JP2001092508A - パラレルメカニズム工作機械の数値制御装置 - Google Patents

パラレルメカニズム工作機械の数値制御装置

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JP2001092508A
JP2001092508A JP2000086264A JP2000086264A JP2001092508A JP 2001092508 A JP2001092508 A JP 2001092508A JP 2000086264 A JP2000086264 A JP 2000086264A JP 2000086264 A JP2000086264 A JP 2000086264A JP 2001092508 A JP2001092508 A JP 2001092508A
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leg
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Takayuki Kato
隆幸 加藤
Yasushi Fukaya
安司 深谷
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Okuma Corp
Okuma Machinery Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具などを固定する可動部材を状況に応じた
最高の速度で移動でき、高速・高能率で動作可能なパラ
レルメカニズム工作機械の数値制御装置を提供する。 【解決手段】 デカルト座標で表される許容送り速度を
求める手段7,8,9を設け、脚の長さの変化速度が脚
の最大許容速度を超えないようにデカルト座標で表され
る可動部材の送り速度を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パラレルメカニズ
ムを応用した工作機械(以下、パラレルメカニズム工作
機械という。)を数値制御するパラレルメカニズム工作
機械の数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パラレルメカニズム工作機械の
数値制御装置では、直交座標系(以下、デカルト座標系
という。)で与えられた指令に従い、工作機械の一部を
構成し工具等を取り付ける可動部材の位置と姿勢を制御
する。この可動部材の位置と姿勢の制御の一例を図2を
参照して説明する。
【0003】図2に示す工作機械の場合、固定部材21
の6個の支点23と可動部材22の6個の支点24とが
それぞれ脚25で接続され、脚25に取り付けられた駆
動装置26により支点間の距離(以下、脚の長さとい
う。)を任意に拡大または縮小することができるように
なっている。
【0004】可動部材22の位置と姿勢を制御するため
に、先ず可動部材22の所望の位置と姿勢に対応する可
動部材22の各支点24の座標を求める。固定部材21
の各支点23の座標は固定なので、可動部材22の各支
点24の座標から脚の長さを求めることができる。ここ
で求めた脚の長さになるように駆動装置26を駆動制御
することにより、可動部材22は所望の位置と姿勢に移
動する。このようにして、可動部材22の位置と姿勢を
制御できる。
【0005】図3は、以上のような制御を行う従来の数
値制御装置の構成の一例を示すブロック図である。プロ
グラム解釈部1は、加工プログラムを1ブロックずつ解
釈し、デカルト座標で表される可動部材22の送り速度
データVDと目標位置TPとを、それぞれ、目標送り速
度計算部2と補間座標計算部4に出力する。
【0006】目標送り速度計算部2は、該送り速度デー
タVD及びオペレータが指定したオーバーライドから、
デカルト座標で表される目標送り速度TVを求め、加減
速処理部3に出力する。
【0007】加減速処理部3は、デカルト座標で表され
る加減速処理前の目標送り速度TVを目指して加速また
は減速を行ない、デカルト座標で表される加減速処理後
の今回の送り速度NVを求める。
【0008】図4(a)、(b)は、それぞれ、このよ
うにして求められた目標送り速度TVと、加減速処理後
の今回の送り速度NVの時間に対する変化の関係の一例
を示す。加減速処理前の目標送り速度TVが時間的に一
定であるのに対し、加減速処理後の今回の送り速度NV
は、送り動作開始段階で次第に増大し、送り動作停止段
階では徐々に減少する。
【0009】補間座標計算部4は、デカルト座標で表さ
れる補間位置CPを求める。また、逆機構変換部5は、
デカルト座標で表される補間位置CPを脚の長さLPに
変換し、駆動装置制御部6に出力する。駆動装置制御部
6は、脚の長さLPに従って脚に取り付けられた駆動装
置26を駆動制御する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】パラレルメカニズム工
作機械では、デカルト座標で表される刃先の送り速度の
大きさが同じでも刃先位置やその移動方向のその時々の
状況により、脚の長さが変化する速度(以下、脚の長さ
の変化速度という。)の大きさが変化する。図5は、デ
カルト座標で表される刃先の送り速度と脚の長さの変化
速度との関係の一例を示す。
【0011】図5において、ベクトルTAとベクトルT
Bは、それぞれ、デカルト座標で表される刃先の水平方
向および垂直方向の送り速度であり、速度の大きさは等
しいが、移動方向が異なる。ベクトルJAとベクトルJ
Bは、それぞれ、可動部材22の支点24の水平方向お
よび垂直方向の速度であり、それぞれ、ベクトルTAと
ベクトルTBに等しい。
【0012】ベクトルLAとベクトルLBは、脚25の
長さの変化速度を示すベクトルであり、ベクトルLAに
比べベクトルLBが大きくなる。このように、デカルト
座標で表される刃先の送り速度の大きさが等しくても、
脚の長さの変化速度は異なってしまう。ここで、符号2
3は固定部材の支点を示し、符号24’と24”は可動
部材22の支点24の移動後の位置を示し、符号25’
と25”は脚25の移動後の位置を示す。
【0013】工作機械の性能を上げるためにデカルト座
標で表される送り速度を大きくすると、前記状況によっ
ては脚の長さの変化速度が脚の最大許容速度を超えてし
まい、駆動装置を正しく制御できない事態を生じる。い
つ脚の長さの変化速度が脚の最大許容速度を超えるかは
分らない。そこで、あらかじめ任意の刃先位置やその移
動方向に対して脚の長さの変化速度が脚の最大許容速度
を超えないようにするため、デカルト座標で表される刃
先の制限速度を求めておき、常にデカルト座標で表され
る刃先の送り速度が前記制限速度を超えないように制御
しなければならない。従って、脚の長さの変化速度が脚
の最大許容速度を超えない状況でも、デカルト座標で表
される刃先の送り速度を制限する必要がある。
【0014】本発明は上述のような事情によりなされた
ものであり、本発明においては、脚の長さの変化速度が
脚の最大許容速度を超えないようにデカルト座標で表さ
れる刃先の送り速度を制限し、状況に応じた最高の速度
で工具を移動できるように、可動部材を高速・高能率で
動作可能なパラレルメカニズム工作機械の数値制御装置
を提供することを課題としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、加
工プログラムを解釈するプログラム解釈手段と、デカル
ト座標で表される目標送り速度を求める手段と、デカル
ト座標で表される今回の送り速度を求める手段と、デカ
ルト座標で表される補間位置を求める手段と、デカルト
座標で表される補間位置を脚の長さに変換する手段と、
脚の長さを変化させる駆動装置を駆動制御する手段とを
備えると共に、デカルト座標で表される許容送り速度を
求める手段を具備し、前記デカルト座標で表される目標
送り速度を求める手段の出力が所定の許容送り速度を超
えないように制御する構成により、効果的に達成され
る。
【0016】また、デカルト座標で表される許容送り速
度を求める手段が、脚の長さの変化速度を求める手段
と、該脚の長さの変化速度を求める手段から出力される
脚の長さの変化速度に対する脚の長さ変化の許容速度の
比を求める手段とを備え、加減速処理後の送り速度と、
脚の長さの変化速度に対する脚の長さ変化の許容速度の
比とからデカルト座標で表される許容送り速度を求め、
前記デカルト座標で表される目標送り速度を求める手段
の出力が所定の許容送り速度を超えないように制御する
構成により、効果的に達成される。
【0017】さらに、デカルト座標で表される許容送り
速度を求める手段が、前記プログラム解釈手段が出力す
る目標位置と前記デカルト座標で表される目標送り速度
を求める手段が出力する目標送り速度とからデカルト座
標で表される加減速処理前の補間位置を求める手段と、
該加減速処理前の該補間位置を加減速処理前の脚の長さ
に変換する手段とを含み、該変換された加減速処理前の
脚の長さから、脚の長さの変化速度と、該加減速処理前
の脚の長さの変化速度に対する脚の長さ変化の許容速度
の比とを求め、該加減速処理前の脚の長さの変化速度に
対する脚の長さ変化の許容速度の比からデカルト座標で
表される許容送り速度を求め、前記デカルト座標で表さ
れる目標送り速度を求める手段を制御することによって
も、効果的に達成される。
【0018】またさらに、仮の目標送り速度を求める手
段と、該仮の目標送り速度を求める手段が出力する仮の
目標送り速度と、前記プログラム解釈手段が出力する目
標位置とからデカルト座標で表される加減速処理前の補
間位置を求める手段とを含み、デカルト座標で表される
加減速処理前の補間位置に基づきデカルト座標で表され
る許容送り速度を求め、前記デカルト座標で表される目
標送り速度を求める手段の出力が所定の許容送り速度を
超えないように制御することによっても、効果的に達成
される。
【0019】またさらに、前記プログラム解釈手段が出
力する目標位置から可動部材の進行方向のベクトルを求
める手段と、前記プログラム解釈手段が出力する目標位
置から脚の方向のベクトルを求める手段とを含み、該可
動部材の進行方向と該脚の方向に基づきデカルト座標で
表される許容送り速度を求め、前記デカルト座標で表さ
れる目標送り速度を求める手段の出力が所定の許容送り
速度を超えないように制御することによっても、効果的
に達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
係るパラレルメカニズム工作機械の数値制御装置の第1
の実施の形態を示すブロック図である。プログラム解釈
部1、加減速処理部3、補間座標計算部4、逆機構変換
部5及び駆動装置制御部6の構成は、図3に示す従来の
パラレルメカニズム工作機械の数値制御装置と同様とな
っている。
【0021】脚の速度計算部7は、デカルト座標で表さ
れる補間位置を求める手段の出力を脚の長さに変換する
手段である逆機構変換部5から出力される、今回、つま
り現制御ステップにおける脚の長さLPから前回、つま
り一つ前の制御ステップにおける脚の長さを引くことに
より、脚の長さの変化速度LVを求め、速度比計算部8
に出力する。速度比計算部8では、予め与えられた脚の
許容速度を上記脚の長さの変化速度LVで割ることによ
り速度比LRを求め、許容送り速度計算部9に出力す
る。そして、許容送り速度計算部9は、加減速処理部3
から出力されるデカルト座標で表される加減速処理後の
今回の送り速度NVに前記速度比LRを掛け算し、デカ
ルト座標で表される許容送り速度CVを求め、目標送り
速度計算部12に出力する。
【0022】目標送り速度計算部12では、送り速度デ
ータVD及びオペレータが指定したオーバーライドか
ら、仮の目標送り速度を求め、上記デカルト座標で表さ
れる許容送り速度CVが該仮の目標送り速度より小さけ
れば、許容送り速度CVを目標送り速度TVとして出力
する。さもなければ、前記仮の目標送り速度を目標送り
速度TVとして出力する。
【0023】以上のようにして、デカルト座標で表され
る目標送り速度を求める手段の出力を所定の許容送り速
度を超えないように制御することができる。
【0024】実施の形態2.図6は、本発明に係るパラ
レルメカニズム工作機械の数値制御装置の第2の実施の
形態を示すブロック図である。プログラム解釈部1、目
標送り速度計算部12、加減速処理部3、補間座標計算
部4、逆機構変換部5、駆動装置制御部6及び速度比計
算部8の構成は、図1に示す第1の実施の形態と同様で
ある。
【0025】加減速前補間座標計算部10は、プログラ
ム解釈部1から出力される可動部材22の目標位置TP
と、目標送り速度計算部12から出力される可動部材2
2の目標送り速度TVとから加減速処理前のデカルト座
標で表される補間位置CPBを求め、加減速前逆機構変
換部11に出力する。加減速前逆機構変換部11は、加
減速処理前のデカルト座標で表される補間位置CPBを
加減速処理前の脚の長さLPBに変換し、脚の速度計算
部7に出力する。
【0026】脚の速度計算部7は、加減速処理前の今回
の脚の長さLPBから前回の加減速処理前の脚の長さを
引いて、脚の長さの変化速度LVを求め、許容送り速度
計算部9に出力する。許容送り速度計算部9は、デカル
ト座標で表される目標送り速度TVに速度比LRを掛け
算してデカルト座標で表される許容送り速度CVを求
め、目標送り速度計算部12に出力する。
【0027】上記過程で、わざわざ加減速処理前の脚の
長さLPBを求めるのは、以下の理由による。
【0028】図1または図6のいずれの場合でも、目標
送り速度計算部12では、送り速度データVD及びオペ
レータが指定したオーバーライドから仮の目標送り速度
を求める。しかし、図1に示す実施の形態では、許容送
り速度CVが前記仮の目標送り速度より小さくなった
時、加減速処理部3において許容送り速度CVより大き
な前記仮の目標送り速度を目指して既に加速しているの
で、ただちに許容送り速度CVまで減速することができ
ず、脚の長さの変化速度が脚の許容速度を若干超えてし
まう可能性がある。駆動装置には若干の余裕があるので
制御上特に問題は生じないが、脚は常に許容速度以下で
制御する方がより好ましい。この点、図6に示す実施の
形態では、加減速処理部3において許容送り速度CVを
目指して加速するので、許容送り速度CVが小さくなっ
た時もただちに減速でき、脚の長さの変化速度を常に脚
の許容速度以下にすることができるので、目標送り速度
を求める手段である目標送り速度計算部12の出力が所
定の許容送り速度を超えないように、より効果的に制御
できる。
【0029】実施の形態3.図7は、本発明に係るパラ
レルメカニズム工作機械の数値制御装置の第3の実施の
形態を示すブロック図である。プログラム解釈部1、加
減速処理部3、補間座標計算部4、逆機構変換部5及び
駆動装置制御部6の構成は、図3に示す従来のパラレル
メカニズム工作機械の数値制御装置と同じものである。
【0030】仮の目標送り速度計算部13は、送り速度
データVD及びオペレータが指定したオーバーライドか
ら、仮の目標送り速度TTVを求め、加減速前補間座標
計算部10に出力する。加減速前補間座標計算部10
は、該仮の目標送り速度TTVとプログラム解釈部1か
ら出力されるデカルト座標で表される目標位置TPに基
づき、デカルト座標で表される加減速処理前の補間位置
CPBを求め、許容送り速度計算部14に出力する。
【0031】許容送り速度計算部14では、次のような
原理でデカルト座標で表される許容送り速度CVを求め
る。すなわち、脚の長さの変化速度は、デカルト座標で
表される速度を脚が伸縮する方向に射影することにより
求めることができるから、脚の長さの変化速度とデカル
ト座標で表す支点の移動速度とは比例する。従って、脚
の長さ変化の許容速度に、脚の長さの変化速度に対する
デカルト座標で表される移動速度の比を掛けることによ
り、デカルト座標で表される許容送り速度CVを求める
ことができる。
【0032】目標送り速度計算部15では、デカルト座
標で表される許容送り速度CVが仮の目標送り速度TT
Vより小さければ、許容送り速度CVを目標送り速度T
Vとして加減速処理部3に出力する。さもなければ、仮
の目標送り速度TTVを目標送り速度TVとして出力す
る。
【0033】本実施の形態の構成によれば、図6に示す
装置と同様の利点を有すると共に、同装置に比べ、回路
構成を幾分簡略にすることができる。
【0034】実施の形態4.図8は、本発明に係るパラ
レルメカニズム工作機械の数値制御装置の第4の実施の
形態を示すブロック図である。プログラム解釈部1、目
標送り速度計算部12、加減速処理部3、補間座標計算
部4、逆機構変換部5及び駆動装置制御部6の構成は、
図1に示す第1の実施の形態と同様である。
【0035】進行方向計算部16は、プログラム解釈部
1から出力される可動部材22の目標位置TPから、直
線指令の場合ならば該直線指令の終点の座標から始点の
座標を引くことにより、曲線指令の場合ならば該曲線指
令の始点の接線ベクトルを求めることにより、可動部材
及びそれに取り付けられた工具の刃先の進行方向を表す
ベクトルTDを求め、許容送り速度計算部18に出力す
る。脚の方向計算部17は、プログラム解釈部1から出
力される可動部材22の目標位置TPから、可動部材2
2の各支点24の座標を求め、可動部材22の各支点2
4の座標から固定部材21の各支点23の座標を引くこ
とにより、各脚の方向のベクトルLDを求め、許容送り
速度計算部18に出力する。
【0036】許容送り速度計算部18は、以下の原理で
デカルト座標で表される許容送り速度CVを求める。す
なわち、デカルト座標で表される速度を各脚が伸縮する
方向(脚の方向)に射影したものがそれぞれの脚の長さ
の変化速度になることから、ある脚の方向に射影したと
きに、当該脚の最大許容速度になるようなデカルト座標
で表される速度が、その脚に対するデカルト座標で表さ
れる許容速度である。そして、各脚に対するデカルト座
標で表される許容速度のうち、最小のものが、デカルト
座標で表される許容送り速度CVとなる。この許容送り
速度CVを超えると、少なくとも1つの脚の速度が許容
速度を超えてしまうからである。尚、通常は、最大許容
速度はどの脚でも同じなので、可動部材(及び刃先)の
進行方向のベクトルTDと脚の方向のベクトルLDとの
なす角が最も小さい脚に対するデカルト座標で表される
許容速度が、デカルト座標で表される許容送り速度CV
であるため、そのような脚についてのみの射影を行い、
許容送り速度CVを決定してもよい。このようにして求
めたデカルト座標で表される許容送り速度CVを目標送
り速度計算部12に出力する。
【0037】本実施の形態の構成によれば、図6に示す
装置と同様の利点を有すると共に、同装置に比べ、回路
構成を幾分簡略にすることができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るパラレルメ
カニズム工作機械の数値制御装置によれば、脚の長さの
変化速度が小さくなる状況ではデカルト座標で表される
送り速度を最大にすることができ、脚の長さの変化速度
が大きくなる状況では、脚の長さの変化速度が最大許容
速度を超えないようにデカルト座標で表される可動部材
の送り速度を制御でき、工具などを固定する可動部材を
状況に応じた常に最高の速度で移動でき、高速・高能率
の装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置の第一の実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図2】 パラレルメカニズムを応用した工作機械の主
要部の一例を示す斜視図である。
【図3】 従来装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図4】 図3に示す装置における目標送り速度TV
と、加減速処理後の送り速度NVの時間に対する関係を
示す説明図である。
【図5】 デカルト座標で表される刃先の送り速度と、
脚の長さの変化速度との関係の一例を示す説明図であ
る。
【図6】 本発明の装置の他の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図7】 本発明の装置のさらに他の実施の形態を示す
ブロック図である。
【図8】 本発明の装置のさらに他の実施の形態を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 プログラム解釈部、3 加減速処理部、4 補間座
標計算部、5 逆機構変換部、6 駆動装置制御部、7
脚の速度計算部、8 速度比計算部、9、14、18
許容送り速度計算部、10 加減速前補間座標計算
部、11 加減速前逆機構変換部、12、15 目標送
り速度計算部、13 仮の目標送り速度計算部、16
進行方向計算部、17 脚の方向計算部、21 固定部
材、22可動部材、23 固定部材の支点、24 可動
部材の支点、25 脚、26 駆動装置。
フロントページの続き Fターム(参考) 3C001 KA01 TA04 TA05 5H269 AB01 AB33 BB05 CC10 CC13 EE01 EE11 EE25 GG04 9A001 GG04 KK32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工プログラムを解釈するプログラム解
    釈手段と、 デカルト座標での目標送り速度を求める手段と、 デカルト座標で表される加減速処理後の送り速度を求め
    る手段と、 該デカルト座標で表される加減速処理後の送り速度を求
    める手段が出力する加減速処理後の送り速度と前記プロ
    グラム解釈手段が出力するデカルト座標で表される可動
    部材の目標位置とからデカルト座標で表される補間位置
    を求める手段と、 該デカルト座標で表される補間位置を求める手段の出力
    を脚の長さに変換する手段と、 該脚の長さに変換する手段の出力に基づき脚を駆動する
    駆動装置の動作を制御する駆動装置制御手段と、 を備えたパラレルメカニズム工作機械の数値制御装置に
    おいて、 デカルト座標で表される許容送り速度を求める手段を具
    備し、前記デカルト座標で表される目標送り速度を求め
    る手段の出力を、脚の長さが変化する速度が所定の許容
    値を超えないように制御可能に構成したことを特徴とす
    るパラレルメカニズム工作機械の数値制御装置。
  2. 【請求項2】 前記デカルト座標で表される許容送り速
    度を求める手段は、 脚の長さの変化速度を求める手段と、 該脚の長さが変化する速度を求める手段から出力される
    脚の長さの変化速度に対する脚の長さ変化の許容速度の
    比を求める手段と、を備え、 デカルト座標で表される加減速処理後の送り速度を求め
    る手段が出力する加減速処理後の送り速度と、前記脚の
    長さの変化速度に対する脚の長さ変化の許容速度の比を
    求める手段から出力される脚の長さの変化速度に対する
    脚の長さ変化の許容速度の比とからデカルト座標で表さ
    れる許容送り速度を求め、前記デカルト座標で表される
    目標送り速度を求める手段の出力が所定の許容送り速度
    を超えないように制御することを特徴とする請求項1に
    記載のパラレルメカニズム工作機械の数値制御装置。
  3. 【請求項3】 前記デカルト座標で表される許容送り速
    度を求める手段は、 前記プログラム解釈手段が出力する目標位置と前記デカ
    ルト座標で表される目標送り速度を求める手段が出力す
    る目標送り速度とからデカルト座標で表される加減速処
    理前の補間位置を求める手段と、 該加減速処理前の該補間位置を加減速処理前の脚の長さ
    に変換する手段と、 を含み、該変換された加減速処理前の脚の長さから脚の
    長さの変化速度と、該加減速処理前の脚の長さの変化速
    度に対する脚の長さ変化の許容速度の比とを求め、該加
    減速処理前の脚の長さの変化速度に対する脚の長さ変化
    の許容速度の比からデカルト座標で表される許容送り速
    度を求め、前記デカルト座標で表される目標送り速度を
    求める手段を制御することを特徴とする請求項1に記載
    のパラレルメカニズム工作機械の数値制御装置。
  4. 【請求項4】 プログラム解釈手段が出力するデカルト
    座標で表される送り速度データとオペレータが指定した
    オーバーライドとから仮の目標送り速度を求める手段
    と、 該仮の目標送り速度を求める手段が出力する仮の目標送
    り速度と、前記プログラム解釈手段が出力する目標位置
    とからデカルト座標で表される加減速処理前の補間位置
    を求める手段と、を含み、 該デカルト座標で表される加減速処理前の補間位置を求
    める手段が出力するデカルト座標で表される加減速処理
    前の補間位置に基づきデカルト座標で表される許容送り
    速度を求め、前記デカルト座標で表される目標送り速度
    を求める手段の出力が所定の許容送り速度を超えないよ
    うに制御することを特徴とする請求項1に記載のパラレ
    ルメカニズム工作機械の数値制御装置。
  5. 【請求項5】 前記デカルト座標で表される許容送り速
    度を求める手段は、 前記プログラム解釈手段が出力する目標位置から可動部
    材の進行方向のベクトルを求める手段と、 前記プログラム解釈手段が出力する目標位置から脚の方
    向のベクトルを求める手段と、を含み、 該可動部材の進行方向と該脚の方向からデカルト座標で
    表される許容送り速度を求め、前記デカルト座標で表さ
    れる目標送り速度を求める手段を制御することを特徴と
    する請求項1に記載のパラレルメカニズム工作機械の数
    値制御装置。
JP2000086264A 1999-07-16 2000-03-27 パラレルメカニズム工作機械の数値制御装置 Pending JP2001092508A (ja)

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