JP2001089436A - アルギニン誘導体、アルギンギパイン阻害剤、及び抗歯周病剤 - Google Patents
アルギニン誘導体、アルギンギパイン阻害剤、及び抗歯周病剤Info
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 新規アルギニン誘導体、アルギンギパイン特
異的阻害剤、抗歯周病剤、及び歯周病の予防及び改善用
口腔組成物を提供する。 【解決手段】 一般式(1)で表される新規アルギニン
誘導体並びに、これを有効成分とするアルギンギパイン
特異的阻害剤、抗歯周病剤、及び歯周病の予防及び改善
用口腔組成物。 【化1】 (式中、QはNHCH(=NR)NH2又はNHCH(=NH)NHR、X及びY
は、同一又は異なってもよく、水素原子、アルキル基、
シクロアルキル基、もしくはシクロアルキルアルキル
基、又は置換基を有していてもよいフェニル基、ベンジ
ル基、もしくはフェネチル基を表し、あるいはXとYは
一体となって、それらが結合している窒素原子と共に5
員又は6員の複素環を形成してもよい。Zは水素原子又
は低級アルキル基を表し、Rは水素原子又はグアニジノ
基の保護基を表す。)で示されるアルギニン誘導体又は
その塩。
異的阻害剤、抗歯周病剤、及び歯周病の予防及び改善用
口腔組成物を提供する。 【解決手段】 一般式(1)で表される新規アルギニン
誘導体並びに、これを有効成分とするアルギンギパイン
特異的阻害剤、抗歯周病剤、及び歯周病の予防及び改善
用口腔組成物。 【化1】 (式中、QはNHCH(=NR)NH2又はNHCH(=NH)NHR、X及びY
は、同一又は異なってもよく、水素原子、アルキル基、
シクロアルキル基、もしくはシクロアルキルアルキル
基、又は置換基を有していてもよいフェニル基、ベンジ
ル基、もしくはフェネチル基を表し、あるいはXとYは
一体となって、それらが結合している窒素原子と共に5
員又は6員の複素環を形成してもよい。Zは水素原子又
は低級アルキル基を表し、Rは水素原子又はグアニジノ
基の保護基を表す。)で示されるアルギニン誘導体又は
その塩。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルギンギパイン
に対して特異的な阻害作用を示す新規アルギニン誘導
体、アルギンギパイン特異的阻害剤、抗歯周病剤、及び
歯周病の予防及び改善用の口腔組成物に関する。
に対して特異的な阻害作用を示す新規アルギニン誘導
体、アルギンギパイン特異的阻害剤、抗歯周病剤、及び
歯周病の予防及び改善用の口腔組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】歯周病(慢性縁性歯周炎)は、歯を支持
している歯肉、歯根膜、セメント質及び歯槽骨からなる
歯周組織に生じる疾患である。歯周病によって、付着上
皮、歯肉結合組織、歯根膜等に強い結合組織破壊が起こ
り、支持組織が後退、あるいは消失し、結果として歯を
失うことになり、このことが歯を失う主原因となってい
る。歯周病は歯及び歯周囲に付着した歯垢中に棲息する
微生物に起因する慢性炎症であり、その発症と進行に
は、歯肉縁下の歯垢中に存在するグラム陰性嫌気性細菌
群が深く関与していると言われている。特に、グラム陰
性嫌気性桿菌のポルフィロモナス・ギンギバリス(Porp
hyromonas gingivalis)は深い歯周ポケットから高頻度
に検出され、成人性歯周炎や急速進行性歯周炎において
最も重要な病原菌であると考えられている(Holt, S.
C. et al.:Crit. Rev. Oral Biol. Med., 2, 177, 199
1)。ポルフィロモナス・ギンギバリスは線毛やリポ多
糖を有し、血球凝集素や多くのプロテアーゼを生産し、
これらが、歯周病の発症と進展に関与していると考えら
れている。最近、ポルフィロモナス・ギンギバリスから
アルギニンのC末端側を特異的に切断するシステインプ
ロテアーゼ、アルギンギパイン(argingipain)(ギン
ギパイン−1(gingipain-1)またはギンギパインR(g
ingipain R)とも呼ばれる)が単離された。このアルギ
ンギパインは多形核白血球の殺菌作用を抑制するが、ロ
イペプチンやEDTA等のシステインプロテアーゼ阻害
剤によってアルギンギパインが阻害されると、多形核白
血球の殺菌作用が新たに復帰することが報告されている
(Kadowaki.T, Yamamoto.T.,et al.:J. Biol. Chem. 2
69, 21371, 1994)。このようにアルギンギパインは多
形核白血球の殺菌活性の抑制、生体蛋白質の分解、さら
にはポルフィロモナス・ギンギバリスの生長等に重要な
役割を演じている。従って、アルギンギパイン特異的阻
害剤は歯周病の予防および治療に対し、有効に作用する
と考えられる。ロイペプチン、EDTA、TPCKある
いはE−64等の既知のチオールプロテアーゼ阻害剤は
アルギンギパインを阻害するが、これらはアルギンギパ
インに対する特異性が低く(Kadowaki.T, Yamamoto.T.,
et al.:J. Biol. Chem. 269, 21371, 1994)、又、毒
性も高いため歯周病の予防、治療には使用できない。現
在のところ、本疾患の発症機序を考慮して設計された、
歯周病に有効且つ満足すべき適切な予防・治療剤は、い
まだ提供されていない。本発明に係るアルギニン誘導体
は、新規な化合物であり、従って、該化合物の有用性に
関する報告はない。
している歯肉、歯根膜、セメント質及び歯槽骨からなる
歯周組織に生じる疾患である。歯周病によって、付着上
皮、歯肉結合組織、歯根膜等に強い結合組織破壊が起こ
り、支持組織が後退、あるいは消失し、結果として歯を
失うことになり、このことが歯を失う主原因となってい
る。歯周病は歯及び歯周囲に付着した歯垢中に棲息する
微生物に起因する慢性炎症であり、その発症と進行に
は、歯肉縁下の歯垢中に存在するグラム陰性嫌気性細菌
群が深く関与していると言われている。特に、グラム陰
性嫌気性桿菌のポルフィロモナス・ギンギバリス(Porp
hyromonas gingivalis)は深い歯周ポケットから高頻度
に検出され、成人性歯周炎や急速進行性歯周炎において
最も重要な病原菌であると考えられている(Holt, S.
C. et al.:Crit. Rev. Oral Biol. Med., 2, 177, 199
1)。ポルフィロモナス・ギンギバリスは線毛やリポ多
糖を有し、血球凝集素や多くのプロテアーゼを生産し、
これらが、歯周病の発症と進展に関与していると考えら
れている。最近、ポルフィロモナス・ギンギバリスから
アルギニンのC末端側を特異的に切断するシステインプ
ロテアーゼ、アルギンギパイン(argingipain)(ギン
ギパイン−1(gingipain-1)またはギンギパインR(g
ingipain R)とも呼ばれる)が単離された。このアルギ
ンギパインは多形核白血球の殺菌作用を抑制するが、ロ
イペプチンやEDTA等のシステインプロテアーゼ阻害
剤によってアルギンギパインが阻害されると、多形核白
血球の殺菌作用が新たに復帰することが報告されている
(Kadowaki.T, Yamamoto.T.,et al.:J. Biol. Chem. 2
69, 21371, 1994)。このようにアルギンギパインは多
形核白血球の殺菌活性の抑制、生体蛋白質の分解、さら
にはポルフィロモナス・ギンギバリスの生長等に重要な
役割を演じている。従って、アルギンギパイン特異的阻
害剤は歯周病の予防および治療に対し、有効に作用する
と考えられる。ロイペプチン、EDTA、TPCKある
いはE−64等の既知のチオールプロテアーゼ阻害剤は
アルギンギパインを阻害するが、これらはアルギンギパ
インに対する特異性が低く(Kadowaki.T, Yamamoto.T.,
et al.:J. Biol. Chem. 269, 21371, 1994)、又、毒
性も高いため歯周病の予防、治療には使用できない。現
在のところ、本疾患の発症機序を考慮して設計された、
歯周病に有効且つ満足すべき適切な予防・治療剤は、い
まだ提供されていない。本発明に係るアルギニン誘導体
は、新規な化合物であり、従って、該化合物の有用性に
関する報告はない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な状況に鑑み、アルギンギパインの阻害物質について種
々探索した結果、アルギンギパインに対し特異的に且つ
強力に阻害する新規アルギニン誘導体を見出し、本発明
を完成した。即ち、本発明は、下記一般式(1)
な状況に鑑み、アルギンギパインの阻害物質について種
々探索した結果、アルギンギパインに対し特異的に且つ
強力に阻害する新規アルギニン誘導体を見出し、本発明
を完成した。即ち、本発明は、下記一般式(1)
【0004】
【化3】
【0005】(式中、QはNHCH(=NR)NH2又はNHCH(=NH)N
HR、X及びYは、同一又は異なってもよく、水素原子、
アルキル基、シクロアルキル基、もしくはシクロアルキ
ルアルキル基、又は置換基を有していてもよいフェニル
基、ベンジル基、もしくはフェネチル基を表し、あるい
はXとYは一体となって、それらが結合している窒素原
子と共に5員又は6員の複素環を形成しもよい。Zは水
素原子又は低級アルキル基を表し、Rは水素原子又はグ
アニジノ基の保護基を表す。)で示されるアルギニン誘
導体又はその塩、並びに下記一般式(1’)
HR、X及びYは、同一又は異なってもよく、水素原子、
アルキル基、シクロアルキル基、もしくはシクロアルキ
ルアルキル基、又は置換基を有していてもよいフェニル
基、ベンジル基、もしくはフェネチル基を表し、あるい
はXとYは一体となって、それらが結合している窒素原
子と共に5員又は6員の複素環を形成しもよい。Zは水
素原子又は低級アルキル基を表し、Rは水素原子又はグ
アニジノ基の保護基を表す。)で示されるアルギニン誘
導体又はその塩、並びに下記一般式(1’)
【0006】
【化4】
【0007】で示されるアルギニン誘導体又はその薬理
上許容される塩を有効成分として含有するアルギンギパ
イン阻害剤、抗歯周病剤、及び歯周病の予防、及び改善
のための口腔用組成物を含むものである。
上許容される塩を有効成分として含有するアルギンギパ
イン阻害剤、抗歯周病剤、及び歯周病の予防、及び改善
のための口腔用組成物を含むものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る一般式(1)で示さ
れるアルギニン誘導体について、更に詳細に説明する。
X及びYのアルキル基としては、炭素数1〜10の直鎖
状又は分岐状のアルキル基が好ましく、具体例として
は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、1,1−ジエチルプロピル基、1−エチルプロ
ピル基、1−エチル−1−メチルプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、
2−エチルブチル基、2−エチル−1−メチルブチル
基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−メ
チルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、ペンチル
基、1−メチルぺンチル基、2−メチルぺンチル基、3
−メチルぺンチル基、4−メチルぺンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等が
挙げられる。これらのアルキル基のうち、炭素数1〜6
の直鎖状又は分岐状のアルキル基が活性の上でより好ま
しい。シクロアルキル基としては、炭素数3〜8のシク
ロアルキル基が好ましく、具体例としては、例えばシク
ロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基
等が挙げられる。シクロアルキル基としては炭素数3〜
6のシクロアルキル基が活性の上でより好ましい。シク
ロアルキルアルキル基としては、炭素数4〜10のシク
ロアルキルアルキル基が好ましく、具体例としては、例
えば、シクロプロピルメチル基、シクロペンチルメチル
基、シクロペンチルエチル基、シクロペンチルプロピル
基、シクロヘキシルメチル基、シクロヘキシルエチル
基、シクロヘプチルメチル基、シクロヘプチルエチル基
等が挙げられる。シクロアルキルアルキル基としては炭
素数6〜7のシクロアルキル基が活性の上でより好まし
い。置換基を有していてもよいフェニル基、ベンジル
基、フェネチル基におけるベンゼン環上の置換基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜6
のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハ
ロゲン原子、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、te
rt−ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシル基、
アミノ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基等が挙げ
られる。ベンゼン環上のこれらの置換基は、2つ以上が
同時に存在してもよい。X及びYが結合している窒素原
子と共に形成される5員又は6員の複素環は、ベンゾ縮
環していてもよく、具体例としては、ピロリジン−1−
イル基、ピペリジノ基、ピペラジン−1−イル基、モル
ホリノ基、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル
基等が挙げらる。Zの低級アルキル基としては、炭素数
1〜6の直鎖状又は分岐状のアルキル基が好ましく、具
体例としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、ヘプチル基が挙げられる。ここでアルキル基とし
ては炭素数1〜4の直鎖状又は分岐状のアルキル基がよ
り好ましい。グアニジノ基の保護基としては、ニトロ
基、ベンジルオキシカルボニル基、tert−ブトキシ
カルボニル基、p−トルエンスルホニル基、ホルミル
基、クロロアセチル基、トリチル基等が挙げられる。本
発明化合物(1)の塩としては如何なるものであっても
よいが、好適な塩としては、慣用の無毒性で薬理学上許
容される塩類、例えば、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の
無機酸との塩、又は酢酸塩、マレイン酸塩、メタンスル
ホン酸塩、ギ酸塩、トルエンスルホン酸塩等の有機酸と
の塩等が挙げられる。本発明に係る化合物(1’)の塩
としては、上記の薬理学上許容される塩が挙げられる。
一般式(1)及び(1’)で表されるアルギニン誘導体
に存在する不斉炭素の立体化学は、(D)体、(L)体
又は(DL)体をとることができる。前記一般式
(1’)で示される好ましい化合物を表1〜表32に示
す。尚、表中のcycloは単環式炭化水素を表す。
れるアルギニン誘導体について、更に詳細に説明する。
X及びYのアルキル基としては、炭素数1〜10の直鎖
状又は分岐状のアルキル基が好ましく、具体例として
は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、1,1−ジエチルプロピル基、1−エチルプロ
ピル基、1−エチル−1−メチルプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、
2−エチルブチル基、2−エチル−1−メチルブチル
基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−メ
チルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、ペンチル
基、1−メチルぺンチル基、2−メチルぺンチル基、3
−メチルぺンチル基、4−メチルぺンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等が
挙げられる。これらのアルキル基のうち、炭素数1〜6
の直鎖状又は分岐状のアルキル基が活性の上でより好ま
しい。シクロアルキル基としては、炭素数3〜8のシク
ロアルキル基が好ましく、具体例としては、例えばシク
ロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基
等が挙げられる。シクロアルキル基としては炭素数3〜
6のシクロアルキル基が活性の上でより好ましい。シク
ロアルキルアルキル基としては、炭素数4〜10のシク
ロアルキルアルキル基が好ましく、具体例としては、例
えば、シクロプロピルメチル基、シクロペンチルメチル
基、シクロペンチルエチル基、シクロペンチルプロピル
基、シクロヘキシルメチル基、シクロヘキシルエチル
基、シクロヘプチルメチル基、シクロヘプチルエチル基
等が挙げられる。シクロアルキルアルキル基としては炭
素数6〜7のシクロアルキル基が活性の上でより好まし
い。置換基を有していてもよいフェニル基、ベンジル
基、フェネチル基におけるベンゼン環上の置換基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜6
のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハ
ロゲン原子、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、te
rt−ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシル基、
アミノ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基等が挙げ
られる。ベンゼン環上のこれらの置換基は、2つ以上が
同時に存在してもよい。X及びYが結合している窒素原
子と共に形成される5員又は6員の複素環は、ベンゾ縮
環していてもよく、具体例としては、ピロリジン−1−
イル基、ピペリジノ基、ピペラジン−1−イル基、モル
ホリノ基、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル
基等が挙げらる。Zの低級アルキル基としては、炭素数
1〜6の直鎖状又は分岐状のアルキル基が好ましく、具
体例としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、ヘプチル基が挙げられる。ここでアルキル基とし
ては炭素数1〜4の直鎖状又は分岐状のアルキル基がよ
り好ましい。グアニジノ基の保護基としては、ニトロ
基、ベンジルオキシカルボニル基、tert−ブトキシ
カルボニル基、p−トルエンスルホニル基、ホルミル
基、クロロアセチル基、トリチル基等が挙げられる。本
発明化合物(1)の塩としては如何なるものであっても
よいが、好適な塩としては、慣用の無毒性で薬理学上許
容される塩類、例えば、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の
無機酸との塩、又は酢酸塩、マレイン酸塩、メタンスル
ホン酸塩、ギ酸塩、トルエンスルホン酸塩等の有機酸と
の塩等が挙げられる。本発明に係る化合物(1’)の塩
としては、上記の薬理学上許容される塩が挙げられる。
一般式(1)及び(1’)で表されるアルギニン誘導体
に存在する不斉炭素の立体化学は、(D)体、(L)体
又は(DL)体をとることができる。前記一般式
(1’)で示される好ましい化合物を表1〜表32に示
す。尚、表中のcycloは単環式炭化水素を表す。
【0009】 表1 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 H H CH3 2 H CH3 CH3 3 H C2H5 CH3 4 H C3H7 CH3 5 H (CH3)2CH CH3 6 H (CH3)2CHCH2 CH3 7 H C2H5(CH3)CH CH3 8 H C2H5 (CH3)2C CH3 9 H (CH3)2CH(CH3)CH CH3 10 H (C2H5)2CH CH3 11 H C2H5(CH3)2C CH3 12 H (CH3)3CCH2 CH3 13 H C4H9 CH3 14 H (CH3)3 C CH3 15 H (C2H5)2(CH3)CHCH2 CH3 16 H C3H7(CH3)CH CH3 17 H (C2H5)2CHCH2 CH3 18 H (CH3)2CH (CH3)CHCH2 CH3 19 H (CH3)2CHCH2CH2 CH3 20 H C5H11 CH3 21 H (CH3)2CHCH2CH2CH2 CH3 22 H C2H5(CH3)CHCH2CH2 CH3 23 H C3H7(CH3)CHCH2 CH3 24 H C4H9(CH3)CH CH3 25 H C6H13 CH3 ───────────────────────────────────
【0010】 表2 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 CH3 CH3 CH3 2 CH3 C2H5 CH3 3 CH3 C3H7 CH3 4 CH3 (CH3)2CH CH3 5 CH3 (CH3)2CHCH2 CH3 6 CH3 C2H5(CH3)CH CH3 7 CH3 C2H5 (CH3)2C CH3 8 CH3 (CH3)2CH(CH3)CH CH3 9 CH3 (C2H5)2CH CH3 10 CH3 C2H5(CH3)2C CH3 11 CH3 (CH3)3CCH2 CH3 12 CH3 C4H9 CH3 13 CH3 (CH3)3 C CH3 14 CH3 (C2H5)2(CH3)CHCH2 CH3 15 CH3 C3H7(CH3)CH CH3 16 CH3 (C2H5)2CHCH2 CH3 17 CH3 (CH3)2CH (CH3)CHCH2 CH3 18 CH3 (CH3)2CHCH2CH2 CH3 19 CH3 C5H11 CH3 20 CH3 (CH3)2CHCH2CH2CH2 CH3 21 CH3 C2H5(CH3)CHCH2CH2 CH3 22 CH3 C3H7(CH3)CHCH2 CH3 23 CH3 C4H9(CH3)CH CH3 24 CH3 C6H13 CH3 ───────────────────────────────────
【0011】 表3 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 C2H5 C2H5 CH3 2 C2H5 C3H7 CH3 3 C2H5 (CH3)2CH CH3 4 C2H5 (CH3)2CHCH2 CH3 5 C2H5 C2H5(CH3)CH CH3 6 C2H5 C2H5 (CH3)2C CH3 7 C2H5 (CH3)2CH(CH3)CH CH3 8 C2H5 (C2H5)2CH CH3 9 C2H5 C2H5(CH3)2C CH3 10 C2H5 (CH3)3CCH2 CH3 11 C2H5 C4H9 CH3 12 C2H5 (CH3)3 C CH3 13 C2H5 (C2H5)2(CH3)CHCH2 CH3 14 C2H5 C3H7(CH3)CH CH3 15 C2H5 (C2H5)2CHCH2 CH3 16 C2H5 (CH3)2CH (CH3)CHCH2 CH3 17 C2H5 (CH3)2CHCH2CH2 CH3 18 C2H5 C5H11 CH3 19 C2H5 (CH3)2CHCH2CH2CH2 CH3 20 C2H5 C2H5(CH3)CHCH2CH2 CH3 21 C2H5 C3H7(CH3)CHCH2 CH3 22 C2H5 C4H9(CH3)CH CH3 23 C2H5 C6H13 CH3 ───────────────────────────────────
【0012】 表4 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 C3H7 C3H7 CH3 2 C3H7 (CH3)2CH CH3 3 C3H7 (CH3)2CHCH2 CH3 4 C3H7 C2H5(CH3)CH CH3 5 C3H7 C2H5 (CH3)2C CH3 6 C3H7 (CH3)2CH(CH3)CH CH3 7 C3H7 (C2H5)2CH CH3 8 C3H7 C2H5(CH3)2C CH3 9 C3H7 (CH3)3CCH2 CH3 10 C3H7 C4H9 CH3 11 C3H7 (CH3)3 C CH3 12 C3H7 (C2H5)2(CH3)CHCH2 CH3 13 C3H7 C3H7(CH3)CH CH3 14 C3H7 (C2H5)2CHCH2 CH3 15 C3H7 (CH3)2CH (CH3)CHCH2 CH3 16 C3H7 (CH3)2CHCH2CH2 CH3 17 C3H7 C5H11 CH3 18 C3H7 (CH3)2CHCH2CH2CH2 CH3 19 C3H7 C2H5(CH3)CHCH2CH2 CH3 20 C3H7 C3H7(CH3)CHCH2 CH3 21 C3H7 C4H9(CH3)CH CH3 22 C3H7 C6H13 CH3 ───────────────────────────────────
【0013】 表5 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 (CH3)2CH (CH3)2CH CH3 2 (CH3)2CH (CH3)2CHCH2 CH3 3 (CH3)2CH C2H5(CH3)CH CH3 4 (CH3)2CH C2H5 (CH3)2C CH3 5 (CH3)2CH (CH3)2CH(CH3)CH CH3 6 (CH3)2CH (C2H5)2CH CH3 7 (CH3)2CH C2H5(CH3)2C CH3 8 (CH3)2CH (CH3)3CCH2 CH3 9 (CH3)2CH C4H9 CH3 10 (CH3)2CH (CH3)3 C CH3 11 (CH3)2CH (C2H5)2(CH3)CHCH2 CH3 12 (CH3)2CH C3H7(CH3)CH CH3 13 (CH3)2CH (C2H5)2CHCH2 CH3 14 (CH3)2CH (CH3)2CH(CH3)CHCH2 CH3 15 (CH3)2CH (CH3)2CHCH2CH2 CH3 16 (CH3)2CH C5H11 CH3 17 (CH3)2CH (CH3)2CHCH2CH2CH2 CH3 18 (CH3)2CH C2H5(CH3)CHCH2CH2 CH3 19 (CH3)2CH C3H7(CH3)CHCH2 CH3 20 (CH3)2CH C4H9(CH3)CH CH3 21 (CH3)2CH C6H13 CH3 ───────────────────────────────────
【0014】 表6 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 C4H9 (CH3)2CHCH2 CH3 2 C4H9 C2H5(CH3)CH CH3 3 C4H9 C2H5 (CH3)2C CH3 4 C4H9 (CH3)2CH(CH3)CH CH3 5 C4H9 (C2H5)2CH CH3 6 C4H9 C2H5(CH3)2C CH3 7 C4H9 (CH3)3CCH2 CH3 8 C4H9 C4H9 CH3 9 C4H9 (CH3)3C CH3 10 C4H9 (C2H5)2(CH3)CHCH2 CH3 11 C4H9 C3H7(CH3)CH CH3 12 C4H9 (C2H5)2CHCH2 CH3 13 C4H9 (CH3)2CH(CH3)CHCH2 CH3 14 C4H9 (CH3)2CHCH2CH2 CH3 15 C4H9 C5H11 CH3 16 C4H9 (CH3)2CHCH2CH2CH2 CH3 17 C4H9 C2H5(CH3)CHCH2CH2 CH3 18 C4H9 C3H7(CH3)CHCH2 CH3 19 C4H9 C4H9(CH3)CH CH3 20 C4H9 C6H13 CH3 ─────────────────────────────────── 表7 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 (CH3)2CHCH2 (CH3)2CHCH2 CH3 2 (CH3)2CHCH2 C2H5(CH3)CH CH3 3 (CH3)2CHCH2 C2H5 (CH3)2C CH3 4 (CH3)2CHCH2 (CH3)2CH(CH3)CH CH3 5 (CH3)2CHCH2 (C2H5)2CH CH3 6 (CH3)2CHCH2 C2H5(CH3)2C CH3 7 (CH3)2CHCH2 (CH3)3CCH2 CH3 8 (CH3)2CHCH2 C4H9 CH3 9 (CH3)2CHCH2 (CH3)3 C CH3 10 (CH3)2CHCH2 (C2H5)2(CH3)CHCH2 CH3 11 (CH3)2CHCH2 C3H7(CH3)CH CH3 12 (CH3)2CHCH2 (CH3)2CH (CH3)CHCH2 CH3 13 (CH3)2CHCH2 (CH3)2CHCH2CH2 CH3 14 (CH3)2CHCH2 C5H11 CH3 15 (CH3)2CHCH2 (CH3)2CHCH2CH2CH2 CH3 16 (CH3)2CHCH2 C2H5(CH3)CHCH2CH2 CH3 17 (CH3)2CHCH2 C3H7(CH3)CHCH2 CH3 18 (CH3)2CHCH2 C4H9(CH3)CH CH3 19 (CH3)2CHCH2 C6H13 CH3 20 C6H13 C6H13 CH3 ───────────────────────────────────
【0015】 表8 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 H cyclo-C3H5 CH3 2 H cyclo-C4H7 CH3 3 H cyclo-C5H9 CH3 4 H cyclo-C6H11 CH3 5 H cyclo-C7H13 CH3 6 CH3 cyclo-C3H5 CH3 7 CH3 cyclo-C4H7 CH3 8 CH3 cyclo-C5H9 CH3 9 CH3 cyclo-C6H11 CH3 10 CH3 cyclo-C7H13 CH3 11 C2H5 cyclo-C3H5 CH3 12 C2H5 cyclo-C4H7 CH3 13 C2H5 cyclo-C5H9 CH3 14 C2H5 cyclo-C6H11 CH3 15 C2H5 cyclo-C7H13 CH3 16 C3H7 cyclo-C3H5 CH3 17 C3H7 cyclo-C4H7 CH3 18 C3H7 cyclo-C5H9 CH3 19 C3H7 cyclo-C6H11 CH3 20 C3H7 cyclo-C7H13 CH3 21 (CH3)2CH cyclo-C3H5 CH3 22 (CH3)2CH cyclo-C4H7 CH3 23 (CH3)2CH cyclo-C5H9 CH3 24 (CH3)2CH cyclo-C6H11 CH3 25 (CH3)2CH cyclo-C7H13 CH3 ───────────────────────────────────
【0016】 表9 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 C4H9 cyclo-C3H5 CH3 2 C4H9 cyclo-C4H7 CH3 3 C4H9 cyclo-C5H9 CH3 4 C4H9 cyclo-C6H11 CH3 5 C4H9 cyclo-C7H13 CH3 6 (CH3)2CHCH2 cyclo-C3H5 CH3 7 (CH3)2CHCH2 cyclo-C4H7 CH3 8 (CH3)2CHCH2 cyclo-C5H9 CH3 9 (CH3)2CHCH2 cyclo-C6H11 CH3 10 (CH3)2CHCH2 cyclo-C7H13 CH3 11 C2H5(CH3)CH cyclo-C3H5 CH3 12 C2H5(CH3)CH cyclo-C4H7 CH3 13 C2H5(CH3)CH cyclo-C5H9 CH3 14 C2H5(CH3)CH cyclo-C6H11 CH3 15 C2H5(CH3)CH cyclo-C7H13 CH3 16 C5H11 cyclo-C3H5 CH3 17 C5H11 cyclo-C4H7 CH3 18 C5H11 cyclo-C5H9 CH3 19 C5H11 cyclo-C6H11 CH3 20 C5H11 cyclo-C7H13 CH3 21 (C2H5)2CH cyclo-C3H5 CH3 22 (C2H5)2CH cyclo-C5H9 CH3 23 (C2H5)2CH cyclo-C6H11 CH3 24 (C2H5)2CH cyclo-C7H13 CH3 ───────────────────────────────────
【0017】 表10 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 H cyclo-(C5H9)CH2 CH3 2 H cyclo-(C5H9)CH2CH2 CH3 3 H cyclo-(C6H11)CH2 CH3 4 H cyclo-(C6H11)CH2CH2 CH3 5 H cyclo-(C7H13)CH2 CH3 6 H cyclo-(C7H13)CH2CH2 CH3 7 CH3 cyclo-(C5H9)CH2 CH3 8 CH3 cyclo-(C5H9)CH2CH2 CH3 9 CH3 cyclo-(C6H11)CH2 CH3 10 CH3 cyclo-(C6H11)CH2CH2 CH3 11 C2H5 cyclo-(C5H9)CH2 CH3 12 C2H5 cyclo-(C5H9)CH2CH2 CH3 13 C2H5 cyclo-(C6H11)CH2 CH3 14 C2H5 cyclo-(C6H11)CH2CH2 CH3 15 C3H7 cyclo-(C5H9)CH2 CH3 16 C3H7 cyclo-(C5H9)CH2CH2 CH3 17 C3H7 cyclo-(C6H11)CH2 CH3 18 C3H7 cyclo-(C6H11)CH2CH2 CH3 19 (CH3)2CH cyclo-(C5H9)CH2 CH3 20 (CH3)2CH cyclo-(C5H9)CH2CH2 CH3 21 (CH3)2CH cyclo-(C6H11)CH2 CH3 22 (CH3)2CH cyclo-(C6H11)CH2CH2 CH3 ───────────────────────────────────
【0018】 表11 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 cyclo-C3H5 cyclo-C3H5 CH3 2 cyclo-C3H5 cyclo-C4H7 CH3 3 cyclo-C3H5 cyclo-C5H9 CH3 4 cyclo-C3H5 cyclo-C6H11 CH3 5 cyclo-C3H5 cyclo-C7H13 CH3 6 cyclo-C4H7 cyclo-C4H7 CH3 7 cyclo-C4H7 cyclo-C5H9 CH3 8 cyclo-C4H7 cyclo-C6H11 CH3 9 cyclo-C4H7 cyclo-C7H13 CH3 10 cyclo-C5H9 cyclo-C5H9 CH3 11 cyclo-C5H9 cyclo-C6H11 CH3 12 cyclo-C5H9 cyclo-C7H13 CH3 13 cyclo-C6H11 cyclo-C6H11 CH3 14 cyclo-C6H11 cyclo-C7H13 CH3 15 C6H5CH2 C6H5CH2 CH3 16 C6H5CH2 C6H5CH2CH2 CH3 17 C6H5CH2CH2 C6H5CH2CH2 CH3 ───────────────────────────────────
【0019】 表12 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 C6H5 H CH3 2 C6H5 CH3 CH3 3 C6H5 C2H5 CH3 4 C6H5 C3H7 CH3 5 C6H5 (CH3)2CH CH3 6 C6H5 (CH3)2CHCH2 CH3 7 C6H5 C2H5(CH3)CH CH3 8 C6H5 C2H5(CH3)2C CH3 9 C6H5 (CH3)2CH(CH3)CH CH3 10 C6H5 (C2H5)2CH CH3 11 C6H5 C2H5(CH3)2C CH3 12 C6H5 (CH3)3CCH2 CH3 13 C6H5 C4H9 CH3 14 C6H5 C2H5(CH3)CHCH2 CH3 15 C6H5 (C2H5)2(CH3)CHCH2 CH3 16 C6H5 C3H7(CH3)CH CH3 17 C6H5 (C2H5)2CHCH2 CH3 18 C6H5 (CH3)2CH(CH3)CHCH2 CH3 19 C6H5 (CH3)2CHCH2CH2 CH3 20 C6H5 C5H11 CH3 21 C6H5 (CH3)2CHCH2CH2CH2 CH3 22 C6H5 C2H5(CH3)CHCH2CH2 CH3 23 C6H5 C3H7(CH3)CHCH2 CH3 24 C6H5 C4H9(CH3)CH CH3 25 C6H5 C6H13 CH3 ───────────────────────────────────
【0020】 表13 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 4-CH3-C6H4 H CH3 2 4-CH3-C6H4 CH3 CH3 3 4-CH3-C6H4 C2H5 CH3 4 4-CH3-C6H4 C3H7 CH3 5 4-CH3-C6H4 (CH3)2CH CH3 6 4-CH3-C6H4 (CH3)2CHCH2 CH3 7 4-CH3-C6H4 C4H9 CH3 8 3-CH3-C6H4 H CH3 9 3-CH3-C6H4 CH3 CH3 10 3-CH3-C6H4 C2H5 CH3 11 3-CH3-C6H4 C3H7 CH3 12 3-CH3-C6H4 (CH3)2CH CH3 13 3-CH3-C6H4 (CH3)2CHCH2 CH3 14 3-CH3-C6H4 C4H9 CH3 15 2-CH3-C6H4 H CH3 16 2-CH3-C6H4 CH3 CH3 17 2-CH3-C6H4 C2H5 CH3 18 2-CH3-C6H4 C3H7 CH3 19 2-CH3-C6H4 (CH3)2CH CH3 20 2-CH3-C6H4 (CH3)2CHCH2 CH3 21 2-CH3-C6H4 C4H9 CH3 ───────────────────────────────────
【0021】 表14 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 4-Cl-C6H4 H CH3 2 4-Cl-C6H4 CH3 CH3 3 4-Cl-C6H4 C2H5 CH3 4 4-Cl-C6H4 C3H7 CH3 5 4-Cl-C6H4 (CH3)2CH CH3 6 4-Cl-C6H4 C4H9 CH3 7 4-Cl-C6H4 (CH3)3CCH2 CH3 8 4-Cl-C6H4 (CH3)2CHCH2 CH3 9 4-Cl-C6H4 (C2H5)2CH CH3 10 3-Cl-C6H4 H CH3 11 3-Cl-C6H4 CH3 CH3 12 3-Cl-C6H4 C2H5 CH3 13 3-Cl-C6H4 C3H7 CH3 14 3-Cl-C6H4 (CH3)2CH CH3 15 3-Cl-C6H4 C4H9 CH3 16 3-Cl-C6H4 (CH3)3CCH2 CH3 17 3-Cl-C6H4 (CH3)2CHCH2 CH3 18 3-Cl-C6H4 (C2H5)2CH CH3 19 2-Cl-C6H4 H CH3 20 2-Cl-C6H4 CH3 CH3 21 2-Cl-C6H4 C2H5 CH3 22 2-Cl-C6H4 C3H7 CH3 23 2-Cl-C6H4 (CH3)2CH CH3 24 2-Cl-C6H4 C4H9 CH3 25 2-Cl-C6H4 (CH3)3CCH2 CH3 26 2-Cl-C6H4 (CH3)2CHCH2 CH3 27 2-Cl-C6H4 (C2H5)2CH CH3 ───────────────────────────────────
【0022】
【表1】
【0023】 表16 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 H H C2H5 2 H CH3 C2H5 3 H C2H5 C2H5 4 H C3H7 C2H5 5 H (CH3)2CH C2H5 6 H (CH3)2CHCH2 C2H5 7 H C2H5(CH3)CH C2H5 8 H C2H5(CH3)2C C2H5 9 H (CH3)2CH(CH3)CH C2H5 10 H (C2H5)2CH C2H5 11 H C2H5(CH3)2C C2H5 12 H (CH3)3CCH2 C2H5 13 H C4H9 C2H5 14 H C2H5(CH3)CHCH2 C2H5 15 H (C2H5)2(CH3)CHCH2 C2H5 16 H C3H7(CH3)CH C2H5 17 H (C2H5)2CHCH2 C2H5 18 H (CH3)2CH(CH3)CHCH2 C2H5 19 H (CH3)2CHCH2CH2 C2H5 20 H C5H11 C2H5 21 H (CH3)2CHCH2CH2CH2 C2H5 22 H C2H5(CH3)CHCH2CH2 C2H5 23 H C3H7(CH3)CHCH2 C2H5 24 H C4H9(CH3)CH C2H5 25 H C6H13 C2H5 ───────────────────────────────────
【0024】 表17 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 CH3 CH3 C2H5 2 CH3 C2H5 C2H5 3 CH3 C3H7 C2H5 4 CH3 (CH3)2CH C2H5 5 CH3 (CH3)2CHCH2 C2H5 6 CH3 C2H5(CH3)CH C2H5 7 CH3 C2H5(CH3)2C C2H5 8 CH3 (CH3)2CH(CH3)CH C2H5 9 CH3 (C2H5)2CH C2H5 10 CH3 C2H5(CH3)2C C2H5 11 CH3 (CH3)3CCH2 C2H5 12 CH3 C4H9 C2H5 13 CH3 C2H5(CH3)CHCH2 C2H5 14 CH3 (C2H5)2(CH3)CHCH2 C2H5 15 CH3 C3H7(CH3)CH C2H5 16 CH3 (C2H5)2CHCH2 C2H5 17 CH3 (CH3)2CH(CH3)CHCH2 C2H5 18 CH3 (CH3)2CHCH2CH2 C2H5 19 CH3 C5H11 C2H5 20 CH3 (CH3)2CHCH2CH2CH2 C2H5 21 CH3 C2H5(CH3)CHCH2CH2 C2H5 22 CH3 C3H7(CH3)CHCH2 C2H5 23 CH3 C4H9(CH3)CH C2H5 24 CH3 C6H13 C2H5 ───────────────────────────────────
【0025】 表18 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 C2H5 C2H5 C2H5 2 C2H5 C3H7 C2H5 3 C2H5 (CH3)2CH C2H5 4 C2H5 (CH3)2CHCH2 C2H5 5 C2H5 C2H5(CH3)CH C2H5 6 C2H5 C2H5 (CH3)2C C2H5 7 C2H5 (CH3)2CH(CH3)CH C2H5 8 C2H5 (C2H5)2CH C2H5 9 C2H5 C2H5(CH3)2C C2H5 10 C2H5 (CH3)3CCH2 C2H5 11 C2H5 C4H9 C2H5 12 C2H5 C2H5(CH3)CHCH2 C2H5 13 C2H5 (C2H5)2(CH3)CHCH2 C2H5 14 C2H5 C3H7(CH3)CH C2H5 15 C2H5 (C2H5)2CHCH2 C2H5 16 C2H5 (CH3)2CH (CH3)CHCH2 C2H5 17 C2H5 (CH3)2CHCH2CH2 C2H5 18 C2H5 C5H11 C2H5 19 C2H5 (CH3)2CHCH2CH2CH2 C2H5 20 C2H5 C2H5(CH3)CHCH2CH2 C2H5 21 C2H5 C3H7(CH3)CHCH2 C2H5 22 C2H5 C4H9(CH3)CH C2H5 23 C2H5 C6H13 C2H5 ───────────────────────────────────
【0026】 表19 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 C3H7 C3H7 C2H5 2 C3H7 (CH3)2CH C2H5 3 C3H7 (CH3)2CHCH2 C2H5 4 C3H7 C2H5(CH3)CH C2H5 5 C3H7 C2H5(CH3)2C C2H5 6 C3H7 (CH3)2CH(CH3)CH C2H5 7 C3H7 (C2H5)2CH C2H5 8 C3H7 C2H5(CH3)2C C2H5 9 C3H7 (CH3)3CCH2 C2H5 10 C3H7 C4H9 C2H5 11 C3H7 C2H5(CH3)CHCH2 C2H5 12 C3H7 (C2H5)2(CH3)CHCH2 C2H5 13 C3H7 C3H7(CH3)CH C2H5 14 C3H7 (C2H5)2CHCH2 C2H5 15 C3H7 (CH3)2CH(CH3)CHCH2 C2H5 16 C3H7 (CH3)2CHCH2CH2 C2H5 17 C3H7 C5H11 C2H5 18 C3H7 (CH3)2CHCH2CH2CH2 C2H5 19 C3H7 C2H5(CH3)CHCH2CH2 C2H5 20 C3H7 C3H7(CH3)CHCH2 C2H5 21 C3H7 C4H9(CH3)CH C2H5 22 C3H7 C6H13 C2H5 ───────────────────────────────────
【0027】 表20 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 (CH3)2CH (CH3)2CH C2H5 2 (CH3)2CH (CH3)2CHCH2 C2H5 3 (CH3)2CH C2H5(CH3)CH C2H5 4 (CH3)2CH C2H5(CH3)2C C2H5 5 (CH3)2CH (CH3)2CH(CH3)CH C2H5 6 (CH3)2CH (C2H5)2CH C2H5 7 (CH3)2CH C2H5(CH3)2C C2H5 8 (CH3)2CH (CH3)3CCH2 C2H5 9 (CH3)2CH C4H9 C2H5 10 (CH3)2CH C2H5(CH3)CHCH2 C2H5 11 (CH3)2CH (C2H5)2(CH3)CHCH2 C2H5 12 (CH3)2CH C3H7(CH3)CH C2H5 13 (CH3)2CH (C2H5)2CHCH2 C2H5 14 (CH3)2CH (CH3)2CH(CH3)CHCH2 C2H5 15 (CH3)2CH (CH3)2CHCH2CH2 C2H5 16 (CH3)2CH C5H11 C2H5 17 (CH3)2CH (CH3)2CHCH2CH2CH2 C2H5 18 (CH3)2CH C2H5(CH3)CHCH2CH2 C2H5 19 (CH3)2CH C3H7(CH3)CHCH2 C2H5 20 (CH3)2CH C4H9(CH3)CH C2H5 21 (CH3)2CH C6H13 C2H5 ─────────────────────────────────── 表21 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 C4H9 (CH3)2CHCH2 C2H5 2 C4H9 C2H5(CH3)CH C2H5 3 C4H9 C2H5(CH3)2C C2H5 4 C4H9 (CH3)2CH(CH3)CH C2H5 5 C4H9 (C2H5)2CH C2H5 6 C4H9 C2H5(CH3)2C C2H5 7 C4H9 (CH3)3CCH2 C2H5 8 C4H9 C4H9 C2H5 9 C4H9 C2H5(CH3)CHCH2 C2H5 10 C4H9 (C2H5)2(CH3)CHCH2 C2H5 11 C4H9 C3H7(CH3)CH C2H5 12 C4H9 (C2H5)2CHCH2 C2H5 13 C4H9 (CH3)2CH(CH3)CHCH2 C2H5 14 C4H9 (CH3)2CHCH2CH2 C2H5 15 C4H9 C5H11 C2H5 16 C4H9 (CH3)2CHCH2CH2CH2 C2H5 17 C4H9 C2H5(CH3)CHCH2CH2 C2H5 18 C4H9 C3H7(CH3)CHCH2 C2H5 19 C4H9 C4H9(CH3)CH C2H5 20 C4H9 C6H13 C2H5 ───────────────────────────────────
【0028】 表22 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 (CH3)2CHCH2 (CH3)2CHCH2 C2H5 2 (CH3)2CHCH2 C2H5(CH3)CH C2H5 3 (CH3)2CHCH2 C2H5(CH3)2C C2H5 4 (CH3)2CHCH2 (CH3)2CH(CH3)CH C2H5 5 (CH3)2CHCH2 (C2H5)2CH C2H5 6 (CH3)2CHCH2 C2H5(CH3)2C C2H5 7 (CH3)2CHCH2 (CH3)3CCH2 C2H5 8 (CH3)2CHCH2 C4H9 C2H5 9 (CH3)2CHCH2 C2H5(CH3)CHCH2 C2H5 10 (CH3)2CHCH2 (C2H5)2(CH3)CHCH2 C2H5 11 (CH3)2CHCH2 C3H7(CH3)CH C2H5 12 (CH3)2CHCH2 (CH3)2CH(CH3)CHCH2 C2H5 13 (CH3)2CHCH2 (CH3)2CHCH2CH2 C2H5 14 (CH3)2CHCH2 C5H11 C2H5 15 (CH3)2CHCH2 (CH3)2CHCH2CH2CH2 C2H5 16 (CH3)2CHCH2 C2H5(CH3)CHCH2CH2 C2H5 17 (CH3)2CHCH2 C3H7(CH3)CHCH2 C2H5 18 (CH3)2CHCH2 C4H9(CH3)CH C2H5 19 (CH3)2CHCH2 C6H13 C2H5 ───────────────────────────────────
【0029】 表23 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 H cyclo-C3H5 C2H5 2 H cyclo-C4H7 C2H5 3 H cyclo-C5H9 C2H5 4 H cyclo-C6H11 C2H5 5 H cyclo-C7H13 C2H5 6 CH3 cyclo-C3H5 C2H5 7 CH3 cyclo-C4H7 C2H5 8 CH3 cyclo-C5H9 C2H5 9 CH3 cyclo-C6H11 C2H5 10 CH3 cyclo-C7H13 C2H5 11 C2H5 cyclo-C3H5 C2H5 12 C2H5 cyclo-C4H7 C2H5 13 C2H5 cyclo-C5H9 C2H5 14 C2H5 cyclo-C6H11 C2H5 15 C2H5 cyclo-C7H13 C2H5 16 C3H7 cyclo-C3H5 C2H5 17 C3H7 cyclo-C4H7 C2H5 18 C3H7 cyclo-C5H9 C2H5 19 C3H7 cyclo-C6H11 C2H5 20 C3H7 cyclo-C7H13 C2H5 21 (CH3)2CH cyclo-C3H5 C2H5 22 (CH3)2CH cyclo-C4H7 C2H5 23 (CH3)2CH cyclo-C5H9 C2H5 24 (CH3)2CH cyclo-C6H11 C2H5 25 (CH3)2CH cyclo-C7H13 C2H5 ───────────────────────────────────
【0030】 表24 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 C4H9 cyclo-C3H5 C2H5 2 C4H9 cyclo-C4H7 C2H5 3 C4H9 cyclo-C5H9 C2H5 4 C4H9 cyclo-C6H11 C2H5 5 C4H9 cyclo-C7H13 C2H5 6 CH3)2CHCH2 cyclo-C3H5 C2H5 7 CH3)2CHCH2 cyclo-C4H7 C2H5 8 (CH3)2CHCH2 cyclo-C5H9 C2H5 9 (CH3)2CHCH2 cyclo-C6H11 C2H5 10 (CH3)2CHCH2 cyclo-C7H13 C2H5 11 C2H5(CH3)CH cyclo-C3H5 C2H5 12 C2H5(CH3)CH cyclo-C4H7 C2H5 13 C2H5(CH3)CH cyclo-C5H9 C2H5 14 C2H5(CH3)CH cyclo-C6H11 C2H5 15 C2H5(CH3)CH cyclo-C7H13 C2H5 16 C5H11 cyclo-C3H5 C2H5 17 C5H11 cyclo-C4H7 C2H5 18 C5H11 cyclo-C5H9 C2H5 19 C5H11 cyclo-C6H11 C2H5 20 C5H11 cyclo-C7H13 C2H5 21 (C2H5)2CH cyclo-C3H5 C2H5 22 (C2H5)2CH cyclo-C5H9 C2H5 23 (C2H5)2CH cyclo-C6H11 C2H5 24 (C2H5)2CH cyclo-C7H13 C2H5 ───────────────────────────────────
【0031】 表25 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 H cyclo-(C5H9)CH2 C2H5 2 H cyclo-(C5H9)CH2CH2 C2H5 3 H cyclo-(C6H11)CH2 C2H5 4 H cyclo-(C6H11)CH2CH2 C2H5 5 H cyclo-(C7H13)CH2 C2H5 6 H cyclo-(C7H13)CH2CH2 C2H5 7 CH3 cyclo-(C5H9)CH2 C2H5 8 CH3 cyclo-(C5H9)CH2CH2 C2H5 9 CH3 cyclo-(C6H11)CH2 C2H5 10 CH3 cyclo-(C6H11)CH2CH2 C2H5 11 C2H5 cyclo-(C5H9)CH2 C2H5 12 C2H5 cyclo-(C5H9)CH2CH2 C2H5 13 C2H5 cyclo-(C6H11)CH2 C2H5 14 C2H5 cyclo-(C6H11)CH2CH2 C2H5 15 C3H7 cyclo-(C5H9)CH2 C2H5 16 C3H7 cyclo-(C5H9)CH2CH2 C2H5 17 C3H7 cyclo-(C6H11)CH2 C2H5 18 C3H7 cyclo-(C6H11)CH2CH2 C2H5 19 (CH3)2CH cyclo-(C5H9)CH2 C2H5 20 (CH3)2CH cyclo-(C5H9)CH2CH2 C2H5 21 (CH3)2CH cyclo-(C6H11)CH2 C2H5 22 (CH3)2CH cyclo-(C6H11)CH2CH2 C2H5 ───────────────────────────────────
【0032】 表26 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 cyclo-C3H5 cyclo-C3H5 C2H5 2 cyclo-C3H5 cyclo-C4H7 C2H5 3 cyclo-C3H5 cyclo-C5H9 C2H5 4 cyclo-C3H5 cyclo-C6H11 C2H5 5 cyclo-C3H5 cyclo-C7H13 C2H5 6 cyclo-C4H7 cyclo-C4H7 C2H5 7 cyclo-C4H7 cyclo-C5H9 C2H5 8 cyclo-C4H7 cyclo-C6H11 C2H5 9 cyclo-C4H7 cyclo-C7H13 C2H5 10 cyclo-C5H9 cyclo-C5H9 C2H5 11 cyclo-C5H9 cyclo-C6H11 C2H5 12 cyclo-C5H9 cyclo-C7H13 C2H5 13 cyclo-C6H11 cyclo-C6H11 C2H5 14 cyclo-C6H11 cyclo-C7H13 C2H5 15 C6H5CH2 C6H5CH2 C2H5 16 C6H5CH2 C6H5CH2CH2 C2H5 17 C6H5CH2CH2 C6H5CH2CH2 C2H5 ───────────────────────────────────
【0033】 表27 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 C6H5 H C2H5 2 C6H5 CH3 C2H5 3 C6H5 C2H5 C2H5 4 C6H5 C3H7 C2H5 5 C6H5 (CH3)2CH C2H5 6 C6H5 (CH3)2CHCH2 C2H5 7 C6H5 C2H5(CH3)CH C2H5 8 C6H5 C2H5(CH3)2C C2H5 9 C6H5 (CH3)2CH(CH3)CH C2H5 10 C6H5 (C2H5)2CH C2H5 11 C6H5 C2H5(CH3)2C C2H5 12 C6H5 (CH3)3CCH2 C2H5 13 C6H5 C4H9 C2H5 14 C6H5 C2H5(CH3)CHCH2 C2H5 15 C6H5 (C2H5)2(CH3)CHCH2 C2H5 16 C6H5 C3H7(CH3)CH C2H5 17 C6H5 (C2H5)2CHCH2 C2H5 18 C6H5 (CH3)2CH (CH3)CHCH2 C2H5 19 C6H5 (CH3)2CHCH2CH2 C2H5 20 C6H5 C5H11 C2H5 21 C6H5 (CH3)2CHCH2CH2CH2 C2H5 22 C6H5 C2H5(CH3)CHCH2CH2 C2H5 23 C6H5 C3H7(CH3)CHCH2 C2H5 24 C6H5 C4H9(CH3)CH C2H5 25 C6H5 C6H13 C2H5 ───────────────────────────────────
【0034】 表28 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 4-CH3-C6H4 H C2H5 2 4-CH3-C6H4 CH3 C2H5 3 4-CH3-C6H4 C2H5 C2H5 4 4-CH3-C6H4 C3H7 C2H5 5 4-CH3-C6H4 (CH3)2CH C2H5 6 4-CH3-C6H4 (CH3)2CHCH2 C2H5 7 4-CH3-C6H4 C2H5(CH3)CH C2H5 8 4-CH3-C6H4 C2H5(CH3)2C C2H5 9 4-CH3-C6H4 (CH3)2CH(CH3)CH C2H5 10 4-CH3-C6H4 (C2H5)2CH C2H5 11 4-CH3-C6H4 C2H5(CH3)2C C2H5 12 4-CH3-C6H4 (CH3)3CCH2 C2H5 13 4-CH3-C6H4 C4H9 C2H5 14 4-CH3-C6H4 C2H5(CH3)CHCH2 C2H5 15 4-CH3-C6H4 (C2H5)2(CH3)CHCH2 C2H5 16 4-CH3-C6H4 C3H7(CH3)CH C2H5 17 4-CH3-C6H4 (C2H5)2CHCH2 C2H5 18 4-CH3-C6H4 (CH3)2CH(CH3)CHCH2 C2H5 19 4-CH3-C6H4 (CH3)2CHCH2CH2 C2H5 20 4-CH3-C6H4 C5H11 C2H5 21 4-CH3-C6H4 (CH3)2CHCH2CH2CH2 C2H5 22 4-CH3-C6H4 C2H5(CH3)CHCH2CH2 C2H5 23 4-CH3-C6H4 C3H7(CH3)CHCH2 C2H5 24 4-CH3-C6H4 C4H9(CH3)CH C2H5 25 4-CH3-C6H4 C6H13 C2H5 ───────────────────────────────────
【0035】 表29 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 4-Cl-C6H4 H C2H5 2 4-Cl-C6H4 CH3 C2H5 3 4-Cl-C6H4 C2H5 C2H5 4 4-Cl-C6H4 C3H7 C2H5 5 4-Cl-C6H4 (CH3)2CH C2H5 6 4-Cl-C6H4 C4H9 C2H5 7 4-Cl-C6H4 (CH3)3CCH2 C2H5 8 4-Cl-C6H4 (CH3)2CHCH2 C2H5 9 4-Cl-C6H4 (C2H5)2CH C2H5 10 3-Cl-C6H4 H C2H5 11 3-Cl-C6H4 CH3 C2H5 12 3-Cl-C6H4 C2H5 C2H5 13 3-Cl-C6H4 C3H7 C2H5 14 3-Cl-C6H4 (CH3)2CH C2H5 15 3-Cl-C6H4 C4H9 C2H5 16 3-Cl-C6H4 (CH3)3CCH2 C2H5 17 3-Cl-C6H4 (CH3)2CHCH2 C2H5 18 3-Cl-C6H4 (C2H5)2CH C2H5 19 2-Cl-C6H4 H C2H5 20 2-Cl-C6H4 CH3 C2H5 21 2-Cl-C6H4 C2H5 C2H5 22 2-Cl-C6H4 C3H7 C2H5 23 2-Cl-C6H4 (CH3)2CH C2H5 24 2-Cl-C6H4 C4H9 C2H5 25 2-Cl-C6H4 (CH3)3CCH2 C2H5 26 2-Cl-C6H4 (CH3)2CHCH2 C2H5 27 2-Cl-C6H4 (C2H5)2CH C2H5 ───────────────────────────────────
【0036】 表30 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 4-F-C6H4 H C2H5 2 4-F-C6H4 CH3 C2H5 3 4-F-C6H4 C2H5 C2H5 4 4-F-C6H4 C3H7 C2H5 5 4-F-C6H4 (CH3)2CH C2H5 6 4-F-C6H4 C4H9 C2H5 7 4-F-C6H4 (CH3)3CCH2 C2H5 8 4-F-C6H4 (CH3)2CHCH2 C2H5 9 4-F-C6H4 (C2H5)2CH C2H5 10 3-F-C6H4 H C2H5 11 3-F-C6H4 CH3 C2H5 12 3-F-C6H4 C2H5 C2H5 13 3-F-C6H4 C3H7 C2H5 14 3-F-C6H4 (CH3)2CH C2H5 15 3-F-C6H4 C4H9 C2H5 16 3-F-C6H4 (CH3)3CCH2 C2H5 17 3-F-C6H4 (CH3)2CHCH2 C2H5 18 3-F-C6H4 (C2H5)2CH C2H5 19 2-F-C6H4 H C2H5 20 2-F-C6H4 CH3 C2H5 21 2-F-C6H4 C2H5 C2H5 22 2-F-C6H4 C3H7 C2H5 23 2-F-C6H4 (CH3)2CH C2H5 24 2-F-C6H4 C4H9 C2H5 25 2-F-C6H4 (CH3)3CCH2 C2H5 26 2-F-C6H4 (CH3)2CHCH2 C2H5 27 2-F-C6H4 (C2H5)2CH C2H5 ───────────────────────────────────
【0037】
【表2】
【0038】 表32 ─────────────────────────────────── 化合物No X Y Z ─────────────────────────────────── 1 CH3 CH3 (CH3)2CH 2 C2H5 C2H5 (CH3)2CH 3 C3H7 C3H7 (CH3)2CH 4 (CH3)2CH (CH3)2CH (CH3)2CH 5 (CH3)2CH (CH3)2CHCH2 (CH3)2CH 6 (CH3)2CH C2H5(CH3)CH (CH3)2CH 7 (CH3)2CH C2H5 (CH3)2C (CH3)2CH 8 (CH3)2CH (CH3)2CH(CH3)CH (CH3)2CH 9 (CH3)2CH (C2H5)2CH (CH3)2CH 10 (CH3)2CH (CH3)3C (CH3)2CH 11 (CH3)2CH (CH3)3CCH2 (CH3)2CH 12 (CH3)2CH C4H9 (CH3)2CH 13 (CH3)2CH C2H5(CH3)CHCH2 (CH3)2CH 14 (CH3)2CH (C2H5)2(CH3)CHCH2 (CH3)2CH 15 (CH3)2CH C3H7(CH3)CH (CH3)2CH 16 (CH3)2CH (C2H5)2CHCH2 (CH3)2CH 17 (CH3)2CH (CH3)2CH (CH3)CHCH2 (CH3)2CH 18 (CH3)2CH (CH3)2CHCH2CH2 (CH3)2CH 19 (CH3)2CH C5H11 (CH3)2CH 20 (CH3)2CH (CH3)2CHCH2CH2CH2 (CH3)2CH 21 (CH3)2CH C2H5(CH3)CHCH2CH2 (CH3)2CH 22 (CH3)2CH C3H7(CH3)CHCH2 (CH3)2CH 23 (CH3)2CH C4H9(CH3)CH (CH3)2CH 24 (CH3)2CH C6H13 (CH3)2CH ───────────────────────────────────
【0039】一般式(1)で示される本発明化合物は、
例えば、以下に示す合成ルートによって製造することが
できる。
例えば、以下に示す合成ルートによって製造することが
できる。
【0040】
【化5】
【0041】(式中、X、Y、Zは前記と同じ意味を表
し、Q’はNHCH(=NR')NH2又はNHCH(=NH)NHR'を表し、
R’はグアニジノ基の保護基を表す。)アルギニンエス
テル誘導体(2)は、文献記載の方法に準じてアルギニ
ンエステルに保護基を導入することにより得られる(例
えば、"Protective groups in organic synthesis", R
reene,T.W. ; Wuts, P. E. Ed.; Wiley : New York, 19
91 )。アルギニンエステル誘導体(2)とN,N−ジ
置換カルバモイルクロリド(3)を塩基の存在下、反応
させることによりウレア誘導体(1”)が得られる。化
合物(3)は化合物(2)に対して通常1〜5倍モル、
好ましくは1〜1.2倍モル使用する。塩基としては、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム等の無機塩、ピリジン、4−ジメチルアミ
ノピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアミ
ノピリジン、DBU等の有機塩基等が挙げられる。塩基
は通常1〜10倍モル、好ましくは1〜2倍モル使用す
る。本反応は無溶媒でも進行するが、溶媒を用いて行う
ことが好ましい。使用できる溶媒としては反応に不活性
なものであれば、特に制限はないが、例えば、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン等の脂肪族ま
たは芳香族炭化水素類、四塩化炭素、クロロホルム、
1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン
類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル
類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド等の酸アミド類、ピリジン等の有機塩基
類、水等又はそれらの混合溶媒が挙げられる。反応温度
は通常、−90〜200℃、好ましくは0〜120℃で
ある。反応時間は通常、0.05〜100時間、好まし
くは0.5〜10時間である。
し、Q’はNHCH(=NR')NH2又はNHCH(=NH)NHR'を表し、
R’はグアニジノ基の保護基を表す。)アルギニンエス
テル誘導体(2)は、文献記載の方法に準じてアルギニ
ンエステルに保護基を導入することにより得られる(例
えば、"Protective groups in organic synthesis", R
reene,T.W. ; Wuts, P. E. Ed.; Wiley : New York, 19
91 )。アルギニンエステル誘導体(2)とN,N−ジ
置換カルバモイルクロリド(3)を塩基の存在下、反応
させることによりウレア誘導体(1”)が得られる。化
合物(3)は化合物(2)に対して通常1〜5倍モル、
好ましくは1〜1.2倍モル使用する。塩基としては、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム等の無機塩、ピリジン、4−ジメチルアミ
ノピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアミ
ノピリジン、DBU等の有機塩基等が挙げられる。塩基
は通常1〜10倍モル、好ましくは1〜2倍モル使用す
る。本反応は無溶媒でも進行するが、溶媒を用いて行う
ことが好ましい。使用できる溶媒としては反応に不活性
なものであれば、特に制限はないが、例えば、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン等の脂肪族ま
たは芳香族炭化水素類、四塩化炭素、クロロホルム、
1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン
類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル
類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド等の酸アミド類、ピリジン等の有機塩基
類、水等又はそれらの混合溶媒が挙げられる。反応温度
は通常、−90〜200℃、好ましくは0〜120℃で
ある。反応時間は通常、0.05〜100時間、好まし
くは0.5〜10時間である。
【0042】
【化6】
【0043】(式中、Q’、X、Y、Zは前記と同じ意
味を表す。)
味を表す。)
【0044】工程1.アルギニンエステル誘導体(2)
とクロロぎ酸フェニルを塩基の存在下、反応させること
によりフェノキシカルボニル化誘導体(4)が得られ
る。クロロぎ酸フェニルは化合物(2)に対して通常1
〜5倍モル、好ましくは1〜1.2倍モル使用する。塩
基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ピリジン、4
−ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、N,N
−ジメチルアミノピリジン、DBU等の有機塩基等が挙
げられる。塩基は通常1〜10倍モル、好ましくは1〜
2倍モル使用する。本反応は無溶媒でも進行するが、溶
媒を使用できる。溶媒は反応に不活性なものであれば、
特に制限がないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサ
ン、ベンゼン、トルエン等の脂肪族または芳香族炭化水
素類、四塩化炭素、クロロホルム、1,2−ジクロロエ
タン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジ
イソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、
プロピオニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の酸アミ
ド類、ピリジン等の有機塩基類、水等又はそれらの混合
溶媒等が挙げられる。反応温度は通常、−90〜200
℃、好ましくは0〜120℃である。反応時間は通常、
0.05〜100時間、好ましくは0.5〜10時間で
ある。
とクロロぎ酸フェニルを塩基の存在下、反応させること
によりフェノキシカルボニル化誘導体(4)が得られ
る。クロロぎ酸フェニルは化合物(2)に対して通常1
〜5倍モル、好ましくは1〜1.2倍モル使用する。塩
基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ピリジン、4
−ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、N,N
−ジメチルアミノピリジン、DBU等の有機塩基等が挙
げられる。塩基は通常1〜10倍モル、好ましくは1〜
2倍モル使用する。本反応は無溶媒でも進行するが、溶
媒を使用できる。溶媒は反応に不活性なものであれば、
特に制限がないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサ
ン、ベンゼン、トルエン等の脂肪族または芳香族炭化水
素類、四塩化炭素、クロロホルム、1,2−ジクロロエ
タン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジ
イソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、
プロピオニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の酸アミ
ド類、ピリジン等の有機塩基類、水等又はそれらの混合
溶媒等が挙げられる。反応温度は通常、−90〜200
℃、好ましくは0〜120℃である。反応時間は通常、
0.05〜100時間、好ましくは0.5〜10時間で
ある。
【0045】工程2.フェノキシカルボニル化誘導体
(4)とアミン(5)を塩基の存在下、反応させること
によりウレア誘導体(1”)が得られる。アミンは
(4)に対して通常1〜5倍モル、好ましくは1〜2.
5倍モル使用する。塩基としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無
機塩基類、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ト
リエチルアミン、N,N−ジメチルアミノピリジン、D
BU等の有機塩基等が挙げられる。塩基は通常1〜10
倍モル、好ましくは1〜2倍モル使用する。本反応は無
溶媒でも進行するが、溶媒を用いて行うことが好まし
い。尚、アミン(5)を(4)に対し2モル以上用いた
場合は、塩基を用いることなく(1”)が製造できる。
使用できる溶媒は反応に不活性なものであれば、特に制
限がないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン等の脂肪族または芳香族炭化水素類、四
塩化炭素、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等の
ハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロ
ピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、プロピオ
ニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド等の酸アミド類、ピ
リジン等の有機塩基類、水等又はそれらの混合溶媒等が
挙げられる。反応温度は通常、−90〜200℃、好ま
しくは0〜120℃である。反応時間は通常、0.05
〜100時間、好ましくは0.5〜10時間である。
(4)とアミン(5)を塩基の存在下、反応させること
によりウレア誘導体(1”)が得られる。アミンは
(4)に対して通常1〜5倍モル、好ましくは1〜2.
5倍モル使用する。塩基としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無
機塩基類、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ト
リエチルアミン、N,N−ジメチルアミノピリジン、D
BU等の有機塩基等が挙げられる。塩基は通常1〜10
倍モル、好ましくは1〜2倍モル使用する。本反応は無
溶媒でも進行するが、溶媒を用いて行うことが好まし
い。尚、アミン(5)を(4)に対し2モル以上用いた
場合は、塩基を用いることなく(1”)が製造できる。
使用できる溶媒は反応に不活性なものであれば、特に制
限がないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン等の脂肪族または芳香族炭化水素類、四
塩化炭素、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等の
ハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロ
ピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、プロピオ
ニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド等の酸アミド類、ピ
リジン等の有機塩基類、水等又はそれらの混合溶媒等が
挙げられる。反応温度は通常、−90〜200℃、好ま
しくは0〜120℃である。反応時間は通常、0.05
〜100時間、好ましくは0.5〜10時間である。
【0046】
【化7】
【0047】上述の方法で製造したウレア誘導体
(1”)の保護基を除去することにより本発明の化合物
(1’)が製造できる。本工程は"Protective groups i
n organicsynthesis", Rreene,T.W. ; Wuts, P. E. E
d.; Wiley : New York, 1991 )に記載の方法に準じて
行うことができる。即ち、ウレア誘導体(1”)を酸加
水分解又は水素化分解することにより、所望の(1’)
が製造ができる。酸加水分解における酸としては、フッ
化水素、塩酸、臭化水素等の鉱酸、トリフルオロ酢酸等
の有機酸を用いることができる。また、水素化分解はパ
ラジウム、パラジウム−炭素等の触媒存在下に行う。こ
れらの反応において、溶媒は反応に不活性なものであれ
ば、特に制限はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキ
サン、ベンゼン、トルエン等の脂肪族または芳香族炭化
水素類、四塩化炭素、クロロホルム、1,2−ジクロロ
エタン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン類、アセトニトリ
ル、プロピオニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の酸
アミド類、メタノール、エタノール、プロパノール等の
アルコール類、水等又はそれらの混合溶媒等が挙げられ
る。反応温度は通常、−90〜200℃、好ましくは0
〜120℃である。反応時間は通常、0.05〜100
時間、好ましくは0.5〜10時間である。
(1”)の保護基を除去することにより本発明の化合物
(1’)が製造できる。本工程は"Protective groups i
n organicsynthesis", Rreene,T.W. ; Wuts, P. E. E
d.; Wiley : New York, 1991 )に記載の方法に準じて
行うことができる。即ち、ウレア誘導体(1”)を酸加
水分解又は水素化分解することにより、所望の(1’)
が製造ができる。酸加水分解における酸としては、フッ
化水素、塩酸、臭化水素等の鉱酸、トリフルオロ酢酸等
の有機酸を用いることができる。また、水素化分解はパ
ラジウム、パラジウム−炭素等の触媒存在下に行う。こ
れらの反応において、溶媒は反応に不活性なものであれ
ば、特に制限はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキ
サン、ベンゼン、トルエン等の脂肪族または芳香族炭化
水素類、四塩化炭素、クロロホルム、1,2−ジクロロ
エタン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン類、アセトニトリ
ル、プロピオニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の酸
アミド類、メタノール、エタノール、プロパノール等の
アルコール類、水等又はそれらの混合溶媒等が挙げられ
る。反応温度は通常、−90〜200℃、好ましくは0
〜120℃である。反応時間は通常、0.05〜100
時間、好ましくは0.5〜10時間である。
【0048】本発明に関わる医薬を製造する際には、上
記のようにして得た一般式(1’)の化合物又はその薬
理学上許容される塩に、一般の歯の治療に使用されてい
る消炎鎮痛剤として、例えばグアヤコール、チモロー
ル、ヨードチンキ、デキサンメタゾン等、抗生物質とし
て、例えばテトラサイクリン、クロラムフェニコール
等、あるいは化学療法剤として、例えばスルファモノメ
トキシンナトリウム、ナリジクス酸、オフロキサシン等
を加えて無菌的に配合軟膏剤を調製することにより、上
記のアルギニン誘導体又はその塩の予防・治療効果を著
しく向上させることができる。
記のようにして得た一般式(1’)の化合物又はその薬
理学上許容される塩に、一般の歯の治療に使用されてい
る消炎鎮痛剤として、例えばグアヤコール、チモロー
ル、ヨードチンキ、デキサンメタゾン等、抗生物質とし
て、例えばテトラサイクリン、クロラムフェニコール
等、あるいは化学療法剤として、例えばスルファモノメ
トキシンナトリウム、ナリジクス酸、オフロキサシン等
を加えて無菌的に配合軟膏剤を調製することにより、上
記のアルギニン誘導体又はその塩の予防・治療効果を著
しく向上させることができる。
【0049】歯科用軟膏剤の調製は、通常の歯科用軟膏
剤の調製方法に準じて行うことができるが、前述のアル
ギニン誘導体又はその薬理学上に許容される塩と、薬理
学上許容される軟膏基剤、例えば、白色ワセリン、流動
パラフィン、ゼラチン、カルボキシビニルポリマー、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシエチ
ルセルロースナトリウム、プルラン、グリセリン、トリ
アセチン、マクロゴール400、ポリソルベート60、
ステアリン酸ポリオキシル40、パラオキシ安息香酸エ
ステル、セタール、モノステアリン酸グリセリン、プラ
スチベース又はプラセチベース50W等の中から選択し
た基剤を用いて、それに混和することにより無菌的に調
製される。また、消炎鎮痛剤、抗生物質あるいは抗菌剤
とを併用する場合は、通常用いられる製剤化手法を用い
て無菌的に調製され、配合軟膏剤とされる。これらの歯
科用軟膏剤の調製に際して、他の薬理学上許容される安
定化剤、保存剤又はその他の適当な添加剤を必要に応じ
て加えることは任意である。安定化剤の例としては、例
えば、パラオキシ安息香酸エステル、塩化ベンザルコニ
ウム等が挙げられる。保存剤の例としては、例えば、プ
ロピレングリコール、塩化マグネシウム等が挙げられ
る。上記の歯科用軟膏における前記のアルギニン誘導体
の濃度は0.01〜1000mg/g、好ましくは0.
01〜500mg/gに調整して用いることができる。
剤の調製方法に準じて行うことができるが、前述のアル
ギニン誘導体又はその薬理学上に許容される塩と、薬理
学上許容される軟膏基剤、例えば、白色ワセリン、流動
パラフィン、ゼラチン、カルボキシビニルポリマー、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシエチ
ルセルロースナトリウム、プルラン、グリセリン、トリ
アセチン、マクロゴール400、ポリソルベート60、
ステアリン酸ポリオキシル40、パラオキシ安息香酸エ
ステル、セタール、モノステアリン酸グリセリン、プラ
スチベース又はプラセチベース50W等の中から選択し
た基剤を用いて、それに混和することにより無菌的に調
製される。また、消炎鎮痛剤、抗生物質あるいは抗菌剤
とを併用する場合は、通常用いられる製剤化手法を用い
て無菌的に調製され、配合軟膏剤とされる。これらの歯
科用軟膏剤の調製に際して、他の薬理学上許容される安
定化剤、保存剤又はその他の適当な添加剤を必要に応じ
て加えることは任意である。安定化剤の例としては、例
えば、パラオキシ安息香酸エステル、塩化ベンザルコニ
ウム等が挙げられる。保存剤の例としては、例えば、プ
ロピレングリコール、塩化マグネシウム等が挙げられ
る。上記の歯科用軟膏における前記のアルギニン誘導体
の濃度は0.01〜1000mg/g、好ましくは0.
01〜500mg/gに調整して用いることができる。
【0050】また、一般式(1’)の化合物を有効成分
とする口腔用組成物としては、歯磨き、マウスウォッシ
ュ等が挙げられ、これらは、配合剤、研磨材、粘結剤、
粘稠剤、発泡剤等と配合することにより調製される。口
腔用組成物中へのアルギニン誘導体又はその薬理学上許
容される塩の配合量は0.0005〜5%、特に0.0025〜1%と
することが好ましい。例えば、口腔用組成物が練り歯磨
きの場合であれば、塩化リゾチーム、デキストラナー
ゼ、溶菌酵素、ムタナーゼ、クロルヘキシジン、ソルビ
ン酸、アレキシジン、ヒノキチオール、セチルピリジニ
ウム、アルキルグリシン、アルキルジアミノエチルグリ
シン塩、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化ナトリ
ウム、水溶性第一もしくは第二リン酸塩、第四級アンモ
ニウム化合物、塩化ナトリウム等との配合剤、また、第
二リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、メタリン酸ナト
リウム、非晶質シリカ、結晶質シリカ、酸化アルミニウ
ム等の研磨剤、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、カラゲナン、アラビアガム、ポリ
ビニルアルコール等の粘結剤、ポリエチレングリコー
ル、ソルビトール、グリセリン、プロピレングリコール
等の粘稠剤、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸、
モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢
酸ナトリウム、N−ラウロイルサルコシン酸ナトリウ
ム、N−アシルグルタミン酸塩等の発泡剤が挙げられ
る。さらには、マウスウォッシュ等の口腔洗浄剤におい
ても、製品の性状に応じた成分が適宜配合される。
とする口腔用組成物としては、歯磨き、マウスウォッシ
ュ等が挙げられ、これらは、配合剤、研磨材、粘結剤、
粘稠剤、発泡剤等と配合することにより調製される。口
腔用組成物中へのアルギニン誘導体又はその薬理学上許
容される塩の配合量は0.0005〜5%、特に0.0025〜1%と
することが好ましい。例えば、口腔用組成物が練り歯磨
きの場合であれば、塩化リゾチーム、デキストラナー
ゼ、溶菌酵素、ムタナーゼ、クロルヘキシジン、ソルビ
ン酸、アレキシジン、ヒノキチオール、セチルピリジニ
ウム、アルキルグリシン、アルキルジアミノエチルグリ
シン塩、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化ナトリ
ウム、水溶性第一もしくは第二リン酸塩、第四級アンモ
ニウム化合物、塩化ナトリウム等との配合剤、また、第
二リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、メタリン酸ナト
リウム、非晶質シリカ、結晶質シリカ、酸化アルミニウ
ム等の研磨剤、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、カラゲナン、アラビアガム、ポリ
ビニルアルコール等の粘結剤、ポリエチレングリコー
ル、ソルビトール、グリセリン、プロピレングリコール
等の粘稠剤、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸、
モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢
酸ナトリウム、N−ラウロイルサルコシン酸ナトリウ
ム、N−アシルグルタミン酸塩等の発泡剤が挙げられ
る。さらには、マウスウォッシュ等の口腔洗浄剤におい
ても、製品の性状に応じた成分が適宜配合される。
【0051】
【実施例】次に実施例及び試験例を挙げて、本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらによって何ら
限定されるものではない。
らに具体的に説明するが、本発明はこれらによって何ら
限定されるものではない。
【0052】実施例1(表5−1の化合物) N▲α▼−(N,N−ジイソプロピルカルバモイル)-L-
アルギニンメチルエステル・塩酸塩の合成 N▼ω▲−ニトロ-L-アルギニンメチルエステル・塩酸塩
(0.300g , 1.1mmol) のテトラヒドロフラン (6ml) 懸濁
液にトリエチルアミン(0.32ml, 2.2mmol) 、N,N−ジ
イソプロピルカルバモイルクロリド(0.275g, 1.7mmol)
を加え、5時間攪拌した。溶媒を留去した後、粗生成物
をカラムクロマトグラフィー(BW-200,SiO2,クロロホル
ム:メタノール(50:1-40:1))で精製し、N▲α▼−
(N,N−ジイソプロピルカルバモイル)−N▼ω▲−
ニトロ-L-アルギニンメチルエステル(0.212g) を得た。
アルギニンメチルエステル・塩酸塩の合成 N▼ω▲−ニトロ-L-アルギニンメチルエステル・塩酸塩
(0.300g , 1.1mmol) のテトラヒドロフラン (6ml) 懸濁
液にトリエチルアミン(0.32ml, 2.2mmol) 、N,N−ジ
イソプロピルカルバモイルクロリド(0.275g, 1.7mmol)
を加え、5時間攪拌した。溶媒を留去した後、粗生成物
をカラムクロマトグラフィー(BW-200,SiO2,クロロホル
ム:メタノール(50:1-40:1))で精製し、N▲α▼−
(N,N−ジイソプロピルカルバモイル)−N▼ω▲−
ニトロ-L-アルギニンメチルエステル(0.212g) を得た。
【0053】1H NMR (200MHz , d6-DMSO) δ 1.16 (d,
J=6.6Hz, 12H), 1.55 (m, 2H), 1.67 (m, 2H), 3.13
(m, 2H), 3.60 (s, 3H), 3.73 (sept, J=6.6Hz, 2H),
4.09 (m, 1H), 6.02 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.93 (br, 2
H), 8.5 (br, 1H). MS(SIMS) m/e 361(M++1).
J=6.6Hz, 12H), 1.55 (m, 2H), 1.67 (m, 2H), 3.13
(m, 2H), 3.60 (s, 3H), 3.73 (sept, J=6.6Hz, 2H),
4.09 (m, 1H), 6.02 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.93 (br, 2
H), 8.5 (br, 1H). MS(SIMS) m/e 361(M++1).
【0054】上記化合物(0.111g, 0.31mmol) のメタノ
ール(10ml) 溶液に4M塩化水素を含む酢酸エチル溶液
(0.08ml)を加え、次いで10% パラジウム- 炭素(0.030
g)を加え、水素ガス雰囲気下、室温で1時間攪拌した。
反応液をセライト上でろ過した後、溶液を留去し、標題
化合物(0.140g) を得た(スペクトル値は表33の実施
例1に記載した)。
ール(10ml) 溶液に4M塩化水素を含む酢酸エチル溶液
(0.08ml)を加え、次いで10% パラジウム- 炭素(0.030
g)を加え、水素ガス雰囲気下、室温で1時間攪拌した。
反応液をセライト上でろ過した後、溶液を留去し、標題
化合物(0.140g) を得た(スペクトル値は表33の実施
例1に記載した)。
【0055】実施例2(表8−24の化合物) N▲α▼−(N−シクロヘキシル−N−イソプロピルカル
バモイル)-L-アルギニンメチルエステル・塩酸塩の合成 N▼ω▲− ニトロ-L-アルギニンメチルエステル・塩酸塩
(3.00g, 11.2mmol) のテトラヒドロフラン (60ml) 懸濁
液にトリエチルアミン(3.2ml, 22.4mmol) を加え、次い
でクロロぎ酸フェニル(2.1ml, 16.8mmol) を加え、1時
間攪拌した。溶媒を留去した後、粗生成物をカラムクロ
マトグラフィー(BW-200, SiO2,クロロホルム:メタノ
ール(50:1-40:1))で精製し、N▼ω▲−ニトロ−N▲α
▼−フェノキシカルボニル-L-アルギニンメチルエステ
ル(3.29g) を得た。1 H NMR (200MHz , d6-DMSO) δ 1.5 - 1.9 (m, 4H), 3.
18 (m, 2H), 3.67 (s,3H), 4.09 (m, 1H), 7.09 (d, J=
8.0Hz, 2H), 7.21 (m, 1H), 7.39 (m, 2H), 7.94 (br,
2H), 8.25 (d, J=7.5Hz, 1H), 8.5 (br, 1H). MS(SIMS) m/e 305(M++1).
バモイル)-L-アルギニンメチルエステル・塩酸塩の合成 N▼ω▲− ニトロ-L-アルギニンメチルエステル・塩酸塩
(3.00g, 11.2mmol) のテトラヒドロフラン (60ml) 懸濁
液にトリエチルアミン(3.2ml, 22.4mmol) を加え、次い
でクロロぎ酸フェニル(2.1ml, 16.8mmol) を加え、1時
間攪拌した。溶媒を留去した後、粗生成物をカラムクロ
マトグラフィー(BW-200, SiO2,クロロホルム:メタノ
ール(50:1-40:1))で精製し、N▼ω▲−ニトロ−N▲α
▼−フェノキシカルボニル-L-アルギニンメチルエステ
ル(3.29g) を得た。1 H NMR (200MHz , d6-DMSO) δ 1.5 - 1.9 (m, 4H), 3.
18 (m, 2H), 3.67 (s,3H), 4.09 (m, 1H), 7.09 (d, J=
8.0Hz, 2H), 7.21 (m, 1H), 7.39 (m, 2H), 7.94 (br,
2H), 8.25 (d, J=7.5Hz, 1H), 8.5 (br, 1H). MS(SIMS) m/e 305(M++1).
【0056】上記化合物(0.200g, 0.57mmol) のテトラ
ヒドロフラン(1.5ml)溶液にN−シクロヘキシル−N−イ
ソプロピルアミン(0.200g, 1.42mmol)を加え、80℃で2.
5時間攪拌した。溶媒を留去した後、カラムクロマトグ
ラフィー(BW-200, SiO2,クロロホルム:メタノール(5
0:1))で精製し、N▲α▼−(N−シクロヘキシル−N−
イソプロピルカルバモイル)-N▼ω▲-ニトロ-L-アルギ
ニンメチルエステル(0.191g) を得た。1 H NMR (200MHz , CDCl3) δ1.26 (d, J=6.9Hz, 3H),
1.28 (d, J=6.9Hz, 3H), 1.37 (m, 2H), 1.5 - 2.0 (m,
12H), 3.25 (m, 1H), 3.5 (m, 1H), 3.7 (br-m, 1H),
3.78 (s, 3H), 3.93 (sep, J=6.9Hz, 1H), 4.62 (m, 1
H), 5.26 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.87 (br, 2H), 8.55 (b
r, 1H). MS(SIMS) m/e 401(M++1).
ヒドロフラン(1.5ml)溶液にN−シクロヘキシル−N−イ
ソプロピルアミン(0.200g, 1.42mmol)を加え、80℃で2.
5時間攪拌した。溶媒を留去した後、カラムクロマトグ
ラフィー(BW-200, SiO2,クロロホルム:メタノール(5
0:1))で精製し、N▲α▼−(N−シクロヘキシル−N−
イソプロピルカルバモイル)-N▼ω▲-ニトロ-L-アルギ
ニンメチルエステル(0.191g) を得た。1 H NMR (200MHz , CDCl3) δ1.26 (d, J=6.9Hz, 3H),
1.28 (d, J=6.9Hz, 3H), 1.37 (m, 2H), 1.5 - 2.0 (m,
12H), 3.25 (m, 1H), 3.5 (m, 1H), 3.7 (br-m, 1H),
3.78 (s, 3H), 3.93 (sep, J=6.9Hz, 1H), 4.62 (m, 1
H), 5.26 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.87 (br, 2H), 8.55 (b
r, 1H). MS(SIMS) m/e 401(M++1).
【0057】上記化合物(0.091g, 0.23mmol)のメタノー
ル(10ml) 溶液に4M塩化水素を含む酢酸エチル溶液(0.0
6ml) を加え、次いで10% パラジウム- 炭素(0.030g)を
加え、水素ガス雰囲気下、室温で1時間攪拌した。反応
液をセライト上でろ過した後、溶液を留去し、標題化合
物(0.089g) を得た(スペクトル値は表33の実施例2に
記載した)。
ル(10ml) 溶液に4M塩化水素を含む酢酸エチル溶液(0.0
6ml) を加え、次いで10% パラジウム- 炭素(0.030g)を
加え、水素ガス雰囲気下、室温で1時間攪拌した。反応
液をセライト上でろ過した後、溶液を留去し、標題化合
物(0.089g) を得た(スペクトル値は表33の実施例2に
記載した)。
【0058】実施例3 N▲α▼−(N,N−ジイソプロピルカルバモイル)−N
▼ω▲−ニトロ-L-アルギニン・塩酸塩の合成 N▼ω▲−(N,N−ジイソプロピルカルバモイル)−N
▼ω▲−ニトロ-L-アルギニンメチルエステル(0.20g,0.
56mmol)のメタノール (6ml) 溶液に2M水酸化ナトリウム
(2.8ml)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液に2M塩
酸を加え、酸性とし、減圧にて濃縮した。残留物にメタ
ノールとクロロホルムの混合溶媒を加え、撹拌した。不
溶物をろ過した後、有機層を減圧にて濃縮し、無色結晶
として標題化合物(0.19g) を得た。1 H NMR (200MHz , d6-DMSO) δ1.17 (d, J=6.1Hz, 6H),
1.40-1.83 (m, 4H),3.04-3.30 (m, 2H), 3.78 (m, 2
H), 4.00(m,1H),5.85 (d, J=7.1Hz, 1H), 8.02(br,2H),
8.51 (br, 1H).
▼ω▲−ニトロ-L-アルギニン・塩酸塩の合成 N▼ω▲−(N,N−ジイソプロピルカルバモイル)−N
▼ω▲−ニトロ-L-アルギニンメチルエステル(0.20g,0.
56mmol)のメタノール (6ml) 溶液に2M水酸化ナトリウム
(2.8ml)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液に2M塩
酸を加え、酸性とし、減圧にて濃縮した。残留物にメタ
ノールとクロロホルムの混合溶媒を加え、撹拌した。不
溶物をろ過した後、有機層を減圧にて濃縮し、無色結晶
として標題化合物(0.19g) を得た。1 H NMR (200MHz , d6-DMSO) δ1.17 (d, J=6.1Hz, 6H),
1.40-1.83 (m, 4H),3.04-3.30 (m, 2H), 3.78 (m, 2
H), 4.00(m,1H),5.85 (d, J=7.1Hz, 1H), 8.02(br,2H),
8.51 (br, 1H).
【0059】実施例4(表20−1の化合物) N▲α▼−(N,N−ジイソプロピルカルバモイル)-L-
アルギニンエチルエステル・塩酸塩の合成 実施例3の化合物(80mg,0.22mmol)、ジシクロヘキシル
カルボジイミド(68mg,0.33mmol)、ベンゾトリアゾール
−水和物(50mg,0.33mmol)、4-ジメチルアミノピリジン
(8mg,0.66mmol)及びエタノール(101mg,2.2mmol)をテト
ラヒドロフラン(1.5ml)に溶かし、室温にて24時間撹拌
した。反応液を濃縮した後、残留物をカラムクロマトグ
ラフィー(BW-200, SiO2,クロロホルム:メタノール(5
0:1-40:1))にて精製し、N▲α▼−(N,N−ジイソプ
ロピルカルバモイル)−N▼ω▲−ニトロ-L-アルギニン
エチルエステル(40mg)を得た。1 H NMR (200MHz , CDCl3) δ1.15-1.42 (m, 15H), 1.47
-2.05 (m, 4H), 3.30(m, 1H), 3.70 (m, 1H), 3.96 (m,
2H), 4.21(q, J=7.1Hz, 2H), 4.58 (m, 1H),5.23 (d,
J=7.2Hz, 1H), 8.16 (br,2H), 8.80 (br, 1H).
アルギニンエチルエステル・塩酸塩の合成 実施例3の化合物(80mg,0.22mmol)、ジシクロヘキシル
カルボジイミド(68mg,0.33mmol)、ベンゾトリアゾール
−水和物(50mg,0.33mmol)、4-ジメチルアミノピリジン
(8mg,0.66mmol)及びエタノール(101mg,2.2mmol)をテト
ラヒドロフラン(1.5ml)に溶かし、室温にて24時間撹拌
した。反応液を濃縮した後、残留物をカラムクロマトグ
ラフィー(BW-200, SiO2,クロロホルム:メタノール(5
0:1-40:1))にて精製し、N▲α▼−(N,N−ジイソプ
ロピルカルバモイル)−N▼ω▲−ニトロ-L-アルギニン
エチルエステル(40mg)を得た。1 H NMR (200MHz , CDCl3) δ1.15-1.42 (m, 15H), 1.47
-2.05 (m, 4H), 3.30(m, 1H), 3.70 (m, 1H), 3.96 (m,
2H), 4.21(q, J=7.1Hz, 2H), 4.58 (m, 1H),5.23 (d,
J=7.2Hz, 1H), 8.16 (br,2H), 8.80 (br, 1H).
【0060】上記化合物(30mg, 0.08mmol)のエタノール
(1ml) 溶液に4M塩化水素を含む酢酸エチル溶液(0.05m
l) を加え、次いで10% パラジウム- 炭素(0.030g)を加
え、水素ガス雰囲気下、室温で1時間攪拌した。反応液
をセライト上でろ過した後、溶液を留去し、標題化合物
(29mg) を得た(スペクトル値は表37の実施例35に記載
した)。
(1ml) 溶液に4M塩化水素を含む酢酸エチル溶液(0.05m
l) を加え、次いで10% パラジウム- 炭素(0.030g)を加
え、水素ガス雰囲気下、室温で1時間攪拌した。反応液
をセライト上でろ過した後、溶液を留去し、標題化合物
(29mg) を得た(スペクトル値は表37の実施例35に記載
した)。
【0061】実施例5〜36 実施例1又は2と同様にして、製造した化合物(塩酸
塩)のスペクトル値を表33〜37に示す。尚、表中に
は、前記実施例1、2及び4で得られた化合物のスペク
トル値も併記する。
塩)のスペクトル値を表33〜37に示す。尚、表中に
は、前記実施例1、2及び4で得られた化合物のスペク
トル値も併記する。
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
【0064】
【表5】
【0065】
【表6】
【0066】
【表7】
【0067】(試験例)
【0068】(1)酵素の準備 アルギンギパインは公知の手法に従って、Porphyromona
s gingivalis ATCC 33277の培養濾液から得た(例え
ば、Kadowaki, T. et al.:J. Biol. Chem. 269,21371,
1994)。3%トリプチケースソイブロス、0.5%イースト
エキストラクト、0.05%システイン、0.5%ヘミンおよび
0.1%メナジオンを含む培地中で嫌気的にPorphyromonas
gingivalis ATCC 33277を培養した。培養液を遠心し、
上清を得た。この上清に4℃で、75%飽和になるように硫
酸アンモニウムを添加した。10,000×gで20分遠心して
沈殿を集め、0.05%のBrij 35を含む10 mMリン酸ナトリ
ウム緩衝液 (pH 7.0)に溶解し、同緩衝液で一晩、4℃で
透析した。不溶物を25,000×gで30分遠心して除き、上
清を粗アルギンギパインとした。
s gingivalis ATCC 33277の培養濾液から得た(例え
ば、Kadowaki, T. et al.:J. Biol. Chem. 269,21371,
1994)。3%トリプチケースソイブロス、0.5%イースト
エキストラクト、0.05%システイン、0.5%ヘミンおよび
0.1%メナジオンを含む培地中で嫌気的にPorphyromonas
gingivalis ATCC 33277を培養した。培養液を遠心し、
上清を得た。この上清に4℃で、75%飽和になるように硫
酸アンモニウムを添加した。10,000×gで20分遠心して
沈殿を集め、0.05%のBrij 35を含む10 mMリン酸ナトリ
ウム緩衝液 (pH 7.0)に溶解し、同緩衝液で一晩、4℃で
透析した。不溶物を25,000×gで30分遠心して除き、上
清を粗アルギンギパインとした。
【0069】(2)アルギンギパイン阻害活性の測定 アルギンギパインの阻害活性の測定は上記文献記載の方
法を一部改変して行った。0.01単位(酵素活性の1単位
とは、37℃で1分間に1 nmolの7−アミノ−4−メチルク
マリン遊離をもって定義される)のアルギンギパインと
10 mMシステインおよびジメチルスルホキシドに溶解し
た試験化合物(塩酸塩)を20 mMリン酸ナトリウム緩衝
液 (pH 7.5) 中で、37℃で5分間プレインキュベートし
た後、基質Z-Phe-Arg-MCA (N-[(Phenylmethoxy)carbony
l]-L-phenylalanyl-N-(4-methyl-2-oxo-2H-1-benzopyra
n-7-yl)-L-argininamide(10 μM) を加えて反応を開始
した。37℃で10分間反応させた後、10 mMヨード酢酸を
含む100 mM酢酸ナトリウム緩衝液 (pH 5.0) を加えて反
応を停止し、反応液の蛍光強度(励起波長:365 nm、蛍
光波長:450 nm) を測定した。結果を表38に示す。こ
こでは50%阻害に必要な化合物の濃度を算出しIC50値と
して示した。
法を一部改変して行った。0.01単位(酵素活性の1単位
とは、37℃で1分間に1 nmolの7−アミノ−4−メチルク
マリン遊離をもって定義される)のアルギンギパインと
10 mMシステインおよびジメチルスルホキシドに溶解し
た試験化合物(塩酸塩)を20 mMリン酸ナトリウム緩衝
液 (pH 7.5) 中で、37℃で5分間プレインキュベートし
た後、基質Z-Phe-Arg-MCA (N-[(Phenylmethoxy)carbony
l]-L-phenylalanyl-N-(4-methyl-2-oxo-2H-1-benzopyra
n-7-yl)-L-argininamide(10 μM) を加えて反応を開始
した。37℃で10分間反応させた後、10 mMヨード酢酸を
含む100 mM酢酸ナトリウム緩衝液 (pH 5.0) を加えて反
応を停止し、反応液の蛍光強度(励起波長:365 nm、蛍
光波長:450 nm) を測定した。結果を表38に示す。こ
こでは50%阻害に必要な化合物の濃度を算出しIC50値と
して示した。
【0070】 *塩酸塩を用いて試験した。
【0071】(3)カテプシンL阻害活性の測定 カテプシンLの阻害活性は文献記載の方法(Barrett, A.
J. et al.:MethodsEnzymol. 80, 535, 1981)を一部
改変して行った。ヒト肝カテプシンL(0.01単位(単位
の定義はアルギンギパイン同様)、Calbiochem)と10mM
システインおよびジメチルスルホキシドに溶解した阻害
剤をEDTA-2Na(1 mM)を含有した20mM酢酸ナトリウム緩
衝液(pH 5.5)中にて混合させ、37℃で5分間プレイン
キュベートした後、Z-Phe-Arg-MCA (10 μM) を加えて
反応を開始した。37℃で10分間反応させた後、100 mMモ
ノクロロ酢酸ナトリウムを含む100 mM酢酸緩衝液(pH
4.3)を加えて反応を停止し、反応液の蛍光強度(励起
波長:365 nm、蛍光波長:450 nm)を測定した。結果を
表39に示す。ここでは50%阻害に必要な薬剤の濃度を
算出しIC50値として示した。比較のため(2)で行った
アルギンギパイン阻害活性値もあわせて示した。表中、
>100は100μMまで添加しても50%阻害に至らなかったこ
とを意味する。
J. et al.:MethodsEnzymol. 80, 535, 1981)を一部
改変して行った。ヒト肝カテプシンL(0.01単位(単位
の定義はアルギンギパイン同様)、Calbiochem)と10mM
システインおよびジメチルスルホキシドに溶解した阻害
剤をEDTA-2Na(1 mM)を含有した20mM酢酸ナトリウム緩
衝液(pH 5.5)中にて混合させ、37℃で5分間プレイン
キュベートした後、Z-Phe-Arg-MCA (10 μM) を加えて
反応を開始した。37℃で10分間反応させた後、100 mMモ
ノクロロ酢酸ナトリウムを含む100 mM酢酸緩衝液(pH
4.3)を加えて反応を停止し、反応液の蛍光強度(励起
波長:365 nm、蛍光波長:450 nm)を測定した。結果を
表39に示す。ここでは50%阻害に必要な薬剤の濃度を
算出しIC50値として示した。比較のため(2)で行った
アルギンギパイン阻害活性値もあわせて示した。表中、
>100は100μMまで添加しても50%阻害に至らなかったこ
とを意味する。
【0072】 表39 阻害活性値 IC50 (μM) ─────────────────────────────────── 阻害剤 アルギンギパイン カテプシンL ─────────────────────────────────── 実施例1(表5-化合物1) の化合物(塩酸塩) 0.38 >100 E-64* 5.60 0.014 ─────────────────────────────────── *trans-Epoxysuccinyl-L-leucylamido(4-guanidino)butane この結果から実施例1(表5-化合物1)で示した化合物
はカテプシンLと比較して260倍以上特異的にアルギンギ
パインを阻害することが判明した。
はカテプシンLと比較して260倍以上特異的にアルギンギ
パインを阻害することが判明した。
【0073】
【発明の効果】本発明のアルギニン誘導体は薬理活性を
有し、医薬として有用手あると共に、本化合物を有効成
分として含有する本発明の阻害剤は、アルギンギパイン
を特異的に阻害する。また、本発明の抗歯周病剤、又は
口腔用組成物により、歯周病に対する効果的な予防およ
び治療を行うことが出来る。
有し、医薬として有用手あると共に、本化合物を有効成
分として含有する本発明の阻害剤は、アルギンギパイン
を特異的に阻害する。また、本発明の抗歯周病剤、又は
口腔用組成物により、歯周病に対する効果的な予防およ
び治療を行うことが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/5375 A61K 31/5375 A61P 1/02 A61P 1/02 C07D 217/06 C07D 217/06 295/20 295/20 Z Fターム(参考) 4C034 AN10 4C086 BC07 BC21 BC30 BC73 MA04 NA14 ZA67 4C206 AA01 AA02 AA03 HA31 MA04 ZA67 4H006 AA01 AA03 AB03 AB20 AB26 BT12 BV34
Claims (4)
- 【請求項1】下記一般式(1) 【化1】 (式中、QはNHCH(=NR)NH2又はNHCH(=NH)NHR、X及びY
は、同一又は異なってもよく、水素原子、アルキル基、
シクロアルキル基、もしくはシクロアルキルアルキル
基、又は置換基を有していてもよいフェニル基、ベンジ
ル基、もしくはフェネチル基を表し、あるいはXとYは
一体となって、それらが結合している窒素原子と共に5
員又は6員の複素環を形成してもよい。Zは水素原子又
は低級アルキル基を表し、Rは水素原子又はグアニジノ
基の保護基を表す。)で示されるアルギニン誘導体又は
その塩。 - 【請求項2】下記一般式(1’) 【化2】 (式中、X及びYは、同一又は異なってもよく、水素原
子、アルキル基、シクロアルキル基、もしくはシクロア
ルキルアルキル基、又は置換基を有していてもよいフェ
ニル基、ベンジル基、もしくはフェネチル基を表し、あ
るいはXとYは一体となって、それらが結合している窒
素原子と共に5員又は6員の複素環を形成してもよい。
Zは水素原子又は低級アルキル基を表す。)で示される
アルギニン誘導体又はその薬理学上許容される塩を有効
成分として含有するアルギンギパイン阻害剤。 - 【請求項3】上記一般式(1’)で示されるアルギニン
誘導体又はその薬理学上許容される塩を有効成分とする
抗歯周病剤。 - 【請求項4】上記一般式(1’)で示されるアルギニン
誘導体又はその薬理学上許容される塩を含有する歯周病
の予防及び改善のための口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26622899A JP2001089436A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | アルギニン誘導体、アルギンギパイン阻害剤、及び抗歯周病剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26622899A JP2001089436A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | アルギニン誘導体、アルギンギパイン阻害剤、及び抗歯周病剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001089436A true JP2001089436A (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=17428057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26622899A Pending JP2001089436A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | アルギニン誘導体、アルギンギパイン阻害剤、及び抗歯周病剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001089436A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010071217A1 (ja) | 2008-12-19 | 2010-06-24 | 株式会社マルハニチロ食品 | 抗歯周病菌剤及びそれを用いた医療用または歯科用材料 |
KR20160062096A (ko) | 2013-09-25 | 2016-06-01 | 마루하 니치로 가부시키가이샤 | 골 형성용의 의료용 또는 치과용 재료 |
CN107652210A (zh) * | 2017-09-30 | 2018-02-02 | 瑞阳(上海)新药研发有限公司 | 一种胍类化合物或其药学上可接受的盐、其制备方法和应用 |
-
1999
- 1999-09-20 JP JP26622899A patent/JP2001089436A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010071217A1 (ja) | 2008-12-19 | 2010-06-24 | 株式会社マルハニチロ食品 | 抗歯周病菌剤及びそれを用いた医療用または歯科用材料 |
US9486496B2 (en) | 2008-12-19 | 2016-11-08 | Maruha Nichiro Corporation | Anti periodontitis-causing microorganism agent and medical or dental materials using the same |
KR20160062096A (ko) | 2013-09-25 | 2016-06-01 | 마루하 니치로 가부시키가이샤 | 골 형성용의 의료용 또는 치과용 재료 |
US10166313B2 (en) | 2013-09-25 | 2019-01-01 | Maruha Nichiro Corporation | Medical or dental material for osteogenesis |
CN107652210A (zh) * | 2017-09-30 | 2018-02-02 | 瑞阳(上海)新药研发有限公司 | 一种胍类化合物或其药学上可接受的盐、其制备方法和应用 |
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