JP2001093158A - 光ディスクおよび光ディスク装置 - Google Patents

光ディスクおよび光ディスク装置

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JP2001093158A
JP2001093158A JP26749399A JP26749399A JP2001093158A JP 2001093158 A JP2001093158 A JP 2001093158A JP 26749399 A JP26749399 A JP 26749399A JP 26749399 A JP26749399 A JP 26749399A JP 2001093158 A JP2001093158 A JP 2001093158A
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track
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optical disk
wobble
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Michihiko Iida
道彦 飯田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスク上の位置を正しくかつ簡単に判別す
る。 【解決手段】信号を記録するグルーブの位置を示すAT
IP(Absolute Time InPregroove)情報をウォーブルと
して、このグルーブから離れた外周側のランドに形成す
る。光ディスク装置では、3ビーム方式のメインスポッ
トをグルーブに照射して信号の記録再生を行う。また、
メインスポットと先行サイドスポットと後行サイドスポ
ットで差動プッシュプル法によりトラッキング誤差信号
を生成する。さらに、先行サイドスポットでランドのウ
ォーブルを検出して、メインスポットの位置を示すAT
IP情報を読み取る。信号記録時にグルーブにピットが
形成が行われても、この影響を受けることなくATIP
情報を正しくかつ簡単に読み取って位置を判別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクおよ
び光ディスク装置に関する。詳しくは、信号を記録する
グルーブの位置情報を、このグルーブと離れた外周側の
ランドにウォーブルとして設けて光ディスクを形成し、
光ディスク装置では、レーザ光の先行サイドスポットを
用いてこの位置情報を読み取るものである。
【0002】
【従来の技術】書込可能な光ディスク、例えばISO/
IEC13490−1で規格化されている追記型の光デ
ィスク(CD−R)、あるいは書換可能型の光ディスク
(CD−RW)では、図7Aに示すように、レーザ光ガ
イド用の案内溝(以下「プリグルーブ」という)が形成
されており、このプリグルーブの凹凸を利用して、レー
ザ光を所望のトラック位置に正しく照射するトラッキン
グサーボ動作が行われている。
【0003】プリグルーブの両側端は、図7Bに示すよ
うに僅かに正弦波状に同相でウォーブル(蛇行)されて
いる。このウォーブル成分を示すウォーブル信号は、F
M変調がかかっており、光ディスク上の位置を示す時間
軸情報や、レーザ光の最適記録パワーの推奨値等がエン
コードされている。時間軸情報等は、ATIP(Absolut
e Time In Pregroove)情報とよばれ、光ディスクの信号
記録領域であるプログラム領域の内周側の開始位置から
外周側に向けてディスク上の絶対時間が示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
に信号を記録する際には、例えば図7Bの破線で示すよ
うに、3ビーム法のメインスポットでピットの形成を行
いながら、メインスポットの戻り光を光検出部で分割受
光して、図8に示すように光検出部71の4分割光検出
器711の光検出器711A,711Dからの出力信号
の加算値Madと光検出器711B,711Cからの出力
信号の加算値Mbcを求め、加算値Madから加算値Mbcを
減算することでウォーブル成分を取り出すことが行われ
ている。なお、光検出器711A〜Dの出力信号を加算
してRF信号を得ることができると共に、2分割光検出
器712の光検出器712E,712Fおよび2分割光
検出器713の光検出器713G,713Hの出力信号
を用いてトラッキングサーボ動作が行われている。
【0005】このように、メインスポットの戻り光を用
いる場合、ピットの形成過程で反射率が変化してメイン
スポットの戻り光の光量が変動してしまうことから、高
速AGCを用いて光検出部71からの出力信号の信号レ
ベルを調整して光量の変動の影響を防止したり、割り算
回路を用いて光検出部711Aと光検出部711Dから
の出力信号の加算値と光検出部711Bと光検出部71
1Cからの出力信号の加算値との割合を求めることで光
量の変動の影響を防止し、ウォーブル成分を取り出して
時間軸情報等を得ることが行われている。また、サンプ
ルホールドを行い、レーザ光のパワーが信号書込レベル
から信号読出レベルとされていたときに時間軸情報等を
得ることも行われている。
【0006】このように、メインスポットでピットの形
成を行いながら、メインスポットの戻り光を用いて時間
軸情報等を得るためには、高速AGCや割り算回路等が
必要となり構成が複雑となってしまう。また、サンプル
ホールドを行う場合であっても、信号の書き込みを標準
速度よりも高速で行われるときには、レーザ光のパワー
が信号書込レベルから信号読出レベルとされても戻り光
の光量はピット形成の影響をうけて変動してしまうた
め、時間軸情報等を正しく読み取ることが出来ない恐れ
がある。そこで、この発明では、光ディスク上の位置を
正しくかつ簡単に判別することができる光ディスクおよ
び光ディスク装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ディス
クは、位置情報埋め込み型の光ディスクであって、信号
を記録するトラックの位置情報を、トラックと離れた位
置に設けたものである。また光ディスク装置は、トラッ
クの位置情報がトラックと離れた位置に設けられた位置
情報埋め込み型の光ディスクを用いる光ディスク装置で
あって、光ディスクに光ビームを照射する光出力手段
と、光出力手段から出力された光ビームの戻り光に基づ
く信号を生成する信号生成手段と、信号生成手段で生成
された信号より位置情報を読み取る位置情報読取手段と
を有し、光出力手段では、少なくともトラックの位置情
報が設けられた位置と位置情報で示されたトラック上の
位置に光ビームを照射するものとし、位置情報読取手段
では、信号生成手段からのトラックの位置情報が設けら
れた位置に照射された光ビームの戻り光に基づく信号に
より位置情報を読み取るものである。
【0008】この発明においては、信号を記録するグル
ーブの例えば絶対時間を示す情報が、このグルーブから
離れた外周側のランドにウォーブルとして設けられて光
ディスクが形成される。この光ディスクを使用する光デ
ィスク装置では、3ビーム方式のメインスポットで信号
の記録再生が行われると共に、メインスポットと先行サ
イドスポットと後行サイドスポットで差動プッシュプル
法によるトラッキング誤差信号が生成される。さらに、
先行サイドスポットでランドのウォーブルを検出するこ
とで、メインスポットの位置の絶対時間の読み取りが行
われる。
【0009】
【発明の実施の形態】続いて、この発明について図を参
照して詳細に説明する。図1は追記型の光ディスク(C
D−R)、あるいは書換可能型の光ディスク(CD−R
W)を示しており、図1Aに示すようにレーザ光ガイド
用の案内溝であるプリグルーブが形成されている。な
お、2つのプリグルーブ間をランドとする。プリグルー
ブの両側面は、図1Bに示すように、僅かに正弦波状に
ウォーブル(蛇行)されている。このウォーブル成分を
示すウォーブル信号SWBは、FM変調がかかっており、
時間軸情報やレーザ光の最適記録パワーの推奨値等がエ
ンコードされている。
【0010】ウォーブル信号SWBは、ディスクが標準速
度で回転されたときに中心周波数が例えば22.05k
Hzとなるように形成されている。時間軸情報としての
ATIP(Absolute Time In Pregroove)信号の1セクタ
は、信号記録後の1データセクタ(2352バイト)と
一致しており、ATIPのセクタとデータセクタの同期
を取りながらデータの書き込みが行われる。
【0011】図2Aに示すATIP情報は、バイフェー
ズ変調されて、所定周期毎に論理レベル「1」と「0」
が入れ替わると共に「1」と「0」の平均個数が等しく
なうように調整される。このバイフェーズ変調して得ら
れた図2Bに示すバイフェーズ信号DBPは、その後、F
M変調されてウォーブル信号SWBが生成される。すなわ
ち、バイフェーズ信号DBPの論理レベルが「1」である
ときには周波数が23.05kHz、論理レベルが
「0」であるときには周波数が21.05kHzとされ
て、上述したように中心周波数が22.05kHzとな
るように制御されたウォーブル信号SWBが生成される。
【0012】ここで、ATIPの情報によって信号記録
領域であるプログラム領域の内周側の開始位置から外周
側に向けてディスク上の絶対時間が示されると共に、こ
のATIP情報は、トラックの位置に対して相対的に所
定量離れた位置にウォーブルとして設けられる。例え
ば、図1では、データの記録されるトラックTaの外周
側に位置するランドLaの両側面、すなわちトラックTa
の外周側の側面Usと外周側に隣接するトラックTbの内
周側の側面Utを同期させてウォーブルを形成する。こ
のATIP情報は、外周側に位置するランドLaに形成
されたウォーブルを先行サイドスポットで検出すること
により読み取られる。
【0013】また、図3に示すように、メインスポット
のトラックの位置を示すATIPの情報が、1あるいは
複数トラック分だけ外周側に離れた位置のウォーブルで
示されるようにウォーブルを形成して、先行サイドスポ
ットでこのATIPの情報を読み取るようにしても良
い。
【0014】このように、トラックから相対的に所定量
離れた位置に、このトラックの位置を示す時間軸情報が
形成されているので、データの記録を行いピットの形成
によってメインスポットの戻り光の光量が変動しても、
このピット形成の影響を受けることなく先行サイドスポ
ットでトラックの位置を正しく読み取ることができる。
また、データの記録されるトラックTaの外周側、すな
わち、これから信号が記録される位置側に時間軸情報が
形成されるので、記録された信号の影響を受けることな
くトラックの位置を正しく読み取ることができる。
【0015】つぎに、図1あるいは図3に示すように、
トラックの位置を示す時間軸情報が、このトラックから
相対的に所定量離れた位置に形成された光ディスクを用
いる光ディスク装置の構成を図4に示す。
【0016】図4において、光ディスク10はスピンド
ルモータ部22によって、所定の速度で回転される。な
お、スピンドルモータ部22は、後述するスピンドルモ
ータ駆動部23からのスピンドル駆動信号SSDによっ
て、光ディスク10の回転速度が所定の速度となるよう
に駆動される。
【0017】光ディスク10には、光ディスク装置20
の光ピックアップ30から光量をコントロールされたレ
ーザ光が照射される。光ディスク10で反射されたレー
ザ光は、光ピックアップ30の光検出部(図示せず)に
照射される。図5に示すように、光検出部31は、メイ
ンスポットの戻り光を検出する4分割光検出器311
と、先行スポットの戻り光を検出する2分割光検出器3
12、後行スポットの戻り光を検出する2分割光検出器
313から構成されており、各分割光検出器311〜3
13で電流−電圧変換によって生成された電圧信号がR
Fアンプ部32に供給される。
【0018】RFアンプ部32では、図5に示すよう
に、直流変動がほとんど含まれないトラッキング誤差信
号を得ることができる差動プッシュプル方法を用いてト
ラッキング誤差信号STEを生成するものである。また、
データの記録等によってメインスポットの戻り光の光量
が変動しても、トラック位置を正しく読み取ることがで
きるように、先行ビームの反射光を利用してウォーブル
信号SWBを生成するものである。
【0019】4分割光検出器311の光検出器311A
からの出力信号Saと光検出器311Dからの出力信号S
dは、RFアンプ部32の加算器321と減算器322
に供給される。また、光検出器311Bからの出力信号
Sbと光検出器311Cからの出力信号Scは、RFアン
プ部32の加算器321と減算器322に供給される。
【0020】加算器321では、出力信号Sa〜Sdが加
算された信号SRFが生成される。また減算器322で
は、出力信号Saと出力信号Sdの加算値から出力信号S
bと出力信号Scの加算値が減算されて、得られた減算値
が後述する減算器328に供給される。
【0021】先行ビームの反射光を検出する2分割光検
出器312の光検出器312Eからの出力信号Seと光検
出器312Fからの出力信号Sfは、RFアンプ部32の
減算器323に供給される。減算器323では、出力信
号Seから出力信号Sfが減算されて、得られた減算値が
加算器326に供給されると共に、ウォーブル信号SWB
として後述するATIPデコーダ34に供給される。
【0022】2分割光検出器313の光検出器313G
からの出力信号Sgと光検出器313Hからの出力信号S
hは、RFアンプ部32の減算器324に供給される。
減算器324では、出力信号Sgから出力信号Shが減算
されて、得られた減算値が可変利得増幅器325で増幅
されたのち加算器326に供給される。
【0023】加算器326では、減算器323からの減
算信号と減算器324から可変利得増幅器325を介し
て供給された減算信号が加算される。この加算器326
で得られた加算信号は可変利得増幅器327で増幅され
たのち減算器328に供給される。
【0024】減算器328では、減算器322から供給
された減算信号より加算器326から可変利得増幅器3
27を介して供給された加算信号が減算されてトラッキ
ング誤差信号STEが生成される。
【0025】なお、図示せずもフォーカス誤差信号SFE
は、光検出器311Aからの出力信号Saと光検出器31
1Cからの出力信号Scとの加算値Sacを求めると共に、
光検出器311Bからの出力信号Sbと光検出器311D
からの出力信号Sdとの加算値Sbdを求めて、加算値Sa
cから加算値Sbdを減算することで生成することができ
る。
【0026】このようにして、RFアンプ部32で生成
されたRF信号SRFやトラッキング誤差信号STE、フォ
ーカス誤差信号SFEは、図4に示すようにクロック生成
/サーボ制御部33に供給される。また、ウォーブル信
号SWBは、ATIPデコーダ34に供給される。
【0027】クロック生成/サーボ制御部33では、供
給されたフォーカス誤差信号SFEに基づき、レーザ光の
焦点位置が光ディスク10の記録層の位置となるように
光ピックアップ30の対物レンズ(図示せず)を制御す
るためのフォーカス制御信号SFCを生成してドライバ3
5に供給する。また、供給されたトラッキング誤差信号
STEに基づき、レーザ光の照射位置が所望のトラックの
中央の位置となるように光ピックアップ30の対物レン
ズを制御するためのトラッキング制御信号STCを生成し
てドライバ35に供給する。
【0028】ドライバ35では、フォーカス制御信号S
FCに基づいてフォーカス駆動信号SFDを生成すると共
に、トラッキング制御信号STCに基づいてトラッキング
駆動信号STDを生成する。この生成されたフォーカス駆
動信号SFDおよびトラッキング駆動信号STDを光ピック
アップ30のアクチュエータ(図示せず)に供給するこ
とにより対物レンズの位置が制御されて、レーザ光が所
望のトラックの中央の位置で焦点を結ぶように制御され
る。
【0029】また、クロック生成/サーボ制御部33で
は、供給されたRF信号SRFのアシンメトリ補正および
2値化を行いディジタル信号に変換して、読出データ信
号DRFとしてデータ処理部40に供給する。また、変換
して得られたディジタル信号に同期するクロック信号C
KRFの生成も行い、生成したクロック信号CKRFもデー
タ処理部40に供給する。
【0030】さらに、クロック生成/サーボ制御部33
では、レーザ光の照射位置がトラッキング制御範囲を超
えないように、光ピックアップ30を光ディスク10の
径方向に移動させるためのスレッド制御信号SSCが生成
されてスレッド部36に供給される。スレッド部36で
は、このスレッド制御信号SSCに基づきスレッドモータ
を駆動して光ピックアップ30を光ディスク10の径方
向に移動させる。
【0031】ウォーブル信号SWBが供給されるATIP
デコーダ34は図6に示す構成とされている。ウォーブ
ル信号SWBはATIPデコーダ34の帯域フィルタ34
1に供給される。この帯域フィルタ341によって、ウ
ォーブル成分を取り出すように帯域制限されたウォーブ
ル信号SWBは、波形成形部342に供給される。
【0032】波形成形部342では、ウォーブル信号S
WBのキャリア成分に同期したクロック信号CKWBを生成
すると共に、ウォーブル信号SWBの2値化を行う。この
生成されたクロック信号CKWBと2値化されたウォーブ
ル信号であるウォーブル信号DWBは検波部343に供給
される。
【0033】検波部343ではクロック信号CKWBを用
いてウォーブル信号DWBの復調処理を行い、バイフェー
ズ信号DBPを生成すると共にバイフェーズ信号DBPに同
期したクロック信号CKBPを生成する。この生成された
バイフェーズ信号DBPおよびクロック信号CKBPはアド
レスデコード部344に供給される。
【0034】アドレスデコード部344では、クロック
信号CKBPを用いてバイフェーズ信号DBPの復調処理を
行いアドレスデータDADを生成する。また、得られたア
ドレスデータDADの同期パターンを検出してATIP同
期検出信号FSYを生成する。このアドレスデータDAD
は、制御部50に供給されると共に、ATIP同期検出
信号FSYはスピンドルモータ駆動部23に供給され
る。
【0035】データ処理部40では、読出データ信号D
RFをEFM復調すると共にRAM41を用いてデインタ
リーブ処理やCIRC(Cross Interleave Reed-Solomon
Code)による誤り訂正処理を行う。さらに、シンクパタ
ーンを検出してデスクランブル処理やECC(Error Cor
recting Code)による誤り訂正処理等も行う。ここで誤
り訂正処理がなされたデータ信号は、バッファメモリと
してのRAM42に蓄えられたのち、再生データ信号R
Dとしてインタフェース43を介して外部のコンピュー
タ装置等に供給される。
【0036】また、データ処理部40では、EFM復調
後のデータ信号のフレーム同期信号FSZを検出してス
ピンドルモータ駆動部23に供給する。このスピンドル
モータ駆動部23では、光ディスク10への信号記録時
にはATIPデコーダ34からのATIP同期検出信号
FSYを用い、光ディスク10に記録されている信号の
再生時にはデータ処理部40からのフレーム同期信号F
SZあるいはATIPデコーダ34からのATIP同期
検出信号FSYを用いて、光ディスク10を所望の速度
で回転させるためのスピンドル駆動信号SSDを生成す
る。このスピンドルモータ駆動部23で生成されたスピ
ンドル駆動信号SSDをスピンドルモータ部22に供給す
ることにより、光ディスク10が所望の速度で回転され
る。
【0037】さらに、データ処理部40では、外部のコ
ンピュータ装置からインタフェース43を介して記録デ
ータ信号WDが供給されたときには、この記録データ信
号WDをRAM42に一時蓄えると共に、この蓄えられ
た記録データ信号WDを読み出して所定のセクタフォー
マットにエンコードすると共に誤り訂正用のECCの付
加を行う。さらにCIRCエンコード処理やEFM変調
等も行われて書込信号DWが生成される。この生成され
た書込信号DWは書込補償部37に供給される。
【0038】書込補償部37では、供給された書込信号
DWに基づいてレーザ駆動信号LADを生成して光ピッ
クアップ30のレーザダイオードに供給する。ここで、
書込補償部37では、後述する制御部50からのパワー
補償信号PCに基づき、光ディスク10の記録層の特性
やレーザ光のスポット形状、記録線速度等に応じてレー
ザ駆動信号LADの信号レベルが補正されて、光ピック
アップ30のレーザダイオードから出力されるレーザ光
のパワーが最適化されて信号の記録動作が行われる。
【0039】制御部50にはROM51が接続されてお
り、ROM51に記憶されている動作制御用プログラム
に基づいて光ディスク装置20の動作を制御する。例え
ば、データ処理部40で生成されたサブコード信号DSQ
やATIPデコーダ34からのアドレスデータDADに基
づいて光ディスク10上の再生位置や記録位置等を判別
して、クロック生成/サーボ制御部33に制御信号CT
Aやデータ処理部40に制御信号CTB等を供給してデ
ータの記録再生動作を行う。また、アドレスデータDAD
で示されている記録レーザパワーの設定情報に基づいて
パワー補償信号PCを生成して書込補償部37に供給す
る。なお、制御部50からRFアンプ部32に制御信号
CTCが供給されて、RFアンプ部32によって、光ピ
ックアップ30のレーザダイオードのオンオフ制御、レ
ーザノイズやRF信号への外乱を低減するためにレーザ
光に高周波を重畳させる処理等も行われる。
【0040】ここで、図1に示す光ディスク10を用い
て光ディスク装置20で信号の記録を行う場合には、先
行サイドスポットを利用してウォーブル信号を生成し、
このウォーブル信号に基づいて光ディスク10が所定の
速度回転されると共に、メインスポットが位置するトラ
ックのアドレスが判別される。このアドレス判別結果に
基づき、メインスポットを所望のトラック位置となるよ
うにレーザ光の照射位置を制御し、メインスポットが所
望のトラックの位置とされたときに、データの書き込み
が開始される。このデータの書き込みが行われても、ウ
ォーブル信号に基づく時間軸情報の読み出しは、メイン
スポットより所定量だけ離れた位置の先行サイドスポッ
トで行われることから、ピットの形成の影響を受けるこ
となく、正しく時間軸情報を読み出すことができる。
【0041】また、サイドスポットがメインスポットの
トラックから離れた位置とされていると共にトラックの
両側のウォーブルは位相差があるので、差動プッシュプ
ル方法により生成されたトラッキング誤差信号は、メイ
ンスポットが位置すると共に両側のウォーブルが同相と
されているトラックの両側サイドにサイドスポットを照
射してトラッキング誤差信号を生成する従来の場合に比
べて、ウォーブル成分の漏れ込みが少ない良好な信号と
することができる。
【0042】光ディスク10に記録された信号を再生す
る場合には、RF信号SRFに基づいて光ディスク10の
回転制御が行われる。また、RF信号SRFに基づいて生
成されたサブコード信号DSQに基づいて再生位置を判別
することができるので、この再生位置情報を利用して所
望のデータを読み出すことができる。
【0043】なお、上述の実施の形態では、差動プッシ
ュプル方法でトラッキング誤差信号を生成するものとし
て、このトラッキング誤差信号の生成で用いられている
外周側のサイドスポットを利用してアドレス情報を読み
取るものとしたが、アドレス情報を読み取りは、トラッ
キング誤差信号の生成のためのビームスポットとは別個
にビームスポットをランド位置に照射してアドレス情報
を読み取るものとしても良い。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、信号を記録するトラ
ックの位置情報が、トラックと離れた位置に設けられる
ので、信号の書き込みを行っても書き込みの影響を受け
ることなく位置情報を読み取ることができる。また、ト
ラックの位置情報は、トラックよりも外周側に設けられ
るので、内周側から信号の書き込みを行っても書き込ま
れた信号の影響を受けることなく位置情報を読み取るこ
とができる。
【0045】さらに、トラックはグルーブであって、グ
ルーブの位置情報は、グルーブとグルーブの間に位置す
るランドに設けられる。このため、3ビーム方式のメイ
ンスポットで信号の記録再生を行うと共に、メインスポ
ットと先行サイドスポットと後行サイドスポットで差動
プッシュプル法によるトラッキング誤差信号を生成する
場合に、この先行サイドスポットを利用してグルーブの
位置情報を読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光ディスクの構成を示す図であ
る。
【図2】ATIP情報とウォーブル信号を示す図であ
る。
【図3】光ディスクの他の構成を示す図である。
【図4】この発明に係る光ディスク装置の構成を示す図
である。
【図5】光検出部とRFアンプ部の構成を示す図であ
る。
【図6】ATIPデコーダの構成をい示す図である。
【図7】従来の光ディスクの構成を示す図である。
【図8】従来のウォーブル信号の生成方法を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
10・・・光ディスク、20・・・光ディスク装置、2
2・・・スピンドルモータ部、23・・・スピンドルモ
ータ駆動部、30・・・光ピックアップ、31,71・
・・光検出部、32・・・RFアンプ部、33・・・ク
ロック生成/サーボ制御部、34・・・ATIPデコー
ダ、37・・・書込補償部、40・・・データ処理部、
43・・・インタフェース、50・・・制御部、311
〜313,711〜713・・・分割光検出器、32
1,326・・・加算器、322〜324,328・・
・減算器、325,327・・・可変利得増幅器、34
1・・・帯域フィルタ、342・・・波形成形部、34
3・・・検波部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置情報埋め込み型の光ディスクにおい
    て、 信号を記録するトラックの前記位置情報を、前記トラッ
    クと離れた位置に設けたことを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記信号を記録するトラックの位置情報
    を、前記トラックよりも外周側に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 前記トラックはグルーブであって、 前記グルーブの位置情報を、グルーブとグルーブの間に
    位置するランドに設けたことを特徴とする請求項1記載
    の光ディスク。
  4. 【請求項4】 前記グルーブの位置情報を、ウォーブル
    を用いて設けたことを特徴とする請求項1記載の光ディ
    スク。
  5. 【請求項5】 トラックの位置情報が、該トラックと離
    れた位置に設けられた位置情報埋め込み型の光ディスク
    を用いる光ディスク装置において、 前記光ディスクに光ビームを照射する光出力手段と、 前記光出力手段から出力された光ビームの戻り光に基づ
    く信号を生成する信号生成手段と、 前記信号生成手段で生成された信号より位置情報を読み
    取る位置情報読取手段とを有し、 前記光出力手段では、少なくとも前記トラックの位置情
    報が設けられた位置と前記位置情報で示されたトラック
    上の位置に光ビームを照射するものとし、 前記位置情報読取手段では、前記信号生成手段からの前
    記トラックの位置情報が設けられた位置に照射された光
    ビームの戻り光に基づく信号により前記位置情報を読み
    取ることを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記信号生成手段では、少なくとも前記
    トラックの位置情報が設けられた位置と前記位置情報で
    示されたトラック上の位置に照射された光ビームの戻り
    光を用い、差動プッシュプル法によってトラッキング誤
    差信号を生成することを特徴とする請求項5記載の光デ
    ィスク装置。
  7. 【請求項7】 前記光出力手段では、前記位置情報で示
    されたトラック上の位置よりも外周側の前記トラックの
    位置情報が設けられた位置に光ビームを照射することを
    特徴とする請求項5記載の光ディスク装置。
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