JP2001096399A - 機械式プレス用自動式クラッチトルク制御装置 - Google Patents

機械式プレス用自動式クラッチトルク制御装置

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JP2001096399A
JP2001096399A JP2000218552A JP2000218552A JP2001096399A JP 2001096399 A JP2001096399 A JP 2001096399A JP 2000218552 A JP2000218552 A JP 2000218552A JP 2000218552 A JP2000218552 A JP 2000218552A JP 2001096399 A JP2001096399 A JP 2001096399A
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pressure
monitoring
flywheel
press
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JP2000218552A
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Dave Schmitz
シュミッツ デイブ
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Nidec Minster Corp
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Minster Machine Co
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/12Clutches specially adapted for presses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】機械式プレスにおいて、大きな異物が金型セッ
トに入ると生ずる金型破壊およびそれに関連した問題の
影響を防止するかまたは低減する。 【解決手段】機械式プレスのクラッチトルクを自動的に
制御する装置および方法が金型破壊状態の衝撃を低減す
るため使用される。機械式プレス動作ははずみ車38に
対して係合クラッチ36のすべりを含めて、継続的に監
視される。最初、クラッチ36は全係合圧で係合され
る。その後、クラッチすべりが発生するまでクラッチ係
合圧は減少される。クラッチすべりが発生する箇所で、
クラッチすべりが除去されるまでクラッチ係合圧は増大
する。クラッチすべりは継続して監視され、そしてクラ
ッチすべりが再び発生する場合は、プレス故障が表示さ
れる。機械式プレスの動作トン数が最小に保持されてい
るので、金型破壊によるプレス損傷が最小になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機械式プレスの特定
のアプリケーションのために所要エネルギーおよびまた
はトン数を監視しかつクラッチトルクを調整してこの所
要エネルギーおよびまたはトン数を得る方法および装置
に関する。クラッチトルクを調整して最小の所要動作ト
ン数を得ることは金型破壊によって発生した起りうるプ
レス損傷を低減する。
【0002】
【従来の技術】打抜きおよび引抜き作業を行う形式の機
械式プレスには冠状体およびベッドを有するフレーム構
造が含まれ、かつベッドに向かいかつベッドから離れる
往復運動を可能にする態様でスライドを支援する通常構
造が採用されている。スライドはクランク軸によって駆
動される。 連接棒はクランク軸とスライドに作動可能
に接続される。連接棒はスライドの往復運動にクランク
軸の回転のエネルギーを伝達するように作動する。これ
らのプレス機械は種々の製作品に広く使用されており、
それを使用する製作品によって寸法および使用可能トン
数が著しく変化するプレス機械では金型セットは広範に
選択される。
【0003】通常のプレス機械は金型組立体の形で加工
装置を使用して打抜きおよび引抜き作業などで製作品を
形づくっている。 金型組立体には特に、ベッドまたは
ボルスターに取付けられた下金型およびスライドに取付
けられた上金型またはパンチが含まれる。上金型および
下金型は互いに対向して間隔をおいて配置される関係で
取付けられ、機械動作中は協働してそのそれぞれの両側
で製作品を相互に係合することにより所望の形成活動を
もたらす。
【0004】プレス動作上の問題は、異物が金型セット
に入る時、生じる。金型セットに入る異物の大片は、金
型破壊を引き起こすことがあり、金型破壊により機械式
プレスの金型セットが著しく損傷される。その上、プレ
ス動作中に異物または破片の大片と接触すると、プレス
機全体にわたって過度の振動が発生することになる。
【0005】多くの機械式プレスでは、金型セットに入
る異物に関連した問題を軽減するのに役立つ水圧式過負
荷保護デバイスが採用されている。それらは一般に高さ
の低い異物に関してのみの保護になるので、そのような
水圧過負荷保護デバイスは限定されたユーティリティに
ついてのものである。より大きな異物は、過負荷保護デ
バイスの能力を越えることになり、金型またはプレス損
傷の原因になる。
【0006】この技術で必要とされるものは、大きな異
物が金型セットに入ると生ずる金型破壊およびそれに関
連した問題の影響を防止するかまたは低減するための方
法と装置である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は機械式プレスの
所要または最小作動トン数を決定し、かつクラッチトル
クを調整してこのような所要作動トン数を得る方法と装
置を供給する。この方法では、いかなる金型セットに入
る異物も機械式プレスの最小作動トン数を受けるのみで
あり、かつ異物がこの所要トン数を越える力をプレス機
に及ぼすのにともなって、機械式プレスのクラッチはス
リップし、このように異物へ伝達されるトン数を制限し
て、このようにそれによって発生した関連損傷を制限す
ることになる。
【0008】本発明は、はずみ車およびクラッチ両方の
角度の変位を測定する測定デバイスの形態でクラッチす
べり監視デバイスを供給する。その後、これらの角度の
変位を比較してクラッチがはずみ車に対してスリップし
ているかど うかが判定される。このようなクラッチす
べり監視デバイスは、クラッチ圧調整デバイスに伝達可
能に接続され、測定クラッチすべりに依存して加られた
クラッチ圧の変化の信号を送信する。この方法では、ク
ラッチとはずみ車間 (または、さらに一般には駆動装
置と被駆動部材) の係合圧をクラッチすべりが除去さ
れ特定のアプリケーションのための所要トン数が得られ
るように調整してもよい。所定位置にあるこのようなデ
バイスでは、機械式プレスには過大な余剰のない動作ト
ン数が加られることになる。
【0009】そのひとつの形式における本発明は機械式
プレスのクラッチトルクを自動的に制御する装置を含
む。本発明のこの形式の装置には、クラッチすべりモニ
タに伝達可能に接続されるクラッチすべりモニタおよび
クラッチ圧調整装置が含まれている。
【0010】本発明の別の形式の装置には、自動クラッ
チトルク制御を有する機械式プレスが含まれている。本
発明のこの形式のプレス機には、はずみ車、クラッチ、
クラッチすべり監視デバイスおよびクラッチ圧調整デバ
イスが含まれる。クラッチははずみ車に係合させるため
に選択的に作動し、クラッチには調整可能なクラッチ係
合圧がある。
【0011】クラッチすべり監視デバイスは、クラッチ
すべりを監視するよう動作可能であり、動作可能にクラ
ッチに接続される。クラッチ圧調整デバイスは、クラッ
チ係合圧を変化させるため動作可能であり、クラッチす
べり監視デバイスへ伝達可能に接続され、かつ動作可能
にクラッチに接続される。
【0012】本発明のひとつの形式では、クラッチすべ
り監視デバイスにははずみ車の角度変位を監視する第1
測定デバイスが含まれる。第2測定デバイスが設けら
れ、クラッチの角度変位を監視する。高速計数モジュー
ルは第1測定デバイスおよび第2測定デバイスの両方に
接続される。高速計数モジュールは、はずみ車の角度変
位かつクラッチの角度変位を評価するように動作しては
ずみ車に対するクラッチすべりの範囲を判定する。例え
ば、第1及び第2測定デバイスはそれぞれ第1パルス発
信器及び第2パルス発信器である。第2パルス発信器が
クラッチに接続されている間、第1パルス発信器ははず
み車に接続される。第2パルス発信器は、クラッチに作
動可能に接続されている機械式プレスのクランク軸に接
続されてもよい。本発明のひとつの形式では、第1パル
ス発信器および第2パルス発信器両方はリゾルバであ
る。
【0013】出力モジュールは高速計数モジュールおよ
び圧力調整デバイスモジュールに伝達可能に接続され
る。圧力調整デバイスは動作可能にクラッチに接続さ
れ、調整可能なクラッチ係合圧力を制御するよう動作す
る。出力モジュールは圧力調整デバイスに伝達可能に接
続されて、出力モジュールが高速計数モジュールによっ
て判定されるにともなってクラッチすべりに基づいて調
整可能なクラッチ係合圧力を制御するよう動作する。本
発明のひとつの形式では、出力モジュールは0から10
VのDC信号を生成するよう動作して圧力調整デバイス
によって供給されるクラッチ係合圧力を変化させるよう
に動作する。
【0014】本発明のひとつの形式では、圧力調整デバ
イスには出力モジュールに伝達可能に接続される比例圧
力安全弁が含まれる。圧力調整デバイスには、調整可能
クラッチ係合圧力をコントロールするよう作動する減圧
弁がさらに含まれる。比例圧力安全弁は動作可能に減圧
弁へ接続され、かつパイロット圧力を減圧弁へ伝達する
ように動作して、パイロット圧力が調整可能クラッチ係
合圧を制御する。圧力は加圧ポンプ経由で減圧弁へ供給
される。
【0015】その別の形式における本発明には、機械式
プレスの特定アプリケーションのために所要トン数での
機械式プレスを操作する方法が含まれる。本発明のこの
形式での方法にはプレスアプリケーションの所要動作ト
ン数を監視するステップと;リアルタイムでプレス動作
トン数を調整するステップと;が含まれる。
【0016】その別の形式における本発明には、機械式
プレスのクラッチトルクを自動的に制御してプレスアプ
リケーションに所要動作トン数を得る方法が含まれる。
本発明のこの形式の方法には、プレスアプリケーション
中クラッチすべりを監視するステップと;クラッチトル
クを調整して所要動作トン数を得てかつクラッチすべり
を除去するステップと;が含まれる。
【0017】本発明のひとつの形式では、プレス動作中
のクラッチすべりを監視するステップには、駆動部材
(例えば、はずみ車)の角度変位を監視するステップ
と;被駆動部材(例えば、クラッチ)の角度変位を監視
するステップと;駆動部材の角度変位および被駆動部材
の角度変位を評価してそれらの間の相対的なすべりの範
囲を判定するステップと;が含まれる。
【0018】本発明のひとつの形式では、はずみ車の角
度変位を監視するステップには、パルス発信器をはずみ
車へつなぐステップと;前記パルス発信器からのパルス
を監視するステップと;が含まれる。本発明のひとつの
形式では、クラッチの角度変位を監視するステップには
同様に、パルス発信器をクラッチへ接続するステップ
と;パルス発信器からのパルスを監視するステップと;
が含まれる。パルス発信器をクラッチへ接続するステッ
プはパルス発信器をクランク軸へつなぐことにより行っ
てもよい。
【0019】本発明のひとつの形式では、はずみ車の角
度変位とクラッチ角度変位を評価してクラッチすべり範
囲を決定するステップには、高速計数モジュールを設け
るステップと;はずみ車パルス発信器からのパルスを高
速計数モジュールへ伝達するステップと;クラッチパル
ス発信器からのパルスを計数モジュールへ伝達するステ
ップと;はずみ車パルス発信器からのパルスごとに計数
モジュールでアップカウントをもたらすステップと;ク
ラッチパルス発信器からのパルスごとに計数モジュール
でダウンカウントをもたらすステップと; 各パルス行
程についての総計を判定するステップと;が含まれる。
【0020】本発明のひとつの形式では、クラッチトル
クを調整して所要動作トン数を得て、かつクラッチすべ
りを除去するステップには、クラッチをはずみ車と全圧
力係合させるステップと; 総計が予め定義された受入
れ可能な範囲内にあるかどうかを判定するステップと;
総計が予め定義された受入可能な範囲内にある場合、
クラッチ係合圧を予め定義された刻みで減少させるステ
ップと;総計が予め定義された受入れ可能範囲内になく
なるまで、2つの前述ステップを繰返すステップと;ク
ラッチ係合圧を予め定義された刻みで増加させるステッ
プと;一定クラッチ係合圧を維持するステップと;が含
まれる。本発明のひとつの形式では、この方法には、総
計が予め定義された受入れ可能範囲内にない場合プレス
機を停止するステップがさらに含まれる。さらに、総計
が予め定義された受入れ可能範囲内にない場合プレス停
止状態の信号を送信してもよい。
【0021】本発明の利点は、余剰トン数なく機械式プ
レスを効果的に動作させる能力である。
【0022】本発明の別の利点はプレス機の金型セット
に入る異物に加られた力を減少させ、かつ従ってその影
響を減少させる能力である。
【0023】本発明の別の利点はクラッチとはずみ車間
のすべりを監視する能力であり、その能力により機械式
プレスにおける一定トン数監視を可能にし、その監視は
冶具またはクラッチの磨耗、またはいくらかの機械式プ
レスから付加的な加られた力を要するはずのいずれかの
他のプレス保守関連事項の表示として効果的に利用でき
るようになる。
【0024】本発明の別の利点は、プレス稼動休止時間
および冶具または金型破壊による保守を最小化する能力
である。
【0025】本発明のなお別の利点は、クラッチ板へ向
う圧力を絶対最小所要圧まで低下させて、はずみ車から
伝達されたトルクが最小まで低下し、万一金型破壊の場
合にはプレス機に対する潜在的な損傷を効果的に最小化
する能力である。
【0026】
【発明の実施の形態】いくつかの図にわたって対応参照
符合が対応部品を表示する。本明細書において開陳され
る例証はひとつの形式における本発明のひとつの好まし
い実施の形態を示すものであり、このような例証はこの
ような例証はいかなる方法においても本発明の範囲を制
限するものとして解釈されるべきではない。
【0027】次に図面、特に図1において、機械式プレ
ス10には冠状体12およびそれに接続されたボルスタ
組立体16を有するベッド14が含まれる。支柱18は
ベッド14と冠状体12を接続する。支柱18は、冠状
体12の下側およびベッド14の上部側へ接続される
か、またはそれらと一体になっている。スライド20
は、往復運動のため支柱18の間に配置される。タイロ
ッド(図示せず)は冠状体12、支柱18およびベッド
14を通って延び、タイロッドナット22を有する各端
部に取付けられる。脚部部材24はベッド14の拡張部
として形成され、一般にショックアブソーバパッド28
によって作業床26に取付けられる。プレスドライブモ
ーター30はベルト32によって補助はずみ車34へ取
付けられ、補助はずみ車は冠状体12へ取付けられる。
補助はずみ車34は主はずみ車(一般に、参照番号38
で示す)にベルト(図示せず)によって接続される。
【0028】一般に、本発明ははずみ車を基準としてク
ラッチすべりを測定し、それに応じて、実行される特定
プレスプリケーションのための所要および最低トン数ま
たはそのいずれかを生成するクラッチトルクを設定する
ようにクラッチのクラッチ係合圧を調整する。図2は本
発明の自動式クラッチトルク制御装置を図式的に示す。
図示するように、第1パルス発信器40ははずみ車38
につなげられ、第1パルス通信回線44によって計数モ
ジュール48に通信可能に接続される。同様に、第2パ
ルス発信器42はクランク軸41につなげられ、第2パ
ルス通信回線46経由で計数モジュール48に通信可能
に接続される。アナログ出力モジュール50は、計数モ
ジュール48から計数情報を受取り、圧力制御通信回線
52を経由して水圧制御構成要素62へ通信するように
動作する。
【0029】アナログ出力モジュール50は圧力制御通
信回線52を経由して比例圧力安全弁54に接続され
る。比例圧力安全弁54は、パイロット圧力ライン56
を経由して減圧弁58にさらに接続される。ポンプ60
は減圧弁58に作動可能に接続され、はずみ車38を有
するクラッチ36を係合するための水圧を生成するよう
に作動する。当業界において知られるように、減圧弁5
8は伝統的なクラッチ弁70および水圧通信回線72を
経由してクラッチ36へ接続される。アナログ出力モジ
ュール50は、プレス停止回路64および警報装置66
へ通信可能にさらに接続される。
【0030】動作において、第1パルス発信器40はセ
ンサ/伝導装置、またははずみ車38の角度変位を表わ
すパルス列を生成する他の周知のデバイスから形成され
る。第2パルス発信器42は同様に形成され、クラッチ
36(クラッチ36はクランク軸41につなげられる)
の角度変位を表わすパルス列を生成する。第1パルス発
信器40によってもたらされたパルス列および第2パル
ス発信器42によってもたらされたパルス列は計数モジ
ュール48に伝達される。
【0031】計数モジュール48は当業界において知ら
れるいずれかの高速計数モジュールから形成される。計
数モジュール48はいくつかのモードで計数するように
形成され、ある実施の形態では、アップ/ダウンカウン
トモードを使用している。このモードでは、第1パルス
発信器40からのパルスが計数モジュール48のアップ
カウントをもたらし、一方、第2パルス発信器42から
のパルスが計数モジュール48のダウンカウントをもた
らす。本発明の電気制御構成要素68は、すべりを示す
予め定義された受入れ可能な計数範囲で予めプログラム
される。この方法では、このシステムの電気制御構成要
素68は較正可能である。
【0032】クラッチ36が最初に係合する際、アナロ
グ出力モジュール50からのアナグ信号が水圧制御構成
要素62へ信号を送信してはずみ車38でクラッチ36
の最初の係合のため全システムクラッチ係合圧をクラッ
チへ送出すように、 電気制御構成要素68は形成され
る。クラッチが最初に係合してプレス機が動作速度に達
すると、電気制御構成要素68が作動して最適圧設定値
を実現して所要クラッチトルクを得てプレス機の所要動
作トン数を生ずる。この「最適条件検索(Find O
ptimum)」ルーチンでは、アナログ出力モジュー
ル50が、計数モジュール48を監視している間、クラ
ッチ36のクラッチ係合圧を逐次的に減少させる信号を
送ることになる。計数モジュール48がクラッチすべり
状態の信号を送るまでクラッチ係合圧は継続的に逐次的
に減少することになる。ある実施の形態では、逐次的減
少は既存クラッチ係合圧の1%である。
【0033】このようなクラッチすべり状態が得られ次
第、アナログ出力モジュール50は、計数モジュール4
8がクラッチすべりをもはや感知なくなるまで、水圧制
御構成要素62において予め定義された逐次的に圧力を
増加(例えば、クラッチすべり状態から+1%のクラッ
チ係合圧)させる信号を送ることになる。所要クラッチ
トルクまたはクラッチ係合圧が決定されると対応する圧
力値がツール格納情報と共に保存されて、再び「最適条
件検索(Find Optimum)」ルーチンを実行
させることは不必要となる。計数モジュール48は回転
の期間ごとに計数シーケンスを実行させる。
【0034】水圧制御構成要素62はクラッチ36のク
ラッチ係合圧を調整するように作動する。圧力制御通信
回線52は、水圧制御構成要素62の信号を送るアナロ
グ出力モジュール50から0から10VのDC信号を伝
達してクラッチ36のクラッチ係合圧を変化させる。比
例圧力安全弁54はこの0から10VのDC信号を受信
し、減圧弁58へのパイロット圧力を制御するため使用
される。 この方法では、比例圧力安全弁54はアナロ
グ出力モジュール50によって供給された電気信号に比
例して変化する水圧が供給される。減圧弁58は、比例
圧力安全弁54からパイロット圧力を受け、このパイロ
ット圧力を経由してクラッチ36に伝達される圧力を調
整する。
【0035】システムが適切なクラッチトルクおよびク
ラッチ係合圧を達成すると、電気制御構成要素68はク
ラッチすべりの監視を継続する。万一、電気制御構成要
素68がクラッチすべりを感度した場合には、信号がプ
レス停止回路64へ送信されプレス機は動作を停止す
る。さらに、信号は警報装置66へ送られてクラッチの
不正規さについてプレス機械オペレータに知らせること
ができる。
【0036】本発明を好ましい設計を有するものとして
説明してきたが、本発明の精神および範囲内でさらなる
変形が可能である。従って、このアプリケーションは、
その一般的な原理を使用するいかなる変化、用途または
改造をも網羅しようとするものである。さらに、このア
プリケーションは本発明に該当しかつ添付特許請求の範
囲の制限範囲内にあり、当業界において既知のまたは習
慣的実用範囲内にあるような本発明の開示からの逸脱を
も網羅しようとするものである。
【0037】本発明の上述のおよび他の特徴および利点
およびそれらを到達する方法は、添付図面と共に採り入
れられた本発明の実施の形態の次の説明を参照すること
により明らかになろうしかつ本発明がよりよく理解され
よう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のひとつの形式を組込んだ機械式プレス
の正面図である。
【図2】図2は本発明の自動式クラッチトルク制御装置
の実施の形態の概略図である。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチすべり監視装置と;前記クラッ
    チすべり監視装置に伝達可能に接続されるクラッチ圧力
    調整装置と;を有することを特徴とする機械式プレスの
    クラッチトルク自動式制御装置。
  2. 【請求項2】 自動式クラッチトルク制御装置を有する
    機械式プレスであって、はずみ車と;前記はずみ車を選
    択的に係合するクラッチであって、調整可能なクラッチ
    係合圧を有するクラッチと;クラッチすべりを監視する
    クラッチすべりモニタ・デバイスであって、前記クラッ
    チに動作可能に接続されたクラッチすべりモニタ・デバ
    イスと;前記クラッチ係合圧を変化させるクラッチ圧調
    整デバイスであって、前記クラッチすべりモニタ・デバ
    イスに伝達可能に接続され、前記クラッチに動作可能に
    接続されたクラッチ圧調整デバイスと;を有することを
    特徴とする機械式プレス。
  3. 【請求項3】 前記クラッチすべりモニタ・デバイス
    が、 前記はずみ車の角度変位を監視する第1測定デバイス
    と;前記クラッチの角度変位を監視する第2測定デバイ
    スと;前記第1測定デバイスおよび第2測定デバイスに
    伝達可能に接続された高速計数モジュールであって、前
    記高速計数モジュールが前記はずみ車および前記クラッ
    チの角度変位を評価してクラッチすべりの範囲を判定す
    るよう作動する高速計数モジュールと;を有することを
    特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記第1測定デバイスが前記はずみ車に
    つがれる第1パルス発信器;を有することを特徴とする
    請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記第2測定デバイスが前記クラッチに
    つがれる第2パルス発信器;を有することを特徴とする
    請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記クラッチに作動可能に接続されたク
    ランク軸であって、前記第2パルス発信器が前記クラン
    ク軸につながるクランク軸;をさらに有することを特徴
    とする請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記第1パルス発信器および第2パルス
    発信器がともにリゾルバであることを特徴とする請求項
    6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記高速計数モジュールに伝達可能に接
    続された出力モジュールであって、前記加圧デバイスに
    伝達可能に接続されて、前記出力モジュールが前記高速
    計数モジュールによって決定されるにともなって、クラ
    ッチすべりに基づいて前記調整可能クラッチ係合圧力を
    制御するように作動する出力モジュール;をさらに有す
    ることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記出力モジュールが0から10VのD
    C信号を前記クラッチ圧調整デバイスへ提供するように
    作動することを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記クラッチ圧調整デバイスが、 前記出力モジュールに伝達可能に接続された比例圧力安
    全弁と;前記調整可能クラッチ係合圧を制御するように
    作動し、前記減圧弁に動作可能に接続され、パイロット
    圧力を前記減圧弁へ伝達するように作動して、前記パイ
    ロット圧力が前記調整可能クラッチ係合圧を制御する減
    圧弁と;を有することを特徴とする請求項9に記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 プレスアプリケーションの所要動作
    トン数を監視するステップと;リアルタイムでプレス動
    作トン数を調整して所要動作トン数を得るステップと;
    を有することを特徴とする機械式プレスの特定アプリケ
    ーションの所要トン数で機械式プレスの作動方法。
  12. 【請求項12】 プレス動作中クラッチすべりを監視す
    るステップと;クラッチトルクを調整して所要動作トン
    数を得て、クラッチすべりを除去するステップと;を有
    することを特徴とする機械式プレスのクラッチトルクを
    自動的に制御してプレスアプリケーションの所要動作ト
    ン数を得る方法。
  13. 【請求項13】 前期プレス動作中クラッチすべりを監
    視するステップと;はずみ車の角度変位を監視するステ
    ップと;クラッチの角度変位を監視するステップと;は
    ずみ車の角度変位およびクラッチの角度変位を評価して
    クラッチすべりの範囲を判定するステップと;を有する
    ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記はずみ車の角度変位を監視する前
    記ステップがパルス発信器をはずみ車につなげるステッ
    プと;前記パルス発信器からのパルスを監視するステッ
    プと;を有することを特徴とする請求項13に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 前記クラッチの角度変位を監視する前
    記ステップがパルス発信器をクラッチにつなげるステッ
    プと;前記パルス発信器からのパルスを監視するステッ
    プと;を有することを特徴とする請求項14に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 パルス発信器をクラッチにつなげる前
    記ステップがパルス発信器をクランク軸につなげるステ
    ップ;を有することを特徴とする請求項15に記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 はずみ車の角度変位およびクラッチの
    角度変位を評価してクラッチすべりの範囲を判定する前
    記ステップが、 高速計数モジュールを設けるステップと;はずみ車パル
    ス発信器からのパルスを前記高速計数モジュールへ伝達
    するステップと;クラッチパルス発信器からのパルスを
    前記計数モジュールへ伝達するステップと;はずみ車パ
    ルス発信器からのパルスごとに前記計数モジュールでア
    ップカウントをもたらすステップと;クラッチパルス発
    信器からのパルスごとに前記計数モジュールでダウンカ
    ウントをもたらすステップと;各パルス行程についての
    総計を判定するステップと;を有することを特徴とする
    請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 クラッチトルクを調整して所要動作ト
    ン数を得て、かつクラッチすべりを除去するステップ、 クラッチをはずみ車と全圧力係合させるステップと;総
    計が予め定義された受入れ可能な範囲内にあるかどうか
    を判定するステップと;総計が予め定義された受入可能
    な範囲内にある場合、クラッチ係合圧を予め定義された
    刻みで減少させるステップと;総計が予め定義された受
    入れ可能範囲内になくなるまで、2つの前述ステップを
    繰返すステップと;クラッチ係合圧を予め定義された刻
    みで増加させるステップと;一定クラッチ係合圧を維持
    するステップと;を有することを特徴とする請求項17
    に記載の方法。
  19. 【請求項19】 総計が予め定義された受入れ可能範囲
    内にない場合プレス機を停止するステップと;をさらに
    有することを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 総計が予め定義された受入れ可能範囲
    内にない場合プレス停止状態の信号を送信するステップ
    と;をさらに有することを特徴とする請求項18に記載
    の方法。
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