JP2001096644A - 紙製容器の製造方法 - Google Patents

紙製容器の製造方法

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JP2001096644A
JP2001096644A JP27718299A JP27718299A JP2001096644A JP 2001096644 A JP2001096644 A JP 2001096644A JP 27718299 A JP27718299 A JP 27718299A JP 27718299 A JP27718299 A JP 27718299A JP 2001096644 A JP2001096644 A JP 2001096644A
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Taizo Iwamura
泰造 岩村
Yuji Sugiyama
有二 杉山
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙を主材料とし、プラスチックの比率の少ない
材料構成からなる、環境問題に対応した容器であり、か
つ、フランジが重なり部あるいはつなぎ目などのない平
滑な一体なものであることから、シール蓋による充分な
密封が可能な紙製容器の製造方法を提供することであ
る。また、あらかじめ、別の工程で紙製容器本体を組み
立てておくことにより、後工程の真空ないし圧空成形が
容易となる紙製容器の製造方法を提供することである。 【解決手段】本発明は、側面と底面とからなるトレー形
状の容器の開口部に、平面で、かつ一体であるフランジ
を有する紙製容器本体を予め別工程で組み立て、該紙製
容器本体を真空ないし圧空成形する成形型内に入れて該
成形型内で加熱状態にある熱可塑性樹脂よりなる内部保
護フィルムを真空ないし圧空成形して前記紙製容器本体
の内面に密接着させて紙製容器を形成することを特徴と
する紙製容器の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙製容器の製造方法に
関するものであり、更に詳しくは、シール蓋での密封が
可能な紙製容器の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、トレー形状の容器としては、
紙製のもの、あるいはプラスチック製のものなど、種々
のものが実用化されているが、内容物が液体を含むもの
の場合、あるいは充分な密封性が必要な場合には、紙単
独で構成される紙製の容器あるいは内面に樹脂加工を施
した紙で組み立てられた容器は、充分な密封性を有して
いないため使用には適さない。充分な密封性を持たせる
ためには、シール蓋で密封シールするための適切なフラ
ンジ部分を備えていることが必要であり、これらの観点
から、プラスチックを成形したトレーにシール蓋で密封
した形状のプラスチック容器が一般的である。また、紙
あるいはプラスチックを単独材料として使用するのでは
なく、紙とプラスチックとを複合した構成の材料を使用
した紙製容器およびその製造法が、特開平3−1200
34号公報、特開平8−253237号公報などに開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
プラスチック製の容器においては、容器として使用後、
その廃棄に問題があり、現在、使用後のこれらの容器
は、回収して再利用を図るか、または燃焼処理するか、
あるいはそのまま廃棄する等の処理がなされているが、
いずれにしても、充分に満足し得る状態ではなく、その
使用量の削減などが求められている。また、容器の表面
の意匠性についても、印刷効果、および印刷の難易度の
点で、紙製の容器に比べて劣っている点が問題である。
【0004】また、紙とプラスチックとを複合した構成
の材料を使用した容器、例えば、特開平3−12003
4号公報、特開平8−253237号公報などに開示さ
れている容器についても、フランジにおいて、重なり部
あるいはつなぎ目などがあり、段差のない平滑で一体な
ものとなっていないため、シール蓋による充分な密封を
行うことができないという問題がある。
【0005】また、容器のブランクを成形型の中で組み
立てるには、成形型にブランクを保持するための真空回
路などの装置を設ける必要があるなどの問題があり、ま
た、組み立てた形状が変形し易いという問題がある。
【0006】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、紙を主材料と
し、プラスチックの比率の少ない材料構成からなる、環
境問題に対応した容器であり、かつ、フランジが重なり
部あるいはつなぎ目などのない平滑な一体なものである
ことから、シール蓋による充分な密封が可能な紙製容器
の製造方法を提供することである。また、あらかじめ、
別の工程で紙製容器本体を組み立てておくことにより、
後工程の真空ないし圧空成形が容易となる紙製容器の製
造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
決すべくなされた本発明は、側面と底面とからなるトレ
ー形状の容器の開口部に、平面で、かつ一体であるフラ
ンジを有する紙製容器本体を予め別工程で組み立て、該
紙製容器本体を真空ないし圧空成形する成形型内に入れ
て該成形型内で加熱状態にある熱可塑性樹脂よりなる内
部保護フィルムを真空ないし圧空成形して前記紙製容器
本体の内面に密接着させて紙製容器を形成することを特
徴とする紙製容器の製造方法である。
【0008】また、前記紙製容器本体が、紙を主材料と
する少なくとも多角形の枠状のフランジからなる主ブラ
ンクと、紙を主材料とする少なくとも多角形状の底面と
副ブランク側面とからなる副ブランクとの何れか一方、
あるいは前記主ブランクと前記副ブランクの両方に重合
片を設け、前記主ブランクと前記副ブランクとを、前記
重合片と他の部分とを重ね合わせて固定することにより
組み立てられていることを特徴とする。
【0009】また、前記紙製容器本体が、紙を主材料と
する少なくとも多角形の枠状のフランジと一対以上の主
ブランク側面とからなる主ブランクと、紙を主材料とす
る少なくとも多角形状の底面と副ブランク側面とからな
る副ブランクとの何れか一方、あるいは前記主ブランク
と前記副ブランクの両方に重合片を設け、前記主ブラン
クと前記副ブランクとを、前記重合片と他の部分とを重
ね合わせて固定することにより組み立てられていること
を特徴とする。
【0010】さらに、前記紙製容器本体が、紙を主材料
とする少なくとも多角形の枠状のフランジと一対以上の
主ブランク側面とからなる主ブランクと、紙を主材料と
する少なくとも多角形状の底面と一対以上の副ブランク
側面とからなる副ブランクとを、前記主ブランクの前記
主ブランク側面と前記副ブランクの前記副ブランク側面
とを重ね合わせて固定することにより組み立てられてい
ることを特徴とする。
【0011】本発明によれば、紙を主材料とし、プラス
チックの比率の少ない材料構成からなる、環境問題に対
応した容器であり、かつ、フランジが重なり部あるいは
つなぎ目などのない平滑な一体なものであることから、
シール蓋による充分な密封が可能な紙製容器を得ること
ができ、また、あらかじめ、紙製容器本体を組み立てて
おくことにより、後工程の真空ないし圧空成形加工が容
易となる紙製容器の製造方法を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の紙製容器の製造
方法について説明するが、まず、本発明の紙製容器の製
造方法により製造される紙製容器について図面を参照に
して説明するが、幾つかの図面に渡って同一または同様
な部分には同一の符号を付けている。
【0013】図1は、本発明の紙製容器の製造方法によ
り作成した第一の形態の一実施例であり、四角形のフラ
ンジからなる主ブランクに重合片を設けた場合の例を示
す斜視図である。紙製容器Aは、重なり部あるいはつな
ぎ目のない平滑な一体であるフランジ11、副ブランク
側面22、23、24、25および底面21を有する紙
製容器本体1aを主構成要素とし、さらに紙製容器本体
1aの内面に熱可塑性樹脂よりなる内面保護フィルムを
密接着した内面保護フィルム層2との構成からなるもの
である。
【0014】すなわち、紙製容器本体1aは、図2に示
すように、紙を主材料とする、四角形のリング状のフラ
ンジ11の各辺の内側に重合片11a、11b、11
c、11dを設けた主ブランク10aと、底面21と副
ブランク側面22、23、24、25とからなる副ブラ
ンク20aとで副ブランク側面22、23、24、25
の上部の内側の面にフランジ部10aの重合片11a、
11b、11c、11dを重ねて固定して組み立てら
れ、本発明の紙製容器Aは、その底面21、副ブランク
側面22、23、24、25、フランジ11および重合
片11a、11b、11c、11dを熱可塑性樹脂から
なる内面保護フィルムで固着した内面保護フィルム層2
を設けることにより製造されるものである。なお、重合
片11a、11b、11c、11dは、副ブランク側面
22、23、24、25の上部の外側の面に重ねられて
もよい。
【0015】以下、本発明の紙製容器においては、重合
片を他の部分と重ねる場合には、外側の面と重ねるか、
内側の面と重ねるかは、外観の点あるいは組み立ての作
業性を考慮し、適宜選定する。
【0016】図3−aは、紙製容器本体1aを組み立て
るための主ブランク10aの展開図であり、フランジ1
1が重なり部あるいはつなぎ目のない一体となってい
る。フランジ11の辺の内側には、折れ線a、b、c、
dを介して、重合片11a、11b、11c、11dを
連設している。この折れ線a、b、c、dは、重合片1
1a、11b、11c、11dが折り曲げ易いように、
押し罫、ミシン目あるいは半切れが好ましい。また、フ
ランジ11の各辺の内側の全長に渡って設ける必要はな
く、部分的であってもよい。また、この重合片11a、
11b、11c、11dの幅は、副ブランク側面22、
23、24、25の上部の内側に重ねる程度で、5〜2
0mmの範囲が好ましいが、特に限定されるものではな
い。形状についても、特に限定されるものではないが、
四角形、台形、三角形、半円形などにすることができ
る。
【0017】図3−bは、副ブランク20aの展開図で
あり、底面21と、この底面21の各辺に、折れ線e、
f、g、hを介して、折り曲げ可能な副ブランク側面2
2、23、24、25を連設している。この折れ線e、
f、g、hは、副ブランク側面22、23、24、25
が折り曲げ易いように、押し罫、ミシン目あるいは半切
れが好ましい。この副ブランク側面22、23、24、
25の形状は、四角形とし、おもに外側に拡がる台形と
する。
【0018】図4は、本発明の紙製容器の製造方法によ
り作成した第一の形態の別の実施例であり、四角形の底
面と副ブランク側面とからなる副ブランクに重合片を設
けた場合の例を示す斜視図である。紙製容器Bは、重な
り部あるいはつなぎ目のない平滑な一体であるフランジ
11を有する紙製容器本体1bを主構成要素とし、さら
に紙製容器本体1bの内面に熱可塑性樹脂よりなる内面
保護フィルムを密接着した内面保護フィルム層2との構
成からなるものである。
【0019】すなわち、紙製容器本体1bは、図5に示
すように、紙を主材料とする、四角形のリング状のフラ
ンジ11からなる主ブランク10bと、底面21と副ブ
ランク側面22、23、24、25と各副ブランク側面
の外側の辺に設けた重合片22a、23b、24c、2
5dとからなる副ブランク20bとでフランジ11の裏
面側に重合片22a、23b、24c、25dを重ねて
固定して組み立てられ、紙製容器Bは、その底面21、
副ブランク側面22、23、24、25およびフランジ
11を熱可塑性樹脂からなる内面保護フィルムで固着し
た内面保護フィルム層2を設けることにより製造される
ものである。
【0020】図6−aは、紙製容器本体1bを組み立て
るための主ブランク10bの展開図であり、フランジ1
1が重なり部あるいはつなぎ目のない一体となってい
る。
【0021】図6−bは、副ブランク20bの展開図で
あり、底面21と、この底面21の各辺に、折れ線e、
f、g、hを介して、折り曲げ可能な副ブランク側面2
2、23、24、25を連設している。この副ブランク
側面22、23、24、25の外側の辺には、折れ線
i、j、k、lを介して、重合片22a、23b、24
c、25dを連接している。この折れ線e、f、g、
h、i、j、k、lは、副ブランク側面22、23、2
4、25、重合片22a、23b、24c、25dが折
り曲げ易いように、押し罫、ミシン目あるいは半切れが
好ましい。この副ブランク側面22、23、24、25
の形状は、四角形とし、おもに外側に拡がる台形とす
る。また、重合片22a、23b、24c、25dの形
状については、紙製容器Aと同様に、特に限定されるも
のではない。
【0022】図7は、本発明の紙製容器の製造方法によ
り作成した第一の形態のさらに別の実施例であり、四角
形のフランジからなる主ブランクおよび四角形の底面と
副ブランク側面とからなる副ブランクの両方に重合片を
設けた場合の例を示す斜視図である。紙製容器Cは、重
なり部あるいはつなぎ目のない平滑な一体であるフラン
ジ11を有する紙製容器本体1cを主構成要素とし、さ
らに紙製容器本体1cの内面に熱可塑性樹脂よりなる内
面保護フィルムを密接着した内面保護フィルム層2との
構成からなるものである。
【0023】すなわち、紙製容器本体1cは、図8に示
すように、紙を主材料とする、四角形のリング状のフラ
ンジ11の一対の辺の内側に重合片11b、11dを設
けた主ブランク10cと、底面21と副ブランク側面2
2、23、24、25と副ブランク側面22、24の外
側の辺に設けた重合片22a、24cとからなる副ブラ
ンク20cとで、副ブランク側面23、25の上部の内
側にフランジ部10aの重合片11b、11dを重ね、
フランジ11の裏面側に重合片22a、24cを重ねて
固定して組み立てられ、本発明の紙製容器Cは、その底
面21、各副ブランク側面22、23、24、25、フ
ランジ11および重合片11b、11dを熱可塑性樹脂
からなる内面保護フィルムで固着した内面保護フィルム
層2を設けることにより製造されるものである。
【0024】図9−aは、紙製容器本体1cを組み立て
るための主ブランク10cの展開図であり、フランジ1
1が重なり部あるいはつなぎ目のない一体となってい
る。フランジ11の辺の内側には、折れ線b、dを介し
て、重合片11b、11dを連設している。この折れ線
b、dは、重合片11b、11dが折り曲げ易いよう
に、押し罫、ミシン目あるいは半切れが好ましい。ま
た、重合片11b、11dは、フランジ11の辺の内側
の全長に渡って設ける必要はなく、部分的であってもよ
い。また、この重合片11b、11dの幅は、副ブラン
ク側面23、25の上部の内側に重ねる程度で、5〜2
0mmの範囲が好ましいが、特に限定されるものではな
い。形状についても、特に限定されるものではないが、
四角形、台形、三角形、半円形などにすることができ
る。
【0025】図9−bは、副ブランク20cの展開図で
あり、底面21と、この底面21の各辺に、折れ線e、
f、g、hを介して、折り曲げ可能な副ブランク側面2
2、23、24、25を連設している。この副ブランク
20cの副ブランク側面22、24の外側の辺には、折
れ線i、kを介して、重合片22a、24cを連接して
いる。この折れ線e、f、g、h、i、kは、副ブラン
ク側面22、23、24、25、重合片22a、24c
が折り曲げ易いように、押し罫、ミシン目あるいは半切
れが好ましい。この副ブランク側面22、23、24、
25の形状は、四角形とし、おもに外側に拡がる台形と
する。また、重合片22a、24cは、主ブランク10
cと同様であって、特に限定されるものではない。
【0026】本発明の紙製容器の第一の形態において
は、例を図10、図11、図12、図13に示すよう
に、紙製容器本体を、副ブランクの隣接する副ブランク
側面同志を連結することによって、組み立てることがで
きる。
【0027】図10の紙製容器本体1dは、主ブランク
10dと副ブランク20dとで組み立てられており、副
ブランク20dの隣接する副ブランク側面の片方に補強
片Xを設け、他方と重ねあわせて固定することができ
る。このことにより、紙製容器本体1dをより強固に組
み立てることができる。また、副ブランク20d´のよ
うに、補強片Xの上側に、さらに重合片Xaを連設し、
主ブランク10d´のフランジの裏面と重ね合わせて組
み立てることもできる。
【0028】図11の紙製容器本体1eは、主ブランク
10eと副ブランク20eとで組み立てられており、副
ブランク20eの隣接する副ブランク側面の片方に差し
込み片Yを設け、他方に差し込み口Y´設け、差し込み
口Y´に差し込み片Yを差し込むことによって、固定す
ることができる。このことにより、紙製容器本体1eを
より強固に組み立てることができる。
【0029】図12の紙製容器本体1fは、主ブランク
10fと副ブランク20fとで組み立てられており、副
ブランク20fの隣接する副ブランク側面の両面から連
接した折り込み面Zの中央に折り込み線zを設け、折り
込み線zを折り込み、一方の副ブランク側面の外側に固
定することができる。このことにより、紙製容器本体1
fをより強固に組み立てることができる。
【0030】図13の紙製容器本体1gも、紙製容器本
体1fと同様に、主ブランク10gと副ブランク20g
とで組み立てられており、副ブランク20gの隣接する
副ブランクの両面から連接した折り込み面Zの中央に折
り込み線zを設け、折り込み線zを折り込み、一方の副
ブランク側面の外側に固定することができる。このこと
により、紙製容器本体1gをより強固に組み立てること
ができる。
【0031】以上、第一の形態の実施例については、主
ブランクのフランジが四角形で、副ブランクの底面も四
角形の例について説明した。しかし、フランジおよび底
面の形状としては、多角形であればよく、例えば、三角
形、四角形、五角形、六角形、八角形等のいずれの形状
でもよい。例えば、図14の紙製容器本体1hは、主ブ
ランク10hと副ブランク20hとで組み立てられてお
り、主ブランク10hのフランジが八角形で、副ブラン
ク20hの底面も八角形の例である。
【0032】また、主ブランクのフランジが多角形で、
副ブランクの底面の多角形の形状が異なっていてもよ
い。例えば、図15の紙製容器本体1iは、主ブランク
10iと副ブランク20iとで組み立てられており、主
ブランク10iのフランジが四角形で、副ブランク20
iの底面が八角形の例である。
【0033】図16は、本発明の紙製容器の第二の実施
の形態の一実施例であり、四角形のフランジとフランジ
の内側に設けた一対の主ブランク側面とからなる主ブラ
ンクに重合片を設けた場合の例を示す斜視図であり、本
発明にかかる紙製容器Jは、重なり部あるいはつなぎ目
のない平滑な一体であるフランジ11、主ブランク側面
13、15、副ブランク側面22、24および底面21
を有する紙製容器本体1jを主構成要素とし、さらに紙
製容器本体1jの内面に熱可塑性樹脂製フィルムを密接
着した内面保護フィルム層2との構成からなるものであ
る。
【0034】すなわち、紙製容器本体1jは、図17に
示すように、紙を主材料とする、四角形状のフランジ1
1と一対の対向する主ブランク側面13、15とからな
り、フランジ11のもう一対の内側に重合片11a、1
1cを設け、主ブランク側面13、15の内側の辺に重
合片13b、15dを設けた主ブランク10jと、底面
21と副ブランク側面22、24とからなる副ブランク
20jとで、重合片11a、11cを副ブランク側面2
2、24の上部と重ね、重合片13b、15dを底面2
1の両側辺と重ねて固定して組み立てられ、本発明にか
かる紙製容器Jは、その底面21、各主ブランク側面1
3、15、副ブランク側面22、24およびフランジ1
1を熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂製フィルムで密
接着することにより内面保護フィルム層2を設けること
により製造されるものである。
【0035】図18−aは、紙製容器本体1jを組み立
てるための主ブランク10jの展開図であり、主ブラン
ク10jが重なり部あるいはつなぎ目のない一体となっ
ている四角形状のフランジ11の内側の一対の対向する
辺に、折れ線a、cを介して、一対の対向する重合片1
1a、11cを連設し、他の一対の辺に、折れ線b、d
を介して、折り曲げ可能な一対の対向する主ブランク側
面13、15を連設し、その主ブランク側面13、15
の内側の辺に、折れ線m、nを介して、重合片13b、
15dを連設している。この折れ線a、b、c、d、
m、nは、主ブランク側面13、15、重合片11a、
11c、重合片13b、15dが折り曲げ易いように、
押し罫、ミシン目あるいは半切れが好ましい。主ブラン
ク側面13、15の形状は、四角形とし、主に上方に拡
がる台形とすることにより、組み立てた後にテーパーの
ついたトレー形状となる。また、重合片11a、11
c、重合片13b、15dの形状などについては、第一
の形態と同様であって、特に限定されるものではない。
【0036】図18−bの副ブランク20jでは、底面
21と、この底面21の外側の一対の対向する辺に、折
れ線e、gを介して、折り曲げ可能な一対の対向する副
ブランク側面22、24を連設している。この折れ線
e、gは、副ブランク側面22、24が折り曲げ易いよ
うに、押し罫、ミシン目あるいは半切れが好ましい。こ
の副ブランク側面22、24の形状は、四角形とし、主
ブランク側面13、15同様、主に上方に拡がる台形と
することにより、組み立てた後にテーパーのついたトレ
ー形状となる。
【0037】図19は、本発明の紙製容器の第二の実施
の形態の別の実施例であり、四角形のフランジとフラン
ジの内側に設けた一対の主ブランク側面とからなる主ブ
ランクと、四角形の底面と底面に設けた一対の副ブラン
ク側面とからなる副ブランクに重合片を設けた場合の例
を示す斜視図であり、本発明にかかる紙製容器Kは、重
なり部あるいはつなぎ目のない平滑な一体であるフラン
ジ11、主ブランク側面13、15、副ブランク側面2
2、24および底面21を有する紙製容器本体1kを主
構成要素とし、さらに紙製容器本体1kの内面に熱可塑
性樹脂製フィルムを密接着した内面保護フィルム層2と
の構成からなるものである。
【0038】すなわち、紙製容器本体1kは、図20に
示すように、紙を主材料とする、四角形状のフランジ1
1と一対の対向する主ブランク側面13、15とからな
る主ブランク10kと、底面21と底面21に対向する
一対の副ブランク側面22、24とからなり、底面21
のもう一対の辺に重合片21b、21dを設け、副ブラ
ンク側面22、24の外側の辺に重合片22a、24c
を設けた副ブランク20kとで、重合片21b、21d
を主ブランク側面13、15の下部と重ね、重合片22
a、24cを底面21の両側辺と重ねて固定して組み立
てられ、本発明にかかる紙製容器Kは、その底面21、
主ブランク側面13、15、副ブランク側面22、24
およびフランジ11を熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹
脂製フィルムで密接着することにより内面保護フィルム
層2を設けることにより製造されるものである。
【0039】図21−aは、紙製容器本体1kを組み立
てるための主ブランク10kの展開図であり、主ブラン
ク10kが重なり部あるいはつなぎ目のない一体となっ
ている四角形状のフランジ11の内側の一対の対向する
辺に、折れ線b、dを介して、折り曲げ可能な一対の対
向する主ブランク側面13、15を連設している。この
折れ線b、dは、主ブランク側面13、15が折り曲げ
易いように、押し罫、ミシン目あるいは半切れが好まし
い。主ブランク側面13、15の形状は、四角形とし、
主に上方に拡がる台形とすることにより、組み立てた後
にテーパーのついたトレー形状となる。
【0040】図21−bの副ブランク20kでは、底面
21と、この底面21の外側の一対の対向する辺に、折
れ線e、gを介して、折り曲げ可能な一対の対向する副
ブランク側面22、24を連設し、他の一対の対向する
辺に、折れ線f、hを介して、重合片21b、21dを
連設している。また、その副ブランク側面22、24の
外側の辺には、折れ線i、kを介して、重合片22a、
24cを連設している。この折れ線e、f、g、h、
i、kは、副ブランク側面22、24、重合片21b、
21d、22a、24cが折り曲げ易いように、押し
罫、ミシン目あるいは半切れが好ましい。この副ブラン
ク側面22、24の形状は、四角形とし、主ブランク側
面13、15同様、主に上方に拡がる台形とすることに
より、組み立てた後にテーパーのついたトレー形状とな
る。また、重合片22a、24c、重合片21b、21
dの形状などについては、第一の形態と同様であって、
特に限定されるものではない。
【0041】図22は、本発明の紙製容器の第二の実施
の形態のさらに別の実施例であり、四角形のフランジと
フランジの内側に設けた一対の主ブランク側面とからな
る主ブランクと、四角形の底面と底面に設けた一対の副
ブランク側面とからなる副ブランクの両方に重合片を設
けた場合の例を示す斜視図であり、本発明にかかる紙製
容器Lは、重なり部あるいはつなぎ目のない平滑な一体
であるフランジ11、主ブランク側面13、15、副ブ
ランク側面22、24および底面21を有する紙製容器
本体1lを主構成要素とし、さらに紙製容器本体1lの
内面に熱可塑性樹脂製フィルムを密接着した内面保護フ
ィルム層2との構成からなるものである。
【0042】すなわち、紙製容器本体1lは、図23に
示すように、紙を主材料とする、四角形状のフランジ1
1と一対の対向する主ブランク側面13、15とからな
り、主ブランク側面13、15の内側の辺に重合片13
b、15dを設けた主ブランク10lと、底面21と底
面21に対向する一対の副ブランク側面22、24とか
らなり、副ブランク側面22、24の外側の辺に重合片
22a、24cを設けた副ブランク20lとで、重合片
13b、15dを副ブランク20lの底面21の側辺と
重ね、重合片22a、24cをフランジ11の裏面側と
重ねて固定して組み立てられ、本発明にかかる紙製容器
Lは、その底面21、主ブランク側面13、15、副ブ
ランク側面22、24およびフランジ11を熱可塑性樹
脂からなる熱可塑性樹脂製フィルムで密接着することに
より内面保護フィルム層2を設けることにより製造され
るものである。
【0043】図24−aは、紙製容器本体1lを組み立
てるための主ブランク10lの展開図であり、主ブラン
ク10lが重なり部あるいはつなぎ目のない一体となっ
ている四角形状のフランジ11の内側の一対の対向する
辺に、折れ線b、dを介して、折り曲げ可能な一対の対
向する主ブランク側面13、15を連設している。この
主ブランク側面13、15の内側に、折れ線m、nを介
して、重合片13b、15dを連設している。この折れ
線b、d、m、nは、主ブランク側面13、15、重合
片13b、15dが折り曲げ易いように、押し罫、ミシ
ン目あるいは半切れが好ましい。主ブランク側面13、
15の形状は、四角形とし、主に上方に拡がる台形とす
ることにより、組み立てた後にテーパーのついたトレー
形状となる。
【0044】図24−bの副ブランク20lでは、底面
21と、この底面21の外側の一対の対向する辺に、折
れ線e、gを介して、折り曲げ可能な一対の対向する副
ブランク側面22、24を連設している。その副ブラン
ク側面22、24の外側の辺には、折れ線i、kを介し
て、重合片22a、24cを連設している。この折れ線
e、g、i、kは、副ブランク側面22、24、重合片
22a、24cが折り曲げ易いように、押し罫、ミシン
目あるいは半切れが好ましい。この副ブランク側面2
2、24の形状は、四角形とし、主ブランク側面13、
15同様、主に上方に拡がる台形とすることにより、組
み立てた後にテーパーのついたトレー形状となる。
【0045】図25も主ブランクと、副ブランクの両方
に重合片を設けた場合の例である。紙製容器本体1m
は、主ブランク10mと副ブランク20mとで組み立て
られている。主ブランク10mは、重なり部あるいはつ
なぎ目のない一体となっている四角形状のフランジ11
の内側の一対の対向する辺に、折り曲げ可能な一対の対
向する主ブランク側面13、15を連設し、もう一対の
対向する辺に重合片11a、11cを連設している。副
ブランク20mは、底面21と、この底面21の外側の
一対の対向する辺に、折り曲げ可能な一対の対向する副
ブランク側面22、24を連設し、もう一対の対向する
辺に重合片21b、21dを連設している。
【0046】また、第二の形態においても、第一の形態
と同様に、副ブランクの隣接する副ブランク側面同志を
連結することができ、また、隣接する主ブランク側面と
副ブランク側面とを連結した形態にすることにより紙製
容器本体を強化することができる。すなわち、隣接する
主ブランク側面と副ブランク側面の片方に補強片を設
け、他方と重ねあわせて接着し固定したり、片方に差し
込み片を設け、他方に差し込み口を設け、差し込み口に
差し込み片を差し込むことによって、固定することがで
きる。このことにより、紙製容器本体をより強固に組み
立てることができる。
【0047】以上、第二の形態の実施例については、主
ブランクのフランジが四角形で、副ブランクの底面も四
角形の例について説明した。なお、フランジおよび底面
の形状としては、多角形であればよく、例えば、三角
形、四角形、五角形、六角形、八角形などいずれの多角
形であってもよい。この副ブランクの副ブランク側面と
しては、底面が四角形の場合には、対向する一対あるい
は二対の副ブランク側面となるが、四角形以上の多角形
の場合には、副ブランク側面の数は増えて二対以上にな
る形状もある。例えば、図26、図27、図28は、主
ブランクのフランジが八角形で、副ブランクの底面も八
角形の例である。
【0048】図26の紙製容器本体1nは、主ブランク
10nと副ブランク20nとで組み立てられており、副
ブランク20nの副ブランク側面25、26、27、2
8の片方の側辺に重合片25a、26a、27a、28
aを設け、隣接する主ブランク側面11、15と重ね合
わせ、もう一方の側辺に補強片Xを設け、隣接する他方
の副ブランク側面22、24と重ねあわせて固定するこ
とができる。このことにより、紙製容器本体1nをより
強固に組み立てることができる。
【0049】図27の紙製容器本体1oは、主ブランク
10oと副ブランク20oとで組み立てられており、主
ブランク10oの隣接する主ブランク側面の側辺に重合
片をを設け、さらにその重合片の下側に補強片Xを設
け、副ブランクの底面と重ね合わせて固定することがで
きる。このことにより、紙製容器本体1oをより強固に
組み立てることができる。
【0050】図28の紙製容器本体1pは、主ブランク
10pと副ブランク20pとで組み立てられており、主
ブランク10pの隣接する主ブランク側面の下辺に重合
片をを設け、さらにその重合片の側辺に補強片Xを設
け、副ブランクの底面と重ね合わせるて固定することが
できる。このことにより、紙製容器本体1pをより強固
に組み立てることができる。
【0051】以上の例でも示しているように、本発明の
紙製容器においては、補強片Xの位置、形状は、特に限
定されることなく、主ブランク側面と副ブランク側面、
主ブランク側面同志、副ブランク側面同志あるいは重合
片と他の部分の隣接する片方の面に設けることができ
る。また、この補強片Xと他の部分とを重ね合わせる場
合、他の部分の内面あるいは外面であってもよい。
【0052】また、主ブランクのフランジの多角形と副
ブランクの底面の多角形とが異なってもよい。例えば、
図29、図30、図31は、主ブランクのフランジが四
角形で、副ブランクの底面が八角形の例であり、図32
は、主ブランクのフランジが八角形で、副ブランクの底
面が四角形の例である。
【0053】図29の紙製容器本体1qは、主ブランク
10qと副ブランク20qとで組み立てられている。主
ブランク10qは、重なり部あるいはつなぎ目のない一
体となっている四角形状のフランジの内側の二対の対向
する辺に、折り曲げ可能な二対の対向する主ブランク側
面を連設し、その外側の辺に重合片を連設している。副
ブランク20qは、八角形の底面と、この底面の外側の
二対の対向する辺に、折り曲げ可能な二対の対向する三
角形の副ブランク側面を連設し、そのそれぞれの副ブラ
ンク側面の側辺に重合片を連設している。
【0054】図30の紙製容器本体1rは、主ブランク
10rと副ブランク20rとで組み立てられている。主
ブランク10rは、重なり部あるいはつなぎ目のない一
体となっている四角形状のフランジの内側の二対の対向
する辺に、折り曲げ可能な二対の対向する主ブランク側
面を連設している。副ブランク20rは、八角形の底面
と、この底面の外側の二対の対向する辺に、折り曲げ可
能な二対の対向する三角形の副ブランク側面を連設し、
そのそれぞれの副ブランク側面の側辺に重合片を連設
し、さらに二対の辺に重合片を連設している。
【0055】図31の紙製容器本体1sは、主ブランク
10sと副ブランク20sとで組み立てられている。主
ブランク10sは、重なり部あるいはつなぎ目のない一
体となっている四角形状のフランジの内側の二対の対向
する辺に、折り曲げ可能な二対の対向する主ブランク側
面を連設し、その内側の辺にそれぞれ重合片を連設し、
側辺にも重合片を連設している。副ブランク20sは、
八角形の底面と、この底面の外側の二対の対向する辺
に、折り曲げ可能な二対の対向する三角形の副ブランク
側面を連設している。
【0056】図32の紙製容器本体1tは、主ブランク
10tと副ブランク20tとで組み立てられている。主
ブランク10tは、重なり部あるいはつなぎ目のない一
体となっている八角形状のフランジの内側の一対の対向
する辺に、折り曲げ可能な主ブランク側面を連設し、そ
の内側の辺にそれぞれ重合片を連設し、フランジの内側
の他の二対の辺に、重合片を連設している。副ブランク
20tは、四角形の底面21の外側の一対の対向する辺
に、折り曲げ可能な副ブランク側面22、23を連設
し、その側辺にそれぞれ副ブランク側面26、27、2
8、29を連設している。
【0057】図33は、本発明の紙製容器の第三の実施
の形態の一実施例であり、四角形のフランジとフランジ
の内側に設けた二対の主ブランク側面とからなる主ブラ
ンクと、四角形の底面と底面に設けた二対の副ブランク
側面とからなる場合の例を示す斜視図であり、本発明に
かかる紙製容器Uは、重なり部あるいはつなぎ目のない
平滑な一体であるフランジ11、主ブランク側面12、
13、14、15、副ブランク側面22、23、24、
25および底面21を有する紙製容器本体1uを主構成
要素とし、さらに紙製容器本体1uの内面に熱可塑性樹
脂製フィルムを密接着した内面保護フィルム層2との構
成からなるものである。
【0058】すなわち、紙製容器本体1uは、図34に
示すように、紙を主材料とする、四角形状のフランジ1
1と二対の対向する主ブランク側面12、13、14、
15とからなる主ブランク10uと、底面21と二対の
対向する副ブランク側面22、23、24、25とから
なる副ブランク20uとで、主ブランク側面12、1
3、14、15を副ブランク側面22、23、24、2
5の内面あるいは外面と重ねて固定して組み立てられ、
本発明にかかる紙製容器Uは、その底面21、主ブラン
ク側面12、13、14、15(副ブランク側面22、
23、24、25)およびフランジ11を熱可塑性樹脂
からなる熱可塑性樹脂製フィルムで密接着することによ
り内面保護フィルム層2を設けることにより製造される
ものである。
【0059】図35−aは、紙製容器本体1uを組み立
てるための主ブランク10uの展開図であり、主ブラン
ク10uが重なり部あるいはつなぎ目のない一体となっ
ている四角形状のフランジ11の内側の二対の対向する
辺に、折れ線a、b、c、dを介して、主ブランク側面
12、13、14、15を連設している。この折れ線
a、b、c、dは、主ブランク側面12、13、14、
15が折り曲げ易いように、押し罫、ミシン目あるいは
半切れが好ましい。主ブランク側面12、13、14、
15の形状は、四角形とし、主に上方に拡がる台形とす
ることにより、組み立てた後に、副ブランクの副ブラン
ク側面22、23、24、25と重なりテーパーのつい
たトレー形状となる。
【0060】図35−bの副ブランク20uでは、底面
21と、この底面21の外側の二対の対向する辺に、折
れ線e、f、g、hを介して、折り曲げ可能な二対の対
向する副ブランク側面22、23、24、25を連設し
ている。この折れ線e、f、g、hは、副ブランク側面
22、23、24、25が折り曲げ易いように、押し
罫、ミシン目あるいは半切れが好ましい。この副ブラン
ク側面22、23、24、25の形状は、四角形とし、
主ブランク側面12、13、14、15同様、主に上方
に拡がる台形とすることにより、組み立てた後に、主ブ
ランク側面12、13、14、15と重なりテーパーの
ついたトレー形状となる。
【0061】図36は、本発明の紙製容器の第三の実施
の形態の別の実施例であり、四角形のフランジとフラン
ジの内側に設けた一対の主ブランク側面と、もう一対の
重合片とからなる主ブランクと、四角形の底面と底面に
設けた二対の副ブランク側面とからなる副ブランクとか
らなり、重なり合う主ブランク側面と副ブランク側面と
が重合部で固定することによって、側面を形成している
場合の例を示す斜視図であり、本発明にかかる紙製容器
Vは、重なり部あるいはつなぎ目のない平滑な一体であ
るフランジ11、主ブランク側面13、15、副ブラン
ク側面22、23、24、25および底面21を有する
紙製容器本体1vを主構成要素とし、さらに紙製容器本
体1vの内面に熱可塑性樹脂製フィルムを密接着した内
面保護フィルム層2との構成からなるものである。
【0062】すなわち、紙製容器本体1vは、図37に
示すように、紙を主材料とする、四角形状のフランジ1
1とその内側に連設した一対の対向する主ブランク側面
13、15と、もう一対の対向する辺に設けた重合片1
1a、11cとからなる主ブランク10vと、底面21
と底面21に連接して設けた対向する二対の副ブランク
側面22、23、24、25とからなる副ブランク20
vとで、重合片11a、11cを副ブランク側面22、
24の内側と重ねて組み立てられ、主ブランク側面1
3、15と副ブランク側面23、25とを重合部αで重
ね合わせて接着し固定して組み立てられ、本発明にかか
る紙製容器Vは、その底面21、主ブランク側面13、
15、副ブランク側面22、24およびフランジ11を
熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂製フィルムで密接着
することにより内面保護フィルム層2を設けることによ
り製造されるものである。
【0063】図38−aは、紙製容器本体1vを組み立
てるための主ブランク10vの展開図であり、主ブラン
ク10vが重なり部あるいはつなぎ目のない一体となっ
ている四角形状のフランジ11の内側の一対の対向する
辺に、折れ線b、dを介して、折り曲げ可能な一対の対
向する主ブランク側面13、15を連設し、もう一対の
対向する辺に、折れ線a、cを介して、重合片11a、
11cを連設している。この折れ線a、b、c、dは、
主ブランク側面13、15、重合片11a、11cが折
り曲げ易いように、押し罫、ミシン目あるいは半切れが
好ましい。主ブランク側面13、15の形状は、組み立
てられる紙製容器の側面より巾の狭い四角形とし、主に
上方に拡がる台形とすることにより、組み立てた後に、
副ブランク側面と重合部αで重なり合うことによって、
側面を形成し、テーパーのついたトレー形状となる。
【0064】図38−bの副ブランク20vでは、底面
21と、この底面21の外側の二対の対向する辺に、折
れ線e、f、g、hを介して、折り曲げ可能な二対の対
向する副ブランク側面22、23、24、25を連設し
ている。この折れ線e、f、g、hは、副ブランク側面
22、23、24、25が折り曲げ易いように、押し
罫、ミシン目あるいは半切れが好ましい。この副ブラン
ク側面23、25の形状は、組み立てられる紙製容器の
側面より巾の狭い四角形とし、主ブランク側面13、1
5と同様に、主に上方に拡がる台形とすることにより、
組み立てた後に、主ブランク側面と重合部αで重なり合
うことによって、側面を形成し、テーパーのついたトレ
ー形状となる。一方、副ブランク側面22、24の形状
は、四角形とし、主に上方に拡がる台形とすることによ
り、組み立てた後にテーパーのついたトレー形状とな
る。
【0065】また、第一の形態、第二の形態と同様に、
副ブランクの隣接する副ブランク側面同志を連結するこ
とができ、また、隣接する主ブランク側面と副ブランク
側面とを連結した形態にすることができる。すなわち、
隣接する主ブランク側面と副ブランク側面の片方に補強
片Xを設け、他方と重ねあわせて接着し固定したり、片
方に差し込み片Yを設け、他方に差し込み口Y´設け、
差し込み口Y´に差し込み片Yを差し込むことによっ
て、固定することができる。このことにより、紙製容器
本体をより強固に組み立てることができる。
【0066】以上、第三の形態の実施例については、主
ブランクのフランジが四角形で、副ブランクの底面も四
角形の例について説明した。なお、フランジおよび底面
の形状としては、多角形であればよく、例えば、三角
形、四角形、五角形、六角形、八角形などいずれの多角
形であってもよい。この副ブランクの副ブランク側面と
しては、底面が四角形の場合には、対向する一対あるい
は二対の副ブランク側面となるが、四角形以上の多角形
の場合には、副ブランク側面の数は増えて二対以上にな
る形状もある。例えば、図39は、主ブランク10wの
フランジが八角形で、副ブランク20wの底面も八角形
の紙製容器Wの例である。
【0067】また、図39に示すように、主ブランクの
主ブランク側面と副ブランクの副ブランク側面とが重な
り合う重合部αの形状は、主ブランク側面と副ブランク
側面の形状を変化させることによって、矩形ではなく、
円弧状にすることができる。その他にも波状、ジグザク
状などにすることができる。
【0068】つぎに、本発明にかかる紙製容器の製造方
法について説明する。
【0069】まず、上記の実施例で示したような主ブラ
ンクと副ブランクを製造する。一例として、紙製容器A
をあげると、図3に示すように、多角形のリング状のフ
ランジ11の内側の各辺に重合片11a、11b、11
c、11dを設けた主ブランク10aと、多角形状の底
面21と、該底面21の各辺に連接して起立する複数の
側面22、23、24、25とからなる副ブランク20
aを製造する。
【0070】つぎに、あらかじめ、図2に示すように、
主ブランク10aと副ブランク20aとを組み立てて紙
製容器本体1aを作成する。主ブランク10aの重合片
を内側へ折り曲げ、副ブランク20aの側面を起こすよ
うに上方に折り曲げる。主ブランク10aの重合片と副
ブランク20aの側面の上部を重合片が側面の内面側に
なるように重ね合わせて接着剤により接着して固定す
る。この重合片を他の部分と固定する方法は、接着剤で
接着方法以外にも、あらかじめブランクの内面にヒート
シール層を設けておき、ヒートシール加工により熱接着
して固定する方法、あるいは形態によっては、重合片を
他の部分に差し込む差し込み方法などがある。この工程
は、簡単な組み立て加工ラインにより製造可能である。
【0071】次に、図40に示すように、上記で製造し
た紙製容器本体1aを真空ないし圧空成形する成形型4
0内に入れる。なお、図において、41は、成形機ベッ
トを表し、42は、吸引する真空孔を表し、43は、熱
可塑性樹脂よりなる内面保護フィルムを表し、44は、
それをクリップするクランプを表す。
【0072】而して、上記で製造した紙製容器本体1a
では、重なり部あるいはつなぎ目のない一体となってい
るフランジ11が形成される。また、副ブランク20a
の側面22、23、24、25が、底面21から起立し
た形状となり、容器を構成する隅部において、側面2
2、23、24、25の端部同志が接した状態で隣接
し、側面22、23、24、25の上部の内面にフラン
ジ11の内側の各辺に設けた重合片11a、11b、1
1c、11dを重ねた形状となっている。
【0073】次に、本発明においては、図41に示すよ
うに、成形機ベット41の真空孔42より空気を吸引し
ながら、クランプ44でクリップしている加熱状態にあ
る熱可塑性樹脂からなる内面保護フィルム43を、その
クランプ44を下げて成形型40に接触させ、更に吸引
を継続しながら上記の紙製容器本体1の内部に加熱状態
にある熱可塑性樹脂からなる内面保護フィルム43を密
接着させる。
【0074】なお、前記真空成形、または真空圧空成形
の際には、プラグアシスト装置を併用して、軟化した内
面保護フィルム43を紙製容器本体1aの中に押し込む
ことができる。このような方法を採ることにより、紙製
容器本体1aの内面に形成される内面保護フィルム層2
の厚さムラを少なくすることができ、紙製容器Aの品質
を向上させることができる。上記で密接着が終了した
後、吸引を解いて、さらに内部保護フィルム43を切断
して、紙製容器本体1aの内面に内面保護フィルム層2
を有する紙製容器Aを製造することができる。
【0075】他の形態の紙製容器についても、紙製容器
Aの製造と同様に、あらかじめ別工程で紙製容器本体1
aを組み立て、次工程で内面に内面保護フィルム層2を
もうけることにより製造することができる。なお、製造
工程のフローの一例を図42に示している。製造工程
は、図のように、紙製容器本体を組み立てる工程と紙製
容器本体の内面に内面保護フィルムを密接着する工程を
直結して製造することができる。
【0076】上記の本発明において、ブランクを構成す
る材料としては、紙を主材料とし、その紙の表面あるい
は裏面にヒートシールが可能なようにプラスチックフィ
ルムを貼合するかあるいはヒートシール剤を塗布するこ
とができる。この構成にすることによって、主ブランク
と副ブランクとの組み立てをヒートシール加工で行うこ
とができる。紙の種類としては、坪量が150〜600
g/m2 の範囲の各種の板紙、加工紙等を使用すること
ができる。
【0077】また、上記の本発明において、内面保護フ
ィルム層2を形成する熱可塑性樹脂からなる内面保護フ
ィルム43としては、耐水性、密封性、そして熱融着性
を有する熱可塑性樹脂からなるフィルムであればよく、
例えば、各種のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン
(PP)、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレ−
ト(PET)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオ
ノマ−、エチレン−アクリル酸共重合体、ポリアミド、
ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物、ポリカ−ボネ−ト、ポリブテ
ン、ポリビニルアルコ−ル、その他等の各種の熱可塑性
樹脂のフィルムを単独ないしラミネ−トして使用するこ
とができる。特に、容器にガスバリヤー性を付与したい
場合には、例えば、中間層にエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体(EVOH)などのガスバリヤー性材料を積
層した積層シート、具体的には、PE/EVOH/P
E、PP/EVOH/PE、A(アモルファス)・PE
T/EVOH/PEなどの層構成の積層シートを用いる
ことができる。
【0078】これらの内面保護フィルム43の厚さは、
30〜250μmの範囲とし、フィルム自体の成形性、
および成形する容器の容量、深絞りの比率(深さ/口
径)などにより、適宜決定するが、好ましくは50〜1
00μmの範囲とする。ただ、容器の強度は、主に外側
の紙製容器本体1で付与されるため、プラスチック単独
の成形容器の場合よりは、厚さを極端に薄くすることが
できる。環境対応の観点から、プラスチックの構成比率
を少なくするために、必要最小限の厚さとすることが好
ましいが、薄すぎた場合には、バリアー性が劣ること、
ピンホールが発生しやすくなるなどの問題があるので、
フィルムの種類、容器のサイズなどを勘案して適宜設定
する必要がある。
【0079】なお、紙製容器において、半製品である紙
製容器本体1aの内面に熱可塑性樹脂よりなる内面保護
フィルム43を密接着させる場合、フィルム自身が加熱
状態で接着させるが、内面保護フィルム43の材質によ
っては、紙製容器本体1aとの接着強度が不充分な場合
がある。このような場合には、例えば、内面保護フィル
ム43に、あらかじめヒートシール剤やホットメルト材
などの熱接着性樹脂を塗布したり、あるいは、熱接着性
樹脂を押し出しコートして接着層を設けておくことがで
きる。また、接着層を塗布する場合は、紙製容器本体1
a側に設けてもよく、ただ、このような接着層を設ける
場合は、接着層の材質の選定と厚さの調整を行うことが
必要である。
【0080】シール蓋としては、紙製容器の内面の材料
により適宜選定するが、イージーピール性を持つものが
好ましい。例えば、PET/ヒートシール剤、PP/ヒ
ートシール剤、PET/PP/ヒートシール剤、PET
/PE/ヒートシール剤、PET/PE/エチレン−酢
酸ビニル共重合体のケン化物(EVOH)/PE/ヒー
トシール剤、Kコート延伸ナイロン(KON)/PE/
ヒートシール剤などを使用することができる。
【0081】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、側面と底面とからなるトレー形状の容器の開口部
に、平面で、かつ一体であるフランジを有する紙製容器
本体を予め別工程で組み立て、該紙製容器本体を真空な
いし圧空成形する成形型内に入れて該成形型内で加熱状
態にある熱可塑性樹脂よりなる内部保護フィルムを真空
ないし圧空成形して前記紙製容器本体の内面に密接着さ
せて紙製容器を形成することを特徴とする紙製容器の製
造方法である。従って、本発明の紙製容器の製造方法に
よる紙製容器は、従来のようにシール蓋によるシールの
密封性が不充分であるという問題点を改良し、その製造
工程を全く変えたものである。すなわち、板紙を主材料
とする主ブランクと副ブランクを作製し、これらをあら
かじめ組み立てて紙製容器本体を作成し、フィルムを真
空ないし圧空成形する型内でその紙製容器本体の内面の
全面に真空あるいは圧空吸引して樹脂のフィルムを密接
着させるだけであり、フランジが、重なる部分あるいは
つなぎ目などのない平滑な一体なものであることから、
シール蓋による充分な密封が可能な紙製容器を作成する
ことができる。
【0082】また、主ブランクと副ブランクを重合片で
固定してあらかじめ組み立てて紙製容器本体を作成して
おくことにより、つぎの工程である成形加工において、
ブランク保持のための真空回路が不要であり、フィルム
成形用の金型の構造が簡素となり、低い価格で金型が製
作でき、成形加工ライン全体として、安価な製造ライン
を組むことができ、製造能力を落とすことなく紙製容器
を製造することができ、かつ、フランジの形状が強固に
保持されて、組み立てた形状が変形しにくい紙製容器を
製造することができる。
【0083】また、組み立てた紙製容器本体の状態で、
内容物の充填包装機に供給でき、ガス置換などを行う充
填包装機への対応も可能となる。
【0084】さらに、本発明の紙製容器は、紙を主体と
した容器であることから、表面に印刷を容易に施せると
共に印刷の効果も良く、また、容器として使用後、その
まま燃焼ゴミとして廃棄することができ、環境破壊等の
元凶にならないものである。本発明にかかる紙製容器
は、冷凍食品、惣菜等の包装用容器として、極めて有用
なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙製容器の第一の形態の一実施例を示
す斜視図である。
【図2】本発明の紙製容器の第一の形態の一実施例を構
成する紙製容器本体の組み立てる概略を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の紙製容器の第一の形態の一実施例の主
ブランクおよび副ブランクを示す展開図である。
【図4】本発明の紙製容器の第一の形態の別の実施例を
示す斜視図である。
【図5】本発明の紙製容器の第一の形態の別の実施例を
構成する紙製容器本体の組み立てる概略を示す斜視図で
ある。
【図6】本発明の紙製容器の第一の形態の別の実施例の
主ブランクおよび副ブランクを示す展開図である。
【図7】本発明の紙製容器の第一の形態のさらに別の実
施例を示す斜視図である。
【図8】本発明の紙製容器の第一の形態のさらに別の実
施例を構成する紙製容器本体の組み立てる概略を示す斜
視図である。
【図9】本発明の紙製容器の第一の形態のさらに別の実
施例の主ブランクおよび副ブランクを示す展開図であ
る。
【図10】本発明の紙製容器の第一の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の組み立てる概略図およ
び主ブランクと副ブランクを示す展開図である。
【図11】本発明の紙製容器の第一の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の組み立てる概略図およ
び主ブランクと副ブランクを示す展開図である。
【図12】本発明の紙製容器の第一の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の組み立てる概略図およ
び主ブランクと副ブランクを示す展開図である。
【図13】本発明の紙製容器の第一の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の組み立てる概略図およ
び主ブランクと副ブランクを示す展開図である。
【図14】本発明の紙製容器の第一の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の組み立てる概略図およ
び主ブランクと副ブランクを示す展開図である。
【図15】本発明の紙製容器の第一の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の組み立てる概略図およ
び主ブランクと副ブランクを示す展開図である。
【図16】本発明の紙製容器の第二の形態の一実施例を
示す斜視図である。
【図17】本発明の紙製容器の第二の形態の一実施例を
構成する紙製容器本体の組み立てる概略を示す斜視図で
ある。
【図18】本発明の紙製容器の第二の形態の一実施例の
主ブランクおよび副ブランクを示す展開図である。
【図19】本発明の紙製容器の第二の形態の別の実施例
を示す斜視図である。
【図20】本発明の紙製容器の第二の形態の別の実施例
を構成する紙製容器本体の組み立てる概略を示す斜視図
である。
【図21】本発明の紙製容器の第二の形態の別の実施例
の主ブランクおよび副ブランクを示す展開図である。
【図22】本発明の紙製容器の第二の形態のさらに別の
実施例を示す斜視図である。
【図23】本発明の紙製容器の第二の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の組み立てる概略を示す
斜視図である。
【図24】本発明の紙製容器の第二の形態のさらに別の
実施例の主ブランクおよび副ブランクを示す展開図であ
る。
【図25】本発明の紙製容器の第二の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の組み立てる概略図およ
び主ブランクと副ブランクを示す展開図である。
【図26】本発明の紙製容器の第二の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の組み立てる概略図およ
び主ブランクと副ブランクを示す展開図である。
【図27】本発明の紙製容器の第二の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の概略図および主ブラン
クと副ブランクを示す展開図である。
【図28】本発明の紙製容器の第二の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の概略図および主ブラン
クと副ブランクを示す展開図である。
【図29】本発明の紙製容器の第二の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の組み立てる概略図およ
び主ブランクと副ブランクを示す展開図である。
【図30】本発明の紙製容器の第二の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の概略図および主ブラン
クと副ブランクを示す展開図である。
【図31】本発明の紙製容器の第二の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の概略図および主ブラン
クと副ブランクを示す展開図である。
【図32】本発明の紙製容器の第二の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の概略図および主ブラン
クと副ブランクを示す展開図である。
【図33】本発明の紙製容器の第三の形態の一実施例を
示す斜視図である。
【図34】本発明の紙製容器の第三の形態の一実施例を
構成する紙製容器本体の組み立てる概略を示す斜視図で
ある。
【図35】本発明の紙製容器の第三の形態の一実施例の
主ブランクおよび副ブランクを示す展開図である。
【図36】本発明の紙製容器の第三の形態の別の実施例
を示す斜視図である。
【図37】本発明の紙製容器の第三の形態の別の実施例
を構成する紙製容器本体の組み立てる概略を示す斜視図
である。
【図38】本発明の紙製容器の第三の形態の別の実施例
の主ブランクおよび副ブランクを示す展開図である。
【図39】本発明の紙製容器の第三の形態のさらに別の
実施例を構成する紙製容器本体の組み立てる概略図およ
び主ブランクと副ブランクを示す展開図である。
【図40】本発明の紙製容器の紙製容器本体と内面保護
フィルムとを密接着させる成形型の概略を示す断面図で
ある。
【図41】本発明の紙製容器の紙製容器本体の内部に内
面保護フィルムを密接着させる状態の成形型の概略を示
す断面図である。
【図42】本発明の紙製容器を構成する紙製容器本体の
組み立てる製造工程のフローの例を示す工程図である。
【符号の説明】
A〜W紙製容器 1a〜1w 紙製容器本体 2 内面保護フィルム層 10a〜10w 主ブランク 20a〜20w 副ブランク 11 フランジ 11a〜11d 重合片 12〜15 主ブランク側面 21 底面 21a〜21d 重合片 22〜25 副ブランク側面 a〜n 折れ線 X 補強片 Y 差し込み片 Y´ 差し込み口 Z 折り込み面 z 折り込み線 α 重合部 40 成形型 41 成形機ベット 42 真空孔 43 内面保護フィルム 44 クリップ
フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 AB32 3E061 AA30 AB01 3E062 AA20 AC05 JA01 JA07 JB04 3E075 BA22 BA28 BA30 CA01 DC18 DC37 GA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面と底面とからなるトレー形状の容器の
    開口部に、平面で、かつ一体であるフランジを有する紙
    製容器本体を予め別工程で組み立て、該紙製容器本体を
    真空ないし圧空成形する成形型内に入れて該成形型内で
    加熱状態にある熱可塑性樹脂よりなる内部保護フィルム
    を真空ないし圧空成形して前記紙製容器本体の内面に密
    接着させて紙製容器を形成することを特徴とする紙製容
    器の製造方法。
  2. 【請求項2】前記紙製容器本体が、紙を主材料とする少
    なくとも多角形の枠状のフランジからなる主ブランク
    と、紙を主材料とする少なくとも多角形状の底面と副ブ
    ランク側面とからなる副ブランクとの何れか一方、ある
    いは前記主ブランクと前記副ブランクの両方に重合片を
    設け、前記主ブランクと前記副ブランクとを前記重合片
    と他の部分とを、重ね合わせて固定することにより組み
    立てられていることを特徴とする請求項1に記載の紙製
    容器の製造方法。
  3. 【請求項3】前記紙製容器本体が、紙を主材料とする少
    なくとも多角形の枠状のフランジと一対以上の主ブラン
    ク側面とからなる主ブランクと、紙を主材料とする少な
    くとも多角形状の底面と副ブランク側面とからなる副ブ
    ランクとの何れか一方、あるいは前記主ブランクと前記
    副ブランクの両方に重合片を設け、前記主ブランクと前
    記副ブランクとを前記重合片と他の部分とを、重ね合わ
    せて固定することにより組み立てられていることを特徴
    とする請求項1に記載の紙製容器の製造方法。
  4. 【請求項4】前記紙製容器本体が、紙を主材料とする少
    なくとも多角形の枠状のフランジと一対以上の主ブラン
    ク側面とからなる主ブランクと、紙を主材料とする少な
    くとも多角形状の底面と一対以上の副ブランク側面とか
    らなる副ブランクとを、前記主ブランクの前記主ブラン
    ク側面と前記副ブランクの前記副ブランク側面とを重ね
    合わせて固定することにより組み立てられていることを
    特徴とする請求項1に記載の紙製容器の製造方法。
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