JP2001096460A - 研削盤における定寸装置の装備方法及び装備装置 - Google Patents

研削盤における定寸装置の装備方法及び装備装置

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JP2001096460A
JP2001096460A JP27358699A JP27358699A JP2001096460A JP 2001096460 A JP2001096460 A JP 2001096460A JP 27358699 A JP27358699 A JP 27358699A JP 27358699 A JP27358699 A JP 27358699A JP 2001096460 A JP2001096460 A JP 2001096460A
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support member
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turning
axis
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Akira Makiuchi
明 牧内
Atsushi Kuno
篤 久野
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研削盤の定寸装置の装備による研削盤の大型
化の防止 【解決手段】 研削盤における定寸装置の装備装置は、
ベッド1において立設され支柱11、支柱に取り付けら
れたブラケット12、ブラケットに工作物Wの軸線に垂
直であり、且つ直立又は水平の軸線回りに回動自在に軸
着された旋回支持部材13、旋回支持部材に進退移動可
能に取り付けられた定寸装置10、及び定寸装置のフィ
ーラ10aが工作物に対向する作動位置と定寸装置が工
作主軸台及び心押台に干渉しない退避位置とになるよう
旋回支持部材を回動駆動するするアクチュエータ14か
ら構成されている。定寸装置の工作物の軸線に垂直な軸
線回りの旋回により旋定寸装置のフィーラが工作物に対
向する作動位置と定寸装置が工作主軸台及び心押台に干
渉しない退避位置とに位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、研削盤における
定寸装置の装備方法及び装備装置に関する。
【0002】
【従来の技術】研削盤の定寸装置50が待機位置と使用
位置との間を移動する形式として、従来の技術において
は、前進後退形式と上下旋回形式とがある。前進後退形
式は、図11に示すように、工作主軸台51及び心押台
52を搭載したテーブル53を間にして砥石台54と反
対側に、即ち作業者側にベッドに定寸装置50が設けら
れ、工作主軸台51と心押台52とに保持された工作物
Wに対し、砥石台54の進退方向、即ちZ軸線方向に待
機位置と使用位置との間を進退するようになっている。
又は、図12のように定寸装置50が振止め装置56の
近傍に設けられた場合には、定寸装置50は、砥石台5
4の進退方向と適宜の角度で交差した方向、即ち工作物
Wの軸線に対して斜めに進退するようになっている。
【0003】上下旋回形式は、図13に示すように、テ
ーブル53を間にして砥石台と反対側に、即ち作業者側
において、しかもテーブル53にオーバーハングするよ
うな支柱58がベッド55に立設されて、定寸装置50
は、その支柱58の先端部に旋回自在に取り付けられ、
工作物Wの軸線と平行な軸線回りに下方位置である使用
位置と上方位置である待機位置との間を旋回するように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術の研
削盤の定寸装置の装備において、定寸装置が前進後退す
る形式の場合には、定寸装置50の後退移動分だけベッ
ド55の作業者側の端がベッド55より離れ、そのため
ベッドが大型化する。更に、作業者の位置とテーブル5
3との距離が大きくなり、作業がし難くなり、作業効率
が悪い。
【0005】又、ツルア57が工作主軸台51の砥石台
51側の面に設けられていることが多いが、その場合に
は、砥石台54に対向するようにテーブル53の軸方向
移動により工作主軸台51が移動する際、定寸装置50
は、工作主軸台51に干渉しない後方の待機位置にまで
後退しなければならない。
【0006】従って、ベッドの大型化が更に進むと共
に、作業者の位置とテーブル53との距離が更に大きく
なる。そして、研削液飛散防止用カバーも大形となる。
定寸装置50が砥石台54の進退方向と適宜の角度で交
差した方向に進退するようになっていても、程度の差で
事態は変わらない。
【0007】定寸装置50が旋回する形式の場合には、
前記のような前進後退形式におけるベッドの大きさや作
業者の工作物Wからの距離の問題はないが、図13のよ
うに工作物のローダーLが装備されている形式において
は、ローダーLの待機位置は、上下旋回する定寸装置5
0に干渉しないように上下旋回空間から上方に退避して
なければならない。従って、その分だけローダーLの装
着位置が上方になり、研削盤全体の高さが高くなり、そ
れを覆うカバー59も大形となる。この発明は、上記の
定寸装置の装備に関する上記の従来の技術の問題点を解
消するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の研削盤におけ
る定寸装置の装備方法は、ベッドにおいて立設され支柱
に対し、定寸装置を工作物の軸線に垂直な軸線回りに旋
回自在に支持し、その旋回により旋定寸装置のフィーラ
が工作物に対向する作動位置と定寸装置が工作主軸台及
び心押台に干渉しない退避位置とに位置させるようにす
る。
【0009】そして、その装備方法を実施する装備装置
は、ベッドにおいて立設され支柱、支柱に取り付けられ
たブラケット、ブラケットに工作物の軸線に垂直であ
り、且つ直立又は水平の軸線回りに回動自在に軸着され
た旋回支持部材、旋回支持部材に進退移動可能に取り付
けられた定寸装置、及び定寸装置のフィーラが工作物に
対向する作動位置と定寸装置が工作主軸台及び心押台に
干渉しない退避位置とになるよう旋回支持部材を回動駆
動するするアクチュエータから構成されている。
【0010】そして、定寸装置は、旋回支持部材に進退
移動可能に支持されており、旋回支持部材は、工作物の
軸線に垂直で且つ直立した軸線回り又は工作物の軸線に
垂直で且つ水平な軸線回りに回動自在にブラケットに軸
着されている。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態における定
寸装置が装備された研削盤を図面に従って説明する。図
1において、ベッド1上には、テーブル2の長手方向、
即ちX軸線方向の工作主軸軸線上で対向し、工作物Wを
保持する工作主軸台3及び心押台4が設けられているテ
ーブル2がX軸線方向(図1の左右方向)に滑動され得
るようにが載置されていると共に、X軸線方向の軸線回
りに回転駆動される砥石車5が装着された砥石台6がX
軸線方向と垂直なZ軸線方向(図1の上下方向)に工作
物Wに対しを前進後退するように載置されている。
【0012】この発明の実施の第1形態における定寸装
置の装備について説明すると、図1乃至び図7に示すよ
うに、ベッド1において、テーブル2を間にして砥石台
6と反対側、即ち作業者側で工作主軸台3の前面位置で
Y軸線方向に立設された支柱11の頂部には、L字形ブ
ラケット12が取り付けられている。長脚部12aの先
端部が支柱11の頂部に固着されたL字形ブラケット1
2は、工作物Wの方にX軸線方向に伸び、短脚部12b
が工作主軸台3の上方にZ軸線方向に伸びている。
【0013】L字形ブラケット12の短脚部12bの先
端部の下側面には、L字形の旋回支持部材13が取り付
けられている。即ち、旋回支持部材13の第1脚部13
aの端部は、L字形ブラケット12の短脚部12bの先
端部の下側面にY軸線方向(図2の上下方向)の旋回中
心軸線R回りに回転自在に軸着されており、他方の第2
脚部13bはY軸線方向に垂下している。
【0014】支柱11の工作主軸台3側の側面には、水
平方向に位置する旋回駆動用流体圧シリンダ14のシリ
ンダ本体14aの基部が、旋回支持部材13の第1脚部
13aと同高位置にブラケット15を介してY軸線方向
の軸線回りに回転自在に軸着されている。そして、旋回
駆動用流体圧シリンダ14のピストン棒14bの先端部
は、旋回支持部材13の第1脚部13aの長手方向中間
部における突起部16にY軸線方向の軸線回りに回転自
在に軸着されている。
【0015】従って、旋回駆動用流体圧シリンダ14の
作動により、旋回支持部材13の第1脚部13aは、Z
軸線方向の退避位置(ピストン棒14bの退縮状態)と
X軸線方向の作動位置(ピストン棒14bの伸長状態)
との間を旋回中心軸線R回りに回動する。即ち、第2脚
部13bは、旋回中心軸線R回りに旋回し、退避位置と
作動位置とに位置決めされるようになっている。
【0016】第2脚部13bの旋回外側面には、定寸装
置10が設けられており、作動位置のおける旋回支持部
材13の第1脚部13aは、通常は、図1に示すように
X軸線方向であるが、振止め装置Mが計測部位に近い場
合には、図6に示すように、フィーラ10a,10aが
工作物Wの軸線に対して斜めに前進後退する回動位置に
なる。
【0017】定寸装置10には、工作物Wの外周面を挟
むフィーラ10a,10aが本体10bから前方に突出
して構成され、旋回支持部材13の作動位置への旋回に
よりフィーラ10aが挿入される固定形式(図2参照)
と、定寸装置10の本体10bが第2脚部13bにおい
て前進後退する進退形式(図3、図4及び図5参照)と
がある。
【0018】そして、旋回支持部材13及び定寸装置1
0は、作動位置において定寸装置10のフィーラ10
a,10aがX軸線方向で工作物Wを挟んで砥石台6の
砥石車5に対向するような取付け・寸法関係にある。
【0019】更に上記の両形式の夫々において、フィー
ラ10a,10aや本体10bの前進後退方向が水平方
向である水平形式(図4参照)と、前下りに傾斜した方
向の傾斜形式(図2・図3参照)とがある。後者の傾斜
形式は、旋回支持部材13の旋回によりテーブル2上の
空間でフィーラ10a,10aや本体10bに干渉する
ものがある場合に、それを避けるために適用される。
【0020】上記の進退形式について図4及び図5に従
って更に具体的に説明する。少なくとも、進退形式にお
いては、第2脚部13bは断面L字形板材の脚部となっ
ており、適宜の幅をもっている。適宜の幅をもった第2
脚部13bの旋回外側面には、下端部に水平方向の案内
部材17が、その上方に案内部材17と平行な前後移動
用流体圧シリンダ18が夫々設けられている。
【0021】案内部材17には、定寸装置10の本体1
0bが案内部材17に沿って滑動するように取り付けら
れ、第2脚部13bが作動位置にあるときの定寸装置1
0の本体10bは、工作物Wと反対方向の端部が同じ方
向に突出した前後移動用流体圧シリンダ18のピストン
棒18aに連結部材19を介して結合されており、工作
物Wに向う端部から工作物Wの外周面を上下で挟むフィ
ーラ10a,10aが突出している。
【0022】従って、前後移動用流体圧シリンダ18の
作動により、定寸装置10のフィーラ10a,10a
は、工作物Wの外周面を挟む挿入位置(ピストン棒14
bの退縮状態)と工作物Wの外周面から離れる退避位置
(ピストン棒14bの伸長状態)の間を前進後退するよ
うになっている。
【0023】上記の進退形式において、水平形式は図4
に示すように案内部材17が水平方向であり、傾斜形式
は図3に示すように案内部材が前下りに傾斜した方向で
ある。図7に示すように、旋回支持部材13の第1脚部
13aの作動位置及び退避位置、即ち定寸装置10の作
動位置及び退避位置を確認するために、次のような定寸
装置位置確認装置30が設けられていてもよい。
【0024】L字形ブラケット12の短脚部12bの先
端部には、作動位置確認センサ31と退避位置確認セン
サ32とが取付け具33を介して第1脚部13aの軸着
側の先端の旋回域を囲むように次のような位置関係で取
り付けられている。
【0025】第1脚部13aの軸着側の先端には、セン
サで検知されるドグ34が突出して取り付けられてお
り、旋回支持部材13の第1脚部13aが作動位置にあ
るときのドグ34に対向する位置に作動位置確認センサ
31が位置し、旋回支持部材13の第1脚部13aが退
避位置にあるときのドグ34に対向する位置に退避位置
確認センサ32が位置している。
【0026】上記の発明の実施の第1形態における定寸
装置10の作用を説明する。図1において、工作主軸台
3と心押台4とにより保持されて回転駆動される工作物
Wの所望の研削個所がX軸線方向で砥石車5に対向する
ようにテーブル2がベッド1上でX軸線方向で送られて
位置決めされ、砥石台6がZ軸線方向に工作物Wに向っ
て前進し、研削が行われる。
【0027】そのとき、定寸装置10を作動させるのに
際しては、旋回駆動用流体圧シリンダ14に対する図示
しない圧油回路からの作動油によりピストン棒14bが
伸長する。すると、旋回支持部材13の第1脚部13a
は、旋回中心軸線Rを中心として図1において反時計回
りに回動し、Z軸線方向の退避位置からX軸線方向の作
動位置になる。即ち、旋回支持部材13の第2脚部13
bも同様に反時計回りに旋回し、定寸装置10のフィー
ラ10a,10aは、工作物Wを挟んで、砥石車5と対
向するZ軸線方向の向きになる。
【0028】第1脚部13aの回動と共に回動するドグ
34が作動位置確認センサ31に対向した時点で作動位
置確認センサ31に検知され、作動位置確認センサ31
は、作動位置確認信号を図示しない制御装置に対し出力
する。それにより、定寸装置10が作動位置に位置決め
されたことが確認される。
【0029】すると、制御装置からの指令に基づいて、
固定形式の場合は、フィーラ10a,10aは、工作物
Wの研削個所の外周面を上下から挟み、その外径を検知
して、外径検知信号を図示しない制御装置に対し出力す
る。
【0030】進退形式の場合は、図示しない圧油回路か
らの作動油により前後移動用流体圧シリンダ18が作動
し、ピストン棒18aが退縮し、連結部材19で連結さ
れた本体10bが案内部材17に沿って前進し、本体1
0bと共に前進するフィーラ10a,10aは工作物W
の研削個所の外周面を上下から挟み、その外径を検知し
て、外径検知信号を図示しない制御装置に対し出力す
る。
【0031】フィーラ10a,10aから定寸の検知信
号が出力されると、即ち定寸研削が終了すると、図示し
ない圧油回路からの作動油により前後移動用流体圧シリ
ンダ18が作動し、ピストン棒18aが伸長し、連結部
材19で連結された本体10bが案内部材17に沿って
後退して、本体10bと共に後退するフィーラ10a,
10aは工作物Wから離れる。
【0032】そして、旋回駆動用流体圧シリンダ14に
対する図示しない圧油回路からの作動油によりピストン
棒14bが退縮し、旋回支持部材13の第1脚部13a
は、旋回中心軸線Rを中心として図1において時計回り
に回動し、X軸線方向の作動位置からZ軸線方向の退避
位置になる。即ち、旋回支持部材13の短脚部13bも
同様に時計回りに旋回し、定寸装置10のフィーラ10
a,10aは、工作物Wから離れたZ軸線方向の向きに
なる。
【0033】第1脚部13aの回動と共に回動するドグ
34が退避位置確認センサ32に対向した時点で退避位
置確認センサ32に検知され、退避位置確認センサ32
は、退避位置確認信号を図示しない制御装置に対し出力
する。それにより、定寸装置10が退避位置に復位され
たことが確認される。
【0034】発明の実施の第2形態における定寸装置の
装備について説明すると、図8に示すように、ベッド1
に発明の実施の第1形態と同様に立設された支柱21の
頂部には、工作物Wの方にX軸線方向に伸びたブラケッ
ト22が取り付けられている。ブラケット22の先端部
には、旋回支持部材23が基端から適宜の長さ離れた支
点位置23aでZ軸線方向(図9の左右方向)の旋回中
心軸線Q回りに回動自在に軸着されている。
【0035】図8、図9及び図10に示すように、旋回
支持部材23における少なくとも支点位置23a域から
基端までの部分は、ブラケット22の前側面に対向して
いる。図示の例では、旋回支持部材23は、基端部が一
側面からブラケット22の横断面相当に直角に切欠れ
て、その切欠部にブラケット22の先端部が係合してい
る。
【0036】そして、ブラケット22の基部の前側面に
は、水平方向に位置する旋回駆動用流体圧シリンダ24
のシリンダ本体24aの基部が、Z軸線方向の軸線回り
に回転自在に軸着されている。そして、旋回駆動用流体
圧シリンダ24のピストン棒24bの先端部は、旋回支
持部材23の基端の突起部26にZ軸線方向の軸線回り
に回転自在に軸着されている。
【0037】退縮状態のピストン棒24bの先端部と突
起部26との軸着点は、シリンダ本体24aの軸着点と
旋回支持部材23の支点位置23aとを結ぶ直線から上
方に適宜偏位している(図8参照)。それにより、旋回
支持部材23の回動の死点が回避される。従って、旋回
駆動用流体圧シリンダ24の作動により、旋回支持部材
23は、X軸線方向の退避位置(ピストン棒24bの退
縮状態)とY軸線方向の作動位置(ピストン棒24bの
伸長状態)との間を旋回中心軸線Q回りに回動する。即
ち、旋回支持部材23は、退避位置と作動位置とに位置
決めされるようになっている。
【0038】旋回支持部材23のX軸線方向で心押台4
に向う面には、発明の実施の第1の形態におけるのと同
様の固定形式又は進退形式の定寸装置10が設けられて
いる。そして、更にその両形式の夫々の定寸装置10の
取付けには、本体10bの前進後退方向が上下方向(Y
軸線方向)の上下形式(図9参照)と水平方向(Z軸線
方向)である水平形式(図10参照)とがある。
【0039】そして、支点位置23aは、作動位置にお
ける旋回支持部材23の定寸装置10のフィーラ10
a,10aがX軸線方向で砥石車5と一致する位置にな
るように設定されている。更に、旋回支持部材23及び
定寸装置10は、上下形式においては、定寸装置10の
フィーラ10a,10aが工作物Wの上方に位置するよ
うな寸法・取付け関係にあり、水平形式においては、作
動位置においてフィーラ10a,10aがX軸線方向で
工作物Wを挟んで砥石台6の砥石車5に対向するように
な寸法・取付け関係にある。
【0040】上記の進退形式について更に具体的に説明
する。図9(b)及び図10において、旋回支持部材2
3のX軸線方向で心押台4に向う面には、Z軸線方向に
垂直な方向(上下形式)又はZ軸線方向(水平形式)の
案内部材と、それに平行な上下・前後移動用流体圧シリ
ンダ28が夫々設けられている。
【0041】旋回支持部材23には、定寸装置10の本
体10bが案内部材に沿って滑動するように取り付けら
れ、旋回支持部材23bが作動位置にあるときの定寸装
置10の本体10bは、工作物Wと反対方向の端部が同
じ方向に突出した上下・前後移動用流体圧シリンダ28
のピストン棒28aに連結部材29を介して結合されて
おり、工作物Wに向う端部から工作物Wの外周面を上下
で挟むフィーラ10a,10aが突出している。
【0042】従って、上下・前後移動用流体圧シリンダ
28の作動により、定寸装置10のフィーラ10a,1
0aは、工作物Wの外周面を挟む挿入位置(ピストン棒
28aの退縮状態)と工作物Wの外周面から離れる退避
位置(ピストン棒28aの伸長状態)の間を前進後退す
るようになっている。
【0043】図9(a)の形式は、上下移動用流体圧シ
リンダ28を具備していないで、旋回支持部材23の旋
回動作(作動位置)によりフィーラ10a,10aが工
作物Wk外周面を挟む挿入位置となるように、定寸装置
本体10bが旋回支持部材23に取り付けられている。
【0044】上記の発明の実施の第2形態においても、
第1形態と同様に旋回支持部材23の作動位置及び退避
位置、即ち定寸装置10の作動位置及び退避位置を確認
するために、第1形態と同様の定寸装置位置確認装置3
0が適宜設けられていてもよい。
【0045】即ち、ブラケット22の先端部に、作動位
置確認センサと退避位置確認センサとが取付け具を介し
て旋回支持部材23の軸着側の先端の旋回域を囲むよう
に次のような位置関係で取り付けられる。旋回支持部材
23の軸着側の先端には、センサで検知されるドグが突
出して取り付けられており、旋回支持部材23が作動位
置にあるときのドグに対向する位置に作動位置確認セン
サが位置し、旋回支持部材23が退避位置にあるときの
ドグに対向する位置に退避位置確認センサが位置してい
る。
【0046】上記の発明の実施の第2形態における定寸
装置10の作用を説明する。既述の発明の実施の第1形
態と同様に砥石台6の砥石車5による研削が行われる。
そのとき、定寸装置10を作動させるのに際しては、旋
回駆動用流体圧シリンダ24に対する図示しない圧油回
路からの作動油によりピストン棒24bが伸長する。す
ると、旋回支持部材23は、旋回中心軸線Qを中心とし
て図8において時計回りに回動し、X軸線方向の退避位
置からY軸線方向の作動位置になる。
【0047】定寸装置10のフィーラ10a,10a
は、X軸線方向で、砥石車5と一致する位置となった
上、水平形式では、工作物Wを挟んで、砥石車5と対向
するZ軸線方向の向きになり、上下形式では、工作物W
の上方でY軸線方向の向きになる。
【0048】旋回支持部材23の回動と共に回動するド
グが作動位置確認センサに対向した時点で作動位置確認
センサに検知され、作動位置確認センサは、作動位置確
認信号を図示しない制御装置に対し出力する。それによ
り、定寸装置10が作動位置に位置決めされたことが確
認される。(この際、固定形式(図9(a)参照)の場
合は、フィーラ10a,10aが工作物Wの研削箇所に
挿入される。)
【0049】すると、制御装置からの指令に基づいて、
固定形式の場合は、定寸装置10のフィーラ10a,1
0aが工作物Wの研削個所の外周面を上下から挟み、そ
の外径を検知して、外径検知信号を図示しない制御装置
に対し出力する。
【0050】進退形式の場合は、図示しない圧油回路か
らの作動油により前後移動用流体圧シリンダ28が作動
し、ピストン棒28aが退縮し、連結部材29で連結さ
れた本体10bが案内部材に沿って前進し、本体10b
と共に前進するフィーラ10a,10aは工作物Wの研
削個所の外周面を前後・上下から挟み、その外径を検知
して、外径検知信号を図示しない制御装置に対し出力す
る。
【0051】フィーラ10a,10aから定寸の検知信
号が出力されると、即ち定寸研削が終了すると、定寸装
置10のフィーラ10a,10aが開口して工作物Wよ
り離れたり、図示しない圧油回路からの作動油により前
後移動用流体圧シリンダ18が作動し、ピストン棒18
aが伸長し、連結部材19で連結された本体10bが案
内部材に沿って後退して、本体10bと共に後退するフ
ィーラ10a,10aは工作物Wから離れたりする。
【0052】そして、旋回駆動用流体圧シリンダ24に
対する図示しない圧油回路からの作動油によりピストン
棒24bが退縮し、旋回支持部材23は、旋回中心軸線
Qを中心として図8において反時計回りに回動し、Y軸
線方向の作動位置からX軸線方向の退避位置になる。
【0053】旋回支持部材23の回動と共に回動するド
グが退避位置確認センサに対向した時点で退避位置確認
センサ32に検知され、退避位置確認センサは、退避位
置確認信号を図示しない制御装置に対し出力する。それ
により、定寸装置10が退避位置に復位されたことが確
認される。
【0054】
【発明の効果】この発明の研削盤における定寸装置の装
備方法及び装備装置においては、定寸装置を取り付けた
旋回支持部材は、ベッドにおいて立設され支柱に取り付
けられたブラケットに、工作物の軸線に垂直であり、且
つ直立又は水平の軸線回りに回動自在に軸着されている
ので、定寸装置が工作主軸台及び心押台に干渉しない退
避位置とになるので、ベッドが大型化しないで、作業者
の位置とテーブルとの距離も広がらず、研削作業の操作
性が損われない上、研削液飛散防止用カバーも大形とな
らない。
【0055】定寸装置位置確認装置の具備により、定寸
装置の作業位置及び退避位置が自動的に確認されるの
で、研削作業上のトラブルが生じない上、作業効率性も
よい。又、定寸装置が直立軸線回りに水平旋回する場合
では、待機位置に位置した際に定寸装置が作業者に向い
た状態となるため、定寸装置の保守点検、調整等の作業
が容易に行われ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態における定寸装置を
装備した研削盤の平面図である。
【図2】この発明の実施の第1形態における定寸装置
(固定形式)の装備装置の側面図である。
【図3】この発明の実施の第1形態における定寸装置
(進退形式)の装備装置の側面図である。
【図4】この発明の実施の第1形態における進退形式の
定寸装置の装備装置(作動位置)の側面図である。
【図5】この発明の実施の第1形態における進退形式の
定寸装置の装備装置(退避位置)の側面図である。
【図6】この発明の実施の第1形態における定寸装置を
装備した研削盤の平面図である。
【図7】この発明の実施の第1形態における定寸装置の
旋回位置確認装置の平面図である。
【図8】この発明の実施の第2形態における定寸装置を
装備した研削盤の平面図である。
【図9】この発明の実施の第2形態における定寸装置の
装備装置(上下形式)の側面図である。
【図10】この発明の実施の第2形態における定寸装置
の装備装置(水平形式)の側面図である。
【図11】従来の技術における定寸装置を装備した研削
盤の平面図である。
【図12】従来の技術における定寸装置を装備した研削
盤の平面図である。
【図13】従来の技術における定寸装置の装備装置の側
面図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 テーブル 3 工作主軸台 4 心押台 5 砥石車 6 砥石台 10 定寸装置 10a フィーラ 10b 本体 11,21 支柱 12 L字形ブラケット 12a 長脚部 12b 短脚部 13,23 旋回支持部材 13a 第1脚部 13b 第2脚部 14,24 旋回駆動用流体圧シリンダ 14a,24a シリンダ本体 14b,24b ピストン棒 15 ブラケット 16,26 突起部 17,27 案内部材 18 前後移動用流体圧シリンダ 18a,28a ピストン棒 19,29 連結部材 22 ブラケット 23a 支点位置 28 上下・前後移動用流体圧シリンダ 30 定寸装置位置確認装置 31 作動位置確認センサ 32 退避位置確認センサ 33 取付け具 34 ドグ P,Q 旋回中心軸線 W 工作物
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月14日(2000.4.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドにおいて立設され支柱に対し、定
    寸装置を工作物の軸線に垂直な軸線回りに旋回自在に支
    持し、その旋回により定寸装置のフィーラが工作物に対
    向する作動位置と定寸装置が工作主軸台及び心押台に干
    渉しない退避位置とに位置させるようにする研削盤にお
    ける定寸装置の装備方法。
  2. 【請求項2】 ベッドにおいて立設され支柱、支柱に取
    り付けられたブラケット、ブラケットに工作物の軸線に
    垂直な軸線回りに回動自在に軸着された旋回支持部材、
    旋回支持部材に取り付けられた定寸装置、及び定寸装置
    のフィーラが工作物に対向する作動位置と定寸装置が工
    作主軸台及び心押台に干渉しない退避位置とになるよう
    旋回支持部材を回動駆動するするアクチュエータから構
    成された研削盤における定寸装置の装備装置。
  3. 【請求項3】 定寸装置が旋回支持部材に進退移動可能
    に支持されている請求項2に記載の研削盤における定寸
    装置の装備装置。
  4. 【請求項4】 旋回支持部材が工作物の軸線に垂直で且
    つ直立した軸線回りに回動自在にブラケットに軸着され
    ている請求項2又は請求項3に記載の研削盤における定
    寸装置の装備装置。
  5. 【請求項5】 旋回支持部材が工作物の軸線に垂直で且
    つ水平な軸線回りに回動自在にブラケットに軸着されて
    いる請求項2又は請求項3に記載の研削盤における定寸
    装置の装備装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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