JP2001090557A - 電子スロットル装置の制御装置 - Google Patents

電子スロットル装置の制御装置

Info

Publication number
JP2001090557A
JP2001090557A JP27019099A JP27019099A JP2001090557A JP 2001090557 A JP2001090557 A JP 2001090557A JP 27019099 A JP27019099 A JP 27019099A JP 27019099 A JP27019099 A JP 27019099A JP 2001090557 A JP2001090557 A JP 2001090557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
throttle
magnet
failure
electronic throttle
magnet rotors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27019099A
Other languages
English (en)
Inventor
Eitetsu Akiyama
英哲 秋山
Hisashi Igarashi
久 五十嵐
Jun Takahashi
潤 高橋
Sakae Suzuki
栄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP27019099A priority Critical patent/JP2001090557A/ja
Publication of JP2001090557A publication Critical patent/JP2001090557A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マグネットロータを診断し、その故障を検知
する機能を備えた電子スロットル装置の制御装置を提供
する。 【解決手段】 自動車用内燃機関のスロットルバルブを
電気モータで駆動する電子スロットル装置において、電
気モータMは、回転軸17上の異なる位置に固定された
複数のマグネットロータ3a,3bと、各マグネットロ
ータ3a,3bの周囲に配置されたステータ33と、各
マグネットロータ3a,3bが発生する磁界を検知する
複数の磁気センサ4a,4bを具備し、磁気センサ4
a,4bの出力信号に基づいてマグネットロータ3a,
3bの故障を診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子スロットル装
置の制御装置に係り、特に、内燃機関のスロットルバル
ブを駆動するアクチュエータ(電気モータ)の信頼性を
向上させた電子スロットル装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用内燃機関のスロットルバ
ルブを制御する方式として、従来のアクセルペダルによ
る機械的かつ直接的なバルブ操作に代えて、アクセルペ
ダルの操作量をセンサにより検知して電気信号に変換
し、これをモータ等のロータリアクチュエータへ供給し
てバルブを開閉させる電子スロットル装置(ドライブ・
バイ・ワイヤ;DBW)が開発されている。
【0003】このような電子スロットル装置では、スロ
ットルバルブの開弁方向への駆動はもちろんのこと、閉
弁方向への駆動もアクチュエータにより行われることか
ら、当該アクチュエータには多重化機能およびフェール
セーフ機能の付与が不可欠である。
【0004】従来から、電子スロットル装置にはバルブ
リターンスプリングが設けられ、電子スロットル装置が
何らかの原因で故障したときにはアクチュエータへの給
電を停止して不動作状態とし、バルブリターンスプリン
グの弾性力でスロットルバルブを所定開度以下まで強制
的に戻すように構成されていた。しかしながら、バルブ
リターンスプリングを利用した機械的なスロットル戻し
機構は、作動摩耗等により信頼性が経年的に損なわれる
という問題があった。
【0005】このような問題点を解決するために、例え
ば特開平8−228466号公報では、電気モータとし
て、回転軸に永久磁石のマグネットロータを備えたトル
クモータを採用し、ステータコイルへの非通電状態で
は、マグネットロータの磁力(およびターンスプリン
グ)によってスロットルバルブが所定開度以下まで強制
的に戻される機構が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で
は、トルクモータのマグネットロータによるスロットル
戻し機構がフェールセーフとして機能するが、電子スロ
ットル装置が、そのトルクモータのマグネットロータの
不具合により機能停止すると、フェールセーフ機能も同
時に喪失してしまうという問題があった。
【0007】すなわち、マグネットロータは一般的に、
鉄心の外周部にSN極の永久磁石(ロータリーマグネッ
ト)を交互に配置して構成され、鉄心へのロータリーマ
グネットの固定は接着剤により行われることが多い。し
かしながら、接着剤は金属に比べて機械的強度が弱い上
に、熱にも弱く、経年劣化特性を有する。さらに、極め
て稀なケースではあるが、ロータリーマグネット自身が
機械的に破壊したり、磁力が減磁されて磁石として機能
しなくなる場合も想定される。
【0008】このように、マグネットロータ自身も、そ
の機能を喪失する要因を潜在的に抱えているにもかかわ
らず、上記した従来のフェールセーフ機能は、マグネッ
トロータが常に正常であることを前提としているので、
本来の制御機能がマグネットロータの不具合により失わ
れると、フェールセーフ機能も同時に失われてしまうと
いう問題があった。
【0009】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、マグネットロータを診断し、その故障を検
知する機能を備えた電子スロットル装置の制御装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、以下のような手段を講じた点に特徴
がある。
【0011】(1) 内燃機関のスロットルバルブを駆動す
る電気モータおよびスロットルセンサを含み、前記電気
モータが、回転軸上に固定されたマグネットロータと、
前記各マグネットロータの周囲に配置され、ステータ巻
線が巻回されたステータと、前記マグネットロータが発
生する磁界を検知する磁気センサとを少なくとも含む電
子スロットル装置の制御装置において、前記スロットル
センサにより検知されたスロットル開度および前記磁気
センサの検知結果から予測されるスロットル開度に基づ
いてマグネットロータの故障を診断する故障診断手段を
具備し。
【0012】(2) 内燃機関のスロットルバルブを駆動す
る電子スロットル装置の電気モータが、回転軸上の異な
る位置に固定された複数のマグネットロータと、前記各
マグネットロータの周囲に配置され、ステータ巻線が巻
回されたステータと、前記各マグネットロータが発生す
る磁界を検知する複数の磁気センサとを少なくとも含む
電子スロットル装置の制御装置において、前記各磁気セ
ンサの検知結果に基づいて各マグネットロータの故障を
診断する故障診断手段を具備し、前記故障診断装置は、
各磁気センサの出力信号の差分が所定値を超えると、い
ずれかのマグネットロータが故障したと診断する。
【0013】上記した特徴(1) によれば、マグネットロ
ータに不具合が生じたときに、これを確実に検知するこ
とができる。
【0014】上記した特徴(2) によれば、複数のマグネ
ットロータのいずれかに不具合が生じたときに、これを
確実に検知することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1、2は、本発明を適用した電子スロ
ットル装置およびその制御システムの主要部の構成を示
したブロック図であり、特に、図2は制御システムに相
当するECUの構成を機能的に示したブロック図であ
る。
【0016】内燃機関のシリンダ10には、吸気管1
1、排気管12、吸気弁13および排気弁14が設けら
れ、吸気管11の通路内には、内燃機関に供給する空気
量を制御するためのスロットルバルブ15が、スロット
ルシャフト16により揺動自在に軸支されている。前記
スロットルシャフト16にはトルクモータMの回転軸1
7が連結され、その回転角度すなわちスロットル開度
は、スロットル(開度)センサ18により検知されてE
CU(電子制御ユニット)20へ通知される。
【0017】前記トルクモータMは、回転軸17上の異
なる位置に複数(本実施形態では、2つ)のマグネット
ロータ3a,3bを隣接配置して構成される。各マグネ
ットロータ3a,3bが発生する磁界は2つの磁気セン
サ4a,4bによってそれぞれ検知され、ECU20へ
通知される。トルクモータMのステータ33は全てのマ
グネットロータ3a,3bに共通であり、その励磁電流
すなわち磁界強度はECU20によって制御される。
【0018】運転者がアクセルペダル21を操作した際
の操作量はアクセル開度センサ22により検知され、ア
クセル開度信号としてECU20へ通知される。ECU
20は、前記スロットルセンサ18により検知されたス
ロットル開度、前記アクセル開度センサ22により検知
されたアクセル開度、および車速センサや温度センサ等
により検知された車速Vや水温T等に基づいて、トルク
モータMのドライバーユニット19を制御する。
【0019】ドライバーユニット19は、図2に示した
ように、パワートランジスタをH状に接続したHブリッ
ジ回路を備え、前記ECU20は、各パワートランジス
タの導通タイミングを制御してトルクモータMに所定の
回転トルクを発生させる。
【0020】電子スロットル装置1の制御システムとし
ての前記ECU20は、前記アクセル開度、車速Vおよ
び水温T等に基づいてスロットルバルブ15の目標開度
を決定する目標開度決定部201と、前記スロットルセ
ンサ18の出力信号に基づいてスロットルバルブ15の
実開度を求める実開度判定部202と、前記各目標開度
決定部201および実開度判定部202の出力に基づい
てドライバーユニット19を制御するモータ制御部20
3と、前記磁気センサ4a,4bの出力信号に基づいて
各マグネットロータ3a,3bの故障を診断する故障診
断部204とを含む。
【0021】前記モータ制御部203は、モータMをリ
ターンスプリング65のバネ力に抗して駆動するための
基本電流量(フィードフォワード量)を、前記目標開度
決定部201で決定された目標開度の関数として記憶し
ている。そして、目標開度と実開度との偏差に応じた補
正電流量(フィードバック量)を求め、常時は基本電流
量と補正電流量との和をモータMへ供給する。
【0022】図3は、前記電子スロットル装置1の第1
実施形態の主要部の部分破断断面図、図4は、その機能
を模式的に表現した図であり、前記と同一の符号は同一
または同等部分を表している。
【0023】図3において、スロットルシャフト16お
よびトルクモータMの回転軸17は一体的に構成され、
軸受け71、72および73によりハウジング2に対し
て回転自在に軸支されている。回転軸17の一端側には
2つのマグネットロータ3a,3bが隣接して固定さ
れ、各マグネットロータ3a,3bの端面と対向する位
置には、それぞれ磁気センサ4a,4bが設けられてい
る。前記2つのマグネットロータ3a,3bは、回転軸
17への固定後に一括着磁される。
【0024】図4は、非通電状態のデフォルト状態を示
し、吸気管11より左側では、スロットルバルブ15の
回転運動を上下方向の平行運動として表現している。
【0025】スロットルバルブ15は、車両が退避走行
可能な、例えばアイドル回転数よりやや高い機関回転数
に対応した空気量を供給し得る角度に維持されている。
なお、退避走行とは、モータMへの通電が遮断された場
合でも、車両を修理工場等まで安全に移動できる自力走
行をいう。
【0026】バルブレバー64は、スロットルバルブ1
5の回動運動に連動して図中上下方向へ移動し、図示し
たデフォルト状態から開弁方向へは中間レバー61を伴
って移動し、デフォルト状態から閉弁方向へはデフォル
トレバー62を伴って移動する。中間レバー61および
デフォルトレバー62は、デフォルトスプリング63の
弾性力によりバルブレバー64を挟持するように構成さ
れている。中間レバー61には、一端を固定されたリタ
ーンスプリング65の他端が係合し、デフォルト状態で
は、リターンスプリング65およびマグネットロータ3
a,3bの作用によりデフォルトストッパ51へ押し付
けられている。
【0027】このようなデフォルト状態を実現するた
め、トルクモータMの回転軸17とスロットルバルブ1
5とは、図5に示したように、前記デフォルト状態のと
きに各マグネットロータ3a,3bがステータ33に対
してオフセット状態となり、その結果、トルクモータM
がオフでも閉弁方向へ常時回転トルクを発生するような
位相で、予め固定されている。
【0028】図4のデフォルト状態からトルクモータM
が正転駆動されてスロットルバルブ15が開弁方向へ回
動されると、バルブレバー64は、中間レバー61、デ
フォルトレバー62およびデフォルトスプリング63と
共に図中上方向へ移動する。このとき、スロットルバル
ブ15の回転角度は2つのスロットルセンサ18a,1
8bおよび磁気センサ4a,4bにより検知される。開
弁方向への動作限界は全開ストッパ52により規定され
る。このとき、マグネットロータ3a,3bとステータ
33との位置関係は、図6に示したようになる。
【0029】一方、開弁状態からトルクモータMへの通
電が中断されると、スロットルバルブ15は、前記リタ
ーンスプリング65の弾性力およびマグネットロータ3
a,3bの保持力で閉弁方向へ回動され、これに連動し
て、バルブレバー64は、中間レバー61、デフォルト
レバー62およびデフォルトスプリング63と共に図中
下方へ移動する。バルブレバー64が、図4のデフォル
ト位置まで戻ると、それ以上の閉弁動作はデフォルトス
トッパ51により阻止される。
【0030】また、図4のデフォルト状態から、トルク
モータMが逆転駆動されてスロットルバルブ15が全閉
方向へ更に回動されると、バルブレバー64は、デフォ
ルトスプリング63による弾性力に抗して、中間レバー
61と離れてデフォルトレバー62と共に図中下方向へ
移動する。閉弁方向への動作限界は全閉ストッパ53に
より規定される。
【0031】このような構成において、トルクモータM
のマグネットロータ3a,3bは回転軸17に対して同
位相で固定されているので、回転軸17の回転角度にか
かわらず、各磁気センサ4a,4bにより検知される磁
束密度は一致する。ECU20の故障診断部204は、
各磁気センサ4a,4bの出力信号を比較し、両者の差
分が所定値を超えると、いずれかのマグネットロータ3
a,3bに不具合が生じたものと診断する。
【0032】ECU20は、故障診断部204がマグネ
ットロータ3a,3bの故障と診断すると、以下のいず
れかのフェールセーフ動作を実行する。図7は、各フェ
ールセーフ動作における励磁電流Iの制御方法を示した
図である。
【0033】(1) 第1動作…ステータ33への給電を中
止する[図7(1) ]。この結果、機能を喪失していない
マグネットロータ(およびリターンスプリング65)に
より、スロットルバルブ15が図4のデフォルト位置ま
で戻されるので退避動作を実行できる。
【0034】(2) 第2動作…ステータ33へ常時よりも
大きな(例えば、2倍)電流を供給する[図7(2) ]。
例えば、前記基本電流量(フィードフォワード量)を2
倍に増やす。この結果、機能を喪失していないマグネッ
トロータが強く付勢されるので、常時と同様のスロット
ル制御を継続できる。
【0035】なお、いずれのフェールセーフ動作におい
ても、マグネットロータに不具合が生じたことを運転者
に通知すべく、警告灯を点灯、あるいは警報音を発生さ
せて運転者に退避動作を促すことが望ましい。
【0036】図8は、前記故障診断部204による診断
アルゴリズムの一例を示したフローチャートであり、ス
テップS1において主電源(例えば、イグニッションス
イッチ)のオン操作が検知されると、ステップS2では
磁気センサ4aの検出信号M1が読み取られ、ステップ
S3では、磁気センサ4bの検出信号M2が読み取られ
る。ステップS4では、各検出信号M1,M2の差分Δ
Mが基準値Mref と比較され、差分ΔMが基準値Mref
を上回ると、いずれかのマグネットロータが故障してい
ると診断し、ステップS5において、警告灯を点灯、あ
るいは警報音を発生させて運転者に退避動作を促す。
【0037】図9は、前記電子スロットル装置1の第2
実施形態の主要部の部分破断断面図、図10は、その動
作を示したフローチャートであり、前記と同一の符号は
同一または同等部分を表している。本実施形態は、マグ
ネットロータ3を単一構成とした点で第1実施形態とは
異なっている。
【0038】故障診断部204により、ステップS11
において主電源のオン操作が検知されると、ステップS
12では、スロットルセンサ18の出力信号に基づいて
スロットルの実開度θが検知される。ステップS13で
は、スロットルセンサ18を診断するために、検知され
た実開度θが所定の上下限値内に収まっているか否かが
判別される。前記所定の上下限値は、例えばスロットル
バルブ15の全閉状態および全開状態に対応しており、
検知された実開度θが上下限値から外れていると、スロ
ットルセンサ18を故障と診断してステップS22へ進
む。ステップS22では、警告灯を点灯、あるいは警報
音を発生させると共に、前記フィードバック制御を中止
してフィードフォワード制御のみを実行する。
【0039】一方、スロットルセンサ18が正常と診断
されると、ステップS14では、磁気センサ4により磁
束密度φが検知される。なお、第1実施形態と同様に複
数の磁気センサ4a,4bを設けた場合は、その平均値
または大きい側の値で磁束密度φを代表することができ
る。
【0040】ステップS15では、検知された磁束密度
φが所定の上下限値内に収まっているか否かに基づい
て、磁気センサ4が前記スロットルセンサ18と同様に
診断され、検知結果が上下限値から外れていると、磁気
センサ4を故障と診断してステップS21へ進む。ステ
ップS21では、警告灯を点灯、あるいは警報音を発生
させる。
【0041】磁気センサ4も正常と診断されると、ステ
ップS16では、検知されたスロットルの実開度θに対
応した磁気センサ4の出力対応値φthが検索される。図
11は、スロットルの実開度θと磁気センサ4の出力対
応値(磁束密度)φthとの対応関係の一例を示した図で
あり、故障診断部204には、上記した対応関係がマッ
プ形式で予め記憶されており、入力された実開度θに対
応した出力対応値φthを検索する。
【0042】ステップS17では、磁気センサ4により
検知された磁束密度φと前記検索された出力対応値φth
との偏差|φ−φth|が基準偏差φref と比較される。
ここで、偏差|φ−φth|が基準偏差φref よりも小さ
ければ、磁気センサ4に異常がない旨の診断を下してス
テップS18へ進み、通常制御(フィードフォワード制
御+フィードバック制御)を継続する。
【0043】これに対して、偏差|φ−φth|が基準偏
差φref よりも大きければ、ステップS19においてマ
グネットロータ3の故障と診断し、ステップS20で
は、警告灯を点灯、あるいは警報音を発生させると共に
モータMへの通電を中止する。この結果、スロットルバ
ルブ15がリターンスブリング65により図9のデフォ
ルト位置まで戻されるので退避動作を実行できる。
【0044】上記したように、本実施形態によれば、マ
グネットロータに不具合が生じたときに、これを確実に
検知することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が達
成される。
【0046】(1) 請求項1の発明によれば、マグネット
ロータに不具合が生じたときに、これを確実に検知する
ことができる。
【0047】(2) 請求項2の発明によれば、複数のマグ
ネットロータのいずれかに不具合が生じたときに、これ
を確実に検知することができる。
【0048】(3) 請求項3の発明によれば、一部のマグ
ネットロータに不具合が生じても、機能を喪失していな
い他のマグネットロータが常時よりも強く付勢されるの
で、常時と同様のスロットル制御を継続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子スロットル装置およびそ
の制御システムの主要部の構成を示したブロック図であ
る。
【図2】ECUの機能ブロック図である。
【図3】本発明を適用した電子スロットル装置の第1実
施形態の断面図である。
【図4】電子スロットル装置の構成を模式的に示した図
である。
【図5】トルクモータの非駆動状態を示した図である。
【図6】トルクモータの駆動状態を示した図である。
【図7】フェールセーフ動作時におけるトルクモータの
励磁方法を示した図である。
【図8】第1実施形態の故障診断アルゴリズムのフロー
チャートである。
【図9】本発明を適用した電子スロットル装置の第2実
施形態の断面図である。
【図10】第2実施形態の故障診断アルゴリズムのフロ
ーチャートである。
【図11】スロットルの実開度と磁気センサの出力との
対応関係を示した図である。
【符号の説明】
3,3a,3b…マグネットロータ、4,4a,4b…
磁気センサ、10…シリンダ、11…吸気管、15…ス
ロットルバルブ、16…スロットルシャフト、18…ス
ロットルセンサ、19…ドライバーユニット、20…E
CU,33…ステータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 33/02 H02K 33/02 B (72)発明者 高橋 潤 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 鈴木 栄 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G065 CA34 CA38 DA05 FA12 GA09 GA11 GA41 GA46 HA21 HA22 JA04 JA09 JA11 KA02 KA14 3G084 BA05 DA27 DA31 DA33 EA11 EB12 EC03 FA05 FA10 FA20 3G301 JB02 JB09 LA03 LC03 ND02 PA11A PE08Z PF01Z PF03Z 5H633 BB08 BB15 GG02 GG04 GG09 GG21 GG23 HH03 HH07 HH08 JA08 JB05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のスロットルバルブを駆動する
    電気モータおよびスロットルセンサを含み、 前記電気モータが、 回転軸上に固定されたマグネットロータと、 前記各マグネットロータの周囲に配置されたステータお
    よびその巻線と、 前記マグネットロータが発生する磁界を検知する磁気セ
    ンサとを少なくとも含む電子スロットル装置の制御装置
    において、 前記スロットルセンサにより検知されたスロットル開度
    および前記磁気センサの検知結果から予測されるスロッ
    トル開度に基づいてマグネットロータの故障を診断する
    故障診断手段を具備したことを特徴とする電子スロット
    ル装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関のスロットルバルブを駆動する
    電子スロットル装置の電気モータが、 回転軸上の異なる位置に固定された複数のマグネットロ
    ータと、 前記各マグネットロータの周囲に配置されたステータお
    よびその巻線と、 前記各マグネットロータが発生する磁界を検知する複数
    の磁気センサとを少なくとも含む電子スロットル装置の
    制御装置において、 前記各磁気センサの検知結果に基づいて各マグネットロ
    ータの故障を診断する故障診断手段を具備し、 前記故障診断装置は、各磁気センサの出力信号の差分が
    所定値を超えると、いずれかのマグネットロータが故障
    したと診断することを特徴とする電子スロットル装置の
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記故障診断手段がいずれかのマグネッ
    トロータを故障と診断すると、前記電気モータへ常時よ
    りも大きな電流を供給することを特徴とする請求項2に
    記載の電子スロットル装置の制御装置。
JP27019099A 1999-09-24 1999-09-24 電子スロットル装置の制御装置 Pending JP2001090557A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27019099A JP2001090557A (ja) 1999-09-24 1999-09-24 電子スロットル装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27019099A JP2001090557A (ja) 1999-09-24 1999-09-24 電子スロットル装置の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001090557A true JP2001090557A (ja) 2001-04-03

Family

ID=17482787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27019099A Pending JP2001090557A (ja) 1999-09-24 1999-09-24 電子スロットル装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001090557A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1905987A1 (en) * 2006-09-29 2008-04-02 HONDA MOTOR CO., Ltd. Air intake control system for internal combustion engine of a vehicle
JP2009052512A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のスロットル装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1905987A1 (en) * 2006-09-29 2008-04-02 HONDA MOTOR CO., Ltd. Air intake control system for internal combustion engine of a vehicle
US8051832B2 (en) 2006-09-29 2011-11-08 Honda Motor Co., Ltd. Air intake control system for internal combustion engine of a vehicle
JP2009052512A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のスロットル装置
JP4630318B2 (ja) * 2007-08-29 2011-02-09 本田技研工業株式会社 内燃機関のスロットル装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4397352B2 (ja) 車両制御システム
JP2007138743A (ja) 電子スロットル制御装置
JP2002371866A (ja) 内燃機関用吸気制御装置
JP3600418B2 (ja) アクチュエータ制御装置
WO2007148480A1 (ja) ブラシレスモータ装置
US4779592A (en) Stepping motor and intake control apparatus therewith
US7222605B2 (en) Throttle control system and method
JPS61226533A (ja) 車両用アクセル制御装置
JPH0749779B2 (ja) スロットルアクチュエータの制御装置
JP2001090557A (ja) 電子スロットル装置の制御装置
JP2001098987A (ja) 電子スロットル装置の制御装置
JP2001090588A (ja) 電子スロットル装置の制御装置
JP2001090558A (ja) 電子スロットル装置
JPH10160027A (ja) 磁気ばね装置
JP3802648B2 (ja) ロータリソレノイドのマグネット接着不良検出方法
JP2000116095A (ja) トルクモータおよびそれを用いたスロットル装置
JPH09264339A (ja) 内燃機関の電子スロットル装置用電磁クラッチ
JPH11324687A (ja) エンジンの吸気装置
JPH11341874A (ja) 過電流検出方法
JPH11132058A (ja) 内燃機関のスロットル弁制御装置
JPS61252839A (ja) 車両用アクセル制御装置
JPH06265039A (ja) バルブ開閉制御装置
JPH10184401A (ja) 電子スロットル制御装置
JP2000130193A (ja) スロットル開度制御装置
JP2001173463A (ja) スロットル制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080920

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080920

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090920

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090920

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100920

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100920

Year of fee payment: 15