JP2001093637A - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JP2001093637A
JP2001093637A JP27398499A JP27398499A JP2001093637A JP 2001093637 A JP2001093637 A JP 2001093637A JP 27398499 A JP27398499 A JP 27398499A JP 27398499 A JP27398499 A JP 27398499A JP 2001093637 A JP2001093637 A JP 2001093637A
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JP
Japan
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contact pin
socket
electromagnetic field
housing
conductive material
Prior art date
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Pending
Application number
JP27398499A
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English (en)
Inventor
Keizo Takechi
智 啓 三 武
Akio Osaki
崎 昭 雄 大
Yoshihiko Hayashi
良 彦 林
Takeshi Fujii
井 武 藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICソケットにおいて、ソケット内部での電
磁界分布の不均一を改善し、コンタクトピンのインピー
ダンスミスマッチを低減すると共に、高周波特性を改善
する。 【解決手段】 絶縁性材料で形成された筐体1の内部に
導電性材料から成るコンタクトピン2を上記筐体1の上
面及び下面に上端部及び下端部を露出させて埋め込み、
該コンタクトピン2の中間部の近傍に、導電性材料で形
成されたグランド棒10を配置したものである。これに
より、ソケット内部での電磁界分布の不均一を改善し、
コンタクトピン2のインピーダンスミスマッチを低減す
ることができる。また、高周波信号においては、インピ
ーダンスミスマッチから生じる入力波形の乱れや反射ノ
イズ、クロストークノイズを低減することができ、高周
波特性を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板とIC
(集積回路)とが電気的導通をとれるように接続するI
Cソケットに関し、特に、ソケット内部での電磁界分布
の不均一を改善し、コンタクトピンのインピーダンスミ
スマッチを低減すると共に、高周波特性を改善すること
ができるICソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のICソケットは、図4に
示すように、絶縁性材料で形成された筐体1の内部に導
電性材料から成るコンタクトピン2を上記筐体1の上面
及び下面に上端部及び下端部を露出させて埋め込み、該
コンタクトピン2を介して下方側の回路基板3と上方側
のIC4とが電気的導通をとれるように接続するように
なっていた。そして、上記コンタクトピン2は、中間部
に湾曲部5が形成されており、該コンタクトピン2の上
端部からIC4が押し付けられることにより上記湾曲部
5が収縮すると共に反発するバネ性により、回路基板3
とIC4との接続をとるようになっていた。なお、上記
コンタクトピン2の湾曲部5の内側部分6は空間部とさ
れ、この内側部分6は周囲環境の空気で満たされてい
た。
【0003】図5は、図4に示す一般的なICソケット
の構造を対称面となるA−A線で2分割して例えば左側
の半分だけを示し、その中の3個のコンタクトピン2だ
けを取り出して電磁界解析用にモデル化したものであ
る。図5の電磁界解析用モデル図において、総ての構造
を囲む一番外側の枠7は、解析に必要な周辺環境である
空気を定義したものであり、符号8,9は電気的解析の
ために設けた同軸線モデルである。そして、このモデル
を用いての電磁界解析では、解析したい形状の構造を入
力することによって、その形状の電気的な通過や反射の
周波数特性を解析することができる。また、その周波数
特性を基に、電気信号の通過波形やクロストーク量、反
射量等を解析することができる。
【0004】図5に示す電磁界解析用モデルを用いて解
析を行った例を示すと、3個のコンタクトピン2のうち
中央に位置するピンの下方の同軸線モデル9から入力振
幅が3V、立上り/立下り時間が800psのパルス波形
を与えた場合、上記信号を入力したコンタクトピン2の
隣で下方の同軸線モデル9に誘起される近端クロストー
クは60mV、上記コンタクトピン2の隣で上方の同軸線
モデル8に誘起される遠端クロストークは123mVであ
り、クロストークノイズが大きいことがわかる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のICソケットにおいては、コンタクトピン2の湾曲
部5の内側部分6は空間部とされ、この内側部分6は周
囲環境の空気で満たされているだけなので、ソケット内
部の電磁界分布が不均一となっていた。このことから、
コンタクトピン2のインピーダンスミスマッチが大きく
なるものであった。また、そのインピーダンスミスマッ
チから、高周波信号においては、入力波形の乱れが生じ
たり、反射ノイズやクロストークノイズが大きくなり、
高周波特性が悪くなるものであった。
【0006】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、ソケット内部での電磁界分布の不均一を改善し、
コンタクトピンのインピーダンスミスマッチを低減する
と共に、高周波特性を改善することができるICソケッ
トを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるICソケットは、絶縁性材料で形成さ
れた筐体の内部に導電性材料から成るコンタクトピンを
上記筐体の上面及び下面に上端部及び下端部を露出させ
て埋め込み、該コンタクトピンを介して回路基板とIC
とが電気的導通をとれるように接続するICソケットに
おいて、上記コンタクトピンの中間部の近傍に、導電性
材料で形成されたグランド棒を配置したものである。
【0008】また、上記グランド棒は、筐体の内部に埋
め込まれたコンタクトピンの中間部に形成された湾曲部
の内側に挿通されたものとしてもよい。
【0009】さらに、上記グランド棒は、その一端部が
接地されたものとしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明によるICソケ
ットの実施の形態を示す平面図であり、図2はその側面
断面図である。このICソケットは、回路基板3とIC
(集積回路)4とが電気的導通をとれるように接続する
もので、筐体1とコンタクトピン2とを有し、さらにグ
ランド棒10を備えて成る。
【0011】上記筐体1は、このICソケットの本体部
分をなすもので、絶縁性材料で例えば箱状に形成されて
いる。
【0012】上記筐体1の内部には、複数のコンタクト
ピン2が列状に埋め込まれている。このコンタクトピン
2は、回路基板3とIC4とを電気的に接続するもの
で、導電性材料から成り、上記筐体1の上面及び下面に
その上端部及び下端部を露出させて埋め込まれ、図に示
すように、例えば所定距離だけ離れて対向し2列に配置
されている。そして、上記コンタクトピン2の上端部に
IC4のリード11,11が接触され、該コンタクトピ
ン2の下端部が回路基板3の接続パッドに接触するよう
になっている。これにより、該コンタクトピン2を介し
て下方側の回路基板3と上方側のIC4とが電気的導通
をとれるように接続される。
【0013】なお、上記コンタクトピン2は、図2に示
すように中間部に湾曲部5が形成されており、該コンタ
クトピン2の上端部からIC4が押し付けられることに
より上記湾曲部5が収縮すると共に反発するバネ性によ
り、回路基板3とIC4との接続をとるようになってい
る。また、上記コンタクトピン2の湾曲部5の内側部分
6は空間部とされ、この内側部分6は周囲環境の空気で
満たされている。
【0014】ここで、本発明においては、上記筐体1の
内部にてコンタクトピン2の中間部の近傍に、グランド
棒10が配置されている。このグランド棒10は、上記
コンタクトピン2の中間部の近傍における電磁界分布の
不均一を改善するためのもので、導電性材料から成り、
例えば円柱状の棒材に形成されている。この場合、上記
グランド棒10の存在により、周囲環境の電磁界分布の
不均一が改善される。
【0015】具体的には、上記グランド棒10は、図2
に示すように筐体1の内部に埋め込まれたコンタクトピ
ン2の中間部に形成された湾曲部5の内側部分6の中に
て、列状に配置されたコンタクトピン2を突き刺すよう
に挿通されている。このようにすると、グランド棒10
がコンタクトピン2の中間部の近傍に位置する距離が長
くなり、電磁界分布の不均一の改善効果が大きくなる。
【0016】図3は、図2に示す本発明のICソケット
の構造を対称面となるB−B線で2分割して例えば左側
の半分だけを示し、その中の3個のコンタクトピン2だ
けを取り出して電磁界解析用にモデル化したものであ
る。図3において、コンタクトピン2を突き刺すように
グランド棒10を挿通した以外は、前述の図5に示す電
磁界解析用モデル図と同じである。そして、このモデル
を用いての電磁界解析では、解析したい形状の構造を入
力することによって、その形状の電気的な通過や反射の
周波数特性を解析することができる。また、その周波数
特性を基に、電気信号の通過波形やクロストーク量、反
射量等を解析することができる。
【0017】図3に示す電磁界解析用モデルを用いて解
析を行った例を示すと、3個のコンタクトピン2のうち
中央に位置するピンの下方の同軸線モデル9から入力振
幅が3V、立上り/立下り時間が800psのパルス波形
を与えた場合、上記信号を入力したコンタクトピン2の
隣で下方の同軸線モデル9に誘起される近端クロストー
クは56mV、上記コンタクトピン2の隣で上方の同軸線
モデル8に誘起される遠端クロストークは114mVの結
果が得られた。これは上記グランド棒10を用いない図
5に示す従来のICソケットの解析結果に比べ、近端ク
ロストーク及び遠端クロストークとも約7%のクロスト
ークノイズの低減が達成できるという結果である。
【0018】なお、上記グランド棒10は、図示省略し
ているが、その一端部をアース線にて接地してもよい。
このようにすると、上記グランド棒10が接地電位とな
るので、電磁界分布の不均一の改善効果が更に大きくな
る。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
絶縁性材料で形成された筐体の内部に導電性材料から成
るコンタクトピンを上記筐体の上面及び下面に上端部及
び下端部を露出させて埋め込み、該コンタクトピンの中
間部の近傍に、導電性材料で形成されたグランド棒を配
置したことにより、ソケット内部での電磁界分布の不均
一を改善し、コンタクトピンのインピーダンスミスマッ
チを低減することができる。また、高周波信号において
は、インピーダンスミスマッチから生じる入力波形の乱
れや反射ノイズ、クロストークノイズを低減することが
でき、高周波特性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるICソケットの実施の形態を示す
平面図である。
【図2】上記ICソケットの側面断面図である。
【図3】図2に示す本発明のICソケットの構造を対称
面となるB−B線で2分割して例えば左側の半分だけを
示し、その中の3個のコンタクトピンだけを取り出して
電磁界解析用にモデル化した説明図である。
【図4】従来のこの種のICソケットを示す側面断面図
である。
【図5】図4に示す従来のICソケットの構造を対称面
となるA−A線で2分割して例えば左側の半分だけを示
し、その中の3個のコンタクトピンだけを取り出して電
磁界解析用にモデル化した説明図である。
【符号の説明】
1…筐体 2…コンタクトピン 3…回路基板 4…IC 5…湾曲部 6…内側部分 10…グランド棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 良 彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 藤 井 武 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2G003 AA07 AG01 AG07 AH09 5E021 FA05 FA20 FB03 FC20 FC23 LA10 LA30 5E024 CA07 CB04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性材料で形成された筐体の内部に導
    電性材料から成るコンタクトピンを上記筐体の上面及び
    下面に上端部及び下端部を露出させて埋め込み、該コン
    タクトピンを介して回路基板とICとが電気的導通をと
    れるように接続するICソケットにおいて、上記コンタ
    クトピンの中間部の近傍に、導電性材料で形成されたグ
    ランド棒を配置したことを特徴とするICソケット。
  2. 【請求項2】 上記グランド棒は、筐体の内部に埋め込
    まれたコンタクトピンの中間部に形成された湾曲部の内
    側に挿通されたものであることを特徴とする請求項1記
    載のICソケット。
  3. 【請求項3】 上記グランド棒は、その一端部が接地さ
    れたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の
    ICソケット。
JP27398499A 1999-09-28 1999-09-28 Icソケット Pending JP2001093637A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190009279A (ko) * 2016-06-17 2019-01-28 오므론 가부시키가이샤 프로브 핀

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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