JP2001088336A - 感熱複写印字装置 - Google Patents

感熱複写印字装置

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JP2001088336A
JP2001088336A JP26924699A JP26924699A JP2001088336A JP 2001088336 A JP2001088336 A JP 2001088336A JP 26924699 A JP26924699 A JP 26924699A JP 26924699 A JP26924699 A JP 26924699A JP 2001088336 A JP2001088336 A JP 2001088336A
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JP
Japan
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heat
insulating layer
heat insulating
thermal
resistant substrate
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Pending
Application number
JP26924699A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsugufumi Enomoto
本 亜 文 榎
Takashi Ozeki
関 高 志 大
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Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルプリントヘッドを使用して複数枚の
記録媒体を同時に記録することのできる感熱複写印字装
置を提供する。 【解決手段】 耐熱性基板の一主面に保温性材料でなる
保温層が突設され、保温層を含む耐熱性基板の表面領域
に電気抵抗性材料でなる発熱抵抗体が積層され、先端部
が保温層の設置部位にて相互に所定の間隔を持つように
それぞれ発熱抵抗体の表面に添着された共通電極及び個
別電極を有し、耐熱性基板の他の主面が支持基板に装着
されたサーマルプリントヘッドを使用する感熱複写印字
装置において、保温層の突設部位に対応する耐熱性基板
及び支持基板の境界領域に断熱層を設けたことを特徴と
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリント
ヘッドによる感熱複写印字装置(以下、複写印字装置を
プリンタと略記する)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数枚の記録媒体に同時に印字し
得るものとしてインパクトドットヘッドを搭載したドッ
トインパクトプリンタがあった。このドットインパクト
プリンタは、インパクトドットヘッドを用いて、感圧紙
でなる複写式記録媒体を加圧することによって記録する
ものである。しかるに、このドットインパクトプリンタ
は、印字音が大きい、印字速度が遅い、画質が悪い、定
期的な保守、点検が必要である等の問題があった。
【0003】これに対して、サーマルプリントヘッド
(以下、単にサーマルヘッドと略記する)を用いた感熱
プリンタは印字音が出ない、印字速度が速い、保守、点
検が容易である等に加えて、ランニングコストが安いと
いう理由から、流通端末用プリンタ、ファクシミリ、デ
ィジタル製版機等に多用されている。しかしながら。こ
の感熱プリンタは複数枚の感熱紙に同時に記録すること
が難しい状況にあった。これは、サーマルヘッドの構造
によるものと考えられ、図3を用いてその概略構成を説
明する。
【0004】図3において、セラミック基板2の一主面
に断面形状が山形をなす保温層としてのグレーズ層3が
形成され、このグレーズ層3を含むセラミック基板2の
表面に、発熱抵抗体層4が積層されている。発熱抵抗体
層4の表面には、共通電極5及び個別電極6が添着さ
れ、このうち、共通電極5はグレーズ層3の中心から見
て一方の側に、個別電極6は他方の側に形成される。こ
れら共通電極5及び個別電極6の各先端部が、グレーズ
層3の山形の頂点部にて、所定の間隙を持って対向して
いる。さらに、共通電極5及び個別電極6の表面部に耐
熱、耐摩耗性の保護膜層7が形成されている。そして、
セラミック基板2の他方の主面が、支持基板としてのア
ルミ基板1上に両面接着テープ11によって固着されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したサーマルヘッ
ドは、共通電極5及び個別電極6間に通電したとき発熱
抵抗体層4のジュール熱によって記録部10が瞬時に加
熱され、反対に、共通電極5及び個別電極6間の通電を
遮断したとき記録部10が迅速に冷却されるように、グ
レーズ層3として熱伝導率の比較的小さいものが用いら
れ、セラミック基板2として熱伝導率の比較的大きいも
のが用いられる。このサーマルヘッドを用いて複数枚の
感熱紙を同時に記録するためには、上記の相反する事象
を満たしつつ、記録媒体により多くの熱が伝わるように
しなければならない。しかしながらこれらの条件を満た
す画期的な材料及び形状を見出し得ない状況にあった。
【0006】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
もので、サーマルヘッドを使用して複数枚の記録媒体を
同時に記録することのできる感熱プリンタを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
耐熱性基板の一主面に保温性材料でなる保温層が突設さ
れ、保温層を含む耐熱性基板の表面領域に電気抵抗性材
料でなる発熱抵抗体が積層され、先端部が保温層の設置
部位にて相互に所定の間隔を持つようにそれぞれ発熱抵
抗体の表面に添着された共通電極及び個別電極を有し、
耐熱性基板の他の主面が支持基板に装着されたサーマル
プリントヘッドを使用する感熱プリンタにおいて、保温
層の突設部位に対応する耐熱性基板及び支持基板の境界
領域に断熱層を設けたことを特徴とするものである。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
感熱プリンタにおいて、耐熱性基板を、両面接着部材を
用いて支持基板に接着すると共に、両面接着部材の保温
層に対応する領域を部分的に刳り抜いて断熱層としたこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1は本発明に係る感熱プリンタの一実施
形態を構成するサーマルヘッドの全体構成を、理解を容
易にするために部分的に順次破断して示した平面図、図
2はこのサーマルヘッドのX−X矢視拡大横断面図であ
る。これら各図において、平面形状が細長に形成され、
所定の剛性を持つように厚さが2.5mm程度のアルミ
基板1の一主面に、耐熱性で熱伝達係数が比較的大きい
0.5〜1.0mm厚のセラミック基板2と、その側部
に列状に配置された複数のIC8とが搭載されている。
このうち、セラミック基板2の幅方向中心部に、横断面
形状が山形をなす保温層としてのグレーズ層3が長手方
向に直線状に形成されている。このグレーズ層3を含む
セラミック基板2の表面に、発熱抵抗体層4が積層され
ている。
【0011】このうち、グレーズ層3はガラスを主成分
とし、例えば、スクリーン印刷等で形成され、発熱抵抗
体層4はTa-SiO等の合金を成膜源としてスパッタリ
ングなどの薄膜形成法により形成される。また、発熱抵
抗体層4の表面には、アルミニウム等の導電性層を形成
したのち、フォトエングレービングによって共通電極5
及び個別電極6が形成されている。このうち、共通電極
5はグレーズ層3の中心から見て一方の側に櫛歯状に形
成され、個別電極6はグレーズ層3の中心から見て他方
の側、すなわち、IC8が配置された側に短冊を恰も歯
形状に並べた状態に形成されている。この場合、共通電
極5及び個別電極6の各先端部が、グレーズ層3の山形
の頂点部にて、所定の間隙を持って対向している。ま
た、個別電極6の各他端にはIC8から導出されたリー
ド線9が接続されている。そして、共通電極5及び個別
電極6の表面部に耐熱、耐摩耗性の保護膜層7が、例え
ば、スパッタリングにより形成されている。
【0012】ところで、図1及び図2に示したサーマル
ヘッドは、アルミ基板1にセラミック基板2を、両面接
着部材としての両面接着テープ11で固着するが、グレ
ーズ層3に対応する部位を部分的に刳り抜いて、ここに
空気層による断熱層12を形成した点が図3と構成を異
にしている。このように、断熱層12を形成したとして
も、セラミック基板2による放熱特性に殆ど影響を及ぼ
すことなく、むしろ空気が蓄熱層として作用し、グレー
ズ層3による保温効果が高められるため、感熱紙の複数
枚目まで熱を伝えることができる。
【0013】この結果、サーマルヘッドを使用して複数
枚の記録媒体を同時に記録することができる。
【0014】なお、上記実施形態では両面接着テープ1
1を部分的に刳り抜いて断熱層12を形成したが、グレ
ーズ層3の設置範囲の下部の対応する領域であれば、ア
ルミ基板1及びセラミック基板2の境界部位に凹みを設
けて空気層を形成しても同様な効果が得られる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明によれば、サーマルプリントヘッドを使用して複数
枚の記録媒体を同時に記録することのできる感熱複写印
字装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感熱複写印字装置の一実施形態を
構成するサーマルプリントヘッドの全体構成を、部分的
に順次破断して示した平面図。
【図2】図1に示したサーマルプリントヘッドの一部を
拡大して示した横断面図。
【図3】従来の感熱プリンタを構成するサーマルプリン
トヘッドの構成を示す断面図。
【符号の説明】
1 アルミ基板 2 セラミック基板 3 グレーズ層 4 発熱抵抗体層 5 共通電極 6 個別電極 7 保護膜層 8 IC 9 リード線 10 記録部 11 両面接着テープ 12 断熱層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大 関 高 志 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 2C065 GA01 JD01 JD16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱性基板の一主面に保温性材料でなる保
    温層が突設され、前記保温層を含む前記耐熱性基板の表
    面領域に電気抵抗性材料でなる発熱抵抗体が積層され、
    先端部が前記保温層の設置部位にて相互に所定の間隔を
    持つようにそれぞれ前記発熱抵抗体の表面に添着された
    共通電極及び個別電極を有し、前記耐熱性基板の他の主
    面が支持基板に装着されたサーマルプリントヘッドを使
    用する感熱複写印字装置において、 前記保温層の突設部位に対応する前記耐熱性基板及び前
    記支持基板の境界領域に断熱層を設けたことを特徴とす
    る感熱複写印字装置。
  2. 【請求項2】前記耐熱性基板を、両面接着部材を用いて
    前記支持基板に接着すると共に、前記両面接着部材の前
    記保温層に対応する領域を部分的に刳り抜いて前記断熱
    層としたことを特徴とする請求項1に記載の感熱複写印
    字装置。
JP26924699A 1999-09-22 1999-09-22 感熱複写印字装置 Pending JP2001088336A (ja)

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