JP2001088168A - 金 型 - Google Patents

金 型

Info

Publication number
JP2001088168A
JP2001088168A JP27047399A JP27047399A JP2001088168A JP 2001088168 A JP2001088168 A JP 2001088168A JP 27047399 A JP27047399 A JP 27047399A JP 27047399 A JP27047399 A JP 27047399A JP 2001088168 A JP2001088168 A JP 2001088168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
cavity
pressure
dummy
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27047399A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kawasaki
博明 川崎
Yutaka Hiroshima
裕 広島
Yasuo Ishiwata
靖雄 石綿
Chisato Akinari
千里 秋成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Futaba Corp
Original Assignee
Futaba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Futaba Corp filed Critical Futaba Corp
Priority to JP27047399A priority Critical patent/JP2001088168A/ja
Publication of JP2001088168A publication Critical patent/JP2001088168A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複雑形状の成形品や、センサ配置スペースのな
い成形品のショートモールドの検出が可能な金型を提供
する。 【解決手段】キートップのキャビティ20は、ゲート2
1の成形部分21を介してランナ22の成形部分22で
連結される。23はスプルに相当する。線Lはキャビテ
ィとコアの境界線である。ゲートと同一条件でランナ2
2にダミーゲート30が形成される。キャビティ20と
は異形のダミーキャビティ31が、ダミーゲート30を
介してランナ22に形成される。ダミーキャビティ31
内の圧力を検出するエジェクタピン13と圧力センサ1
5が設けられる。成形時のダミーキャビティ31内の圧
力は、製品用のキャビティ20内の圧力と実質的に同一
となる。圧力センサの検出結果からキャビティ内でショ
ートモールドが起きれば確実に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプルーから供給
された樹脂をランナからゲートを介してコアとキャビテ
ィの間に充填し、製品を成形する射出成形用の金型に係
り、特にキャビティ内の成形時の圧力をより正確に検出
して製品部キャビティのショートモールドを検出できる
金型に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の一般的な射出成形用の金
型の断面図である。この金型は、図示しない成形機の固
定側ホルダに取り付けられる固定側取付板2と、成形機
の可動側ホルダに取り付けられる可動側取付板3を有し
ている。
【0003】固定側取付板2は、雌型となる固定側型板
4が取り付けられている。固定側取付板2には、成形機
のシリンダのノズルから成形用金型内に溶融した樹脂を
注入する際の経路となるスプル10が取り付けられてい
る。スプル10から注入された樹脂は、詳細は図示しな
いが、固定側型板4側に形成されたランナに入り、ゲー
トを通過してキャビティに入る。
【0004】可動側取付板3には、雄型となる可動側型
板5が、受け板6とスペーサブロック7を介して取り付
けられている。
【0005】この成形用金型1は、固定側型板4と可動
側型板5の間で分割可能である。成形機のホルダの動き
に合わせ、可動側型板5は板面に垂直な方向に沿って固
定側型板4に対して移動し、これによって固定側型板4
と可動側型板5の開閉が行われる。固定側型板4と可動
側型板5が閉じた際に、成形品と対応するキャビティA
が形成される。
【0006】図示しないが、固定側型板4と可動側型板
5の間にはガイド機構が設けられており、固定側型板4
と可動側型板5の開閉はこのガイド機構によって案内さ
れる。
【0007】可動側取付板5には、スペーサブロック7
の空隙部内で所定量移動可能なエジェクトプレート12
が設けられている。エジェクトプレート12には、成形
用金型が開いた時に可動側型板5から突出して成形品を
金型外に突き出すエジェクターピン13が設けられてい
る。図示しないが、スプル10内に形成された不要部分
であるランナを成形品とともに突き出すエジェクターピ
ンも設けられている。
【0008】この成形用金型を用いて成形を行なうに
は、固定側型板4と可動側型板5を閉止状態とし、キャ
ビティA形成し、成形機のシリンダのノズルから、スプ
ル10を介して成形用金型内に溶融した樹脂が注入され
る。樹脂はランナに入り、ゲートを通過してキャビティ
A内に充填され、所定の形状に成形される。固定側型板
4と可動側型板5が開方向に作動して両者が開き、エジ
ェクターピン13が移動して成形品を可動側型板5から
突き出す。
【0009】このような成形用金型を用いた成形作業に
おいては、キャビティ内で樹脂が充填されないところが
あると、得られた成形品は不良となる。このような不良
をショートモールドと呼び、特に成形品の形状が複雑な
場合や型構造が複雑な場合などに発生しやすい。
【0010】このようなショートモールドの発生を検出
するために、キャビティ内の圧力を直接検出することが
ある。例えば、図4に示すように、エジェクタピンの根
元に圧力センサ15を設けてキャビティ内の樹脂の圧力
を直接検出したり、一般的な圧力センサ16でキャビテ
ィ内の樹脂の圧力を直接検出する。図では2つのセンサ
が示してあるが、実際には一方のみを使用する。
【0011】以下に、圧力センサーを用いたショートモ
ールドの検出方法を説明する。まず、成形条件は、金型
の形状や成形材料によって変わってくるので、成形材料
の溶融温度、射出圧力等、成形の際の最適条件を求める
必要がある。その際に、キャビティー内の樹脂が注入さ
れる末端がショートモールドが発生しやすいので、この
位置の近傍に圧力センサ15,16を配設し、圧力セン
サーで圧力が検出されているかどうか、検出圧力が既定
値の範囲にあるかどうか等を検出するものである。圧力
センサーによって圧力が検出されない場合は、当然ショ
ートモールドが発生しているが、たとえ圧力が検出され
ているとしても、圧力の値が小さいとショートモールド
の発生が予測される。
【0012】圧力の検出結果と、出来上がった成形品を
観察して比較することにより、ショートモールドやその
他の成形不良が発生しない圧力条件を求めておく。その
後は、成形のサイクル毎にあるいは複数サイクルに1回
圧力を検出しながら、求めた条件で成形が繰り返されて
いるかを確認していくものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】圧力センサー15,1
6を用いてショートモールドを検出する場合、圧力セン
サーは、できる限りショートモールドが発生しやすい部
分に配設することが求められる。
【0014】しかしながら、成形品の形状が複雑になる
と、圧力センサー15,16が思うように配設できな
い。また、成形品によっては、圧力センサー15,16
の痕が残っては困るものがある。このように、従来の金
型形状では、圧力センサー15,16の配設位置にどう
しても制約を受けてしまう。
【0015】樹脂の注入位置から遠く、しかも形状が複
雑で肉厚の薄いキャビティーほどショートモールドが発
生しやすくなるが、このような金型形状ほど、圧力セン
サー15,16をショートモールドを検出するのにより
最適な位置に配設することができず、ショートモールド
の発生を圧力センサー15,16の検出圧から予測する
のが困難であった。
【0016】本発明は、従来検出不可能であった複雑形
状の成形品や、センサ配置スペースのない成形品のショ
ートモールドの検出が可能な金型を提供することを目的
としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された金
型は、供給された樹脂をランナ(22)からゲート(2
1)を介して固定側型板と可動側型板間に形成されるキ
ャビティ(A)に充填し、製品を成形する金型におい
て、前記ゲートと同一の条件となるように前記ランナに
形成されたダミーゲート(30)と、前記キャビティと
は異なる形状を有し、前記ダミーゲートを介して前記ラ
ンナに連通して形成されたダミーキャビティ(31)
と、前記ダミーキャビティ内の圧力を検出するように前
記固定側型板もしくは可動側型板に設けられた圧力セン
サ(15)とを有している。
【0018】請求項2に記載された金型は、請求項1記
載の金型において、前記ダミーキャビティ(31)内の
成形時の圧力が、前記キャビティ内の圧力と実質的に同
一となるように、前記ダミーキャビティ(31)と前記
ダミーゲート(30)の位置と形状が設定されているこ
とを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本例の金型で成
形した製品であるキートップを用いて示した金型のキャ
ビティ付近の平面図及び側面図である。製品となる複数
個のキートップ20(キャビティ20)は、ゲートに相
当する成形部分21(又はゲート21)を介してランナ
に相当する成形部分22(又はランナ22)で連結され
ている。23はスプルに相当する成形部分(又はスプル
23)である。なお、図1中に示す線Lは、この金型に
おいて固定側型板と可動側型板を組み合わせた際の境界
線を示している。
【0020】本例によれば、ゲートと同一の条件となる
ようにランナ22にダミーゲート30が形成されてい
る。また、キャビティ20とは異なる形状(本例では略
円板形状)を有し、ダミーゲート30を介してランナ2
2に連通してダミーキャビティ31が形成されている。
ダミーキャビティ31は製品を成形するためのものでは
なく、ダミーキャビティ31内の圧力を検出するように
コアには圧力センサが設けられている。本例の圧力セン
サは、エジェクタピン13に加わった圧力をピンの根元
のセンサ15で検知する圧力センサ付きエジェクタピン
であり、このエジェクタピン13の先端がダミーキャビ
ティ31内に面している。
【0021】ダミーキャビティ31とダミーゲート30
の位置と形状は、成形時のダミーキャビティ31内の圧
力が、製品用のキャビティ20内の圧力と実質的に同一
となるように設定されている。即ち、図2に示すよう
に、ランナ22の分岐点からゲート21までの距離と、
ランナ22の分岐点からダミーゲート30までの距離を
同じにし、またダミーゲート30の開口面積は通常のゲ
ート21の開口面積と同一にし、ダミーキャビティ31
の容積は製品となるキャビティ20の容積と略同一にす
る。
【0022】もちろん、圧力センサを設けるためのダミ
ーキャビティ31を、製品用のキャビティ20と全く同
一に加工すれば、ダミーと製品用の内部の圧力条件は全
く同一になる。しかしながら、製品用のキャビティ20
と同一のダミーキャビティを作るには、上下両方の型板
を加工しなければならず、よってこのような製品用のキ
ャビティと同一のダミーキャビティはコスト等の面から
実際性がない。
【0023】そこで本例では、上述のように、上側の型
板に形成されたランナ22の一部を延長するだけの簡単
な加工で、製品用のキャビティ20と実質的に同一の圧
力条件となるダミーキャビティ31を形成した。
【0024】本例の金型のその他の構成は、図4を参照
して説明した従来の金型と略同一である。
【0025】図3は、本例の金型を用いた成形作業にお
ける金型内圧力と経過時間との関係の一例を示すグラフ
(圧力曲線)である。同図において上側の曲線が正常な
成形が行なわれている場合を示している。圧力センサで
検出されるダミーキャビティ内の圧力がこのような状態
になれば、製品用のキャビティ内の圧力は正常であり、
ショートモールドは発生せず良好な製品が得られる。
【0026】図3において下側の曲線はショートモール
ドが発生している場合を示している。圧力センサで検出
されるダミーキャビティ内の圧力がこのような状態にな
れば、製品用のキャビティ内の圧力は正常であり、ショ
ートモールドは発生せず良好な製品が得られる。
【0027】成形用金型における注入開始からシールに
至るまでの成形の圧力曲線は、製品の形状、材料、その
他の条件で異なるが、ゲートシール以前のダミーキャビ
ティ内の圧力は、近隣のキャビティの充填状態に反応す
るので、ダミーキャビティに設けた圧力センサの検出結
果からキャビティ内でショートモールドが起きれば確実
に検出することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、キャビティの充填状態
に対応した内圧を示すようなダミーキャビティを形成
し、ここの圧力をセンサで検出するようにしたので、従
来検出不可能であった複雑形状の成形品やセンサ配置ス
ペースのない成形品のショートモールドを確実に検出す
ることが可能となった。
【0029】また、本発明の金型では、圧力センサを設
けて金型内の圧力を直接検出しているにもかかわらず、
成形品の外観には何らの悪影響もない。また、金型への
加工は部分的なので、測定後に復旧する場合も作業が簡
単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金型の一例を用いて成形した製品を用
いて示した同金型のキャビティ付近の側面図である。
【図2】本発明の金型の一例を用いて成形した製品の平
面図である。
【図3】金型を用いた成形におけるキャビティ内の圧力
曲線である。
【図4】従来の一般的な金型の断面図である。
【符号の説明】
22…ランナ、21…ゲート、20…キャビティ、30
…ダミーゲート、31…ダミーキャビティ、15,16
…圧力センサ、13…エジェクタピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石綿 靖雄 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 秋成 千里 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 Fターム(参考) 4F202 AP03 CA11 CB01 CK02 4F206 AP035 JA07 JN14 JN25 JP11 JQ81

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された樹脂をランナからゲートを介
    して固定側型板と可動側型板間に形成されるキャビティ
    に充填し、製品を成形する金型において、 前記ゲートと同一の条件となるように前記ランナに形成
    されたダミーゲートと、 前記キャビティとは異なる形状を有し、前記ダミーゲー
    トを介して前記ランナに連通して形成されたダミーキャ
    ビティと、 前記ダミーキャビティ内の圧力を検出するように前記固
    定側型板もしくは可動側型板に設けられた圧力センサ
    と、 を有する金型。
  2. 【請求項2】 前記ダミーキャビティ内の成形時の圧力
    が、前記キャビティ内の圧力と実質的に同一となるよう
    に、前記ダミーキャビティと前記ダミーゲートの位置と
    形状が設定されている請求項1記載の金型。
JP27047399A 1999-09-24 1999-09-24 金 型 Pending JP2001088168A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27047399A JP2001088168A (ja) 1999-09-24 1999-09-24 金 型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27047399A JP2001088168A (ja) 1999-09-24 1999-09-24 金 型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001088168A true JP2001088168A (ja) 2001-04-03

Family

ID=17486810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27047399A Pending JP2001088168A (ja) 1999-09-24 1999-09-24 金 型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001088168A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4767955B2 (ja) * 2004-09-06 2011-09-07 プリーアムス ジステーム テヒノロギース アーゲー 連結可能な圧力又は温度センサを有する成形装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4767955B2 (ja) * 2004-09-06 2011-09-07 プリーアムス ジステーム テヒノロギース アーゲー 連結可能な圧力又は温度センサを有する成形装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3274942B2 (ja) 複合成形方法及び射出成形機
JP2001088168A (ja) 金 型
KR200394900Y1 (ko) 니들 게이트를 구비한 사출 금형장치
JPH06304984A (ja) 射出圧縮成形装置
JP2000301583A (ja) 形状の複雑な部材を精密に射出圧縮成形する方法及びこれを実施するための射出圧縮成形装置
JPH06848A (ja) スタックモールド金型
JP3326752B2 (ja) 接合部を有する成形品の成形方法および成形用金型
JPH09117938A (ja) 射出成形用金型における樹脂充填度確認構造
JPS6225028A (ja) 保圧装置を有する射出成形機
JP3867571B2 (ja) 樹脂成形型
JP4025060B2 (ja) スタックモールド金型
JP3156838B2 (ja) 射出成形用金型
KR102382782B1 (ko) 1차 사출물의 안정적인 장착구조를 가지며 인서트방식이 적용된 차량용 인사이드핸들용 이중사출 금형과 금형방법 및 그 인사이드핸들
JP3776574B2 (ja) 射出成形用金型および射出成形方法
JPH09169045A (ja) 射出成形用金型
JP3762527B2 (ja) 射出圧縮成形方法
JPH0541860Y2 (ja)
JPH0431022A (ja) 金型内圧測定装置
KR100260139B1 (ko) 사출금형장치및사출물제조방법
JPH0623811A (ja) 二次加圧成形金型及び射出成形方法
JP2001138373A (ja) 射出成形方法および射出成形金型
KR200328048Y1 (ko) 균형 충전이 가능한 금형
KR20220167527A (ko) 1계량 2사출을 이용한 사출방법
JPH06143352A (ja) サイドゲートブロック切断式射出成形用金型
JPH10156888A (ja) 射出成形用金型