JP2001094447A - 移動無線端末装置 - Google Patents

移動無線端末装置

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JP2001094447A
JP2001094447A JP26835499A JP26835499A JP2001094447A JP 2001094447 A JP2001094447 A JP 2001094447A JP 26835499 A JP26835499 A JP 26835499A JP 26835499 A JP26835499 A JP 26835499A JP 2001094447 A JP2001094447 A JP 2001094447A
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JP
Japan
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controlled oscillator
voltage
impedance
transmission
voltage controlled
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JP26835499A
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English (en)
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Shigeru Shibata
茂 柴田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信期間中に位相誤差および電圧制御発振器
制御電圧が安定して動作することが可能な移動無線端末
装置を提供する。 【解決手段】 制御部15−1が、インピーダンス制御
手段14−1を切換制御することにより、増幅器9の電
源を投入する前においても、電圧制御発振器8の増幅器
9側の負荷インピーダンスを、増幅器9の電源を投入後
の抵抗値Z1[Ω]となるように制御して、ダウンコン
バートミキサ10に入力される帰還信号の電圧レベルが
入力規定範囲であるLV2[V]となるようにして、送
信変調ループの引き込み動作が開始できる状態にし、送
信の開始タイミングT5までに送信変調ループの引き込
み動作を終了させるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばGSM
(Global System for Mobile communication)やDCS
(Digital Cellular System at 1800MHz)のシステムで
用いられるTDMA(Time Division Multiple Acces
s)方式の移動無線端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来のTDMA方式の移
動無線端末装置の送信部を送信変調ループを用いて構成
した場合、図11に示すような構成となる。まず始めに
図11に示す構成で送信部を構成した場合の同期状態で
の送信変調ループの動作について説明する。
【0003】直交変調器1は、後述するイメージ除去用
帯域通過フィルタ12から入力されるローカル信号を、
図示しないベースバンド部から入力される、IchとQ
chの2つのベースバンド変調信号で直交変調すること
により、中間周波数帯変調信号を生成して、これを直交
変調器高調波除去用帯域通過フィルタ2へ出力する。
【0004】同フィルタ2により、直交変調器1で発生
した不要波が除去された後、上記中間周波数帯変調信号
がN分周器3へ出力される。そして、N分周器3では、
上記中間周波数帯変調信号の周波数が位相比較周波数に
分周された後、位相比較器4へ出力される。
【0005】位相比較器4は、N分周器3から入力され
た信号と、R分周器5から入力された信号の位相を比較
して、その位相差に応じた信号をループフィルタ6へ出
力する。
【0006】なお、R分周器5は、中間周波数帯基準信
号を発生するIFローカルシンセサイザ7から中間周波
数帯基準信号が入力され、この信号の周波数を位相比較
周波数に分周した後、位相比較器4へ出力するものであ
る。
【0007】ループフィルタ6は、前述したように位相
比較器4から位相差に応じた信号が入力され、この信号
に含まれる不要な高調波成分や雑音を除去した後、電圧
制御発振器8に制御電圧として出力する。尚、ループフ
ィルタ6は、その振幅・位相の周波数特性によって、後
述する位相同期ループの応答特性・同期特性を決定する
ものである。
【0008】ループフィルタ6に接続される電圧制御発
振器8は、通信を実施する場合にのみ動作し、ループフ
ィルタ6から制御電圧が入力され、この制御電圧に応じ
て発振周波数が変化する発振器である。そして、増幅器
9およびアッテネータ13に対して、中心周波数が通信
帯域に属する変調信号を出力する。
【0009】増幅器9に入力された変調信号は、ここで
増幅され、図示しないアンテナ部を経由して、送信出力
として当該移動無線端末装置の外部空間に放射される。
一方、アッテネータ13に入力された変調信号は、ここ
でその電圧が減衰された後、ダウンコンバートミキサ1
0に出力される。そして、この信号は、ダウンコンバー
トミキサ10にて、RFローカルシンセサイザ11にて
生成されたローカル信号と乗算されてダウンコンバート
された後、イメージ除去用帯域通過フィルタ12により
不要な周波数成分が除去され、ローカル信号として直交
変調器1に入力される。
【0010】制御部15は、マイクロコンピュータを主
制御部として備え、上述した当該移動無線端末装置の各
部を統括して制御するもので、例えば後述する図12に
示すタイミングチャートにしたがって、各部の電源の投
入/断を行う。
【0011】次に、電圧制御発振器8が変調信号を発生
する動作について説明する。ここまでに説明した構成の
うち、増幅器9を除く、参照符号1,2,3,4,5,
6,7,8,10,11,12,13の各構成により、
位相同期ループ(PLL)回路が構成されている。
【0012】このPLL回路が同期状態にある場合、位
相比較器4は、入力される2つの信号の位相差が無くな
るような制御電圧を、電圧制御発振器8に対して出力す
る。すなわち、当該PLL回路は、直交変調器1から出
力される信号によって発生する位相偏移を打ち消すよう
に電圧制御発振器8を発振させることになる。
【0013】その結果、電圧制御発振器8は、ベースバ
ンド変調信号に対して逆の位相偏移を有する変調信号を
発生することができ、また、直交変調器1から出力され
る中間周波数帯変調信号は変調信号ではなく、トーン信
号となって動作することになる。以上のように、PLL
回路を用いて変調信号を発生する方式は、一般に送信変
調ループと称される。
【0014】次に、上記送信変調ループの同期過程と増
幅器9の動作について説明する。図12は、図11に示
した送信部の各部の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【0015】まず最初に、時間T1にIFローカルシン
セサイザ7とRFローカルシンセサイザ11の電源を投
入し、その後時間T2に電圧制御発振器8の電源を投入
し、その後時間T3にミキサ10、直交変調器1、N分
周器3、R分周器5、位相比較器4の電源をそれぞれ投
入する。
【0016】引き続き時間T4に、Ichベースバンド
変調信号とQchベースバンド変調信号を直交変調器1
に入力し、その後時間T5になって、所望の送信出力電
力に対応する利得制御電圧を増幅器9に対して入力す
る。
【0017】ここで増幅器9は、入力された利得制御電
圧に対して出力電力および入力インピーダンスが図13
のように変化する特性を有している。すなわち、増幅器
9の出力電力が送信期間での出力電力規定範囲内、すな
わち通信中に実際に使用する範囲内になるような利得制
御電圧を入力した場合は、増幅器9の入力インピーダン
スは概ね一定の値となり、その大きさは50[Ω]に近
い値であるZ1[Ω]となるような特性を有している。
【0018】一方、増幅器9の出力電力が送信期間以外
における出力電力規定値以下になるように利得制御制御
電圧を入力した場合は、増幅器9の入力インピーダンス
は上記Z1以下の値となり、しかも利得制御電圧に比例
して入力インピーダンスは減少する。特に、利得制御電
圧が0[V]の場合は、その大きさが0[Ω]に近いZ
2[Ω]となるような特性を有している。
【0019】このため、時間T5において、増幅器9に
対して所望の出力電力に対応する利得制御電圧として、
その値が0[V]からV1[V]の利得制御信号が与え
られると、図13に示すように増幅器9の入力インピー
ダンスの値がZ2[Ω]からZ1[Ω]に増加し、その
結果ダウンコンバートミキサ10に入力される帰還信号
のレベルがLV2[V]からLV1[V]に増加する。
【0020】そして、帰還信号のレベルがLV1[V]
に増加したことで、図14に示すように、帰還信号レベ
ルがダウンコンバートミキサ10の入力規定範囲に達
し、その結果時間T5から送信変調ループは引き込み動
作を開始する。
【0021】その後、ある一定の引き込み時間が経過し
た後、時間T6になった時点で、送信変調ループは、位
相誤差および電圧制御発振器制御電圧が一定になり、デ
ータの送信が可能になるため、送信信号が出力される。
【0022】しかしながら、以上のような方法により送
信変調ループを用いて上記送信部を制御した場合、送信
期間であるT5からT7において、ある範囲内で安定が
要求される位相誤差および電圧制御発振器制御電圧が、
T5からT6の期間で安定しないという問題がある。
【0023】また、従来においては、図15に示すよう
な構成の送信部も用いられている。以下、この図に示す
ように送信部を構成した場合に、同期状態における送信
変調ループの動作について説明する。
【0024】直交変調器1は、IFローカルシンセサイ
ザ7から入力されるローカル信号を、図示しないベース
バンド部から入力される、IchとQchの2つのベー
スバンド変調信号で直交変調して、中間周波数帯変調信
号を生成して、これを直交変調器高調波除去用帯域通過
フィルタ2へ出力する。
【0025】同フィルタ2により、直交変調器1で発生
する不要波が除去された後、上記中間周波数帯変調信号
がR分周器5へ出力される。そして、R分周器5では、
上記中間周波数帯変調信号の周波数が位相比較周波数に
分周された後、位相比較器4へ出力される。
【0026】位相比較器4は、R分周器5から入力され
た信号と、N分周器3から入力された信号の位相を比較
して、その位相差に応じた信号をループフィルタ6へ出
力する。なお、N分周器3は、イメージ除去用帯域通過
フィルタ12から入力される信号を位相比較周波数に分
周し、位相比較器4へ出力する。
【0027】ループフィルタ6は、前述したように位相
比較器4から位相差に応じた信号が入力され、この信号
に含まれる不要な高調波成分や雑音を除去した後、電圧
制御発振器8に制御電圧として出力する。尚、ループフ
ィルタ6は、その振幅・位相の周波数特性によって、後
述する位相同期ループの応答特性・同期特性を決定する
ものである。
【0028】ループフィルタ6に接続される電圧制御発
振器8は、通信を実施する場合にのみ動作し、ループフ
ィルタ6から制御電圧が入力され、この制御電圧に応じ
て発振周波数が変化する発振器である。そして、増幅器
9およびアッテネータ13に対して、中心周波数が通信
帯域に属する変調信号を出力する。
【0029】増幅器9に入力された変調信号は、ここで
増幅され、図示しないアンテナ部を経由して、送信出力
として当該移動無線端末装置の外部空間へ放射される。
一方、アッテネータ13に入力された変調信号は、ここ
でその電圧が減衰された後、ダウンコンバートミキサ1
0に出力される。
【0030】そして、この信号は、ダウンコンバートミ
キサ10にて、RFローカルシンセサイザ11にて生成
されたローカル信号と乗算されてダウンコンバートされ
た後、イメージ除去用帯域通過フィルタ12により不要
な周波数成分が除去され、N分周器3に入力される。
【0031】次に、電圧制御発振器8が変調信号を発生
する動作について説明する。ここまでに説明した構成の
うち、増幅器9を除く、参照符号1,2,3,4,5,
6,7,8,10,11,12,13の各構成により、
位相同期ループ(PLL)回路が構成されている。
【0032】このPLL回路が同期状態にある場合、位
相比較器4は、入力される2つの信号の位相差が無くな
るような制御電圧を、電圧制御発振器8に対して出力す
る。すなわち、当該PLL回路は、直交変調器1から出
力される信号によって発生する位相偏移を打ち消すよう
に電圧制御発振器8を発振させることになる。
【0033】その結果、電圧制御発振器8は、ベースバ
ンド変調信号に対して同一の位相偏移を有する変調信号
を発生することができ、また、直交変調器1からは中間
周波数帯変調信号が出力されることになる。
【0034】以上のように、PLL回路を用いて変調信
号を発生する方式も、既に説明した図11の場合と同様
に、一般に送信変調ループと称され、同期過程の動作お
よび増幅器9の動作についても同様であり、図11のよ
うに送信部を構成した場合と同様の問題を有する。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】送信変調ループを用い
た従来のTDMA方式の移動無線端末装置では、送信期
間前に送信変調ループの引き込み動作が終了していない
ため、送信期間での位相誤差および電圧制御発振器制御
電圧が安定しないという問題があった。
【0036】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、送信期間中に位相誤差および電圧制御発振器
制御電圧が安定して動作することが可能な移動無線端末
装置を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、通信網に接続可能な基地局との間
で、TDMA(Time Division Multiple Access)方式
による無線通信を行なうもので、基地局宛ての送信信号
を、電圧制御発振器を有する送信変調ループにて生成す
る移動無線端末装置において、電圧制御発振器の出力端
に接続され、可変可能なインピーダンスを有するインピ
ーダンス制御手段と、TDMA方式における送信タイミ
ングに応じて動作し、インピーダンス制御手段を通じて
出力される電圧制御発振器にて生成された基地局宛ての
送信信号を増幅する増幅手段とを備え、インピーダンス
制御手段は、電圧制御発振器の出力端における負荷イン
ピーダンスが、増幅手段の非動作時であっても、増幅手
段の動作時と同じになるように、自己のインピーダンス
を可変するように構成した。
【0038】上記構成の移動無線端末装置では、インピ
ーダンス制御手段が、増幅手段の非動作時であっても、
電圧制御発振器の出力端における負荷インピーダンスが
増幅手段の動作時と同じになるように、自己のインピー
ダンスを可変するようにしている。
【0039】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、電圧制御発振器の出力端における負荷インピ
ーダンスが、増幅手段の動作/非動作にかかわらず、増
幅手段の動作時と同じ値になるため、TDMA方式にお
ける送信タイミング以前においても、送信変調ループが
その引き込み動作を開始できる。
【0040】すなわち、上記構成の移動無線端末装置に
よれば、上記送信タイミングまでに送信変調ループの引
き込み動作を終了させることが可能で、また送信タイミ
ングとなって増幅手段の動作が開始されても、電圧制御
発振器の出力端における負荷インピーダンスが変化しな
いため、送信変調ループは引き続き安定して同期状態を
保持するので、送信期間において位相誤差やおよび電圧
制御発振器の制御電圧を安定させることができる。
【0041】また、上記の目的を達成するために、この
発明は、通信網に接続可能な基地局との間で、TDMA
(Time Division Multiple Access)方式による無線通
信を行なうもので、基地局宛ての送信信号を、電圧制御
発振器を有する送信変調ループにて生成する移動無線端
末装置において、電圧制御発振器の出力端に接続され、
利得制御信号の電圧に応じた利得で、電圧制御発振器に
て生成された基地局宛ての送信信号を増幅する増幅手段
と、利得制御信号の電圧を可変することにより増幅手段
の動作を制御するもので、TDMA方式の送信タイミン
グ以前においては、利得制御信号の電圧をTDMA方式
の送信タイミングにおける電圧値よりは小さい所定値に
設定して増幅手段を動作させて、電圧制御発振器の出力
端における負荷インピーダンスを、送信変調ループの引
き込み動作が生じる値にする制御手段とを具備して構成
するようにした。
【0042】上記構成の移動無線端末装置では、TDM
A方式の送信タイミング以前においては、利得制御信号
の電圧をTDMA方式の送信タイミングにおける電圧値
よりは小さい値ではあるが、利得制御信号を加えること
により増幅手段を動作させて、電圧制御発振器の出力端
における負荷インピーダンスを、送信変調ループの引き
込み動作が生じる値にするようにしている。
【0043】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、TDMA方式における送信タイミング以前に
おいても、送信変調ループがその引き込み動作を開始で
きる。
【0044】すなわち、上記構成の移動無線端末装置に
よれば、上記送信タイミングまでに送信変調ループの引
き込み動作を終了させることが可能で、また送信タイミ
ングとなって通常の利得制御電圧が増幅手段に加えられ
ても、電圧制御発振器の出力端における負荷インピーダ
ンスはある程度の値を有していることより、急激に変化
しないため、送信変調ループは引き続き安定して同期状
態を保持するので、送信期間において位相誤差やおよび
電圧制御発振器の制御電圧を安定させることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態
に係わる移動無線端末装置の送信部の構成を示すもので
ある。但し、図1において、従来の移動無線端末装置の
構成を示す図11と同一部分には同一符号を付して示
し、ここでは異なる部分を中心に述べる。
【0046】この第1の実施形態に係わる移動無線端末
装置の送信部は、図11に示した従来の移動無線端末装
置の送信部において、電圧制御発振器8の出力と増幅器
9の入力の間に、図2に示すようなインピーダンス制御
手段14−1を追加したものである。
【0047】インピーダンス制御手段14−1は、抵抗
値Z1−Z2[Ω]を有する抵抗器14−11と、開放
/短絡を切り替えるスイッチ部14−12とを並列接続
した回路で、スイッチ部14−12は、後述する制御部
15−1からのインピーダンス制御信号により切換制御
される。
【0048】なお、抵抗値Z1[Ω]は、利得制御電圧
がV1[V]の時の増幅器9の入力インピーダンスであ
り、抵抗値Z2[Ω]は、利得制御電圧が0[V]の時
の増幅器9の入力インピーダンスである。
【0049】したがって、電圧制御発振器8の増幅器9
側の負荷インピーダンスは、インピーダンス制御手段1
4−1の内部抵抗と増幅器9の入力インピーダンスの和
となる。このため、電圧制御発振器8の増幅器9側の負
荷インピーダンスは、スイッチ部14−12が開放の時
は、抵抗器14−11の抵抗値Z1[Ω]と増幅器9の
入力インピーダンスの和となり、一方、スイッチ部14
−12が短絡の時は、増幅器9の入力インピーダンスの
みとなる。
【0050】制御部15−1は、マイクロコンピュータ
を主制御部として備え、上述した当該移動無線端末装置
の各部を統括して制御するもので、例えば後述する図3
に示すタイミングチャートにしたがって、各部の電源の
投入/断を行う。
【0051】次に、上記送信変調ループの同期過程と増
幅器9の動作について説明する。図3は、図1に示した
送信部の各部の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【0052】まず、初期状態として、インピーダンス制
御手段14−1は、スイッチ部14−12が開放状態に
あり、これにより、電圧制御発振器8の増幅器9側の負
荷インピーダンスは、抵抗器14−11の抵抗値Z1−
Z2[Ω]と増幅器9(電源未投入)の入力インピーダ
ンス(Z2[Ω])の和、すなわち抵抗値Z1[Ω]と
なっている。
【0053】時間T1にIFローカルシンセサイザ7と
RFローカルシンセサイザ11の電源を投入し、その後
時間T2に電圧制御発振器8の電源を投入する。この
時、ダウンコンバートミキサ10に入力される帰還信号
の電圧レベルは、上述したように、電圧制御発振器8の
増幅器9側の負荷インピーダンスが抵抗値Z1[Ω]と
なっていることより、LV1[V]からダウンコンバー
トミキサ10の入力規定範囲であるLV2[V]に増加
する。
【0054】その後、時間T3において、ミキサ10、
直交変調器1、N分周器3、R分周器5、位相比較器4
の電源をそれぞれ投入する。引き続き時間T4におい
て、Ichベースバンド変調信号とQchベースバンド
変調信号を直交変調器1に入力すると、すでにダウンコ
ンバートミキサ10に入力される帰還信号の電圧レベル
が入力規定範囲であるLV2[V]になっていることよ
り、この時点T4より送信変調ループは引き込み動作を
開始する。
【0055】やがて、送信変調ループの引き込み動作が
終了し(時間T8)、その後、位相誤差および電圧制御
発振器8の制御電圧がある一定の範囲内で一定の値にな
った時点(時間T5)で、送信を行うために増幅器9の
利得制御電圧をV1[V]に設定するとともに、インピ
ーダンス制御信号によりスイッチ部14−12を短絡す
るように制御する。
【0056】すなわち、時間T5にて、増幅器9は、利
得制御電圧がV1[V]となるため、増幅器9の入力イ
ンピーダンスがZ1[Ω]となるともに、インピーダン
ス制御手段14−1のインピーダンスが0[Ω]とな
る。したがって、電圧制御発振器8の増幅器側9の負荷
インピーダンスは、Z1+0=Z1[Ω]、すなわちZ
1[Ω]を維持することになる。
【0057】このように、送信を行うために、増幅器9
の利得制御電圧を変化させた後においても、電圧制御発
振器8の増幅器側9の負荷インピーダンスはZ1[Ω]
のままであるため、ミキサ10の帰還信号の電圧レベル
はその入力規定範囲であるLV2[V]に維持され、送
信変調ループは引き続き安定して同期状態を保持し、時
間T5からT7の期間においてデータを送信する。
【0058】以上のように、上記構成の送信部では、イ
ンピーダンス制御手段14−1を切換制御することによ
り、増幅器9の電源を投入する前においても、電圧制御
発振器8の増幅器9側の負荷インピーダンスを抵抗値Z
1[Ω]となるように制御して、ダウンコンバートミキ
サ10に入力される帰還信号の電圧レベルが入力規定範
囲であるLV2[V]となるようにして、送信変調ルー
プの引き込み動作が開始できる状態にし、送信の開始タ
イミングT5までに送信変調ループの引き込み動作を終
了させるようにしている。
【0059】したがって、上記構成の送信部によれば、
送信の開始タイミングT5までに送信変調ループの引き
込み動作を終了させることができ、また増幅器9の電源
を投入しても、ミキサ10に入力される帰還信号の電圧
レベルが変動せずに、送信変調ループは引き続き安定し
て同期状態を保持するので、増幅器9の電源を投入後の
送信期間T5からT7において、位相誤差および電圧制
御発振器8の制御電圧を安定させることができる。
【0060】尚、上記第1の実施の形態は、図1および
図2に示した回路によって構成される形態に限定される
ものではない。例えば、上記第1の実施の形態は、図1
1に示した従来の移動無線端末装置の送信部において、
電圧制御発振器8の出力と増幅器9の入力の間に、図2
に示すようなインピーダンス制御手段14−1を追加し
て構成したが、これに代わって例えば、図4に示すよう
に、図15に示した従来の移動無線端末装置の送信部に
おいて、電圧制御発振器8の出力と増幅器9の入力の間
に、図2に示すようなインピーダンス制御手段14−1
を追加して構成してもよい。このような構成であって
も、図3に示したタイミングチャートにしたがった制御
により、同様の効果を得られる。
【0061】また、上記第1の実施の形態は、インピー
ダンス制御手段14−1として図2に示す回路を用いた
が、これに代わって例えば、図6に示すようなインピー
ダンス制御手段14−2を用いるようにしてもよい。
【0062】以下、第2の実施形態について説明する。
図5は、第2の実施形態に係わる移動無線端末装置の送
信部の構成を示すもので、インピーダンス制御手段14
−2として図6に示す回路を用いたものである。なお、
インピーダンス制御手段14−2以外の構成は、図1に
示した構成と同様であることより、それらの説明は省略
する。
【0063】図6に示すインピーダンス制御手段14−
2は、アッテネータからなり、後述する制御部15−2
から入力されるインピーダンス制御信号によりその減衰
量および入力側(電圧制御発振器8側)から見た入力イ
ンピーダンスが決定される。
【0064】制御部15−2は、マイクロコンピュータ
を主制御部として備え、上述した当該移動無線端末装置
の各部を統括して制御するもので、例えば後述する図7
に示すタイミングチャートにしたがって、各部の電源の
投入/断を行う。
【0065】次に、上記送信部の送信変調ループの同期
過程と増幅器9の動作について説明する。図7は、この
ような構成の送信部の各部の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【0066】まず、初期状態として、インピーダンス制
御手段14−2のアッテネータは、制御部15−2から
入力されるインピーダンス制御信号によって制御され
て、入力側(電圧制御発振器8側)から見た入力インピ
ーダンスが、抵抗値Z1−Z2[Ω]となっている。
【0067】したがって、電圧制御発振器8の増幅器9
側の負荷インピーダンスは、上記アッテネータの抵抗値
Z1−Z2[Ω]と、増幅器9(電源未投入)の入力イ
ンピーダンス(Z2[Ω])の和、すなわち抵抗値Z1
[Ω]となっている。
【0068】時間T1にIFローカルシンセサイザ7と
RFローカルシンセサイザ11の電源を投入し、その後
時間T2に電圧制御発振器8の電源を投入する。この
時、ダウンコンバートミキサ10に入力される帰還信号
の電圧レベルは、上述したように、電圧制御発振器8の
増幅器9側の負荷インピーダンスが抵抗値Z1[Ω]と
なっていることより、LV1[V]からダウンコンバー
トミキサ10の入力規定範囲であるLV2[V]に増加
する。
【0069】その後、時間T3において、ミキサ10、
直交変調器1、N分周器3、R分周器5、位相比較器4
の電源をそれぞれ投入する。引き続き時間T4におい
て、Ichベースバンド変調信号とQchベースバンド
変調信号を直交変調器1に入力すると、すでにダウンコ
ンバートミキサ10に入力される帰還信号の電圧レベル
が入力規定範囲であるLV2[V]になっていることよ
り、この時点T4より送信変調ループは引き込み動作を
開始する。
【0070】やがて、送信変調ループの引き込み動作が
終了し(時間T8)、その後、位相誤差および電圧制御
発振器8の制御電圧がある一定の範囲内で一定の値にな
った時点(時間T5)で、送信を行うために増幅器9の
利得制御電圧をV1[V]に設定するとともに、インピ
ーダンス制御信号によりインピーダンス制御手段14−
2の内部抵抗が概ね0[Ω]となるように制御する。
【0071】すなわち、時間T5にて、増幅器9は、利
得制御電圧がV1[V]となるため、増幅器9の入力イ
ンピーダンスがZ1[Ω]となるともに、インピーダン
ス制御手段14−2のインピーダンスが0[Ω]とな
る。したがって、電圧制御発振器8の増幅器側9の負荷
インピーダンスは、Z1+0=Z1[Ω]、すなわちZ
1[Ω]を維持することになる。
【0072】このように、送信を行うために、増幅器9
の利得制御電圧を変化させた後においても、電圧制御発
振器8の増幅器側9の負荷インピーダンスはZ1[Ω]
のままであるため、ミキサ10の帰還信号の電圧レベル
はその入力規定範囲であるLV2[V]に維持され、送
信変調ループは引き続き安定して同期状態を保持し、時
間T5からT7の期間においてデータを送信する。
【0073】以上のように、上記構成の送信部では、イ
ンピーダンス制御手段14−2のアッテネータの減衰量
を制御することにより、増幅器9の電源を投入する前に
おいても、電圧制御発振器8の増幅器9側の負荷インピ
ーダンスを抵抗値Z1[Ω]となるように制御して、ダ
ウンコンバートミキサ10に入力される帰還信号の電圧
レベルが入力規定範囲であるLV2[V]となるように
して、送信変調ループの引き込み動作が開始できる状態
にし、送信の開始タイミングT5までに送信変調ループ
の引き込み動作を終了させるようにしている。
【0074】したがって、上記構成の送信部によれば、
送信の開始タイミングT5までに送信変調ループの引き
込み動作を終了させることができ、また増幅器9の電源
を投入しても、ミキサ10に入力される帰還信号の電圧
レベルが変動せずに、送信変調ループは引き続き安定し
て同期状態を保持するので、増幅器9の電源を投入後の
送信期間T5からT7において、位相誤差および電圧制
御発振器8の制御電圧を安定させることができる。
【0075】尚、上記第2の実施の形態は、図5および
図6に示した回路によって構成される形態に限定される
ものではない。例えば、上記第2の実施の形態は、図5
に示したように、図11に示した従来の移動無線端末装
置の送信部において、電圧制御発振器8の出力と増幅器
9の入力の間に、図6に示すようなインピーダンス制御
手段14−2を追加して構成したが、これに代わって例
えば、図8に示すように、図15に示した従来の移動無
線端末装置の送信部において、電圧制御発振器8の出力
と増幅器9の入力の間に、図6に示すようなインピーダ
ンス制御手段14−2を追加して構成してもよい。この
ような構成であっても、図7に示したタイミングチャー
トにしたがった制御により、同様の効果を得られる。
【0076】次に、第3の実施形態に係わる移動無線端
末装置について説明する。図9は、第3の実施形態に係
わる移動無線端末装置の送信部の構成を示すものであ
る。但し、図9において、従来の移動無線端末装置の構
成を示す図11と同一部分には同一符号を付して示し、
ここでは異なる部分を中心に述べる。
【0077】この第3の実施形態に係わる移動無線端末
装置の送信部は、図11に示した従来の移動無線端末装
置の送信部とは、制御部15に代わって、制御部15−
3を用いた点が異なる。
【0078】制御部15−3は、マイクロコンピュータ
を主制御部として備え、上述した当該移動無線端末装置
の各部を統括して制御するもので、例えば後述する図1
0に示すタイミングチャートにしたがって、各部の電源
の投入/断を行う。
【0079】次に、上記送信変調ループの同期過程と増
幅器9の動作について説明する。図10は、図9に示し
た送信部の各部の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【0080】まず、時間T1にて、IFローカルシンセ
サイザ7とRFローカルシンセサイザ11の電源を投入
し、その後時間T2に電圧制御発振器8の電源を投入す
る。その後、時間T3において、ミキサ10、直交変調
器1、N分周器3、R分周器5、位相比較器4の電源を
それぞれ投入する。
【0081】引き続き時間T4において、Ichベース
バンド変調信号とQchベースバンド変調信号を直交変
調器1に入力するとともに、増幅器9の利得制御信号電
圧をV2[V]にして、送信変調ループの引き込み動作
を開始する。なお、増幅器9の利得制御信号電圧V2
[V]は、送信変調ループが引き込み動作を終了する時
間T8まで保持する。
【0082】ここで、送信変調ループの引き込み動作開
始の仕組みについて詳述すると、増幅器9は、従来の技
術の項でも説明したように、図13に示すような特性を
有するが、上述したように利得制御信号電圧V2[V]
を加えた場合、入力インピーダンスは、50[Ω]に近
い値であるZ1[Ω]に近い値であるZ3[Ω]とな
る。これは、0[Ω]に近い値であるZ2[Ω]に比較
して十分に大きい値である。
【0083】したがって、増幅器9は、利得制御信号電
圧V2[V]が印可されて、その入力インピーダンスが
Z3[Ω]となると、これ応じて、帰還信号の電圧レベ
ルがミキサ10の入力規定範囲であるLV3[V](図
14参照)になり、この時点T4より送信変調ループは
引き込み動作を開始することになる。
【0084】なお、利得制御電圧としてV2[V]を入
力した場合の出力電力P4[dBm]は、送信期間以外
での出力電力の規定値の上限値であるP3[dBm]以
下であることが必要であるが、図13に示されるように
問題はない。
【0085】やがて、送信変調ループの引き込み動作が
終了する時間T8となり、この時点で、位相誤差および
電圧制御発振器8の制御電圧がある一定の範囲内で一定
の値になっているため、増幅器9の利得制御電圧を時間
T5までに、送信に必要なV1[V]に設定する。
【0086】これにより、時間T5から、増幅器9の利
得制御電圧がV1[V]となるため、増幅器9の入力イ
ンピーダンスがZ1[Ω]となり、これによりミキサ1
0の帰還信号の電圧レベルはその入力規定範囲であるL
V2[V]となり、送信変調ループは引き続き安定して
同期状態を保持し、時間T5からT7の期間においてデ
ータを送信する。
【0087】以上のように、上記構成の送信部では、送
信の開始タイミングT5よりも前に、ダウンコンバート
ミキサ10に入力される帰還信号の電圧レベルが入力規
定範囲であるLV3[V]となるような利得制御電圧V
2[V]を増幅器9に印可することにより、送信変調ル
ープの引き込み動作を開始させ、この動作を送信の開始
タイミングT5までに終了させるようにしている。
【0088】したがって、上記構成の送信部によれば、
送信の開始タイミングT5までに送信変調ループの引き
込み動作を終了させることができ、なおかつ送信の開始
タイミングT5より、増幅器9の利得制御信号電圧を送
信に必要な値に設定しても、ミキサ10に入力される帰
還信号の電圧レベルが大きく変動せずに、送信変調ルー
プは引き続き安定して同期状態を保持するので、送信期
間T5からT7において、位相誤差および電圧制御発振
器8の制御電圧を安定させることができる。
【0089】尚、上記第3の実施の形態は、上述したよ
うな形態に限定されるものではない。例えば、上記第3
の実施の形態は、図11に示した従来の移動無線端末装
置の送信部において、制御部15に代わって、制御部1
5−3を設け、図10に示すタイミングチャートにした
がって、各部の電源の投入/断を行う構成としたが、こ
れに代わって例えば、図15に示した従来の移動無線端
末装置の送信部において、制御部15に代わって、制御
部15−3を設け、図10に示すタイミングチャートに
したがって、各部の電源の投入/断を行う構成として
も、同様の効果を得られる。
【0090】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。その他、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であること
はいうまでもない。
【0091】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、イン
ピーダンス制御手段が、増幅手段の非動作時であって
も、電圧制御発振器の出力端における負荷インピーダン
スが増幅手段の動作時と同じになるように、自己のイン
ピーダンスを可変するようにしている。
【0092】したがって、この発明によれば、電圧制御
発振器の出力端における負荷インピーダンスが、増幅手
段の動作/非動作にかかわらず、増幅手段の動作時と同
じ値になるため、TDMA方式における送信タイミング
以前においても、送信変調ループがその引き込み動作を
開始できる。
【0093】すなわち、この発明によれば、上記送信タ
イミングまでに送信変調ループの引き込み動作を終了さ
せることが可能で、また送信タイミングとなって増幅手
段の動作が開始されても、電圧制御発振器の出力端にお
ける負荷インピーダンスが変化しないため、送信変調ル
ープは引き続き安定して同期状態を保持するので、送信
期間において位相誤差やおよび電圧制御発振器の制御電
圧を安定させることがが可能な移動無線端末装置を提供
できる。
【0094】また、この発明では、TDMA方式の送信
タイミング以前においては、利得制御信号の電圧をTD
MA方式の送信タイミングにおける電圧値よりは小さい
値ではあるが、利得制御信号を加えることにより増幅手
段を動作させて、電圧制御発振器の出力端における負荷
インピーダンスを、送信変調ループの引き込み動作が生
じる値にするようにしている。
【0095】したがって、この発明によれば、TDMA
方式における送信タイミング以前においても、送信変調
ループがその引き込み動作を開始でき、上記送信タイミ
ングまでに送信変調ループの引き込み動作を終了させる
ことが可能で、また送信タイミングとなって通常の利得
制御電圧が増幅手段に加えられても、電圧制御発振器の
出力端における負荷インピーダンスはある程度の値を有
していることより、急激に変化しないため、送信変調ル
ープは引き続き安定して同期状態を保持するので、送信
期間において位相誤差やおよび電圧制御発振器の制御電
圧を安定させることが可能な移動無線端末装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わる移動無線端
末装置の送信部の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した送信部のインピーダンス制御手段
の構成を示す回路ブロック図。
【図3】図1に示した送信部の各部の動作を説明するた
めのタイミングチャート。
【図4】図1に示した移動無線端末装置の送信部の変形
例の構成を示す回路ブロック図。
【図5】この発明の第2の実施形態に係わる移動無線端
末装置の送信部の構成を示す回路ブロック図。
【図6】図5に示した送信部のインピーダンス制御手段
の構成を示す回路ブロック図。
【図7】図5に示した送信部の各部の動作を説明するた
めのタイミングチャート。
【図8】図5に示した移動無線端末装置の送信部の変形
例の構成を示す回路ブロック図。
【図9】この発明の第3の実施形態に係わる移動無線端
末装置の送信部の構成を示す回路ブロック図。
【図10】図9に示した送信部の各部の動作を説明する
ためのタイミングチャート。
【図11】従来の移動無線端末装置の送信部の第1の構
成例を示す回路ブロック図。
【図12】図9に示した従来の送信部の各部の動作を説
明するためのタイミングチャート。
【図13】増幅器の利得制御電圧に対する入力インピー
ダンス特性などを示す特性図。
【図14】ダウンコンバートミキサの規定入力レベルを
説明するための図。
【図15】従来の移動無線端末装置の送信部の第2の構
成例を示す回路ブロック図。
【符号の説明】
1…直交変調器 2…直交変調器高調波除去用帯域通過フィルタ 3…N分周器 4…位相比較器 5…R分周器 6…ループフィルタ 7…IFローカルシンセサイザ 8…電圧制御発振器 9…増幅器 10…ダウンコンバートミキサ 11…RFローカルシンセサイザ 12…イメージ除去用帯域通過フィルタ 13…アッテネータ 14−1,14−2…インピーダンス制御手段 14−11…スイッチ部 14−12…抵抗器 15−1,15−2,15−3…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 7/033 H03L 7/08 H 27/20 H04L 7/02 B Fターム(参考) 5J106 BB01 GG01 GG04 KK12 QQ01 RR03 RR04 RR06 RR10 RR13 5K004 AA05 FE06 5K028 AA14 HH02 NN32 5K047 AA02 AA11 BB01 CC06 EE02 GG02 MM46 MM50 5K060 BB07 DD04 FF06 HH01 HH06 HH14 HH23 HH26 HH27 HH28 HH29 HH32 HH39 JJ02 JJ23 KK06 LL04 LL07 LL22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続可能な基地局との間で、T
    DMA(Time Division Multiple Access)方式による
    無線通信を行なうもので、前記基地局宛ての送信信号
    を、電圧制御発振器を有する送信変調ループにて生成す
    る移動無線端末装置において、 前記電圧制御発振器の出力端に接続され、可変可能なイ
    ンピーダンスを有するインピーダンス制御手段と、 前記TDMA方式における送信タイミングに応じて動作
    し、前記インピーダンス制御手段を通じて出力される前
    記電圧制御発振器にて生成された前記基地局宛ての送信
    信号を増幅する増幅手段とを備え、 前記インピーダンス制御手段は、前記電圧制御発振器の
    出力端における負荷インピーダンスが、前記増幅手段の
    非動作時であっても、前記増幅手段の動作時と同じにな
    るように、自己のインピーダンスを可変することを特徴
    とする移動無線端末装置。
  2. 【請求項2】 前記インピーダンス制御手段は、抵抗器
    と、短絡と開放を切り換えるスイッチとを並列に接続し
    た回路を備え、この回路の一端は前記電圧制御発振器の
    出力端に接続され、他端は前記増幅手段の入力端に接続
    され、前記増幅手段の動作時には、前記スイッチを短絡
    し、一方、前記増幅手段の非動作時には、前記スイッチ
    を開放して、自己のインピーダンスを前記抵抗器の値に
    することにより、前記電圧制御発振器の出力端における
    負荷インピーダンスが、前記増幅手段の動作時と同じに
    なるようにすることを特徴とする請求項1に記載の移動
    無線端末装置。
  3. 【請求項3】 前記インピーダンス制御手段は、可変減
    衰器により構成され、前記電圧制御発振器の出力端にお
    ける負荷インピーダンスが、前記増幅手段の非動作時で
    あっても、前記増幅手段の動作時と同じになるように、
    自己のインピーダンスを可変することを特徴とする請求
    項1に記載の移動無線端末装置。
  4. 【請求項4】 通信網に接続可能な基地局との間で、T
    DMA(Time Division Multiple Access)方式による
    無線通信を行なうもので、前記基地局宛ての送信信号
    を、電圧制御発振器を有する送信変調ループにて生成す
    る移動無線端末装置において、 前記電圧制御発振器の出力端に接続され、利得制御信号
    の電圧に応じた利得で、前記電圧制御発振器にて生成さ
    れた前記基地局宛ての送信信号を増幅する増幅手段と、 前記利得制御信号の電圧を可変することにより前記増幅
    手段の動作を制御するもので、前記TDMA方式の送信
    タイミング以前においては、前記利得制御信号の電圧を
    前記TDMA方式の送信タイミングにおける電圧値より
    は小さい所定値に設定して前記増幅手段を動作させて、
    前記電圧制御発振器の出力端における負荷インピーダン
    スを、前記送信変調ループの引き込み動作が生じる値に
    する制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端
    末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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