JP2001092536A - 調圧装置 - Google Patents

調圧装置

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JP2001092536A
JP2001092536A JP26488799A JP26488799A JP2001092536A JP 2001092536 A JP2001092536 A JP 2001092536A JP 26488799 A JP26488799 A JP 26488799A JP 26488799 A JP26488799 A JP 26488799A JP 2001092536 A JP2001092536 A JP 2001092536A
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pressure
solenoid
air
pilot
regulating device
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JP26488799A
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Hisao Someya
久雄 染谷
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Fujikura Composites Inc
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Fujikura Rubber Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 圧力設定を遠隔操作により簡易に行うことが
でき、かつ設定された圧力の精度が良い調圧装置を提供
する。 【解決手段】 調圧本体部αと、調圧設定制御を行うソ
レノイドタイプ押圧機構部βとを有し、調圧本体部は二
次側空気圧をコントロールするためのコントロール室1
0を備え、その内部には、二次圧に応じて圧縮・膨張す
るカプセル体11が配置されている。カプセル体上面に
は、上下方向に摺動するピストン部材41が接触配置さ
れており、ピストン部材によるカプセル体の押圧量によ
り二次側空気圧が調整される。ピストン部材によるカプ
セル体の押圧量を規制するためにソレノイドタイプ押圧
機構部がピストン部材に連接されており、ソレノイドタ
イプ押圧機構部のストローク部60がソレノイド部70
への印加電流値の大きさに応じてカプセルを押圧するこ
とができるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された一次圧
を二次圧として出力する際に出力側の二次圧を調整・制
御するための調圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、FA(ファクトリオートメーショ
ン)化が急速に進んできており、それに伴い空圧機器の
使用量も増加してきている。
【0003】空圧機器の使用に際し、空気圧源からの空
気はコンプレッサで圧縮されたものであり、そのものに
脈動があったり、使用圧より相当高かったりする場合に
はそのままでは圧力源として使えない。そこで、例え
ば、エアーシリンダやエアーロータを動かそうとする時
には、供給された圧縮空気の脈動を防ぎかつ必要な圧力
まで下げなければならない。さらに、空気圧源の圧力が
変化しても減圧された空気は安定している必要があり、
かつ必要な流量をも確保しなくてはならない。
【0004】このような要求に応じて自動的に圧力を調
整する調圧機器として、調圧装置が広く用いられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来よ
り用いられている調圧装置のオペレータによる調圧操作
は、それに取り付けられている圧力計の針が示す圧力値
を見ながら調整ノブを回して所定の圧力設定を行なわな
ければならない。そのため、目的とする圧力設定の操作
が非常に煩雑になる場合が生じていた。また、当該装置
を離れての遠隔操作をすることができないという不便さ
も生じていた。さらには、設定されるべき圧力値を簡易
に精度良く設定制御したいという要望もある。
【0006】このような実状のもとに本発明は創案され
たものであって、その目的は、所定の圧力設定の操作を
極めて簡易に行うことができ、かつ設定された圧力の精
度が極めて良く、かつ遠隔操作も可能である調圧装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、入力された一次側空気の一次圧を、二
次側空気の二次圧として出力する際に出力側の二次圧を
調整するための調圧装置であって、該装置は、調圧機構
の主要部となる調圧本体部と、該調圧室本体部の調圧設
定制御を行うソレノイドタイプ押圧機構部とを有し、前
記調圧本体部は、二次側空気の二次圧をコントロールす
るためのコントロール室を備え、該コントロール室に
は、二次圧に応じて圧縮・膨張するカプセル体が配置さ
れており、前記カプセル体の上面には、上下方向に摺動
できるピストン部材が接触配置されており、該ピストン
部材によるカプセル体の押圧量により実質的に二次側空
気の二次圧が調整されるようになっており、当該ピスト
ン部材によるカプセル体の押圧量を規制するために前記
ソレノイドタイプ押圧機構部がピストン部材に実質的に
連接されており、前記ソレノイドタイプ押圧機構部は、
ソレノイド部とストローク部を備え、ソレノイド部へ電
流を印加することにより、ストローク部がその印加電流
値の大きさに応じて可動して実質的にカプセル体を押圧
することができるように構成される。
【0008】また、本発明の好ましい態様として、前記
ソレノイド部に印加される電流値と、制御される二次圧
の値との関係が予め求められており、当該関係を用いて
二次圧の設定制御が行なわれてなるように構成される。
【0009】また、本発明の好ましい態様として、ソレ
ノイド部に印加される電流値と制御される二次圧との関
係が実質的に比例関係部分を有するように装置設定され
ており、当該比例関係部分を用いて二次圧の実質的な比
例制御が行なわれてなるように構成される。
【0010】また、本発明の好ましい態様として、前記
カプセル体の下面側には、パイロット弁体を備えるパイ
ロット弁棒がカプセル体の下面でカプセル体に向かって
ばねで付勢されているとともに、パイロット弁体と組み
合わされるパイロット弁シートを有し、これらのパイロ
ット弁体とパイロット弁シートを備えるパイロット弁機
構部は、前記コントロール室とパイロット室との連通の
開閉をつかさどるようになっており、パイロット室には
圧力調整のための上側ダイアフラムが配置され、前記上
側ダイヤフラムと対向するように下側ダイヤフラムが配
置されるとともに、これらのダイヤフラムにより排気弁
シートを有する排気弁シート部材が挟持されており、下
側ダイヤフラム側に排気弁シートが位置し、その弁開閉
のための排気弁体が排気弁シートと対をなして形成され
ており、当該排気弁体は、排気弁シート側に向かって付
勢されている共同弁棒体の一方端に形成され、共同弁棒
体の他方端には、主弁体が形成されており、当該主弁体
は主弁シートと対をなし、一次側空気と二次側空気との
連通の開閉をつかさどるように作用してなるように構成
される。
【0011】また、本発明の好ましい態様として、前記
排気弁シートと排気弁体による排気弁機構部は、二次側
空気と大気との連通の開閉をつかさどるように作用し、
そのための大気排気孔が対向するダイアフラム間に形成
されてなるように構成される。
【0012】また、本発明の好ましい態様として、前記
パイロット室の中の圧力を安定させるためにパイロット
室の空気を外部に逃がすためのブリード孔がパイロット
室と連通して形成されてなるように構成される。
【0013】また、本発明の好ましい態様として、前記
調圧本体部は、パイロット室の中の圧力を安定させるた
めにパイロット室のパイロット弁機構部で主弁機構部を
作動させる機構を備えてなるように構成される。
【0014】また、本発明の好ましい態様として、前記
調圧本体部は、定常状態で常に主弁機構部、パイロット
弁機構部をわずかに開いており、二次側で空気が消費さ
れなくても一次側から二次側に空気は少量流れているよ
うに作用してなるように構成される。
【0015】また、本発明の好ましい態様として、前記
ソレノイドタイプ押圧機構部におけるストローク部は、
実質的にピストン部材の押し込み量を調整するストロー
クロッドと、このストロークロッドの略中央部周辺に固
定されたコアを有し、これらの一体化体はピストン部材
に向けて摺動可能になっているように構成される。
【0016】また、本発明の好ましい態様として、前記
ソレノイドタイプ押圧機構部におけるストロークロッド
を可動できるように、前記コアの周辺には、前記ソレノ
イド部が形成されており、ソレノイド部は、ボビンに巻
かれたコイルを有して構成されてなるように構成され
る。
【0017】また、本発明の好ましい態様として、前記
コイルに流す電流値の大きさによって、ストロークロッ
ドのストローク量が変化するように作用してなるように
構成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0019】本発明の調圧装置1の実施の形態の一例が
図1に示される。図1に示されるように、本発明の調圧
装置1は、入力された一次側空気の一次圧(図面下方の
左側から入る)を、二次側空気の二次圧として出力する
(図面下方の右側から出る)際に出力側の二次圧を調整
するための装置である。
【0020】図1に示されるように、当該装置1は、調
圧機構の主要部となる調圧本体部αと、調圧室本体部α
の調圧設定を行うソレノイドタイプ押圧機構部βとを有
して構成される。
【0021】調圧本体部αは、二次側空気の二次圧をコ
ントロールするためのコントロール室10を備え、該コ
ントロール室10には、二次圧に応じて圧縮・膨張する
カプセル体11が配置されている。なお、本発明におけ
る方向を示す「上」および「下」という文言は、図1の状態
に装置1を設置した場合に、常識的に特定される各方向
を示している。
【0022】カプセル体11の上面11aには、上下方
向に摺動できるピストン部材41が接合配置されてお
り、このピストン部材41によるカプセル体11の押圧
量により実質的に二次側空気の二次圧が調整されるよう
になっている。
【0023】このピストン部材41によるカプセル体1
1の押圧量を規制するために、前記ソレノイドタイプ押
圧機構部βがピストン部材41に実質的に連結されてい
る。
【0024】ソレノイドタイプ押圧機構部βは、ソレノ
イド部70とストローク部60を備え、ソレノイド部7
0へ電流を印加することにより、ストローク部60がそ
の印加電流値の大きさに応じて可動して実質的にカプセ
ル体11を押圧することができるようになっている。本
発明においては、ソレノイド部70に印加される電流値
と制御される二次圧の値との関係(ピストン部材41に
よるカプセル体11の押圧量との関係)が予め求められ
ており、当該関係を用いて二次圧の制御が行なわれるよ
うになっていることが重要である。より好ましくは、ソ
レノイド部70に印加される電流値と制御される二次圧
の値との関係が実質的に比例関係部分を有するように装
置設定されており、当該比例関係部分を用いて二次圧の
実質的な比例制御が行なわれる。この関係を示す一例が
図2に示されており、図2において、ソレノイド部70
に印加される電流値(A)と制御される二次圧の値との
関係は、比例関係となっているように装置設計されてい
ることがわかる。このような装置特性を示すグラフは予
め求められ、二次圧制御の際に利用される。すなわち、
図2に示されるケースにおいて、例えば、二次圧を5k
gf/cm2に設定したい場合には、ソレノイド部70
に印加する電流を0.45Aにすればよいし、さらに二
次圧を7kgf/cm2まで上昇させて設定したい場合
には、ソレノイド部70に印加する電流を0.61Aに
すればよいことがわかる。ソレノイドタイプ押圧機構部
βのさらなる詳細な構造については後に述べる。
【0025】前記調圧本体部αにおける前記カプセル体
11の下面11bには、パイロット弁体25aを備える
パイロット弁棒25がカプセル体11の下面11bに向
かって、例えば板ばね12で付勢されている。パイロッ
ト弁体25aはパイロット弁シート26と組み合わされ
てパイロット弁機構部を構成する。
【0026】このようなパイロット弁機構部は、前記コ
ントロール室10とパイロット室20との連通の開閉を
つかさどるようになっている。パイロット室20には圧
力調整のための上側ダイアフラム32が配置され、この
上側ダイヤフラム32と対をなす下側ダイヤフラム31
が対向配置されるとともに、これらの一対のダイヤフラ
ム31、32により排気弁シート15aを有する排気弁
シート部材15が挟持されている。
【0027】排気弁シート部材15の下側ダイヤフラム
31側には排気弁シート15aが位置し、その弁開閉の
ための排気弁体16が排気弁シート15aと対をなして
形成されている。排気弁体16は、排気弁シート15a
側に向かって付勢されている共同弁棒体17の一方端に
形成されている。この一方で共同弁棒体17の他方端に
は、主弁体6が形成されており、当該主弁体6は主弁シ
ート5と対をなし、一次側空気と二次側空気との連通の
開閉をつかさどる弁機構部を構成している。なお、共同
弁棒体17(排気弁体16)の排気弁シート15a側へ
の付勢は、主弁ばね3によって行なわれている。
【0028】前記排気弁シート15aと排気弁体16に
よる排気弁機構部は、二次側空気と大気との連通の開閉
をつかさどるように作用し、そのための大気排気孔33
が対向配置されたダイアフラム31,32間に形成され
ている。
【0029】さらに、パイロット室20には、図示のご
とくパイロット室20内の圧力を安定させるためにパイ
ロット室の空気を外部に逃がすためのブリード孔28が
形成されている。
【0030】本実施の形態の場合、主弁体6と主弁シー
ト5からなる主弁機構部を経て流入した空気(二次側空
気)は、コントロール室10内へ流入できるように、バ
イパス13が形成されている。
【0031】このような調圧本体部αの二次圧を実質的
に制御しているソレノイドタイプ押圧機構部βは、図1
に示される実施の形態では、ブラケット45を介して調
圧本体部αの上に形成されている。
【0032】ソレノイドタイプ押圧機構部βのストロー
ク部60は、ストロークロッド63とこのロッド63の
略中央部周辺に、例えばカシメ手法で固定された鉄心等
からなるコア64を有し、これらの一体化体は上下に配
置された軸受け68,69によって上下方向に摺動可能
になっている。摺動できるストローク域は、空間部Pの
範囲内であり(実際は縦方向距離)、符号78はリング
状のストッパーを示している。
【0033】ストロークロッド63を可動できるよう
に、コア64の周辺には、図1に示されるようなソレノ
イド部70が形成されており、ソレノイド部70は、ボ
ビン75と、それに巻かれたコイル71とを有して構成
される。コイル71の各末端はリード線71a,71b
として外部に引き出されている。また、図1に示される
ようにストロークロッド63の先端63aは、ピストン
部材41の後端部に固着された当接部材43と当接して
おり、ピストン部材41および当接部材43の一体化物
は、付勢ばね90によって矢印(ロ)方向に付勢されてお
り、付勢ばね90は、ストロークロッド63のリターン
ばねの役割を果たしている。
【0034】すなわち、コイル71の各末端であるリー
ド線71a,71bに電流を流すことにより、コア64
は、矢印(ロ)方向の付勢力に打ち勝って矢印(イ)方向
に引っ張られ、これに流す電流値の大きさによって、ス
トロークロッド63のストローク量が変化するようにな
っているのである。リード線71a,71bに流す電流
をゼロにするとリターンばね90の作用により、ストロ
ークロッド63は後退するようになっている。なお、符
号77は後部ストッパー、符号79はカバーを示してい
る。
【0035】本発明の装置の作動原理について説明す
る。
【0036】一次側から主弁機構(主弁体6と主弁シー
ト5の組み合わせ)を介して流入した二次側空気は、バ
イパス13を通りコントロール室10へ導かれ、カプセ
ル体11に対して外圧として働く。定常状態では常時わ
ずかな空気がパイロット弁機構(パイロット弁体25a
とパイロット弁シート26の組み合わせ)、パイロット
室20、ブリード孔28を通り大気へと逃げてパイロッ
ト室20内の圧力は安定している。図1に例示されてい
る調圧装置1は、常時ブリード式であり、定常状態で常
に主弁機構の弁体、およびパイロット弁機構の弁体をわ
ずかに開いており、二次側で空気が消費されなくても一
次側から二次側に空気は少量流れている状態にある。
【0037】二次側の設定圧を上昇させるためにソレノ
イドタイプ押圧機構部βを作動(ソレノイド部70へ電
流を印加することにより、ストローク部60をその印加
電流値の大きさに応じて可動)させ、ピストン部材41
が所定量押し込まれると、カプセル体11が押し下げら
れる。すると、板ばね12で持ち上げられていたパイロ
ット弁棒25が押し下げられ、パイロット弁シート26
との間隔が大きくなり多くの二次側空気が、パイロット
室20に流れ込み、同室20の圧力を増加させる。その
圧力により上側ダイヤフラム32の下向きの力が増加
し、共同弁棒体17を介して主弁体6を押し下げ、主弁
シート5との間隔を大きくし一次側より、より多量の空
気を二次側に流し込み、二次圧を増加させる。
【0038】増加した二次圧はバイパス13を通りコン
トロール室10に流れ込みカプセル体を押圧し、カプセ
ル体11が圧縮されるので板ばね12の力により板ばね
12に固着されているパイロット弁棒25は上に引き上
げられる。すると、パイロット弁体25aとパイロット
弁シート26の間隔が狭くなりコントロール室10に流
れ込む空気が少なくなって同室10の圧力が低くなるの
で(ブリード孔28から常に一定の吹き出しがあるた
め)、下側ダイヤフラム31の上向きの力に負け、排気
弁シート部材15(排気弁シート15a)が上に移動
し、主弁体6は主弁ばね3の力により上向きに移動し主
弁シート5との間隔を狭め、二次側への流れ込む空気量
を少なくし、二次圧を下げる。この動作を繰り返し二次
圧をより高い所望の設定圧に保つように作用する。
【0039】二次圧が設定圧より高くなると、カプセル
体11をより多く圧縮してパイロット弁棒25(パイロ
ット弁体25a)がより上方に動くため、パイロット室
20の圧力が急激に低下する。このため、ダイヤフラム
アッセンブリ全体は力の平衡が破れ上方に動く。それに
つれて、主弁体6(共同弁棒体17)は、主弁ばね3の
力により上向きに移動し、主弁体6と主弁シート5の間
隔が狭くなり空気の流れ込む量が少なくなるので、二次
側に流れ込む空気量を二次側で消費される空気量と釣り
合って二次側圧力は元の状態に戻る。それでも、二次圧
が設定圧より高いと下側ダイヤフラム31はさらに上向
きに移動し、排気弁体16と排気弁シート15aとの間
が開き、その空隙を通り二次側空気が大気へ逃げ、二次
圧を設定値まで下げる。この作用はいわゆるリリーフ
(排気)作用と呼ばれている。このような調圧本体部は、
定常状態で常に主弁機構部、パイロット弁機構部をわず
かに開いており、二次側で空気が消費されなくても一次
側の空気は少量流れているように作用している。
【0040】さらに、二次圧を変化させたい時には、ソ
レノイド部70へ印加する電流を変化させる。電流−二
次圧の関係は図2に示されるように比例制御可能な関係
となっているために、簡易かつ確実で精度の良い二次圧
設定が実現できる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、入力された一次側空気の一次
圧を、二次側空気の二次圧として出力する際に出力側の
二次圧を調整するための調圧装置であって、該装置は、
調圧機構の主要部となる調圧本体部と、該調圧室本体部
の調圧設定制御を行うソレノイドタイプ押圧機構部とを
有し、前記調圧本体部は、二次側空気の二次圧をコント
ロールするためのコントロール室を備え、該コントロー
ル室には、二次圧に応じて圧縮・膨張するカプセル体が
配置されており、前記カプセル体の上面には、上下方向
に摺動できるピストン部材が接触配置されており、該ピ
ストン部材によるカプセル体の押圧量により実質的に二
次側空気の二次圧が調整されるようになっており、当該
ピストン部材によるカプセル体の押圧量を規制するため
に前記ソレノイドタイプ押圧機構部がピストン部材に実
質的に連接されており、前記ソレノイドタイプ押圧機構
部は、ソレノイド部とストローク部を備え、ソレノイド
部へ電流を印加することにより、ストローク部がその印
加電流値の大きさに応じて可動して実質的にカプセルを
押圧することができるようになっているので、所定の圧
力設定の操作を極めて簡易に行うことができ、かつ設定
された圧力の精度が極めて良く、かつ遠隔操作も可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の調圧装置の断面図である。
【図2】本発明における装置の電流値と二次圧との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1…調圧装置 10…コントロール室 11…カプセル体 41…ピストン部材 60…ストローク部 70…ソレノイド部 α…調圧本体部 β…ソレノイドタイプ押圧機構部
フロントページの続き Fターム(参考) 3H106 DA03 DA13 DA23 DA35 DB02 DB12 DB23 DB32 DC02 DD09 EE07 KK04 5H316 AA18 BB02 DD01 DD15 EE02 EE10 EE12 EE20 HH04 HH15 HH16 JJ03 JJ13 KK02 KK08 LL03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された一次側空気の一次圧を、二次
    側空気の二次圧として出力する際に出力側の二次圧を調
    整するための調圧装置であって、 該装置は、 調圧機構の主要部となる調圧本体部と、該調圧室本体部
    の調圧設定制御を行うソレノイドタイプ押圧機構部とを
    有し、 前記調圧本体部は、二次側空気の二次圧をコントロール
    するためのコントロール室を備え、該コントロール室に
    は、二次圧に応じて圧縮・膨張するカプセル体が配置さ
    れており、 前記カプセル体の上面には、上下方向に摺動できるピス
    トン部材が接触配置されており、該ピストン部材による
    カプセル体の押圧量により実質的に二次側空気の二次圧
    が調整されるようになっており、 当該ピストン部材によるカプセル体の押圧量を規制する
    ために前記ソレノイドタイプ押圧機構部がピストン部材
    に実質的に連接されており、 前記ソレノイドタイプ押圧機構部は、ソレノイド部とス
    トローク部を備え、ソレノイド部へ電流を印加すること
    により、ストローク部がその印加電流値の大きさに応じ
    て可動して実質的にカプセル体を押圧することができる
    ようになっていることを特徴とする調圧装置。
  2. 【請求項2】 前記ソレノイド部に印加される電流値
    と、制御される二次圧の値との関係が予め求められてお
    り、当該関係を用いて二次圧の設定制御が行なわれてな
    る請求項1に記載の調圧装置。
  3. 【請求項3】 ソレノイド部に印加される電流値と制御
    される二次圧との関係が実質的に比例関係部分を有する
    ように装置設定されており、当該比例関係部分を用いて
    二次圧の実質的な比例制御が行なわれてなる請求項1に
    記載の調圧装置。
  4. 【請求項4】 前記カプセル体の下面側には、パイロッ
    ト弁体を備えるパイロット弁棒がカプセル体の下面でカ
    プセル体に向かってばねで付勢されているとともに、パ
    イロット弁体と組み合わされるパイロット弁シートを有
    し、 これらのパイロット弁体とパイロット弁シートを備える
    パイロット弁機構部は、前記コントロール室とパイロッ
    ト室との連通の開閉をつかさどるようになっており、パ
    イロット室には圧力調整のための上側ダイアフラムが配
    置され、前記上側ダイヤフラムと対向するように下側ダ
    イヤフラムが配置されるとともに、これらのダイヤフラ
    ムにより排気弁シートを有する排気弁シート部材が挟持
    されており、 下側ダイヤフラム側に排気弁シートが位置し、その弁開
    閉のための排気弁体が排気弁シートと対をなして形成さ
    れており、当該排気弁体は、排気弁シート側に向かって
    付勢されている共同弁棒体の一方端に形成され、共同弁
    棒体の他方端には、主弁体が形成されており、当該主弁
    体は主弁シートと対をなし、一次側空気と二次側空気と
    の連通の開閉をつかさどるように作用してなる請求項1
    ないし請求項3のいずれかに記載の調圧装置。
  5. 【請求項5】 前記排気弁シートと排気弁体による排気
    弁機構部は、二次側空気と大気との連通の開閉をつかさ
    どるように作用し、そのための大気排気孔が対向するダ
    イアフラム間に形成されてなる請求項4に記載の調圧装
    置。
  6. 【請求項6】 前記パイロット室の中の圧力を安定させ
    るためにパイロット室の空気を外部に逃がすためのブリ
    ード孔がパイロット室と連通して形成されてなる請求項
    5に記載の調圧装置。
  7. 【請求項7】 前記調圧本体部は、パイロット室の中の
    圧力を安定させるためにパイロット室のパイロット弁機
    構部で主弁機構部を作動させる機構を備えてなる請求項
    1ないし請求項6のいずれかに記載の調圧装置。
  8. 【請求項8】 前記調圧本体部は、定常状態で常に主弁
    機構部、パイロット弁機構部をわずかに開いており、二
    次側で空気が消費されなくても一次側から二次側に空気
    は少量流れているように作用してなる請求項1ないし請
    求項7のいずれかに記載の調圧装置。
  9. 【請求項9】 前記ソレノイドタイプ押圧機構部におけ
    るストローク部は、実質的にピストン部材の押し込み量
    を調整するストロークロッドと、このストロークロッド
    の略中央部周辺に固定されたコアを有し、これらの一体
    化体はピストン部材に向けて摺動可能になっている請求
    項1ないし請求項8のいずれかに記載の調圧装置。
  10. 【請求項10】 前記ソレノイドタイプ押圧機構部にお
    けるストロークロッドを可動できるように、前記コアの
    周辺には、前記ソレノイド部が形成されており、ソレノ
    イド部は、ボビンに巻かれたコイルを有して構成されて
    なる請求項9に記載の調圧装置。
  11. 【請求項11】 前記コイルに流す電流値の大きさによ
    って、ストロークロッドのストローク量が変化するよう
    に作用してなる請求項10に記載の調圧装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114837801A (zh) * 2021-02-02 2022-08-02 苏州恩都法汽车系统有限公司 一种减压比例阀及发动机废气旁通控制系统

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