JP2001088866A - 母乳パッド収容体 - Google Patents

母乳パッド収容体

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JP2001088866A JP26583799A JP26583799A JP2001088866A JP 2001088866 A JP2001088866 A JP 2001088866A JP 26583799 A JP26583799 A JP 26583799A JP 26583799 A JP26583799 A JP 26583799A JP 2001088866 A JP2001088866 A JP 2001088866A
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育子 三上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な作業で、ひとつ,あるいは2つの母乳
パッドを収容体から取り出すことができ、各収容体をま
とめてパッケージとして流通に置くさいに、柔軟で防水
性のパッケージとすることが容易な母乳パッド収容体を
提供すること。 【解決手段】 液体を吸収する吸収体12と、この吸収
体より外側に配置された防水材11とを積層して本体を
形成する母乳パッドを収容するために、上下各1枚の帯
状の部材21,22の間に前記母乳パッドを挟みこむこ
とで構成した収容体20であって、前記上下の帯状の部
材の間で、2つ折りとした前記母乳パッド10,10
が、それぞれの曲折部を同じ向きになる方向に列状に連
続して2つ配置されていて、かつ前記上下の帯状の部材
どうしは、その周縁21a,22aに沿って互いに接着
されており、さらに、前記帯状部材の一方には、前記2
つの母乳パッドの間の領域にて、幅方向に沿ったミシン
目24が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、授乳期の母親
が、ブラジャー等の下着と乳房との間に介装するための
母乳パッドを収容する収容体の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このような母乳パッドは、例えば
図13に示すように使用されている。図において、ブラ
ジャー2の各カップ3,3の内側には、ほぼ円形のドー
ム状でなる母乳パッド1,1がひとつづつ介装されるよ
うになっている。
【0003】このような母乳パッド1,1は、正面図で
ある図14(a)及び側面図である図14(b)に示す
ように、円形のドーム状に形成されており、厚み方向に
複数の柔軟材料を積層して構成されている。すなわち、
母乳パッド1は、使用者の肌と直接接触する内側表面に
表面材を配置し、その次に吸収材を配置し、少なくとも
外側には液体が吸収材からしみ出て着衣を汚すことがな
いように防水材料が積層されて構成されている。
【0004】また、この防水材料の表面側の所定の位置
には、接着剤等を適用した接着部4が設けられており、
図13に示すようにブラジャー2のカップ3の内側にこ
の接着部4を貼りつけて固定して用いる。これにより、
下着と母乳パッド1とがずれないようにして使用されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
母乳パッド1は、その販売に際して、図15の矢印に示
すように2つ折りされて、図16に示すような半円もし
くは半月形にして、個装収容体5にひとつずつ包装され
ている。この場合、個装収容体5は、例えばポリエチレ
ンフィルム等により形成された袋体でなっており、その
一面(図17において上面)は、中央付近で幅方向に設
けられ切断線5cに沿って切り離し、その切り口,もし
くは切り口を手掛かりにして、上面部の一方,例えば5
a側を切り離して、内部に収容されている2つ折り母乳
パッド1を取り出すようになっている。そして、取り出
した母乳パッド1については、図13にて説明した剥離
紙4を手で剥がして、下着の内側に装着するようにして
使用されている。
【0006】さらに、個装収容体5にひとつずつ収容さ
れた母乳パッド1は、例えば図18に示すように多数個
重ねて、複数列にして、図19に示すようなポリエチレ
ンフィルムでなる柔軟で防水性があるパッケージ6に収
容して販売ルートに提供されることが好ましい。
【0007】しかしながら、上述した個装収容体5にあ
っては、中に収容される母乳パッド1を二つ折りにした
状態においては、図15に示すように、図において左側
の高さh1は右側の高さh2よりも大きくなってしま
う。また、図16ないし図18に示されているように、
円形の母乳パッド1を2つ折りにして収容しているため
に、図18で示す領域7においては、収容物が個装収容
体5の内側の空間を満たしていない。このようなことが
原因となって、図18に示すように個装収容体5を重ね
ると、全体として、図において奥側が低くなるように傾
斜してしまう。したがって、これを収容するための図1
9に示したような矩形状の柔軟なパッケージ6に収容し
にくいことから、型保持性のある紙製の箱に収容してい
た。しかし、このような紙製の箱は、流通においた場合
に、例えば、箱の角部等が潰されたりすると、商品価値
を損なうという問題がある。また、このような箱は、変
形しにくいため、かさばってしまい、運搬に不便であ
る。
【0008】さらに、個装収容体5では、母乳パッド1
をひとつしか収容できず、図13に示すように2つ同時
に使用する場合には、使用者は、2つの個装収容体5を
各別に破いて、母乳パッド1を取り出す必要があり、日
常の使い勝手において不便な商品であった。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、簡単な作業で、ひとつ,あるいは複
数の母乳パッドを収容体から取り出すことができ、各収
容体をまとめてパッケージとして流通に置く際に、柔軟
でコンパクトな防水性のパッケージとすることが容易な
母乳パッド収容体を提供すること目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、液体を吸収する吸収体と、この吸収体よ
り外側に配置された防水材とを積層して本体を形成する
母乳パッドを収容するために、上下各1枚の帯状の部材
の間に前記母乳パッドを挟みこむことで構成した収容体
であって、前記上下の帯状の部材の間で、2つ折りとし
た前記母乳パッドが、それぞれの曲折部を同じ向きにな
る方向に列状に連続して2つ配置されていて、かつ前記
上下の帯状の部材どうしは、その周縁に沿って互いに接
着されており、さらに、前記帯状部材の少なくとも一方
には、前記2つの母乳パッドの間の領域にて、幅方向に
沿った開封手段が設けられている、母乳パッド収容体に
より、達成される。
【0011】請求項1の構成によれば、収容体を上下2
枚の帯状の部材で構成したので、製造工程において、連
続した長いシート状材料を供給することにより、容易に
収容体を製造することができる。そして、2つ折りにさ
れた2つの母乳パッドは、それぞれの曲折部を同じ向き
になる方向に列状に連続して配置されているので、この
2つの母乳パッドの間で曲折して重ねれば、重なった状
態において、母乳パッドの曲折部と周縁部どうしがかさ
なるので、2つ折りにした収容体の形状は、左右で同じ
厚みとなる。このため、これら収容体を多数重ねてパッ
ケージを形成する際に、柔軟な素材にてバランスのとれ
た矩形状あるいは直方体等のパッケージを容易に形成で
きる。また、上帯状体と下帯状体とを上下に重ねて収容
体を形成するようにしたので、容易に内部の空気を追い
出して周縁を接着できることから、収容体が空気により
膨らむことがなく、このため、コンパクトなパッケージ
が得られる。しかも、ひとつの収容体に2つの母乳パッ
ドを形成したため、前記開封手段として設けた例えばミ
シン目等を破断すれば、ひとつの収容体を破くだけで2
つの母乳パッドを同時に取り出すことができる。また、
このミシン目は、上述のように、左右で同じ厚みとなる
ように収容体を折りたたむ際に、その案内として便利で
ある。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、前記収容体は、前記2つの母乳パッドを収容した個
装単位が連続するように接続されており、かつこの個装
単位ごとに幅方向に設けたミシン目を有することを特徴
とする。
【0013】請求項2の構成によれば、個装単位が一列
に連続するように接続されているので、パッケージ内に
収容する場合にバラバラにならならず、散逸しない利点
がある。しかも、連続個装単位の任意の箇所にて、2つ
の母乳パッドの間で曲折して重ねれば、重なった状態に
おいて、全ての母乳パッドの曲折部と周縁部どうしがか
さなる。このため、左右の厚みが同じとなり、柔軟な素
材にてバランスのとれた矩形状あるいは直方体等のパッ
ケージとすることができる。また、使用に際しては、個
装単位ごとに設けた前記ミシン目のいずれかの箇所を切
り離すことで、任意の個数の母乳パッドを携行すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下
に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0015】図1は、本発明の実施形態による母乳パッ
ドの外観を示す概略斜視図であり、図2は、図1の母乳
パッドを装着した状態で、その内部構造を示す概略断面
図である。これらの図を参照して、先ず本実施形態にお
ける母乳パッドの構造を説明する。
【0016】図2に示すように、母乳パッド10は、使
用者が装着した状態では、その乳房14の前面に位置す
る。この状態にて母乳パッド10の外側(図2の左側)
には、防水材11が配置されており、内面側(図2にお
いて右側)には、表面材13が配置されている。そし
て、表面材13と防水材11の間には、吸収体12が配
置されており、これら表面材13、防水材11、吸収材
12は、例えば、それぞれほぼ円形に形成され、重ねら
れて、積層状態にて、母乳パッド10の本体18を構成
している。
【0017】上記防水材11は、液体を通さないが、好
ましくは水蒸気を透過させて蒸れを防止でき、ある程度
可撓性を備えている材料が選択されることが好ましい。
また、防水材11は、従来用いられていた熱変形可能な
防水材と比べると柔軟な素材で形成されている。また、
防水材11を構成する材料は、耐熱性と防水性を備えて
いればよく、従来のように熱変形可能な材料でなくても
よい。このような材料としては、例えばポリエチレンラ
ミネート紙、ポリエチレンラミネート不織布やメルトブ
ロー製法の不織布等が用いられる。
【0018】また、防水材11の表面には、図1に示す
ように、接着部4が設けられている。この接着部4は、
後述するように収容体に適用された接着剤が付着される
ことによって形成されるようにしてもよく、あるいは、
そのような構造にしない場合には、防水材11の表面に
接着剤を適用し、その上に剥離紙を貼ることで、これを
剥がして、図5にて説明したようなブラジャー2のカッ
プ3の内側にこの接着部4を貼りつけて固定できるよう
になっている。
【0019】上記表面材13は、直接使用者の肌と接触
する部材であり、母乳等の水分を良く透過し、肌ざわり
のよい素材が選択される。つまり、表面材13は、直接
使用者の肌に触れるため、肌を必要以上に損なうことな
く、肌触りのよい点等を考慮して、これに適した材料が
選択される。好ましくは、ドライメッシュシート(ポリ
エチレン等により形成した網目状シート)や、不織布が
用いられる。
【0020】吸収体12は、液体吸収性に優れた素材が
選択され、パルプの繊維体や積層体やシート体が用いら
れる。さらに吸収体12には、これらパルプ素材等に液
体吸収性に優れ、液体をそのまま,あるいは半固化もし
くは固化して保持する機能を備える材質の粒状物である
ポリマーが混入使用されている。このような材料として
は、例えば吸水性の重合体が適しており、例えばポリア
クリル酸塩系共重合体、澱粉−アクリロニトリルグラフ
ト共重合体の加水分解物、澱粉−アクリル酸グラフト共
重合体、ポリビニルアルコール−アクリル酸塩共重合
体、カルボキシメチルセルロース変成物等が挙げられ
る。そして、吸収体12は、図3に示すように、ティシ
ュ15に包まれている。これにより、上記粒状のポリマ
ー等が漏れでないようになっている。以上の構成でなる
母乳パッド10は、図15にて説明したのと同様に、半
分に折り曲げられることによって、半円形もしくは半月
形となって、図3の収容体に収容される。
【0021】図3は、上記母乳パッド10を2つ収容し
て単位包装(個装)するための収容体20を示してい
る。図において、母乳パッド収容体20は、上帯状体2
1と、下帯状体22とからなるそれぞれ一方向に長い帯
状の部材であり、これらは同じものであって、後述する
製造工程において、例えば、帯状にしたポリエチレン製
のフィルムとして供給されるものである。この母乳パッ
ド収容体(以下、「収容体」という)20では、図3に
示すように、下帯状体22の上に2つの母乳パッド1
0,10が載置されている。この状態では、各母乳パッ
ド10,10は上述したようにそれぞれ2つ折りされて
おり、図3にて示されているように、同じ向きにされて
いる。例えば図において右下側に各2つ折り母乳パッド
10,10の曲折部10b,10bが向くように、その
向きが揃えられている。
【0022】この状態において、上から上帯状体21が
重ねられる。そして、上帯状体21と下帯状体22との
間に、2つの母乳パッド10,10をはさみこむように
して、この上帯状体21の周縁21aと下帯状体22の
斜線で示す周縁22aは、後述するようにして、例えば
ヒートシール等により接着されている。さらに、上帯上
体21にあっては、中央付近にて、幅方向に沿って、開
封手段24が形成されている。この開封手段24は、収
容体を簡易な手段によって容易に開封することができる
ようにするために設けられるもので、この実施形態で
は、例えばミシン目で構成され、このミシン目24を破
断することによって、収容体20から各母乳パッド1
0,10を取り出すことができるようになっている。図
4は、図3のA−A線断面図である。図において、収容
体20内では、2つ折りの各母乳パッド10,10は、
その周縁部10a及び曲折部10bを同じ向きに揃え
て、一列に収容されている。各母乳パッド10,10
は、それぞれの防水材11の表面の各2箇所において、
例えば接着剤を適用してなる接着部11a,11aを備
えている。この接着部11a,11aには、剥離手段と
しての剥離紙25,25が仮固定されており、さらに、
これら剥離紙25,25は、上帯状体21及び下帯状体
22に対して、各接着部21b,22bによって固定さ
れている。
【0023】そして、この場合、接着部11a,11a
と、これに対応した各接着部21b,22bとは、例え
ば異なる接着剤を使う等の手段により、異なる接着力を
有するように構成されている。つまり、接着部21b,
22bは、接着部11a,11aよりも接着力が強くな
るように形成されている。
【0024】このため、使用者は、収容体20を破くだ
けで、母乳パッド10を取り出せる。つまり、この母乳
パッド10は取り出される時に剥離紙25との仮固定が
解除され、剥離紙は、接着部11a,11aよりも接着
力の強い各接着部21b,22b側に残る。これによ
り、母乳パッド10では、取り出された時に、その防水
材11表面に2つの接着部11a,11aが露出し、こ
れによって、そのまま図13で説明したように、下着の
内側に固定することができる。
【0025】しかも、この母乳パッド10では、下着に
対する固定手段としての接着部が2箇所(11a,11
a)あるため、しっかりと固定することができる。ま
た、図13及び図14に示されているように、ひとつの
接着部が円形の防水材の表面に偏心して存在すると、下
着への装着位置との関係から方向性が生じるが、本実施
形態の場合は、円形の防水材11の対称の位置に2つの
接着部11a,11aが設けられているので、このよう
な方向性がないため、その分使い勝手が向上する。
【0026】この収容体20は、図4の状態から、その
仮想の中心線C−Cを境にして、矢印に示すように曲折
すると、図5に示すように折り重ねた状態とした二つ折
りの単位包装となる。尚、図5の場合、上述の各接着部
は図示を省略されている。
【0027】図5において、この状態では、収容体20
内において、2つ折りの母乳パッド10,10は、それ
ぞれ向きを逆にして重ねられることになり、このため、
収容体20の図において左側の厚みT1(高さ)と右側
の厚みT2(高さ)はほぼ等しくなる。
【0028】図6ないし図9は、母乳パッド10をこの
ような収容体20に包装する工程を示している。母乳パ
ッド10は、図15で説明したような二つ折りの状態に
て、コンベヤルト等の搬送ベルト31により、矢印方向
に送られる。この時、搬送手段31では、母乳パッド1
0の二つ折り状態における外側,つまり、上述した防水
材11の表面には、図において、上側と下側の両方に、
接着部11a,11aと、その上に剥離紙25,25が
貼られた状態で送られてくる。この場合、各母乳パッド
10は、上述したように、同じ方向に揃えられて、一列
に順次搬送される。
【0029】搬送手段31の終端付近には、矢印方法に
回転する吸引ドラム32が配置されている。この吸引ド
ラム32は、その外周面に、搬送手段31によって送ら
れてくる母乳パッド10を真空吸着等の手段によって、
順次吸着する。この吸引ドラム32の後段には、上から
送られてくる上帯状体21と、下から送られてくる下帯
状体22とが重ねられる工程が配置されている。吸引ド
ラム32により送られる母乳パッド10は、ここで、上
帯状体21と下帯状体22との間に挟み込まれるように
なっている。
【0030】この場合、上帯状体21は、重ね合わせの
前に、開封手段としてのミシン目24が設けられ、さら
に、上帯状体21の下面側に対して、ディスペンサ等の
供給手段33により、ゴム系またはオレフィン系のホッ
トメルト等の接着剤が適用される。また、下帯状体22
は、重ね合わせの前に、その上面側に対して、ディスペ
ンサ等の供給手段34により、ゴム系またはオレフィン
系のホットメルト等の接着剤が適用される。これによ
り、上帯状体21と下帯状体22に挟まれる時に、母乳
パッド10の上下の各剥離紙25,25の表面側には、
上記各接着剤が付着して、接着部21bと接着部22b
が同時に形成されて、母乳パッド10は各帯状体21,
22の内側で仮固定される。
【0031】次いで、重ねられた上帯状体21と下帯状
体22の各周縁部21aと22bとはヒートシール等に
より接着されて、図7に示す状態となる。そして、図7
に示すように、母乳パッド10,10が2個ずつ包装さ
れた個装単位(二つの母乳パッド10,10が周縁のヒ
ートシールにより囲まれた単位)が連続した状態から、
製品単位の包装となるように、切断線35に沿ってカッ
トして、図8に示すように切り離し、包装を二つ折りす
る前の製品単位としての収容体20を得る。そして、こ
の場合、母乳パッド10,10が周縁のヒートシールに
先立って、各帯状体21,22は、工程上にて折られた
りすることがなく、互いに上下にぴったりと重ねられる
ため、フィルムシート状の帯状体21,22の間からほ
ぼ完全にエアーをパージすることができ、ヒートシール
後に個装単位の袋状の内側が膨らむことがないので、後
述するパッケージ包装の際にコンパクトにすることがで
きる。
【0032】次に、図9に示すように、切り離された各
収容体20は、ディスペンサ等の供給手段36により、
ゴム系またはオレフィン系のホットメルト等の接着剤3
8が適用される。これにより、図4で説明したように、
母乳パッド収容体20を2つ折りとした時に内側となる
面どうしを固定し、開くことを防止する。そして、この
2つ折り状態にて、ミシン目24から異物等が内部に侵
入することを防止する。さらに、各収容体20は、搬送
手段44により矢印方向に送られる途中で、順次、例え
ば、回転方式の折り手段41等によって、図4で説明し
た仮想の中心線C−Cを境にして、曲折され、二つ折り
の単位包装でなる収容体20は、搬送手段42と搬送手
段43の間に案内されて、矢印方向へ送られる。
【0033】次に、図10に示すように、多数の母乳パ
ッド収容体20が重ねられる。この場合、図5で説明し
たように、母乳パッド収容体20の全体において、その
厚みは同じに仕上げられているので、安定的に重ねるこ
とができる。そして、図11に示すように重ねた多数の
母乳パッド収容体20をさらに並列に複数列配置し、矢
印に示すように周囲から加重をかけて圧縮して、図12
に示すように、パッケージ材料37で包む。
【0034】この場合、縦横に重ねた多数の母乳パッド
収容体20は、ほぼ正確な矩形もしくは直方体となるか
ら、柔軟で防水性を備えたポリエチレン等のパッケージ
材料37で包装することができ、従来のような扱いにく
い紙製の箱体でなるパッケージと比較すると、流通の各
過程において、極めて扱い易い。しかも、上述したよう
に、上帯状体21と下帯状体22とは、間の空気を追い
出して重ねて接着されることから、収容体20が空気に
より膨らむことがなく、このため、コンパクトなパッケ
ージが得られる。
【0035】また、本実施形態の母乳パッド収容体20
は、上記パッケージ性能以外にも、以下のような種々の
利点を備えている。すなわち、上述したように、2つの
母乳パッド10,10をひとつの単位包装とすることが
できるので、図13にて説明したように、ブラジャー2
の各カップ3,3に母乳パッド10,10をそれぞれ装
着しようとする場合には、使用単位に対応した便利な単
位包装とすることができる。また、ひとつの母乳パッド
10だけを使用したい場合には、図3のミシン目24を
破断して、一方の母乳パッド10だけを取り出し、、そ
の後は、図5のように母乳パッド収容体20を2つ折り
にすれば、携行に便利である。
【0036】さらに、図6で説明したように、収容体2
0の内面に、予め接着剤が適用されている場合には、上
記ミシン目24を破断して、母乳パッド10を取り出す
だけで、剥離紙25,25は、上帯状体21の接着部2
1bと下帯状体22の接着部22bに貼りついた状態で
収容体側に残り、母乳パッド10の表面(防水材11の
表面)に、2つの接着部11a,11aを露出させるこ
とができる。つまり、使用者が母乳パッド収容体20を
図5の状態にて、保持している場合には、図5から図4
の状態に開いて、ミシン目24を破き、収容されている
母乳パッド10を取り出すだけで、図13に示すよう
に、接着部4を利用して下着に装着することができる。
したがって、従来のように個装とされた母乳パッドにつ
いて、ひとつずつその包装をやぶき、剥離紙を外すとい
った面倒な手順が省略され、簡単に使用することができ
る。しかも、ゴミとして剥離紙が残ることもないので、
出先で使用する際等においても、不要な剥離紙を処理す
る不便がなく、きわめて機能的で使いやすい。
【0037】本発明は上述の実施形態に限定されない。
例えば母乳パッド10の本体18は、円形である必要は
なく、他の形状であってもよいことは勿論である。ま
た、本体18内の収容材料は、上述の部材以外のもので
あってもよい。また、開封手段は、ミシン目に限らず、
帯状部材の幅方向に、単に切れ目を設けて構成してもよ
い。この場合、この切れ目にシールを貼りつけて封をし
たり、切れ目部分の材料を僅かにオーバーラップしたり
して開封手段としてもよい。さらにまた、防水材11や
表面材13、吸収体12は、上述の実施形態記載の材料
以外の種々の材料を選択することができる。また、上述
の各実施形態の各構成部分を任意に選択して組み合わせ
てもよい。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、簡
単な作業で、ひとつ,あるいは複数の母乳パッドを収容
体から取り出すことができ、各収容体をまとめてパッケ
ージとして流通に置く際に、柔軟でコンパクトな防水性
のパッケージとすることが容易な母乳パッド収容体を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による母乳パッドの実施形態の概略斜視
図である。
【図2】図1の母乳パッドを装着した状態における概略
断面図である。
【図3】図1の母乳パッドを単位包装するための収容体
を示す概略図である。
【図4】図3の収容体に母乳パッドを収容する状態を示
す概略断面図である。
【図5】図3の収容体に母乳パッドを収容した状態で二
つ折りとした状態を示す概略断面図である。
【図6】図1の母乳パッドの製造工程における包装工程
の一段階を示す概略説明図である。
【図7】図6より後段において、収容体が個装単位毎に
周縁を接着されている状態を示す概略平面図である。
【図8】図7より後段において、製品単位毎に切り離す
状態を示す概略平面図である。
【図9】図7より後段において、収容体を二つ折りとす
る工程を示す説明図である。
【図10】図9より後段において、製品を重ね合わせ
て、パッケージを形成するための一工程を示す概略説明
図である。
【図11】図10より後段において、重ね合わせた製品
を並列に配置して圧縮する工程を示す概略説明図であ
る。
【図12】図11より後段において、重ね合わせた製品
を圧縮後にパッケージを形成する工程を示す概略説明図
である。
【図13】従来の母乳パッドの使用状態を示す説明図で
ある。
【図14】(a)は、図13の母乳パッドの正面図であ
り、(b)は、母乳パッドの側面図である。
【図15】従来の母乳パッドを二つ折りとした状態を示
す正面図である。
【図16】図15の母乳パッドを個装した状態を示す図
である。
【図17】図16の母乳パッドの個装の概略縦断面図で
ある。
【図18】図16の母乳パッドの個装を積み重ねる状態
を示す概略斜視図である。
【図19】図16の母乳パッドの個装を積み重ねたもの
をさらに複数並べて、パッケージを形成する状態を説明
するための概略斜視図である。
【符号の説明】
10・・・母乳パッド、11・・・防水材、11a・・
・接着部、12・・・吸収体、13・・・表面材、15
・・・ティシュー、20・・・収容体、21・・・上帯
状体、21a・・・周縁、21b・・・接着部、22・
・・下帯状体、22a・・・周縁、22b・・・接着
部、24・・・ミシン目。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲田 洋一 東京都千代田区神田富山町5番地1 ピジ ョン株式会社内 Fターム(参考) 3E067 AA11 AB71 AC04 BA12A BA31A BB15A CA24 EA06 EB03 FA08 3E068 AA13 AB02 AB03 AC10 BB02 BB03 BB08 BB11 BB12 BB16 CC22 CD01 CD03 CE05 DD02 DD27 EE01 EE22 EE32

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を吸収する吸収体と、この吸収体よ
    り外側に配置された防水材とを積層して本体を形成する
    母乳パッドを収容するために、上下各1枚の帯状の部材
    の間に前記母乳パッドを挟みこむことで構成した収容体
    であって、 前記上下の帯状の部材の間で、2つ折りとした前記母乳
    パッドが、それぞれの曲折部を同じ向きになる方向に列
    状に連続して2つ配置されていて、 かつ前記上下の帯状の部材どうしは、その周縁に沿って
    互いに接着されており、 さらに、前記帯状部材の少なくとも一方には、前記2つ
    の母乳パッドの間の領域にて、幅方向に沿った開封手段
    が設けられていることを特徴とする、母乳パッド収容
    体。
  2. 【請求項2】 前記収容体は、前記2つの母乳パッドを
    収容した個装単位が連続するように接続されており、か
    つこの個装単位ごとに幅方向に設けたミシン目を有する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の母乳パッド収容
    体。
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