JP2001090549A - エンジンのカムシャフト駆動装置 - Google Patents

エンジンのカムシャフト駆動装置

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JP2001090549A
JP2001090549A JP26895899A JP26895899A JP2001090549A JP 2001090549 A JP2001090549 A JP 2001090549A JP 26895899 A JP26895899 A JP 26895899A JP 26895899 A JP26895899 A JP 26895899A JP 2001090549 A JP2001090549 A JP 2001090549A
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JP
Japan
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engine
crankshaft
camshaft
intermediate shaft
driving device
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JP26895899A
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English (en)
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Masahiro Uchida
雅博 内田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンの軸方向の長さを短縮する。 【解決手段】エンジンにより駆動されるクランク軸27
と、該クランク軸の一側に連結されたトランスミッショ
ンと、クランク軸と平行に配設された吸気用カムシャフ
ト13および排気用カムシャフト14と、これらカムシ
ャフトとクランク軸の間に配設された中間軸34と、ト
ランスミッション側において、吸気用カムシャフト、排
気用カムシャフトおよび中間軸の少なくとも一つに装着
されたバルブタイミング可変装置17、19とを備え、
クランク軸の回転を、クランク軸の他側から中間軸を介
してバルブタイミング可変装置に伝達させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OHC(オーバー
ヘッドカム)式4サイクルエンジンのカムシャフト駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】OHC
式4サイクルエンジンにおいては、クランク軸の回転を
カムシャフトに伝達する動弁機構を備え、また、クラン
ク軸の回転により、ウォーターポンプ、パワーステアリ
ングポンプ、オルタネータ、エアコン用コンプレッサ、
オイルポンプ、燃料ポンプ等の補機を駆動させている。
また、カムシャフトに油圧で作動するバルブタイミング
可変装置を配設する方式も知られている。
【0003】ところで、運転席の後方にエンジンを設置
するミッドシップ型スポーツカー等においては、制約さ
れたスペースのエンジンルーム内にエンジンおよび変速
機を横置き(車軸に垂直)に設置しなければならず、こ
の場合、エンジンの軸方向側面には、上記した種々の補
機やバルブタイミング可変装置があり、これらを制約さ
れたスペースに有効に装着することは困難であった。
【0004】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、制約されたスペースを有効利用してバルブタ
イミング可変装置を装着し、エンジンの軸方向の長さを
短縮することができエンジンのカムシャフト駆動装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、エンジンにより駆動されるク
ランク軸27と、該クランク軸の一側に連結されたトラ
ンスミッション4と、クランク軸と平行に配設された吸
気用カムシャフト13および排気用カムシャフト14
と、これらカムシャフトとクランク軸の間に配設された
中間軸34と、トランスミッション側において、吸気用
カムシャフト、排気用カムシャフトおよび中間軸の少な
くとも一つに装着されたバルブタイミング可変装置1
7、19とを備え、クランク軸の回転を、クランク軸の
他側から中間軸を介してバルブタイミング可変装置に伝
達させることを特徴とし、請求項2記載の発明は、請求
項1において、エンジンがV型エンジンであり、Vバン
クの中に前記中間軸を配設したことを特徴とし、請求項
3記載の発明は、請求項1または2において、前記中間
軸が吸気ポート9の下方に配設されていることを特徴と
し、請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれ
かにおいて、クランク軸の回転を中間軸に伝達させる動
力伝達部材45により冷却水ポンプ39を駆動させるこ
とを特徴とする。なお、上記構成に付加した番号は、本
発明の理解を容易にするために図面と対比させるもの
で、これにより本発明が何ら限定されるものではない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1〜図3は、本発明における
エンジンのカムシャフト駆動装置の1実施形態を示し、
図1はエンジンの縦断面図、図2は図1のエンジンの側
断面図、図3は図1のエンジンのシリンダヘッドの平面
図である。
【0007】エンジン1はDOHC式、V型8気筒・燃
料噴射式4サイクルエンジンであり、図2に示すよう
に、エンジン1は、ミッドシップ型スポーツカーの運転
席2の後部に設けられたエンジンルーム3内に設置され
ている。エンジン1のクランク軸方向後部にはトランス
ミッション4が連結されている。
【0008】図1および図2において、エンジン1は、
Vバンク形状に形成されたシリンダブロック5、シリン
ダブロック5に連結されたシリンダヘッド6、シリンダ
ヘッド6の上部を覆うヘッドカバー7を備え、シリンダ
ヘッド6には、吸気ポート9と排気ポート10が形成さ
れ、それぞれ吸気弁11および排気弁12が配設されて
いる。シリンダヘッド6の上部には、吸気用カムシャフ
ト13、排気用カムシャフト14、燃料噴射弁15およ
び点火プラグ16が配設され、これらカムシャフト1
3、14により吸気弁11および排気弁12が開閉駆動
される。カムシャフト13、14の後端(トランスミッ
ション4側)には、バルブタイミング可変装置17、1
9が装着されている。なお、図3に示すように、3つの
吸気弁11の装着穴11aと2つの排気弁12の装着穴
12aが形成されている。
【0009】Vバンクの間に開口する左右の吸気ポート
9、9には、吸気管20、21が接続され、それぞれサ
ージタンク22、23に接続されている。なお、24は
吸気管長を可変にするための切換バルブであり、25
は、吸気ポート9の入口に設けられたタンブルコントロ
ールバルブである。
【0010】シリンダブロック5の内部下方にはクラン
ク軸27が配設され、クランク軸27はピストン29の
往復動により回転駆動する構成になっている。また、シ
リンダブロック5の下部にはオイルパン30が取り付け
られている。クランク軸27の後端はトランスミッショ
ン4に連結され、クランク軸27の前端には、駆動スプ
ロケット31(図2)、32および駆動プーリ33が固
定されている。
【0011】また、クランク軸27と平行に、吸気ポー
ト9、9の下方に中間軸34、34が回転自在に配設さ
れ、中間軸34の前端には被駆動スプロケット35が固
定され、後端には駆動スプロケット36が固定されてい
る。エンジン本体(シリンダブロック5、シリンダヘッ
ド6、オイルパン30を総称していう)の前面には、パ
ワステポンプ37、冷却水ポンプ39、オルタネータ4
0、エアコン用コンプレッサ41、テンショナー42が
配設され、また、オイルパン30内にはオイルポンプ4
4が配設されている。
【0012】そして、クランク軸27に固定された駆動
スプロケット32と左右の中間軸34の前端に固定され
た被駆動スプロケット35、冷却水ポンプ39の被駆動
スプロケット39aがチェーン(動力伝達部材)45に
より連結されている。また、中間軸34の後端に固定さ
れた駆動スプロケット36と、バルブタイミング可変装
置17、19の被駆動スプロケット17a、19a(図
3)がチェーン(動力伝達部材)46により連結されて
いる。また、クランク軸27に固定された駆動プーリ3
3と、オルタネータ40、パワステポンプ37、エアコ
ン用コンプレッサ41、テンショナー42がベルト47
により連結されている。さらに、クランク軸27に固定
された駆動スプロケット31とオイルポンプ44がチェ
ーン49により連結されている。
【0013】図2において、本実施形態のエンジンにお
いては、カムシャフト13の後端を軸支するジャーナル
部材50をシリンダヘッド6と別体とし、シリンダヘッ
ド全長を短くする工夫をしている。そして、ジャーナル
部材50の下方に切欠部51を設けて、切欠部51の空
間を利用してヘッドボルト52によりシリンダヘッド6
をシリンダブロック5に固定するようにしている。図3
において、17b、19bはバルブタイミング可変装置
17、19を油圧制御するソレノイド装着穴を示してい
る。
【0014】上記構成からなる本発明のカムシャフト駆
動装置の作用について説明する。クランク軸27の回転
は、チェーン45を介して左右の中間軸34、34に伝
達され、さらに、チェーン46を介してバルブタイミン
グ可変装置17、19に伝達される。本発明によれば、
従来、カムシャフトの前部に設けていたバルブタイミン
グ可変装置17、19を、中間軸34を介してカムシャ
フトの後部に設けることにより、トランスミッション4
上方のスペースを有効利用し、エンジンの軸方向の長さ
を短縮することができる。これにより、ミッドシップ型
スポーツカーに採用した場合には、その搭載性を向上さ
せることができる。
【0015】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、吸
気用カムシャフト13および排気用カムシャフト14の
後端にバルブタイミング可変装置17、19を装着する
ようにしているが、いずれか一方のカムシャフトにバル
ブタイミング可変装置を装着するようにしてもよいし、
また、中間軸34の後端にバルブタイミング可変装置を
装着するようにしてもよい。
【0016】また、上記実施形態においては、中間軸3
4の駆動スプロケット36と、バルブタイミング可変装
置17、19の被駆動スプロケット17a、19aをチ
ェーン46により連結するようにしているが、中間軸3
4の駆動スプロケット36とバルブタイミング可変装置
17の被駆動スプロケット17aをチェーンで連結し、
被駆動スプロケット17a、19a同士をチェーンによ
り連結するようにしてもよい。
【0017】さらに、上記実施形態においては、DOH
C式エンジンに適用しているが、OHCのエンジンにも
勿論適用可能である。また、V型エンジンに限定される
ものではなく直列気筒のエンジンにも適用可能である。
さらに、ミッドシップ型スポーツカー以外の車両にも搭
載可能である。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、従来、カムシャフトの前端部に
設けていたバルブタイミング可変装置を、中間軸を介し
てカムシャフトの後部に設けることにより、トランスミ
ッション上方のスペースを有効利用し、エンジンの軸方
向の長さを短縮することができ、請求項2記載の発明に
よれば、V型エンジンに適用した場合に、Vバンクの中
のスペースを有効利用することができ、請求項3記載の
発明によれば、吸気ポートの下方のスペースを有効利用
することができ、請求項4記載の発明によれば、バルブ
タイミング可変装置を駆動する動力伝達部材を利用して
冷却水ポンプを駆動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるエンジンのカムシャフト駆動装
置の1実施形態を示すエンジンの縦断面図である。
【図2】図1のエンジンの側断面図である。
【図3】図1のエンジンのシリンダヘッドの平面図であ
る。
【符号の説明】
1…エンジン 4…トランスミッション 13…吸気用カムシャフト 14…排気用カムシャフト 27…クランク軸 34…中間軸 17、19…バルブタイミング可変装置 45、46…動力伝達部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンにより駆動されるクランク軸と、
    該クランク軸の一側に連結されたトランスミッション
    と、クランク軸と平行に配設された吸気用カムシャフト
    および排気用カムシャフトと、これらカムシャフトとク
    ランク軸の間に配設された中間軸と、トランスミッショ
    ン側において、吸気用カムシャフト、排気用カムシャフ
    トおよび中間軸の少なくとも一つに装着されたバルブタ
    イミング可変装置とを備え、クランク軸の回転を、クラ
    ンク軸の他側から中間軸を介してバルブタイミング可変
    装置に伝達させることを特徴とするエンジンのカムシャ
    フト駆動装置。
  2. 【請求項2】エンジンがV型エンジンであり、Vバンク
    の中に前記中間軸を配設したことを特徴とする請求項1
    記載のエンジンのカムシャフト駆動装置。
  3. 【請求項3】前記中間軸が吸気ポートの下方に配設され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載のエンジン
    のカムシャフト駆動装置。
  4. 【請求項4】クランク軸の回転を中間軸に伝達させる動
    力伝達部材により冷却水ポンプを駆動させることを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエンジンの
    カムシャフト駆動装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110145397A (zh) * 2019-04-02 2019-08-20 中国北方发动机研究所(天津) 一种发动机动力集成系统

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