JPH0647599A - 工作物を加工する方法 - Google Patents

工作物を加工する方法

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JPH0647599A
JPH0647599A JP3149244A JP14924491A JPH0647599A JP H0647599 A JPH0647599 A JP H0647599A JP 3149244 A JP3149244 A JP 3149244A JP 14924491 A JP14924491 A JP 14924491A JP H0647599 A JPH0647599 A JP H0647599A
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pressure
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piston
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/16Control arrangements for fluid-driven presses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B30B15/16Control arrangements for fluid-driven presses
    • B30B15/161Control arrangements for fluid-driven presses controlling the ram speed and ram pressure, e.g. fast approach speed at low pressure, low pressing speed at high pressure

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧で動くピストンで加工するものにおい
て、作業サイクルを短縮でき、ピストンを振動させずに
送り、作業状態を監視できる方法を提供する。 【構成】 ピストンを移動させるために油圧を加えるチ
ャンバを3箇所設け、1箇所へ油圧を加えてピストンを
いどうさせて工具を被加工物へ近づけ、工具が被加工物
に接触したあとはもう1箇所のチャンバにも油圧を加
え、双方の圧力で加工し、加工終了後は第3のチャンバ
に圧力を加えて戻すようにした。そのピストンの移動時
にピストンに作用する力が予定値より大きいときにそれ
を知らせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、工作物を加工するため
の方法に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の液圧式駆動装置によって工作物
を加工することは周知であり、例えば、スタンピング機
で行われる。この場合、駆動機構の液圧シリンダのピス
トンに固定したスタンピング工具を、高速で且つ比較的
小さい送り力で、工作物のできる限り近傍に送り、次い
で、送り力を増加して工作物に圧入させて工作物を切断
し、次いで、更に送り運動を行って、加工した材料片を
押抜き開口から排出させ、次いで、高速で出発位置にも
どす方法をとっている。この場合、下記の問題がある。 【0003】1.高速送り運転から負荷送り運転への適
正な切り換え、即ち、低い送り力から高い送り力への切
り換え。 2.工具の運動方向の反転。 この場合、高速送り運転から負荷送り運転への切り換え
を、例えば、液圧シリンダのピストンの所定の瞬間位置
に応答して電磁弁として構成した制御弁をトリガする出
力信号を発生する接近スイッチによって、ストロークに
依存して行う場合は、高速送り運転から負荷送り運転へ
の切り換えが、各作業サイクルの実際の要求に関係なく
行われ、従って作業サイクルの時間間隔が比較的長くな
ると云う欠点が生ずる。従って、スタンピング機の作動
速度が、しばしば、不必要な制約を受ける。 【0004】更に、電気的にトリガ可能な電磁弁の切換
時間は、約20〜25mSのオーダであり、サイクル時
間に大きな影響を与える。高速送り運転から負荷送り運
転への切り換えを圧力に依存して行う場合も、高速送り
運転において圧力を受ける液圧シリンダの高圧チャンバ
の圧力に応答し、液圧シリンダの高圧チャンバに適切に
圧力を加える電磁弁をトリガする電気的出力信号を発生
する電磁式感圧スイッチによって上記切り換えを行え
ば、上記の欠点が生ずる。 【0005】更に、ピストンに作用する力の方向の反転
が、強制的に急激に行われるので、摩耗を助長し、大き
な運転騒音の原因となる振動が生ずると云う重大な欠点
がある。 【0006】液圧機械式減衰要素およびまたは弾性減衰
素を駆動液圧シリンダに設けて、上記シリンダの送り運
動およびもどり運動の死点において現れる振動を減衰す
ることは可能であるが、この場合、装置のコストが高く
なり、更には、サイクル時間が長くなり、所用駆動出力
が大きくなる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、作業サイクル時間を短縮でき、従動機械要素を最終
位置または運動死点に振動なく送ることができ、作業状
態を監視できる方法を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】工具を備えた液圧シリン
ダを、工作物の方向へ送る送り運動、同じ方向へ工作物
を加工しながら送る作業運動、及び作業終了後元の位置
へもどすもどり運動と3つの運動を順次連続的に行わせ
て工作物を加工する方法において、高液圧が加えられる
と前記液圧シリンダを同一方向へ移動させる第1と第3
高圧チャンバと、高液圧が加えられると前記液圧シリン
ダを前記方向とは逆方向へと移動させる第2高圧チャン
バとの3つの高圧チャンバを液圧シリンダ自体に設け、
まず、第1高圧チャンバを高圧源へ接続し、第2、第3
高圧チャンバをタンクへ接続して前記液圧シリンダに送
り運動を行わせ、その間、第1高圧チャンバ内の圧力を
監視して、その圧力が増加して閾値を越えたときを検出
して第3高圧チャンバをタンクから高圧源へ切り換え
て、この第1高圧チャンバと第3高圧チャンバとで液圧
シリンダを同一の方向へ移動させて作業運動を行わせ、
上記作業運動中第1及び第3高圧チャンバの圧力が第1
の所定値PS1より低い第2の所定値PS2(PS2<PS1
1/AL (A1は第1高圧チャンバの有効断面積、AL
は 第1及び第3高圧チャンバの有効断面積の和))以
下となったときに第3高圧チャンバを高圧源からタンク
へ切り換え、さらに第1高圧チャンバを高圧源からタン
クへ切り換えると共に、第2高圧チャンバをタンクから
高圧源へと切り換えて液圧シリンダに戻り運動を行わ
せ、前記第1高圧チャンバの圧力およびまたは第3高圧
チャンバの圧力および第2高圧チャンバの圧力に応答
し、液圧シリンダのピストンの送り方向または戻り方向
へ作用する力があらかじめ予定した値より大きい場合
に、監視装置がこのことを表す出力信号を発生すること
を特徴とする方法。 【0009】 【実施例】図1に示した本発明に係る駆動装置10は、
以下の説明では、コイニング機またはスタンピング機の
駆動ヘッドと仮定する。この駆動装置は、単位時間に多
数の作業サイクルを反復実施できるよう設計してある。
作業サイクルの基準値として、上記加工機は、1分間に
600回の同一作業サイクルを実施できると仮定する。
例えば、上記加工機は、作業サイクルのリズムでマシン
テーブル12上に定置される工作物11に600個の円
形孔を打ち抜くことができる。各作業サイクルは、少な
くとも、工具13を大きな送り速度で工作物11の方向
へ移動して工作物に当接せしめる高速送り運動と、工具
13を工作物11に圧入せしめ、場合によっては工作物
を貫通せしめる同一方向の加工運動と、工作物13を次
の作業サイクルに適した出発位置に迅速にもどす高速も
どり運動とを含む。 【0010】工具13が、当該の使用目的に対応する加
工を行い得るよう、加工運動の実施に必要な送り力は、
負荷に依存して増加できるようにする。 【0011】本発明に係る駆動装置10の枠内におい
て、運動制御に使用する接続管路およびカナルとともに
第1図の断面図に全体として14で示した液圧シリンダ
が、駆動要素として設けてある。 【0012】液圧シリンダ14のハウジング17は、図
示の構成では、本質的に、下方へ開放したカップ形であ
り、円筒形外壁19とともに長い環状チャンバ21を形
成する中実の円筒形コア18を有する。この環状チャン
バの上部は、ハウジング17の中実の底板またはカバー
プレート22によって閉鎖されており、下部は、外壁1
9から内方へ向くフランジ23によって幾分絞られてい
る。従って、ハウジングのコア18とフランジ23の間
に残存し、液圧シリンダ17の本質的にカップ状のピス
トン26が下方へ通過する環状間隙24の内法巾wは、
コア18とハウジング17の外壁19の内面との間で測
定した環状チャンバ21の内法巾Wよりも小さい。 【0013】液圧シリンダ17のピストン26は、第1
図から明らかな如く、1つの側では、その内面27にお
いて円筒形コア18に沿って圧密に摺動自在なよう案内
してあり、別の側では、その外面28においてフランジ
23の円筒形対向面に沿って圧密に摺動自在なよう案内
してある。ピストン26の底部31およびこの底部に対
向するコア18の端面は、軸線方向へ、第1高圧チャン
バ33を形成する。第1高圧チャンバ33は、コア18
を縦方向へ貫通する制御カナル34を介して、ピストン
26の送り運動およびもどり運動を制御する制御弁ユニ
ット40のA作動接続36に接続している。更に、ピス
トン26の外壁38の上縁には、半径方向外方に向くピ
ストンフランジ39が設けてあり、縦軸線16と同軸の
円筒形のフランジ外面41は、シリンダハウジング17
の内面42に沿って圧密に摺動自在なよう案内してあ
る。上記フランジ39の細い下部環状面43、ハウジン
グフランジ23の半径方向下部環状面44、ハウジング
17およびピストン26によって、軸線方向へ、第2高
圧チャンバ46が形成されている。第2高圧チャンバ4
6は、制御カナル47を介して、制御弁ユニット40の
B作動接続48に接続してある。制御カナル34,47
を制御弁ユニット40に接続する制御圧管路を49,5
1で示した。第2高圧チャンバ46の半径方向内法巾
は、環状チャンバ21の内法巾と環状間隙24の内法巾
との差W−wに対応する。更に、ピストン26,即ち、
その半径方向フランジの上部端面52、この端面に対向
するハウジングカバープレート22の広い環状面53、
ハウジング17およびピストン26によって、軸線方向
へ、半径方向巾Wを有する第3高圧チャンバ54が形成
されている。この第3高圧チャンバ54は、制御カナル
56を介して、圧力を制御する切換弁58に接続してあ
り、上記切換弁の各切換位置に応じて、タンクまたは制
御弁ユニット40のA接続36に接続される。 【0014】図示の如く、切換弁58が、第3高圧チャ
ンバ54をタンクに接続する切換位置にあり、4/3ウ
ェイ弁として示した制御弁ユニット40が、第1流通位
置Iにあり、その結果、第1高圧チャンバ33が、矢印
59で示した流路を介して、高圧源(図示してない)の
高圧出力61に接続され、同時に、第2高圧チャンバ4
6が、矢印62で示した流路を介して、タンクに接続さ
れた場合は、液圧シリンダ14のピストン28は、高速
送り運動を行う。 【0015】4/3ウェイ弁37が流通位置Iにある
が、切換弁58が、4/3ウェイ弁37のA作動接続3
6に接続されたその加圧接続(P接続)が矢印64で示
した流路を介して第3高圧チャンバ54に接続される別
の切換位置にあり、従って、上記高圧チャンバに高圧源
の高い出力圧が加えられる場合は、ピストン26は、送
り力の大きい負荷加工ストロークを行う。 【0016】一方、4/3ウェイ弁37が流通位置IIに
あり、同時に、切換弁58が図示の位置にシフトされた
場合は、第1高圧チャンバ33および第3高圧チャンバ
54は、タンクに接続され、第2高圧チャンバ46のみ
が、高圧出力61に接続され、ピストン26は、高速も
どり運動を行う。 【0017】作業サイクルに対してできる限り迅速な追
従を達成すべき場合は、高速送り運転において作用す
る、積A1.P(ここで、A1は、コア18の端面32の
面積、即ち、ピストン26の内側底面66の面積を表
し、Pは、制御ユニット40のA作動接続の出力圧を表
す)に等しい送り力FY がピストン26、即ち、工具1
3の加工運動にも十分であるよう、液圧シリンダ14を
設計すれば合目的的である。切換弁58を切り換えて第
3高圧チャンバ54を補足的に加圧して送り力を増加す
ることが必要となるのは、特殊な事例(例えば、工具が
摩耗して工作物11に圧入困難になった場合)のみであ
る。このような場合、高速送り運転から負荷送り運転へ
の切り換えを、工具13を直ちに交換すべきであると云
う指示として評価できる。比較的厚い材料を加工する場
合は、各作業サイクル毎に、高速運転から負荷運転への
切り換えを行って、装置10を運転することもできる。 【0018】高速送り運転および負荷送り運転に対応す
る切換位置に切換弁58をシフトする高圧出力信号およ
び低圧出力信号を発生する前置制御弁ユニット70は、
切換弁を適切にトリガする。この前置制御ユニット70
は、下記の機能を果たす。即ち、高速送り運転におい
て、制御弁ユニット40のA作動接続または第1高圧チ
ャンバ33の出力圧が、所定の閾値PS1よりも低いと前
置制御弁ユニットの出力71に現れ、切換弁58の制御
圧チャンバ72に加えられる出力圧が、切換弁58を高
速送り運転に関連する切換位置に駆動、保持するような
レベル(高レベルまたは低レベル)となる。第1高圧チ
ャンバ33の圧力が上記閾値PS1よりも高い場合は、
(例えば、高速送り運動のために第1高圧チャンバ33
の加圧のみによって得た送り力が、工具13を工作物1
1に圧入するのに不十分である場合)、前置制御制御弁
ユニット70が応答して、圧力制御せる前置制御弁73
が切り換えられ、従って、前置制御弁ユニットの出力に
現れる制御圧が、切換弁58を負荷送りに切り変え、第
1高圧チャンバ33に加えて第3高圧チャンバ54にも
制御弁ユニット40からの高い出力圧が加えられる切換
位置に切り換えるように変化される。 【0019】双方の高圧チャンバ33,54に加えられ
る圧力Pが、下式(式中、A3 は、負荷送り運転におい
て作動面として圧力を受けるピストン26の端面52の
面積を表し、AL= A1+A3は、負荷送り運転において
圧力を受ける全面積を表し、qは、合目的的には関係0.
8 <q<0.95にもとづき選択せる係数を表す) P≧PS1・q・A1/(A1+A3)=PS1・q・A1/AL を満足する限り、前置制御弁ユニット70の出力圧は、
切換弁58の負荷運転位置に関連するレベルに保持され
る。 【0020】双方の高圧チャンバ33,54の圧力P
が、数値PS1・q・A1/(A1+A3)よりも低くなる
と、前置制御弁ユニット70が応答して、前置制御弁7
3が逆方向へ切り換えられ、その結果、切換弁58は、
高速送り運転に関連する切換位置にもどされる。 【0021】前置制御弁ユニット70は、上記機能を果
たし且つ迅速に応答できるよう、図1〜3に示した構造
を有する。この場合、図1および図2に、切換弁58お
よび前置制御弁ユニット70の高速送り運転に関連する
切換位置を示し、図3に、負荷送り運転に関連する切換
位置を示した。この場合、切換弁58は、前置制御弁ユ
ニット70の高レベル出力圧によって、高速送り運転お
よび高速もどり運転に関連する切換位置にシフトされ、
前置制御弁ユニット70の低レベル出力圧によって、負
荷送り運転に関連する切換位置にシフトされると仮定す
る。 【0022】前置制御弁ユニット70の出力段として使
用する前置制御弁73は、3/2ウェイすべり弁として
構成してあり、そのピストン74は、軸線方向で見て、
2つの制御圧チャンバ76,77の間に設けてあり、上
記チャンバを加圧すれば、対向方向へ作用する制御力を
ピストン74に加えることができる。双方の制御圧チャ
ンバ76,77の圧力が同一である場合は、ピストン7
4は、もどしバネ78の応力によって、前置制御弁73
のA作動接続71が高圧源の高圧出力61に接続される
基本位置(図2)に駆動される。この場合、切換弁58
の制御圧チャンバ72にも上記圧力が加えられ、切換弁
58は、圧縮バネ79のもどし力に抗して高速送り運転
に関連する切換位置に保持される。前置制御弁73のピ
ストン74の基本位置では、上記弁の左側の制御圧チャ
ンバ76(図2)を弁孔81に対して区画するピストン
フランジ82が、弁孔81のストッパ突起83に当接す
る。左側の制御圧チャンバ76(図2,図3)の圧力
が、もどしバネ78のもどし力に抗してピストン74を
右側へ摺動せしめ得るほど、右側の対向する制御圧チャ
ンバ77の圧力よりも大きくなると、ピストン74は、
基本位置に代わる第2機能位置(図3)に達する。この
第2機能位置では、離隔ピン84が、右側の制御圧チャ
ンバ77の端壁86に当接する。 【0023】ピストン74、即ち、前置制御弁73のこ
の第2機能位置では、上記弁のA作動接続71は、高圧
源タンク(T)の接続90を介してタンク(T)に接続
される。従って、切換弁58の制御圧チャンバ72も低
いタンクレベルとなるので、切換弁58は、圧縮バネ7
9のもどし力によって、負荷送り運転に関連する第2流
通位置に達し、従って、液圧シリンダ14の第3高圧チ
ャンバ54は、流路64(図1)を介して、制御弁ユニ
ット37のA作動接続36に接続される。 【0024】前置制御弁73の左側の制御圧チャンバ7
6のX制御接続は、高圧管路88から知られる如く、直
接、制御弁ユニット37のA作動接続36に接続してあ
る。前置制御弁73の右側の制御圧チャンバ77のY制
御接続89は、絞りとして構成した流動抵抗91を介し
て、前記制御弁73のX制御接続87および制御弁ユニ
ット37のA作動接続に接続されている。 【0025】前置制御弁ユニット70には、更に、一種
の圧縮比弁として構成したサージ機構92が設けてあ
る。この機構は、高速送り運転において前置制御弁73
が応答する切換圧閾値を数値PS1に保持し、前置制御弁
73または切換弁58が高速送り運転から負荷送り運転
へ切り換えられると、前置制御弁73を高速送り運転に
関連する切換位置へもどす上限値となる圧力閾値を数値
S1・q・A1 /(A1+A3) に低下する。 【0026】サージ機構92は、応力状態を調節できる
圧縮バネ96によって円すい形弁座97に押圧される弁
体94を有するボールシート弁93を含む。ボール94
がその弁座97に密封当接するボールシート弁93の基
本位置では、タンクTに直接接続された環状チャンバ9
8は、右側の第2制御圧チャンバ77(図2)の制御接
続89に連通接続された出力圧チャンバ106に対して
遮断される。この出力圧チャンバは、サージ機構92の
ハウジング103の縦軸線102の方向へ往復運動でき
る自由ピストン107によって、制御圧管路112を介
して制御弁ユニット40のA作動接続36に接続された
制御圧チャンバ111に対して区切られている。自由ピ
ストン107には、ボール94へ向く離隔ピン113が
設けてある。図3に示した如く、自由ピストン107
が、制御圧チャンバ111から片側に十分な圧力を受
け、従って、上部最終位置(図3)に駆動されて、ハウ
ジング103の細いボア101と広いボア104との間
の境界をなす段状面114に当接した場合、上記離隔ピ
ンは、ボール94を弁座97から離れた位置に保持す
る。 【0027】上述の本発明に係る駆動装置10は、複数
の、例えば、一定のリズムで周期的に反復される作業サ
イクルの1つにおいて下記の如く作動する。 【0028】高速送り段階では、制御弁ユニット40
は、機能位置Iにあり、従って、液圧シリンダ14の第
1高圧チャンバ33は、高圧源の高圧出力61に接続さ
れており、第2高圧チャンバ46はタンクに接続されて
いる。 【0029】一つの高圧チャンバ76が高圧管路88を
介して制御弁ユニット40のA作動接続に直接接続さ
れ、別の高圧チャンバが流動抵抗91を介して上記作動
接続に接続された前置制御弁73は、まずもどしバネ7
8の作用によって基本位置に保持され、高速送り運動が
定常状態になると、上記バネ作用に加えて、双方の制御
圧チャンバ76,77の均一な加圧によって基本位置に
保持される。従って、切換弁58は、その制御圧チャン
バ72に高レベル圧力が加えられることによって、液圧
シリンダ14の第3高圧チャンバ54がタンクに接続さ
れる流通位置にシフトされる。この場合、高速送り段階
におけるピストン26の送り速度Vは下式(式中、Q
は、高圧ポンプの単位時間当たりの送給容積を表す)で
与えられる。 V=Q/A1 液圧シリンダの第1高圧チャンバ33の圧力Pは、上記
運動段階では、比較的低い。何故ならば、高圧ポンプ
は、高圧媒体を高圧チャンバ33へ送り、第2,第3高
圧チャンバ46,54から排出する弁カナルおよび高圧
管路の流動抵抗に抗して作動するだけでよいからであ
る。 【0030】この高速送り運動段階では、自由ピストン
107の面積aの双方の面108,109には、制御弁
ユニット40の出力圧が対向方向へ加えられる。従っ
て、ピストン107は、力の平衡状態にある。阻止状態
の出力圧チャンバ106の圧力Pによって、ボール94
には矢印116の方向へ力FK=P・a1(式中、a
1は、弁座97によって囲まれた円形面の面積を表す)
が作用する。 【0031】一方、ネジ121によって所定の如く予圧
できる圧縮バネ96の、矢印119で示した如く、逆方
向へ作用するもどり力FS が、ボール94の加圧によっ
て生ずる対向力FK よりも大きい限りは、ボール94
は、上記もどし力FS によって、弁座97と密接当接し
た状態に保持される。従って、圧縮バネ96の応力状態
を調節することによって、高速送り運転から負荷送り運
転への液圧シリンダ14の切り換えが行われる圧力閾値
S1を調節できる。 【0032】さて、高速送り段階において、工具13が
工作物11に当接すると、高圧ポンプによって液圧シリ
ンダ14の第1高圧チャンバ33へ送られる高圧媒体に
対する抵抗が増加し、上記高圧チャンバ33または制御
ユニット37の出力36の圧力Pも対応して増大する。
この場合、上記圧力が、圧力閾値PS1(閾値の典型的数
値は高圧ポンプの最大送給圧(約200bar) の約70
〜80%である)を越え、従って、ボール94に作用す
る力FK が圧縮バネ96のもどし力FS よりも大きくな
ると、ボール94は、弁座97から引き離され、上記弁
座に続く出力圧チャンバ106が、タンクTに接続され
る。かくして出力圧チャンバ106に現れる急激な圧力
降下は、流動抵抗91の絞り作用にもとづき、前置制御
弁の右側の制御圧チャンバ77(図1〜3)にのみ伝達
され、かくして、上記前置制御弁は、負荷送り運転に関
連する流通位置(図3)に切り換えられ、前置制御弁7
3のA出力71および切換弁58の制御圧チャンバ72
は、タンクTに接続され、次いで、上記切換弁は、圧縮
バネ79の作用によって、第2流通位置に達し、かくし
て、第3高圧チャンバ54にも制御弁ユニット40の高
い出力圧が加えられ、従って、液圧シリンダ14は負荷
送り運転状態となる。 【0033】サージ機構92の出力圧チャンバ106が
タンクTに接続されており、自由ピストン107が片側
にのみ、制御圧チャンバ111を介して制御弁ユニット
40の高い出力圧Pを受け、ボール94に矢印116の
方向へ作用する、式 FK′=P・a2 で与えられる力
が、圧縮バネ96のもどし力FS よりも大きい限りは、
自由ピストン107は、段状面114と当接した状態に
保持され、ボール94は、自由ピストンの離隔ピン11
3によって弁座97から引き離される。 【0034】弁座97によって囲まれた面積a1 と自由
ピストン107の面108,109の面積a2 との比
は、下式にもとづき、 a1/a2=q・A1(A1+A3) ピストン面の面積比A1/(A1+A3)にほぼ等しく選択
してある。 【0035】次いで、例えば、スタンピング工程におい
て、工具13が材料11を突き抜けて、液圧シリンダ1
4の双方の高圧チャンバ33,54の圧力Pが再び低下
した場合、上記圧力が、圧力閾値Ps1=Fs/a2よりも
小さくなり、即ち、高速送り運動から負荷送り運動への
切り換えが行われる圧力閾値ps1よりもほぼ上記面積比
分だけ小さくなると直ちに、ボールシート弁93は、図
2に示した阻止位置にもどる。この場合、残りの送り運
動は、高速送り運転状態において行われる。 【0036】上述の切り換えプロセスの基準となる面積
比a1/a2は、サージ機構を適切に設計することによっ
て設定できるが、高速送り運転から負荷送り運転への切
り換えに伴って制御弁ユニット40の出力に現れる圧力
降下によって、即座に、高速送り運転への復帰が誘起さ
れることのないよう、選択するのが合目的的である。 【0037】制御弁ユニット37を機能位置IIへ切り換
えることによって送りストローク運転に続いて開始され
る液圧シリンダ14のもどりストローク運転では、第2
高圧チャンバ46は、高圧源の高い出力圧Pを受け、一
方、第1高圧チャンバ33は、制御弁ユニット40の作
動接続36を介してタンクに接続される。従って、切換
弁58の制御圧チャンバ72も上記の高い出力圧を受
け、切換弁58は、液圧シリンダ14の第3高圧チャン
バ54もタンクに接続される第1流通位置へシフトされ
るので、ピストン26のもどり運動が、高速運動として
行われる。 【0038】以下では、説明のため、第1高圧チャンバ
33の有効作動面32(A1) と第2高圧チャンバ46
の有効作動面43(A2) との面積比A1/A2が4/1
であり、第3高圧チャンバ54の有効作動面52
(A3) と第1高圧チャンバ33の有効作動面32(A
1) との面積比A3/A1が同じく4/1であると仮定す
る。即ち、装置10の高速送り運動の場合、タンクTか
ら第3高圧チャンバ54に流入する作動媒体(高圧油)
の量は、作動圧Pにより制御弁ユニット40を介して第
1高圧チャンバ33に導入される高圧油の量の4倍であ
り、タンクから制御弁ユニット40を介して第2高圧チ
ャンバ46に流入する高圧油の量の16倍であり、装置
10の高速もどり運転の場合、第3高圧チャンバ54か
ら切換弁58を介してタンクにもどる高圧油の量は、同
じく第1高圧チャンバ33から制御弁ユニット40を介
してタンクにもどる高圧油の量の4倍である。 【0039】切換弁58を通る高圧油の量を決定する流
動抵抗をできるかぎり低く保持し、液圧シリンダ14の
作動面積比にもとづくピストン速度をできる限り十分に
利用できるよう、切換弁58は、図2および図3から明
らかな如く、液圧シリンダ14に組み込んである。 【0040】切換弁58は、円すい形弁座122と、円
環状密封エッジ124を備えた弁体123とを有するシ
ート弁として構成してある。液体シリンダ14を直立に
配置する場合は、弁ハウジング126は、シリンダハウ
ジング17のカバープレート22の真上に配置し、いわ
ば、シリンダハウジングの軸線方向延長部として構成す
る。 【0041】制御弁ユニット37のA作動接続36に接
続してあって切換弁58のP接続63を形成するカナル
の配置、制御弁ユニット70の出力に接続してあって切
換弁の制御圧チャンバ72に開口する制御カナル127
の配置、ならびに、縦軸線16から見て外側の大容積の
環状チャンバ132をサージ機構92の環状チャンバ9
8、制御弁ユニット40のタンク(T)接続133およ
びタンクT自体に接続する接続カナル128,129,
131は除いて、弁ハウジング126は、縦軸線16に
関して対称に構成してある。上部を切換弁ハウジング1
26のカバープレート134で閉鎖し、下部をシリンダ
ハウジング17のカバープレート22で閉鎖し、軸線方
向へ上下へ摺動自在なよう弁体123を、案内した中央
チャンバ136は、一種の段付きボアとして構成してあ
り、上部の広いボア137と、細い半径方向環状面13
8によって絞られた下方へ続く狭いボア139とを有す
る。上記ボア139には、更に、下方へ狭搾する円すい
形弁座が続いている。 【0042】弁体123は、図2および図3に示した如
く上下に開放した円筒形管片として構成してあり、弁対
外面は、狭いボア139に圧密状態で摺動できるよう案
内してあり、弁体上部に設けた半径方向外方へ向くフラ
ンジ141の円筒面は、広いボア137に圧密状態で摺
動できるよう案内してある。切換弁58の制御圧チャン
バ72は、この半径方向フランジ141、ボア137,
139の半径方向環状面138、弁ハウジング136お
よび弁体123から形成される。 【0043】弁体123の下縁から出て半径方向内方へ
向く細い環状フランジ142と弁ハウジング126のカ
バープレート134との間には、弁体123を弁座12
2に押圧する圧縮バネ79が設けてある。制御圧チャン
バ72に十分に高い圧力が加えられた場合は、弁体12
3は、上記圧縮バネのもどし力に抗して弁座122から
引き離される。切換弁58のハウジングの中央チャンバ
136は、弁体123の位置に関係なく、全体として切
換弁58の制御カナル56の機能を果たす軸線対称に配
置した複数の短いオーバーフローカナルによって液圧シ
リンダ14の第3高圧チャンバ54に接続される。外側
環状チャンバ132から中央チャンバ136に至り弁座
122の真上で中央チャンバ136に開口するオーバー
フローカナル143は、切換弁58の高速送り運転状態
に関連する第1流通位置(図2)では開くので、高圧油
は、液圧シリンダ14の第3高圧チャンバ33から、最
短な経路で且つ流動抵抗が適切に小さい状態で、環状チ
ャンバ132に溢流できる。切換弁58の第2流通位置
では、上記オーバーフローカナル143は阻止され、そ
の代わり、中央チャンバ136およびこの中央チャンバ
に連通する第3高圧チャンバ54が、制御弁ユニット4
0のA作動接続36に接続される。切換弁58の上記の
配置および構成によって、切換弁58の構造寸法が小さ
いにも拘らず、双方の流通位置について、流動断面積が
大きく適切に短いオーバーフロー路が得られ、同時に、
切換弁58によって切り換えられる流動路の流動抵抗が
有利に減少されるので、実際上理論値に等しいピストン
速度を達成でき、極めて高い作動サイクル周波数を達成
できる。 【0044】本発明に使用する駆動装置10の好ましい
実施例では、液圧シリンダ14のピストン26の送り運
動およびもどり運動を適切に制御するために設けた制御
弁ユニット40は、それ自体は公知の4/3ウェイサー
ボ弁37を含む。特殊な事例では、5KHz矩形波信号
でオン・オフできるステップモータ144によって、送
りストロークおよびもどりストロークの方向および目標
値を設定できる。ピストン26の瞬間位置に関する実際
値を帰還するため、機械的帰還機構146が設けてあ
る。4/3サーボ弁37は、図4に示した如く共通のハ
ウジング152に配置した合計4つのシート弁147,
149,151を含む。 【0045】シート弁は、それぞれ、円すい台形弁体1
53と、ハウジングに固定した円環状弁座154とを有
する。シート弁は、ハウジング152の横方向中心面1
57に関して対称に配置してあり、それぞれ弁ハウジン
グ152の縦軸線156に平行な軸線158,159に
沿って摺動自在なよう案内してある。 【0046】サーボ弁37の図示の阻止位置(ゼロの位
置)では、すべてのシート弁147,148,149,
151は閉じており、その弁体153は、ピン161を
介して、縦軸線156の方向へ摺動自在なようハウジン
グ152に設けた半径方向フランジ状の作動部材162
に支持されている。作動部材162は、縦軸線156の
方向へ摺動自在なようサーボ弁37のハウジングブロッ
ク152の中央ボア164に案内した管状スリーブ16
3に固定してある。このスリーブ163には、ボール1
68を介してスピンドル171のネジ169に係合する
ネジ溝167を有するスピンドルナット166が回転自
在に軸支してある。上記スピンドルは、図示の実施例で
は、帰還機構146に設けてあるラック172と噛み合
う歯車173の、ハウジング152に軸支したシャフト
に空転しないよう結合してある。スリーブ163は、ス
ピンドルナット166に外レース179,181を固定
したスラストころがり軸受177,178の内レース1
74,176の間に延びている。従って、スリーブ16
3および作動部材162は、スピンドルナット166ま
たはスピンドル171の回転に帰因するスピンドルナッ
ト166の軸線方向変位に追従できるが、スピンドルナ
ット166と共転することはない。スピンドルナット1
66は、直接にまたは歯付きベルトあるいは平歯車伝動
機構を介して(図2〜4)、ステップモータ144の従
軸182に結合してあり、従って、上記モータを電気的
に適切にトリガして、所定角度量だけ回転させることが
できる。 【0047】ステップモータ144をトリガして、スピ
ンドル166を4/3サーボ弁37の図示の阻止位置か
ら矢印183の方向(逆時計方向)へ所定角度φV だけ
回転すれば、作動部材162が、矢印184で示した軸
線方向へ摺動され、従って、Vハウジング152の右側
に設けたシート弁147,148(図4)が開き、一
方、弁ハウジング152の左側に設けたシート弁14
9,151は閉鎖状態にとどまる。かくして、サーボ弁
37は、高速送り運転および負荷送り運転に関連する機
能位置Iに達する。 【0048】一方、ステップモータ144を対応して駆
動して、スピンドルナット166を矢印186の方向へ
所定角度φR だけ回転して、作動部材162を矢印18
7の方向へ(図4の左方へ)摺動させれば、サーボ弁3
7は機能位置IIに達し、従って、弁ハウジング152の
横方向中心面157に関して左側に設けたシート弁14
9,151(図4)が、弁座154から引き離される。
この機能位置IIでは、もどりストローク運転が行われ
る。 【0049】図2および図3から明らかな如くピストン
26に運動結合したラック172を有する帰還機構14
6は、スピンドル171を回転する。この場合、上記ス
ピンドルの回転角度が、送り方向またはもどり方向のピ
ストン26のストロークの極めて正確な尺度となる。ス
ピンドル171の上記回転によって、作動部材162は
当該の設定目標値にもとづく作動部材162の摺動運動
とは逆方向へ摺動され、従って、ピストン26が、所定
目標値に対応する送り運動またはもどり運動の最終位置
に達すると、作動部材162は、制御弁37の阻止位置
に関連する中立位置を取る。 【0050】液圧シリンダ14を上述の如く制御した場
合、そのピストンは、送り運動およびもどり運動の最終
段階において、急速に減速されて最終位置に達する。こ
の場合、ピストンに逆方向へ作用する力は完全に補償さ
れる。従って、本発明に係る駆動装置10を装備した加
工機は、静かに、従って、摩耗することなく、作動し、
従って、特に、高い作業サイクル周波数に関して、大き
な利点が得られる。 【0051】さて、図5を参照して、液圧シリンダ14
の機能監視に好適な装置について説明する。図示の実施
例では、この装置は、液圧シリンダ14の第1,第2高
圧チャンバ33,46の圧力あるいは送り段階およびも
どり段階において第1,第2作動面66,43を介して
液圧シリンダ14のピストン26に作用する力に応答す
る。 【0052】装置250は、シリンダハウジング251
内を軸線方向へ摺動出きる段付ピストン252を含む。
この場合、大きい方のピストン段状部253は、液圧シ
リンダ14の第1高圧チャンバ33に連通する第1副高
圧チャンバを形成し、小さい方のピストン段状部256
は、液圧シリンダ14の第2高圧チャンバ46に連通す
る第2副高圧チャンバを形成する。液圧シリンダ14の
双方の高圧チャンバ33,46の圧力と装置250の双
方の副高圧チャンバ254,256の圧力とが等しい場
合は、段付ピストン252は、第1,第2圧縮バネ25
8,259(この場合、双方のバネのバネ常数は等しい
と仮定する)によって、実戦で示した平衡位置に保持さ
れる。装置250は、大小のピストン段状部253,2
56の有効ピストン面261,262の面積比a1/a2
が、液圧シリンダ14の第1,第2高圧チャンバ33,
46をそれぞれ形成するピストン面66,43とハウジ
ング面32,44との面積比A1/A2 に対応するよ
う、設計してあると仮定する。 【0053】上記の構成の監視装置250では、平衡位
置に対する矢印263または矢印264の方向の段付ピ
ストン252のフレが、液圧シリンダ14のピストン2
6に送り方向またはもどり方向へ作用する力の尺度をな
し、この限りにおいて、監視装置250は、液圧シリン
ダ14の送り運動およびもどり運動を力に依存して制御
するのに利用できる。 【0054】図示の実施例では、監視装置250は、第
1高圧チャンバ33の圧力から把握した送り方向の力が
最小値に達するか最小値を下回った場合には第1出力信
号を発生し、ピストン26のもどり運動時にピストンに
作用する力が所定閾値に達するか所定閾値を越えた場合
には第2出力信号を発生するよう、設計してある。監視
装置250のこの機能は、ハウジング251の縦軸線2
68の方向で見て、上記縦軸線に対して側方へ平行にず
らしてガイド269に摺動自在に案内し、軸線方向へ所
定の相互間隔を置いて固定できる第1,第2最終位置検
知器266,267によって達成される。ハウジング2
51から片側へ圧密状態で突出させたピストンロッド2
71には、段付ピストン252が平衡位置にある場合に
双方の最終位置検知器266、267の間の中心位置を
取る切換フインガ272が、上記ピストンロッドに沿っ
て摺動自在に且つ上記ピストンロッドに固定できるよう
設けてある。液圧シリンダ14の第1高圧チャンバ33
の圧力に対応する監視装置250の第1副高圧チャンバ
254の圧力が上記所定閾値に達するか越えた場合に段
付ピストン252が取る下部最終位置(図5)では、切
換フインガ272は、第1最終位置検知器266に対向
し、この場合、上記検知器は、例えば、高レベル電圧信
号を発生する。液圧シリンダ14の第2高圧チャンバの
圧力が所定閾値を越えると直ちに段付ピストン252が
取る上部最終位置では、第2最終位置検知器267に対
向する。この第2検知器は、上記対向位置では、同じ
く、高レベル電圧信号を発生し、他の場合には低レベル
電圧信号を発生する。 【0055】 【発明の効果】液圧シリンダ14の第1,第2高圧チャ
ンバ33,46を各運動方向264,263へ加圧する
サーボ弁37は、常に、適切な圧力調節を行い、例え
ば、スタンピング加工の場合、ピストン26の運転抵抗
が大きくなると所要作動圧を増加するので、最終位置検
知器266,267の高レベル電圧信号は、このような
運転状態の確実な指標である。例えば、スタンピング加
工において、高レベル出力信号の発生が、正常のスタン
ピング加工に特徴的な時間間隔よりも長時間続くという
ことは、例えば、工具13が切れなくなり、交換の必要
があると云う証左である。一方、第1最終位置検知器2
66の出力信号の消失は、確実に、工具13の加工スト
ロークの終了を表す。第1最終位置検知器266,の出
力信号の消失とともに、ピストン26のもどり運動の目
標値を設定でき、従って、サイクル時間の短縮に関して
有利である。第2最終位置検知器267の出力信号の発
生は、対応してピストン26のもどり運動が終了してな
いことを表す。この信号は、経験値にたい王する時間間
隔よりも長く発生した場合、例えば警報の発生または駆
動装置10の保全停止に利用できる。 【0056】もちろん、ピストン26に作用する力の最
大値を限定する代わりに、例えば、1つの方向264ま
たは別の方向263の段付ピストン250のフレに比例
する出力信号を発生する検知器をピストンロッド271
を介して結合することによって、装置250で上記力を
連続的に把握することもできる。また第1副高圧チャン
バ254には第3高圧チャンバの圧力又は第1,第3両
高圧チャンバの圧力を加えるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】駆動液圧シリンダの高速運転状態および負荷運
転状態を制御するための液圧制御せる切換弁を備えた本
発明に使用する装置の略図。 【図2】高速送り運転に対応する機能位置にある本発明
に使用する駆動装置の実施例の略図。 【図3】負荷送り運転に対応する機能位置にある第2図
の駆動装置の略図。 【図4】駆動液圧シリンダのピストンの運動を制御する
調節回路に設けたステップモータで制御して目標値設定
を行い、実際値の帰還を機械的に行うサーボ弁の詳細
図。 【図5】本発明に使用する監視装置の詳細図。 【符号の説明】 10 駆動装置 11 工作物 13 工具 14 液圧シリンダ 26 ピストン 40 制御弁ユニット 58 切換弁 70 前置制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エツクハルト・シュルツ ドイツ連邦共和国・デイ・7251・ヴアイス ザッハ・2 シュタールビュール シュト ラーセ・36

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 工具を備えた液圧シリンダを、工作物の方向へ送る送り
    運動、同じ方向へ工作物を加工しながら送る作業運動、
    及び作業終了後元の位置へもどすもどり運動と3つの運
    動を順次連続的に行わせて工作物を加工する方法におい
    て、 高液圧が加えられると前記液圧シリンダを同一方向へ移
    動させる第1と第3高圧チャンバと、高液圧が加えられ
    ると前記液圧シリンダを前記方向とは逆方向へと移動さ
    せる第2高圧チャンバとの3つの高圧チャンバを液圧シ
    リンダ自体に設け、まず、第1高圧チャンバを高圧源へ
    接続し、第2、第3高圧チャンバをタンクへ接続して前
    記液圧シリンダに送り運動を行わせ、 その間、第1高圧チャンバ内の圧力を監視して、その圧
    力が増加して閾値を越えたときを検出して第3高圧チャ
    ンバをタンクから高圧源へ切り換えて、この第1高圧チ
    ャンバと第3高圧チャンバとで液圧シリンダを同一の方
    向へ移動させて作業運動を行わせ、 上記作業運動中第1及び第3高圧チャンバの圧力が第1
    の所定値PS1より低い第2の所定値PS2(PS2<PS1
    1/AL (A1は第1高圧チャンバの有効断面積、AL
    は第1及び第3高圧チャンバの有効断面積の和))以下
    となったときに第3高圧チャンバを高圧源からタンクへ
    切り換え、 さらに第1高圧チャンバを高圧源からタンクへ切り換え
    ると共に、第2高圧チャンバをタンクから高圧源へと切
    り換えて液圧シリンダに戻り運動を行わせ、 前記第1高圧チャンバの圧力およびまたは第3高圧チャ
    ンバの圧力および第2高圧チャンバの圧力に応答し、液
    圧シリンダのピストンの送り方向または戻り方向へ作用
    する力があらかじめ予定した値より大きい場合に、監視
    装置がこのことを表す出力信号を発生することを特徴と
    する方法。
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