JP2001095711A - 排水溝用の蓋 - Google Patents

排水溝用の蓋

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JP2001095711A
JP2001095711A JP27512499A JP27512499A JP2001095711A JP 2001095711 A JP2001095711 A JP 2001095711A JP 27512499 A JP27512499 A JP 27512499A JP 27512499 A JP27512499 A JP 27512499A JP 2001095711 A JP2001095711 A JP 2001095711A
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JP
Japan
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lid
drain
drainage
present
bathroom
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Application number
JP27512499A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Akiyama
秋山  浩史
Tatsuya Marukawa
達也 丸川
Hideo Shimo
英郎 下
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Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水溝があふれたときでも、浮き上がりを防
止できるようにする。 【解決手段】 浴室の排水溝1の開口面を閉塞する蓋で
あって、上記の排水溝1に係合する脚状の係合部5を備
えて縦断面を略逆凹字形の中空状に形成する。上記係合
部5の間の下面7aより重心Gを低い位置に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水溝用の蓋に関
し、更に詳しくは浴室の排水溝の開口面を閉塞するため
に使用する排水溝用の蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の蓋は、例えばポリプロピレ
ン等の樹脂材で平板状やケース状に形成されると共に、
強度を高め、反りを防止する必要性から、裏面に多数の
補強リブが形成されてなるのが通例であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種の蓋
は、通常、排水溝の開口部に、単に載置されるものであ
るから、排水があふれるとその浮力で排水溝から外れる
場合がある。この場合は、蓋を排水溝に載置し直さなけ
ればならず、又排水で洗い場が汚され掃除の必要が生じ
るから、この種の蓋は排水があふれても浮き上がりにく
い状態に形成されているのが望ましい。
【0004】しかるに従来品は、上記の通り、外形が例
えば平板状や、ケース状に形成されているのに過ぎなか
ったから、従来品によると、排水の浮力で浮き上がり、
排水溝から外れ易い、という問題点があった。
【0005】又この種の蓋は、浴室出入口の段差を解消
したバリアフリー浴室の場合、浴室の出入口という目立
つ箇所に配置され、浴室に出入する際に踏まれることが
多いから、上面(表面)の意匠性を損なうことなく、強
度が大きい状態に形成されているのが望ましい。
【0006】しかるに従来品は、上記の通り、補強用の
リブを有するものの、このリブが裏面に成形法で直接形
成されていたから、リブに対応する上面位置に、成形時
の引けが凹み状に形成され易いものであった。その結果
従来品によると、上面の意匠性が損なわれ、又リブが洗
浄の際に邪魔になり、下面(裏面)を綺麗に掃除できな
い、という問題点があった。
【0007】本発明は、このような従来品の問題点に鑑
み、提案されたものである。従って本発明の技術的課題
は、排水溝があふれたときでも、浮き上がりを防止でき
るよう形成した排水溝用の蓋を提供することにある。
【0008】又本発明は、上面に成形時の凹み状の引け
を発生させることなく、強度や耐荷重性を高くでき、下
面(裏面)の洗浄を容易化できるよう形成した排水溝用
の蓋を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次のような技術的手段を採る。
【0010】即ち本発明は、図1に示されるように、浴
室の排水溝1の開口面を閉塞する蓋であって、上記の排
水溝1に係合する脚状の係合部5を備えて縦断面が略逆
凹字形の中空状に形成され、上記係合部5の間の下面7
aより重心Gが低い位置に設定されてなることを特徴と
する(請求項1)。
【0011】ここで、浴室の排水溝1とは、例えば洗い
場2の周囲等に形成される排水の流路を意味し、排水が
流れ込む排水トラップ部も含まれる。本発明品の上面形
状は、排水溝1の開口面形状に合わせて適宜選定される
ので良く、例えば排水溝1が長尺状の場合は長方形に、
排水トラップ部の場合は方形や円形状等に形成されるの
で良い。
【0012】又ここで、排水溝1に係合する、とは、図
1に示されるように、排水溝1の側壁上部の段差1aに
係合したり、排水溝1の底面に直接当接して係合する場
合を意味する。又係合部5は、長手方向に延びて対向状
に形成されるのでも、下面7aを囲繞するよう形成され
るのでも良い。更に、縦断面が略逆凹字形の中空状に形
成され、とは、縦方向に切断したときの断面形状が、係
合部5の間の下面7aが上方に凹み、ホッチキスの針状
に形成されている、ということを意味する。
【0013】又係合部5の間の下面7aより重心Gが低
い位置に設定されてなる、とは、排水の浮力を受けても
浮き上がりにくい状態にある、ということを意味する。
具体的には、図1に示されるように、下面7aの高さが
高くなるよう、下面7aを上方に凸湾曲状に形成した
り、或いは図5に示されるように、本発明品が上側の部
材6と下側の部材7とで形成される場合は、下側の部材
7を比重が大きい材質で形成したり、図6に示されるよ
うに、係合部5の下端5aを肉厚状に形成したり、或い
は図7に示されるように、係合部5の下端5aに重り8
を設けることにより達成される。
【0014】本発明の場合、重心Gの位置は、下面7a
より低い位置であれば、縦断面形態や中空部の形状等に
よって適宜選定されるので良い。但し本発明は、排水に
よって本発明品が水没しても水面から浮き上がることを
防止できるよう、体積、即ち本発明品に作用する浮力が
本発明品の重さより小さい状態に選定されるのが好まし
い。
【0015】又本発明は、上記の排水溝1に係合する脚
状の係合部5を備えて縦断面が略逆凹字形の中空状に形
成され、上記係合部5の間の下面7aが上方に凸湾曲状
に形成され、この下面7aより重心Gが低い位置に設定
されてなるのが好ましい(請求項2)。
【0016】排水溝1が排水であふれたとき、浮力がか
かる蓋の部分は排水中に沈んだ体積分である。この本発
明の場合は、下面7aが上方に凸湾曲状に形成されてい
るから、係合部5の間にトンネル状の空間が形成され、
下面7aの位置を高くでき、その分、重心Gを低い位置
に設定し易い。従ってこれによれば、浮力が下面7aに
かかり難くなり、その分、浮き上がりを防止できる。
【0017】又本発明は、上面6aを形成する上側の部
材6と、下面7aを形成する下側の部材7とが連結さ
れ、上側の部材6を支えると共に補強するリブ7cを下
側の部材7が備えてなるのが好ましい(請求項3)。
【0018】この場合は、リブ7cによって強度や耐荷
重性を向上できると共に、反りや歪み等の発生を防止で
きる。又リブ7cが下側の部材7に形成されているか
ら、成形時の引けが上面6aに顕われるのを防止でき
る。更にこの場合は、リブ7cが中空部内に配置され、
露出しないため、外観上体裁が良く、又リブ7cが本発
明品を洗浄する際に支障を与えることがない。なおリブ
7cは、図4に示されるように、強度が高まるよう、複
数形成されるのが好ましい。又本発明の場合、リブ7c
によって仕切られるスペースSは、独立状に形成される
のでも、或いは連通状に形成されるのでも良い。
【0019】又本発明は、肉厚が全周にわたって同一で
あるのが好ましい(請求項4)。この場合は、使用する
樹脂材の量を節減できる。
【0020】又本発明は、図8に示されるように、上面
6aに滑り止め加工が施されてなるのが好ましい(請求
項5)。
【0021】浴室出入口4(図3参照)の段差を解消し
たバリアフリー浴室の場合、浴室出入口4の洗い場2側
の位置等に、排水溝1を形成する必要がある。この排水
溝1の蓋は、浴室に出入りする際、入浴者に踏まれ易
い。従ってこの本発明品のように、上面6aが滑り止め
加工されていると、浴室に出入する際、入浴者が滑って
転倒する事故を防止できる。滑り止め加工は、例えば図
8に示されるように、突条や突起等の滑り止め用の凸部
9を一体成形法で上面6aに形成することにより達成さ
れる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
を添付図面に従って説明する。
【0023】図1等において、1は浴室の排水溝であ
る。この実施形態に係る浴室は、図3に示されるよう
に、洗い場2と脱衣室3の高さが略同一に形成され、浴
室出入口4の洗い場2側に設けられた排水溝1で、洗い
場2を伝わる排水を、捕集、回収できるよう形成されて
いる。
【0024】この実施形態に係る本発明品は、排水溝1
の形状に合わせて長尺状に形成され、排水溝1に直列状
に複数配置されている。5は、上記排水溝1の側壁上部
の段差1aに係合する脚状の係合部である。本発明品
は、この係合部5を備えて縦断面が略逆凹字形の中空状
に形成されている。
【0025】而してこの実施形態に係る本発明品は、上
面6aを形成する上側の部材6と、下面7aを形成する
下側の部材7とが連結されることにより形成されてい
る。両者の連結は、この実施形態では図2に示されるよ
うに、下側の部材7に設けられた嵌合用の雌部7bに、
上側の部材6の嵌合用の雄部6bが嵌め込まれ、且つ接
合箇所が超音波で溶着されることで行われている。
【0026】又7cは、上側の部材6を支承すると共
に、強度や対荷重性を向上させるためのリブである。こ
のリブ7cは、この実施形態では下側の部材7の内面中
央部に長手方向に延びて連続状に形成されている。又上
側の部材6と下側の部材7の肉厚は、全周にわたって同
一に形成されている。
【0027】係合部5の間の下面7aは、上方に凸湾曲
状に形成され、この実施形態では下面7aの位置が高く
配置されることにより、重心Gが下面7aより低い位置
に設定されている。
【0028】次にこの実施形態に係る本発明品の作用を
説明する。本発明品は、上記の通り、縦断面が略逆凹字
状に形成され、重心Gが下面7aより低い位置に設定さ
れている。従って本発明品によると、図1に示されるよ
うに、排水溝1の段差1aに係合部5を係合させたと
き、すわりが安定した状態で配置され、排水があふれた
り、飛沫が下面7aにかかっても、浮き上がりにくくな
る。
【0029】又本発明品の場合、上側の部材6は、下側
の部材7に形成されたリブ7cで強度が補強されてい
る。従ってこれによると、入浴者が、図1に示されるよ
うに、本発明品を踏んだとき、リブ7cが荷重を両側壁
と協働して支承する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、浴室の排
水溝の開口面を閉塞する蓋であって、上記の排水溝に係
合する脚状の係合部を備えて縦断面を略逆凹字形の中空
状に形成し、上記係合部の間の下面より低い位置に重心
が設定されてなる。
【0031】従って本発明の場合は、重心が下面より低
い位置に設定されてなるから、すわりが安定し、排水が
あふれても浮き上がりにくいものである。なお本発明品
は、中空状であるから、使用する樹脂の量を節減でき
る、という利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明品の好適な一実施形態を示す使用状態時
の要部縦断面図である。
【図2】本発明品の構成部品を示す分解縦断面図であ
る。
【図3】本発明品の使用状態を示す浴室の平面図であ
る。
【図4】本発明品の他の実施形態を示す縦断面図であ
る。
【図5】重心を下面より下方に設定する場合の他の実施
形態を示す縦断面図である。
【図6】重心を下面より下方に設定する場合の他の実施
形態を示す縦断面図である。
【図7】重心を下面より下方に設定する場合の更に他の
実施形態を示す縦断面図である。
【図8】表面に滑り止め加工を施した実施形態の縦断面
図である。
【符号の説明】
1 排水溝 5 係合部 7a 下面 G 重心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下 英郎 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 2D032 GA05 2D061 DE10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室の排水溝の開口面を閉塞する蓋であ
    って、上記の排水溝に係合する脚状の係合部を備えて縦
    断面が略逆凹字形の中空状に形成され、上記係合部の間
    の下面より重心が低い位置に設定されてなることを特徴
    とする排水溝用の蓋。
  2. 【請求項2】 浴室の排水溝の開口面を閉塞する蓋であ
    って、上記の排水溝に係合する脚状の係合部を備えて縦
    断面が略逆凹字形の中空状に形成され、上記係合部の間
    の下面が上方に凸湾曲状に形成され、この下面より重心
    が低い位置に設定されてなることを特徴とする排水溝用
    の蓋。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の排水溝用の蓋であ
    って、上面を形成する上側の部材と、下面を形成する下
    側の部材とが連結され、上側の部材を支えると共に補強
    するリブを下側の部材が備えてなることを特徴とする排
    水溝用の蓋。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の排水溝
    用の蓋であって、肉厚が全周にわたって同一であること
    を特徴とする排水溝用の蓋。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載の排水溝
    用の蓋であって、上面に滑り止め加工が施されてなるこ
    とを特徴とする排水溝用の蓋。
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