JP2001091790A - 多芯フェルールの製造方法および多芯フェルール - Google Patents

多芯フェルールの製造方法および多芯フェルール

Info

Publication number
JP2001091790A
JP2001091790A JP26621999A JP26621999A JP2001091790A JP 2001091790 A JP2001091790 A JP 2001091790A JP 26621999 A JP26621999 A JP 26621999A JP 26621999 A JP26621999 A JP 26621999A JP 2001091790 A JP2001091790 A JP 2001091790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core ferrule
wire
base material
hole
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26621999A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Yamaguchi
辰男 山口
Hiroshi Kitazawa
弘 北沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibata & Co Ltd
Totoku Electric Co Ltd
Shibata Corp
Original Assignee
Shibata & Co Ltd
Totoku Electric Co Ltd
Shibata Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibata & Co Ltd, Totoku Electric Co Ltd, Shibata Corp filed Critical Shibata & Co Ltd
Priority to JP26621999A priority Critical patent/JP2001091790A/ja
Publication of JP2001091790A publication Critical patent/JP2001091790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数本の光ファイバ素線の挿通孔となる穴
を、あらゆる穴の配置が可能で、穴径の精度が良く、か
つ光ファイバ素線が挿通し易い穴とした多芯フェルール
を容易に安価に、かつ大量生産できる製造方法および多
芯フェルールを提供する。 【解決手段】 引き抜き用金属素線(w)に電鋳めっき
を行い、めっき金属(m)を設けてめっき金属素線(1
a)とする電鋳めっき工程;と、めっき金属素線(1
a)より金属素線(w)を引き抜き、穴(2)を設けて
多芯フェルール基材(1b)とする金属素線引き抜き工
程;と、多芯フェルール基材(1b)を所定の外径に研
削する研削加工工程;と、所定外径の多芯フェルール基
材(1b)を所定寸法の多芯フェルール基材(1c)と
する切断加工工程;と、多芯フェルール基材(1c)の
一方の端部の穴(2)にテーパ(t)を形成する電解研
磨工程;と、により多芯フェルール(1)を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバコネク
タ用の多芯フェルールの製造方法および多芯フェルール
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフェルールの製造方法としては、
押出し加工法と粉末射出成形法が用いられている。以
下、押出し加工法のみについて、図を用いて説明する。
図12は従来の押出し加工法によるフェルールの製造方
法の概略を示す略図であり、同図(a)は貫通穴を有す
る絶縁性棒材、同図(b)は絶縁性棒材片、同図(c)
は穴磨き加工の状態、また同図(d)はテーパ加工の状
態を示す。上記図12に於いて、31はフェルール、3
1aは絶縁性棒材、31bは絶縁性棒材片、32は貫通
穴、33は研磨用ワイヤー、34は研削治具、またtは
テーパ部である。先ず図12(a)に示すような、例え
ば直径20mmの円筒形の中心に例えば直径90μmの
貫通穴32を有し,フェルールの基材となる絶縁性棒材
(例えばジルコニア製)31aを押出し加工法により製
造する。次に図12(b)に示すように、例えば長さ1
0mmにスライスして絶縁性棒材片31bとする。次い
で、前記絶縁性棒材片31bの後加工として、前記貫通
穴32の直径を例えば125μmに広げるため、図12
(c)に示すように、例えばピアノ線からなる研磨用ワ
イヤー33を使って穴磨き加工を行い、その後、図12
(d)に示すように、光ファイバを通し易くするため、
前記貫通穴32の一端に研削治具34により円錐状のテ
ーパ部tを設けて、フェルール31を完成させていた。
この押出し加工法は全て機械加工によるフェルールの製
造方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
押出し加工法を用いたフェルールの製造方法では、中心
に貫通穴が形成されたフェルールについて、さらに、そ
の後の研磨、研削等の加工によって、前記貫通穴を広げ
ることや、貫通穴の一端に円錐状のテーパ部を形成する
などの工程は、全て機械加工によって行われていること
から、フェルールの仕上げに多くの時間がかかり、高価
な部品になるという問題点があった。更に多芯フェルー
ルでは、前記各機械加工工程が2倍、3倍、─n倍と必
然的に多くなるので、製造に時間がかかり、更に高価に
なってしまうという問題点があった。本発明は、上記従
来技術が有する各種問題点を解決するためになされたも
のであり、多芯フェルールにおいて、複数本の光ファイ
バ素線の挿通孔となる穴を、あらゆる穴の配置が可能
で、穴径の精度が良く、かつ光ファイバ素線が挿通し易
い穴とした多芯フェルールを容易に安価に、かつ大量生
産できるという製造方法および多芯フェルールを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の観点として本発明
は、後工程に於いては、複数本の光ファイバ素線の挿通
孔となる穴を設けるための引き抜き用の金属素線とし
て、直線性を有し,剛性,靱性の強い金属素線(w)を
用い、該金属素線(w)に電鋳めっきを行い、該金属素
線(w)の外周にめっき金属(m)を厚く設けてめっき
金属素線(1a)とする電鋳めっき工程;と、前記めっ
き金属素線(1a)より金属素線(w)を引き抜き、穴
(2)を設けて多芯フェルール基材(1b)とする金属
素線引き抜き工程;と、前記多芯フェルール基材(1
b)の外径を所定の外径に研削加工する研削加工工程;
と、所定外径の多芯フェルール基材(1b)を所定の寸
法に切断し、所定寸法の多芯フェルール基材(1c)と
する切断加工工程;と、前記所定寸法の多芯フェルール
基材(1c)の一方の端部の穴(2)を電解研磨し、該
穴(2)の端部にテーパ(t)を形成する電解研磨工
程;と、により多芯フェルール(1)を製造する多芯フ
ェルールの製造方法にある。上記第1の観点の多芯フェ
ルールの製造方法では、電鋳めっき工程、金属素線引き
抜き工程、研削加工工程、切断加工工程、電解研磨工程
を用いることにより、複数本の光ファイバ素線の挿通孔
として、端部にテーパを形成した挿通孔を設けた多芯フ
ェルールの製造が容易にでき、更に安く、精度良く製造
することができる。また、めっき金属(m)を厚く設け
ることによりフェルールの本体が形成される。
【0005】第2の観点として本発明は、前記引き抜き
用金属素線(w)が、ステンレス、タングステン、また
はタングステン−コバルトからなる多芯フェルールの製
造方法にある。上記第2の観点の多芯フェルールの製造
方法では、前記引き抜き用金属素線(w)として、直線
性を有し,剛性,靱性の強いステンレス、タングステ
ン、またはタングステン−コバルトを好ましく用いるこ
とができる。
【0006】第3の観点として本発明は、前記引き抜き
用金属素線(w)が、複数本の丸線である多芯フェルー
ルの製造方法にある。上記第3の観点の製造方法では、
前記引き抜き用金属素線として複数本の丸線を好ましく
用いることができる。この複数本の丸線の外周にめっき
金属(m)を厚く設けていくことにより、それぞれのめ
っき金属(m)が一体となり、最終的にはめっき金属
(m)の中に複数本の丸線が配置された状態となる。そ
して、前記複数本の丸線の引き抜きにより形成された穴
(2) は、複数本の光ファイバ素線の挿入孔となる。従っ
て、前記複数本の丸線の配置を変えることにより、多芯
フェルールに於いて、いかなる挿入孔の配置も可能とな
る。また、複数本の丸線の配置はそれぞれの丸線を離し
た状態でも良いし、接した状態でも良い。
【0007】第4の観点として本発明は、前記引き抜き
用金属素線(w)が、平角線またはリボン線である多芯
フェルールの製造方法にある。上記第4の観点の製造方
法では、前記引き抜き用金属素線(w)としては、平角
線またはリボン線を好ましく用いることができる。例え
ば、前記平角線は丸線を圧延した平角線である。そし
て、前記平角線の引き抜きにより形成された穴は、複数
本の光ファイバ素線の挿入孔となる。
【0008】第5の観点として本発明は、前記引き抜き
用金属素線(w)が、異形線である多芯フェルールの製
造方法にある。上記第5の観点の製造方法では、前記引
き抜き用金属素線(w)として、異形線を好ましく用い
ることができる。例えば前記異形線は、2本の光ファイ
バ素線の挿通孔が形成できるだるま型の異形線である。
そして、前記異形線の引き抜きにより形成された穴は、
複数本の光ファイバ素線の挿入孔となるうえに、ガイド
が形成されるので、挿入された光ファイバ素線がネジレ
なくなる。
【0009】第6の観点として本発明は、前記引き抜き
用金属素線(w)は、電鋳めっきを行う前に、離型処理
が施されている多芯フェルールの製造方法にある。上記
第6の観点の製造方法では、電鋳めっきを行う前に、離
型処理が施されているので、金属素線引き抜き工程にお
いて、めっき金属素線(1a)より金属素線(w)を容
易に引き抜くことができる。
【0010】第7の観点として本発明は、前記めっき金
属(m)が、ニッケル、銅、鉄、ニッケル−コバルトま
たはステンレスからなる多芯フェルールの製造方法にあ
る。上記第7の観点の製造方法では、めっき金属(m)
として、ニッケル、銅、鉄、ニッケル−コバルトまたは
ステンレスを好ましく用いることができる。
【0011】第8の観点として本発明は、前記前記電鋳
めっき工程が、予備脱脂,電解脱脂,中和および活性化
処理からなる前処理と、電鋳めっきからなる多芯フェル
ールの製造方法にある。上記第8の観点の製造方法で
は、電鋳めっき工程として、予備脱脂,電解脱脂,中和
および活性化処理からなる前処理と、電鋳めっきを好ま
しく用いることができる。
【0012】第9の観点として本発明は、前記各観点の
多芯フェルールの製造方法により得られた多芯フェルー
ルにある。上記第9の観点の多芯フェルールは、前記各
観点の多芯フェルールの製造方法により好ましく得られ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容を、図に示す
実施の形態により更に詳細に説明する。なお、これによ
り本発明が限定されるものではない。図1は引き抜き用
の金属素線として2本の丸線をセットした略図である。
図2は電鋳めっき装置を示す略図である。図3はめっき
金属素線を示す斜視図である。図4は穴を設けた多芯フ
ェルール基材を示す斜視図であり、同図(a)は所定寸
法に切断する前の多芯フェルール基材、同図(b)は切
断後の所定寸法多芯フェルール基材、また同図(c)は
穴部の拡大縦断面図である。図5は片端の穴の周りを除
いて絶縁した多芯フェルール基材を示す略図である。図
6は電解研磨装置を示す略図である。図7は多芯フェル
ールの一方の穴の端部に円錐状のテーパを形成した状態
を示す拡大縦断面図である。図8は引き抜き用の金属素
線として複数本の丸線を用いた場合の配置状態(多芯フ
ェルールの挿入孔)を示す略図であり、同図(a)は2
本の丸線を離した状態、同図(b)は2本の丸線を接し
た状態、同図(c)は3本の丸線を水平に接した状態、
同図(d)は4本の丸線をまとめて接した状態を示す。
図9は引き抜き用の金属素線として平角線またはリボン
線を用いた場合の配置状態(多芯フェルールの挿入孔)
を示す略図であり、同図(a)は2本の光ファイバ素線
用、同図(b)は3本の光ファイバ素線用である。図1
0は引き抜き用の金属素線として異形線を用いた場合の
配置状態(多芯フェルールの挿入孔)を示す略図であ
り、同図(a)は2本の光ファイバ素線用のだるま型異
形線、同図(b)は4本の光ファイバ素線用である。ま
た図11は本発明の多芯フェルールの製造方法の製造工
程を示すフロー図である。これらの図において、1は多
芯フェルール、1aはめっき金属素線、1bは多芯フェ
ルール基材、1cは所定寸法の多芯フェルール基材、2
は穴(挿通孔)、10は電鋳めっき装置、11は陽極、
12は陰極、13はめっき液、20は電解研磨装置、2
1は陽極、22は陰極、23は電解研磨液、cは切断
部、mはめっき金属、pはピッチ、tはテーパ、wは引
き抜き用金属素線、zは絶縁材である。
【0014】−実施形態1− 実施形態1について、図1〜図8(a)を用いて説明す
る。引き抜き用の金属素線(w)として、0.126m
mφ×80mm長さのステンレス線(SUS304)の
2本をピッチ(p)0.3mmで治具(図示せず)にセ
ットした。次いで、電鋳めっきを行う前の前処理とし
て、先ず25℃の中性洗剤中に3〜5分間浸漬し予備脱
脂を行い、次に25℃のアルカリ性脱脂剤を用い、陰極
電解5Vで30〜60秒間脱脂を行った。次に25℃の
塩酸(5%)を用い、中和および活性化処理を行った。
次に離型処理剤ニッカノンタックA,B(日本化学産業
社商品名)に10分間浸漬処理し、離型処理を行った。
次いで、電鋳めっき工程F1として、離型処理済みの2
本のステンレス線(w)を図2に示す電鋳めっき装置に
セット(めっき液中に50mm浸漬)し、該ステンレス
線(w)に陰極(12)を接続し、まためっき液(13)中の陽
極(11)にプラスの電位を接続して電鋳めっきを行った。
前記めっき液(13)としては、スルファミン酸ニッケル4
50g/l、塩化ニッケル10g/l、ほう酸30g/
lからなる浴温度55℃のめっき液を用い、電流密度4
A/dm2 で24時間めっきし、2本のステンレス線
(w)の外周にめっき金属(m)を設け、図3に示すφ
2.3mmのめっき金属素線(1a)とした。次に、金
属素線引き抜き工程F2として、前記めっき金属素線
(1a)より2本のステンレス線(w)を引き抜き、図
4(a)に示すように、穴(2) を設けた多芯フェルール
基材(1b)(めっき部は50mm)とした。次に、研
削加工工程F3として,前記多芯フェルール基材(1
b)の外周をセンターレス研削加工を行い、φ2.0m
mとした。次に、切断加工工程F4として、切断治具
(図示せず)を用い、前記多芯フェルール基材(1b)
を図4(a)のc−c部で8mm毎に切断し、図4
(b)に示す所定寸法の多芯フェルール基材(1c)と
した。次に、電解研磨工程F5として、先ず前記多芯フ
ェルール基材(1c)に電極を取り付け(図示せず)、
図5に示すように、片端の穴の周りを除いてシリコン樹
脂(z)により絶縁してから、図6に示すような電解研
磨装置(20)を用い、前記シリコン樹脂絶縁多芯フェルー
ル基材(1c)を該電解研磨装置(20)にセット(電解研
磨液(23)中に全部浸漬)し、該フェルール基材(1c)
に陽極(21)を接続し、また研磨液(23)中の陰極(22)にマ
イナスの電位を接続して電解研磨を行った。その結果、
図7に示すように、端部の穴(2) に円錐状のテーパ
(t)が形成された多芯フェルール(1) が得られた。な
お前記研磨液(23)としては、IC−370(荏原ユージ
ライト社製商品名)を用い、浴温度55℃、電流密度1
5A/dm2 で2分間の電解研磨を行った。
【0015】−実施形態2− 引き抜き用の金属素線(w)として、φ0.2mmのス
テンレス線(SUS304)を圧延した、図9(a)に
示すような0.253mm×0.127mmのステンレ
ス平角線の1本を用い、前記実施形態1と同様の前処
理、離型処理および電鋳めっき工程F1(めっき液中長
さ80mm)を行い、φ2.0mmのめっき金属素線
(1a)とした。次に、金属素線引き抜き工程F2とし
て、前記めっき金属素線(1a)よりステンレス平角線
(w)を引き抜き、穴(2) を設けた多芯フェルール基材
(1c)(めっき部は80mm)とした。次に、前記多
芯フェルール基材(1c)の外周をセンターレス研削加
工を行い、φ2.0mmとした。以降は前記実施形態1
と同様にして、多芯フェルール(図示せず)を製造し
た。
【0016】−実施形態3− 引き抜き用の金属素線(w)として、ステンレス母線
(SUS304)を異形ダイスで引き抜き加工した、図
10(a)に示すような、だるま型の異形線(同径のだ
るまで、径は各φ0.126mm)を用いる以外は、前
記実施形態1と同様にして多芯フェルール(図示せず)
を製造した。
【0017】
【発明の効果】本発明の多芯フェルールの製造方法で
は、電鋳めっき工程、金属素線引き抜き工程、研削加工
工程、切断加工工程、および電解研磨工程を用いること
により、複数本の光ファイバ素線の挿通孔として、端部
にテーパを形成した穴を設けた多芯フェルールが容易
に、精度良く製造することができるようになった。従っ
て、本発明の製造方法では、多芯となればなるほどコス
トメリットがあり、低コストで量産できるようになっ
た。またあらゆる挿入孔の配置が可能となった。従っ
て、本発明は産業に寄与する効果が極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】引き抜き用の金属素線として2本の丸線をセッ
トした略図である。
【図2】電鋳めっき装置を示す略図である。
【図3】めっき金属素線を示す斜視図である。
【図4】穴を設けた多芯フェルール基材を示す斜視図で
あり、同図(a)は所定寸法に切断する前の多芯フェル
ール基材、同図(b)は切断後の所定寸法多芯フェルー
ル基材、また同図(c)は穴部の拡大縦断面図である。
【図5】片端の穴の周りを除いて絶縁した多芯フェルー
ル基材を示す略図である。
【図6】電解研磨装置を示す略図である。
【図7】一方の穴の端部に円錐状のテーパを形成した多
芯フェルールを示す拡大縦断面図である。
【図8】引き抜き用の金属素線として複数本の丸線を用
いた場合の配置状態(多芯フェルールの挿入孔)を示す
略図であり、同図(a)は2本の丸線を離した状態、同
図(b)は2本の丸線を接した状態、同図(c)は3本
の丸線を水平に接した状態、また同図(d)は4本の丸
線をまとめて接した状態を示す。
【図9】引き抜き用の金属素線として平角線またはリボ
ン線を用いた場合の配置状態(多芯フェルールの挿入
孔)を示す略図であり、同図(a)は2本の光ファイバ
素線用、同図(b)は3本の光ファイバ素線用である。
【図10】引き抜き用の金属素線として異形線を用いた
場合の配置状態(多芯フェルールの挿入孔)を示す略図
であり、同図(a)は2本の光ファイバ素線用のだるま
型異形線、同図(b)は4本の光ファイバ素線用であ
る。
【図11】本発明の多芯フェルールの製造方法の製造工
程を示すフロー図である。
【図12】従来の押出し加工法によるフェルールの製造
方法の概略を示す略図である。
【符号の説明】
1 多芯フェルール 1a めっき金属素線 1b 多芯フェルール基材 1c 所定寸法の多芯フェルール基材 2 穴(挿通孔) 10 電鋳めっき装置 11 陽極 12 陰極 13 めっき液 20 電解研磨装置 21 陽極 22 陰極 23 電解研磨液 c 切断部 m めっき金属 t テーパ w 引き抜き用金属素線 z 絶縁材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北沢 弘 長野県上田市大字大屋300番地 東京特殊 電線株式会社上田工場内 Fターム(参考) 2H036 JA02 QA18 QA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後工程に於いては、複数本の光ファイバ
    素線の挿通孔となる穴を設けるための引き抜き用の金属
    素線として、直線性を有し,剛性,靱性の強い金属素線
    (w)を用い、該金属素線(w)に電鋳めっきを行い、
    該金属素線(w)の外周にめっき金属(m)を厚く設け
    てめっき金属素線(1a)とする電鋳めっき工程;と、
    前記めっき金属素線(1a)より金属素線(w)を引き
    抜き、穴(2)を設けて多芯フェルール基材(1b)と
    する金属素線引き抜き工程;と、前記多芯フェルール基
    材(1b)の外径を所定の外径に研削加工する研削加工
    工程;と、所定外径の多芯フェルール基材(1b)を所
    定の寸法に切断し、所定寸法の多芯フェルール基材(1
    c)とする切断加工工程;と、前記所定寸法の多芯フェ
    ルール基材(1c)の一方の端部の穴(2)を電解研磨
    し、該穴(2)の端部にテーパ(t)を形成する電解研
    磨工程;と、により多芯フェルール(1)を製造するこ
    とを特徴とする多芯フェルールの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記引き抜き用金属素線(w)が、ステ
    ンレス、タングステン、またはタングステン−コバルト
    からなることを特徴とする請求項1記載の多芯フェルー
    ルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記引き抜き用金属素線(w)が、複数
    本の丸線であることを特徴とする請求項1または2記載
    の多芯フェルールの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記引き抜き用金属素線(w)が、平角
    線またはリボン線であることを特徴とする請求項1、2
    または3記載の多芯フェルールの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記引き抜き用金属素線(w)が、異形
    線であることを特徴とする請求項1、2、3または4記
    載の多芯フェルールの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記引き抜き用金属素線(w)は、電鋳
    めっきを行う前に、離型処理が施されていることを特徴
    とする請求項1、2、3、4または5記載の多芯フェル
    ールの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記めっき金属(m)が、ニッケル、
    銅、鉄、ニッケル−コバルトまたはステンレスからなる
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記
    載の多芯フェルールの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記電鋳めっき工程が、予備脱脂,電解
    脱脂,中和および活性化処理からなる前処理と、電鋳め
    っきからなることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6または7記載の多芯フェルールの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記請求項1から8記載の多芯フェルー
    ルの製造方法により得られた多芯フェルール。
JP26621999A 1999-09-20 1999-09-20 多芯フェルールの製造方法および多芯フェルール Pending JP2001091790A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26621999A JP2001091790A (ja) 1999-09-20 1999-09-20 多芯フェルールの製造方法および多芯フェルール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26621999A JP2001091790A (ja) 1999-09-20 1999-09-20 多芯フェルールの製造方法および多芯フェルール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001091790A true JP2001091790A (ja) 2001-04-06

Family

ID=17427925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26621999A Pending JP2001091790A (ja) 1999-09-20 1999-09-20 多芯フェルールの製造方法および多芯フェルール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001091790A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6948233B2 (en) * 2001-07-02 2005-09-27 Takahiko Mukouda Device for manufacturing metal ferrules used for optical fibers
JP2008152274A (ja) * 2008-01-25 2008-07-03 Mold Gijutsu Kenkyusho:Kk 多芯フェルール
CN114182306A (zh) * 2021-11-11 2022-03-15 上海天诚通信技术股份有限公司 制备多芯金属镍光纤插芯的电铸装置和电铸工艺及多芯金属镍光纤插芯

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6948233B2 (en) * 2001-07-02 2005-09-27 Takahiko Mukouda Device for manufacturing metal ferrules used for optical fibers
JP2008152274A (ja) * 2008-01-25 2008-07-03 Mold Gijutsu Kenkyusho:Kk 多芯フェルール
CN114182306A (zh) * 2021-11-11 2022-03-15 上海天诚通信技术股份有限公司 制备多芯金属镍光纤插芯的电铸装置和电铸工艺及多芯金属镍光纤插芯

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001091790A (ja) 多芯フェルールの製造方法および多芯フェルール
US20040065548A1 (en) Manufacturing method of ferrule
JP2001091792A (ja) 多芯フェルールの製造方法および多芯フェルール
KR100498672B1 (ko) 금속페룰의 제조방법 및 그 제조장치
JPH04341598A (ja) 電気めっき用陽極構体
JP3779145B2 (ja) 母線方向に間隙を有する高精度スリーブの製造方法
JP2001021758A (ja) フェルールの製造方法およびフェルール
JP2001033653A (ja) フェルールの製造方法およびフェルール
JP2000292651A (ja) 光ファイバーコネクター用部品及びその製造方法
JP4342062B2 (ja) 金属フェルール形成用微細円柱の製法
JP3363858B2 (ja) 光ファイバコネクタ用部品の製造方法
JP3986900B2 (ja) フェルール接続用スリーブの製造方法
JP2001192882A (ja) 金属フェルール形成用微細円柱の製法
JP3302079B2 (ja) 段付きピン及びそれを用いたフェルールの製造方法
JP4357061B2 (ja) 電鋳に使用する多孔性金属筒
CN211999948U (zh) 一种电铸金属毛细管用芯模
JP2002267889A (ja) 多心フェルールの製造方法
JP2001214292A (ja) 電鋳に使用する芯線ホルダー
JP2002146583A (ja) フェルールの製造方法
JP3740401B2 (ja) 弾性領域を有するフェルール接続用スリーブの製造方法
JP2003215394A (ja) フェルールの製造方法及びその装置
DE59502034D1 (de) Verfahren zur Herstellung einer Mikrospule
JP2003059361A (ja) エナメル線用塗装ダイおよびその製造方法
KR20040110905A (ko) 내부에 전도성 금속층이 코팅된 극미세 핀홀더와 그 가공방법.
KR20050005947A (ko) 내부에 전도성 금속층이 코팅된 극미세 핀홀더와 그 가공방법