JP2001087102A - 食材等の冷蔵装置および冷蔵ユニット - Google Patents
食材等の冷蔵装置および冷蔵ユニットInfo
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Abstract
クトで簡単に増設可能な食材等の冷蔵装置を提供する。 【解決手段】 冷蔵ユニット10は、下側に配置される
サンドイッチテーブル12と、上側に配置される冷蔵装
置14とから構成される。冷蔵装置14は、上方に開放
する断熱箱32の内部に画成される冷却室に、複数の第
2受皿36が収納される。第2受皿36が収納される冷
却室の深さは、第2受皿36が断熱箱32から突出する
ことなく収納され得る寸法に設定される。断熱箱32の
内箱の底部は、後側から前側に向かって下方傾斜し、該
底部の内面にスノコを介して載置された第2受皿36
は、その上面が前側に向けて下方傾斜するよう構成され
る。断熱箱32の一側部に配設した冷凍ユニットから導
出する冷却器は、内箱における断熱材側に臨む外面に密
着するよう配設される。
Description
置および冷蔵ユニットに関し、更に詳細には、食材を収
容した複数の受皿を収納して冷却保存する冷蔵装置およ
び該冷蔵装置を用いた冷蔵ユニットに関するものであ
る。
に応じて基本ベースに好みの食材をトッピングしたり挟
み、調理して客に提供したり宅配サービスする業界で
は、注文があってから、すばやく調理して届けることが
要求されている。そこで、冷蔵庫に保存しておいた、前
もって下ごしらえされた多数の食材を、調理時にトッピ
ング等の作業を行ない易い位置にレイアウトする装置と
して、業界で一般にサンドイッチテーブルと呼称されて
いるものが使用される。
の天井にあけた開口部に、複数の受皿を落し込んで配設
し、冷蔵庫の庫内冷気で各受皿に収容した食材を冷却保
存するよう構成される。また台下冷蔵庫における天井
は、受皿の配設位置の手前が調理台として使用され、該
調理台でピザやサンドイッチのトッピング等を行なうよ
うになっている。
ブルには、下ごしらえされた必要な食材が、必要な量だ
け冷蔵庫から移し換えられる。しかし、多量の注文があ
った場合には、食材が不足して手元の受皿に補給する必
要を生じ、忙しいときなどには時間的なロスが大きく、
食材の収容量を増やしてほしいと云う要求がある。ま
た、メニューのレパートリーを増やしたいと云う要求も
あるが、受皿の配設数には制限があり、簡単に拡張する
ことができなかった。従って、食材の収容量やメニュー
を増やす場合は、サンドイッチテーブル自体を大型化す
るしかなく、コストが嵩むと共に設置スペースが大きく
なる問題を招くものであった。すなわち、追加的に受皿
の数を増やすための冷蔵装置、機器がないのが現状であ
る。
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、受皿に収容した食材を冷却保存し
得るコンパクトで簡単に増設可能な食材等の冷蔵装置お
よび該冷蔵装置を用いた冷蔵ユニットを提供することを
目的とする。
の目的を好適に達成するため、本発明に係る食材等の冷
蔵装置は、外箱と、この外箱の内部に所要の空間を存し
て設けられた内箱と、両箱間に充填した断熱材とから上
方に開放する断熱箱が構成され、この断熱箱の一側部に
配設された冷凍ユニットに接続する冷却器が、前記内箱
の断熱材側の外面に配設され、前記内箱の底部が後側か
ら前側に向かって下方傾斜すると共に、該内箱の内部深
さは、食材等を収容した受皿が収納される寸法に設定さ
れていることを特徴とする。
願の別の発明に係る食材等の冷蔵ユニットは、冷蔵庫の
天板に設けた開口部に複数の受皿を落し込んで構成され
るサンドイッチテーブルの上方に、請求項1に係る冷蔵
装置を所定間隔離間して配設したことを特徴とする。
装置および冷蔵ユニットにつき、好適な実施例を挙げ
て、添付図面を参照しながら以下説明する。図1は、実
施例に係る冷蔵ユニット10を示すものであって、該ユ
ニット10は、下側に配置されるサンドイッチテーブル
12と、上側に配置される冷蔵装置14とから基本的に
構成される。
を内部画成した横長の冷蔵庫16を備え、該冷蔵庫16
における天板18の後側の上面に、略矩形枠状の枠体2
0が立設されている。枠体20の内部に臨む天板18に
開口部(図示せず)が開設され、該開口部を介して複数の
受皿としての第1受皿(いわゆるホテルパン)22が落し
込まれた状態で、枠体内に収納されるようになってい
る。すなわち、各第1受皿22に収容された食材は、冷
蔵庫16の収納室を循環する冷気によって冷却されるよ
うになっている。また前記天板18における枠体20の
配設位置より前側は、調理台18aとして使用されるよ
う構成され、作業者は第1受皿22から取出した食材
を、調理台18a上でピザの生地にトッピングしたりパ
ンに挟む等の調理作業を行なうようになっている。
部に落し込んだ状態で、該受皿22の上面は後側から前
側に向かうにつれて下方傾斜するよう設定され、前記調
理台18aでの調理に際してサンドイッチテーブル12
の前側にいる作業者が、第1受皿22に収容されている
食材を容易に確認し得るよう構成される。また前記枠体
20には、その上部開口20aを開閉可能な複数の第1
カバー24が配設され、該カバー24を開放すること
で、各第1受皿22から食材を取出し得るよう構成され
る。なお第1カバー24は、例えばポリカーボネート等
の材料により透明に形成され、第1カバー24で上部開
口20aを閉成した状態で内部の食材を目視し得るよう
になっている。
く、外箱26と、この外箱26の内部に所要の空間を存
して設けられた内箱28と、外箱26と内箱28との間
に充填される断熱材30から構成された上方に開放する
断熱箱32を備える。この断熱箱32の内部に画成され
る冷却室34には、例えば前後に2列で左右に12列の
合計24個の受皿としての第2受皿(いわゆるホテルパ
ン)36が収納されるよう設定される(図2参照)。第2
受皿36が収納される冷却室34の深さ、すなわち内箱
28の内部深さは、食材を収容する第2受皿36が断熱
箱32から突出することなく収納され得る寸法に設定さ
れている。また内箱28の底部28aは、後側から前側
に向かって下方傾斜するよう設定されており、該底部2
8aの内面に後述するスノコ54を介して載置された第
2受皿36は、その上面が前側に向けて下方傾斜するよ
う構成される。すなわち、冷却室34に第2受皿36が
収納されている状態で、該受皿36に収容されている食
材を、前記サンドイッチテーブル12の前側で作業する
作業者が目視により容易に確認し得るようになってい
る。なお、内箱28の内側角部は、全てR加工され、洗
浄を容易に行ない得るよう構成されている。
ら前側に向かって下方傾斜するよう設定されて、断熱箱
32の底部の厚み寸法を後側と前側とで略同一となるよ
うにしており、これにより外箱26の底部26aを水平
にした場合に比べて断熱材30の使用量を低減し得るよ
うになっている。但し、外箱26の底部26aが前側に
向かって下方傾斜することは要件ではなく、水平であっ
てもよい。
熱箱32に開閉可能に配設された複数の第2カバー38
により閉成されるよう構成される。なお第2カバー38
は、前述した第1カバー24と同様に、例えばポリカー
ボネート等の材料により透明に形成され、第2カバー3
8で上部開口32aを閉成した状態で内部の食材を目視
し得るようになっている。また断熱箱32の底部の所定
位置には、該断熱箱32を貫通して冷却室34内に溜っ
た露等を外部に排出するための排水部40が設けられて
いる(図5,図6参照)。
図3に示す如く、冷凍ユニット42が配設される。この
冷凍ユニット42は、断熱箱32に一体的に配設された
キャビネット44に内部画成した機械室46に、圧縮機
48、凝縮器50および凝縮器ファン51等を配設して
構成される。この冷凍ユニット42から導出する冷却器
52は、図4および図5に示す如く、前記内箱28にお
ける断熱材側に臨む外面に密着するよう配設され、該冷
却器52に冷媒を循環供給することで、内箱28を直接
冷却するよう構成される。なお、内箱28は熱伝導性の
良い材料で形成されて、前記冷却室34を効率的に冷却
し得るようになっている。また冷却室34には、熱伝導
性の低い材料から形成された水切り可能なスノコ54が
内箱28の内底面に載置され、前記第2受皿36はスノ
コ54上に載置されるようになっている。
示す如く、複数の吸込口56が形成されると共に、断熱
箱32とは反対側の側面、上面および後面に、複数の吹
出口58(上面および後面側のみ図1および図3に図示)
が形成され、前記凝縮器ファン51の回転により吸込口
56から機械室内に吸込んだ外部空気で凝縮器50や圧
縮機48を空冷し、この熱交換された空気を吹出口58
を介して排出するよう構成される。また吸込口56と凝
縮器50,圧縮機48との間にはエアフィルタ60が着
脱自在に配設され、吸込口56から吸込まれた外部空気
中に含まれる塵埃を捕集するようになっている。なお、
エアフィルタ60の配設位置の下方に臨むキャビネット
44の底面に角穴(図示せず)が開設され、該角穴を介し
てエアフィルタ60に付着した塵埃を除去するよう構成
される。
チテーブル12と冷蔵装置14とは、図1に示すよう
に、前記天板18における枠体20の4隅に対応する外
側位置に立設した4本の支柱62を介して上下に連結さ
れている。なお、枠体20の上面と冷蔵装置14の下面
との離間間隔は、枠体20に収納されている第1受皿2
2からの食材の取出しを容易に行なうことができ、かつ
冷蔵装置14の断熱箱32に収納されている第2受皿3
6からの食材の取出しも容易に行ない得る寸法に設定さ
れている。
ットの作用につき説明する。前記冷蔵ユニット10で
は、予め下ごしらえされた各種食材を、冷蔵庫16の収
納室に収納しておき、調理に際して必要な種類を必要量
だけ、サンドイッチテーブル12に収納される第1受皿
22および冷蔵装置14に収納される第2受皿36に夫
々収容する。第1受皿22が収納される枠体20および
第2受皿36が収納される断熱箱32は、何れも第1カ
バー24および第2カバー38で上部開口20a,32
aが開閉自在に閉成されており、冷気の逃出を防止する
と共に衛生的になっている。なお、冷蔵装置14の断熱
箱32に収納される第2受皿36は、熱伝導性の低い材
料からなるスノコ54上に載置されるから、食材が過冷
却されることはなく、またスノコ54も凍結しない。
イッチテーブル12の調理台18aにピザの生地を置
き、該テーブル12の第1カバー24を開放して必要な
食材を第1受皿22から取出したり、あるいは冷蔵装置
14の第2カバー38を開放して必要な食材を第2受皿
36から取出し、各食材を生地上にトッピングする。こ
の場合において、第1受皿22および第2受皿36は、
何れも前側に下方傾斜しているから、各受皿22,36
に収容されている食材は、作業位置から作業者が容易に
確認することができ、効率的な作業を行ない得る。
12の上方に、複数の第2受皿36に収容した食材を冷
却保存可能な冷蔵装置14を配設することで、該テーブ
ル12自体を大型化することなく、食材の収容量を増大
し得ると共にメニューのレパートリーも増やすことがで
きる。従って、多量の注文があった場合であっても、予
め多量の食材をサンドイッチテーブル12および冷蔵装
置14に収納しておくことができるから、調理中に冷蔵
庫から食材を補給する手間を省き、時間的なロスを低減
することができる。しかもサンドイッチテーブル12を
大型化しないから、設置スペースが大きくなることはな
く、厨房内のスペースの有効利用を図り得る。
2から導出する冷却器52により内箱28を直接冷却す
る構造を採用しているから、装置自体をコンパクト化す
ることができる。また断熱箱32に収納した食材を単独
で冷却保存することができるので、冷蔵装置14をサン
ドイッチテーブル12に対して配設する際には、複雑な
配線や施工を行なう必要はなく、簡単に配設することが
できる。更に、冷蔵装置14は単独で食材を冷却保存し
得るから、多量の食材を必要としない施設等では、サン
ドイッチテーブル12ではなく、適宜の作業台上に冷蔵
装置14を設置して使用することも可能である。
テーブルに支柱を介して直に配設したが、該テーブルが
壁面に後面を当接した状態で配設されている場合は、該
壁面に配設した棚に冷蔵装置を設置してもよい。また実
施例の冷蔵装置では、断熱箱に第2受皿を介して食材を
収納したが、食材を直に収納して、いわゆるネタケース
として使用することができる。
明に係る食材の冷蔵装置では、断熱箱の一側に冷凍ユニ
ットを配設し、該ユニットから導出する冷却器を内箱の
外面に配設して該内箱を直接冷却するよう構成したの
で、冷蔵装置全体をコンパクト化することができる。ま
た、内箱の底部を後側から前側に向かって下方傾斜する
よう構成したから、内部に収納した受皿に収容されてい
る食材を前側から容易に確認し得る。更に、冷蔵装置は
食材を単独で冷却保存し得るものであるから、他の装
置、例えばサンドイッチテーブルに配設することで、食
材の収納量および種類を簡単に増すことができる。
ニットでは、サンドイッチテーブルの上方にコンパクト
な冷蔵装置を配設するだけで、食材の収納量を増大し得
ると共に、メニューのレパートリーも増やすことができ
る。すなわち、多量の注文があった場合であっても、予
め多量の食材をサンドイッチテーブルおよび冷蔵装置に
収納しておくことができるから、調理中に冷蔵庫から食
材を補給する手間を省き、時間的なロスを低減すること
ができる。しかもサンドイッチテーブルを大型化しない
から、設置スペースが大きくなることはなく、厨房内の
スペースの有効利用を図り得るという利点を有する。
示す斜視図である。
面図である。
面図である。
面図である。
置で縦断して示す側面図である。
部正面図である。
蔵庫,18 天板 22 第1受皿(受皿),26 外箱,28 内箱,32 断
熱箱 36 第2受皿(受皿),42 冷凍ユニット,52 冷却
器
Claims (2)
- 【請求項1】 外箱(26)と、この外箱(26)の内部に所要
の空間を存して設けられた内箱(28)と、両箱(26,28)間
に充填した断熱材(30)とから上方に開放する断熱箱(32)
が構成され、 この断熱箱(32)の一側部に配設された冷凍ユニット(42)
に接続する冷却器(52)が、前記内箱(28)の断熱材側の外
面に配設され、 前記内箱(28)の底部(28a)が後側から前側に向かって下
方傾斜すると共に、該内箱(28)の内部深さは、食材等を
収容した受皿(36)が収納される寸法に設定されているこ
とを特徴とする食材等の冷蔵装置。 - 【請求項2】 冷蔵庫(16)の天板(18)に設けた開口部に
複数の受皿(22)を落し込んで構成されるサンドイッチテ
ーブル(12)の上方に、請求項1に係る冷蔵装置(14)を所
定間隔離間して配設したことを特徴とする食材等の冷蔵
ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27106699A JP3667570B2 (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 食材等の冷蔵ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27106699A JP3667570B2 (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 食材等の冷蔵ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001087102A true JP2001087102A (ja) | 2001-04-03 |
JP3667570B2 JP3667570B2 (ja) | 2005-07-06 |
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ID=17494926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3667570B2 (ja) |
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-
1999
- 1999-09-24 JP JP27106699A patent/JP3667570B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3667570B2 (ja) | 2005-07-06 |
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