩み止めを行うためのロッ
キングクリップにおいて、前記ショルダーベルトを一方
向にのみ引っ張ることを可能にするラチェット機構を備
えたことを特徴としている。以上の構成によって、シー
トベルトのショルダーベルトをリトラクタ側に単に引っ
張るだけで、チャイルドシートの増し締めを簡単に行う
ことができ、したがって増し締めによる緩み止めによっ
てチャイルドシートを固定する挟持力が増大し、チャイ
ルドシートの固定が一層確実なものとなる。
【0008】また、請求項2記載のロッキングクリップ
は、前記ラチェット機構は、爪歯車部を有するシャフト
と、該シャフトに所定の間隔をあけて該シャフトを覆う
ように周設された2個の半円筒部と、前記爪歯車部に係
合する方向にばね付勢された係止片を有し、前記係止片
が前記シャフトの一方向の回転を許容し逆方向の回転を
阻止することを特徴としている。以上の構成によって、
請求項1記載のラチェット機構を、具体的に簡単な構成
で、操作のし易い、確実に動作するように実現すること
ができる。
【0009】さらに、請求項3記載のロッキングクリッ
プは、前記ラチェット機構が、爪歯車部を有するシャフ
トと、該シャフトに所定の間隔をあけて該シャフトを覆
うように周設された2個の半円筒部と、前記爪歯車部に
係合する方向にばね付勢された1対の係止片と、該1対
の係止片の前記爪歯車との係合を解除するロックレバー
とを有し、該ロックレバーを第一位置へ合わせることで
前記一方の係止片の前記爪歯車部との係合を解除し、第
二位置へ合わせることで前記他方の係止片の前記爪歯車
部との係合を解除することを特徴としている。以上の構
成によって、ラチェット機能を両方向に切り換えること
ができるため、座席の左右どちら側にでもチャイルドシ
ートを安定に固定することができ、取扱いが一層便利と
なる。
【0010】そして、請求項4記載のロッキングクリッ
プは、前記シャフトが、表面に滑り止め形状を備えたこ
とを特徴としている。以上の構成によって、ロッキング
クリップとショルダーベルトとの摩擦が大きくなり、ラ
チェット機能をより確実にすることができる。
【0011】さらに、請求項5記載のロッキングクリッ
プは、前記滑り止め形状が細かい凹凸又は細長い溝で形
成されたことを特徴としている。
【0012】また、請求項6記載のロッキングクリップ
は、前記ラチェット機構がベース部と該ベース部と所定
の間隔をあけて重ねて配置されるラチェット部とから成
り、該ラチェット部に回動可能に設けられた爪歯付カム
シャフトと、該爪歯付カムシャフトを前記ベース部側に
付勢する戻しばねと、を有することにより、前記ベース
部とラチェット部との間の所定間隔を通過するシートベ
ルトの一方向の移動を許容し逆方向の移動を阻止するこ
とを特徴としている。以上の構成によって、請求項1記
載のラチェット機構を、もう1つ別の具体的なかつ簡単
な構成で、操作し易く実現することができるようにな
る。
【0013】そして、請求項7記載のロッキングクリッ
プは、前記ラチェット機構が、前記爪歯付カムシャフト
が内部に浅くて幅の広い溝と深くて幅の狭い溝の2段階
の溝を備え、かつ、該2段階の溝に挿入されることので
きるロック部材を前記ラチェット部が備えていることを
特徴としている。
【0014】また、請求項8記載のロッキングクリップ
は、前記ラチェット機構が、さらに、前記爪歯付カムシ
ャフトと間隔をあけて、前記シートベルトを移動する方
向に案内する案内ローラを備えたことを特徴としてい
る。以上の構成によって、ショルダーベルトが下板基部
に平行に引かれることができるので、爪歯付カムシャフ
トのショルダーベルトへの係合・離脱がはっきり行われ
ることとなり、増し締め操作が行い易くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る第1の実施形
態のロッキングクリップを、図1〜図4に基づいて詳細
に説明する。図1は第1の実施形態に係るロッキングク
リップの分解斜視図、図2は図1のロッキングクリップ
を組み立てて図1の反対側から見た斜視図、図3は図1
のロッキングクリップの使用状態を示す斜視図、図4は
図1に示すロッキングクリップの断面図で、図4(a)
は軸方向に沿って切断した拡大断面図、図4(b)はシ
ートベルト軸方向に沿って切断したロッキングクリップ
の拡大断面図である。図1において、1が本発明に係る
第1の実施形態のロッキングクリップで、これは、ケー
シング11と、このケーシング11内に挿入されている
ローレット12・ロックレバー13・係止片14・圧縮
コイルバネ15・係止バネ18と、このケーシング11
の両端を閉止するキャップ16・カバー17と、これら
を固定するボルトB1〜B3・ナットN1〜N3群から
構成されている。ケーシング11は、シートベルト2枚
分の厚み幅に相当する間隔t1(図3参照)を開けて互
いに上下に配置された2個の半円筒部11a、11a
と、この2個の半円筒部11a、11aを片持ち支持す
ると共に内部に収納空間を有する基部11bとから構成
されている。各半円筒部11a、11aの開放端側には
キャップ16に設けられた切り欠き16cに嵌入する突
起11cが形成されている。2個の半円筒部11a、1
1が作る内部の円筒状空間には、ローレット12のロー
レットシャフト12aが収納され、この円筒状空間にロ
ーレットシャフト12aが収納された状態で、半円筒部
11aとローレットシャフト12aとの間にはベルト1
枚分が挿入できる隙間が周方向に形成される。
【0016】一方、基部11bの有する内部空間は、ロ
ーレット12の爪歯車部12bが収納される円筒状空間
と、係止片14および圧縮コイルバネ15とが収納され
その一部が前記円筒状空間に開口する2つの略直方体状
空間とで構成されている。係止片14と圧縮コイルバネ
15とはそれぞれ対になって、これら2つの略直方体状
空間内に収納され、その際、圧縮コイルバネ15によっ
て係止片14が常に前記円筒状空間との開口に付勢され
るように収納される。また、係止片14、14はそれぞ
れ下部両端に突起を備え、この一方の突起がカバー17
の孔(図示なし)に嵌合し、他方の突起が基部11bの
孔(図示なし)に嵌合して、それぞれ突起を中心に回動
可能となり、その結果、前記係止片14が円筒状空間の
開口に出没可能となっている。
【0017】ローレット12は、円筒状をして表面にロ
ーレット加工されて摩擦抵抗の大きく形成されたローレ
ットシャフト12aと、周方向に爪の形成された爪歯車
部12bとから構成されている。なお、ローレットシャ
フト12aは細長い溝の形状に限定されるものではな
く、表面に滑り止め形状を備えた摩擦抵抗の大きいもの
であれば何でもよい。例えば、細かい凹凸状のエンボス
加工のものでもよい。このローレットシャフト12aに
は一面から軸方向に延びる円筒状空間12d(図2参
照)が形成されて、この円筒状空間12dに後述するキ
ャップ16のシャフト16aが嵌入される。
【0018】また、爪歯車部12bには一面から軸方向
に延びる円筒状空間12cが形成されて、この円筒状空
間12cに後述するロックレバー13の環状突起13b
が嵌入される。このように構成されたケーシング11の
内部に、基部11bの円筒状空間側からローレット12
のローレットシャフト12aを挿入してゆくと、ローレ
ットシャフト12a部分は半円筒部11a、11aの作
る内部空間内に、ローレット12の爪歯車部12bは基
部11bの内部円筒状空間内に収納される。
【0019】この状態で、ロックレバー13を次のよう
に取り付ける。ロックレバー13は薄板円板状をしてお
り、その周辺から半径方向にレバー摘まみ13aと、こ
のレバー摘まみ13aの点対称位置にレバー作用部13
dとが延設されている。また、ロックレバー13は円板
の中心からその厚み方向に環状突起13bが延設され、
その環状突起13bの内部には開口孔13cが開けられ
ている。このようなロックレバー13をそのレバーつま
み13aを上に向けた状態で、その環状突起13bを前
記爪歯車部12bの円筒状空間12cに嵌入し、係止片
14と圧縮コイルバネ15とをそれぞれ対で、圧縮コイ
ルバネ15によって係止片14が常に前記円筒状空間と
の開口に付勢されるように左右の直方体状空間に収納し
た後、基部11bをカバー17で覆いをし、各ボルトと
ナット、ネジを用いて固定する。カバー17で基部11
bを覆ったときカバー17と基部11bとの間には、上
部にロックレバー13のレバーつまみ13aが突出して
回動できる範囲の隙間が形成され、その他の範囲では密
着固定される。
【0020】この状態を図1のキャップ16側(右側)
から見たのが、図2である。図2において、ローレット
シャフト12aがケーシング11の半円筒部11a、1
1aの作る内部空間内に収納されている。この状態で、
半円筒部11aとローレットシャフト12aとの間には
ベルト1枚分が挿入できる隙間が周方向に形成されてい
るのが分かる。そこで図3のように、シートベルト1の
上ベルト(すなわち、ショルダーベルト)と下ベルト
(すなわち、ウエストベルト)とをそれぞれ上下の周方
向隙間に軸方向に挿入した後、これらのベルトが外れな
いようにキャップ16でローレット12の開口端を次の
ように閉止する。すなわち、ローレットシャフト12a
の軸方向に延びる円筒状空間12dに、キャップ16の
シャフト16aを嵌入して、キャップ16を押しつけな
がら回すと、ケーシング11の突起11cがキャップ1
6の切り欠き16c(図1参照)に入り込み、その後キ
ャップ16を若干回転させると、キャップ16の内壁と
所定の間隔を開けて周方向から軸方向へ延設された軸方
向延設部16bとの隙間にケーシング11の突起11c
が嵌入し、キャップ16はケーシング11に固定され
る。この状態で、3本のボルトB1、B2、B3を基部
11bの各貫通孔およびカバー17の各貫通孔を貫通さ
せて、3個のナットN1、N2、N3と螺合させること
により、ロッキングクリップが組み上がる。
【0021】図4は、このようにしてすべての部片が組
み込まれたロッキングクリップを示している。図4
(a)はロッキングクリップの軸方向断面を、図4
(a)はロッキングクリップのカバー17を外した状態
の側面を示している。図4(a)において、ロックレバ
ー13のつまみ13aを図4(b)の実線の位置からB
(時計)方向の想像線の位置(第一位置)へ移動する
と、ロックレバー13の作用部13dが一方の係止片1
4(図中左)に当接して圧縮コイルバネ15(図中左)
の付勢力に打ち勝ってこの係止片14を回動させて、そ
の結果、係止片14を基部11b内の円筒状空間の開口
から退却させ、爪歯車12b(図中左)との係合を解除
する。したがって、ローレット12は反時計方向に回転
可能状態に置かれる。また、他方の係止片14(図中
右)は、ロックレバー13の作用部13dが作用しない
ので、圧縮コイルバネ15(図中右)の付勢力で爪歯車
12b(図中右)と係合したままである。したがって、
ローレット12は時計方向には回転阻止状態に置かれて
いる。このように、ローレット12は、図4(b)にお
いて、 時計方向には係止片14(図中右)と爪歯車
12b(図中右)との係合により回転を阻止されてお
り、また、 反時計方向には係止片14(図中左)と
爪歯車12b(図中左)との係合解除により、かつ係止
片14(図中右)は圧縮コイルバネ15の付勢力に打ち
勝って回動させられることによって回転可能とされてい
る。
【0022】また、係止ばね18がロックレバー13の
作用部13dを常時付勢するように配備しておき、これ
によって、ロックレバー摘まみ13aが第一位置へ移動
したとき、ロックレバー13の作用部13dの端部に係
止ばね18が軽く係止するようになり、ロックレバー1
3の摘まみ13aから手を離しても、係止片14(図中
左)が圧縮コイルバネ15(図中左)の付勢力によって
ロックレバー13の作用部13dを反時計方向に押し戻
すことが阻止され、ロックレバー13の第一位置での固
定を確実にしている。
【0023】同じく、ロックレバー13をB方向と逆方
向(反時計方向)の第二位置(図示なし)へ合わせるこ
とで、ロックレバー13の作用部13dが一方の係止片
14(図中右)に当接して圧縮コイルバネ15(図中
右)の付勢力に打ち勝ってこの係止片14を回動させ
て、その結果、係止片14を基部11b内の円筒状空間
の開口から退却させ、爪歯車12b(図中右)との係合
を解除する。したがって、ローレット12は時計方向に
回転可能状態に置かれる。また、他方の係止片14(図
中左)にはロックレバー13の作用部13dが作用しな
いので、圧縮コイルバネ15(図中左)の付勢力で爪歯
車12b(図中左)と係合したままである。したがっ
て、ローレット12は時計方向には回転阻止状態に置か
れている。
【0024】以上のように、ローレット12は、図4
(b)において、 反時計方向には係止片14(図中
左)と爪歯車12b(図中左)との係合により回転を阻
止されており、また、 時計方向には係止片14(図
中右)と爪歯車12b(図中右)との係合解除により、
かつ係止片14(図中左)は圧縮コイルバネ15の付勢
力に打ち勝って回動させられることによって回転可能と
されている。したがって、ロックレバー13を第一位置
又は第二位置へ合わせることにより、ローレットシャフ
ト12aは正転または逆転方向にのみ回動可能となるラ
チェット機構を備えることとなる。また、係止ばね18
がロックレバー13の作用部13dを常時付勢するよう
に配備しておき、これによって、ロックレバー摘まみ1
3aが第二位置へ移動したとき、ロックレバー13の作
用部13dの端部に係止ばね18が軽く係止するように
なり、ロックレバー13の摘まみ13aから手を離して
も、係止片14(図中右)が圧縮コイルバネ15(図中
右)の付勢力によってロックレバー13の作用部13d
を時計方向に押し戻すことが阻止され、ロックレバー1
3の第二位置での固定を確実にしている。
【0025】次に、このラチェット機構を備えたロッキ
ングクリップ10の使用法について図1〜図3を用いて
説明する。1) 車輌シート上にチャイルドシートを前
向きに又は後向きに載置し、チャイルドシートの受け台
に形成されたベルト挿入孔にタングを挿入し、そのタン
グをベルト挿入孔の反対側へ引き出して、車輌シートの
座部側に設けられたバックルに係合させて、一応チャイ
ルドシートを固定する。2) 次に、図1の基部11b
の反対側に取り付けたキャップ16を回転させて、キャ
ップ16の裏側の切り欠き部16c、16cと半円筒部
11aの突起11c、11cの合ったところで、キャッ
プ16を軸方向に引いて、図2のように基部11bとキ
ャップ16との係合を外す。3) そして、ベルト挿入
穴の入り口付近で上下に分岐するウエストベルト1aと
ショルダーベルト1bとを寄せて、ウエストベルト1a
とショルダーベルト1bを重ね、ローレットシャフト1
2aと上下の半円筒部11aとの間の隙間に、それぞれ
シートベルト1のウエストベルト1aとショルダーベル
ト1bを挿通する(図3)。4)その後、両ベルト1
a、1bがローレットシャフト12aから外れないよう
に、キャップ16を先の取り外しの際の操作と逆の操作
を行って再びキャップ16を基部11bに取り付けれ
ば、ロッキングクリップ10のシートベルト1への取り
付けは完了する。5) このようにロッキングクリップ
10をシートベルト1に取り付けた状態において、チャ
イルドシートの固定が緩い場合、まず、ロックレバー1
3を第一位置又は第二位置へ動かしてラチェット機構を
働かせて、シートベルト1のショルダーベルト1bを白
矢印方向に引っ張ると、ロッキングクリップ10は先程
述べたラチェット機構によって一方向にのみ回転するの
で、いわゆる増し締めが可能となる。また、逆にウエス
トベルト1aを引っ張ってもラチェット機構によって反
対方向には回転しないのでウエストベルト1aが緩むこ
とはない。
【0026】チャイルドシートを車輌シートの他方(左
側)に載置した場合も、同様である。その場合は、ロッ
キングクリップ10を図3とは逆の方向からシートベル
ト1に取り付け、ロッキングクリップ10のロックレバ
ー13を先とは反対方向に回動させてラチェット機構の
係止方向を逆にすればよい。このように、チャイルドシ
ートを固定しているシートベルト1のチャイルドシート
挿入穴付近で、ショルダーベルト1bとウエストベルト
1aとをこのロッキングクリップ10で挟み、その後、
シートベルト1がまだ緩い場合はショルダーベルト1b
を単に引けば、ロッキングクリップ10はラチェット機
構により簡単に増し締めが可能となり、しかも逆向きに
はロックがかかり、シートベルト1が緩むことはない。
【0027】図5〜図7は、本発明に係るロッキングク
リップの第2の実施形態である。図5はその分解斜視
図、図6はその組み立て斜視図、図7はロッキングクリ
ップの拡大断面図で、図7(a)は、ロッキングクリッ
プのベルト移動方向に沿って切断した拡大断面図、図7
(b)は図7(a)のB矢視図である。
【0028】図5において20が第2の実施の形態のロ
ッキングクリップで、この第2の実施の形態のロッキン
グクリップ20は、2つの部分に分離されることができ
る。すなわち、ベース部30と、このベース部30の上
に取り付けられるラチェット部40とから構成されてい
る。ベース部30は、厚みのある矩形鉄板を断面コ字状
に折り曲げ、折り曲げられた両方の側面32には、それ
ぞれその上部に開口するL字状の係合溝35、35と、
それぞれその後方(図中右側)に開口する途中は幅の狭
い直線状溝で構成され終端は径の大きな円形開口で構成
される鍵孔状の係合溝36、36とが開けられ、また、
両側面間を繋ぐ底部34には、前方(図中左側)中央か
ら左右に大きく開口するT状のベルト挿通溝37が開け
られている。なお、後方にも同様にベルト挿通溝を形成
しても良く、この場合には特に実際の衝突時にも緩まな
い、といった効果を基体できる。前記L字状の係合溝3
5、35には後述するラチェット部40の支軸52が係
合し、また、前記係合溝36、36にはラチェット部4
0の案内ローラ64を支持している支軸62の偏平部6
3がその偏平部63を回転させて幅狭にして、直線状溝
内を通過し、終端の大径円形開口で偏平部63を再回動
させてその幅広部が幅の狭い直線状溝に係合する。
【0029】図5において、ロッキングクリップ20を
構成するもう一方のラチェット部40は、鉄板製ででき
た取り付け部材41と、この取り付け部材41間に取り
付けられる爪歯付カムシャフト50と同じく案内ローラ
64と、この取り付け部材41の外側に配置されるロッ
クピン70とから構成されている。鉄板製取り付け部材
41は、断面コ字状の開口側を下方に向けて成るコ字状
部42(図7(b))とコ字状部42の両側面43、4
3に延設する延設側面44、44とさらに両延設側面4
4の一方の先端から上方へ立上がりその先端をコ字状
(47)に曲げられて成る立設部46とを一体に形成し
て成る。そして、爪歯付カムシャフト50と案内ローラ
64とは、この取り付け部材41の両延設側面44、4
4間に取り付けられる。さらに、支軸52がその両端を
両延設側面44、44から突出した状態で、両延設側面
44、44間に取り付けられている。該支軸52には爪
歯付カムシャフト50が回動可能に設けられている。こ
の爪歯付カムシャフト50は図7のように支軸52に取
り付けられた状態で真下からベルトの増し締め方向に若
干ずれた位置に爪歯58が形成されており、また、爪歯
付カムシャフト50の一部から上方にレバー56が延設
されている。ラチェット部40がベース部30に組付け
られた状態で、爪歯付カムシャフト50の爪歯58とベ
ース部30の底部34にはベルト2枚重ね分の空隙があ
り、この空隙にウエストベルト1aとショルダーベルト
1bの重なったシートベルト1が通されると爪歯58が
ショルダーベルト1bに軽く接触する状態(以下、「軽
接触状態」という。)となる。この軽接触状態では、シ
ョルダーベルト1bをリトラクタ側(図7のF方向)へ
引っ張るときは爪歯58がショルダーベルト1bに軽く
接触しているので、爪歯付カムシャフト50は反時計方
向(図7のA方向)へ回転しようとすると爪歯58はシ
ョルダーベルト1bから離れる方向に向かうので爪歯5
8がショルダーベルト1bに食い込むことがなく、ショ
ルダーベルト1bを引っ張ることができる。 逆に、シ
ョルダーベルト1bを図7のG方向へ引っ張るときは、
爪歯58がショルダーベルト1bに軽く接触しているの
で、爪歯付カムシャフト50は時計方向(図7の反A方
向)へ回転しようとすると爪歯58はショルダーベルト
1bに食い込む方向に向かうので爪歯58はショルダー
ベルト1bに益々深く食い込むようになり、ショルダー
ベルト1bは引っ張ることができない。以上のようにし
て、ラチェット機構が機能することとなる。
【0030】また、ラチェット機構を解除して、ショル
ダーベルト1bを左右いずれの方向へも引っ張ることが
できるようにしたいときは、ロックピン70を次のよう
に用いる。すなわち、ロックピン70はラチェット部4
0の前記立設部46とその先端コ字状部47との間で2
点支持されてレバー56の回動領域内に出し入れ可能に
設けられている。また、ロックピン70には係止リング
73(図7(b))が固定されており、この係止リング
73と先端コ字状部47との間に戻しばね72が設けら
れ、ロックピン70を常時レバー56の回動領域内に突
出する状態にしている。以上のような構成のものにおい
て、ラチェット機構を解除したいときは、 ロックピン70をその戻しばね72に逆らって引
き、 レバー56を図7で反時計方向に回動し、 レバー56をさらにロックピン70の位置を通過さ
せた後、ロックピン70を放す。 すると、その戻しばね72の付勢力でロックピン7
0はレバー56の回動領域内に突出状する。 レバー56の手を放しても、レバー56はロックピ
ン70にぶつかり、それ以上の戻りが阻止される。この
状態では、爪歯付カムシャフト50の爪歯58はベース
部30の底部34から上方に移動しているので、ショル
ダーベルト1bは左右どちら方向に動かしても爪歯58
は食い込むことがない。したがって、ラチェット機構は
完全に解除される。また、爪歯付カムシャフト50には
戻しばね54が設けられ、常時、爪歯58aがベース部
21側に移動するように付勢されている。
【0031】また、爪歯付カムシャフト50とベルトの
進行方向に所定の間隔を置いてこの爪歯付カムシャフト
50と平行にフリーの案内ローラ64が設けられ、この
案内ローラ64によってショルダーベルト1bのF方向
への方向転換がスムーズに行われ、ロッキングクリップ
20の他の箇所に触れることなくF方向への増し締めが
摩擦なく行なわれるようになる。また、案内ローラ64
の案内によってシートベルト1を底部34に平行に移動
させることができるので、爪歯58が不必要にシートベ
ルト1に接触して、摩耗させることを回避できる。この
案内ローラ64は、両端が偏平になった支軸62に取り
付けられ、戻しばね66を介して回動可能に一定方向に
付勢され、またその支軸62には軸を回動させる回動レ
バー60が取り付けられている。
【0032】次に、このラチェット機構を備えたロッキ
ングクリップ20の使用法について説明する。 1) 車輌シート上にチャイルドシートを前向きに又は
後向きに載置し、チャイルドシートの受け台に形成され
たベルト挿入孔にタングを挿入し、そのタングをベルト
挿入孔の反対側へ引き出して、車輌シートの座部側に設
けられたバックルに係合させて、一応チャイルドシート
を固定する。 2) 次に、回動レバー60を戻しばね66に抗して回
動して支軸62の端部の偏平部63を水平状態にして、
偏平部63をベース部30の係合溝36から幅狭の直線
状溝内を通過させて取り外すと共に、ベース部30の係
合溝35からも爪歯付カムシャフト50の支軸52を水
平に移動させた後、上へ上げることにより、図5のごと
くラチェット部40をベース部30から完全に分離させ
る。 3)その後、ベース部30を持って、図5に示すその底
部34に形成されたT状のベルト挿通溝37にウエスト
ベルト1aを通し、ショルダーベルト1bを底部34に
沿わせた状態で、ベース部30にラチェット部40を再
度組み込む。組み込み方は、先の取り外しの逆を行えば
よい。すなわち、レバー60の操作(図5中矢印C方向
に倒す操作)によって支軸62の偏平部63が水平にな
るように維持して偏平部63を側面32の幅狭直線状溝
に通して係合溝36に入れたあとレバー60を戻して係
合溝36内に係止させ、同時にL字状の係合溝35には
ラチェット部40の支軸52を係合させる。これによ
り、ベース部30の底部34に所定の間隔を開けてラチ
ェット部40の爪歯付カムシャフト50および案内ロー
ラ64が配置される。 4)図7はベース部30にラチェット部40が組み込ま
れた状態を示している。そして、シートベルト1のショ
ルダーベルト1bをリトラクタ側に引っ張ることによっ
て、さきに述べた理由により増し締めが可能となる。
【0033】さらに、増し締め後の状態を確実に維持す
るために、第2の実施の形態の変形例として、図8のよ
うに爪歯付カムシャフト50のレバー56を肉厚に形成
し、その肉厚内に二段階の深さの溝を設けるようにする
と良い。図8(a)はレバー56とロックピン70との
配置関係を示し、図8(a)(ロ)は図8(a)(イ)
のロックピン70を通る縦断面をA−A方向に見た図で
ある。図8(b)は爪歯付カムシャフト50中における
ロックピン70の取りうる二位置を示す断面図である。
図8(a)(ロ)において、レバー56はその裏側の肉
厚部に、深くて幅の狭い溝81と浅くて幅の広い溝82
との二段階の深さの溝を備えており、一方、ロックピン
70も図8(b)の(イ)および(ロ)に見られるよう
に、コ字状部分46内に支持されて、それぞれ、レバー
56が短い突出(図8(b)の(イ))と長い突出(図
8(b)の(ロ))の二位置を取ることができる。そこ
で、ロックピン70が図8(b)(イ)の状態にあると
きは、レバー56は反時計方向に広い範囲(L1)で回
動できるので、増し締めをするときは、ショルダーベル
ト1bをリトラクタ方向に引くと、レバー56の浅くて
幅の広い溝82の内壁84がロックピン70に当接する
までレバー56は反時計方向に回動するため、図7
(a)における爪歯付カムシャフト50の爪歯58は底
部34から上方に後退することとなり爪歯58はショル
ダーベルト1bに食い込むことがない。したがって、増
し締めが可能である。しかしながら、ロックピン70が
図8(b)(ロ)の深くて狭い溝81に挿入された状態
にあるときは、図7(a)における爪歯付カムシャフト
50の爪歯58はめいっぱい底部34方向に回動して爪
歯58がショルダーベルト1bに食い込んだ状態であ
り、しかもレバー56はもう反時計方向に回動できない
ので、この状態から抜け出ることができない。したがっ
て、増し締めが不可能なロック状態となる。以上のよう
に、ショルダーベルト1bをリトラクラ方向に引いて増
し締めを行った後に、レバー56を図8(a)(イ)に
おいて反時計方向に回転させてロックピン70を深く押
し込んで、図8(b)(ロ)の状態にすることにより、
増し締め後の状態を確実に維持することができる。
【0034】以上、本発明の2つの実施形態を説明した
が、本発明は上述した実施の形態に限定されることな
く、適宜変更、改良等が可能である。例えば第1の実施
の形態では、ローレットシャフトを覆うウエストベルト
保持板およびショルダーベルト保持板は固定であるが、
ヒンジを取り付けた回動可能な構造にして、ウエストベ
ルト保持板およびショルダーベルト保持板をヒンジを介
して開放することによって、ロッキングクリップをシー
トベルトに取り付け易くなり、ロッキングクリップを簡
単に取り付けることができる。
【0035】また、第2実施形態では、基部の上下板は
分離されているが、両者をヒンジを介して連結した構造
にすると、紛失しにくくなり、取扱いが便利となる。さ
らに、この場合にも、ヒンジを介して上下両板を開放す
ることによって、シートベルトにロッキングクリップを
簡単に取り付けることができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ラチェット機構による増し締め装置を備えたた
め、シートベルトをリトラクタ側に単に引っ張るだけ
で、増し締めが可能となる。したがって、チャイルドシ
ートの増し締めを簡単に行うことができ、また、増し締
めによってチャイルドシートの固定が確実になり、固定
が安定なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るロッキングクリ
ップの分解斜視図である。
【図2】図1のロッキングクリップを組み立てて、図1
の反対側から見た斜視図である。
【図3】図1のロッキングクリップの使用状態を示す斜
視図である。
【図4】図1に示すロッキングクリップの断面図で、図
4(a)は軸方向に沿って切断した拡大断面図、図4
(b)はシートベルト軸方向に沿って切断したロッキン
グクリップの拡大断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るロッキングクリ
ップの分解斜視図である。
【図6】図5のロッキングクリップを組み立てた状態の
斜視図である。
【図7】ロッキングクリップの拡大断面図で、図7
(a)は、ロッキングクリップのベルト移動方向に沿っ
て切断した拡大断面図、図7(b)は図7(a)のB矢
視図である。
【図8】爪歯付カムシャフトとロックピンとの関係を示
す図で、図8(a)は爪歯付カムシャフトとロックピン
との配置関係を示し、図8(b)は爪歯付カムシャフト
中におけるロックピンの取りうる二位置を示す断面図で
ある。
【図9】車輌シート上にチャイルドシートを載置し、シ
ートベルトで固定する前の状態の斜視図である。
【図10】車輌シート上にチャイルドシートを固定した
状態を示し、図10(a)はタング53をバックル56
に係合させただけの状態を示し、図10(b)はロッキ
ングクリップを用いた状態を示している。
【符号の説明】
10 ロッキングクリップ 11 ケーシング11 11a 半円筒部 11b 基部 11c 突起 12 ローレット 12a ローレットシャフト 12b 爪歯車部 12c 円筒状空間 12d 円筒状空間 13 ロックレバー 13a レバーつまみ 13b 環状突起 13c 開口孔 13d レバー作用部 16 キャップ 16a シャフト 16b 軸方向延設部 16c 切り欠き 14 係止片 15 圧縮コイルバネ 17 カバー 18 係止ばね 20 ロッキングクリップ 30 ベース部 32 側面 34 底部 35 L字状係合溝 36 鍵孔状係合溝 37 T状ベルト挿通溝 40 ラチェット部 41 取り付け部材 44 延設側面 42 コ字状部 43 側面 44 延設側面 46 立設部 47 コ字状部 50 爪歯付カムシャフト 52 支軸 63 偏平部 64 案内ローラ 56 レバー 58 爪歯 66 戻しばね 60 回動レバー 62 支軸 63 偏平部 70 ロックピン 72 戻しばね 81 深くて幅の狭い溝 82 浅くて幅の広い溝 84 内壁 B1〜B ボルト N1〜N3 ナット 1 シートベルト 1a ウエストベルト 1b ショルダーベルト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌シートのシートベルトをチャイルド
    シートに形成されたシートベルト挿入孔に貫通させてシ
    ートベルトのタングを車輌シートのバックルに係合させ
    ることによってチャイルドシートを固定する際に、前記
    シートベルトのウエストベルトとショルダーベルトとの
    分岐部に取り付けて前記チャイルドシートの緩み止めを
    行うためのロッキングクリップにおいて、 前記ショルダーベルトを一方向にのみ引っ張ることを可
    能にするラチェット機構を備えたことを特徴とするロッ
    キングクリップ。
  2. 【請求項2】 前記ラチェット機構は、爪歯車部を有す
    るシャフトと、該シャフトに所定の間隔をあけて該シャ
    フトを覆うように周設された2個の半円筒部と、前記爪
    歯車部に係合する方向にばね付勢された係止片を有し、 前記係止片が前記シャフトの一方向の回転を許容し逆方
    向の回転を阻止することを特徴とする請求項1記載のロ
    ッキングクリップ。
  3. 【請求項3】 前記ラチェット機構は、爪歯車部を有す
    るシャフトと、該シャフトに所定の間隔をあけて該シャ
    フトを覆うように周設された2個の半円筒部と、前記爪
    歯車部に係合する方向にばね付勢された1対の係止片
    と、該1対の係止片の前記爪歯車との係合を解除するロ
    ックレバーとを有し、 該ロックレバーを第一位置へ合わせることで前記一方の
    係止片の前記爪歯車部との係合を解除し、第二位置へ合
    わせることで前記他方の係止片の前記爪歯車部との係合
    を解除することを特徴とする請求項1記載のロッキング
    クリップ。
  4. 【請求項4】 前記シャフトは、表面に滑り止め形状を
    備えたことを特徴とする請求項2又は3記載のロッキン
    グクリップ。
  5. 【請求項5】 前記滑り止め形状は細かい凹凸又は細長
    い溝で形成されたことを特徴とする請求項4記載のロッ
    キングクリップ。
  6. 【請求項6】 前記ラチェット機構は、ベース部と該ベ
    ース部と所定の間隔をあけて重ねて配置されるラチェッ
    ト部とから成り、該ラチェット部に回動可能に設けられ
    た爪歯付カムシャフトと、該爪歯付カムシャフトを前記
    ベース部側に付勢する戻しばねと、を有することによ
    り、前記ベース部とラチェット部との間の所定間隔を通
    過するシートベルトの一方向の移動を許容し逆方向の移
    動を阻止することを特徴とする請求項1記載のロッキン
    グクリップ。
  7. 【請求項7】 前記ラチェット機構は、前記爪歯付カム
    シャフトが内部に浅くて幅の広い溝と深くて幅の狭い溝
    の2段階の溝を備え、かつ、該2段階の溝に挿入される
    ことのできるロック部材を前記ラチェット部が備えてい
    ることを特徴とする請求項6記載のロッキングクリッ
    プ。
  8. 【請求項8】 前記ラチェット機構は、さらに、前記爪
    歯付カムシャフトと間隔をあけて、前記シートベルトを
    移動する方向に案内する案内ローラを備えたことを特徴
    とする請求項6又は7記載のロッキングクリップ。
JP27964499A 1999-09-30 1999-09-30 ロッキングクリップ Pending JP2001097179A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27964499A JP2001097179A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 ロッキングクリップ
US09/671,596 US6390562B1 (en) 1999-09-30 2000-09-28 Locking clip
EP00121611A EP1088695A3 (en) 1999-09-30 2000-10-02 Locking clip

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27964499A JP2001097179A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 ロッキングクリップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001097179A true JP2001097179A (ja) 2001-04-10

Family

ID=17613865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27964499A Pending JP2001097179A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 ロッキングクリップ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6390562B1 (ja)
EP (1) EP1088695A3 (ja)
JP (1) JP2001097179A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130125725A (ko) * 2012-05-09 2013-11-19 브리택스 차일드케어 프로프라이어터리 리미티드 안전 의자용 안전 벨트 록-오프

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001206117A (ja) * 2000-01-27 2001-07-31 Honda Motor Co Ltd 幼児用シートのアタッチメント
US6832781B2 (en) * 2001-04-13 2004-12-21 Omnitek Partners, Llc Safety lock for child vehicle seats
CN100509476C (zh) * 2002-10-11 2009-07-08 高田株式会社 儿童座椅
US7185919B2 (en) * 2003-01-08 2007-03-06 Lap Belt Cinch, Inc. Method and apparatus for use on a safety belt system for restraining the movement of an occupant or child seat
JP2005145087A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Takata Corp シートベルト装置
US20050184567A1 (en) * 2003-12-01 2005-08-25 Graco Children's Products Inc. Lock-off mechanism for a child seat
GB2425512B (en) 2005-04-29 2009-01-07 Hts Hans Torgersen & Sonn As Children's safety seat with guide and tension device
US7210743B1 (en) 2006-05-02 2007-05-01 Matt Dale System for facilitating threading of a seat belt through a child safety seat
US8087696B2 (en) 2007-06-11 2012-01-03 Lap Belt Cinch, Inc. Vehicle occupant restraint and method
US7926874B2 (en) * 2007-09-06 2011-04-19 Cosco Management, Inc. Belt-anchor system for juvenile vehicle seat
DE102009005205A1 (de) * 2009-01-20 2010-07-22 Trw Automotive Gmbh Fahrzeugteil-Verstellvorrichtung
US7988230B2 (en) * 2009-01-26 2011-08-02 Cosco Management, Inc. Juvenile vehicle seat with lap belt lock-off mechanism
CN106080316A (zh) * 2009-01-28 2016-11-09 阿尤纳·I·拉贾辛加姆 车辆乘客支承装置
US20100244543A1 (en) * 2009-03-26 2010-09-30 Graco Children's Products Inc. Harness Buckle and Chest Clip Release
US8132514B2 (en) * 2009-06-05 2012-03-13 Disney Enterprises, Inc. Lap bar assembly with locking mechanism with locking in lap bar and grab bar positions
US8262161B2 (en) 2010-05-04 2012-09-11 Cosco Management, Inc. Child restraint for vehicle
DE202010013986U1 (de) * 2010-09-20 2012-01-10 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Schließzunge für einen Sicherheitsgurt
WO2014152152A1 (en) 2013-03-15 2014-09-25 Trw Vehicle Safety Systems Inc. A seat belt system
ES2366090B2 (es) * 2011-04-19 2012-03-15 Universidad Politécnica de Madrid Pretensor para arneses de sillas de seguridad infantiles.
US8746742B2 (en) * 2012-07-30 2014-06-10 Leroy Heath Seatbelt tension adjustment device
US9004536B2 (en) * 2012-07-30 2015-04-14 Leroy Heath Seatbelt tension adjustment device
CN108528289A (zh) * 2018-06-22 2018-09-14 苏州纪宝儿童用品有限公司 一种自锁紧安全带的儿童座椅
CN110126691A (zh) * 2019-05-24 2019-08-16 宁波姐妹宝贝儿童用品科技有限公司 一种具有坐姿调节和安全带单向锁止功能的儿童安全座椅
CN117261712A (zh) 2019-11-11 2023-12-22 宝钜瑞士股份有限公司 安全带自动调整装置及汽车安全座椅
US11737521B2 (en) 2021-05-12 2023-08-29 Curt Tucker Multiple-utility release buckle

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2625145B1 (fr) * 1987-12-24 1990-06-08 Baby Relax Dispositif pour la fixation de securite d'un siege auto enfant sur une banquette arriere de vehicule automobile
US4893835A (en) * 1988-01-12 1990-01-16 Linden Scott R Vehicle seatbelt deflection device
US5160186A (en) * 1990-03-27 1992-11-03 Indiana Mills And Manufacturing Inc. Low profile web adjuster
US5154446A (en) * 1990-07-27 1992-10-13 Darlene Blake Shoulder belt adjustment device for seat belt systems
GB2288202A (en) * 1994-03-25 1995-10-11 Electrolux Klippan Ab Seat belt locking mechanism
JP2968925B2 (ja) * 1994-08-24 1999-11-02 株式会社東海理化電機製作所 車両用子供シート
US5845372A (en) * 1995-03-07 1998-12-08 Smith; Keith T. Seat belt gripping device for use with child safety seats
FR2750371B1 (fr) * 1996-06-28 1998-08-21 Ampafrance Siege pour enfant destine a etre fixe sur un siege de vehicule au moyen d'une ceinture de securite
US5791688A (en) * 1996-09-23 1998-08-11 Emil M. Koledin Child car seat belt clip
JP3575185B2 (ja) * 1996-10-17 2004-10-13 タカタ株式会社 チャイルドシート
US5839789A (en) * 1997-06-26 1998-11-24 Koledin; Emil M. Belt tensioner for child safety seat

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130125725A (ko) * 2012-05-09 2013-11-19 브리택스 차일드케어 프로프라이어터리 리미티드 안전 의자용 안전 벨트 록-오프
KR102077220B1 (ko) * 2012-05-09 2020-04-08 브리택스 차일드케어 프로프라이어터리 리미티드 안전 의자용 안전 벨트 록-오프

Also Published As

Publication number Publication date
EP1088695A3 (en) 2003-07-09
EP1088695A2 (en) 2001-04-04
US6390562B1 (en) 2002-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001097179A (ja) ロッキングクリップ
US6230370B1 (en) Belt shortening device with side access slot
KR101437299B1 (ko) 캠 로크 버클
US8572805B2 (en) Grommet
JP3280339B2 (ja) チェーン伝動用テンショナレバー
JP2002120617A (ja) チャイルドシート
JPH06147215A (ja) コントロールケーブルの長さ調整装置
JP2009512583A (ja) ベルト巻取り装置とテンショナ装置を備える拘束システム
JPH08193450A (ja) ラッチ装置
WO2014023881A1 (fr) Ensemble de fixation comprenant un organe support et un embout de gaine securisé a rattrapage de jeu, notamment pour une commande de boite de vitesses d'un véhicule automobile
JP5922487B2 (ja) 部材の固定装置
US20020100145A1 (en) Buckle
JP4518900B2 (ja) リッド開閉装置
JP3607957B2 (ja) カメラ用付属品の装着固定装置
JP2010168030A (ja) サーフボードキャリア
JP4724129B2 (ja) 車輪止め構造
JP2006122552A (ja) バックル装置
KR20170120527A (ko) 화물고정용 벨트 조임장치
JPH0611420Y2 (ja) ロック機構の誤作動防止用ばねを具えたテンショナ
WO2015001604A1 (ja) ベルト用バックル
JP2010120575A (ja) スライドロック装置
JP2007177575A (ja) ステアリングロック装置
JP2522987Y2 (ja) 自動車用フードの支持装置
JPH08280439A (ja) 整髪用クリップ
JPH057555U (ja) シートベルトのリトラクタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060324