JP2001089115A - Ii型ポリリン酸アンモニウムの製造方法と、その中間組成物及びその製造方法 - Google Patents

Ii型ポリリン酸アンモニウムの製造方法と、その中間組成物及びその製造方法

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JP2001089115A JP27394699A JP27394699A JP2001089115A JP 2001089115 A JP2001089115 A JP 2001089115A JP 27394699 A JP27394699 A JP 27394699A JP 27394699 A JP27394699 A JP 27394699A JP 2001089115 A JP2001089115 A JP 2001089115A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高純度のII型APPを容易に製造する方法、
及びII型APPを製造するために好適に用いることが
できるAPP組成物及びその製造方法を提供するを提供
する。 【解決の手段】リン含有化合物と尿素とをモル比で0.
5〜2.0に混合し、アンモニア濃度が10〜40容積
%、水蒸気濃度が20容積%以下の雰囲気下、350〜
380℃の温度で熱処理してII型ポリリン酸アンモニ
ウム及びV型ポリリン酸アンモニウムを含むポリリン酸
アンモニウム組成物を得、そして160〜320℃で熱
処理してII型ポリリン酸アンモニウムの製造する方法
を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性を有する材
料であるII型ポリリン酸アンモニウムの製造方法と、
それを製造するために用いることができるポリリン酸ア
ンモニウム組成物及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリリン酸アンモニウム(以下、「ポリ
リン酸アンモニウム」を「APP」と略す。)には、結
晶構造の違いによりI型からVI型のものが知られてい
る。この中で、I型APPは、リン酸アンモニウム等の
リン含有化合物を尿素等の縮合剤と混合した後、200
〜300℃で熱処理することで比較的容易に合成するこ
とが可能である。しかし、I型APPは、耐水性が悪い
という欠点があるため、樹脂に配合する難燃剤としての
使用は困難であった。
【0003】一方、II型APPは、比較的に耐水性に
優れた材料であり、難燃剤としての使用が可能である。
II型ポリリン酸アンモニムの製造方法としては、種々
の方法が提案されている。例えば、五酸化二リンとリン
酸水素二アンモニウムをほぼ均等モル比に混合してアン
モニア存在下で加熱し、混合しながら200〜400℃
で熱処理して製造する方法(特公平3−23485号公
報)、五酸化二リンとリン酸アンモニウムをほぼ均等モ
ル比に混合し、反応物を絶えず攪拌しながら熱処理して
製造する方法において、不活性ガス又は空気雰囲気下、
温度250〜350℃で溶融させる工程、アンモニア雰
囲気下、溶融物が固化する直前で水分を添加する工程、
アンモニア雰囲気下、温度200〜320℃でアンモニ
アを付加する工程を経て製造する方法(特開平9−12
311号公報)等が挙げられる。
【0004】しかしながら、当該方法では混和若しくは
混練することが可能な特殊な反応装置を使用しなければ
ならなかった。
【0005】混和若しくは混練することが可能な特殊な
反応装置を使用する必要がないII型APPの製造方法
としては、リン酸アンモニウムと尿素を原料として使用
し、アンモニア含有湿潤空気と乾燥空気を交互に通気し
て製造する方法が提案されているが(特開平7−31
5,817号公報)、当該方法では、装置内の雰囲気制
御が複雑であり、煩雑な操作が必要であった。また、I
I型APPは、I型APPをアンモニア雰囲気下、25
0〜270℃で熱処理することで相転移して生成するこ
とが知られているが(Kjell R Waersta
dら,J.Agric.Food Chem.,24,
412頁(1976年))、I型APPからII型AP
Pへ相転移する速度は非常に遅く、例えば、I型APP
をアンモニア雰囲気下、280℃で3時間熱処理しても
全くII型APPが生成しなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の課題に
鑑みてなされたものであり、その目的は、高純度のII
型APPを容易に製造する方法を提供することにある。
さらに、II型APPを製造するために好適に用いるこ
とができるAPP組成物及びその製造方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明者らは、高純度のII型
APPを容易に製造することが可能な合成方法について
鋭意検討を行った結果、リン含有化合物と尿素とをモル
比で0.5〜2.0に混合し、アンモニア濃度が10〜
40容積%、水蒸気濃度が20容積%以下の雰囲気下、
350〜380℃の温度で熱処理することでII型AP
P及びV型APPを含むAPP組成物が得られ、この組
成物がそれ自体で難燃剤として用いうると共に、これを
160〜320℃で熱処理することで高純度のII型A
PPを製造できることができることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】<II型APP及びV型APPを含むAP
P組成物>本発明のII型APP及びV型APPを含む
APP組成物は、II型APP及びV型APPを含み、
それ以外にVI型APPなども含むことがある。
【0010】その組成は、組成物中の全APPの量に対
し、II型APPの量がその比率として3〜60%、V
型APPの量が25〜90%の範囲にあることが好まし
い。このような種々のAPPを含んだ組成物は、難燃性
及び耐水性の面で優れたものとなる。さらに、II型A
PP及びV型APP以外に、VI型APPを含んでいて
もよく、その量は1〜25%の範囲含まれていることが
好ましく、VI型APPの量が25%を超えると、水に
対する溶解度が増大し、耐水性が極めて悪くなることが
ある。これらII型APP、V型APP、VI型APP
以外の他の型のAPPについては実質的に含まれない。
例えば、I型APPが有意な量含まれると、高純度のI
I型APPを得ることが困難となることがある。
【0011】尚、本明細書において、I型APP、II
型APP、V型APP、VI型APPとは、一般式がN
4PO3で表され、X線回折パターンがそれぞれ表1、
表2、表3、表4に示される面間隔に現れる結晶性化合
物のことである(KjellR Waerstadら,
J.Agric.Food Chem.,24,412
頁(1976年))。そして、各APPの量とは、表1
〜4に示されるように、APP組成物のX線回折を測定
し、面間隔が6.02であるI型APPの最強ピーク強
度、面間隔が5.70であるII型APPの最強ピーク
強度、面間隔が5.60であるV型APPの最強ピーク
強度、面間隔が6.62であるVI型APPの最強ピー
ク強度の和に対する各最強ピーク強度を百分率で表した
ものである。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】
【表3】
【0015】
【表4】
【0016】本発明のII型APP及びV型APPを含
むAPP組成物は、リン含有化合物と尿素とをモル比で
0.5〜2.0に混合し、アンモニア濃度が10〜40
容積%、水蒸気濃度が20容積%以下の雰囲気下、35
0〜380℃の温度で熱処理して得られる。
【0017】ここで、リン含有化合物と尿素との混合モ
ル比は、尿素/リン含有化合物=0.5〜2の範囲が好
ましく、さらに0.8〜1.6の範囲が好ましい。リン
含有化合物と尿素との混合モル比、すなわち、尿素/リ
ン含有化合物の比率が0.5未満の場合、試料が溶融す
るために好ましくなく、また、2.0を越える場合、反
応に関与しない尿素の量が多くなり、経済的に好ましく
ない。
【0018】本発明に用いられるリン含有化合物として
は、リン酸水素二アンモニウム、リン酸二水素アンモニ
ウム、リン酸三アンモニウム、五酸化二リンなどを用い
ればよく、これらは単独のみならず2種以上を混合して
使用することができる。これらの内、取り扱いの容易さ
から、リン酸水素二アンモニウム、リン酸二水素アンモ
ニウムが、さらに、リン酸水素二アンモニウムが好まし
く用いられる。
【0019】雰囲気中のアンモニア濃度としては、10
〜40容積%の範囲が好ましく、さらに20〜30容積
%の範囲が好ましい。雰囲気中のアンモニア濃度が10
容積%未満では試料が溶融してしまい、また、雰囲気中
のアンモニア濃度が40容積%を越えるとI型APPが
混入するために好ましくない。
【0020】雰囲気中の水蒸気濃度としては、20容積
%以下の範囲が好ましく、さらに1〜10容積%の範囲
が好ましい。雰囲気中に水蒸気が存在しないとI型AP
PやVI型APPが混入するために好ましくない。
【0021】熱処理雰囲気を調整する方法としては、上
記の範囲のアンモニア濃度、水蒸気濃度の気体を装置内
に連続的に供給すればよく、気体の供給速度は特に限定
されず、空間速度として数〜数百毎時程度でよい。
【0022】熱処理時の温度は350〜380℃の範囲
が好ましい。熱処理時の温度が350℃未満ではI型A
PPが混入する場合があり、また、380℃を越える
と、試料の一部が溶融する場合がある。熱処理時の時間
は特に限定されないが、数〜数十時間が好ましい。
【0023】<II型APPの製造方法>上記のII型
APP及びV型APPを含むAPP組成物を160〜3
20℃で熱処理することで、高純度のII型APPを得
ることができる。
【0024】ここで、熱処理の温度は160〜320℃
の範囲が好ましく、さらに、180〜300℃の範囲が
好ましい。熱処理の温度が160℃未満の場合、II型
APP以外のV型APPやVI型APPが混入するため
好ましくなく、また、320℃を超える場合、経済的に
不利となってしまう。
【0025】熱処理を行なう際の雰囲気は、特に限定さ
れず、アンモニア分圧として100容積%以下、水蒸気
分圧として20容積%以下でよい。但し、熱処理の温度
によっては、アンモニア分圧が低くなることで試料の一
部が溶融する場合がある。熱処理の時間は特に限定され
ず、数〜数十時間でよい。
【0026】上述の方法で、高純度のII型APPが製
造される。
【0027】尚、本発明のII型APPの製造方法にお
いては、上記のように、本発明のII型APP及びV型
APPを含むAPP組成物を用いて熱処理を行うことで
高純度のII型APPを得ることができるが、本発明の
II型APP及びV型APPを含むAPP組成物と同等
の組成の組成物を用いることもできる。
【0028】さらに、本発明のII型APP及びV型A
PPを含むAPP組成物を製造した後に、連続して熱処
理を行うことで高純度のII型APPを製造しても何ら
差し支えない。尚、連続的な熱処理によって高純度のI
I型APPを製造する場合、常に粉体の形状を保ちなが
ら熱処理することが好ましい。
【0029】本発明の方法により得られる高純度のII
型APPは難燃効果に優れた材料であり、樹脂に配合し
て難燃性を付与する難燃剤としての用途が有望である。
【0030】さらに、本発明のII型APP及びV型A
PPを含むAPP組成物は、上記のように、高純度のI
I型APPを製造するための素材として用いることがで
きるが、難燃性の高い性質を有するII型APP及びV
型APPを含むため難燃剤としての性能も備えている。
【0031】また、これらの高純度のII型APPや、
II型APP及びV型APPを含む組成物を難燃剤とし
て使用する場合、それぞれ単独で使用してもよいが、必
要に応じてその他の難燃剤と併用して使用してもよい。
その他の難燃剤としては、赤リン、リン酸エステル等の
リン系難燃剤、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム、ホウ酸亜鉛、ジルコニウム化合物等の無機系難燃
剤、1,3,5−トリアジン誘導体等の窒素含有化合
物、エチレンジアミンリン酸亜鉛、酸化アンチモン、膨
張性黒鉛等が例示され、これらの中1種、または2種以
上の併用が可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏するこ
とができる。
【0033】(1)本発明のII型APPの製造方法
は、混和若しくは混練することが可能な特殊な反応装置
を使用する必要のない容易で汎用的な製造方法であり、
この方法により高純度のII型APPを得ることができ
る。
【0034】(2)本発明のII型APP及びV型AP
Pを含むAPP組成物は、高純度のII型APPを製造
する原料として使用でき、また、難燃性もあるために難
燃剤としての使用も可能である。また、その製造方法
も、特殊な反応装置を使用する必要のない容易で汎用的
な製造方法であり、産業上有用である。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。尚、得られた生成物中の各型のAPP組成
は、X線回折法(XRD法)により測定した。
【0036】<II型APP及びV型APPを含むAP
P組成物の製造> 実施例1 リン酸水素二アンモニウムと尿素をモル比1:1で混合
し、混合物を内容積2リットルの電気炉に入れ、アンモ
ニア濃度が30容積%、水蒸気の濃度が2容積%の気体
を1リットル/分で導入しながら360℃で3時間熱処
理した。得られた反応生成物のX線回折パターンは図1
に示した。図1より、得られた反応生成物中のAPPの
組成は、II型APPの量は23%、V型APPの量は
73%、VI型APPの量は4%であった。
【0037】実施例2 リン酸水素二アンモニウムと尿素をモル比1:1.6、
熱処理時間を1時間とする以外は実施例1と同様の方法
で処理した。得られた反応生成物中のAPPの組成は、
II型APPの量は4%、V型APPの量は83%、V
I型APPの量は13%であった。
【0038】実施例3 リン酸水素二アンモニウムと尿素をモル比1:0.8、
熱処理時間を1時間とする以外は実施例1と同様の方法
で処理した。得られた反応生成物中のAPPの組成は、
II型APPの量は39%、V型APPの量は57%、
VI型APPの量は4%であった。
【0039】<高純度のII型APPの製造> 実施例4 実施例1で得られた反応生成物を内容積2リットルの電
気炉に入れ、アンモニアガスを1リットル/分で導入し
ながら260℃で3時間熱処理してII型APPを製造
した。II型APPのX線回折パターンを図2に示し
た。
【0040】実施例5 実施例2で得られた反応生成物を内容積2リットルの電
気炉に入れ、アンモニアガスを1リットル/分で導入し
ながら300℃で3時間熱処理してII型APPを製造
した。II型APPのX線回折パターンは図2と同様で
あった。
【0041】実施例6 実施例3で得られた反応生成物を内容積2リットルの電
気炉に入れ、乾燥空気ガスを1リットル/分で導入しな
がら180℃で3時間熱処理してII型APPを製造し
た。II型APPのX線回折パターンは図2と同様であ
った。
【0042】実施例7 実施例1と同様の方法で製造した反応生成物を内容積2
リットルの電気炉に入れ、アンモニア濃度が30容積
%、水蒸気濃度が2容積%のガスを1リットル/分で導
入しながら280℃で3時間熱処理してII型APPを
製造した。II型APPのX線回折パターンは図2と同
様であった。
【0043】比較例1 リン酸水素二アンモニウムと尿素をモル比1:1で混合
し、混合物を内容積2リットルの電気炉に入れ、アンモ
ニアガスを1リットル/分で導入しながら200℃で1
時間熱処理した。得られた反応生成物はI型APPであ
り、これを内容積2リットルの電気炉に入れ、アンモニ
アガスを1リットル/分で導入しながら280℃で3時
間熱処理したところ、得られた粉末はI型APPであっ
た。
【0044】比較例2 実施例1と同様の方法で処理して得た反応生成物を内容
積2リットルの電気炉に入れ、熱処理温度を140℃と
した以外は実施例4と同様の方法で熱処理した。得られ
た粉末はII型APP、V型APP、VI型APPから
なる混合物であり、II型APPの量は67%、V型A
PPの量は24%、VI型APPの量は9%であった。
【0045】比較例3 比較例1と同様の方法で処理して得た反応生成物を内容
積2リットルの電気炉に入れ、アンモニア濃度が30容
積%、水蒸気濃度が2容積%のガスを1リットル/分で
導入しながら360℃で3時間熱処理した。得られた生
成物は、V型APPとVI型APPからなり、V型AP
Pの量が80%、VI型APPの量が20%のAPPの
組成物であった。これを内容積2リットルの電気炉に入
れ、アンモニアガスを1リットル/分で導入しながら2
80℃で3時間熱処理した。得られた粉末はII型AP
P、V型APP、VI型APPからなる混合物であり、
II型APPの量は51%、V型APPの量は36%、
VI型APPの量は13%であった。
【0046】以上の実施例1〜7から分かるように、原
料を水蒸気及びアンモニアを含む気体の存在下で加熱す
ることによりII型APP及びVI型APPを含む組成
物が得られ、さらにこの組成物を加熱することで高純度
のII型APPが得られることが分かる。これに対し、
比較例1、3のように原料を加熱する際の温度が低かっ
たり気体として水蒸気を含まない場合にはI型APPが
生成してしまうことが分かる。また、比較例2のよう
に、II型APPを含む組成物を加熱する温度が低い場
合には得られるII型APPの純度は不十分なものにし
かならないことが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において得られた反応生成物のX線回
折パターンである。図の横軸(X軸)はX線回折におけ
る2θ値(単位はdeg)を示し、縦軸(Y軸)はX線
回折におけるピークの強度(Intensity)を示
しスケールは任意である。
【図2】実施例4において得られたII型APPのX線
回折パターンである。図の横軸(X軸)はX線回折にお
ける2θ値(単位はdeg)を示し、縦軸(Y軸)はX
線回折におけるピークの強度(Intensity)を
示しスケールは任意である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】II型ポリリン酸アンモニウム及びV型ポ
    リリン酸アンモニウムを含むポリリン酸アンモニウム組
    成物を160〜320℃で熱処理することを特徴とする
    II型ポリリン酸アンモニウムの製造方法。
  2. 【請求項2】II型ポリリン酸アンモニウムを全ポリリ
    ン酸アンモニウムの量の3〜60%、V型ポリリン酸ア
    ンモニウムを全ポリリン酸アンモニウムの量の25〜9
    0%含むことを特徴とする請求項1に記載のポリリン酸
    アンモニウム組成物。
  3. 【請求項3】II型ポリリン酸アンモニウム、V型ポリ
    リン酸アンモニウム、VI型ポリリン酸アンモニウムか
    らなり、全ポリリン酸アンモニウムの量に対して、II
    型ポリリン酸アンモニウムの量が3〜60%、V型ポリ
    リン酸アンモニウムの量が25〜90%、VI型ポリリ
    ン酸アンモニウムの量が1〜25%であることを特徴と
    する請求項2に記載のポリリン酸アンモニウム組成物。
  4. 【請求項4】リン含有化合物と尿素とをモル比で0.5
    〜2.0に混合し、アンモニア濃度が10〜40容積
    %、水蒸気濃度が20容積%以下の雰囲気下、350〜
    380℃の温度で熱処理することを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載のポリリン酸アンモニウム組成物
    の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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