JP2001094642A - 移動通信装置 - Google Patents

移動通信装置

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JP2001094642A
JP2001094642A JP26885299A JP26885299A JP2001094642A JP 2001094642 A JP2001094642 A JP 2001094642A JP 26885299 A JP26885299 A JP 26885299A JP 26885299 A JP26885299 A JP 26885299A JP 2001094642 A JP2001094642 A JP 2001094642A
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photographing
environment
luminance
unit
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JP26885299A
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Toshiaki Takaoka
利章 高岡
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池の消費電流を節約し、かつ視認性に優
れ、可能な限り長時間の使用に耐え得る移動通信装置を
提供すること。 【解決手段】 画像撮影手段による撮影環境の適否を判
断するための輝度および色差のいずれか一方または両方
から成る撮影環境判断データを記憶したデータテーブル
と、画像撮影手段によって所定時間間隔で撮影環境の画
像を撮影し、その撮影画像の輝度および色差のいずれか
一方または両方を抽出し、撮影環境実測データとして出
力する画像信号処理手段と、抽出された撮影環境実測デ
ータと前記データテーブルに記憶された撮影環境判断デ
ータとを比較することによって現在の撮影環境の適否を
判断し、その判断結果に応じて前記画像撮影手段に対す
る電源供給を遮断または再開する制御手段とを備えるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話装置な
どの移動通信装置に関し、特に、装置本体の一部に画像
撮影手段を設け、画像を含む通信を行うことができる移
動通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯端末装置では、文字を含む画
像等を表示させるために液晶表示器等で構成された画像
表示手段に対し、1次電池または2次電池で構成された
電源部から動作用の電源電圧を供給し駆動している。
【0003】そして、待ち受け時には、時刻表示、受信
電界強度、電池残量などを文字あるいは図記号などが一
般的に表示されるようになっている。
【0004】また、通話時には通話時刻、受信電界強度
などを文字あるいは図記号などを表示させている。
【0005】このような構成に対し、CCDカメラ等の
撮像手段の小型化が進み、画像撮影手段を装置本体の一
部に設け、この画像撮影手段により発信自身の画像等を
撮影しながら動画像として相手先の携帯電話装置との間
で送受し、いわゆるTV電話モードでの通信を可能にし
た携帯電話装置が実用化されている。
【0006】このような各種の画像を表示する画像表示
手段にあっては、表示される各種画像の視認性を向上す
るために、装置本体の一部に設けた専用のフォトセンサ
によって現在の使用環境が明るいか、暗いかを判定し、
暗い場合には表示輝度あるいはバックライト照度を上げ
るライティング制御を行うように構成したものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フォトセン
サによって使用環境が適切かどうかを判断するようにし
た場合、常にフォトセンサを実装させる必要があるた
め、コストアップになってしまうという問題がある。
【0008】また、フォトセンサを含む画像処理回路の
消費電力は大きいため、このフォトセンサを含む画像処
理回路に対し、電源を常時供給するようにしておくと、
電源電力の消費が大きくなり、連続使用時間が短くなっ
てしまうという問題がある。
【0009】また、フォトセンサからは使用環境の明る
さのみの信号しか得られないため、例えば暗い環境であ
っても対象がその色によって見分けることができるよう
な環境条件のもとでも、表示輝度を上げるように制御し
てしまい、電源電力を無駄に消費してしまうなど、対象
の色を加味した極め細かなライティング制御ができない
という問題がある。
【0010】また、フォトセンサの外部光取り入れ窓に
汚れ等が付着して感度が低下したとしても、これをチェ
ックすることができず、初期の制御精度を維持するのが
困難であるという問題がある。
【0011】本発明の目的は、専用のフォトセンサを設
けることなく、画像表示部のライティング制御を極め細
かに行い、電源電力無駄な消費を削減し、可能な限り長
時間の使用に耐え得る移動通信装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、画像撮影手段と、画像表示
手段と、無線回線を通じて相手先通信装置との間で画像
を含む通信を行う通信手段と、これらの各手段に動作用
の電源を供給する電池とを備えた移動通信装置におい
て、前記画像撮影手段による撮影環境の適否を判断する
ための輝度および色差のいずれか一方または両方から成
る撮影環境判断データを記憶したデータテーブルと、前
記画像撮影手段によって所定時間間隔で撮影環境の画像
を撮影し、その撮影画像の輝度および色差のいずれか一
方または両方を抽出し、撮影環境実測データとして出力
する画像信号処理手段と、抽出された撮影環境実測デー
タと前記データテーブルに記憶された撮影環境判断デー
タとを比較することによって現在の撮影環境の適否を判
断し、撮影環境不適な環境条件であれば、前記画像撮影
手段に対する電源供給を遮断または回復する制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0013】また、請求項2記載の発明は、画像撮影手
段と、画像表示手段と、無線回線を通じて相手先通信装
置との間で画像を含む通信を行う通信手段と、これらの
各手段に動作用の電源を供給する電池とを備えた移動通
信装置において、前記画像撮影手段による撮影環境の適
否を判断するための輝度および色差のいずれか一方また
は両方から成る撮影環境判断データを記憶したデータテ
ーブルと、前記画像撮影手段によって所定時間間隔で撮
影環境の画像を撮影し、その撮影画像の輝度および色差
のいずれか一方または両方を抽出し、撮影環境実測デー
タとして出力する画像信号処理手段と、抽出された撮影
環境実測データと前記データテーブルに記憶された撮影
環境判断データとを比較することによって現在の撮影環
境の適否を判断し、撮影環境不適な環境条件であれば、
前記画像撮影手段に対する電源供給を遮断または回復す
ると共に、前記画像表示手段に表示する画像の輝度を可
変する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0014】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の発明において、前記制御手段が、所定の復
旧操作により電源供給を再開する手段を備えることを特
徴とする。
【0015】また、請求項4記載の発明は、請求項1〜
3記載の発明において、前記制御手段が、電源供給を遮
断する前に、遮断する旨を報知する手段を備えることを
特徴とする。
【0016】また、請求項5記載の発明は、請求項1〜
3記載の発明において、前記制御手段が、電源供給を遮
断する前に、相手装置に対して画像を含まない通信モー
ドへの切り替えることを通知する手段とを備えることを
特徴とする。
【0017】また、請求項6記載の発明は、請求項1〜
3記載の発明において、前記制御手段が、電源供給を遮
断する前に、相手通信装置に対し静止画通信モードへ移
行する旨のメッセージを送信する手段を備えることを特
徴とする。
【0018】また、請求項7記載の発明は、請求項1〜
6記載の発明において、前記制御手段が、撮影環境の明
暗に応じて、前記画像表示手段のバックライト照度を可
変する手段を備えることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる移動通信
装置の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明す
る。
【0020】図1(a)は、本発明の移動通信装置の第
1の実施形態に係る機能構成ブロック図である。この実
施形態は、本発明を携帯電話装置に適用した場合の構成
を示すものである。図3は、図1の構成に係る携帯電話
装置におけるライティング制御の第1の実施形態を示す
フローチャートである。
【0021】図1において、1はアンテナ2を介して図
示しない基地局と所定の周波数帯域による電波の送受を
行う無線部、3は無線部1における通信プロトコル制御
及びユーザインタフェース等の制御を行う主制御部、4
は主制御部3による通信プロトコル制御によって確立さ
れた通話チヤネルを用いて送信される信号を復調すると
共に、送信する信号を変調することによって相手側との
通話経路を形成する通話制御部、5は通話制御部4によ
って形成された通話経路から送出された音声信号を外部
に放音するスピーカ、6は外部音声を集音して電気信号
に変換し、その変換した音声信号を通話制御部4によっ
て形成された通話経路に送出するマイクロホンであり、
上記スピーカ5とマイクロホン6とによって相手側との
通話を行うハンドセットが構成される。
【0022】7は電話番号や文字メッセージ等のデータ
入力時のガイド表示や登録データ、電池残量や電界強
度、静止画または動画等の表示を行う表示部、8は電話
番号等を入力する数字キーや各種機能を動作させる機能
キー等とからなる操作入力部、9は予め設定された付加
番号や電話帳のデータ、リダイヤルデータ、及び不在着
信、静止画または動画、撮影環境判断用のデータ等を格
納するデータ格納部である。
【0023】10は静止画または動画を外部から入力す
るための画像入力部であり、例えばCCDカメラによっ
て構成されている。11は外部機器から画像以外のデー
タが入力される外部入力部である。12は携帯電話装置
の各部に電源を供給する電源部であり、1次電池または
充電可能な2次電池で構成される。13は表示部7に対
する電池電源の供給を制御するスイッチ、14は画像入
力部10に対する電池電源の供給を制御するスイッチで
あり、これらのスイッチ13,14は主制御部3からの
制御信号によって開閉される。
【0024】画像入力部10は、図1(b)に示すよう
に、レンズ101から取り入れた画像が結像される撮像
素子102と、結像された画像信号をディジタル信号処
理によって所定のデータ形式の画像データに変換して主
制御部3に送るディジタル信号処理回路103を備えて
いる。
【0025】本発明における主制御部3は、画像入力部
10によって所定時間間隔で撮影した撮影環境の画像の
輝度および色差のいずれか一方または両方を、撮影画像
信号の輝度信号および色差信号から撮影環境実測データ
として抽出する機能を備えている。抽出する撮影環境実
測データは、複数フレームにわたる輝度信号の平均値お
よび色差信号の平均値であってもよい。
【0026】また、本発明におけるデータ格納部9は、
図2(a)に示すように、撮影環境を実測する時間間隔
を定めるタイマ91と、撮影環境判断データテーブル9
2とを備えている。撮影環境判断テーブル92には、画
像入力部10による撮影環境の適否を判断するための輝
度閾値Eyおよび色差閾値Eiqから成る撮影環境判断
データが予め記憶されている。ここで示す例では、室内
や室外などの複数の環境に対応するために、複数の輝度
閾値Ey1〜Eynおよび色差閾値Eiq1〜Eiqn
が記憶されている。このうち、Ey1およびEiq1は
昼間室内で使用する時の判断データとして用いられる。
また、Ey2およびEiq2は昼間屋外で使用する時の
判断データとして用いられる。また、Ey3およびEi
q3は夜間室内、Ey4およびEiq4は夜間屋外で使
用する時の判断データとして用いられる。
【0027】輝度閾値Ey1〜Eynおよび色差閾値E
iq1〜Eiqnをどのような環境における判断データ
として用いるかは、使用者によって任意に選択すること
が可能になっている。
【0028】本発明においては、撮影環境の輝度と色差
の組み合わせにより、例えば図2(b)に示すように、
輝度の実測値および色差の実測値が、使用者が選択した
輝度閾値Eym(EY1〜nのいずれか)および色差閾
値Eiqm(Eiq1〜nのいずれか)より小さい場合
を撮影不適環境として判断し、この撮影不適環境におい
ては、画像入力部10への電源を遮断して電力消費の無
駄を削減し、さらには表示部7の画像表示輝度を可変し
て視認性を向上させるように制御するものである。
【0029】このように構成された携帯電話装置におい
て、通話・撮影通話モードから低消費電力モードに移行
されるときの動作について図2に示すフローチャートに
基づいて説明する。ここで、低消費電力モードとは、少
なくとも画像入力部10に対し電源の供給を停止し、電
池電流の節約を図る動作状態のことである。
【0030】まず、本装置の使用者が通話・撮影モード
を選択した場合、主制御部3は、現在の撮影環境あるい
は装置の使用環境を判断するために、画像入力部10が
現在撮影している環境の画像をサンプリングし(ステッ
プ301)、そのサンプリング画像をディジタル信号処
理によって、撮影環境の画像の輝度および色差のデータ
を撮影環境実測データとして抽出する(ステップ30
2)。
【0031】この後、抽出した撮影環境実測データと、
撮影環境判断データテーブル92に記憶されている撮影
環境判断データである輝度閾値Eym(EY1〜nのい
ずれか)および色差閾値Eiqm(Eiq1〜nのいず
れか)と比較する(ステップ303)。そして、比較の
結果、撮影環境実測データで示される実測の輝度および
色差が輝度閾値Eymおよび色差閾値Eiqmより大き
い場合は、撮影環境が適切であると判断し、次のタイミ
ングでのサンプリング画像を得るためにタイマ91をリ
セットした後、カウント動作を再開させる(ステップ3
04)。そして、再びタイマ91がタイムアップしてタ
イマ時間に達したならば、画像のサンプリング再開指示
を行い(ステップ306)、ステップ301からの動作
を繰り返す。
【0032】しかし、撮影環境実測データで示される実
測の輝度および色差が輝度閾値Eymおよび色差閾値E
iqmより小さい場合は、撮影不適環境として判断し、
この撮影不適環境においては、撮影モードを解除する
(ステップ307)。詳しくは、画像入力部10への電
源を遮断して電力消費の無駄を削減する。この後、画像
撮影を行わない通常の通話モードまたは待受けモードに
移行させる。
【0033】この場合、電源の供給が遮断された画像入
力部10に対しては、撮影モードを選択する操作が行わ
れることにより、電源供給が再開される。
【0034】このように、従来のフォトセンサに代え
て、TV電話モードで使用する画像入力部10を活用し
て撮影環境を調べ、撮影環境に応じて画像入力部10へ
の電源を遮断することによって、フォトセンサが不要に
なってコスト低下を促進することが可能になる。同時
に、省電力化を図ることが可能になる。
【0035】また、撮影環境の輝度(明るさ)のみでな
く、色も考慮した判定を行っているため、極め細かな制
御が可能になる。例えば、暗い環境であっても撮影対象
が色によって識別可能な条件では、撮影モードを続行す
ることができる。また、逆光などの理由によって撮影環
境は明るいが、色の差が明瞭でない場合は撮影不適環境
として判断し、撮影モードを解除するといった制御も可
能になる。
【0036】さらに、画像入力部10を構成するカメラ
のレンズ102に汚れ等が付着したとしても、自装置で
撮影した画像をモニタ画像として表示させることによっ
て、汚れが付着しているか否かを直ちに見分けることが
できる。もしも、汚れが付着している場合には、拭き取
ることによって、長期にわたって良質の画像を得ること
ができる。
【0037】なお、撮影環境判断データとして色差の閾
値データも用いているが、輝度の閾値データのみであっ
てもよい。
【0038】また、図4の第2の実施形態のフローチャ
ートに示すように、通話モードまたは待受けモードに移
行した後に、再撮影要求操作があったか否かを判断し
(ステップ308)、あった場合は、画像入力部10に
対する電源供給を再開し(ステップ309)、通話・撮
影モードに復旧するように構成してもよい。このよう
に、再撮影要求操作に対して電源電圧の供給を再開する
ことにより、電池電力の消費と相手装置における表示画
像の視認性は犠牲になるが、TV通話モードを優先した
使用形態を実現することができる。
【0039】しかし、通話・撮影モードに復旧した時
に、そのときの環境が撮影環境判断データによって不適
環境として判断されない適切な環境に移動していた場合
は、図4のステップ303の判断によってステップ30
4の処理に移行し、視認性の良好な通話・撮影モードが
継続される。
【0040】図5は、第3の実施形態を示すフローチャ
ートである。このフローチャートは、図4のフローチャ
ートに対し、表示部7の表示輝度の可変制御のステップ
501,502をさらに付加したものである。
【0041】図5において、まず、本装置の使用者が通
話・撮影モードを選択した場合、主制御部3は、現在の
撮影環境あるいは装置の使用環境を判断するために、画
像入力部10が現在撮影している環境の画像をサンプリ
ングし(ステップ301)、そのサンプリング画像をデ
ィジタル信号処理によって、撮影環境の画像の輝度およ
び色差のデータを撮影環境実測データとして抽出する
(ステップ302)。
【0042】この後、抽出した撮影環境実測データと、
撮影環境判断データテーブル92に記憶されている撮影
環境判断データである輝度閾値Eym(EY1〜nのい
ずれか)および色差閾値Eiqm(Eiq1〜nのいず
れか)と比較する(ステップ303)。そして、比較の
結果、撮影環境実測データで示される実測の輝度および
色差が輝度閾値Eymおよび色差閾値Eiqmより大き
い場合は、撮影環境が適切であると判断し、次のタイミ
ングでのサンプリング画像を得るためにタイマ91をリ
セットした後、カウント動作を再開させる(ステップ3
04)。そして、再びタイマ91がタイムアップしてタ
イマ時間に達したならば、画像のサンプリング再開指示
を行い(ステップ306)、ステップ301からの動作
を繰り返す。
【0043】しかし、撮影環境実測データで示される実
測の輝度および色差が輝度閾値Eymおよび色差閾値E
iqmより小さい場合は、撮影不適環境として判断し、
この撮影不適環境においては、撮影モードを解除する
(ステップ307)。詳しくは、画像入力部10への電
源を遮断して電力消費の無駄を削減する。
【0044】この後、表示部7の表示輝度を上げる。例
えば、実測の輝度が夜間屋外の閾値EYmより小さい場
合は、夜間屋外であっても表示画像を視認可能なレベル
に上げる。この後、画像撮影を行わない通常の通話モー
ドまたは待受けモードに移行させる。これによって、自
装置が撮影した画像は相手装置に送られなくなるが、相
手装置からの画像はその表示輝度がレベルアップされて
表示される。
【0045】この場合、電源の供給が遮断された画像入
力部10に対しては、撮影モードを選択する操作が行わ
れることにより、電源供給が再開される。
【0046】このように、省電力化制御に加え、表示部
7の表示輝度を撮影環境に応じて可変することにより、
フォトセンサを用いることなく、視認性に優れた画像を
表示することが可能になる。
【0047】図6は、第4の実施形態を示すフローチャ
ートである。このフローチャートで示す制御では、図3
のステップ307の前に、撮影解除アラームをスピーカ
5または表示部7から出力するステップ601を付加
し、さらにステップ307の後に、相手装置に対して撮
影モード解除通知メッセージを送信すると共に、相手装
置から撮影モード解除通知メッセージを受信した場合に
は表示部7の電源も遮断するステップ602〜604を
付加したものである。
【0048】図6において、まず、本装置の使用者が通
話・撮影モードを選択した場合、主制御部3は、現在の
撮影環境あるいは装置の使用環境を判断するために、画
像入力部10が現在撮影している環境の画像をサンプリ
ングし(ステップ301)、そのサンプリング画像をデ
ィジタル信号処理によって、撮影環境の画像の輝度およ
び色差のデータを撮影環境実測データとして抽出する
(ステップ302)。
【0049】この後、抽出した撮影環境実測データと、
撮影環境判断データテーブル92に記憶されている撮影
環境判断データである輝度閾値Eym(EY1〜nのい
ずれか)および色差閾値Eiqm(Eiq1〜nのいず
れか)と比較する(ステップ303)。
【0050】そして、比較の結果、撮影環境実測データ
で示される実測の輝度および色差が輝度閾値Eymおよ
び色差閾値Eiqmより大きい場合は、撮影環境が適切
であると判断し、次のタイミングでのサンプリング画像
を得るためにタイマ91をリセットした後、カウント動
作を再開させる(ステップ304)。
【0051】そして、再びタイマ91がタイムアップし
てタイマ時間に達したならば、画像のサンプリング再開
指示を行い(ステップ306)、ステップ301からの
動作を繰り返す。しかし、撮影環境実測データで示され
る実測の輝度および色差が輝度閾値Eymおよび色差閾
値Eiqmより小さい場合は、撮影不適環境として判断
し、撮影解除アラームをスピーカ5または表示部7から
出力させる(ステップ601)。
【0052】次に、撮影モードを解除する(ステップ3
07)。詳しくは、画像入力部10への電源を遮断して
電力消費の無駄を削減する。次に、相手装置に対して撮
影モード解除通知メッセージを送信する(ステップ60
2)。この後、相手装置から撮影モード解除通知メッセ
ージを受信したか否かを判定し(ステップ603)、受
信していない場合は、通話モードまたは待受けモードに
移行させる。
【0053】しかし、受信していた場合には、相手装置
も撮影環境が不適切な環境にあり、撮影画像の視認性が
劣化しているものと見なし、表示部7の電源も遮断する
(ステップ604)。
【0054】このようにして低消費電流モードへ移行す
ることを使用者に報知することにより、使用者は相手に
対しその旨の連絡を予め行うことができるうえ、撮影環
境が適切な明るい場所へ移動するなどの準備を行うこと
が可能になる。
【0055】また、相手装置に対して撮影モード解除通
知メッセージを送信することにより、相手装置では表示
部7の電源を遮断し、視認性の劣化した画像を表示しな
い省電力モードに移行することができる。
【0056】なお、図5で説明したように、自装置の撮
影環境が不適である場合は、表示部7の表示輝度を上げ
るようにしてもよい。この場合、電源の供給が遮断され
た画像入力部10に対しては、撮影モードを選択する操
作が行われることにより、電源供給が再開される。
【0057】また、図7の第5の実施形態のフローチャ
ートに示すように、ステップ602bを設け、ここで、
相手装置に対して撮影モード解除通知メッセージを送信
すると共に、静止画モード切り替えメッセージを送信す
るように構成してもよい。
【0058】これによって、相手装置の使用者は、画像
入力部10の電源が遮断される直前の静止画を見ながら
通信を継続することができる。なお、相手装置において
は、静止画モードへの切り替えメッセージを表示部7に
表示するようにしてもよい。
【0059】この場合、電源の供給が遮断された画像入
力部10に対しては、撮影モードを選択する操作が行わ
れることにより、電源供給が再開される。この後に、動
画モードへの切り替えメッセージが相手装置に送信され
る(図示せず)。
【0060】ところで、上記の第3の実施形態は、表示
部7の画像表示輝度を可変する構成を示すものである
が、透過型液晶表示器を表示部7に用いている場合は、
バックライトの照度を可変するように構成することがで
きる。
【0061】図8は、その構成を示すブロック構成図で
あり、図1の構成に対し、バックライト15を付加し、
その照度を主制御部3によって可変するように構成され
ている。そのほかの構成は図1と同様である。
【0062】図9は、図8に示す構成においてバックラ
イト15の照度を制御するフローチャートである。
【0063】図9において、まず、本装置の使用者が通
話・撮影モードを選択した場合、主制御部3は、現在の
撮影環境あるいは装置の使用環境を判断するために、画
像入力部10が現在撮影している環境の画像をサンプリ
ングし(ステップ301)、そのサンプリング画像をデ
ィジタル信号処理によって、撮影環境の画像の輝度およ
び色差のデータを撮影環境実測データとして抽出する
(ステップ302)。
【0064】この後、抽出した撮影環境実測データと、
撮影環境判断データテーブル92に記憶されている撮影
環境判断データである輝度閾値Eym(EY1〜nのい
ずれか)および色差閾値Eiqm(Eiq1〜nのいず
れか)と比較する(ステップ303)。
【0065】そして、比較の結果、撮影環境実測データ
で示される実測の輝度および色差が輝度閾値Eymおよ
び色差閾値Eiqmからの隔たりが予め設定した許容範
囲値より小さい場合は、撮影環境が適切であると判断
し、次のタイミングでのサンプリング画像を得るために
タイマ91をリセットした後、カウント動作を再開させ
る(ステップ304)。そして、再びタイマ91がタイ
ムアップしてタイマ時間に達したならば、画像のサンプ
リング再開指示を行い(ステップ306)、ステップ3
01からの動作を繰り返す。
【0066】しかし、撮影環境実測データで示される実
測の輝度および色差が輝度閾値Eymおよび色差閾値E
iqmからの隔たりが予め定めた許容範囲値より大きい
場合は、撮影環境が明るすぎると判断し、この撮影環境
においては、表示部7のバックライト15の照度を上げ
る(ステップ902)。この後、ステップ306に進ん
で次のサンプリング動作を再開させる。
【0067】そして、次のサンプリング動作時に、新た
な環境の輝度および色差が許容範囲内に収まっている場
合には、バックライト照度が標準値に復旧される(ステ
ップ901)。
【0068】このようにすることによって、透過型の液
晶表示器を用いている場合であっても、フォトセンサを
設けることなくTV電話モードで使用する画像入力部1
0を活用し、視認性の良好な画像を表示させることがで
きる。
【0069】なお、撮影環境判断データとして色差の閾
値データも用いているが、輝度の閾値データのみであっ
てもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
画像撮影手段と画像表示手段とを備えた移動通信装置に
おいて、画像撮影手段を撮影環境の実測センサとしても
活用し、撮影環境が不適切であることを検出した場合に
は、画像撮影手段に対する電源供給を遮断するようにし
たため、電池の消費電流を節約し、可能な限り長時間の
使用に耐え得る移動通信装置を実現することができる。
【0071】また、撮影環境に応じて表示輝度を可変す
るようにしたため、省電力化と同時に、視認性に優れた
画像を表示することができる。
【0072】また、所定の復旧操作により画像撮影手段
に対する電源供給を再開することにより、省電力化を犠
牲にし、TV通話モードを優先した使用形態を実現する
ことができる。
【0073】また、電源供給を遮断する前に、遮断する
旨を報知することにより、使用者は適切な環境に移動す
る準備などを予め行うことができる。
【0074】また、電源供給を遮断する前に、相手通信
装置に対し静止画通信モードへ移行する旨のメッセージ
を送信することにより、相手装置の使用者は、画像撮影
手段の電源が遮断される直前の静止画を見ながら通信を
継続することができる。
【0075】また、撮影環境が不適切であることを検出
した場合には、画像表示手段のバックライトの照度を上
げるように構成したため、透過型の液晶表示器を用いて
いる場合であっても、フォトセンサを設けることなくT
V電話モードで使用する画像入力手段を活用し、視認性
の良好な画像を表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動通信装置の一実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】データ格納部の構成および撮影環境の適否判断
の例を示す図である。
【図3】図1に示した移動通信装置における動作モード
の移行制御の第1の実施形態を示すフローチャートであ
る。
【図4】図1に示した移動通信装置における動作モード
の移行制御の第2の実施形態を示すフローチャートであ
る。
【図5】図1に示した移動通信装置における動作モード
の移行制御の第3の実施形態を示すフローチャートであ
る。
【図6】図1に示した移動通信装置における動作モード
の移行制御の第4の実施形態を示すフローチャートであ
る。
【図7】図1に示した移動通信装置における動作モード
の移行制御の第5の実施形態を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の移動通信装置の第6の実施形態の構成
を示すブロック図である。
【図9】図8に示した移動通信装置における動作モード
の移行制御の実施形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 無線部 2 アンテナ 3 主制御部 4 通話制御部 5 スピーカ 6 マイクロフォン 7 表示部 8 操作入力部 9 データ格納部 10 画像入力部 12 電源部 13 スイッチ 14 スイッチ 15 電圧監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AB03 AB67 AC01 AC42 AC69 AC71 AC72 AC73 5K027 AA11 BB17 CC08 FF01 FF22 GG04 HH29 5K067 AA41 AA43 BB04 BB21 DD52 EE02 HH22 HH23 KK00 KK05 5K101 KK20 LL12 NN06 NN18 NN45

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像撮影手段と、画像表示手段と、無線
    回線を通じて相手先通信装置との間で画像を含む通信を
    行う通信手段と、これらの各手段に動作用の電源を供給
    する電池とを備えた移動通信装置において、 前記画像撮影手段による撮影環境の適否を判断するため
    の輝度および色差のいずれか一方または両方から成る撮
    影環境判断データを記憶したデータテーブルと、 前記画像撮影手段によって所定時間間隔で撮影環境の画
    像を撮影し、その撮影画像の輝度および色差のいずれか
    一方または両方を抽出し、撮影環境実測データとして出
    力する画像信号処理手段と、 抽出された撮影環境実測データと前記データテーブルに
    記憶された撮影環境判断データとを比較することによっ
    て現在の撮影環境の適否を判断し、その判断結果に応じ
    て前記画像撮影手段に対する電源供給を遮断または再開
    する制御手段とを備えることを特徴とする移動通信装
    置。
  2. 【請求項2】 画像撮影手段と、画像表示手段と、無線
    回線を通じて相手先通信装置との間で画像を含む通信を
    行う通信手段と、これらの各手段に動作用の電源を供給
    する電池とを備えた移動通信装置において、 前記画像撮影手段による撮影環境の適否を判断するため
    の輝度および色差のいずれか一方または両方から成る撮
    影環境判断データを記憶したデータテーブルと、 前記画像撮影手段によって所定時間間隔で撮影環境の画
    像を撮影し、その撮影画像の輝度および色差のいずれか
    一方または両方を抽出し、撮影環境実測データとして出
    力する画像信号処理手段と、 抽出された撮影環境実測データと前記データテーブルに
    記憶された撮影環境判断データとを比較することによっ
    て現在の撮影環境の適否を判断し、その判断結果に応じ
    て前記画像撮影手段に対する電源供給を遮断または再開
    すると共に、前記画像表示手段に表示させる画像の輝度
    を可変する制御手段とを備えることを特徴とする移動通
    信装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、所定の復旧操作により
    電源供給を再開する手段を備えることを特徴とする請求
    項1または2記載の移動通信装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、電源供給を遮断する前
    に、遮断する旨を報知する手段を備えることを特徴とす
    る請求項1〜3記載のいずれかの移動通信装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、電源供給を遮断する前
    に、相手装置に対して画像を含まない通信モードへの切
    り替えることを通知する手段とを備えることを特徴とす
    る請求項1〜3記載のいずれかの移動通信装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、電源供給を遮断する前
    に、相手通信装置に対し静止画通信モードへ移行する旨
    のメッセージを送信する手段を備えることを特徴とする
    請求項1〜3記載のいずれかの移動通信装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、撮影環境の明暗に応じ
    て、前記画像表示手段のバックライト照度を可変する手
    段を備えることを特徴とする請求項1〜6記載のいずれ
    かの移動通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7843507B2 (en) 2005-12-12 2010-11-30 Casio Computer Co., Ltd. Image capturing apparatus, power controlling method and medium storing a program for executing the method

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