JP2001096764A - キャリッジ,インクジェット記録装置およびインク・カートリッジ - Google Patents

キャリッジ,インクジェット記録装置およびインク・カートリッジ

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JP2001096764A JP27872599A JP27872599A JP2001096764A JP 2001096764 A JP2001096764 A JP 2001096764A JP 27872599 A JP27872599 A JP 27872599A JP 27872599 A JP27872599 A JP 27872599A JP 2001096764 A JP2001096764 A JP 2001096764A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク・カートリッジ収容室とインク・カー
トリッジとの間に形成された間隙によるインク・カート
リッジのがたつきを防止するとともに,キャリッジおよ
びインク・カートリッジに与えられる衝撃に伴うドット
抜けの発生を低減する。 【解決手段】 キャリッジ1には,交換可能なインク・
カートリッジ7および8が間隙を有して収容されるイン
ク・カートリッジ収容室9と,インク・カートリッジ収
容室9を開閉する蓋部材15および16とが設けられて
いる。蓋部材15および16には,インク・カートリッ
ジ7および8をキャリッジ1に収容して蓋部材15およ
び16を閉じたときにインク・カートリッジ7および8
を固定保持する弾性部材25および26がそれぞれ設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,キャリッジ,イン
クジェット記録装置およびインク・カートリッジに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から,記録ヘッドに設けられたノズ
ル列を副走査方向と平行になるように調整するための位
置調整機構を備えたキャリッジが知られている。
【0003】このようなキャリッジには,インク・カー
トリッジ収容室が形成され,インク・カートリッジは,
インク・カートリッジ収容室に収容されることにより記
録ヘッドに連係され,記録ヘッドにインクを供給するよ
うになっている。
【0004】また,このようなキャリッジでは,位置調
整機構によって記録ヘッドをキャリッジに対して位置調
整することに伴い,記録ヘッドと連係したインク・カー
トリッジも,キャリッジに対して,すなわちインク・カ
ートリッジ収容室に対して変位する。このため,インク
・カートリッジがインク・カートリッジ収容室に対して
変位可能なように,インク・カートリッジ収容室とイン
ク・カートリッジとの間には,インク・カートリッジが
変位可能な程度に,間隙が設けられている。
【0005】その一方で,キャリッジの主走査方向にお
ける加減速往復走行中に,この間隙に起因してインク・
カートリッジががたつかないようにするために,インク
・カートリッジ収容室を開閉する蓋部材には,インク・
カートリッジを記録ヘッドに向けて付勢するバネ部が形
成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このよ
うなバネ部によってもなお,キャリッジの加減速往復走
行中に,インク・カートリッジががたつくことがあり,
このインク・カートリッジのがたつきに起因して,印字
ムラが発生するとともに,印字中の騒音が大きくなると
いう問題があった。
【0007】また,インクジェット記録装置に外部から
衝撃が与えられた場合(たとえば,インクジェット記録
装置の位置を少しずらす時等に一部を持ち上げて片持ち
落下した場合も含まれる。)に,この衝撃は,キャリッ
ジおよびその内部にあるインク・カートリッジにも与え
られる。しかし,従来のキャリッジのバネ部では,この
キャリッジおよびインク・カートリッジに与えられる衝
撃を十分に吸収できなかった。このため,キャリッジの
記録ヘッドに設けられたノズルからインク滴が漏出し,
次に記録を行う時に,漏出したインク滴の分だけ,記録
されるべきドットにインク滴が吐出されず,ドットが形
成されないというドット抜けの問題が発生していた。
【0008】本発明は,前記事情に鑑みなされたもの
で,その課題は,インク・カートリッジ収容室とインク
・カートリッジとの間に形成された間隙によるインク・
カートリッジのがたつきを防止するとともに,キャリッ
ジおよびインク・カートリッジに与えられる衝撃に伴う
ドット抜けの発生を低減することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め,本願請求項1に記載の発明に係るキャリッジは,キ
ャリッジに対して位置調整可能な記録ヘッドと,該記録
ヘッドにインクを供給するインク・カートリッジが前記
記録ヘッドの位置調整に伴って変位可能なように間隙を
有して収容されるインク・カートリッジ収容室と,前記
インク・カートリッジ収容室を開閉するとともに,前記
インク・カートリッジを保持する蓋部材と,を備えてい
るキャリッジであって,前記インク・カートリッジを前
記インク・カートリッジ収容室に収容して前記蓋部材を
閉じたときに前記インク・カートリッジと前記蓋部材と
の間に介在して前記インク・カートリッジのがたつきを
防止する弾性部材を備えている,ことを特徴とする。
【0010】請求項1に記載の発明によれば,インク・
カートリッジと蓋部材との間に,弾性部材が介在してい
るので,弾性部材とインク・カートリッジとの間の摩擦
力が従来のバネ部による場合よりも増大し,インク・カ
ートリッジのがたつきを有効に防止できる。
【0011】また,弾性部材は,インク・カートリッジ
の表面の凹凸に応じて変形し,この凹凸によく馴染むの
で,インク・カートリッジとの間の接触面積がより一層
増大してインク・カートリッジと弾性部材との滑りを小
さくすることができる。このため,インク・カートリッ
ジ収容室とインク・カートリッジとの間に間隙があって
も,キャリッジの加減速往復走行に起因するインク・カ
ートリッジのがたつきを有効に防止でき,印字ムラの発
生の低減,印字中の騒音低減を図ることができる。
【0012】さらに,弾性部材は,キャリッジおよびイ
ンク・カートリッジに与えられる衝撃をよく吸収するの
で,衝撃に伴うドット抜けの発生を低減することができ
る。
【0013】また,本願請求項2に記載の発明に係るキ
ャリッジは,請求項1において,前記弾性部材が,前記
蓋部材に取り付けられていることを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の発明によれば,弾性部材
を蓋部材に取り付けたので,キャリッジの蓋部材ごとに
弾性部材を用意すればよく,インクが消耗するごとに交
換されるインク・カートリッジごとに弾性部材を設ける
必要はない。したがって,弾性部材を設ける個数を減少
させることができ,製造コストの増加を低減することが
できる。
【0015】また,本願請求項3に記載の発明に係るキ
ャリッジは,請求項2において,前記蓋部材が,前記イ
ンク・カートリッジを前記記録ヘッドに向けて付勢する
バネ部を備え,前記弾性部材が,前記バネ部の両側に設
けられている,ことを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の発明によれば,弾性部材
をバネ部の両側に設けたので,キャリッジの加減速往復
走行に起因するインク・カートリッジのがたつきをより
一層確実に防止できる。
【0017】また,本願請求項4に記載の発明に係るキ
ャリッジは,請求項1から3のいずれか1項において,
前記弾性部材が,ゴム,スポンジ,エラストマまたは発
泡フォームのいずれかを用いて構成されるものである,
ことを特徴とする。
【0018】請求項4に記載の発明によれば,摩擦係数
の比較的大きな材料により弾性部材が構成されるので,
インク・カートリッジのがたつきを防止する効果を大き
くすることができる。
【0019】また,本願請求項5に記載の発明に係るイ
ンクジェット記録装置は,請求項1から4のいずれか1
項に記載のキャリッジを備えている,ことを特徴とす
る。
【0020】請求項5に記載の発明によれば,インクジ
ェット記録装置において,前記請求項1から4に記載の
発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0021】また,本願請求項6に記載の発明に係るイ
ンク・カートリッジは,キャリッジに対して位置調整可
能な記録ヘッドにインクを供給し,キャリッジに設けら
れたインク・カートリッジ収容室に,前記記録ヘッドの
位置調整に伴って変位可能なように間隙を有して収容さ
れるとともに,収容後,前記インク・カートリッジ収容
室を開閉する蓋部材に保持されるインク・カートリッジ
であって,収容後,前記蓋部材を閉じたときに前記蓋部
材との間に介在して該インク・カートリッジのがたつき
を防止する弾性部材を備えている,ことを特徴とする。
【0022】請求項6に記載の発明によれば,インク・
カートリッジに弾性部材を取り付けることにしたので,
既存のキャリッジをそのまま利用できるとともに,キャ
リッジの加減速往復走行に起因するインク・カートリッ
ジのがたつきを防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1および図2は,本発明に係る
キャリッジの要部構成を示す部分断面図であり,図1蓋
部材を開けた状態を,図2は蓋部材を閉じた状態を,そ
れぞれ示している。図3は,図1に示すキャリッジのイ
ンク・カートリッジ収容室にインク・カートリッジを収
容した状態を示す平面図であり,図4は,図1に示すキ
ャリッジの内部構成を示す平面図である。図5は,図1
に示す蓋部材の平面図である。
【0024】図1および図2において,符号1はキャリ
ッジ,符号2はキャリッジ駆動用モータである。キャリ
ッジ1は,インクジェット記録装置(全体の図示略)に
搭載され,このインクジェット記録装置のガイド軸3に
摺動可能に支持され,ガイド板4にガイドされつつ主走
査方向に往復動される。キャリッジ1の下方で,かつ,
用紙の搬送方向上流側には,用紙を副走査方向に搬送す
る紙送りローラ5,6が設けられている。
【0025】キャリッジ1は,図3に示すように,交換
可能のブラック(BK)用のインク・カートリッジ7お
よびカラー(CL)用のインク・カートリッジ8を収容
するインク・カートリッジ収容室9を有する。このイン
ク・カートリッジ収容室9と収容されたインク・カート
リッジ7および8との間には,後述する記録ヘッド10
のキャリッジ1に対する位置調整に伴ってインク・カー
トリッジ7および8が変位可能なように,間隙27が形
成されている。
【0026】インク・カートリッジ7および8は合成樹
脂材によって形成され,硬質である。インク・カートリ
ッジ収容室9の底部には,図1,図2および図4に示す
ように記録ヘッド10が設けられている。この記録ヘッ
ド10には,インク供給針11が設けられている。イン
ク・カートリッジ7および8がインク・カートリッジ収
容室9に収容されると,インク供給針11は,インク・
カートリッジ7および8のそれぞれの底部に設けられた
インク供給口12に差し込まれる。これによって,イン
ク・カートリッジ7および8と記録ヘッド10とが互い
に連係され,インク・カートリッジ7および8の各内部
のインク室に蓄えられたインクが,記録ヘッド10に供
給される。
【0027】キャリッジ1の一側壁には,図3および図
4に示すように,位置調整レバー13が設けられてい
る。この位置調整レバー13は,キャリッジ1に対して
記録ヘッド10の位置を調整することにより,記録ヘッ
ド10に設けられたノズル列(図示略)が副走査方向と
平行になるように調整するものである。また,インク・
カートリッジ収容室9の底部には,図4に示すように,
記録ヘッド固定板14が設けられている。記録ヘッド1
0は,位置調整レバー13によって位置調整された後,
記録ヘッド固定板14によってキャリッジ1に固定され
る。なお,キャリッジ1に対して記録ヘッド10を位置
調整すると,それに伴い,インク供給針11もキャリッ
ジ1に対して変位する。その結果,このインク供給針1
1が差し込まれるインク・カートリッジ7および8も,
キャリッジ1に対して,すなわちインク・カートリッジ
供給室9に対して変位する。
【0028】インク・カートリッジ収容室9は,上方か
らインク・カートリッジ7および8を収容するために上
方に開口されている。キャリッジ1には,図5に示すよ
うに,この開口に臨んで,合成樹脂材の硬質の蓋部材1
5および16が設けられている。蓋部材15はインク・
カートリッジ7を押圧する役割を果たし,蓋部材16は
インク・カートリッジ8を押圧する役割を果たす。
【0029】これらの蓋部材15および16は,一対の
連結板部17と摘み部18とを有する。連結板部17の
端部には,嵌合突起19が形成されている。摘み部18
には,図1および図2に示すように係合用の可撓性屈曲
部20が形成されている。キャリッジ1には,嵌合突起
19に嵌合する嵌合穴(図示略)と可撓性屈曲部20に
係合する係合穴21および22(図3および図4参照)
とが設けられている。摘み部18を摘んで蓋部材15お
よび16を引き上げると,蓋部材15および16が嵌合
穴を中心にして回動されて開口が開けられ,摘み部18
を摘んで蓋部材15および16を引き下げると,可撓性
屈曲部20が係合穴21および22に係合されて開口が
閉じられる。
【0030】また,蓋部材15および16には,図5に
示すように,インク・カートリッジ7および8を記録ヘ
ッド10に向けてそれぞれ付勢するバネ部23および2
4がそれぞれ設けられている。インク・カートリッジ7
および8は,インク・カートリッジ収容室9に収容され
た状態で,その蓋部材15および16を閉じることによ
って記録ヘッド10に向かって押圧される。
【0031】インク・カートリッジ7と蓋部材15との
間には,インク・カートリッジ7のがたつきを防止する
弾性部材25が設けられ,インク・カートリッジ8と蓋
部材16との間には,インク・カートリッジ8のがたつ
きを防止する弾性部材26が設けられている。具体的に
は,弾性部材25および26は,蓋部材15および16
のそれぞれの裏面であって,インク・カートリッジ7お
よび8の上面に形成された空気供給用溝(いわゆる蛇
道:図示略)を避けた面を圧接する位置に設けられてい
る。なお,空気供給用溝とは,インク・カートリッジ7
および8から記録ヘッド10へのインクの供給に伴っ
て,インク・カートリッジ内部のインク室に外部の空気
を供給するための蛇行した溝をいう。
【0032】弾性部材25および26の材料には,摩擦
係数の比較的大きなものを用いるのが望ましく,例え
ば,ゴム,スポンジ,エラストマ,発泡フォーム等を使
用するのが好ましい。
【0033】このように,弾性部材25および26を蓋
部材15および16にそれぞれ取り付けることにより,
蓋部材15および16ごとに弾性部材を用意すればよ
く,インクが消耗するごとに交換されるインク・カート
リッジ7または8ごとに弾性部材を設ける必要はない。
したがって,弾性部材の個数を減らすことができ,イン
クジェット記録装置およびキャリッジ1の製造コストの
増加を抑えることができる。
【0034】これに対して,弾性部材25および26
を,インク・カートリッジ7,8の上面に取り付ける構
成とすることもできる。この構成とした場合には,弾性
部材をインク・カートリッジごとに取り付ける必要があ
るので,弾性部材のコストが増加するものの,既存のキ
ャリッジおよびインクジェット記録装置を利用すること
ができ,既存のキャリッジおよびインクジェット記録装
置においても,キャリッジの加減速往復走行に起因する
インク・カートリッジのがたつきを防止できる。
【0035】本発明によれば,インク・カートリッジ7
および8と蓋部材15および16とのそれぞれの間に弾
性部材25および26を介在させたので,弾性部材25
および26とインク・カートリッジ7および8との間の
摩擦力が増大する。たとえば,弾性部材25および26
が設けられていない従来のキャリッジでは,合成樹脂か
らなるインク・カートリッジ7および8を,同じく合成
樹脂からなる蓋部材15および16によりそれぞれ直接
押圧保持していたので,静摩擦係数が約0.3であった
のに対し,弾性部材25および26による押圧保持によ
ると,静摩擦係数が約1に増加する。したがって,蓋部
材15および16によりインク・カートリッジ7および
8をそれぞれ確実に固定保持でき,これらのインク・カ
ートリッジのがたつきを防止できる。
【0036】また,弾性部材25および26は,インク
・カートリッジ7および8の上面に形成された凸凹(前
述した空気供給用溝を除く。)に応じて変形し,該凸凹
によく馴染む。したがって,インク・カートリッジ7お
よび8との間の接触面積が増大してインク・カートリッ
ジ7および8と弾性部材25および26との滑りが小さ
くなる。その結果,インク・カートリッジ7および8の
がたつきをより一層有効に防止でき,ひいては,印字ム
ラの発生の低減,印字中の騒音低減を図ることができ
る。
【0037】さらに,弾性部材25および26は,キャ
リッジおよびインク・カートリッジに与えられる衝撃を
よく吸収するので,衝撃に伴うドット抜けの発生を低減
することができる。
【0038】なお,本実施の形態では,弾性部材25は
1個,弾性部材26は2個としているが,これらの個数
に限定されるものではなく,より多くの弾性部材を設け
てもよい。また,これらの弾性部材を蓋部材15および
16と一体的に形成してもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば,インク・カートリッジ
と蓋部材との間に,弾性部材が介在しているので,弾性
部材とインク・カートリッジとの間の摩擦力が従来のバ
ネ部による場合よりも増大し,インク・カートリッジの
がたつきを有効に防止できる。
【0040】また,弾性部材は,インク・カートリッジ
の表面の凹凸に応じて変形し,これらの凹凸によく馴染
むので,インク・カートリッジとの間の接触面積がより
一層増大してインク・カートリッジと弾性部材との滑り
を小さくすることができる。このため,インク・カート
リッジ収容室とインク・カートリッジとの間に間隙があ
っても,キャリッジの加減速往復走行に起因するインク
・カートリッジのがたつきを有効に防止でき,印字ムラ
の発生の低減,印字中の騒音低減を図ることができる。
【0041】さらに,弾性部材は,キャリッジおよびイ
ンク・カートリッジに与えられる衝撃をよく吸収するの
で,衝撃に伴うドット抜けの発生を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャリッジの要部構成を示す部分
断面図であってかつ蓋部材を開けた状態を示している。
【図2】本発明に係るキャリッジの要部構成を示す部分
断面図であってかつ蓋部材を閉じた状態を示している。
【図3】図1に示すキャリッジのインク・カートリッジ
収容室にインク・カートリッジを収容した状態を示す平
面図である。
【図4】図1に示すキャリッジの内部構成を示す平面図
である。
【図5】図1に示す蓋部材の平面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 7,8 インク・カートリッジ 9 インク・カートリッジ収容室 15,16 蓋部材 25,26 弾性部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジに対して位置調整可能な記録
    ヘッドと,該記録ヘッドにインクを供給するインク・カ
    ートリッジが前記記録ヘッドの位置調整に伴って変位可
    能なように間隙を有して収容されるインク・カートリッ
    ジ収容室と,前記インク・カートリッジ収容室を開閉す
    るとともに,前記インク・カートリッジを保持する蓋部
    材と,を備えているキャリッジであって,前記インク・
    カートリッジを前記インク・カートリッジ収容室に収容
    して前記蓋部材を閉じたときに前記インク・カートリッ
    ジと前記蓋部材との間に介在して前記インク・カートリ
    ッジのがたつきを防止する弾性部材を備えている,こと
    を特徴とするキャリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記弾性部材が,前
    記蓋部材に取り付けられていることを特徴とするキャリ
    ッジ。
  3. 【請求項3】 請求項2において,前記蓋部材が,前記
    インク・カートリッジを前記記録ヘッドに向けて付勢す
    るバネ部を備え,前記弾性部材が,前記バネ部の両側に
    設けられている,ことを特徴とするキャリッジ。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項におい
    て,前記弾性部材が,ゴム,スポンジ,エラストマまた
    は発泡フォームのいずれかを用いて構成されるものであ
    る,ことを特徴とするキャリッジ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
    キャリッジを備えている,ことを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  6. 【請求項6】 キャリッジに対して位置調整可能な記録
    ヘッドにインクを供給し,キャリッジに設けられたイン
    ク・カートリッジ収容室に,前記記録ヘッドの位置調整
    に伴って変位可能なように間隙を有して収容されるとと
    もに,収容後,前記インク・カートリッジ収容室を開閉
    する蓋部材に保持されるインク・カートリッジであっ
    て,収容後,前記蓋部材を閉じたときに前記蓋部材との
    間に介在して該インク・カートリッジのがたつきを防止
    する弾性部材を備えている,ことを特徴とするインク・
    カートリッジ。
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