JP2001096528A - アンダーウォータカット方式のプラスチック造粒装置に用いられるダイス - Google Patents

アンダーウォータカット方式のプラスチック造粒装置に用いられるダイス

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JP2001096528A
JP2001096528A JP28098299A JP28098299A JP2001096528A JP 2001096528 A JP2001096528 A JP 2001096528A JP 28098299 A JP28098299 A JP 28098299A JP 28098299 A JP28098299 A JP 28098299A JP 2001096528 A JP2001096528 A JP 2001096528A
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Yasuhiko Ishida
康彦 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数多くのオリフィスを配設して大容量化に対
応できるとともに、目詰まり防止のための温調用のジャ
ケットを配設できるようにする。 【解決手段】 ダイス母材1に耐摩耗性に勝れた硬化層
1bを輪帯状に設け、前記硬化層に対応する部位に周方
向に互いに間隔をおいて複数のオリフィスユニット6を
設けることにより、前記硬化層のほぼ全域に分布して多
数のオリフィス2が開口されている。各オリフィスユニ
ット6は、ダイス母材1の導入側面1cに開口する略矩
形状の断面形状を有する導入溝3と、導入溝3の底面に
連通された幅の狭い略矩形状の断面形状を有する連通溝
4と、連通溝4の底面に設けられた片方の側壁から他方
の側壁に向かって交互に略のこ歯状に突出する複数の連
通路5a,5bと、各連通路を介してそれぞれ連通され
たオリフィス2とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却水が循環供給
されるカットボックス内において、ダイスより押し出さ
れたストランドを回転刃によって逐次ペレットに切断す
るいわゆるアンダーウォータカット方式のプラスチック
造粒装置に用いられるダイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】アンダーウォータカット方式のプラスチ
ック造粒装置に用いられるダイスの一従来例について説
明する。図8に示すように、ダイス101は、押し出さ
れたストランドを回転刃で切断できる輪帯状の部位に互
いに間隔をおいて設けられた複数のオリフィス102を
備えている。各オリフィス102は、ダイス101の導
入面101a側を大径の導入孔102aとし、吐出面1
01b側を小径の吐出孔102bとすることによって、
所定の外径(ペレット外径)のストランドを押し出すこ
とができるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
各オリフィスが大径の導入孔および小径の吐出孔からな
り、かつダイスの限られた面積の輪帯状の部位に開口さ
れているため、この限られた面積の輪帯状の部位に配設
できるオリフィスの数には限りがあり、大容量化に対応
することができない。
【0004】また、アンダーウォータカット方式のプラ
スチック造粒装置においては、カッタボックスには冷却
水が循環供給されているため、ダイスの吐出面が冷却水
にさらされ、オリフィス内の溶融プラスチックの冷却固
化による目詰まりが発生するおそれがある。この目詰ま
りを防止するために温調用のジャケットをダイスに配設
した場合には、さらに配設できるオリフィスの数が減少
してしまうという問題点があった。
【0005】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであって、数多くのオリフィスを
配設して大容量化に対応することができ、さらには、目
詰まり防止のための温調用のジャケットを配設すること
ができる、アンダーウォータカット方式のプラスチック
造粒装置を実現できることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のアンダーウォータカット方式のプラスチッ
ク造粒装置は、ダイス母材の吐出側面に耐摩耗性に勝れ
た硬化層を輪帯状に設け、前記硬化層に対応する部位に
周方向に互いに間隔をおいて複数のオリフィスユニット
を設けることにより、前記硬化層のほぼ全域に分布して
多数のオリフィスが開口されたアンダーウォータカット
方式のプラスチック造粒装置に用いられるダイスであっ
て、前記各オリフィスユニットは、前記ダイス母材の導
入側面に開口する略矩形状の断面形状を有する導入溝
と、前記導入溝の底面に連通された前記導入溝より幅の
狭い略矩形状の断面形状を有する連通溝と、前記連通溝
の底面に設けられた片方の側壁から他方の側壁に向かっ
て交互に突出する複数の連通路と、前記各連通路を介し
てそれぞれ連通されたオリフィスとを備えたことを特徴
とするものである。
【0007】また、互いに隣接する連通溝間に、温調用
のジャケットを配設したものとする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。
【0009】図1の(a)に示すように、ダイス母材1
の吐出側面1aには、回転刃の回転に起因する摩耗を防
止するために、タングステンカーバイド系合金やチタン
カーバイド系合金等の耐摩耗性に勝れた材料からなる硬
化層1bが輪帯状に設けられており、この輪帯状の硬化
層1bに対応する部位に周方向に互いに間隔をおいて複
数のオリフィスユニット6(図3参照)を設けることに
より、硬化層1bのほぼ全域に分布して多数のオリフィ
ス2が開口されている。
【0010】本実施の形態において、各オリフィスユニ
ット6は以下のとおりに構成されている。
【0011】図1の(b)に示すように、ダイス母材1
の導入側面1cには、輪帯状の硬化層1bに対応する部
位に、略矩形状の断面形状を有する導入溝3が周方向に
互いに間隔をおいて略放射状に開口されており、図2お
よび図3に示すように、各導入溝3の底面には、それぞ
れ導入溝3の幅より狭い幅の略矩形状の断面形状を有す
る連通溝4が連通して形成されている。
【0012】各連通溝4の底面には、片方の側壁から他
方の側壁に向かって交互に略のこ歯状に突出する連通路
5a,5bが長手方向に複数個形成されており、各連通
路5a,5bにはオリフィス2の導入口側がそれぞれ連
通されている。
【0013】つまり、一つの略矩形状の断面形状を有す
る導入溝3と、該導入溝3の底面に連通された導入溝3
の幅より幅の狭い一つの略矩形状の断面形状を有する連
通溝4と、該連通溝4の底面に設けられた、片方の側壁
から他方の側壁に向かって交互に略のこ歯状に突出する
複数個の連通路5a,5bと、各連通路5a,5bにそ
れぞれ連通されたオリフィス2とにより、一つのオリフ
ィスユニット6が構成されている。
【0014】なお、複数個の連通路は、上述した連通溝
4の底面に設けられた、片方の側壁から他方の側壁に向
かって交互に略のこ歯状に突出する連通路5a,5bに
限らず、片方の側壁から他方の側壁に向かって交互に突
出するものであればどのような形状のものでもよい。
【0015】本実施の形態において、連通溝4の底面に
設けられた複数個の連通路5a,5bにそれぞれ連通さ
れているオリフィス2は、オリフィス2の中心軸が連通
溝4の側壁と略同一面上に位置するように設けることに
より、連通溝4の幅方向に隣接するオリフィス2間のピ
ッチP2 (図5参照)をオリフィス2の内径d1 に対し
て大きくできるように工夫されている。
【0016】また、目詰まり防止のために設けられた温
調用のジャケット7は、互いに隣接する連通路4間に配
設されている。
【0017】図5に示すように、導入溝3に流入した溶
融樹脂は、幅の狭い連通溝4で圧縮されたのち、滞留す
ることもなく各連通路5a,5bより各オリフィス2を
通してカッタボックス(不図示)内に均一に押し出され
る。前記カッタボックス内に押し出されたストランドS
は、カッタボックス内に循環供給される冷却水で冷却さ
れるが、この際に膨張してオリフィス2の内径d1 より
大きな外径d2 になる。このため、連通溝4の長手方向
に互いに隣接するノズル間のピッチP1 、連通溝4の幅
方向に隣接するノズル間のピッチP2 は、ともにオリフ
ィス2の内径d 1 の2〜3倍の範囲以内に設定しておく
ことが好ましい。
【0018】ここで、本発明に係るダイスに配設される
オリフィスの数が増加する理由について、従来のダイス
と比較して簡単に説明する。
【0019】なお、オリフィス径d1 、ジャケット径d
3 およびジャケットとオリフィス間の肉厚tは同じであ
る。
【0020】本実施の形態によるダイスにおいては、図
6から明らかなように、ジャケット7のピッチP3 は、
2 =wとすると(wは連通溝4の幅)、次式で表され
る。 P3 =P2 +2t+d3 ・・・・・・(1)
【0021】また、互いに隣接するオリフィスユニット
6におけるオリフィス2間のピッチP4 は、次式で表さ
れる。 P4 =d3 +2t ・・・・・・(2)
【0022】これに対し、従来のダイスにおいては、図
7から明らかなように、ジャケット103のピッチP5
は、次式で表わされる。 P5 =P2 +d1 +2t+d3 ・・・・・(3)
【0023】また、互いに隣接するオリフィスユニット
6におけるオリフィス2間のピッチP4 に対応するP6
は、次式で表わされる。 P6 =d3 +2t+d1 ・・・・・・(4)
【0024】上記(1)式と(3)式、(2)式と
(4)式から明らかなように、従来のダイスに比較し
て、本発明に係るダイスにおいてジャケット7のピッチ
3 および互いに隣接するオリフィスユニット6におけ
るオリフィス2間のピッチP4 はいずれもオリフィス径
1 だけ小さくなる。つまり、配設されるオリフィスの
数が増加する。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載するような効果を奏する。
【0026】ダイスを大径にしなくても、ダイスにおけ
る限られた面積の輪帯状の硬化層に多数のノズルを設け
ることができるため、大容量化に対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態によるアンダーウォータカット方
式のプラスチック造粒装置のダイスを示し、(a)は吐
出面側の模式部分平面図、(b)は(a)に対応した模
式部分背面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う模式部分断面図である。
【図3】図1に示すダイスにおけるオリフィスユニット
を示す模式斜視図である。
【図4】図1の(a)の一部を拡大して示す模式部分平
面図である。
【図5】図4のB−B線に沿う模式拡大部分断面図であ
る。
【図6】一実施の形態によるダイスにおいて、オリフィ
スとジャケットの配設位置を示す部分断面図である。
【図7】従来のダイスにおいて、オリフィスとジャケッ
トの配設位置を示す部分断面図である。
【図8】従来のアンダーウォータカット方式のプラスチ
ック造粒装置に用いられるダイスの一例を示す部分断面
図である。
【符号の説明】
1 ダイス母材 1a 吐出側面 1b 硬化層 1c 導入側面 2 オリフィス 3 導入溝 4 連通溝 5a,5b 連通路 6 オリフィスユニット 7 ジャケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイス母材(1)の吐出側面(1a)に
    耐摩耗性に勝れた硬化層(1b)を輪帯状に設け、前記
    硬化層に対応する部位に周方向に互いに間隔をおいて複
    数のオリフィスユニット(6)を設けることにより、前
    記硬化層のほぼ全域に分布して多数のオリフィスが開口
    されたアンダーウォータカット方式のプラスチック造粒
    装置に用いられるダイスであって、 前記各オリフィスユニットは、前記ダイス母材の導入側
    面(1c)に開口する略矩形状の断面形状を有する導入
    溝(3)と、前記導入溝の底面に連通された前記導入溝
    より幅の狭い略矩形状の断面形状を有する連通溝(4)
    と、前記連通溝の底面に設けられた片方の側壁から他方
    の側壁に向かって交互に突出する複数の連通路(5a,
    5b)と、前記各連通路を介してそれぞれ連通されたオ
    リフィス(2)とを備えたことを特徴とするアンダーウ
    ォータカット方式のプラスチック造粒装置に用いられる
    ダイス。
  2. 【請求項2】 互いに隣接する連通溝(4)間に、温調
    用のジャケット(7)を配設したことを特徴とする請求
    項1記載のアンダーウォータカット方式のプラスチック
    造粒装置に用いられるダイス。
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