JP4372952B2 - 紙製容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、紙製容器に関するものであり、更に詳しくは、シール蓋での密封が可能な紙製容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、トレー形状の容器としては、紙製のもの、あるいはプラスチック製のものなど、種々のものが実用化されているが、内容物が液体を含むものの場合、あるいは充分な密封性が必要な場合には、紙単独で構成される紙製の容器あるいは内面に樹脂加工を施した紙で組み立てられた容器は、充分な密封性を有していないため使用できない。充分な密封性を持たせるためには、シール蓋で密封シールするための適切なフランジ部分を備えていることが必要であり、これらの観点から、プラスチックを成形したトレーにシール蓋で密封した形状のプラスチック容器が一般的である。また、紙あるいはプラスチックを単独材料として使用するのではなく、紙とプラスチックとを複合した構成の材料を使用した容器が、特開平3−120034号公報、特開平8−253237号公報などに開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のプラスチック製の容器においては、容器として使用後、その廃棄に問題があり、現在、使用後のこれらの容器は、回収して再利用を図るか、または燃焼処理するか、あるいはそのまま廃棄する等の処理がなされているが、いずれにしても、充分に満足し得る状態ではなく、その使用量の削減などが求められている。また、容器の表面の意匠性についても、印刷効果、および印刷の難易度の点で、紙製の容器に比べて劣っている点が問題である。
【0004】
また、紙とプラスチックとを複合した構成の材料を使用した容器、例えば、特開平3−120034号公報、特開平8−253237号公報などに開示されている容器についても、フランジにおいて、重なり部あるいはつなぎ目などがあり、段差のない平滑で一体なものとなっていないため、シール蓋による充分な密封を行うことができないという問題がある。また、容器のブランクを成形型の中で組み立てることが容易でなく、組み立てた形状が変形し易いという問題がある。
【0005】
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、容器のブランクを成形型の中で組み立てることが容易で、組み立てた形状で副ブランクの重合片と主ブランクのフランジの一部とが重なり合うことにより変形しにくく、強度のある紙製容器となり、また、フランジが、重なり部あるいはつなぎ目などのない平滑な一体なものであることから、シール蓋による充分な密封が可能であり、さらに、紙を主材料とし、プラスチックの比率の少ない材料構成からなる、環境問題に対応した紙製容器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決すべく検討した結果、本発明は、紙を主材料とする、主ブランクと副ブランクとで組み立てられた紙製容器本体と、該紙製容器本体の内面に密接着している熱可塑性樹脂製フィルムよりなる内部保護フィルム層とにより形成された紙製容器であって、前記主ブランクが、枠状のフランジと該フランジの内側の辺に折れ線を介して連設した一対以上の対向する主ブランク側面とからなり、前記副ブランクが、底面と副ブランク側面と該副ブランク側面に折れ線を介して延設した重合片とからなり、該重合片と前記主ブランクの前記フランジの一部とを重なり合わせて組み立てていることを特徴とする紙製容器であり、前記フランジにおいて前記重合片と重なり合う部分の一部に凹部あるいは抜き穴を設け、前記重合片を前記フランジの外面で重ね合わせたことを特徴とする。
【0007】
また、前記主ブランクの前記枠状の前記フランジが多角形状であり、前記副ブランクの前記底面が多角形状であることを特徴とし、前記副ブランクが、前記底面と、該底面に折れ線を介して副ブランク側面を連設し、あるいは前記副ブランクが、前記底面と、該底面に折れ線を介して一対の対向する副ブランク側面を連設し、前記副ブランク側面の両側辺に折れ線を介して副ブランク側面を連設していることを特徴とする。
【0008】
また、前記主ブランクは、前記フランジの形状が四角形であって、前記フランジの内面に折れ線を介して一対の対向する主ブランク側面を連設し、前記副ブランクは、前記底面の形状が八角形であって、前記底面に折れ線を介して一対の対向する四角形の前記副ブランク側面と、二対の対向する三角形の副ブランク側面とを連設していることを特徴とする。
【0009】
さらに、前記主ブランクは、前記フランジの形状が四角形であって、前記フランジの内側に折れ線を介して一対の対向する前記主ブランク側面を連設し、前記副ブランクは、前記底面の形状が八角形であって、前記底面に折れ線を介して前記主ブランクに連設した前記主ブランク側面以外の一対の対向する四角形の前記副ブランク側面を連設し、該副ブランク側面の両側辺に折れ線を介して三角形の副ブランク側面を連設していることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、容器のブランクを成形型の中で組み立てることが容易で、組み立てた形状で副ブランクの重合片と主ブランクのフランジの一部とが重なり合うことにより変形しにくく、また、フランジが、重なり部あるいはつなぎ目などのない平滑な一体なものであることから、シール蓋による充分な密封が可能であり、さらに、紙を主材料とし、プラスチックの比率の少ない材料構成からなる、環境問題に対応した紙製容器を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の紙製容器について、形状、用いる材料、および製造方法など、発明の実施の形態について図面を参照にして説明するが、幾つかの図面に渡って同一または同様な部分には同一の符号を付けている。
【0012】
まず、本発明の紙製容器の第一の実施の形態の一実施例で主ブランクのフランジが四角形状で副ブランクの底面も四角形状である場合の例を示す。図1はその斜視図であり、本発明にかかる紙製容器Aは、重なり部あるいはつなぎ目のない平滑な一体であるフランジ3、主ブランク側面4、4、底面5、副ブランク側面6、6、重合片6a、6aを有する紙製容器本体1aを主構成要素とし、さらに紙製容器本体1aの内面に熱可塑性樹脂製フィルムを密接着した内面保護フィルム層2との構成からなるものである。すなわち、本発明にかかる紙製容器Aは、図2に示すように、紙を主材料とする、主ブランク10と、副ブランク11とで副ブランク11の重合片6a、6aを主ブランク10のフランジ3の外面に重ね合わせた状態で紙製容器本体1aが組み立てられ、その底面5、主ブランク側面4、4、副ブランク側面6、6およびフランジ3を熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂製フィルムで密接着することにより内面保護フィルム層2を設けることにより容器を構成するものである。また、重合片6a、6aを設けることによって、組み立てた形状で副ブランク11の重合片6a、6aと主ブランク10のフランジ3の一部とが重なり合うことにより変形しにくく、強度のある紙製容器1aを形成する。
【0013】
図3の主ブランク10では、重なり部あるいはつなぎ目のない一体となっている四角形状のフランジ3の内側の一対の対向する辺に、折れ線a、aを介して、折り曲げ可能な一対の対向する主ブランク側面4、4を連設している。この折れ線aは、主ブランク側面4、4が折り曲げ易いように、ミシン目あるいは半切れが好ましい。主ブランク側面4、4の形状は、四角形とし、主に上方に拡がる台形とすることにより、組み立てた後にテーパーのついたトレー形状となる。
【0014】
図4の副ブランク11では、底面5と、この底面5の外側の一対の対向する辺に、折れ線b、bを介して、主ブランク10に連設する主ブランク側面4、4以外の側面として折り曲げ可能な一対の対向する副ブランク側面6、6を連設している。そして、底面5の側と反対側の辺に折れ線c、cを介して重合片6a、6aを延設している。重合片6a、6aの形状は、四辺形、台形、半円形などとすることができ、特に限定されるものではない。この折れ線b、cは、副ブランク側面6、6および重合片6a、6aが折り曲げ易いように、ミシン目あるいは半切れが好ましい。この副ブランク側面6、6の形状は、四角形とし、主ブランク側面4、4と同様に、主に上方に拡がる台形とすることにより、組み立てた後にテーパーのついたトレー形状となる。
【0015】
図5は、本発明の紙製容器の第一の実施の形態の別の実施例を示す斜視図であり、図5−aに示すように、本発明にかかる紙製容器Aaでは、主ブランク10aのフランジ3と副ブランク11aの重合片6a、6aとが重なる部分の主ブランク10aのフランジ3の一部に凹部3aを設けている。つまり、フランジ3の凹部3aがあることによって、この部分を通して重合片6a、6aと内面保護フィルム層2とを密接着することができる。
【0016】
紙製容器Aaの主ブランク10aは、紙製容器Aの主ブランク10と基本的には同様であるが、さらに、フランジ3の主ブランク側面4、4を連設していない両側の辺には、図6−aに示すように、半円形の凹部3aを複数個設けている。この凹部3aは、主ブランク10aと副ブランク11aとを組み立てた時に、副ブランク側面6、6に延設した重合片6a、6aと主ブランク10aのフランジ3とが重なる範囲内に設けることができる。また、フランジ3の内側の辺、あるいは外側の辺のどちらにも設けることができる。
【0017】
凹部3aの形状は、図6−bに示すような半長円形、図6−cに示すような四角形などでもよく、特に限定されるものではない。その凹部3aの数も、特に限定されない。この凹部3aを設けることによって、主ブランク10aと副ブランク11aとを組み立て、紙製容器Aaとする時に、副ブランク側面6、6に延設した重合片6a、6aを主ブランク10aのフランジ3の外面の一部に重ねて熱可塑性樹脂製フィルムよりなる内部保護フィルム層2と凹部3aの部分を通して密接着することができ、組み立てた紙製容器Aaの強度を増すことができる。
【0018】
紙製容器Aaの副ブランク11aは、紙製容器Aの副ブランク11と同じ形状である。
【0019】
また、図5−bに示すような紙製容器Abの主ブランク10bは、紙製容器Aの主ブランク10と基本的には同様であるが、さらに、底面5の副ブランク側面6、6を連設していない両側辺部には、図7−aに示すように、円形の抜き穴3bを複数個設けている。この抜き穴3bは、主ブランク10bと副ブランク11b(副ブランク11と同じ形状)とを組み立てた時に、副ブランク側面6、6に延設した重合片6a、6aと主ブランク10bのフランジ3とが重なる範囲内に設けることができる。
【0020】
抜き穴3bの形状は、図7−bに示すような長円形、図7−cに示すような四角形などでもよく、特に限定されるものではない。その抜き穴3bの数も、特に限定されない。この、抜き穴3bを設けることによって、凹部3aの場合と同様に、主ブランク10bと副ブランク11bとを組み立て、紙製容器Abとする時に、主ブランク側面4、4に延設した重合片6a、6aを副ブランク11bの底面5の外面の一部に重ねて熱可塑性樹脂製フィルムよりなる内部保護フィルム層2と抜き穴3bの部分を通して密接着することができ、組み立てた紙製容器Abの強度を増すことができる。
【0021】
つぎに、本発明の紙製容器の第二の実施の形態の一実施例で主ブランクのフランジが八角形状で副ブランクの底面も八角形である場合の例を示す。図8はその斜視図であり、本発明にかかる紙製容器Bは、紙を主材料とする、主ブランク20と、副ブランク21とで副ブランク21の重合片6a、6a、7a、7a、7a、7aを主ブランク20のフランジ3の外面に重ねた状態で紙製容器本体1bが組み立てられ、その底面5、主ブランク側面4、4、副ブランク側面6、6、副ブランク側面7、7、7、7およびフランジ3を熱可塑性樹脂製フィルムで密接着することによる内面保護フィルム層2を設けることにより容器を構成するものである。
【0022】
図9の主ブランク20では、重なり部あるいはつなぎ目のない一体となっている八角形状のフランジ3内側の一対の対向する辺に、折れ線aを介して、折り曲げ可能な一対の対向する主ブランク側面4、4を連設している。この折れ線a、は、主ブランク側面4、4が折り曲げ易いように、ミシン目あるいは半切れが好ましい。主ブランク側面4、4の形状は、四角形とし、主に上方に拡がる台形とすることにより、組み立てた後にテーパーのついたトレー形状となる。
【0023】
図10の副ブランク21では、底面5と、この底面5の一対の対向する辺に、折れ線b、bを介して、主ブランクに連設した主ブランク側面4、4以外の側面として折り曲げ可能な一対の対向する副ブランク側面6、6を連設し、二対の対向する辺に、折れ線c、c、c、cを介して二対の副ブランク側面7、7、7、7を連設している。そして、副ブランク側面6、6に折れ線d、dを介して重合片6a、6aを延設し、副ブランク側面7、7、7、7に折れ線e、e、e、eを介して重合片7a、7a、7a、7aを延設している。この折れ線b、c、d、eは、副ブランク側面6、6、7、7、7、7、重合片6a、6a、7a、7a、7a、7aが折り曲げ易いように、ミシン目あるいは半切れが好ましい。この副ブランク側面6、6、7、7、7、7の形状は、四角形とし、主ブランク側面4、4同様、主に上方に拡がる台形とすることにより、組み立てた後にテーパーのついたトレー形状となる。
【0024】
また、図11は、本発明にかかる紙製容器Bにおいて、主ブランク20に対応する副ブランクとして、上記の副ブランク21とは異なった形状の副ブランク22を示している。副ブランク22では、底面5と、この底面5の一対の対向する辺に、折れ線b、bを介して、主ブランク20に連設した主ブランク側面4、4以外の側面として折り曲げ可能な一対の対向する副ブランク側面6、6を連設し、その副ブランク側面6、6の両側辺に折れ線f、f、f、fを介して二対の副ブランク側面7、7、7、7を連設している。そして、副ブランク21と同様に、副ブランク側面6、6に折れ線d、dを介して重合片6a、6aを延設し、副ブランク側面7、7、7、7に折れ線e、e、e、eを介して重合片7a、7a、7a、7aを延設している。この折れ線b、c、d、e、fは、副ブランク側面6、6、7、7、7、7、重合片6a、6a、7a、7a、7a、7aが折り曲げ易いように、ミシン目あるいは半切れが好ましい。この副ブランク側面6、6、7、7、7、7の形状は、四角形とし、主ブランク側面4、4同様、主に上方に拡がる台形とすることにより、組み立てた後にテーパーのついたトレー形状となる。
【0025】
図12は、本発明の紙製容器の第二の実施の形態の別の実施例を示す斜視図であり、本発明にかかる紙製容器Baでは、主ブランク20aのフランジ3と副ブランク21aの重合片6a、6a、7a、7a、7a、7aとが重なる部分の主ブランク20aのフランジ3の一部に凹部3aを設けている。つまり、フランジ3の凹部3aがあることによって、この部分を通して重合片6a、6a、7a、7a、7a、7aと内面保護フィルム層2とを密接着することができる。
【0026】
紙製容器Baの主ブランク20aは、紙製容器Bの主ブランク20と基本的には同様であるが、さらに、フランジ3の主ブランク側面4、4を連設していない両側の辺には、図13−aに示すように、半円形の凹部3aを複数個設けている。この凹部3aは、主ブランク20aと副ブランク21aとを組み立てた時に、副ブランク側面6、6、7、7、7、7に延設した重合片6a、6a、7a、7a、7a、7aと主ブランク20aのフランジ3とが重なる範囲内に設けることができる。
【0027】
凹部3aの形状は、図13−bに示すような半長円形、図13−cに示すような四角形などでもよく、特に限定されるものではない。その凹部3aの数も、特に限定されない。この凹部3aを設けることによって、主ブランク20aと副ブランク21aとを組み立て、紙製容器Baとする時に、副ブランク側面6、6、7、7、7、7に延設した重合片6a、6a、7、7、7、7を主ブランク20aのフランジ3の外面の一部に重ねて熱可塑性樹脂製フィルムよりなる内部保護フィルム層2と凹部3aの部分を通して密接着することができ、組み立てた紙製容器Baの強度を増すことができる。
【0028】
紙製容器Baの副ブランク21aは、紙製容器Bの副ブランク21あるいは副ブランク22と同じ形状である。
【0029】
また、紙製容器Bb(図は省略)の主ブランク20bは、紙製容器Bの主ブランク20と基本的には同様であるが、さらに、底面5の副ブランク側面6、6を連設していない両側辺部には、図14−aに示すように、円形の抜き穴3bを複数個設けている。この抜き穴3bは、主ブランク20bと副ブランク21b(副ブランク21あるいは副ブランク22と同じ形状)とを組み立てた時に、副ブランク側面6、6、7、7、7、7に延設した重合片6a、6a、7、7、7、7と主ブランク20bのフランジ3とが重なる範囲内に設けることができる。
【0030】
抜き穴3bの形状は、図14−bに示すような長円形、図14−cに示すような四角形などでもよく、特に限定されるものではない。その抜き穴3bの数も、特に限定されない。この、抜き穴3bを設けることによって、凹部3aの場合と同様に、主ブランク20bと副ブランク21bとを組み立て、紙製容器Bbとする時に、主ブランク側面4、4、7、7、7、7に延設した重合片6a、6a、7、7、7、7を副ブランク21bの底面5の外面の一部に重ねて熱可塑性樹脂製フィルムよりなる内部保護フィルム層2と抜き穴3bの部分を通して密接着することができ、組み立てた紙製容器Bbの強度を増すことができる。
【0031】
以上、本発明の紙製容器の第一の実施の形態および第二の実施の形態において、主ブランクのフランジ3の形状および副ブランクの底面5の形状が、四角形状である場合、八角形状である場合について具体的に説明したが、底面5およびフランジ3の形状は、多角形であれば、三角形、五角形、六角形、十角形等のいずれの形状でもよい。
【0032】
つぎに、本発明の紙製容器の第三の実施の形態の一実施例で主ブランクのフランジが四角形状で副ブランクの底面が八角形状である場合の例を示す。図15はその斜視図であり、本発明にかかる紙製容器Cは、紙を主材料とする、主ブランク30(主ブランク10と同じ形状)と、副ブランク31とで副ブランク31の重合片6a、6aと主ブランク30のフランジ3の外面を重ねた状態で紙製容器本体1cが組み立てられ、この二対の副ブランク側面7、7、7、7は三角形となっている。その紙製容器本体1cの底面5、主ブランク側面4、4、副ブランク側面6、6、7、7、7、7およびフランジ3を熱可塑性樹脂製フィルムで密接着することによる内面保護フィルム層2を設けることにより容器を構成するものである。
【0033】
図16の副ブランク31では、底面5と、この底面5の一対の対向する辺に、折れ線b、bを介して、主ブランク30に連設した主ブランク側面4、4以外の側面として折り曲げ可能な一対の対向する副ブランク側面6、6を連設し、二対の対向する辺に、折れ線c、c、c、cを介して二対の副ブランク側面7、7、7、7を連設している。そして、副ブランク側面6、6に折れ線d、dを介して重合片6a、6aを延設している。この副ブランク側面6、6の形状は、四角形とし、主ブランク側面4、4と同様に、主に上方に拡がる台形とするが、二対の副ブランク側面7、7、7、7の形状は、三角形としている。この折れ線b、c、dは、副ブランク側面6、6、7、7、7、7、重合片6a、6aが折り曲げ易いように、ミシン目あるいは半切れが好ましい。
【0034】
図17は、本発明にかかる紙製容器Cにおいて、主ブランク30に対応する副ブランクとして、上記の副ブランク31とは異なった形状の副ブランク32を示している。この副ブランク32では、底面5と、この底面5の一対の対向する辺に、折れ線b、bを介して、主ブランク30に連設した主ブランク側面4、4以外の側面として折り曲げ可能な一対の対向する副ブランク側面6、6を連設し、その副ブランク側面6、6の両側辺に折れ線f、f、f、fを介して二対の側面7、7、7、7を連設している。そして、副ブランク側面6、6に折れ線dを介して重合片6a、6aを延設している。この副ブランク側面6、6の形状は、四角形とし、主ブランク側面4、4同様、主に上方に拡がる台形とするが、二対の副ブランク側面7、7、7、7の形状は、三角形としている。この折れ線b、d、fは、副ブランク側面6、6、7、7、7、7、重合片6a、6aが折り曲げ易いように、ミシン目あるいは半切れが好ましい。
【0035】
図18は、本発明の紙製容器の第三の実施の形態の別の実施例を示す斜視図であり、本発明にかかる紙製容器Caでは、主ブランク30aのフランジ3と副ブランク31aの重合片6a、6aとが重なる部分の主ブランク30aのフランジ3の一部に凹部3aを設けている。つまり、フランジ3の凹部3aがあることによって、この部分を通して重合片6a、6aと内面保護フィルム層2とを密接着することができる。
【0036】
紙製容器Caの主ブランク30aは、紙製容器Aaの主ブランク10aと同じ形状であり、フランジ3に凹部3aを複数個設けている。この凹部3aを設けることによって、主ブランク30aと副ブランク31aとを組み立て、紙製容器Caとする時に、副ブランク側面6、6、7、7、7、7に延設した重合片6a、6a、7a、7a、7a、7aを主ブランク30aのフランジ3の外面の一部に重ねて熱可塑性樹脂製フィルムよりなる内部保護フィルム層2と凹部3aの部分を通して密接着することができ、組み立てた紙製容器Caの強度を増すことができる。
【0037】
紙製容器Caの副ブランク31aは、紙製容器Cの副ブランク31と同じ形状である。また、この副ブランク31aは、紙製容器Cの副ブランク32と同じ形状としてもよい。
【0038】
同様にして、紙製容器Cb(図は省略)の主ブランク30bは、紙製容器Abの主ブランク10bと同じ形状であり、フランジ3に抜き穴3bを複数個設けている。この抜き穴3bを設けることによって、主ブランク30bと副ブランク31bとを組み立て、紙製容器Cbとする時に、副ブランク側面6、6、7、7、7、7に延設した重合片6a、6a、7a、7a、7a、7aを主ブランク30bのフランジ3の外面の一部に重ねて熱可塑性樹脂製フィルムよりなる内部保護フィルム層2と抜き穴3bの部分を通して密接着することができ、組み立てた紙製容器Cbの強度を増すことができる。
【0039】
紙製容器Cbの副ブランク31bは、紙製容器Cの副ブランク31と同じ形状である。また、この副ブランク31bは、紙製容器Cの副ブランク32と同じ形状としてもよい。
【0040】
本発明の紙製容器のいずれの形態においても、副ブランクの底面の辺で副ブランク側面を設けていない辺、主ブランク側面の底面に隣接する辺、隣接する主ブランク側面と副ブランク側面の一方の辺、隣接する副ブランク側面同志の一方の辺に補強片を設けることができる。例えば、図19に示すように、副ブランク41の底面5の辺で副ブランク側面6、6、7、7、7、7を設けていない辺に補強片5aを設けることができる。この補強片3aの形状は、半円形、三角形、四角形など特に限定されるものではない。この補強片を設けることによって、主ブランクと副ブランクとから組み立てられた紙製容器の強度を増すことができる。
【0041】
また、本発明の紙製容器のいずれの形態においても、図20、図21に示すように、主ブランク10、20、30のフランジ3において、縦、横(長辺、短辺)がある場合、長辺、短辺のどちらの辺に一対の対向する主ブランク側面4、4を連設してもよい。例えば、主ブランク10、20、30と副ブランク11、21、22、31、32との組合せは、図20に示すように、主ブランク10Y、20Y、30Yのフランジ3の長辺に一対の対向する主ブランク側面4、4を連設し、副ブランク11Y、21Y、22Y、31Y、32Yの底面5の短辺に一対の対向する副ブランク側面6、6を連設してもよく、図21に示すように、主ブランク10T、20T、30Tのフランジ3の短辺に一対の対向する主ブランク側面4、4を連設し、副ブランク11T、21T、22T、31T、32Tの底面5の長辺に一対の対向する副ブランク側面6、6を連設してもよい。
【0042】
また、本発明の紙製容器のいずれの形態においても、枠状のフランジ3の形状は、フランジ3の内周を表している。一般的には、内周の形状と外周の形状とは、同一であるが、必ずしも内周の形状と外周の形状とが同一である必要はない。
【0043】
つぎに、本発明にかかる紙製容器の製造方法について説明する。この説明では主に紙製容器Aについて具体的に説明するが、他の実施の形態でも同様に製造することができる。
【0044】
本発明においては、まず、図3および図4にその一例を示すように、フランジ3と一対の対向する主ブランク側面4、4とからなる主ブランク10と、底面5と主ブランク10に連設した側面以外の側面である副ブランク側面6、6と重合片6a、6aとからなる副ブランク11とを製造する。
【0045】
つぎに、図22に示すように、上記で製造した主ブランク10および副ブランク11を真空ないし圧空成形する成形型100内に入れて該成形型100内でトレー状に組み立てる。なお、図において、101は、成形機ベットを示し、102は、吸引する真空孔を示し、103は、熱可塑性樹脂製フィルムを示し、104は、それをクリップするクランプを示している。
【0046】
成形型100内で、紙製容器本体1aを組み立てるには、まず、副ブランク11を副ブランク側面6、6および重合片6a、6aを折り曲げて、底面5を成形型100の底面まで挿入する。つぎに、主ブランク10の主ブランク側面4、4を内側に折り曲げ、フランジ3を成形型100にしっかり固定して挿入する。主ブランク10が挿入されることによって、副ブランク11の重合片6a、6aと主ブランク10のフランジ3とが部分的に重なり合い、主ブランク10の主ブランク側面4、4も成形型100の側面に押し込まれ、2つのブランクにより紙製容器本体1が成形型100内で容易に組み立てられる。この組み立ての際に、成形型100内に副ブランク11を押し込む際に、上方からプラグを押し込むことにより、容易に成形型100内で紙製容器本体1aを組み立てることができる。
【0047】
そして、上記で製造した紙製容器本体1aでは、重なり部あるいはつなぎ目のない一体となっているフランジ3が形成される。また、主ブランク10の主ブランク側面4、4およびブランク20の副ブランク側面6、6が、底面5から起立した形状となり、容器を構成する隅部において、主ブランク側面4、4の端部と他方の副ブランク側面6、6の端部とが接した状態で隣接し、副ブランク11の重合片6a、6aと主ブランク10のフランジ3とが部分的に重なり合っている。
【0048】
つぎに、本発明においては、図23に示すように、成形機ベット101の真空孔102より空気を吸引しながら、クランプ104でクリップしている加熱状態にある熱可塑性樹脂製フィルム103を、そのクランプ104を下げて成形型100に接触させ、更に吸引を継続しながら上記の紙製容器本体1aの内部に加熱状態にある熱可塑性樹脂フィルム103を密接着させる。なお、前記真空成形、または真空圧空成形の際には、プラグアシスト装置を併用して、軟化した熱可塑性樹脂フィルム103を紙製容器本体1aの中に押し込むことができる。このような方法を採ることにより、紙製容器本体1aの内面に形成される内面保護フィルム層2の厚さムラを少なくすることができ、紙製容器Aの品質を向上させることができる。上記で密接着が終了した後、吸引を解いて、さらに熱可塑性樹脂製フィルム103を切断して、紙製容器本体1aの内面に内面保護フィルム層2を有する本発明にかかる紙製容器Aを製造することができる。
紙製容器Aa、Ab、B、Ba、Bb、C、Ca、Cbについても、紙製容器Aと同様にして、製造することができる。
【0049】
上記の本発明において、ブランクを構成する紙材料としては、例えば、坪量150〜600g/m2程度の各種の板紙、加工紙等を使用することができる。
【0050】
また、上記の本発明において、内面保護フィルム層2を形成する熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂製フィルム103としては、耐水性、密封性、そして熱融着性を有する熱可塑性樹脂からなるフィルムであればよく、例えば、各種のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレ−ト(PET)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−、エチレン−アクリル酸共重合体、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリカ−ボネ−ト、ポリブテン、ポリビニルアルコ−ル、その他等の各種の熱可塑性樹脂のフィルムを単独ないしラミネ−トして使用することができる。特に、容器にガスバリヤー性を付与したい場合には、例えば、中間層にエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)などのガスバリヤー性材料を積層した積層シート、具体的には、PE/EVOH/PE、PP/EVOH/PE、A(アモルファス)・PET/EVOH/PEなどの層構成の積層シートを用いることができる。
【0051】
これらの熱可塑性樹脂製フィルム103の厚さは、30〜250μmの範囲とし、フィルム自体の成形性、および成形する容器の容量、深絞りの比率(深さ/口径)などにより、適宜決定するが、好ましくは50〜100μmの範囲とする。ただ、容器の強度は、主に外側の紙製容器本体1aで付与されるため、プラスチック単独の成形容器の場合よりは、厚さを極端に薄くすることができる。環境対応の観点から、プラスチックの構成比率を少なくするために、必要最小限の厚さとすることが好ましいが、薄すぎた場合には、バリアー性が劣ること、ピンホールが発生しやすくなるなどの問題があるので、フィルムの種類、容器のサイズなどを勘案して適宜設定する必要がある。
【0052】
なお、本発明の紙製容器において、半製品である紙製容器本体1aの内面に熱可塑性樹脂製フィルム103を密接着させる場合、フィルム自身が加熱状態で接着させるが、熱可塑性樹脂製フィルム103の材質によっては、紙製容器本体1との接着強度が不充分な場合がある。このような場合には、例えば、熱可塑性樹脂製フィルム103に、あらかじめヒートシール剤やホットメルト材などの熱接着性樹脂を塗布したり、あるいは、熱接着性樹脂を押し出しコートして接着層を設けておくことができる。また、接着層を塗布する場合は、紙製容器本体1a側に設けてもよく、ただ、このような接着層を設ける場合は、接着層の材質の選定と厚さの調整を行うことが必要である。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明は、紙を主材料とする、枠状のフランジと該フランジの内側に折れ線を介して連設した一対以上の対向する主ブランク側面とからなる主ブランクと、底面と主ブランクに連設した主ブランク側面以外の副ブランク側面とその副ブランク側面に延設した重合片とからなる副ブランクとを製造し、これを真空ないし圧空成形する成形型内に入れて該型内で組み立てて紙製容器を構成する半製品である紙製容器本体を組み立てて、その紙製容器本体を構成するフランジ、主ブランク側面、底面、副ブランク側面、重合片とを加熱状態にある熱可塑性樹脂製フィルムを密接着させてそれらを固定することによって紙製容器を製造するものである。従って、本発明は、従来のようにシール蓋によるシールの密封性が不充分であるという問題点を改良し、その製造工程を全く変えたものである。すなわち、板紙を主材料とする主ブランクと副ブランクを作製し、これらを、フィルムを真空ないし圧空成形する型内で組み立て、しかる後、その内面の全面に真空成形ないし圧空成形、あるいはその併用により成形して熱可塑性樹脂製フィルムを密接着させるだけであり、フランジが重なる部分あるいはつなぎ目などのない平滑な一体なものであることから、シール蓋による充分な内容物の密封が可能である。
【0054】
また、フランジと主ブランク側面とからなる主ブランクと、底面と副ブランク側面と重合片とからなる副ブランクとを成形型の中に挿入するだけで簡単に組み立てることができ、組み立てた形状で副ブランクの重合片と主ブランクのフランジの一部とが重なり合うことにより変形しにくく、強度のある紙製容器となるという特徴がある。
【0055】
さらに、組み立てた形状で副ブランクの副ブランク側面に設けた重合片と主ブランクのフランジの一部とを重ね合わせ、その内側になるフランジの一部に凹部あるいは抜き穴を設けることにより、この凹部あるいは抜き穴を通して内部保護フィルム層と外側の重合片とが密接着し、より強度がある紙製容器となるという特徴がある。
【0056】
さらにまた、本発明の紙製容器は、紙を主体とした容器であることから、容器として使用後、そのまま燃焼ゴミとして廃棄することができ、環境破壊等の元凶にならないものである。本発明にかかる紙製容器は、冷凍食品、惣菜等の包装用容器として、極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙製容器の第一の実施の形態の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の一実施例を構成する紙製容器本体の概略を示す斜視図である。
【図3】図1の実施例の主ブランクを示す展開図である。
【図4】図1の一実施例の副ブランクを示す展開図である。
【図5】本発明の紙製容器の第一の実施の形態の別の実施例を示す斜視図である。
【図6】図5−aの実施例の副ブランクを示す展開図である。
【図7】図5−bの実施例の副ブランクを示す展開図である。
【図8】本発明の紙製容器の第二の実施の形態の一実施例を示す斜視図である。
【図9】図8の実施例の主ブランクを示す展開図である。
【図10】図8の実施例の副ブランクを示す展開図である。
【図11】図8の実施例の別の副ブランクを示す展開図である。
【図12】本発明の紙製容器の第二の実施の形態の別の実施例を示す斜視図である。
【図13】図12の実施例の副ブランクを示す展開図である。
【図14】図12の実施例の別の副ブランクを示す展開図である。
【図15】本発明の紙製容器の第三の実施の形態の一実施例を示す斜視図である。
【図16】図15の一実施例の副ブランクを示す展開図である。
【図17】図15の一実施例の別の副ブランクを示す展開図である。
【図18】本発明の紙製容器の第三の実施の形態の別の実施例を示す斜視図である。
【図19】本発明の紙製容器の補強片を設けた実施例の副ブランクを示す展開図である。
【図20】本発明の紙製容器の構成する主ブランクと副ブランクの組合せを示す展開図である。
【図21】本発明の紙製容器の構成する主ブランクと副ブランクの別の組合せを示す展開図である。
【図22】本発明の紙製容器の一実施例を構成する半製品である紙製容器本体を組み立てる状態の成形型の概略を示す断面図である。
【図23】本発明の紙製容器の一実施例を構成する半製品である紙製容器本体の内部に熱可塑性樹脂製フィルムを密接着させる状態の成形型の概略を示す断面図である。
【符号の説明】
A 紙製容器
B 紙製容器
C 紙製容器
Aa、b 紙製容器
Ba、b 紙製容器
Ca、b 紙製容器
1a〜c 紙製容器本体
2 内面保護フィルム層
3 フランジ(主ブランク)
3a 凹部(フランジ)
3b 抜き穴(フランジ)
4 主ブランク側面
5 底面(副ブランク)
5a 補強片
6 副ブランク側面
6a 重合片(副ブランク)
7 副ブランク側面
7a 重合片(副ブランク)
10 主ブランク
10a〜c 主ブランク
20 主ブランク
20a〜c 主ブランク
30 主ブランク
30a〜c 主ブランク
11 副ブランク
11a〜c 副ブランク
21 副ブランク
21a〜c 副ブランク
22 副ブランク
22a〜c 副ブランク
31 副ブランク
31a〜c 副ブランク
32 副ブランク
32a〜c 副ブランク
41 副ブランク
a〜f 折れ線
101 成形機ベット
102 真空孔
103 熱可塑性樹脂製フィルム
104 クリップ

Claims (8)

  1. 紙を主材料とする、主ブランクと副ブランクとで組み立てられた紙製容器本体と、該紙製容器本体の内面に密接着している熱可塑性樹脂製フィルムよりなる内部保護フィルム層とにより形成され、前記主ブランクが、枠状のフランジと該フランジの内側の辺に折れ線を介して連設した一対以上の対向する主ブランク側面とからなり、前記副ブランクが、底面と副ブランク側面と該副ブランク側面に折れ線を介して延設した重合片とからなり、該重合片と前記主ブランクの前記フランジの一部とを重なり合わせて組み立てている紙製容器であって、
    前記フランジにおいて、前記重合片と重なり合う部分の一部に端辺から凹部を設け、前記重合片を前記フランジの外面で重ね合わせたことを特徴とする紙製容器。
  2. 紙を主材料とする、主ブランクと副ブランクとで組み立てられた紙製容器本体と、該紙製容器本体の内面に密接着している熱可塑性樹脂製フィルムよりなる内部保護フィルム層とにより形成され、前記主ブランクが、枠状のフランジと該フランジの内側の辺に折れ線を介して連設した一対以上の対向する主ブランク側面とからなり、前記副ブランクが、底面と副ブランク側面と該副ブランク側面に折れ線を介して延設した重合片とからなり、該重合片と前記主ブランクの前記フランジの一部とを重なり合わせて組み立てている紙製容器であって、
    前記フランジにおいて、前記重合片と重なり合う部分の一部に抜き穴を設け、前記重合片を前記フランジの外面で重ね合わせたことを特徴とする紙製容器。
  3. 前記主ブランクの前記枠状の前記フランジが多角形状であり、前記副ブランクの前記底面が多角形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の紙製容器。
  4. 前記主ブランクの前記フランジの形状が八角形であり、前記フランジの内側の辺に折れ線を介して一対の対向する前記主ブランク側面を連設し、前記副ブランクの前記底面の形状が八角形であり、前記底面に折れ線を介して三対の対向する前記副ブランク側面を連設していることを特徴とする請求項3に記載の紙製容器。
  5. 前記主ブランクの前記フランジの形状が八角形であり、前記フランジの内側の辺に折れ線を介して二対の対向する前記主ブランク側面を連設し、前記副ブランクの前記底面の形状が八角形であり、前記底面に折れ線を介して二対の対向する前記副ブランク側面を連設していることを特徴とする請求項3に記載の紙製容器。
  6. 前記主ブランクの前記フランジの形状が八角形であり、前記フランジの内側の辺に折れ線を介して一対の対向する前記主ブランク側面を連設し、前記副ブランクの前記底面の形状が八角形であり、前記底面に折れ線を介して一対の対向する前記副ブランク側面を連設し、該副ブランク側面の両側辺に折れ線を介して二対の対向する前記副ブランク側面を連設していることを特徴とする請求項3に記載の紙製容器。
  7. 前記主ブランクの前記フランジの形状が四角形であり、前記フランジの内面に折れ線を介して一対の対向する主ブランク側面を連設し、前記副ブランクの前記底面の形状が八角形であり、前記底面に折れ線を介して一対の対向する四角形の前記副ブランク側面と、二対の対向する三角形の副ブランク側面とを連設していることを特徴とする請求項3に記載の紙製容器。
  8. 前記主ブランクの前記フランジの形状が四角形であり、前記フランジの内面に折れ線を介して一対の対向する前記主ブランク側面を連設し、前記副ブランクの前記底面の形状が八角形であり、前記底面に折れ線を介して一対の対向する四角形の前記副ブランク側面を連設し、該副ブランク側面の両側辺に折れ線を介して三角形の前記副ブランク側面を連設していることを特徴とする請求項3に記載の紙製容器。
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