JP2001091070A - 超臨界冷凍サイクル - Google Patents

超臨界冷凍サイクル

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JP2001091070A JP27044799A JP27044799A JP2001091070A JP 2001091070 A JP2001091070 A JP 2001091070A JP 27044799 A JP27044799 A JP 27044799A JP 27044799 A JP27044799 A JP 27044799A JP 2001091070 A JP2001091070 A JP 2001091070A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超臨界冷凍サイクルの起動時に圧縮機を駆動
する同期式の電動モータが脱調してしまことを防止す
る。 【解決手段】 圧縮機(電動モータ)の回転数が所定回
転数(電動モータが安定的に回転することができる回転
数)に到達するまでの間は、放熱器出口側の冷媒圧力
(高圧側)が、制御圧力Pc以下となるように圧力制御
弁の開度を調節しながら、圧縮機の回転数を上昇させ
る。これにより、超臨界冷凍サイクルの起動時における
電動モータに作用するトルクの変動を小さくすることが
できるので、超臨界冷凍サイクル(圧縮機100)の起
動時に電動モータが脱調してしまうことを防止でき、電
動モータが停止(ストール)してしまうことを未然に防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二酸化炭素を冷媒
とする冷凍サイクルのごとく、放熱器内(高圧側)の冷
媒圧力が冷媒の臨界圧力以上となる超臨界冷凍サイクル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フロンを冷媒とする冷凍サイクル(以
下、未臨界冷凍サイクルと呼ぶ。)として、例えば特開
平9−14779号公報に記載の発明では、未臨界冷凍
サイクルの起動時に、膨張弁の開度を開き気味に固定し
た状態で圧縮機の吐出側(高圧側)圧力と吸入側(低圧
側)圧力との圧力差を小さくして、圧縮機の起動負荷の
低減を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、超臨界冷凍
サイクルは、未臨界冷凍サイクルに比べて、圧縮機の吐
出側圧力(高圧側圧力)が高いので、特に超臨界冷凍サ
イクル(圧縮機)の起動時には、大きなトルク変動が圧
縮機に発生する。このため、圧縮機を同期式の電動モー
タにて駆動する場合には、超臨界冷凍サイクル(圧縮
機)の起動時に電動モータが脱調してしまい、電動モー
タが停止(ストール)してしまうおそれが高い。
【0004】因みに、同期式の電動モータの脱調とは、
周知のごとく、回転子と固定子とのスリップ率が過度に
大きくなり、回転子にトルクが発生しなくなる状態を言
う。
【0005】なお、、超臨界冷凍サイクルでは、後述の
ごとく、放熱器出口側の冷媒温度に基づいて放熱器出口
側の冷媒圧力を制御する必要があるので、上記公報に記
載の手段を超臨界冷凍サイクルにそのまま適用すること
は困難である。
【0006】本発明は、上記点に鑑み、超臨界冷凍サイ
クルにおいて、超臨界冷凍サイクルの起動時に電動モー
タが脱調してしまうことを防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、同期式の電
動モータにより駆動さる圧縮機(100)が起動した時
から圧縮機(100)の回転数が所定回転数に到達する
までの間は、放熱器(200)出口側の冷媒圧力が、圧
縮機(100)が起動する前の状態における放熱器(2
00)出口側の冷媒圧力に基づいて決定される制御圧力
以下となるように圧力制御弁(300)の開度を調節し
ながら、圧縮機(100)の回転数を上昇させることを
特徴とする。
【0008】これにより、超臨界冷凍サイクルの起動時
における電動モータに作用するトルクの変動を小さくす
ることができるので、超臨界冷凍サイクル(圧縮機(1
00))の起動時に電動モータが脱調してしまうことを
防止でき、電動モータが停止(ストール)してしまうこ
とを未然に防止できる。
【0009】請求項2に記載の発明では、同期式の電動
モータにより駆動さる圧縮機(100)が起動した時か
ら圧縮機(100)の回転数が所定回転数に到達するま
での間は、放熱器(200)出口側の冷媒圧力が、上記
数式1で決定される制御圧力(Pc)以下となるように
圧力制御弁(300)の開度を調節しながら、圧縮機
(100)の回転数を上昇させることを特徴とする。
【0010】冷媒圧力と冷媒温度とは所定の相関関係を
有しているので、本発明も請求項1に記載の発明と同様
に、超臨界冷凍サイクルの起動時における電動モータに
作用するトルクの変動を小さくすることができる。した
がって、超臨界冷凍サイクル(圧縮機(100))の起
動時に電動モータが脱調してしまうことを防止できるの
で、電動モータが停止(ストール)してしまうことを未
然に防止できる。
【0011】請求項3の発明では、同期式の電動モータ
により駆動さる圧縮機(100)が起動した時から所定
時間が経過するまでの間は、放熱器(200)出口側の
冷媒圧力が、圧縮機(100)が起動する前の状態にお
ける放熱器(200)出口側の冷媒圧力に基づいて決定
される制御圧力以下となるように圧力制御弁(300)
の開度を調節しながら、圧縮機(100)の回転数を所
定回転数まで上昇させることを特徴とする。
【0012】これにより、所定時間を請求項1又は2に
記載された所定回転数到達するに必要な時間とすれば、
請求項1に記載の発明と同様に、超臨界冷凍サイクルの
起動時における電動モータに作用するトルクの変動を小
さくすることができるので、超臨界冷凍サイクル(圧縮
機(100))の起動時に電動モータが脱調してしまう
ことを防止でき、電動モータが停止(ストール)してし
まうことを未然に防止できる。
【0013】請求項4に記載の発明では、同期式の電動
モータにより駆動される圧縮機(100)が起動した時
から所定時間が経過するまでの間は、放熱器(200)
出口側の冷媒圧力が、数式2で決定される制御圧力(P
c)以下となるように圧力制御弁(300)の開度を調
節しながら、圧縮機(100)の回転数を上昇させるこ
とを特徴とする。
【0014】これにより、所定時間を請求項1又は2に
記載された所定回転数到達するに必要な時間とすれば、
請求項2に記載の発明と同様に、超臨界冷凍サイクルの
起動時における電動モータに作用するトルクの変動を小
さくすることができるので、超臨界冷凍サイクル(圧縮
機(100))の起動時に電動モータが脱調してしまう
ことを防止でき、電動モータが停止(ストール)してし
まうことを未然に防止できる。
【0015】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係る超臨界冷凍サイクルを空調装置に適用した
ものであって、図1は本実施形態に係る超臨界サイクル
の模式図である。図1中、100は冷媒(本実施形態で
は、二酸化炭素)を吸入圧縮する圧縮機であり、この圧
縮機100は、同期式の電動モータ(インダクションモ
ータ)により駆動されるもので、本実施形態では、圧縮
機100と電動モータとが一体化された電動圧縮機を採
用している。
【0017】200は圧縮機100から吐出した冷媒を
大気と熱交換して冷却するとともに、内部の圧力が冷媒
の臨界圧力以上となる放熱器であり、300は放熱器2
00から流出する冷媒を減圧するとともに、放熱器20
0出口側の冷媒温度に基づいて放熱器200出口側の圧
力を制御する電気式の圧力制御弁である。
【0018】400は圧力制御弁300にて減圧された
冷媒を蒸発させて空気を冷却する蒸発器であり、500
は超臨界サイクル内の余剰冷媒を貯えるとともに、蒸発
器400から流出する冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分
離して気相冷媒を圧縮機100側に流出させるアキュー
ムレータ(気液分離手段)である。
【0019】610は放熱器200出口側(高圧側)の
冷媒温度を検出する温度センサ(冷媒温度検出手段)で
あり、620は放熱器200出口側(高圧側)の冷媒圧
力を検出する圧力センサ(冷媒圧力検出手段)である。
そして、両センサ610、620の検出値は、電子制御
装置(ECU)700に入力されており、ECU700
は、両センサ610、620の検出値に基づいて予め設
定されたプログラムに従って圧力制御弁300の開度
(放熱器200出口側の冷媒圧力)、並びに圧縮機10
0(電動モータ)の回転数及び電動モータのトルクを制
御する。
【0020】次に、図2に示すフローチャートに基づい
て本実施形態の作動を述べる。
【0021】空調装置(超臨界冷凍サイクル)の起動ス
イッチ(A/Cスイッチ)が投入(ON)されると(S
100)、圧縮機100が起動する前に放熱器200出
口側の冷媒圧力(圧力センサ620の検出圧力)を読み
込む(S110)。
【0022】そして、S110にて読み込んだ冷媒圧力
(以下、この冷媒圧力を起動前圧力Poと呼ぶ。)に基
づいて起動時における最大圧力(以下、この圧力を制御
圧力Pcと呼ぶ。)を決定するとともに(S120)、
圧力制御弁300の開度を予め設定された初期開度とす
る(S130)。なお、本実施形態では、起動前圧力P
oに約2MPaの圧力を加算した、起動前圧力Poより
大きい圧力を制御圧力Pcとしている。
【0023】次に、圧縮機100が起動した時から圧縮
機100の回転数が所定回転数に到達するまでの間は、
放熱器200出口側の冷媒圧力(高圧側)が、制御圧力
Pc以下となるように圧力制御弁300の開度を調節し
ながら、圧縮機100の回転数を所定回転数まで上昇さ
せる(S140〜S210)。なお、所定回転数とは、
電動モータが脱調することなく安定的に回転することが
できる回転数を言うものである。
【0024】具体的には、圧縮機100が起動後(S1
40)、圧縮機100の回転数が所定回転数以下である
か否かを判定し(S150)、圧縮機100の回転数が
所定回転数以下であって、放熱器200出口側の冷媒圧
力が制御圧力Pc以下の間は、圧力制御弁300の開度
を初期開度とした状態で圧縮機100の回転数を上昇さ
せる(S150〜S180)。
【0025】また圧縮機100の回転数が所定回転数以
下であって、放熱器200出口側の冷媒圧力が制御圧力
Pcを越えたときには、圧力制御弁300の開度を増大
させて放熱器200出口側の冷媒圧力が制御圧力Pc以
下となるようにしながら、圧縮機100の回転数を上昇
させる(S190〜S210)。
【0026】そして、圧縮機100の回転数が所定回転
数を越えたときには、放熱器200出口側の冷媒圧力と
放熱器200出口側の冷媒温度とが、図3の太線(最適
制御線η)で示される関係となるように、圧力制御弁3
00の開度及び圧縮機100の回転数を制御(通常制
御)する(S220)。
【0027】なお、最適制御線ηは、例えば特願平8−
11248号に記載のごとく、放熱器200出口側の冷
媒温度と成績係数が最大となる放熱器200出口側の冷
媒圧力との関係を示すものである。
【0028】次に、本実施形態を特徴を述べる。
【0029】本実施形態によれば、圧縮機100(電動
モータ)の回転数が所定回転数(電動モータが安定的に
回転することができる回転数)に到達するまでの間は、
放熱器200出口側の冷媒圧力(高圧側)が、制御圧力
Pc以下となるように圧力制御弁300の開度を調節し
ながら、圧縮機100の回転数を所定回転数まで上昇さ
せるので、超臨界冷凍サイクルの起動時における電動モ
ータに作用するトルクの変動を小さくすることができ
る。したがって、超臨界冷凍サイクル(圧縮機100)
の起動時に電動モータが脱調してしまうことを防止でき
るので、電動モータが停止(ストール)してしまうこと
を未然に防止できる。
【0030】(第2実施形態)本実施形態は、圧縮機1
00(電動モータ)の回転数が所定回転数(電動モータ
が安定的に回転することができる回転数)に到達するま
でに必要な時間が略一定になることに着目してなされた
ものである。
【0031】具体的には、第1実施形態におけるフロー
チャート(図2参照)のS150を、図4に示すよう
に、起動した時から所定時間が経過したか否かを判定す
るステップ(S151)に変更したものである。
【0032】(第3実施形態)本実施形態は、冷媒圧力
と冷媒温度とは相関関係があることに着目してなされた
ものである。
【0033】以下、本実施形態の作動を図5に示すフロ
ーチャートに基づいて述べる。
【0034】超臨界冷凍サイクルの起動スイッチ(A/
Cスイッチ)が投入(ON)されると(S300)、圧
縮機100が起動する前に放熱器200出口側の冷媒温
度(温度センサ610の検出温度)を読み込む(S31
0)。
【0035】そして、S310にて読み込んだ冷媒温度
(以下、この冷媒温度を起動前温度Trefと呼ぶ。)に
基づいて、以下の数式3に従って制御圧力Pcを決定す
るとともに(S320)、圧力制御弁300の開度を予
め設定された初期開度とする(S330)。
【0036】
【数3】Pc=2.312×10-3×(Tref2+7.127×10-2×
ref+3.488 次に、圧縮機100が起動した時から圧縮機100の回
転数が所定回転数に到達するまでの間は、放熱器200
出口側の冷媒圧力(高圧側)が、制御圧力Pc以下とな
るように圧力制御弁300の開度を調節しながら、圧縮
機100の回転数を所定回転数まで上昇させる(S34
0〜S410)。
【0037】具体的には、圧縮機100が起動後(S3
40)、圧縮機100の回転数が所定回転数以下である
か否かを判定し(S350)、圧縮機100の回転数が
所定回転数以下であって、放熱器200出口側の冷媒圧
力が制御圧力Pc以下の間は、圧力制御弁300の開度
を初期開度とした状態で圧縮機100の回転数を上昇さ
せる(S350〜S380)。
【0038】また圧縮機100の回転数が所定回転数以
下であって、放熱器200出口側の冷媒圧力が制御圧力
Pcを越えたときには、圧力制御弁300の開度を増大
させて放熱器200出口側の冷媒圧力が制御圧力Pc以
下となるようにしながら、圧縮機100の回転数を上昇
させる(S390〜S410)。
【0039】そして、圧縮機100の回転数が所定回転
数を越えたときには、放熱器200出口側の冷媒圧力と
放熱器200出口側の冷媒温度とが最適制御線η(図3
参照)で示される関係となるように、圧力制御弁300
の開度及び圧縮機100の回転数を制御(通常制御)す
る(S420)。
【0040】なお、本実施形態は、上述のごとく、冷媒
圧力と冷媒温度とは相関関係があることに着目してなさ
れたものであるので、制御圧力Pcを決定するに当たっ
ては、上記数式3に示される2次の多項式に限定される
ものではなく、その係数及び次数は、超臨界冷凍サイク
ルに求められる仕様により適宜選定する必要がある。
【0041】(第4実施形態)本実施形態は、第3実施
形態に係る超臨界冷凍サイクルにおいて、圧縮機100
(電動モータ)の回転数が所定回転数(電動モータが安
定的に回転することができる回転数)に到達するまでに
必要な時間が略一定になることに着目してなされたもの
である。
【0042】具体的には、第3実施形態におけるフロー
チャート(図5参照)のS350を、図6に示すよう
に、起動した時から所定時間が経過したか否かを判定す
るステップ(S351)に変更したものである。
【0043】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、本発明に係る超臨界冷凍サイクルを空調装置に適用
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、給湯
器や冷凍機等のその他のものにも適用することができ
る。
【0044】また、上述の実施形態では、冷媒として二
酸化炭素を用いたが本発明に係る超臨界冷凍サイクルの
冷媒はこれに限定されるものではなく、例えば、エチレ
ン、エタン、酸化窒素等でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る超臨界冷凍サイク
ルの模式図である
【図2】本発明の第1実施形態に係る超臨界冷凍サイク
ルのフローチャートである。
【図3】二酸化炭素のp−h線図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る超臨界冷凍サイク
ルのフローチャートである。
【図5】本発明の第3実施形態に係る超臨界冷凍サイク
ルのフローチャートである。
【図6】本発明の第4実施形態に係る超臨界冷凍サイク
ルのフローチャートである。
【符号の説明】
100…圧縮機、200…放熱器、300…圧力制御
弁、400…蒸発器、500…アキュムレータ、610
…温度センサ、620…圧力センサ、700…ECU。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期式の電動モータにより駆動され、冷
    媒を吸入圧縮する圧縮機(100)と、 前記圧縮機(100)から吐出される冷媒を冷却すると
    ともに、内部の圧力が冷媒の臨界圧力以上となり得る放
    熱器(200)と、 前記放熱器(200)から流出する冷媒を減圧するとと
    もに、前記放熱器(200)出口側の冷媒温度に基づい
    て前記放熱器(200)出口側の冷媒圧力を制御する圧
    力制御弁(300)と、 前記圧力制御弁(300)にて減圧された冷媒を蒸発さ
    せる蒸発器(400)とを有し、 前記圧縮機(100)が起動した時から前記圧縮機(1
    00)の回転数が所定回転数に到達するまでの間は、前
    記放熱器(200)出口側の冷媒圧力が、前記圧縮機
    (100)が起動する前の状態における前記放熱器(2
    00)出口側の冷媒圧力に基づいて決定される制御圧力
    以下となるように前記圧力制御弁(300)の開度を調
    節しながら、前記圧縮機(100)の回転数を上昇させ
    ることを特徴とする超臨界サイクル。
  2. 【請求項2】 同期式の電動モータにより駆動され、冷
    媒を吸入圧縮する圧縮機(100)と、 前記圧縮機(100)から吐出される冷媒を冷却すると
    ともに、内部の圧力が冷媒の臨界圧力以上となり得る放
    熱器(200)と、 前記放熱器(200)から流出する冷媒を減圧するとと
    もに、前記放熱器(200)出口側()の冷媒温度に基
    づいて前記放熱器(200)出口側の冷媒圧力を制御す
    る圧力制御弁(300)と、 前記圧力制御弁(300)にて減圧された冷媒を蒸発さ
    せる蒸発器(400)とを有し、 【数1】制御圧力(Pc)=2.312×10-3×(Tref2+
    7.127×10-2×Tref+3.488 Tref:前記圧縮機(100)の起動前における前記放
    熱器(200)出口側の冷媒温度 前記圧縮機(100)が起動した時から前記圧縮機(1
    00)の回転数が所定回転数に到達するまでの間は、前
    記放熱器(200)出口側の冷媒圧力が、前記数式1で
    決定される制御圧力(Pc)以下となるように前記圧力
    制御弁(300)の開度を調節しながら、前記圧縮機
    (100)の回転数を上昇させることを特徴とする超臨
    界サイクル。
  3. 【請求項3】 同期式の電動モータにより駆動され、冷
    媒を吸入圧縮する圧縮機(100)と、 前記圧縮機(100)から吐出される冷媒を冷却すると
    ともに、内部の圧力が冷媒の臨界圧力以上となり得る放
    熱器(200)と、 前記放熱器(200)から流出する冷媒を減圧するとと
    もに、前記放熱器(200)出口側()の冷媒温度に基
    づいて前記放熱器(200)出口側の冷媒圧力を制御す
    る圧力制御弁(300)と、 前記圧力制御弁(300)にて減圧された冷媒を蒸発さ
    せる蒸発器(400)とを有し、 前記圧縮機(100)が起動した時から所定時間が経過
    するまでの間は、前記放熱器(200)出口側の冷媒圧
    力が、前記圧縮機(100)が起動する前の状態におけ
    る前記放熱器(200)出口側の冷媒圧力に基づいて決
    定される制御圧力以下となるように前記圧力制御弁(3
    00)の開度を調節しながら、前記圧縮機(100)の
    回転数を上昇させることを特徴とする超臨界サイクル。
  4. 【請求項4】 同期式の電動モータにより駆動され、冷
    媒を吸入圧縮する圧縮機(100)と、 前記圧縮機(100)から吐出される冷媒を冷却すると
    ともに、内部の圧力が冷媒の臨界圧力以上となり得る放
    熱器(200)と、 前記放熱器(200)から流出する冷媒を減圧するとと
    もに、前記放熱器(200)出口側()の冷媒温度に基
    づいて前記放熱器(200)出口側の冷媒圧力を制御す
    る圧力制御弁(300)と、 前記圧力制御弁(300)にて減圧された冷媒を蒸発さ
    せる蒸発器(400)とを有し、 【数2】制御圧力(Pc)=2.312×10-3×(Tref2+
    7.127×10-2×Tref+3.488 Tref:前記圧縮機(100)の起動前における前記放
    熱器(200)出口側の冷媒温度 前記圧縮機(100)が起動した時から所定時間が経過
    するまでの間は、前記放熱器(200)出口側の冷媒圧
    力が、前記数式2で決定される制御圧力(Pc)以下と
    なるように前記圧力制御弁(300)の開度を調節しな
    がら、前記圧縮機(100)の回転数を上昇させること
    を特徴とする超臨界サイクル。
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