JP2001092467A - 難燃性撥水吸音体及びその製造方法 - Google Patents

難燃性撥水吸音体及びその製造方法

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JP2001092467A
JP2001092467A JP26409199A JP26409199A JP2001092467A JP 2001092467 A JP2001092467 A JP 2001092467A JP 26409199 A JP26409199 A JP 26409199A JP 26409199 A JP26409199 A JP 26409199A JP 2001092467 A JP2001092467 A JP 2001092467A
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flame
foam
phosphoric acid
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water
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JP26409199A
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English (en)
Inventor
Hironori Tabata
博則 田畑
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスウールが使用されていない難燃性撥
水吸音体及びその製造方法の提供。 【解決手段】 リン酸類(a)とリン酸類の発泡剤
(b)とイソシアネート基を有するウレタンプレポリマ
ー(c)とを含有してなる水性混合物が発泡、硬化して
得られた発泡体の表面に、疎水性の平均粒径1nm〜1
mmの微粒子が0. 3g/m2 〜20g/m2 の割合で
保持されてなる難燃性撥水吸音体、及び上記水性混合物
を発泡、硬化させて得られた発泡体の表皮を取り除き、
上記疎水性の微粒子を前記発泡体上に散布する、難燃性
撥水吸音体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
廻りのアンダーカバー等に好適に用いられる難燃性撥水
吸音体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のエンジン廻りのアンダー
カバーには、吸音性、断熱性及び撥水性等の点から、ガ
ラスウールをポリエチレンの袋に収容したマット状のも
の(特開昭58−177781号公報参照)や、ガラス
ウールに不織布を積層したものが使われていた。しかし
ながら、ガラスウールを使用しているため、ガラス繊維
の飛散による作業環境の劣悪さは避けることが困難であ
った。
【0003】一方、例えば特開平9−157061号公
報には、リン酸類(a)とリン酸類の発泡剤(b)とイ
ソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(c)と
からなる水性混合物が発泡、硬化してなる脆性が改善さ
れた発泡体が開示されており、この発泡体はガラスウー
ルを使用しなくても、ガラスウール並みの難燃性を有す
ると共に断熱吸音性を有する無機有機複合発泡体であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平9
−157061号公報に開示された発泡体をアンダーカ
バーに用いるには撥水性が不足し、例えば、雨水、洗車
時の水、タイヤが巻き上げる地面の汚水等を発泡体が吸
収してしまい、著しく断熱性・吸音性が低下してしまう
という問題があった。
【0005】この問題を解決するために、上記複合発泡
体の表面に撥水性不織布を積層する方法によって撥水性
を付与することは可能であるが、工程増、コスト増とい
う新たな問題を招来することが避けられなかった。尚、
図2に、この様な推測され得る撥水発泡体の模式的断面
図を示す。3は特開平9−157061号公報に開示さ
れた連続気泡構造の無機有機複合発泡体であり、4は発
泡体3に積層された不織布である。
【0006】本発明は上記従来の吸音体の問題点を解決
し、ガラスウールが使用されていない難燃性撥水吸音体
及びその製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、リン酸類(a)とリン酸
類の発泡剤(b)とイソシアネート基を有するウレタン
プレポリマー(c)とを含有してなる水性混合物が発
泡、硬化して得られた発泡体の表面に、疎水性の平均粒
径1nm〜1mmの微粒子が0. 3g/m2 〜20g/
2 の割合で保持されてなる難燃性撥水吸音体を提供す
る。
【0008】また、請求項2記載の本発明は、上記微粒
子が、水との接触角が90゜以上である基材からなる請
求項1記載の難燃性撥水吸音体を提供する。また、請求
項3記載の本発明は、上記微粒子が、表面に低級アルキ
ル基を有する疎水性シリカ微粒子である請求項1記載の
難燃性撥水吸音体を提供する。
【0009】また、請求項4記載の本発明は、リン酸類
(a)とリン酸類の発泡剤(b)とイソシアネート基を
有するウレタンプレポリマー(c)とを含有してなる水
性混合物を発泡、硬化させて得られた発泡体の表皮を取
り除き、疎水性の平均粒径1nm〜1mmの微粒子を前
記発泡体上に散布する請求項1〜3いづれか1項に記載
の難燃性撥水吸音体の製造方法を提供する。
【0010】また、請求項5記載の本発明は、上記水性
混合物の発泡後、硬化前に表皮を取り除いて、得られた
発泡体の表面に、上記微粒子を散布する請求項4に記載
の難燃性撥水吸音体の製造方法を提供する。また、請求
項6記載の本発明は、疎水性の平均粒径1nm〜1mm
の微粒子を工程紙上に散布し、その上にリン酸類(a)
とリン酸類の発泡剤(b)とイソシアネート基を有する
ウレタンプレポリマー(c)とを含有してなる水性混合
物をのせて発泡、硬化させる請求項1〜3いづれか1項
に記載の難燃性撥水吸音体の製造方法を提供する。
【0011】以下、本発明を更に詳細に説明する。本発
明の難燃性撥水吸音体はリン酸類(a)とリン酸類の発
泡剤(b)とイソシアネート基を有するウレタンプレポ
リマー(c)とを含有してなる水性混合物より生成され
た発泡体の表面に、疎水性の平均粒径1nm〜1mmの
微粒子が0. 3g/m2 〜20g/m2 の割合で保持さ
れているものである。
【0012】本発明の発泡体は、リン酸類(a)を含有
させているので、難燃性を有し、かつ、イソシアネート
基を有するウレタンプレポリマー(c)により、リン酸
類の発泡体に弾性を付与することにより脆性を改善した
ものである。リン酸類(a)としては、例えば、リン
酸、亜リン酸、無水リン酸、縮合リン酸、これらの多価
金属塩等が挙げられ、これらは単独で用いても、二種以
上の混合物として用いてもよい。
【0013】この内、リン酸の多価金属塩としては、第
一リン酸多価金属塩、第二リン酸多価金属塩、第三リン
酸多価金属塩が挙げられる。また、上記多価金属塩を構
成する金属としては、マグネシウム、カルシウム、アル
ミニウム、亜鉛、バリウム、鉄等が挙げられる。これら
多価金属成分、リン酸多価金属塩、亜リン酸多価金属塩
等の形で添加する方法の他に、リン酸、亜リン酸と化学
的に活性な金属化合物、例えば、酸化マグネシウム、酸
化カルシウム等の多価金属酸化物や、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の多価金
属水酸化物等を、リン酸、亜リン酸のリン酸類と別々に
系内に添加し、系内で反応させる方法を採ることもでき
る。
【0014】リン酸類(a)として例示したものの内、
好ましいものは、リン酸、第一リン酸マグネシウム、第
一リン酸アルミニウム、第一リン酸亜鉛及びこれらの二
種以上の化合物であり、特に好ましいものは、リン酸、
第一リン酸マグネシウム、第一リン酸アルミニウム及び
これらの二種以上の混合物である。リン酸類(a)の含
有量は、通常、本発明の発泡体の全成分中3〜50重量
%である。リン酸類の含有量が3重量%未満では得られ
る発泡体の難燃性が十分でなく、50重量%を越えると
該プレポリマー(c)の分散性が低下し、均一な発泡構
造が得られなくなる。
【0015】本発明において、リン酸類の発泡剤として
は、例えば下記(b1)及び(b2)が挙げられる。 (b1)炭酸塩化合物 (b2)酸またはアルカリと反応してガスを発生する軽
金属 炭酸塩化合物(b1)の具体例としては、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、塩基性炭酸マグ
ネシウム、塩基性炭酸亜鉛等が挙げられ、上記軽金属
(b2)の具体例としては、マグネシウム、アルミニウ
ム、亜鉛等が挙げられる。この発泡剤(b)として例示
したものの内、好ましいものは塩基性炭酸マグネシウム
である。リン酸類の発泡剤の含有量としては、リン酸類
と混合したとき良く混ざる範囲であれば特に制限はない
が、好ましくはリン酸類(a)100重量部に対し1〜
200重量部である。
【0016】本発明において、イソシアネート基を有す
るウレタンプレポリマー(c)としては有機ポリイソシ
アネート化合物(n)と活性水素含有化合物(h)とか
ら誘導され、且つイソシアネート基を分子内に有するも
のが挙げられる。上記有機ポリイソシアネート化合物
(n)としては、例えば下記(n1)〜(n5)が挙げ
られる。但し、(n1)〜(n5)において表示した炭
素数はイソシアネート基中の炭素数を除く値である。
【0017】(n1)炭素数2〜12の脂肪族ポリイソ
シアネート (n2)炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネート (n3)炭素数6〜20の芳香族ポリイソシアネート (n4)炭素数8〜12の芳香脂肪族ポリイソシアネー
ト (n5)(n1)〜(n4)のポリイソシアネートの変
性物
【0018】脂肪族ポリイソシアネート(n1)の具体
例としては、エチレンジイソシアネート、テトラメチレ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
(HDI)、ドデカメチレンジイソシアネート、2,
2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、
リジンジイソシアネート、1,3,6−ヘキサメチレン
トリイソシアネート等が挙げられる。脂環式ポリイソシ
アネート(n2)の具体例としては、イソホロンジイソ
シアネート(IPDI)、ジシクロヘキシルメタン−
4,4’−ジイソシアネート(水添MDI)、1,4−
シクロヘキサンジイソシアネート、メチルシクロヘキサ
ン−2,4−ジイソシアネート(水添TDI)、1,4
−ビス(2イソシアネートエチル)シクロヘキサン等が
挙げられる。
【0019】芳香族ポリイソシアネート(n4)の具体
例としては、1,4−フェニレンジイソシアネート、
2,4−または2,6−トルエンジイソシアネート(T
DI)、ジフェニルメタン−2,4’−または4,4’
−ジイソシアネート(MDI)、ナフタレン−1,5−
ジイソシアネート、3,3’−ジメチルジフェニルメタ
ン−4,4’−ジイソシアネート、粗製TDI、ポリフ
ェニルメタンポリイソシアネート等が挙げられる。芳香
脂肪族ポリイソシアネート(n3)の具体例としては、
p−キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシレ
ンジイソシネート等が挙げられる。
【0020】(n1)〜(n4)のポリイソシアネート
の変性物(n5)の具体例としては(n1)〜(n4)
として上記に例示したポリイソシアネートのイソシアネ
ート基の代わりに、カーボンアミド基、ウレチジオン
基、ウレトイミン基、ウレア基、ビューイット基、イソ
シアヌレート基、ウレタン基等を導入した変性物等が挙
げられる。これら有機ポリイソシアネート化合物(n)
の選択には、特に限定はなく、使用状況、箇所に応じた
物性に合わせ任意に選択することができる。
【0021】上記活性水素含有化合物(h)としては、
例えば、下記(h1)〜(h12)が挙げられる。 (h1)脂肪族2価アルコール類 (h2)環状基を有する低分子ジオール類 (h3)3価アルコール類 (h4)4官能以上の多価アルコール類 (h5)アルカノールアミン類 (h6)(h1)〜(h5)の化合物のエチレンオキサ
イド及び/またはプロピレンオキサイドの低モル付加物 (h7)ポリオキシアルキレンポリオール (h8)ポリエステルポリオール (h9)ポリオレフィンポリオール (h10)アクリルポリオール (h11)ヒマシ油系ポリオール (h12)重合体ポリオール
【0022】ここで重合体ポリオールとしては(h7)
〜(h11)に例示した高分子量ポリオール中で、アクリ
ルニトリル、スチレン等、米国特許明細書第33833
51号に記載のエチレン性不飽和単量体を重合して得ら
れたものが挙げられる。また活性水素含有化合物(h)
は上記(h1)〜(h12)を単独で用いても良く、適宜
組み合わせても良い。
【0023】本発明においては上記プレポリマー(c)
の中のNCO含量は、好ましくは、0.5〜30重量%
である。また、ウレタンプレポリマー(c)は常温で液
状で、分子量は1,000〜50,000が好ましい。
このプレポリマー(c)は、例えば、有機ポリイソシア
ネート(n)と活性水素含有物(h)を混合し、50〜
120℃で反応させることにより製造される。
【0024】本発明の発泡体中のウレタンプレポリマー
(c)の配合量は、上記リン酸類(a)とリン酸類の発
泡剤(b)の固形分に対して5〜20重量%が好まし
い。5重量%未満では発泡体が脆すぎて使用できない
し、20重量%を越えると難燃性能が不十分となる。本
発明の発泡体は、上記(c)の配合量を好ましい範囲に
すれば、かなり高い難燃性を付与することができるが、
更に高い難燃性を付与するため、難燃剤を成分に加えて
発泡、硬化させても良い。
【0025】難燃剤としては非ハロゲンリン酸エステ
ル、ハロゲン含有リン酸エステル、活性水素含有難燃
剤、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、酸化亜鉛が
挙げられ、一種、または二種以上を用いても良い。難燃
剤の使用量は、通常、プレポリマー(c)100重量部
に対して40重量部以下である。
【0026】本発明において、リン酸類(a)、リン酸
類の発泡剤(b)、ウレタンプレポリマー(c)及び必
要に応じて水からなる成分を混合し、発泡、硬化させる
ことにより、難燃成分を極めて多量に含んだ発泡体を得
ることができる。また、本発明では上記プレポリマー
(c)の硬化速度を制御するために触媒を添加しても良
い。
【0027】触媒としては、ジブチルチンジラウレー
ト、アルキルチタン酸塩、有機珪素チタン酸塩、スタナ
スオクトエート、オクチル酸鉛、オクチル酸亜鉛、オク
チル酸ビスマス、ジブチル錫ジオルソフェニルフェノキ
サイト、錫オキサイドとエステル化合物(ジオクチルフ
タレート等)の反応生成物等の金属系触媒、モノアミン
類(トリエチルアミン等)、ジアミン類(N,N,
N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン等)、トリ
アミン類(N,N,n’,n”,n”−ペンタメチルジ
エチレントリアミン等)、環状アミン類(トリエチレン
ジアミン等)等のアミン系触媒等が挙げられる。
【0028】触媒は金属系、およびアミン系単独または
金属系及びアミン系を併用しても良い。触媒の配合量
は、通常、プレポリマー(c)100重量部に対して1
0重量部以下、好ましくは0.001〜5重量部であ
る。
【0029】本発明において、発泡体のセル構造をコン
トロールするために整泡剤を添加しても良い。整泡剤と
しては、従来既知のシリコン系界面活性剤が挙げられ、
その添加量は該プレポリマー100重量部に対して、通
常3重量部以下、好ましくは0.001〜1重量部であ
る。
【0030】本発明において用いられる疎水性の微粒子
は、表面が疎水性であれば足り、内部が親水性であって
も表面を疎水性材料が被覆していて、その結果、表面が
疎水性を示すものであってもよい。疎水性微粒子の平均
粒径は、小さくなると接触角が小さくなり、大きくなる
と細かい水滴に対する撥水性が低下するので、1nm〜
1mmに限定される。上記微粒子の好ましい例として
は、水との接触角が90゜以上である基材からなる微粒
子、表面に低級アルキル基等を有する微粒子等が挙げら
れる。上記水との接触角が90゜以上である基材として
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ化黒
鉛、含フッ素樹脂、オルガノシロキサン等が挙げられ
る。
【0031】上記含フッ素樹脂としては、例えばテトラ
フルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、パーフ
ルオロビニルエーテル(パーフルオロメチルエーテル
等)、パーフルオロアリルエーテル、パーフルオロプロ
ピレン、ビニリデンフルオライド等のフッ素含有重合性
モノマーの単独重合体(ポリテトラフルオロエチレン、
ポルビニリデンフルオライド等)、それらの共重合体
(ポリビニリデンフルオライド−ポリテトラフルオロエ
チレン−パーフルオロプロピレン共重合体、ビニリデン
フルオライド−ヘキサフルオロプロピレン−テトラフル
オロエチレン共重合体等)、その一部変性品(前記重合
体のエチレン又はプロピレン変性品等)等が挙げられ
る。
【0032】上記基材と水の接触角が小さくなると、撥
水力より濡れ表面を大きくしようとする力の方が大きく
なるため撥水性が向上しないので、水との接触角は90
゜以上が好ましい。上記表面に低級アルキル基等を有す
る微粒子としては、例えば表面にメチル基やその他アル
キル基、又はフッ化アルキル基を有する無機又は有機の
微粒子が挙げられ、特に表面にメチル基、エチル基等の
低級アルキル基を有する疎水性シリカ微粒子が好適であ
る。
【0033】上記疎水性シリカ微粒子としては、例えば
AEROSIL R972D(日本アエロジル社)、N
ipsil SS−50,及びNipsil SS−3
0S(日本シリカ工業社)等、一般に市販されているも
のが使用可能である。上記微粒子は単独で使用してもよ
いし、2種以上併用してもよい。
【0034】上記微粒子が上記発泡体の表面に保持され
ている量は0. 3g/m2 〜20g/m2 とされる。
0. 3g/m2 より少ないと十分な撥水性を得ることが
できず、20g/m2を越えると吸音性が悪くなるから
である。
【0035】本発明の難燃性撥水吸音体の製造方法とし
ては、リン酸類(a)とリン酸類の発泡剤(b)とイソ
シアネート基を有するウレタンプレポリマー(c)から
なる水性混合物を発泡、硬化させて得られた発泡体の表
皮を取り除き、上記微粒子を前記発泡体上に散布する方
法が挙げられる。ここで、表皮を取り除く理由は、表皮
が存在すると吸音率が高くならない発泡体となるからで
ある。更に、本発明の難燃性撥水吸音体の製造方法とし
ては、上記水性混合物の発泡後、硬化前に表皮を取り除
いて、得られた発泡体の表面に、上記微粒子を散布する
方法がある。
【0036】上記水性混合物を発泡、硬化させて得られ
た発泡体は、通常、表皮が形成されており、この表皮を
除去してもその露出面の接着力は変わらないが、硬化前
に表皮を取り除くと、露出面に接着性を有する発泡体が
得られる。すなわち、本発明において、上記「硬化」と
は、発泡体の内部が実質的に接着力を有しない程度に各
原料による反応が進行した段階をいうものとする。初期
発泡の段階では、表皮が形成されていても、発泡体の内
部が接着性を有し、「硬化」に至っていない場合があ
る。
【0037】上記水性混合物の発泡後、硬化前に表皮を
取り除くと、接着力の高いウレタンプレポリマーが表面
に存在するので、より微粒子と発泡体の接着力・保持力
の高い発泡体が得られて好都合である。
【0038】図1に、請求項4記載の製造方法によって
得られた請求項1記載の難燃性撥水吸音体の模式的断面
図を示す。1は、平均粒径1nm〜1mmの疎水性の微
粒子であり、2は上記リン酸類(a)とリン酸類の発泡
剤(b)とイソシアネート基を有するウレタンプレポリ
マー(c)とを含有してなる水性混合物を発泡、硬化さ
せた後、表皮を取り除いて得られた連続気泡構造のウレ
タン系発泡体である。ウレタン系発泡体2は、上記必須
原料(a),(b)及び(c)の配合を適宜とすること
により、連続気泡構造を有しており、表面に疎水性の上
記微粒子を特定量保持しているので、難燃性、撥水性及
び吸音性を兼ね備えている。
【0039】一方、上記微粒子を工程紙上に散布し、そ
の上にリン酸類(a)とリン酸類の発泡剤(b)とイソ
シアネート基を有するウレタンプレポリマー(c)とを
含有してなる水性混合物をのせて発泡、硬化させること
により、本発明の難燃性撥水吸音体を製造することもで
きる。
【0040】これは、発泡体の上面は、破泡とエアー抜
けにより表皮ができるが、下面はエアー抜けが工程紙で
防止されるため、表皮ができないことを利用している。
加えて、未反応のウレタンプレポリマーと上記微粒子が
接触した後、発泡、硬化することで、微粒子に対する保
持力の高い本発明の発泡体が得られる。本発明における
工程紙とは発泡体の離型が可能なシート上のものであれ
ば特に材質の制約は無く、紙、不織布、プラスチックフ
ィルム、金属板等適宜選択が可能である。
【0041】(作用)本発明の難燃性撥水吸音体は、上
記リン酸類(a)とリン酸類の発泡剤(b)とイソシア
ネート基を有するウレタンプレポリマー(c)とを含有
してなる水性混合物が発泡、硬化して得られたものであ
るので、難燃性であると共に、連続気泡に由来する吸音
性を有し、又、疎水性の特定の微粒子を特定量保持して
いるので、撥水性も兼ね備えている。
【0042】特に、上記水性混合物を発泡、硬化させて
得られた発泡体の表皮を取り除いて、疎水性の特定径の
微粒子を特定量発泡体上に散布する請求項4記載の方法
によれば、発泡体の表皮を取り除くことによって高吸音
性を得ると共に、発泡体の表層に微粒子による微細な凹
凸を形成することとその微粒子の疎水性とが相俟って、
蓮の葉の如き撥水性を備えた発泡体の提供が可能であ
る。
【0043】更に、上記水性混合物の発泡後、硬化前に
表皮を取り除いて、得られた発泡体の表面に、上記微粒
子を散布する請求項4記載の方法によれば、微粒子がよ
り高い保持力で保持された難燃性撥水吸音体を製造する
ことができる。
【0044】
【実施例】(実施例1)反応釜を用いMDI(BASF
製:商品名ルプラネートMI)100重量部に対して、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール
(分子量2188、エチレンオキサイド20重量%とプ
ロキレンオキサイド80重量%とのブロックコポリマ
ー、三洋化成工業( 株) 製、商品名:ニューポールPE
−62)420重量部を90℃、5時間反応させウレタ
ンプレポリマーC1を作成した。イソシアネート基含量
は6.2重量%、数平均分子量1345であった。
【0045】次にリン酸890部、水道水836部をホ
モミキサーを用いて均一に撹拌した後、ウレタンプレポ
リマーC1、100重量部を同じホモミキサーに投入
し、良く撹拌した。次に発泡剤として塩基性炭酸マグネ
シウム175部を添加し、更に撹拌し、型枠(15×1
5×10cm)に流し込み、自由発泡させて発泡体を得
た。この発泡体の表皮部分1cmをカットし、その上に
疎水性アエロジル(日本アエロジル社製R972)0.
06g(2.67g/m2 に相当)を均一に散布した。
【0046】撥水性は発泡体に水滴を滴下し、水滴が転
がりおちるかどうかを目視で評価した。音波吸収性能は
JIS A1405の垂直入射吸音率(2000HZ)
で評価した。難燃性評価については、建設省告示第12
31号にて規定される表面試験方法に準拠して行った。
結果を表1に示した。
【0047】(実施例2)リン酸890部、水道水83
6部をホモミキサーを用い均一に撹拌した後、実施例1
で作成したウレタンプレポリマーC1、100重量部を
同じホモミキサーに投入し良く撹拌した。次に発泡剤と
して塩基性炭酸マグネシウム175部を添加し、更に撹
拌し、型枠(15×15×10cm)に流し込み、初期
発泡が完了(約30秒後)したところで、この発泡体の
表皮部分1cmをカットした。その後、その上に疎水性
アエロジル(日本アエロジル社製R972)0. 06g
(2.67g/m2 に相当)を均一に散布した。
【0048】撥水性は発泡体に水滴を滴下し、水滴が転
がりおちるかどうかを目視で評価した。音波吸収性能は
JIS A1405の垂直入射吸音率(2000HZ)
で評価した。難燃性評価については、建設省告示第12
31号にて規定される表面試験方法に準拠して行った。
結果を表1に示す。
【0049】(実施例3)リン酸890部、水道水83
6部をホモミキサーを用い均一に撹拌した後、実施例1
で作成したウレタンプレポリマーC1、100重量部を
同じホモミキサーに投入し良く撹拌する。次に該発泡剤
塩基性炭酸マグネシウム175部を添加し、更に撹拌
し、疎水性アエロジル(日本アエロジル社製R972)
0. 12g(2.67g/m2 に相当)を底部に均一に
散布した離型紙(30×30cm)に流下し、自由発
泡、硬化させ発泡体を得た。
【0050】撥水性は発泡体に水滴を滴下し、水滴が転
がりおちるかどうかを目視で評価した。音波吸収性能は
JIS A1405の垂直入射吸音率(2000HZ)
で評価した。難燃性評価については、建設省告示第12
31号にて規定される表面試験方法に準拠して行った。
結果を表1に示す。
【0051】(比較例1)リン酸890部、水道水83
6部をホモミキサーを用い均一に撹拌した後、実施例1
で作成したウレタンプレポリマーC1、100重量部を
同じホモミキサーに投入し良く撹拌する。次に該発泡剤
塩基性炭酸マグネシウム175部を添加し、更に撹拌
し、型枠(15×15×10cm)に流し込み、自由発
泡させて発泡体を得た。この発泡体の表皮部分を1cm
カットし、実施例1と同様の評価を行った。
【0052】(比較例2)リン酸890部、水道水83
6部をホモミキサーを用い均一に撹拌した後、実施例1
で作成したウレタンプレポリマーC1、100重量部を
同じホモミキサーに投入し良く撹拌する。次に該発泡剤
塩基性炭酸マグネシウム175部を添加し、更に撹拌
し、型枠(15×15×10cm)に流し込み、初期発
泡が完了(約30秒後)したところで、この発泡体の表
皮部分1cmをカットし、その上に疎水性アエロジル
(日本アエロジル社製R972)0. 6g(26.6g
/m2 に相当)を均一に散布した。
【0053】撥水性は発泡体に水滴を滴下し、水滴が転
がりおちるかどうかを目視で評価した。音波吸収性能は
JIS A1405の垂直入射吸音率(2000HZ)
で評価した。難燃性評価については、建設省告示第12
31号にて規定される表面試験方法に準拠して行った。
結果を表1に示す。
【0054】(比較例3)リン酸890部、水道水83
6部をホモミキサーを用い均一に撹拌した後、実施例1
で作成したウレタンプレポリマーC1、100重量部を
同じホモミキサーに投入し良く撹拌する。次に該発泡剤
塩基性炭酸マグネシウム175部を添加し、更に撹拌
し、型枠(15×15×10cm)に流し込み、初期発
泡が完了(約30秒後)したところで、この発泡体の表
皮部分1cmをカットし、その上に疎水性アエロジル
(日本アエロジル社製R972)0. 005g(0.2
g/ m2に相当)を均一に散布した。
【0055】撥水性は発泡体に水滴を滴下し、水滴が転
がりおちるかどうかを目視で評価した。音波吸収性能は
JIS A1405の垂直入射吸音率(2000HZ)
で評価した。難燃性評価については、建設省告示第12
31号にて規定される表面試験方法に準拠して行った。
結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】
【発明の効果】本発明の難燃性撥水吸音体は上述の通り
構成され、ガラス繊維は使用されていないが難燃性、吸
音性及び撥水性を兼ね備えており、例えば、自動車のエ
ンジン廻りのアンダーカバー等に好適に提供できる。上
記微粒子が、水との接触角が90゜以上である基材から
なる場合は、より撥水性の高い難燃性撥水吸音体を提供
できる。上記微粒子が、表面に低級アルキル基を有する
疎水性シリカ微粒子である場合は、より安価に難燃性撥
水吸音体を提供できる。
【0058】また、本発明の難燃性撥水吸音体は上述の
通り構成され、リン酸類(a)とリン酸類の発泡剤
(b)とイソシアネート基を有するウレタンプレポリマ
ー(c)とを含有してなる水性混合物を発泡、硬化させ
て得られた発泡体の表皮を取り除き、疎水性の特定径の
微粒子を特定量発泡体上に散布することによって、ガラ
ス繊維を使用せずに、また、工程増、コスト増という新
たな問題を招来することなく、容易に難燃性撥水吸音体
を製造することができる。
【0059】上記水性混合物の発泡後、硬化前に表皮を
取り除いて、得られた発泡体の表面に上記微粒子を散布
する方法によれば、微粒子がより高い保持力で保持され
た難燃性撥水吸音体を製造することができる。さらに、
疎水性の上記微粒子を工程紙上に散布し、その上に上記
水性混合物をのせて発泡、硬化させる方法によれば、微
粒子の飛散を防止して難燃性撥水吸音体を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項4記載の製造方法によって得ら
れた請求項1記載の難燃性撥水吸音体の模式的断面図で
ある。
【図2】従来技術から想定される撥水発泡体の模式的断
面図である。
【符号の説明】
1 疎水性の微粒子 2 連続気泡構造のウレタン系発泡体 3 連続気泡構造の無機有機複合発泡体 4 不織布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 75/04 E04B 1/88 Z 4J002 E04B 1/88 B62D 25/20 N 5D061 // B62D 25/20 F02B 77/13 F02B 77/13 B29K 75:00 B29K 75:00 G10K 11/16 A Fターム(参考) 2E001 DA01 DD01 DE01 DF04 FA00 GA82 HD11 JA06 JB01 JB03 JD02 3D003 AA07 AA10 BB01 CA13 4F006 AA37 AA51 AA55 AB13 AB19 AB39 AB72 BA11 CA04 DA04 4F074 AA78 AC31 BA07 BA34 CE14 CE24 CE77 CE83 DA57 4F212 AA42 AB02 AB05 AE02 AE06 AE10 AG03 AG20 AH17 UA10 UA15 UB22 UW24 UW41 4J002 CK021 CK031 CK041 CK051 DE227 DE237 DE267 DH026 DH036 DH046 FD130 FD206 FD327 GN00 5D061 AA01 AA06 AA11 AA26 AA29 DD11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リン酸類(a)とリン酸類の発泡剤
    (b)とイソシアネート基を有するウレタンプレポリマ
    ー(c)とを含有してなる水性混合物が発泡、硬化して
    得られた発泡体の表面に、疎水性の平均粒径1nm〜1
    mmの微粒子が0. 3g/m2 〜20g/m2 の割合で
    保持されてなることを特徴とする難燃性撥水吸音体。
  2. 【請求項2】 上記微粒子が、水との接触角が90゜以
    上である基材からなることを特徴とする請求項1記載の
    難燃性撥水吸音体。
  3. 【請求項3】 上記微粒子が、表面に低級アルキル基を
    有する疎水性シリカ微粒子であることを特徴とする請求
    項1記載の難燃性撥水吸音体。
  4. 【請求項4】 リン酸類(a)とリン酸類の発泡剤
    (b)とイソシアネート基を有するウレタンプレポリマ
    ー(c)とを含有してなる水性混合物を発泡、硬化させ
    て得られた発泡体の表皮を取り除き、疎水性の平均粒径
    1nm〜1mmの微粒子を前記発泡体上に散布すること
    を特徴とする請求項1〜3いづれか1項に記載の難燃性
    撥水吸音体の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記水性混合物の発泡後、硬化前に表皮
    を取り除いて、得られた発泡体の表面に、上記微粒子を
    散布することを特徴とする請求項4に記載の難燃性撥水
    吸音体の製造方法。
  6. 【請求項6】 疎水性の平均粒径1nm〜1mmの微粒
    子を工程紙上に散布し、その上にリン酸類(a)とリン
    酸類の発泡剤(b)とイソシアネート基を有するウレタ
    ンプレポリマー(c)とを含有してなる水性混合物をの
    せて発泡、硬化させることを特徴とする請求項1〜3い
    づれか1項に記載の難燃性撥水吸音体の製造方法。
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