JP2001090588A - 電子スロットル装置の制御装置 - Google Patents

電子スロットル装置の制御装置

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JP2001090588A
JP2001090588A JP27019199A JP27019199A JP2001090588A JP 2001090588 A JP2001090588 A JP 2001090588A JP 27019199 A JP27019199 A JP 27019199A JP 27019199 A JP27019199 A JP 27019199A JP 2001090588 A JP2001090588 A JP 2001090588A
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throttle
sensor
electric motor
opening
throttle opening
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JP27019199A
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Sakae Suzuki
栄 鈴木
Jun Takahashi
潤 高橋
Eitetsu Akiyama
英哲 秋山
Hisashi Igarashi
久 五十嵐
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットルセンサが故障してもスロットル制
御を継続できる電子スロットル装置の制御装置を提供す
る。 【解決手段】 内燃機関のスロットルバルブを駆動する
電気モータMおよびスロットルセンサ18を含み、前記
電気モータMが、回転軸上の異なる位置に固定されたマ
グネットロータ3a,3bと、前記マグネットロータ3
a,3bの周囲に配置されたステータ33と、前記マグ
ネットロータが発生する磁界を検知する磁気センサ4
a,4bとを少なくとも含む電子スロットル装置の制御
装置であって、スロットルセンサ18により検知された
スロットル開度、および前記磁気センサ4a,4bの検
知結果から予測されるスロットル開度のいずれかに基づ
いてスロットル開度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子スロットル装
置の制御装置に係り、特に、内燃機関のスロットルバル
ブを駆動する電気モータの信頼性を向上させた電子スロ
ットル装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用内燃機関のスロットルバ
ルブを制御する方式として、従来のアクセルペダルによ
る機械的かつ直接的なバルブ操作に代えて、アクセルペ
ダルの操作量をセンサにより検知して電気信号に変換
し、これをモータ等のロータリアクチュエータへ供給し
てバルブを開閉させる電子スロットル装置(ドライブ・
バイ・ワイヤ;DBW)が開発されている。
【0003】この種の電子スロットル装置では、スロッ
トルバルブの開度を検知するためのスロットル(開度)
センサとして、ロータリーエンコーダが用いられことが
多い。しかしながら、ロータリーエンコーダは機械的な
摺動部分を有するため、スロットル開度を極めて正確に
検知できる反面、動摩耗等により信頼性が経年的に損な
われ得る性質を有する。したがって、スロットルセンサ
には多重化が要求され、複数のロータリーエンコーダを
設けることが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
ロータリーエンコーダを設けても、いずれかのスロット
ルセンサが故障して各スロットルセンサの出力が異なる
値を示すと、各スロットルセンサは同一であって信頼性
に優劣がないので、故障したスロットルセンサを特定す
ることができない。したがって、多重化を目的として複
数のスロットルセンサを設けても、いずれかのスロット
ルセンサが故障すると、スロットル開度を認識すること
ができないという問題があった。
【0005】本発明の第1の目的は、スロットルセンサ
が故障してもスロットル制御を継続できる電子スロット
ル装置の制御装置を提供することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、多重化されたスロ
ットルセンサのいずれかに不具合が生じたときに、その
スロットルセンサを正確に特定できる電子スロットル装
置の制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、内燃機関のスロットルバルブを駆
動する電気モータおよびスロットルセンサを含み、前記
電気モータが、回転軸上に固定されたマグネットロータ
と、前記マグネットロータの周囲に配置されたステータ
およびその巻線と、前記マグネットロータが発生する磁
界を検知する磁気センサとを少なくとも有する電子スロ
ットル装置の制御装置であって、スロットルセンサによ
り検知されたスロットル開度を、前記磁気センサの検知
結果から予測されるスロットル開度と比較してスロット
ルセンサの良否を診断する故障診断手段とを具備し、前
記スロットルセンサが故障と診断されると、前記磁気セ
ンサの検知結果から予測されるスロットル開度に基づい
て前記電気モータを制御することを特徴とする。
【0008】上記した特徴によれば、磁気センサの出力
信号に基づいてスロットル開度を予測することができ
る。磁気センサは非接触センサであるため、接触式のス
ロットルセンサに比べて、一般的に検知精度は若干劣る
ものの信頼性は極めて高い。したがって、スロットルセ
ンサと磁気センサとが異なる値を示したときにはスロッ
トルセンサが故障している可能性が高く、磁気センサに
より検知されたスロットル開度を実開度と見なせば、引
き続きスロットル制御を継続できる。
【0009】上記第2の目的を達成するために、本発明
は、内燃機関のスロットルバルブを駆動する電気モータ
およびスロットルセンサを含み、前記電気モータが、回
転軸上の異なる位置に固定された複数のマグネットロー
タと、前記各マグネットロータの周囲に配置されたステ
ータと、前記各マグネットロータが発生する磁界をそれ
ぞれ検知する複数の磁気センサとを少なくとも含む電子
スロットル装置の制御装置であって、各スロットルセン
サにより検知されたスロットル開度を、前記磁気センサ
の検知結果から予測されるスロットル開度と比較して各
スロットルセンサの良否を診断する故障診断手段を具備
し、故障診断手段は、各スロットルセンサにより検知さ
れたスロットル開度の差分が所定値を超えると、いずれ
かのスロットルセンサが故障したと診断し、検知された
各スロットル開度と前記予測されるスロットル開度との
比較結果に基づいて、故障したスロットルセンサを特定
することを特徴とする。
【0010】上記した特徴によれば、いずれかのスロッ
トルセンサが故障したときに、故障しているスロットル
センサを磁気センサに基づいて特定することができる。
したがって、故障していないスロットルセンサの出力信
号に基づいて、引き続き正確なスロットル制御を継続で
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1、2は、本発明を適用した電子スロ
ットル装置およびその制御システムの主要部の構成を示
したブロック図であり、特に、図2は制御システムに相
当するECUの構成を機能的に示したブロック図であ
る。
【0012】内燃機関のシリンダ10には、吸気管1
1、排気管12、吸気弁13および排気弁14が設けら
れ、吸気管11の通路内には、内燃機関に供給する空気
量を制御するためのスロットルバルブ15が、スロット
ルシャフト16により揺動自在に軸支されている。前記
スロットルシャフト16にはトルクモータMの回転軸1
7が連結され、その回転角度すなわちスロットル開度
は、一対のスロットルセンサ18(18a,18b)に
より検知されてECU(電子制御ユニット)20へ通知
される。
【0013】前記トルクモータMは、回転軸17上の異
なる位置に複数(本実施形態では、2つ)のマグネット
ロータ3a,3bを隣接配置して構成される。各マグネ
ットロータ3a,3bが発生する磁界は2つの磁気セン
サ4a,4bによってそれぞれ検知され、ECU20へ
通知される。トルクモータMのステータ33は全てのマ
グネットロータ3a,3bに共通であり、その励磁電流
すなわち磁界強度はECU20によって制御される。
【0014】運転者がアクセルペダル21を操作した際
の操作量はアクセルセンサ22により検知され、アクセ
ル開度信号としてECU20へ通知される。ECU20
は、前記スロットルセンサ18により検知されたスロッ
トル開度、前記アクセルセンサ22により検知されたア
クセル開度、および車速センサや温度センサ等により検
知された車速Vや水温T等に基づいて、トルクモータM
のドライバーユニット19を制御する。
【0015】ドライバーユニット19は、図2に示した
ように、パワートランジスタをH状に接続したHブリッ
ジ回路を備え、前記ECU20は、各パワートランジス
タの導通タイミングを制御してトルクモータMに所定の
回転トルクを発生させる。
【0016】ECU20は電子スロットル装置1の制御
システムとして機能し、アクセル開度、車速Vおよび水
温T等に基づいてスロットルバルブ15の目標開度を決
定する目標開度決定部201と、スロットルバルブ15
の実開度を、常時は前記スロットルセンサ18の出力信
号に基づいて求め、スロットルセンサ18が故障すると
磁気センサ4a,4bの出力信号に基づいて求める実開
度判定部202と、前記各目標開度決定部201および
実開度判定部202の出力に基づいてドライバーユニッ
ト19を制御するモータ制御部203と、前記磁気セン
サ4a,4bの出力信号およびスロットルセンサ18
a,18bの出力信号に基づいて、各スロットルセンサ
18a,18bおよび磁気センサ4a,4bを故障診断
する故障診断部204とを含む。
【0017】図3は、前記電子スロットル装置1の一実
施形態の主要部の部分破断断面図、図4は、その機能を
模式的に表現した図であり、前記と同一の符号は同一ま
たは同等部分を表している。
【0018】図3において、スロットルシャフト16お
よびトルクモータMの回転軸17は一体的に構成され、
軸受け71、72によりハウジング2に対して回転自在
に軸支されている。回転軸17の一端側には2つのマグ
ネットロータ3a,3bが隣接して固定され、各マグネ
ットロータ3a,3bの端面と対向する位置には、それ
ぞれ磁気センサ4a,4bが設けられている。前記2つ
のマグネットロータ3a,3bは、回転軸17への固定
後に一括着磁される。
【0019】図4は、非通電状態のデフォルト状態を示
し、吸気管11より左側では、スロットルバルブ15の
回転運動を上下方向の平行運動として表現している。
【0020】スロットルバルブ15は、車両が退避走行
可能な、例えばアイドル回転数よりやや高い機関回転数
に対応した空気量を供給し得る角度に維持されている。
なお、退避走行とは、モータMへの通電が遮断された場
合でも、車両を修理工場等まで安全に移動できる自力走
行をいう。
【0021】バルブレバー64は、スロットルバルブ1
5の回動運動に連動して図中上下方向へ移動し、図示し
たデフォルト状態から開弁方向へは中間レバー61を伴
って移動し、デフォルト状態から閉弁方向へはデフォル
トレバー62を伴って移動する。中間レバー61および
デフォルトレバー62は、デフォルトスプリング63の
弾性力によりバルブレバー64を挟持するように構成さ
れている。中間レバー61には、一端を固定されたリタ
ーンスプリング65の他端が係合し、デフォルト状態で
は、リターンスプリング65およびマグネットロータ3
a,3bの作用によりデフォルトストッパ51へ押し付
けられている。
【0022】このようなデフォルト状態を実現するた
め、トルクモータMの回転軸17とスロットルバルブ1
5とは、図5に示したように、前記デフォルト状態のと
きに各マグネットロータ3a,3bがステータ33に対
してオフセット状態となり、その結果、トルクモータM
がオフでも閉弁方向へ常時回転トルクを発生するような
位相で、予め固定されている。
【0023】図4のデフォルト状態からトルクモータM
が正転駆動されてスロットルバルブ15が開弁方向へ回
動されると、バルブレバー64は、中間レバー61、デ
フォルトレバー62およびデフォルトスプリング63と
共に図中上方向へ移動する。このとき、スロットルバル
ブ15の回転角度は2つのスロットルセンサ18a,1
8bおよび磁気センサ4a,4bにより検知される。開
弁方向への動作限界は全開ストッパ52により規定され
る。このとき、マグネットロータ3a,3bとステータ
33との位置関係は、図6に示したようになる。
【0024】一方、開弁状態からトルクモータMへの通
電が中断されると、スロットルバルブ15は、前記リタ
ーンスプリング65の弾性力およびマグネットロータ3
1,32の保持力で閉弁方向へ回動され、これに連動し
て、バルブレバー64は、中間レバー61、デフォルト
レバー62およびデフォルトスプリング63と共に図中
下方へ移動する。バルブレバー64が、図4のデフォル
ト位置まで戻ると、それ以上の閉弁動作はデフォルトス
トッパ51により阻止される。
【0025】また、図4のデフォルト状態から、トルク
モータMが逆転駆動されてスロットルバルブ15が全閉
方向へ更に回動されると、バルブレバー64は、デフォ
ルトスプリング63による弾性力に抗して、中間レバー
61と離れてデフォルトレバー62と共に図中下方向へ
移動する。閉弁方向への動作限界は全閉ストッパ53に
より規定される。
【0026】図7は、前記故障診断部204による診断
アルゴリズムの一例を示したフローチャートであり、主
電源(例えば、イグニッションスイッチ)のオン操作の
直後、あるいはエンジン始動後の適宜のタイミングで、
所定の回数だけ、あるいは周期的に繰り返し実行され
る。
【0027】ステップS1、S2では、スロットルセン
サ18a,18bにより検知された各スロットル開度θ
th1 ,θth2 がECU20の故障診断部204に読み込
まれる。故障診断部204は、検知された各スロットル
開度θth1 ,θth2 を所定の上下限値と比較し、上下限
値内に収まっていれば良好と診断する。
【0028】故障診断部204はさらに、ステップS3
において両者の差分Δθthを基準値θref と比較し、差
分Δθthが基準値θref を下回ると、各スロットルセン
サ18a,18bがいずれも正常に機能していると診断
してステップS4へ進む。ステップS4では、前記診断
結果が実開度判定部202へ通知され、各スロットルセ
ンサ18a,18bにより検知されたスロットル開度θ
th1 ,θth2 の平均値、あるいは大きい側の値(本実施
形態では、センサ18aによるスロットル開度θth1 )
に基づくスロットル開度制御が実行、継続される。
【0029】一方、前記ステップS3において、スロッ
トル開度θth1 ,θth2 の差分Δθthが基準値θref を
上回っていると、いずれかのスロットルセンサが故障し
ていると診断してステップS5へ進む。ステップS5で
は、前記磁気センサ4a,4bの検出信号M1,M2が
故障診断部204に読み込まれる。故障診断部204
は、ステップS7において各検出信号M1,M2を基準
値Mref と比較し、差分ΔMが基準値Mref を下回って
いれば、各磁気センサ4a,4bがいずれも正常に機能
していると診断する。そして、磁気センサ4a,4bの
出力信号に基づいて各スロットルセンサ18a,18b
の故障診断を行うべく、ステップS8へ進む。
【0030】ステップS8では、スロットルセンサ18
aにより検知されたスロットル開度θth1 と、磁気セン
サ4の出力信号M1(各磁気センサ4a,4bの出力信
号の平均値または大きい側の値)から予測されるスロッ
トル開度f(M1)との差分が基準値Dref と比較され
る。ここで、差分が基準値Dref を下回っていると、ス
テップS13において、スロットルセンサ18aは正
常、スロットルセンサ18bが故障と診断する。
【0031】ステップS14では、前記診断結果が実開
度判定部202へ通知され、ECU20は、スロットル
開度θth1 に基づくスロットル制御を実行、継続する。
ステップS12では、スロットルセンサ18bが故障し
ている旨の警告灯を点灯、あるいは警報音を発生して運
転者に故障の発生を認識させる。
【0032】一方、前記ステップS8において、前記差
分が基準値Dref を上回っていると判定されると、ステ
ップS9では、今度はスロットルセンサ18bにより検
知されたスロットル開度θth2 と、磁気センサ4の出力
信号M1から予測されるスロットル開度f(M1)との
差分が基準値Dref と比較される。前記差分が基準値D
ref を下回っていると、ステップS10において、スロ
ットルセンサ18aが故障、スロットルセンサ18bが
正常と診断する。
【0033】ステップS11では、前記診断結果が実開
度判定部202へ通知され、ECU20は、スロットル
センサ18bにより検知されたスロットル開度θth2 に
基づくスロットル開度制御を実行、継続する。ステップ
S12では、スロットルセンサ18aが故障している旨
の警告灯を点灯、あるいは警報音を発生して運転者に故
障の発生を認識させる。
【0034】なお、前記ステップS7において、磁気セ
ンサ4a,4bの検出信号M1,M2の差分ΔMが基準
値Mref を上回っていると、磁気センサ4a,4bのい
ずれかが故障しており、スロットルセンサ18a,18
bの故障を磁気センサ4a,4bに基づいて診断するこ
とができないので、ステップS15へ進む。ステップS
15では、警告灯を点灯、あるいは警報音を発生させて
運転者に退避動作を促す。ステップS16では、トルク
モータMへの通電を停止してフェールセーフ動作による
退避動作のみを可能とする。
【0035】また、前記ステップS9において、スロッ
トルセンサ18bにより検知されたスロットル開度θth
2 と、磁気センサ4の出力信号M1から予測されるスロ
ットル開度f(M1)との差分が基準値Dref を上回っ
ていると、スロットルセンサ18a,18bのいずれも
が故障していると診断される。このような場合にはステ
ップS17へ進み、スロットルセンサが故障している旨
の警告灯を点灯、あるいは警報音を発生させて運転者に
退避動作を促す。ステップS18では、実開度判定部2
02に対して、磁気センサ4の出力信号M1から予測さ
れるスロットル開度f(M1)に基づくスロットル制御
が指示される。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が達
成される。
【0037】(1) 請求項1の発明によれば、スロットル
センサにより検知されたスロットル開度と磁気センサの
検知結果から予測されるスロットル開度との比較結果か
らスロットルセンサが故障していると診断されても、磁
気センサの出力信号に基づいてスロットル開度を予測で
きるので、磁気センサの出力信号に基づいてスロットル
制御を継続することができる。
【0038】(2) 請求項2の発明によれば、いずれかの
スロットルセンサが故障したときに、故障しているスロ
ットルセンサを特定することができる。したがって、故
障していないスロットルセンサの出力信号に基づいて、
引き続き正確なスロットル制御を継続できる。
【0039】(3) 請求項3の発明によれば、スロットル
開度を検知できずにスロットル制御を中止しても、マグ
ネットロータによりスロットルバルブがデフォルト位置
まで戻されるので、退避動作を実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子スロットル装置およびそ
の制御システムの主要部の構成を示したブロック図であ
る。
【図2】ECUの機能ブロック図である。
【図3】本発明を適用した電子スロットル装置の断面図
である。
【図4】電子スロットル装置の構成を模式的に示した図
である。
【図5】トルクモータの非駆動状態を示した図である。
【図6】トルクモータの駆動状態を示した図である。
【図7】故障診断アルゴリズムのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10…シリンダ,11…吸気管,15…スロットルバル
ブ,16…スロットルシャフト,18(18a,18
b)…スロットルセンサ,19…ドライバーユニット,
20…ECU,3a,3b…マグネットロータ,33…
ステータ,4a,4b…磁気センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 英哲 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 五十嵐 久 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G065 CA39 CA40 DA05 FA05 FA06 FA07 GA00 GA41 HA22 KA16 3G084 BA00 BA05 DA26 DA27 DA30 EA11 EB22 FA00 FA10 3G301 JB01 JB07 JB08 JB09 JB10 LA03 LC03 NA08 NE17 NE19 PA00Z PA11Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のスロットルバルブを駆動する
    電気モータおよびスロットルセンサを含み、前記電気モ
    ータが、 回転軸上に固定されたマグネットロータと、 前記マグネットロータの周囲に配置されたステータおよ
    びその巻線と、 前記マグネットロータが発生する磁界を検知する磁気セ
    ンサとを少なくとも有する電子スロットル装置の制御装
    置であって、 スロットルセンサにより検知されたスロットル開度を、
    前記磁気センサの検知結果から予測されるスロットル開
    度と比較してスロットルセンサの良否を診断する故障診
    断手段を具備し、 前記スロットルセンサが故障と診断されると、前記磁気
    センサの検知結果から予測されるスロットル開度に基づ
    いて前記電気モータを制御することを特徴とする電子ス
    ロットル装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関のスロットルバルブを駆動する
    電気モータおよび複数のスロットルセンサを含み、前記
    電気モータが、 回転軸上に固定されたマグネットロータと、 前記マグネットロータの周囲に配置されたステータおよ
    びその巻線と、 前記マグネットロータが発生する磁界を検知する磁気セ
    ンサとを少なくとも有する電子スロットル装置の制御装
    置であって、 各スロットルセンサにより検知されたスロットル開度
    を、前記磁気センサの検知結果から予測されるスロット
    ル開度と比較して各スロットルセンサの良否を診断する
    故障診断手段を具備し、 前記故障診断手段は、各スロットルセンサにより検知さ
    れたスロットル開度の差分が所定値を超えると、いずれ
    かのスロットルセンサが故障したと診断し、検知された
    各スロットル開度と前記予測されるスロットル開度との
    比較結果に基づいて、故障したスロットルセンサを特定
    することを特徴とする電子スロットル装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記故障診断手段は磁気センサの良否を
    さらに診断し、磁気センサの故障により、故障したスロ
    ットルセンサを特定できないと、前記電気モータへの給
    電を停止することを特徴とする請求項2に記載の電子ス
    ロットル装置の制御装置。
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Cited By (3)

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