JP2001088356A - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

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JP2001088356A
JP2001088356A JP27222299A JP27222299A JP2001088356A JP 2001088356 A JP2001088356 A JP 2001088356A JP 27222299 A JP27222299 A JP 27222299A JP 27222299 A JP27222299 A JP 27222299A JP 2001088356 A JP2001088356 A JP 2001088356A
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Tokutaro Fukushima
徳太郎 福嶋
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 展開画像を記憶する容量を増大させること
なく、孤立ドットや細線の再現性を向上させて高解像度
の印刷が行えるようにする。 【解決手段】 コンピュータ上で作成された画像データ
をイメージ展開して記憶し、該記憶された画像データを
DMA処理してプリンタエンジンに送り印刷を実行する
プリンタ制御装置において、画像データをプリンタエン
ジンに出力る際に、中間バッファ11以降において、そ
のまま出力するか、ディレイバッファ13を通しパルス
変調して出力するかを切え換ることができるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばレーザービ
ームプリンタ等のプリンタに接続されるプリンタ制御装
置(プリンタコントローラとも称する。)に関し、特に
プリンタエンジンに画像データを2値で出力する際に高
解像度で印刷させるためのプリンタ制御装置、該制御装
置及びプリンタからなるプリンタシステムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来技術による方式で、2値のレーザー
プリンタにて、低解像度の多値画像データを高品質に印
字させるプリンタ制御装置の技術として、例えば特開平
8-4832号公報に開示されている。図19に上記従
来技術による方式のプリンタコントローラの構成を示
し、これを基に説明を行う。ホストコンピュータ1によ
り使用者は印刷したい画像を作成し、印刷を行うプリン
タを指定して、作成した画像の印刷命令を出す。印刷命
令が出されると、ホストコンピュータ1では、接続され
たプリンタに合ったプリンタドライバーソフトにより、
プリンタコントローラ2側にて解釈が可能な命令コード
の体系に画像データを変換し、ホストコンピュータ1で
は、接続先のプリンタのインターフェース3にプリンタ
ドライバーソフトにより変換された画像データを出力す
る。プリンタコントローラ2では、ホストインターフェ
ース3にて印刷する画像データの受信が開始されると、
送られてきた画像データをプリンタコントローラ2内部
に持つCPU4がROM9に書き込まれているコード情
報に従って、同じくプリンタコントローラ2内のRAM
5にイメージ描画、展開する。
【0003】次に、CPU4にてRAM5へのイメージ
展開がされた後、プリンタエンジン6に印刷起動命令を
出し、印刷を開始するとともに、イメージ展開した画像
データは、エンジンインターフェース8を介して、プリ
ンタエンジン6に出力させ、印刷を実行する。ただし、
通常、プリンタエンジン6に画像を出力する(ビデオ出
力)場合には、膨大な量のデータを短期間で転送しなけ
ればならないため、ビデオDMAコントローラ7にてD
MA処理を行って、高速化を図っている。また、ビデオ
DMAコントローラ7では、DMA転送が終了すると、
CPU4にビデオDMA終了のインタラプトを発行し、
終了を知らせる。CPU4では、次に続く画像データを
出力させるために、バンドのDMAパラメータをビデオ
DMAコントローラ7に設定し、同様なビデオDMA動
作を行うことによりプリンタエンジン6への出力を完了
する。以上の操作を行うことにより、使用者が作成した
画像の印刷はビデオDMAコントローラを用いて、高速
に出力することができる。また、実際に多くの製品のプ
リンタコントローラでは、ビデオDMAコントローラは
ASIC化され、そのASICによって、ビデオDMA
出力する際には、図20に示すような参照ウィンドウを
設けて各画素に対して、その周囲画素を参照することに
より、画像のエッジ部を検出し、図21に示すようなド
ットが形成されるように図22に示すようなパルス幅変
調を行いドットを追加、削除することにより、エッジ画
像の高品質化、スムージングを行うことができる。ま
た、カラーの画像データをイメージ展開する際には、図
23に示すようなアドレスマップとなるようなパックド
ピクセル方式の記憶方式と、図24に示すようなアドレ
スマップとなるようなパックドプレーン方式の記憶方式
とがあり、パックドピクセル方式で記憶した場合には、
画素毎に対して画像処理を施す際には、CPUがRAM
からデータを読み込む際には、一画素の画像データが一
回のアクセスで行えるため、高速に画像処理ができると
言う利点がある。また、パックドプレーン方式で出力す
る際には、接続されるカラープリンタエンジンが一色毎
の印刷プロセスを行う場合に、ビデオDMA出力時に画
像データを読み込む時の冗長な読み込みが無くなると言
う利点がある。
【0004】本出願人は、ホストコンピュータにて作成
された多値の画像データを多値データとしてイメージ展
開した後、解像度を高くして2値のプリンタエンジンに
て印刷する技術を既に開発しているが、これは画像品質
を上げるために解像度を高くしていくにつれて、イメー
ジ展開する多値画像データも階調数もそれに伴って増や
さなければならないため、解像度を上げれば上げるほど
メモリを追加する必要があるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ホストコンピュータお
よびレーザープリンタエンジンの発達に伴い、レーザー
プリンタコントローラにて処理する画像データが大容量
になり、高速で、高解像度の画像を扱うマシーンが増
え、さらに、カラーのレーザープリンタも開発されてい
る現状から、プリンタコントローラには、大容量のRA
Mが必要となってきている。それに伴い、圧縮技術を用
いて、より少ないRAMでのプリンタコントローラを構
成する必要や、プリンタコントローラにて高速なCPU
および、高速なビデオ転送が可能なDMAコントローラ
を持つ必要が出てきた。また、プリンタコントローラに
入力される画像データも高解像度のイメージデータなど
も増えてきた。更に、カラーレーザープリンタでは、イ
メージデータを高品質で印字が可能なようにするため
に、高解像度での印刷が求められている。しかしなが
ら、上述の従来技術の方式によるプリンタコントローラ
では、低解像度でイメージ展開を行った画像データを出
力する際には、周囲の画素を参照して画像のエッジ部を
検出することにより、見かけ上の解像度を上げてエッジ
部の高解像度化・スムージング処理を施す構成になって
いるため、エッジ部のみの高画質化しか行えず、イメー
ジ画像やグラフィック画像に対しては、高画質化できな
いだけでなく、エッジ検出のための回路により本来エッ
ジではないイメージ画像やグラフィック画像を誤検出し
てしまい、かえって画質を落としてしまうと言う悪影響
を及ぼしてしまう不具合があった。
【0006】また、本出願人が開発した方式では、イメ
ージデータの高画質化を行う際には、CPUが多値でイ
メージ展開を行い、ビデオDMAコントローラで多値イ
メージデータをプリンタエンジンに出力する際に、高解
像度の2値データに変換した後にパルス幅変調を行って
出力しているため、より高解像度で印刷を行いたい場合
には、イメージ展開する際に、高階調の多値データとし
てRAMに記憶する必要があるためRAM容量が増大
し、コストアップしてしまうと言う不具合もあった。そ
こで、本発明のプリンタ制御装置の請求項1の発明は、
ビデオDMA出力する際に、2値の画像データに対して
プリンタエンジンにそのまま画像データを出力するパス
と、ディレイバッファを通した後の画像データを出力す
るパスを設けて、それぞれの画像データを選択できる構
成にすることにより、イメージ展開した解像度よりも高
解像度での印刷が行え、出力画像の高解像度化、およ
び、孤立ドットや細線の再現性を向上させることによ
り、出力画像を高品質化させることを目的とする。
【0007】請求項2の発明は、イメージ展開する際に
ホストコンピュータにて出力された階調よりも低い階調
の多値データでイメージ展開された場合や、2値データ
でイメージ展開した場合に発生する、誤差情報をRAM
に蓄え、更に、2値の画像データに対してプリンタエン
ジンにそのまま画像データを出力するパスと、ディレイ
バッファを通した後の画像データを出力するパスを設け
て、ビデオDMA出力を行う際には、RAMに記憶した
誤差データ情報を基にディレイバッファを通った後の画
像データか、通さない画像データを選択する構成にする
ことにより、イメージ展開した際の階調数よりも高い階
調数で印刷が可能になることにより、出力画像を高品質
化させることを目的とする。
【0008】請求項3の発明は、ビデオDMA出力時の
ディレイバッファを複数段設けて、それぞれの出力段か
ら選択的に画像データを出力可能なような構成にするこ
とにより、更に高解像度で出力させることができる構成
にして、出力画像を高品質化することを目的とする。
【0009】請求項4の発明は、プリンタコントローラ
に接続されているプリンタエンジンがカラープリンタエ
ンジンである場合には、請求項2での誤差情報で画像パ
スを選択する際に、各色成分毎の誤差を考慮して出力す
ることにより、カラー出力時に重ねあわせ印刷を行う際
に色味を替えてしまうことなく出力することにより、カ
ラー印刷時での高画質化をすることを目的とする。
【0010】請求項5の発明は、カラーの画像データを
イメージ展開する際にはパックドピクセル方式にてRA
Mに記憶する構成として、誤差情報を色別に判別する際
にRAMをアクセスする頻度を抑えることができるた
め、処理を高速化し、システムのパフォーマンスを向上
させることを目的とする。
【0011】請求項6の発明は、ホストコンピュータか
ら入力されたカラーの画像データをイメージ展開する際
に発生した誤差情報を複数段に分けて記憶し、更に、ビ
デオDMA出力時のディレイバッファを複数段設けて、
それぞれの出力段から選択的に画像データを出力可能な
ような構成にすることにより、カラーの画像データを更
に高解像度で出力させることができる構成にして、出力
画像を高品質化することを目的とする。
【0012】請求項7の発明は、ホストコンピュータか
ら出力された多値の画像データをイメージ展開する際に
は、一旦それよりも低い階調の多値データとしてイメー
ジ展開した後、ビデオDMA出力する際に低い階調の多
値データを2値化して更に、2値化した時に発生する誤
差情報を基にディレイバッファの出力を切り換える構成
にすることにより、イメージ展開時には多値で画像デー
タを扱えるができ、出力画像を更に高品質化することを
目的とする。
【0013】請求項8の発明は、ホストコンピュータか
ら出力された多値のカラー画像データをイメージ展開す
る際には、一旦それよりも低い階調のカラー多値データ
としてイメージ展開した後、ビデオDMA出力する際に
低い階調のカラー多値データを2値化して更に、2値化
した時に発生する誤差情報を各色毎に管理して、それぞ
れの色の誤差情報を基にディレイバッファの出力を切り
換える構成にすることにより、イメージ展開時には多値
でカラー画像データを扱えるができ、カラー出力画像を
高品質化することを目的とする。
【0014】請求項9の発明は、カラーの画像データを
一旦それよりも低い階調のカラー多値データとしてイメ
ージ展開する際にはパックドピクセル方式にてRAMに
記憶する構成として、誤差情報を色別に判別する際にR
AMをアクセスする頻度を抑えることができるため、処
理を高速化し、システムのパフォーマンスを向上させる
ことを目的とする。
【0015】請求項10の発明は、解像度を高くする処
理は、主走査方向のみに行う構成にすることにより、メ
カニカルな制御をすること無く、安価な方式で高解像度
出力させることによりコストを低減させることを目的と
する。
【0016】請求項11の発明は、イメージ展開した際
の解像度が非常に高い場合には、無条件にディレイバッ
ファを通さないパスの出力を選択する方式にすることに
より、出力画像をより高品質化させることを目的とす
る。
【0017】請求項12の発明は、プリンタ制御装置と
プリンタとを組み合わせた高解像なプリント画像が得ら
れるプリンタシステムを得ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、作成
された画像データをイメージ展開して記憶し、該記憶さ
れた画像データをDMA処理してプリンタエンジンに送
り印刷を実行するプリンタ制御装置において、画像デー
タをプリンタエンジンに出力る際に、そのまま出力する
か、ディレイバッファ手段を通しパルス変調して出力す
るかを切え換る手段を有することを特徴とするプリンタ
制御装置である。
【0019】請求項2の発明は、作成された画像データ
をイメージ展開して記憶し、該記憶した画像データをD
MA処理してプリンタエンジンに送り印刷を実行するプ
リンタ制御装置において、多値で表現された画像データ
をプリンタエンジンにて印刷が可能なようにイメージ展
開する際に、生成された多値の画像データよりも低階調
の多値或いは2値の画像データとして記憶手段にイメー
ジ展開すると共に、低階調の多値データ、或いは2値デ
ータに変換する際に発生する誤差の値も合わせて上記記
憶手段に記憶し、画像データをプリンタエンジンに出力
する際に、上記記憶手段に記憶されている低階調の多値
データ或いは2値データに変換した際の誤差情報を基
に、そのまま出力するか、ディレイバッファ手段を通し
パルス変調して出力すかを切り換えることを特徴とする
プリンタ制御装置である。
【0020】請求項3の発明は、請求項2に記載された
プリンタ制御装置において、上記誤差は複数ビットで表
現されており、イメージ展開した画像データを、プリン
タエンジンに出力する際に、上記記憶手段に記憶されて
いる低階調の多値データ或いは2値データに変換した際
の複数のビットで表現された誤差情報を基に、そのまま
出力するか、複数段のディレイバッファ手段を通し段階
的にパルス幅変調を行うかを切り換えることを特徴とす
るプリンタ制御装置である。
【0021】請求項4の発明は、作成されたカラー画像
データをイメージ展開して記憶し、記憶したカラー画像
データをDMA処理してプリンタエンジンに送り印刷を
実行するプリンタ制御装置において、多値で、且つ、複
数の色成分で表現されたカラー画像データをイメージ展
開する際に、上記多値で、且つ、複数の色成分で表現さ
れた画像データよりも低階調の多値或いは2値のカラー
画像データとしてイメージ展開すると共に、低階調の多
値データ、或いは2値データに変換する際に発生する誤
差の値も合わせて各色成分毎に記憶し、上記イメージ展
開したカラー画像データをプリンタエンジンに出力する
際に、上記記憶手段に記憶されている各色成分の誤差の
値が一致したときに、ディレイバッファ手段を通しパル
ス変調して出力することを特徴とするプリンタ制御装置
である。
【0022】請求項5の発明は、請求項4に記載された
プリンタ制御装置において、上記処理手段にてホストコ
ンピュータによって生 成された多値で、且つ、複数の
色成分で表現された画像データよりも低階調の多値或い
は2値のカラー画像データとして上記記憶手段にてカラ
ー画像データを、パックドピクセル方式にて記憶させる
ことを特徴とするプリンタ制御装置である。
【0023】請求項6の発明は、作成されたカラー画像
データをイメージ展開して記憶し、記憶したカラー画像
データをDMA処理してプリンタエンジンに送り印刷を
実行するプリンタ制御装置において、 多値で、且つ、
複数の色成分で表現されたカラー画像データをイメージ
展開する際に、上記多値で、且つ、複数の色成分で表現
された画像データよりも低階調の多値或いは2値のカラ
ー画像データとしてイメージ展開すると共に、低階調の
多値データ、或いは2値データに変換する際に発生する
誤差の値も合わせて各色成分毎に記憶し、上記カラー画
像データをプリンタエンジンに出力する際に、上記複数
のビットで表現された各色の誤差情報を基に、そのまま
出力するか、複数段のディレイバッファ手段を通し段階
的にパルス幅変調を行うかを切り換えることを特徴とす
るプリンタ制御装置である。
【0024】請求項7の発明は、作成された画像データ
をイメージ展開して多値の画像データとして記憶し、該
記憶した画像データをDMA処理してプリンタエンジン
に送り印刷を実行するプリンタ制御装置において、記憶
した画像データをプリンタエンジンに出力する際に、上
記記憶手段に記憶されている多値の画像データを2値化
手段で2値化した後にプリンタエンジンに出力する際
に、上記2値化の際に発生した2値化誤差情報を基に、
そのまま出力するか、ディレイバッファ手段によりパル
ス幅変調を行うかを切り換えることを特徴とするプリン
タ制御装置である。
【0025】請求項8の発明は、作成されたカラー画像
データをイメージ展開して多値のカラー画像データとし
て記憶し、記憶したカラー画像データをDMA処理して
プリンタエンジンに送り印刷を実行するプリンタ制御装
置において、記憶された多値のカラー画像データをプリ
ンタエンジンに出力する際に、該多値のカラー画像デー
タを2値化手段で2値化した後にプリンタエンジンに出
力し、上記値化の際に発生する各色成分毎の誤差の値が
一致したときに、ディレイバッファ手段によりパルス幅
変調を行うことを特徴とするプリンタ制御装置である。
【0026】請求項9の発明は、請求項8に記載された
プリンタ制御装置において、作成された画像データをイ
メージ展開して多値のカラー画像データとして記憶する
際、該カラー画像データを、上記作成された画像データ
よりも低階調の多値或いは2値のカラー画像データとし
てパックドピクセル方式にて記憶させることを特徴とす
るプリンタ制御装置である。
【0027】請求項10の発明は、請求項1乃至9のい
ずれかに記載されたプリンタ制御装置において、上記デ
ィレイバッファ手段を通してパルス幅変調する際には、
主走査方向に対してのみパルス幅変調を施すような構成
にしたことを特徴とするプリンタ制御装置である。
【0028】請求項11の発明は、請求項1乃至10の
いずれかに記載されたプリンタ制御装置において、印刷
の解像度が一定の解像度以上で出力する際には、上記バ
ッファ手段を通さない画像データを用い、上記ディレイ
バッファ手段を通した出力画像データは用いない構成と
したことを特徴とするプリンタ制御装置である。
【0029】請求項12の発明は、請求項1乃至11に
記載されたプリンタ制御装置とプリンタとからなるプリ
ンタシステムである。
【0030】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の処理の大まかな処
理の流れを図1に示し、これを基に説明する。本発明で
は、従来技術による構成と同様に、使用者は、ホストコ
ンピュータ1上で動作するアプリケーションソフトウェ
アを利用して、印刷を行いたい画像データを作成する。
この時使用者によって作成される画像データは、複数ペ
ージに渡っているものや、カラーデータとして作成され
るもの等、各種の画像データが存在する。画像データの
作成が完了した時点で、使用者は、ホストコンピュータ
1に接続されて、印刷が可能なプリンタのうち、印刷を
行いたいプリンタを選択して、印刷命令を発行する。そ
の際、使用者からの印刷命令には、印刷部数の指定、カ
ラーかモノクロかの指定、拡大、縮小率の指定、用紙の
サイズ指定、また、1枚の用紙に複数のページをまとめ
て印刷する集約印刷を行うか、そうでないかの指定な
ど、各種の印刷モードが指定される。尚、ホストコンピ
ュータとプリンタコントローラが接続される形態は、1
対1で接続されている場合や、ネットワークを介して接
続されている場合などがある。
【0031】使用者により印刷命令が発行されると、使
用者から指定された各種モードを満足するように、ホス
トコンピュータ1内部に記憶されているプリンタドライ
バ10と呼ばれるソフトウェアにて、接続されているプ
リンタコントローラ2が解読できるコードに変換してプ
リンタコントローラ2に変換した画像データのコードを
出力する。プリンタコントローラ2では、ネットワーク
や、各種インターフェースにて構成されるホストインタ
ーフェース3にて、ホストコンピュータ1からの画像デ
ータの受信を開始する。ホストインターフェース3で
は、画像データの受信が始まると、CPU4に対して、
インタラプトを発生させて、印刷命令が発行されたこと
を知らせるとともに、受信した画像データをRAM5に
バッファリングして一時的に記憶させる。CPU4で
は、受信してバッファリングした画像データをプリンタ
エンジン6にて、印刷が可能なようにするためにRAM
5にイメージ展開してコード情報として受信された画像
をビットマップ情報に変換して記憶させていく。CPU
4により、ホストコンピュータ1から送られてきた全て
の画像データがビットマップイメージとしてRAM5に
イメージ展開された時点で(複数ページに渡る画像デー
タの場合には、1ページ目の画像データのイメージ展開
が完了した時点で)、CPU4はビデオDMAコントロ
ーラ7にビデオDMA開始アドレス、転送バイト数、階
調数等のビデオDMAパラメータをセットする。更にC
PU4は、接続されているプリンタエンジン6の状態を
確認して、プリンタエンジン6が印刷可能となった時点
で、ビデオDMAコントローラ7にビデオDMA動作開
始命令を発行し、更に、プリンタエンジン6に印刷動作
を開始させる。
【0032】ビデオDMA動作開始命令が発行される
と、ビデオDMAコントローラ7は、プリンタエンジン
6からエンジンインターフェース8を通して入力された
主走査方向の同期信号、副走査方向の同期信号と言った
ビデオ制御信号に従って画像データをエンジンインター
フェース8に出力する。但しその際、ビデオDMAコン
トローラ7はRAM5を直接制御して画像データを中間
バッファ11に入力させる。中間バッファ11を通った
画像データは、そのままセレクタ12およびディレイバ
ッファ13に入力され、更に、ディレイバッファ13の
出力は中間バッファ11の出力とOR回路14にて論理O
Rされる。中間バッファ11に通った時点での画像デー
タの状況により、中間バッファ11から直接出力された
画像データを出力するかディレイバッファ13を通した
後の画像データを出力するかをセレクタ12にて切り換
える。セレクタ12にて切り換えた画像データがエンジ
ンインターフェース8を経由してプリンタエンジン6に
出力され、中間バッファ11から直接出力した画像デー
タか、ディレイバッファ13を通った後の画像データの
どちらかの印刷が行える。
【0033】このように構成することにより、例えば図
2に示すような孤立ドットの画像があった場合には、通
常のビデオデータの出力は図3に示すようなパルスとな
ってしまい、レーザープリンタの能力により600DP
I程度の画像になるとトナーが感光体表面に乗らなくな
ってしまう。その結果、本来図2のような画像が得られ
るはずのドットが全く打たれなくなってしまう。これに
対して、ディレイバッファ13を通した画像データの出
力では、図4に示すように中間バッファ11の本来のパ
ルス幅よりもディレイバッファ13にて遅延されたパル
スが加算されたパルスを形成できるため、結果として、
パルス幅変調を行った画像データと等価になる。但し、
ディレイバッファ13によって遅延される時間は通常数
ns程度であり、レーザープリンタで印刷する際の1画素
分のパルス幅と比較して小さいため、結果として、高い
解像度での変調ができたことになる。以上の操作を例え
ば、この例のように孤立ドットに対してや、1ドットラ
インなどに対して行うことにより、1ドットの再現性を
向上したり、1ドットラインの再現性を向上することが
できる。また、ディレイバッファ13を使うことによ
り、1ドット以上2ドット以下のパルス幅を発生するこ
とができるため、ドットやラインを太らせすぎる副作用
を起こさないで構成することが可能となる。
【0034】次に、CPU4にてRAM5にイメージ展
開する際、ディザ処理にて2値化を行うが、この場合、
例えば図5に示すようなディザパターンを用いて各画素
の濃度がディザパターン上の閾値と、その画素が対応す
る箇所との大小比較を行う。これは、例えば図6に示す
ような濃度の画像をディザ処理した場合には、図7のよ
うな結果が得られる。但しこの際、図7の座標(C,
1)で示される画素では、大小比較した場合には、濃度
値20の誤差が発生してしまう。ここで、図8に示すア
ドレスマップのようにディザ処理した後のデータとその
画素に対応するディザ処理した際に発生した誤差のある
なしを記憶する。図7の例を図8の例にあてはめると、
図9のような結果が得られる。この例ではドットがあり
の場合には1、誤差が発生した場合には1をRAMに書
くような構成を取っている。この結果を基に、画像デー
タのパルスを生成する際に誤差があり(1)で入力され
た場合には、図1のディレイバッファ13を通した出力
を選択し、誤差が無い場合は中間バッファ11の出力を
選択することにより、例えば図7の1行目の画像データ
は図10に示すようにパルス幅変調して、ディレイバッ
ファ13の遅延分だけドット径を大きくした画像データ
が得られることになる。また、画像データが無い(白)
箇所にも誤差情報があるが、画像データをディレイバッ
ファ13でスキューさせるだけであるため、不必要なド
ットを打ってしまう副作用も発生しない(逆に、黒画像
が連続する箇所でも同様なことが言える)。以上の操作
を行うことにより、2値化した際に発生した誤差情報を
基に高解像度でのパルス幅変調を行うことが可能とな
る。
【0035】次に、カラーの画像データを印刷する場合
には、上記のように、誤差情報を基にパルス幅変調を行
う。但し、例えば緑色を表現する場合には、カラープリ
ンタエンジンでは、シアン(C)とイエロー(Y)を重ね
合わす必要があるが、その際に、ディザ処理した際の誤
差情報が、仮にYのみに誤差があった場合、モノクロと
同じ処理をして、誤差があった画素に全てパルス幅変調
を行ってしまうと、図11に示すようにY成分のみがパ
ルス幅変調したドットが形成されてしまうため、結果と
して、Yだけが大きいドットになり、Yがぼやけた画像を
生成してしまう。このような、副作用を無くすためにカ
ラーの印刷時にはCMYKの全ての色成分について2値化し
た際の誤差が発生していたかどうかを判別して、全ての
色成分で誤差があり(1)であった場合にのみディレイ
バッファ13出力のデータを選択することにより、図1
1に示されているような副作用の無い画像が得られるこ
とになる。
【0036】次に、接続されているプリンタエンジン
が、4色の同時印刷が行えるエンジン(タンデムエンジ
ン)ではなく、1色毎の印刷動作を4色分繰り返すこと
によりカラー画像を生成するエンジンである場合には、
上述したような構成のカラー印刷を行った場合であっ
て、CPU4のメモリ管理の方式が図12に示すような
パックドプレーン方式の時には、一回のビデオDMA出
力の際にCMYK全ての誤差情報を読み込む必要がある
ため、RAM5の連続していない領域のアドレスをアク
セスしなければならなくなり、結果として、RAMアク
セス回数が増大して、システムのパフォーマンスを落と
してしまう。そこで、図13に示すようなパックドピク
セル方式でCPU4がメモリ管理を行うことにより、一
回のビデオDMA出力の際に、一回のRAMアクセスだ
けでCMYK各色の誤差データを入力することができる
ようになり、パックドプレーン方式と比較して、RAM
アクセス回数が削減されることにより、システムのパフ
ォーマンスを向上させることが可能となる。
【0037】また、誤差の値を「誤差があり」、「誤差
が無し」の2種類だけで管理させるのではなく、「誤差
が無し=0」、「誤差小=1」、「誤差中=2」、「誤差
大=3」のように段階的に誤差を管理して、RAM5に
記憶させ、中間バッファ11以降のビデオ出力時の画像
データパスを図14に示すようにディレイバッファ#
1、ディレイバッファ#2、ディレイバッファ#3と、
段階的に配置して、それぞれの出力をセレクタ12に入
力し、RAM5に記憶しておいた、誤差の大きさの情報
を基に、セレクタに入力された各画像データの内、一つ
を選択してセレクタ12から出力することにより、図1
5に示すような段階的なパルス幅変調をしたパルスを選
択することができ、より高解像度での印刷が可能とな
る。但し、この例では、パルス幅変調の種類が4種類で
あるが、これに限定することなく何段のディレイバッフ
ァを設けても良い。また、カラー印刷の場合には、上述
のカラーの方式同様に各色の誤差情報を比較して、例え
ば、ある画素の各色の誤差情報が図16に示すような値
を取った場合には、その最小の誤差の値(この例ではM
の誤差=1)を採用して、全ての印刷の際に重ねあわせ
を行うことにより、図11に示すような、パルス幅変調
を施した際に発生する副作用を起こすこと無く、高解像
度で高品質なカラー画像データを印刷することが可能と
なる。また、このような場合でも、パックドピクセル方
式にてメモリ管理を行った方がビデオDMA出力時のR
AMアクセス回数を低減することができ、システムのパ
フォーマンスを向上させることが可能となる。
【0038】上述のようなパルス幅変調をする場合に
は、RAM5に単数、または、複数ビットの誤差情報を
記憶しておく必要があるため、RAM容量を増大させて
しまう場合が生じる。そこで、画像データが流れるパス
を図17に示す様にして、RAM5に多値で記憶されて
いる画像データを2値化回路18に入力して2値化を行
う。2値化回路18では、内部に図5に示したようなL
UT(ルックアップテーブル)を持っており、入力され
た各画素の多値画像データの値とLUTの該当する閾値
の値とを比較し、2値化を行う。その際、発生した誤差
情報をセレクタ12に入力して、どの入力画像データを
選択するかを切り換えることにより、高品質な印刷が行
えることになる。但し、2値化回路18で、閾値との大
小比較が、図5に示す座標(H,1)まで行ってしまっ
た場合には、次の画素の比較は、再び、座標(A,1)
に戻る構成として、1ライン分の大小比較を行う構成と
している。更に、ラインが8ライン目まで行ってしまっ
た場合にも同様にして、次のラインは1ライン目に戻る
構成にすることにより、どのように大きな領域でも閾値
と比較できることになる。また、カラー印刷の場合に
は、2値化回路18で2値化を行う際には、4色分同時
に2値化を行い、上述の方式と同様に、全ての色成分に
ついて一番誤差の小さい誤差情報に合せてパルス幅変調
を行う構成となる。但し、カラーデータの2値化を行う
場合には、必ずしも図5のような、閾値マトリクスが全
ての色成分で同じ閾値を使うとは限らないため、図5の
閾値マトリクスも4色分持つ必要がある。また、このよ
うな場合でも、パックドピクセル方式にてメモリ管理を
行った方がビデオDMA出力時のRAMアクセス回数を
低減することができ、システムのパフォーマンスを向上
させることが可能となる。
【0039】解像度を高くするためには、主走査方向に
関しては、画像データのパルス幅を調整して、より細か
くパルスを変動させれば良いが、副走査に関して解像度
を上げるためには、給紙スピードを遅くさせることや、
感光体へのレーザービーム速度を変更させる必要がある
こと、複数のレーザーダイオードでレーザービームを発
生させる等の、メカニカルによる微細な制御が必要とな
るため、一般的に実現が難しく、コストアップしてしま
う。従って、主走査方向にのみ解像度を上げる方式にし
た方が、コストを上昇させること無く高解像度化が行え
ることになる。また、元々印刷する際の画像データを非
常に高解像度でイメージ展開して、プリンタエンジンへ
の出力も非常に短いパルス幅になった場合には、図18
に示すように元々の1ドット分のパルス幅よりもディレ
イバッファにてディレイさせたパルス幅の方が時間的に
長いパルスとなってしまうため、1ドットの画像データ
が2ドット以上の画像データになってしまう可能性があ
る。このような場合が発生するときには、ディレイバッ
ファを通した出力を選択するよりも中間バッファの直接
の出力を選択した方が良い画像が得られることになる。
このような構成にすることにより、非常に高解像度の印
刷の場合に、副作用を起こすこと無く、高品質な画像を
得ることが可能となる。
【0040】以上プリンタ制御装置について説明した
が、以上で説明したプリンタ制御装置とプリンタとを組
み合わせることにより、例えば、カラーレイザープリン
タプリンタ等のプリンタシステムを得ることができ、そ
れによって高画質のプリントを得ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のプリ
ンタコントローラを使用することにより、以下に示すよ
うな効果が得られる。 請求項1に対応する効果:ビデオDMA出力する際に、
2値の画像データに対してプリンタエンジンにそのまま
画像データを出力するパスと、ディレイバッファを通し
た後の画像データを出力するパスを設けて、それぞれの
画像データを選択できる構成にすることにより、イメー
ジ展開した解像度よりも高解像度での印刷が行え、出力
画像の高解像度化、および、孤立ドットや細線の再現性
を向上させることにより、出力画像を高品質化させるこ
とが可能となる。
【0042】請求項2に対応する効果:イメージ展開す
る際にホストコンピュータにて出力された階調よりも低
い階調の多値データでイメージ展開された場合や、2値
データでイメージ展開した場合に発生する、誤差情報を
RAMに蓄え、更に、2値の画像データに対してプリン
タエンジンにそのまま画像データを出力するパスと、デ
ィレイバッファを通した後の画像データを出力するパス
を設けて、ビデオDMA出力を行う際には、RAMに記
憶した誤差データ情報を基にディレイバッファを通った
後の画像データか、通さない画像データを選択する構成
にすることにより、イメージ展開した際の階調数よりも
高い階調数で印刷が可能になることにより、出力画像を
高品質化させることが可能となる。
【0043】請求項3に対応する効果:ビデオDMA出
力時のディレイバッファを複数段設けて、それぞれの出
力段から選択的に画像データを出力可能なような構成に
することにより、更に高解像度で出力させることができ
る構成にして、出力画像を高品質化することが可能とな
る。
【0044】請求項4に対応する効果:プリンタコント
ローラに接続されているプリンタエンジンがカラープリ
ンタエンジンである場合には、請求項2での誤差情報で
画像パスを選択する際に、各色成分毎の誤差を考慮して
出力することにより、カラー出力時に重ねあわせ印刷を
行う際に色味を替えてしまうことなく出力することによ
り、カラー印刷時での高画質化をすることが可能とな
る。
【0045】請求項5に対応する効果:カラーの画像デ
ータをイメージ展開する際にはパックドピクセル方式に
てRAMに記憶する構成として、誤差情報を色別に判別
する際にRAMをアクセスする頻度を抑えることができ
るため、処理を高速化し、システムのパフォーマンスを
向上させることが可能となる。
【0046】請求項6に対応する効果:ホストコンピュ
ータから入力されたカラーの画像データをイメージ展開
する際に発生した誤差情報を複数段に分けて記憶し、更
に、ビデオDMA出力時のディレイバッファを複数段設
けて、それぞれの出力段から選択的に画像データを出力
可能なような構成にすることにより、カラーの画像デー
タを更に高解像度で出力させることができる構成にし
て、出力画像を高品質化することが可能となる。
【0047】請求項7に対応する効果:ホストコンピュ
ータから出力された多値の画像データをイメージ展開す
る際には、一旦それよりも低い階調の多値データとして
イメージ展開した後、ビデオDMA出力する際に低い階
調の多値データを2値化して更に、2値化した時に発生
する誤差情報を基にディレイバッファの出力を切り換え
る構成にすることにより、イメージ展開時には多値で画
像データを扱えるができ、出力画像を更に高品質化する
ことが可能となる。
【0048】請求項8に対応する効果:ホストコンピュ
ータから出力された多値のカラー画像データをイメージ
展開する際には、一旦それよりも低い階調のカラー多値
データとしてイメージ展開した後、ビデオDMA出力す
る際に低い階調のカラー多値データを2値化して更に、
2値化した時に発生する誤差情報を各色毎に管理して、
それぞれの色の誤差情報を基にディレイバッファの出力
を切り換える構成にすることにより、イメージ展開時に
は多値でカラー画像データを扱えるができ、カラー出力
画像を高品質化することが可能となる。
【0049】請求項9に対応する効果:カラーの画像デ
ータを一旦それよりも低い階調のカラー多値データとし
てイメージ展開する際にはパックドピクセル方式にてR
AMに記憶する構成として、誤差情報を色別に判別する
際にRAMをアクセスする頻度を抑えることができるた
め、処理を高速化し、システムのパフォーマンスを向上
させることが可能となる。
【0050】請求項10に対応する効果:解像度を高く
する処理は、主走査方向のみに行う構成にすることによ
り、メカニカルな制御をすること無く、安価な方式で高
解像度出力させることによりコストを低減させることが
可能となる。
【0051】請求項11に対応する効果:イメージ展開
した際の解像度が非常に高い場合には、無条件にディレ
イバッファを通さないパスの出力を選択する方式にする
ことにより、出力画像をより高品質化させることが可能
となる。
【0052】請求項12に対応する効果:プリンタシス
テムを構成することにより、高画質のプリントを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるプリントコントローラの構成を
示す
【図2】 孤立ドットの画像を示す。
【図3】 図2に示すドットのビデオデータの出力画像
を示す。
【図4】 画像データの処理回路を示す。
【図5】 画像のディザ処理に用いるディザパターンを
示す。
【図6】 ディザ処理を施す画像の濃度の一例を示す。
【図7】 ディザ処理した結果を示す。
【図8】 ディザ処理した後のデータとその画素に対応
する誤差を示すアドレスマップを示す。
【図9】 アドレスマップを用いた場合における出力画
像の一例を示す。
【図10】 パルス幅変調を施した画像データを示す。
【図11】 Y成分のみたパルス幅変調したドットの一
例をしめす。
【図12】 バックドプレーン方式によるCPUのメモ
リ管理方式を示す。
【図13】 バックドピクセル方式によるCPUのメモ
リ管理方式を示す。
【図14】 中間バッファ以降のビデオ出力時の画像デ
ータパスを示す。
【図15】 段階的なパルス幅変調をしたパルスの一例
を示す。
【図16】 画素の各色の誤差情報を示す。
【図17】 画像データが流れるパスを示す。
【図18】 元々のパルス幅よりもディレイされたパル
ス幅な時間的に長くなったパルスの一例を示す。
【図19】 従来のプリントコントローラの構成を示
す。
【図20】 従来のプリントコントローラ周辺画素を参
照するための参照ウインドウを示す。
【図21】 従来のプリントコントローラにより形成さ
れるドット模様を示す。
【図22】 従来のコントローラによるパルス幅変調下
結果を示す。
【図23】 従来のコントローラにおけるドピクセル方
式によるアドレスマップを示す。
【図24】 従来のコントローラにおけるバックドプレ
ーン方式によるアドレスマップを示す。
【符号の説明】
1・・・ホストコンピュータ、2・・・プリンタコント
ローラ、3・・・ホストI/F、4・・・CPU、5・
・・RAM、6・・・プリンタエンジン、8・・・エン
ジンI/F、11・・・中間バッファ、13・・・ディ
レイバッファ、12・・・セレクタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作成された画像データをイメージ展開し
    て記憶し、該記憶された画像データをDMA処理してプ
    リンタエンジンに送り印刷を実行するプリンタ制御装置
    において、 画像データをプリンタエンジンに出力る際に、そのまま
    出力するか、ディレイバッファ手段を通しパルス変調し
    て出力するかを切え換る手段を有することを特徴とする
    プリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】 作成された画像データをイメージ展開し
    て記憶し、該記憶した画像データをDMA処理してプリ
    ンタエンジンに送り印刷を実行するプリンタ制御装置に
    おいて、 多値で表現された画像データをプリンタエンジンにて印
    刷が可能なようにイメージ展開する際に、生成された多
    値の画像データよりも低階調の多値或いは2値の画像デ
    ータとして記憶手段にイメージ展開すると共に、低階調
    の多値データ、或いは2値データに変換する際に発生す
    る誤差の値も合わせて上記記憶手段に記憶し、画像デー
    タをプリンタエンジンに出力する際に、上記記憶手段に
    記憶されている低階調の多値データ或いは2値データに
    変換した際の誤差情報を基に、そのまま出力するか、デ
    ィレイバッファ手段を通しパルス変調して出力すかを切
    り換えることを特徴とするプリンタ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたプリンタ制御装置
    において、 上記誤差は複数ビットで表現されており、イメージ展開
    した画像データを、プリンタエンジンに出力する際に、
    上記記憶手段に記憶されている低階調の多値データ或い
    は2値データに変換した際の複数のビットで表現された
    誤差情報を基に、そのまま出力するか、複数段のディレ
    イバッファ手段を通し段階的にパルス幅変調を行うかを
    切り換えることを特徴とするプリンタ制御装置。
  4. 【請求項4】 作成されたカラー画像データをイメージ
    展開して記憶し、記憶したカラー画像データをDMA処
    理してプリンタエンジンに送り印刷を実行するプリンタ
    制御装置において、 多値で、且つ、複数の色成分で表現されたカラー画像デ
    ータをイメージ展開する際に、上記多値で、且つ、複数
    の色成分で表現された画像データよりも低階調の多値或
    いは2値のカラー画像データとしてイメージ展開すると
    共に、低階調の多値データ、或いは2値データに変換す
    る際に発生する誤差の値も合わせて各色成分毎に記憶
    し、上記イメージ展開したカラー画像データをプリンタ
    エンジンに出力する際に、上記記憶手段に記憶されてい
    る各色成分の誤差の値が一致したときに、ディレイバッ
    ファ手段を通しパルス変調して出力することを特徴とす
    るプリンタ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載されたプリンタ制御装置
    において、 上記処理手段にてホストコンピュータによって生 成さ
    れた多値で、且つ、複数の色成分で表現された画像デー
    タよりも低階調の多値或いは2値のカラー画像データと
    して上記記憶手段にてカラー画像データを、パックドピ
    クセル方式にて記憶させることを特徴とするプリンタ制
    御装置。
  6. 【請求項6】 作成されたカラー画像データをイメージ
    展開して記憶し、記憶したカラー画像データをDMA処
    理してプリンタエンジンに送り印刷を実行するプリンタ
    制御装置において、 多値で、且つ、複数の色成分で表現されたカラー画像デ
    ータをイメージ展開する際に、上記多値で、且つ、複数
    の色成分で表現された画像データよりも低階調の多値或
    いは2値のカラー画像データとしてイメージ展開すると
    共に、低階調の多値データ、或いは2値データに変換す
    る際に発生する誤差の値も合わせて各色成分毎に記憶
    し、上記カラー画像データをプリンタエンジンに出力す
    る際に、上記複数のビットで表現された各色の誤差情報
    を基に、そのまま出力するか、複数段のディレイバッフ
    ァ手段を通し段階的にパルス幅変調を行うかを切り換え
    ることを特徴とするプリンタ制御装置。
  7. 【請求項7】 作成された画像データをイメージ展開し
    て多値の画像データとして記憶し、該記憶した画像デー
    タをDMA処理してプリンタエンジンに送り印刷を実行
    するプリンタ制御装置において、 記憶した画像データをプリンタエンジンに出力する際
    に、上記記憶手段に記憶されている多値の画像データを
    2値化手段で2値化した後にプリンタエンジンに出力す
    る際に、上記2値化の際に発生した2値化誤差情報を基
    に、そのまま出力するか、ディレイバッファ手段により
    パルス幅変調を行うかを切り換えることを特徴とするプ
    リンタ制御装置。
  8. 【請求項8】 作成されたカラー画像データをイメージ
    展開して多値のカラー画像データとして記憶し、記憶し
    たカラー画像データをDMA処理してプリンタエンジン
    に送り印刷を実行するプリンタ制御装置において、 記憶された多値のカラー画像データをプリンタエンジン
    に出力する際に、該多値のカラー画像データを2値化手
    段で2値化した後にプリンタエンジンに出力し、上記値
    化の際に発生する各色成分毎の誤差の値が一致したとき
    に、ディレイバッファ手段によりパルス幅変調を行うこ
    とを特徴とするプリンタ制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載されたプリンタ制御装置
    において、作成された画像データをイメージ展開して多
    値のカラー画像データとして記憶する際、該カラー画像
    データを、上記作成された画像データよりも低階調の多
    値或いは2値のカラー画像データとしてパックドピクセ
    ル方式にて記憶させることを特徴とするプリンタ制御装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載され
    たプリンタ制御装置において、上記ディレイバッファ手
    段を通してパルス幅変調する際には、主走査方向に対し
    てのみパルス幅変調を施すような構成にしたことを特徴
    とするプリンタ制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載さ
    れたプリンタ制御装置において、印刷の解像度が一定の
    解像度以上で出力する際には、上記ディレイバッファ手
    段を通さない画像データを用い、上記バッファ手段を通
    した出力画像データは用いない構成としたことを特徴と
    するプリンタ制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11に記載されたプリン
    タ制御装置とプリンタとからなるプリンタシステム。
JP27222299A 1999-09-27 1999-09-27 プリンタ制御装置 Pending JP2001088356A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007299315A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Ricoh Co Ltd データ転送装置
JP2014533919A (ja) * 2011-11-30 2014-12-15 ペキン ユニバーシティ ファウンダー グループ カンパニー リミテッドPeking University Founder Group Co., Ltd. マルチビット深度ハーフトーンam網点を生成する方法と装置

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