JP2001088697A - 軌道車 - Google Patents

軌道車

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JP2001088697A
JP2001088697A JP27342199A JP27342199A JP2001088697A JP 2001088697 A JP2001088697 A JP 2001088697A JP 27342199 A JP27342199 A JP 27342199A JP 27342199 A JP27342199 A JP 27342199A JP 2001088697 A JP2001088697 A JP 2001088697A
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英一 小倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軌道表面の錆や汚れの除去作業に適した軌道
車が開発されていない。 【解決手段】 人が乗ることができる本体1に、軌道2
上を走行する車輪3と、車輪3を回転駆動する駆動源4
と、軌道2の表面5を研磨する研磨装置6とを備え、軌
道2上を走行中に軌道表面の研磨を可能とした。本体1
に椅子7と、車輪3を制動するブレーキ8を設け、椅子
7に人が座るとブレーキ8が解除され、椅子7から人が
立つとブレーキ8が作動する。研磨装置6は、軌道2の
表面5を研磨する研磨具9を備え、その研磨具9は軌道
2に対する高さ及び角度の双方又は一方を調節可能であ
る。研磨装置6は本体1に着脱可能である。本体1及び
車輪3の全体又は一部が絶縁材製であるか、その表面に
絶縁材がコーティングされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌道の保守・点検
のために作業員を乗せて当該軌道上を走行したり、軌道
上を走行中に同軌道表面に付着した錆や汚れを除去可能
な研磨装置を搭載して当該軌道上を走行する軌道車に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】軌道車には従来から各種構造のものが存
在する。従来の軌道車の一例として図9に示すものがあ
る。この軌道車は同図に示すように、本体Aの前後に軌
道Bの幅と同等の長さの車軸Cを夫々回転自在に取り付
け、それら車軸Cの両端に軌道B上を走行可能な車輪D
を取り付けた4輪式であり、本体Aに搭載したエンジン
Eによって後輪側の車軸Cを回転駆動することによって
軌道B上を走行可能とすると共に、図示したレバーFを
引き上げるとブレーキGが作動して後輪がロックされて
走行不能状態となり、レバーFを押し下げるとブレーキ
Gが解除されて走行可能状態となるようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】軌道車は軌道の保守・
点検における各種作業に利用されている。しかし、軌道
の保守・点検作業の1つである軌道表面の錆・汚れ等の
除去作業を行える軌道車は開発されておらず、電動サン
ダーやワイヤーブラシ等を使用して作業員が手作業で行
っているのが現状であり、この作業に多くの時間と労力
を費やしている。また、従来の軌道車には次のような問
題があった。 1.ブレーキが手動操作によるため、当該軌道車から降
車する際にブレーキを掛け忘れ、無人の軌道車が暴走す
る虞がある。 2.軌道は信号制御用、通信用等の各種電気信号を伝送
する伝送路としても利用さているため、当該軌道上を軌
道車が走行することによって信号にノイズが発生した
り、信号が伝送できなくなることがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、軌道を
走行中に当該軌道の表面を研磨して同表面の錆や汚れを
除去可能であり、ブレーキを掛け忘れて暴走する虞もな
く、軌道を伝送路として伝搬している電気信号に悪影響
を与える虞もない軌道車を提供することにある。
【0005】本件出願の第1の軌道車は、人が乗ること
ができる本体に、軌道上を走行する4以上の車輪と、同
車輪の全部又は一部を回転駆動する駆動源と、軌道の表
面を研磨する研磨装置とを備え、研磨装置は本体が軌道
上を走行中に当該軌道の表面を研磨して同表面の錆や汚
れ等を除去可能なものである。
【0006】本件出願の第2の軌道車は、本体に椅子
と、本体の走行を制動するブレーキを設け、椅子とブレ
ーキは椅子に人が座るとブレーキが自動的に解除され、
椅子から人が立つとブレーキが自動的に作動するように
連携されているものである。
【0007】本件出願の第3の軌道車は、研磨装置は、
軌道の表面を研磨する研磨具を備え、その研磨具は軌道
に対する高さ及び角度の双方又は一方を調節可能なもの
である。
【0008】本件出願の第4の軌道車は、研磨装置が本
体に着脱可能なものである。
【0009】本件出願の第5の軌道車は、本体及び車輪
の全体又は一部が絶縁材製であるか、その表面に絶縁材
がコーティングされているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)次に本発明の軌
道車の第1の実施形態を詳細に説明する。この軌道車
は、本体の前後に車輪を2つづつ設けた4輪式であり、
後輪を駆動源によって回転駆動することによって軌道上
を走行し、その走行中に当該軌道の表面を研磨して錆や
汚れを除去可能であると共に、乗車した作業員がアクセ
ル及びブレーキレバーを操作することによって走行速度
を制御可能なものである。
【0011】前記本体1は図1に示すように曲げ加工し
たスチールパイプを継ぎ手溶接して略長方形の枠状に形
成した本体フレーム15の内側に、同じくスチールパイ
プ製の補強材(図示しない)を縦横に配置し、この上に
アルミ製島板(板厚3mm)からなる床板16を張った
ものである。本体フレーム15の長手方向両端部は図1
に示すように斜め上方に折り曲げて、当該軌道車を2人
の作業員で運搬する場合に、夫々の作業員が掴む把手と
して機能するようにしてある。また、当該両端部の一方
又は双方には連結用アタッチメント17が設けられ、当
該アタッチメント17を用いて台車(通称「トロ」)を
連結することができるようにしてある。この連結用アタ
ッチメント17は従来からこの種の軌道車に使用されて
いるものと同一のものである。また、本体フレーム15
の進行方向前方(図1の手前側)にはスチール製パイプ
を略台形に曲げ加工してなる取り付けフレーム18を立
設し、そこに回転灯やライト等を取り付け可能としてあ
る。これらライト、回転灯を取り付けた場合には本体1
に搭載した発電機から電源を供給する。尚、当該本体1
を構成する本体フレーム15、床板16その他の必要個
所には絶縁塗装が施してある。
【0012】図2(a)、(b)に示すように本体1の
底面前後には同本体1の幅方向に対向する1対の取付板
20が突設され、対向する取付板20の間に車軸21、
22が図示されていないベアリングを介して夫々回転自
在に取り付けられ、車軸21、の軸方向両端に車輪3
(前輪23)を、車軸22の軸方向両端に車輪3(後輪
24)を夫々取り付けてある。夫々の車輪3は図3に示
すように円筒状のアルミ製ホイール25(直径120m
m)の長手方向一端に硬質樹脂製(例えばアクリル製)
のリング26(耐熱温度−30℃〜+95℃)を嵌め、
同リング26より外側にそれより小径のウレタン製円筒
体27を取り付けたものであり、図2(a)に示すよう
にウレタン製円筒体27を軌道2の上面に乗せると、軟
質のウレタン製円筒体27が当該軌道2の形状に沿って
同軌道2に食い付き、さらにはリング26が当該軌道2
の内側面内側に配置されて、直進時は勿論のことカーブ
やポイントを通過する際にも脱線しにくくなるようにし
てある。さらにはリング26が摩擦係数の低い硬質樹脂
製であるため、当該リング26が軌道2の内側面に接触
しても同軌道2の上面に乗り上げることがなく、一層脱
線の可能性が低くなる。また、図2(b)に示すよう
に、前輪の車軸21はその両端の前輪23が後輪24に
対して角度θだけ傾くように斜めに配置することで、同
図に示すように当該前輪23のリング26が軌道2の内
側面に接触して脱線がさらに一層発生しにくくなるよう
にしてある。尚、車軸22は軌道2に対して直角に配置
されている。また、前記車軸21、22の外周面には絶
縁材(樹脂)をコーティングしてある。
【0013】前後2つの車軸21、22のうち、後輪の
車軸22(図2b)には図4に示すようにスプロケット
30が取り付けられており、このスプロケット30に掛
けたドライブチェーン31を図1に示すエンジン4によ
って駆動すると後輪24が回転駆動されて当該軌道車が
軌道2上を走行するようにしてある。具体的には図1に
示すエンジン4の駆動力を同図に示す駆動チェーン32
を介して変速機33に伝達し、当該変速機33で変速さ
れた駆動力を前記ドライブチェーン31を介して前記ス
プロケット30に伝達するようにしてある。図1に示す
エンジン4は2サイクル式のガソリンエンジンであり、
総排気量78.5cc、最大出力3.3馬力のものであ
り、当該軌道車を最高速度25.5Km/hで走行させ
ることが可能なものである。また、変速機33は前進2
段、後進1段の3段であり、図1に示すレバー34を操
作することによって所望の段数を選択可能としたもので
ある。
【0014】駆動輪となる前記後輪24のホイール25
内部には図5に示すドラム式ブレーキ8が組み込まれて
いる。このブレーキ8は同図に示すようにホイール(図
示しない)の内側に配置されて、車軸22と共に回転す
るリング状のブレーキドラム40と、同ドラム40の内
側に配置された1対の半円弧状のブレーキシュー41と
からなり、同図に示すようにブレーキシュー41の下端
同士を固定軸42によって回動可能に連結すると共に、
対向する上端の間に開閉軸43の扁平な先端44を配置
し、当該開閉軸43を図中の矢印方向に回転させると、
同開閉軸43のの先端44が夫々のブレーキシュー41
を前記固定軸42を支点として両外側に押し開き、これ
によって同ブレーキシュー41がブレーキドラム40の
内周面に接触して車軸22の回転が制動され(ブレーキ
8が作動し)、開閉軸43が前記とは逆方向に回転する
と、コイルスプリング45の弾性復元力によってブレー
キシュー41が元の位置に復帰し、これによってブレー
キシュー41とブレーキドラム40の接触が解除され
て、車軸22が回転可能となる(ブレーキ8が解除され
る)。図5に示す開閉軸43はブレーキレバー46(図
1)とワイヤ47ーを介して連結されており、ブレーキ
レバー46を握るとワイヤー47が引っ張られ、ワイヤ
ー47が引っ張られると操作片48が図5の矢印方向に
回動し、操作片48が回動すると開閉軸43が同方向に
回動してブレーキ8が作動し、ブレーキレバー46の握
りを解除すると開閉軸43が前記とは逆方向に回動して
ブレーキ8が解除されるようにしてある。尚、前記アク
セル100はスロットル式であり、図1に示すように前
記ブレーキレバー46が取り付けられているハンドル1
01に取り付けてある。
【0015】図1に示すように本体1には、その後方に
スチールパイプ製の支持材50が設けられ、その支持材
50の上にFRP製の椅子7が取付けられている。この椅
子7は前記ブレーキ8と連携しており、当該椅子7に人
が座っているときにはブレーキ8が常に作動し、椅子7
から人が立つとブレーキ8が自動的に解除されるように
してある。具体的には図6に示すように椅子7の座部5
3の底面前方に設けた軸受パイプ54に、前記支持材5
0に取り付けられたベース55に固定した回転軸56を
貫通させることで当該椅子7を同ベース55に図中の矢
印a−b方向に回動可能とすると共に、座部53の底面
後方にブラケット57を取り付け、このブラケット57
をベース55にその軸方向に昇降可能であり、且つ外周
にコイルスプリング58が被せられたスライド軸59に
よって支持させてある。これによって、座部53に人が
座っていないときには前記コイルスプリング58の弾性
力によって上方にスライドされるスライド軸59によっ
て当該座部53の後方が矢印a方向へ押し上げられ、座
部53に人が座るとその重みでスライド軸59がコイル
スプリング58の弾性力に抗して押し下げられ、座面が
水平になるまで当該座部53が矢印b方向へ回動するよ
うにし、前記ブラケット57にブレーキ8の開閉軸43
に連結されたワイヤー60(図5)を連結しておくこと
で、当該椅子7が図5の矢印a方向へ回動しているとき
(人が座っていないとき)は、ワイヤー60が引っ張ら
れてブレーキ8が作動し、椅子7が図5の矢印b方向へ
回動すると(人が座わると)、ワイヤー60の引きが解
除されてブレーキ8が解除されるようにしてある。尚、
図5に示すようにブラケット57に連結されたワイヤー
60は、そのブラケット側端部が略L字状のガイドチュ
ーブ61にガイドされている。
【0016】図1に示すように前記本体には研磨装置6
が搭載されている。この研磨装置6は同図に示すように
角パイプを溶接して形成した長方形のベースフレーム7
0の長手方向両側に研磨具(ワイヤーブラシ)9を夫々
取り付けたものである。具体的にはベースフレーム70
の一方の長辺の両端に連設された略L字状のアーム71
の先に固定した支持ブラケット72に、蝶番73によっ
て図中の矢印a方向に回動可能に取り付けられた細長支
持板74の先端にワイヤーブラシ9を取り付け、本体1
が軌道2上を走行中に当該ワイヤーブラシ9が当該軌道
2の表面5を研磨して、同表面5の錆や汚れ等を除去す
るものである。
【0017】前記ワイヤーブラシ9は前記細長支持板7
4の下面に設置されたボックス内に収容され、ベースフ
レーム70に搭載された発電機(図示しない)から電源
の供給を受けて動作する電動モーター(図示しない)に
駆動されて図1の矢印b方向に回転する台座75の下面
に多数本のワイヤ76ーを配置したものであり、前記モ
ーターによって台座75が図中の矢印b方向に回転駆動
されると、ワイヤー76が軌道表面5に接触しながら同
方向に回転して、同表面5の錆や汚れを除去するもので
ある。
【0018】前記細長支持板74は図7に示すように、
上方に向けて直角に折り曲げた端部77にボルト止めさ
れた取り付けパイプ78を軌道2に対して垂直方向に昇
降可能な支持軸79に被せ、同取り付けパイプ78を支
持軸79に螺合した2つのナット80で両側から挟み付
けることによって支持軸79に固定してあり(図8)、
支持軸79を昇降させると当該細長支持板74が図1の
矢印a方向に回動し、これに伴って同細長支持板74に
取り付けられている前記ワイヤーブラシ9も同方向に回
動するようにしてある。具体的には図7に示すように支
持軸79をベースフレーム70の上に配置されたスタン
ドプレート81に開設されている細長孔82に貫通さ
せ、同支持軸79の一端に前記取り付けパイプ78を固
定し、他端をナット部83が一体成形されたスライドプ
レート84に固定し、前記ナット部83を外周面に螺子
が形成されているハンドル85の軸部86に螺合するこ
とによって、ハンドル85を回転させて軸部86を同方
向に回転させると、スライドプレート84がスタンドプ
レート81の内面87に係止しているため同軸部86と
共に回転することができないナット部83が軸部86に
沿ってその軸方向に昇降し、これに伴ってスライドプレ
ート84がスタンドプレート81の内面87に沿って昇
降し、これに伴って支持軸79が同方向に昇降し、最終
的に細長支持板74が図1の矢印a方向に回動するよう
にしてある。尚、スタンドプレート81の内側にはスラ
イドプレート84の昇降を案内するガイドプレート88
が配置されており、スライドプレート84は当該ガイド
プレート88とスタンドプレート81の内面87との間
を昇降するようにしてある。また、同図に示すようにス
ライドプレート84のナット部83に螺合された軸部8
6の下端89はベースフレーム70を貫通して同ベース
フレーム70の下方に突出させ、同下端89に緩み止め
機能のあるナット90を螺合してある。
【0019】さらに、図7に示すように細長支持板74
の端部77には上下方向に3つのボルト孔91が一定間
隔で開設してあり、これらボルト孔91から所望のボル
ト孔91を選択して使用することによって取り付けパイ
プ78の高さを変えて、ワイヤーブラシ9の高さ調節を
することができるようにしてある。また、図8に示すよ
うにスライドプレート84と支持軸79とは、スライド
プレート84に形成された内面テーパ状の孔93に支持
軸79の球状の頭部94を嵌合することによって連結さ
れており、支持軸79の頭部94が孔93の内部で回動
することによって支持軸79が図8の矢印c方向に一定
の範囲で首振りし、これに伴ってワイヤーブラシ9も同
方向に首振りするようにしてある。
【0020】以上説明した研磨装置6は図1に示すよう
にベースフレーム70を本体フレーム20に載せ、これ
をボルト98で固定することによって本体1に固定可能
であり、当該ボルト98を外すことによって本体1から
取り外し可能としてある。
【0021】(他の実施形態)車軸は本体に固定された
カバーパイプ内に挿入して、同カバーパイプの内側でそ
の周方向に回転可能であり、且つ軸方向にスライド可能
として、車軸がその軸方向にスライドすることで軌道幅
公差±5mmを吸収可能とすることもできる。この場
合、カバーパイプの端部とホイールの内側面との間にス
プリングを介在させておくとスムーズに軌道幅公差±5
mmを吸収することができる。
【0022】前記実施形態に示した本体の大きさ、エン
ジンの出力、当該軌道車の最高速度その他に関する数値
はすべて一例である。また、前記実施形態に示した本発
明の軌道車の重量は50Kgであり、十分に軽量化が図
られているが、本体を構成するスチールパイプをアルミ
パイプその他の軽量パイプに変えることによって更なる
軽量化を図ることも可能である。
【0023】研磨具はブラシ式ではなく、軌道に接触回
転するローラー式のものとすることもできる。
【0024】
【発明の効果】本件出願の第1の発明は、次のような効
果を有する。 1.軌道上を走行可能な軌道車の本体に研磨装置を備
え、本体が軌道上を走行中に当該軌道の表面を前記研磨
装置によって研磨可能としたので、軌道車を走行させる
だけで当該軌道の錆や汚れの除去作業を行うことができ
る。
【0025】本件出願の第2の発明は、次のような効果
を有する。 1.本体に設けられた椅子に人が座るとブレーキが自動
的に解除され、椅子から人が立つとブレーキが自動的に
作動するので、ブレーキを掛け忘れて無人の軌道車が暴
走する虞がなく、極めて安全性が高い。
【0026】本件出願の第3の発明は、次のような効果
を有する。 1.研磨装置は、軌道の表面を研磨する研磨具を備え、
その研磨具は軌道に対する高さ及び角度の双方又は一方
を調節可能なので、当該研磨具の軌道に対する押し付け
力を適切に設定することで、軌道の表面を研磨し過ぎた
り、研磨が不足したりすることを容易に回避できる。
【0027】本件出願の第4の発明は、次のような効果
を有する。 1.研磨装置は本体に着脱可能なので、研磨装置を本体
から取り外すことで運搬や載線・離線が容易となる。
【0028】本件出願の第5の発明は、次のような効果
を有する。 1.本体及び車輪の全体又は一部が絶縁材製であるか、
その表面に絶縁材がコーティングされているので、軌道
を伝送路として伝送されている電気信号に悪影響を与え
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軌道車の実施形態の一例を示す説明
図。
【図2】本発明の軌道車おける車輪の取り付け構造を示
す説明図であり、(a)は正面図、(b)は平面図。
【図3】車輪の構造を示す説明図。
【図4】本発明の軌道車おける駆動機構を示す説明図。
【図5】ブレーキの構造を示す説明図。
【図6】椅子の構造を示す説明図。
【図7】研磨装置の構造を示す説明図。
【図8】研磨装置の構造を示す説明図。
【図9】従来の軌道車の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 本体 2 軌道 3 車輪 4 駆動源 5 軌道の表面 6 研磨装置 7 椅子 8 ブレーキ 9 研磨具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人が乗ることができる本体(1)に、軌道
    (2)上を走行する4以上の車輪(3)と、同車輪
    (3)の全部又は一部を回転駆動する駆動源(4)と、
    軌道(2)の表面(5)を研磨する研磨装置(6)とを
    備え、研磨装置(6)は本体(1)が軌道(2)上を走
    行中に当該軌道(2)の表面(5)を研磨して同表面
    (5)の錆や汚れ等を除去可能であることを特徴とする
    軌道車。
  2. 【請求項2】請求項1記載の軌道車において、本体
    (1)に椅子(7)と、本体(1)の走行を制動するブ
    レーキ(8)を設け、椅子(7)とブレーキ(8)は椅
    子(7)に人が座るとブレーキ(8)が自動的に解除さ
    れ、椅子(7)から人が立つとブレーキ(8)が自動的
    に作動するように連携されていることを特徴とする軌道
    車。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の軌道車におい
    て、研磨装置(6)は、軌道(2)の表面(5)を研磨
    する研磨具(9)を備え、その研磨具(9)は軌道
    (2)に対する高さ及び角度の双方又は一方を調節可能
    であることを特徴とする軌道車。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    軌道車において、研磨装置(6)は本体(1)に着脱可
    能であることを特徴とする軌道車。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    軌道車において、本体(1)及び車輪(3)の全体又は
    一部が絶縁材製であるか、その表面に絶縁材がコーティ
    ングされていることを特徴とする軌道車。
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