JP2001087127A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2001087127A
JP2001087127A JP27239099A JP27239099A JP2001087127A JP 2001087127 A JP2001087127 A JP 2001087127A JP 27239099 A JP27239099 A JP 27239099A JP 27239099 A JP27239099 A JP 27239099A JP 2001087127 A JP2001087127 A JP 2001087127A
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JP
Japan
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rice
pan
pot
temperature
rice cooker
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Pending
Application number
JP27239099A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Fujita
敏広 藤田
Masafumi Kubo
雅史 久保
Masahiro Koyama
政博 小山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保温時のご飯のべたつきを抑えるとともに、
不必要な加熱をなくすこと。 【解決手段】 鍋2と本体外部を連通する蒸気口6を備
え、蒸気口6を通じて前記鍋2内の空気を換気する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭、あるい
は業務用に使用する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の炊飯器では、炊飯が終了して保温
になると加熱手段への通電を一時停止し、ご飯を所定の
保温温度に下げて保温するように構成されているが、通
電を停止して加熱を行わないままでは、ご飯の余分な水
分が蒸発して鍋パッキンや内蓋、鍋側面に結露し、その
結露水がご飯に滴下してご飯がべたつく等の問題が生じ
るため、結露を防止するために間欠的に加熱手段への通
電を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
炊飯器では、ご飯をよりよい状態で保存するには、速や
かに保温温度までご飯を冷ます必要があるにもかかわら
ず、鍋内に余分な蒸気が多く存在するために、鍋や内蓋
に結露する原因となっており、この結露を防止するため
に、加熱手段への通電を行ない鍋や内蓋を加熱してい
た。
【0004】このような加熱によって結露を防止する方
法では、鍋内の余分な蒸気を強制的に外部に排出するこ
とが不十分なため、ご飯が必要以上に加熱され、変質、
変色等ご飯の劣化が著しく進行するうえ、長時間の保温
時には独特の保温臭が生じてご飯をまずくしたり、シリ
コンゴム製のパッキンに臭いが吸着して異臭の原因とな
っており、さらに、鍋内に存在する蒸気の量ではなく、
温度による制御しか行なえないため、ご飯の量による加
熱のばらつきや、電圧変動等の外的要因などの加熱のば
らつきによって、部位による温度差が生じ、保温条件の
設定が困難となり、長時間良好な保温状態を維持するこ
とが難しいという課題があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するもので、吸
排気手段により、鍋内に存在する余分な蒸気を外部に排
出し、鍋内の換気を強制的に行なうことにより、鍋や放
熱板への結露を防止し、ご飯のべたつきをおさえるとと
もに、低温で新鮮な外気を導入することにより、ご飯を
速やかに適切な保温温度まで降下させることによって、
ご飯の劣化を抑制し、さらに、結露を防止するためだけ
の加熱が不要となるため、消費電力量を抑制できるとと
もに、ご飯の乾燥、変色等のご飯の変質を抑制すること
ができ、また、長時間保温時においても間欠的に吸排気
手段を動作させて換気を行なうことにより、保温臭の発
生を抑制、緩和することができ、保温状態を著しく改善
できるうえ、パッキンへの臭いの吸着をも抑制すること
ができるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、鍋と本体外部を連通する蒸気口を有し、
前記蒸気口を通じて前記鍋内の空気を換気する吸排気手
段を具備してなるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1〜4記載の発明によれ
ば、鍋や前記放熱板への結露を防止し、ご飯のべたつき
をおさえるとともに、低温で新鮮な外気を導入すること
により、ご飯を速やかに適切な保温温度まで降下させる
ことによって、ご飯の劣化を抑制し、さらに、結露を防
止するためだけの加熱が不要となるため、消費電力量を
抑制できるとともに、ご飯の乾燥、変色等のご飯の変質
を抑制することができ、また、保温安定時においても間
欠的に吸排気手段を動作させて換気を行なうことによ
り、保温時の臭いを緩和でき、保温状態を著しく改善で
きるうえ、パッキンへの臭いの吸着をも抑制することが
できるものである。また、吸排気通路を蓋体に設けた蒸
気口のみとすることで、別途吸排気口を構成する部品が
不要となり、従来と同等のお手入れ性を確保しながら、
構成の簡素化が図れるものである。
【0008】特に、請求項2記載の発明によれば、吸排
気手段として鍋の上下動作用により換気し得る構成とす
ることによって、特に、炊飯時の米の吸水を促進するこ
とができる。
【0009】特に、請求項4記載の発明は、吸排気手段
として鍋内に通じるポンプ装置の作用により換気し得る
構成とすることによって、特に、装置の大幅なコンパク
ト化が可能となる。
【0010】
【実施例】(実施例1)本発明の一実施例について、図
1〜図3を用いて説明する。
【0011】図1において、1は上面が開口した本体で
あり、この本体1に着脱自在に収納される鍋2と、鍋2
の下方には加熱手段である誘導コイル3が設けられてい
る。4は鍋上面を塞ぐシールパッキン付内蓋で、内蓋4
を内包し、本体1の上面開口部を覆うように蓋体10が
配設されている。この内蓋4の上面には蓋加熱手段であ
る蓋誘導コイル5が位置している。この蓋誘導コイル5
の電磁作用により内蓋4が発熱する。また、蓋体10に
は鍋2の内部と外部を連通する蒸気口6が配設されてお
り、7は鍋2を上下に運動させる鍋駆動装置である。ま
た、内蓋4に具備されるシールパッキンは蛇腹構造を有
しており、鍋2の上下動作に対しても柔軟に追従し、シ
ール性を確保できる構成となっている。換気時には、鍋
駆動装置7を動作させることによって、鍋2が上下に運
動し、その上下運動に付随してパッキン付内蓋4と鍋2
で構成される略密閉空間が圧縮、膨張作用をうけ、その
容積変化に応じて、外部に連通した蒸気口6を吸排気口
として鍋内の換気を行なうものである。
【0012】以上のように構成された炊飯器で、炊飯が
終了すると、鍋駆動装置7を一定時間動作させることに
より、鍋2内の高温で蒸気を多く含んだ空気を外部に排
出し、入れ替わりに、低温で乾燥した新鮮な外気を導入
する。これにより、鍋2の側面や内蓋4への結露を防止
しご飯のべたつきを防ぐ。すなわち、木製のおひつに入
れたご飯において、余分な水分は木が吸ってべたつきの
ないご飯になるのと同様の効果がある。また、鍋2内の
高温で蒸気を多く含んだ空気を排出し、低温で乾燥した
新鮮な外気を導入することにより、鍋2内のご飯の温度
を所定の温度まで速やかに下げることが出来る。
【0013】通常、ご飯は高温での保持時間が長くなる
ほど酸化等による劣化や変色が大きくなるため、速やか
に所定の保温温度まで下げることによりご飯の劣化や変
色を少なくすることができる。さらに、強制的な換気を
行なうことにより、保温によるご飯の劣化によって発生
する臭いも外部に排出することが出来るため、保温のご
飯を臭いの面からも良くすることが出来るうえ、シリコ
ンゴム製のパッキンに臭いが吸着して異臭の原因となる
ということも改善することができる。
【0014】また、外気と連通した吸排気口が蒸気口6
のみであるため、独立した吸気口や排気口の設置が不要
であり、構成的に簡素化できるとともに、お手入れ性も
従来同等を確保することができる。また、炊飯行程や保
温行程と連動させるほか、炊飯量や鍋2内部の蒸気量に
応じて駆動時間を制御することにより、従来の温度によ
る制御と比較して、電圧変動等の要因による加熱ばらつ
きが減少し、鍋2内の水分の飛ばしすぎや結露を防ぐこ
とができ、保温ご飯のべたつきや乾燥をなくし、ご飯の
保温状態を著しく改善することができるうえ、余計な加
熱が不要となるため、消費電力を削減することが可能と
なるものである。また、炊飯初期においては、鍋駆動装
置7によって鍋2を高周波で振動させることにより、米
への吸水を改善でき、炊飯性能の向上と、炊飯時間の短
縮等の効果が期待できるものである。
【0015】また、鍋2を適度に上下振動させることに
より、内蓋4に具備されたシールパッキンが常に屈伸動
作を繰り返し、通常温度が最も低く、結露のしやすいパ
ッキン部における結露を完全に防止することができる。
【0016】なお、本実施例は、誘導加熱の場合を述べ
たが、シーズヒータータイプにおいても同様の効果が得
られることはいうまでもない。
【0017】また、蓋開閉検知装置や、湿度測定装置を
併用することにより、より綿密で最適な湿度管理が行な
えるため、更なる保温性能の向上が期待できる。
【0018】(実施例2)本発明の第2の実施例につい
て図2を用いて説明する。
【0019】図2において、8は内蓋駆動装置であり、
内蓋駆動装置8が内蓋4を上下に動作させることによっ
てポンプ効果を生み出し、鍋2内の換気を行えるもので
ある。その他の基本構成および動作原理は第1の実施例
と同じである。このような構成によると、鍋2を直接駆
動する場合よりも駆動負荷が小さいため、装置の小型化
が可能である。また、保温時には第1の実施例と同様の
効果が期待できる。
【0020】(実施例3)本発明の第3の実施例を図3
を用いて説明する。
【0021】図3において、9は鍋2内に通じるポンプ
装置であり、その他の基本構成および動作原理は実施例
1と同じである。ポンプ装置9は蓋体10に取付けられ
ており、ポンプ部は鍋2の内部に連通しているため、ポ
ンプ装置9を動作させることにより、鍋2内の体積が変
化し、換気が行なえるものである。この場合、可動部が
非常に小型ですむため、簡素で容易に構成可能である。
また、保温時には第1の実施例で述べたことと同等の効
果が期待できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜4記載の発明
によれば、鍋内の水蒸気量に応じた換気が可能となり、
ご飯のべたつきを抑えるとともに、速やかな温度降下に
よってご飯の劣化を少なくすることができ、臭いの問題
も改善することができるうえ、不必要な加熱をなくし、
消費電力を削減することができる。
【0023】また、特に、請求項2記載の発明によれ
ば、鍋の上下動作用により換気し得る構成とすることに
よって、炊飯時には米の吸水を促進することができる。
【0024】また、特に、請求項3記載の発明によれ
ば、シールパッキン付内蓋の上下動作用により換気し得
る構成とすることによって、簡易な構成により、鍋内の
換気が可能となる。
【0025】また、特に、請求項4記載の発明によれ
ば、鍋内に通じるポンプ装置の作用により換気し得る構
成とすることによって、装置の大幅なコンパクト化が可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における炊飯器の断面図
【図2】本発明の第2の実施例における炊飯器の断面図
【図3】本発明の第3の実施例における炊飯器の断面図
【符号の説明】
1 本体 2 鍋 3 誘導コイル 4 内蓋 5 蓋誘導コイル 6 蒸気口 7 鍋駆動装置 8 内蓋駆動装置 9 ポンプ装置 10 蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 政博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4B054 AA02 AB01 AC02 CA01 CA11 CC16 CC17 CE16 4B055 AA02 BA27 BA54 CA09 CA24 CC27 CD61

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋と本体外部を連通する蒸気口を有し、
    前記蒸気口を通じて前記鍋内の空気を換気する吸排気手
    段を具備してなる炊飯器。
  2. 【請求項2】 吸排気手段として鍋の上下動作用を用い
    てなる請求項1記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 鍋上面を塞ぐシールパッキンを付した内
    蓋を備え、吸排気手段として前記シールパッキン付内蓋
    の上下動作用を用いてなる請求項1記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 吸排気手段として鍋内に通じるポンプ装
    置の作用を用いてなる請求項1記載の炊飯器。
JP27239099A 1999-09-27 1999-09-27 炊飯器 Pending JP2001087127A (ja)

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