JP2001086580A - 振動音楽の表現方法及びその装置 - Google Patents

振動音楽の表現方法及びその装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】体感音響振動或いは体感振動及び/もしくは可
聴域の音響振動によって人間が音楽として感じる振動音
楽の表現方法及びその装置を得る。 【構成】体感振動の周波数帯域として約16〜150H
z(音域C0〜D3)を使用し、振動の強弱、長短、周
波数、波形及び重なりなど、一定の法則に基づき時系列
に組み合わせて編集したものを振動音楽として表現す
る。リクライニングシート1には背部2、座部3及び足
部4の各部分に、それぞれ電気−機械振動変換器5が組
み込まれ、頭部6にはスピーカ7が装着されている。両
そでには、音声振動出力用の電気−機械振動変換器E−
Mが設けられる。スピーカ7からの音声出力を聞くと共
に、2個の電気−機械振動変換器により体感振動を身体
(背部、座部、足部)で体感でき、又、指先で音声振動
を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体感振動あるいは
体感音響振動及び/もしくは可聴域の音響信号によって
人間が音楽として感じることができるものを表現する方
法及びその装置に関するものである。
【0002】本明細書でいう「振動音楽」とは、可聴域
の音響(音)と特定周波数による体感振動との組合せ
(以下、振動音楽Sという)、あるいは特定周波数によ
る体感振動(以下、振動音楽Vという)のみによって構
成された音楽の形式をいう。また、「体感音響振動」と
は、本来、スピーカ(ヘッドホン、イヤホンなどを含
む)などによって耳で聴取すべき音声信号のうち、その
低音部分を体感振動に変換して身体で体感できるように
した振動をいう。「体感振動」とは、身体で触振動覚的
に体感する振動であって、振動音楽で主として使用され
る約16Hz〜150Hzの振動をいう。「音響
(音)」とは、音楽などの音声信号をスピーカから放射
される20Hz〜20KHzの音波をいう。さらに「音
声振動」とは、聴覚障害者用に音響聴取の代替・補助手
段として、指先などに触振動覚的に付与する20Hz〜
20KHzの振動をいうが、本来はスピーカなどで音と
して放射するべき音声の信号を、通常はフルレンジで振
動に変換したものである。さらにまた、本明細書におい
て「振動伝達体」とは、電気―機械振動変換器から発生
する振動を人体に伝達するためのものであって、電気−
機械振動変換器そのもの、あるいはその一部、さらには
電気−機械振動変換器が取り付けられる椅子、ベッド等
の家具、床、あるいは手にもつことが可能な手持ち収納
具を指す。
【0003】人間が音を聴取するとき、空気中を伝わっ
てくる音波と、固有の物質に伝達されて身体で感知する
(ボーンコンダクション等)振動とによることが知られ
ている。この「人が振動を体感する」ということにおい
て、その初期は胎児期にまで遡ることができる。そし
て、心身の成長、発達を遂げて大人になったときにも、
疑似胎内音を振動として体感させると精神的な心の癒し
に効果があることが知られている。また、多彩な体感音
響振動によってそれぞれに対応する心理的生理的効果が
生じることも研究されている。
【0004】本発明者は、上記のような体感音響振動の
研究から、「聴覚振動心理・生理とその効果」を応用す
ると、体感振動によって通常の音楽とは異なるが、ある
意味で振動によって音楽のような表現の可能性があるこ
とを見出し、体感振動を媒体とした「振動音楽(Visi
c)」なるものを提唱するに到った。振動音楽は、体感
振動による芸術であり、振動の強弱、長短、周波数、波
形、重なりなど、一定の法則に基づいた体感振動を組合
せて、身体の触振動覚に訴える美を表現するものであ
る。従来の音楽と比較すると、振動音楽は人間の生理的
感覚に働きかける要素が高く、深い恍惚感、陶酔感やリ
ラクセーション感が得られやすい。また、人間の根源的
なものに訴える比率が高い。本発明は、この振動音楽を
制作、鑑賞するシステム、すなわち、振動を振動音楽と
して体感する方法及びその振動音楽用装置に関するもの
である。
【0005】
【従来の技術】体感音響装置とは、糸川英夫博士のボー
ンコンダクション理論に基き、音と同時に音楽の主とし
て低音成分を電気−機械振動変換器によって体感音響振
動に変えて、その振動を身体に感じながら、音楽を聴く
リスニングシステムである。
【0006】そして、体感音響装置(例えば、商品名
「ボデイソニック」で知られている)による受容的音楽
療法の臨床例が、心療内科領域、老年医学領域、末期医
療領域、人工透析、成分献血、外科領域、歯科領域など
の医学分野で数多く報告されている。
【0007】体感音響振動は、振動を身体のどの部分に
加えるかによって、脳に与える効果は相違している。リ
ラクセーションの観点では、全身的に体感音響振動を与
える方がその効果が高い。一方、振動から言語の識別を
する場合、その識別能力では指先が最も優れており、指
先に振動を与えることによって言語識別能力が得られる
ことが知られている(ザグレブ大学音声学研究所のグベ
リナ教授の提唱するベルボ・トナル・メソッドの例)。
その場合は言語の識別には適しているが、快さ、陶酔
感、リラクセーション効果は得られない。すなわち、振
動にも左脳的振動と右脳的振動などが存在する。
【0008】従来の研究では、振動の弁別能力、識別能
力に視点がおかれ、振動の触振動覚的感覚は手の指部分
が最も高いとされている。しかし、これらの研究におい
ては体感音響振動の持つ陶酔感やリラクセーションの効
果の視点が欠如している。
【0009】体感音響装置として電気−機械振動変換器
は、オーディオ信号を振動出力に変える装置であり、そ
の利用形態として、電気−機械振動変換器を身体に接触
させるために、椅子、ベッド、床等に設置されて使われ
ている。
【0010】電気−機械振動変換器を床面に固定して駆
動した場合、電気−機械振動変換器のケースに取り付け
られた可動コイルが振動し、ケースに振動が出力される
ので、電気−機械振動変換器のケースが取り付けられた
床面に振動が伝達され、利用者が床面に立つと、振動を
足から体感できる。この場合、電気―機械振動変換器に
リズミカルな信号を入力させれば、躍動のある振動を足
から体感することができる。
【0011】また、電気−機械振動変換器を映画館の観
客用椅子に組み込んだ場合には、スクリーンに上映され
た内容に則した音響がスピーカから出力されると共に、
この音響の低音部を機械振動用の信号に変換し、観客の
座っている椅子をこの信号によって振動させる。オーデ
ィオ信号の条件が良ければ、衝撃感や地響きを伴うよう
な爆発音のドキュメンタリ音の臨場感を高めることがで
きる。
【0012】一方、体感音響振動の別な利用法として、
静かな部屋に設置したリクライニングシートに電気−機
械振動変換器を組み込み、リクライニングシートに座っ
た利用者の身体に電気―機械振動変換器の振動が伝わる
ようにする例がある。この場合は、電気−機械振動変換
器に入力される信号は音楽などのオーディオ信号または
電子的に合成された信号であり、利用者の心身の状況に
応じて適用される。利用者は体感音響振動により、例え
ば安堵感、陶酔感等が促され、心身のリラクセーション
が得られる。
【0013】また、ベッドに電気−機械振動変換器を組
み込むことも有効である。この場合は、睡眠を促す誘眠
信号によって電気−機械振動変換器を振動させ、また、
起床用の目覚まし信号によって電気−機械振動変換器を
振動させるが可能であり、また、生活習慣を援助するよ
うな体感音響振動を電子的に合成することも提案されは
じめた。
【0014】上記のような効果を得るためには、低音部
の振動すなわち体感音響振動が有効であるが、エレキベ
ースやシンセサイザなどの電子楽器、電気楽器を多用す
るポピュラー音楽では、低音成分も多いので体感音響装
置の機能を発揮する上で適している。 しかし、音楽療
法などで用いられることの多いクラシック音楽では、ポ
ピュラー音楽の場合ほど低音成分が充分に含まれておら
ず、体感音響装置の機能を充分に発揮するには難しい場
合が多い。
【0015】この原因はアコーステイックな楽器の特徴
によるもので、発生する音の周波数成分において、概し
て基本波成分が少ないことによる。あるデータによれ
ば、低音楽器の代表、コントラバスで41Hz(E1 )
の音を出した場合、基本波の41Hzは第3倍音の12
3Hzより16db(1/40)も低い。また、第2倍
音の82Hzより10db(1/10)も低い。記譜上
では41Hzで奏でるとき、実際の音の41Hzの成分
はとても少ない。木管の低音楽器であるファゴットでは
この傾向はさらに顕著となる。
【0016】また、これまでの音楽においては、一般に
50Hz以下の音域の出現頻度が低いことも、効果を発
揮しにくくしている。さらに、弦楽四重奏などの室内楽
では低音楽器はチェロとなり、コントラバスは使用され
ない。従って、低音域が少なく、十分な効果が得られな
い。極端な例では、バイオリンやフルートの無伴奏ソロ
の楽曲では、体感音響振動の効果は得られない。
【0017】このようにクラシック音楽では、充分な低
音成分を期待できない場合が多いので、クラシック音楽
を利用した場合では体感音響装置は、その機能を十分に
発揮させることが困難となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、体感
音響装置の電気−機械振動変換器に入力される体感振動
用の信号は、音楽などのオーディオ信号の低音部や、電
子的に合成された信号などである。これらの信号は単な
る物理的な信号ではなく、心理的、生理的効果を及ぼす
情報が含まれている体感音響振動を体に感じることによ
り、臨場感、リラクセーション、及び精神面の援助等の
有効な作用効果を利用することが多い。
【0019】ところで、各目的とするさまざまな振動信
号によって対応する心理的生理的効果を及ぼすことが可
能であるならば、振動信号の組み合わせにより心理的生
理的効果の推移の変容が予測され、ある種の「心情的表
現」を与えることを可能とする。これは、体感振動によ
って音楽のような表現を伝達する可能性があるというこ
とである。
【0020】しかしながら、従来、耳から聞く音楽のた
めに作られた楽曲では、体感振動を意識したものではな
いので、このような音源による場合は、使用する楽器の
音響的特性その他によって、体感振動出力が充分に得ら
れない場合が多いことは、既に述べてきたとおりであ
る。
【0021】そこで、体感振動に音楽のような表現を期
待する変化を持たせ、かつ、体感振動を必須の要素とす
る「振動音楽」なるものの創成が望まれる。この体感振
動を必須の要素とする振動音楽を主体とし、音響と共に
享受させても良く、それによって音響及び体感振動の心
理的・生理的な効果も相乗される。
【0022】体感振動で使用される約16Hz〜150
Hzのうち、16.351Hz(C0 )〜48.999Hz(G1)の音域
の体感振動は、生理的快感、深い恍惚感や陶酔感などを
もたらす効果が高いが、従来の電気―機械振動変換器を
使用している体感音響装置は、上記周波数の40Hz以
下の再生が困難であった。
【0023】本発明は、楽音として規定されるすべての
音域、特に低音域を利用し、新たな表現の可能性を持つ
「振動音楽」を電気−機械振動変換器を介して享受させ
ることのできる方法及びその振動音楽用装置を提供する
ことを目的とする。
【0024】本発明は、また、生理的快感、深い恍惚感
や陶酔感などをもたらす効果が高い約16Hz〜150
Hz、特に16.351Hz(C0 )〜48.999Hz(G1)の音域の
体感振動を使用する電気―機械振動変換器を用いて振動
音楽を表現する方法及びそのための体感音響装置を提供
することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1の発明は、体感振動の周波数帯域
として約16Hz〜150Hzを使用し、振動の強弱、
長短、周波数、波形及び重なりなど、一定の法則に基づ
き時系列に組み合わせて創作編集したものを振動音楽と
して表現する方法である。ここで、一定の法則とは、音
階、和声学、リズムなど、音楽作曲上の規則を指す。
【0026】振動音楽における体感振動の周波数帯域
は、およそ16Hz〜150Hzを使用するが、この中
で16.351Hz(C0 )〜48.999Hz(G1 )の音域の体感振動
は、深い恍惚感や陶酔感やリラクセーション感をもたら
す効果が高い。
【0027】請求項2の発明は、可聴域の音響信号と、
体感振動の周波数帯域として約16Hz〜150Hzを
使用し、該周波数帯域の振動の強弱、長短、周波数、波
形及び重なりなど、一定の法則に基づき時系列に組み合
わせたものを電気−機械振動変換器あるいは電気−機械
振動変換器の振動伝達体によって体感させる振動とを創
作編集し、この創作編集されたものを体感振動及び聴覚
からの音響(音)として感じさせる振動音楽の表現方法
である。
【0028】体感振動の周波数帯域は、およそ16Hz
〜150Hzを使用するが、この中で16.351Hz(C0 )〜
48.999Hz(G1 )の音域の体感振動は、深い恍惚感や陶酔
感をもたらす効果が高いので特に重要である。しかし、
16.351Hz(C0 )〜48.999Hz(G 1 )の周波数のみでは、表
現が偏ったり単調になったりすることもあるので、作品
としては、さまざまな周波数の組合せ、対比なども重要
である。
【0029】上記音域を使用する振動音響の制作を容易
にするためには、専用の機器やソフトウエアが必要であ
るが、当面現在のDTM(デスクトップミュージック)
のソフトウエアやハードウエアを利用することも可能で
ある。
【0030】請求項3の発明は、約16Hz〜150H
zの体感振動を人体に伝える電気―機械振動変換器を備
える振動音楽用装置である。この振動音楽用装置は、請
求項1又は2に記載された発明の振動音楽の表現方法を
実施するための装置であって、振動伝達体としては、1
6Hzまでの再現が可能な電気−機械振動変換器が必要
である[現状では、出願人が開発したバイブロトランス
デューサVt7(商品名)でしか実現できない]。電気
−機械振動変換器は、身体に接触させる手持ち収納具ま
たは各種の椅子、ベッド等の家具等に組み込んでもよ
い。また、複数の電気−機械振動変換器を各種の椅子、
ベッド等に組み込み、複数系統に分けた音楽的信号によ
って各電気−機械振動変換器を作動させるようにしても
よい。
【0031】請求項4の発明は、約16〜150Hzの
体感振動を人体に伝える電気―機械振動変換器と、20
Hz〜20KHzの音声信号をスピーカなどによって再
生される音響再生装置とを備え、体感振動と音響(音)の
双方を同時に鑑賞可能な振動音楽用装置である。体感振
動とスピーカなどからの音響(音)を同時に身体で感じる
ことにより、身体に陶酔感、恍惚感やリラクセーション
感を与える効果が高い。
【0032】請求項4の発明において、音域C0 からD
3 付近と可聴域の音を混合した楽音を、低音域の音楽的
信号と音声周波数領域の信号との混合信号にさせ、該混
合信号を低音域で分別し、電気−機械振動変換器にて振
動出力可能とすると共にスピーカ出力することが可能で
ある。
【0033】請求項4の発明において、ケース内に固定
した可動コイルに交流信号を入力させることによって、
ケースを振動させるようにした電気−機械振動変換器を
用いて、音域C0 からD3 付近の低音域の音を音楽性に
則して発生させ、前記電気−機械振動変換器を作動させ
たときの出力振動を身体に接触させる振動伝達体を介し
て伝達させ、出力振動を体感させるようにすることが可
能である。この装置は、健聴者、視覚障害者を問わず利
用できる。
【0034】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、スピーカなどで再生される音声信号を音声振動に変
換する電気―機械振動変換器によって、聴覚障害者が音
声の識別を触振動覚的に可能とすることを特徴とする。
音声振動用の電気―機械振動変換器には磁気回路を固定
部として可動コイル部を自由振動させ、その部分に指を
触れることにより、音声識別を可能とする。この場合の
電気―機械振動変換器は、扱う周波数が広い(可動コイ
ルの振動出力を直接、取り出すような形式の方が有利で
あるが、その場合、磁気回路はダンパで吊られていな
い)のと、振動出力電力はあまり必要としないから、体
感音響装置用とは異なるものがよいが、体感音響装置用
のものでもよい。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1に音域の中で振動音楽に
おいて、体感振動として使用される音域を示す。体感振
動で使用される約16Hz〜150Hzのうち、16.351
Hz(C0 )〜48.999Hz(G1)の音域の体感振動は、生理
的快感、深い恍惚感や陶酔感などをもたらす効果が高
い。振動音楽には、「音と振動によるもの」、「振動の
みによるもの」があり、振動の要素の高いものほど、聴
覚障害者も健聴者と同様に振動音楽を楽しむことができ
る。聴覚障害者用のシステムでは、音声チャネルの信号
(20Hz〜20KHz)を使用して、電気―機械振動
変換器により音声振動に変換し、指先などに音声振動を
付与して音声の認識を可能にする。
【0036】振動音楽装置としての電気−機械振動変換
器の使用に当っては、身体に接触させる手段として、電
気―機械振動変換器を椅子、ベッド等の家具に組み込ま
れる。また、健聴者の場合、耳からの音響(音)を体感
振動と併用することで、振動体感効果が上り、情緒のイ
メージを広げることが可能である。これらのことを踏ま
えて本装置の構成を説明する。
【0037】次に、体感振動を音楽的に発生させる装置
で使用する音の高さは、図1に示すように、音符による
C0 からD3 を目安としており、一例として、C0 は1
6.351Hzに相当し、D3 は146.83Hzに相
当している。したがって、およそ16Hz〜150Hz
の間の音階に相当する振動、換言すれば約3オクターブ
の幅を有する振動を駆使することにより、十分に振動を
利用した音楽として作曲することができるようになる。
なお、快い振動感が得られる周波数帯域は、およそ25
Hz〜50Hzであることがリラクセーション等の種々
の研究から確認されており、これを音階に置き換えれ
ば、G0 (24.49Hz)〜G1 (48.99Hz)
の約1オクターブである。
【0038】また、健聴者にとって耳からの音もイメー
ジを広げるものであり、可聴域部分も演奏もしくは出力
信号として利用者に享受させるのも良い。この場合、可
聴域の音は音声周波数帯域(20Hz〜20kHz)が
利用される。したがって、出力信号は体感振動用と可聴
域用の音が混じった混合信号になるので、再生時にフィ
ルタで分離する。又、電気―機械振動変換器の振動出力
を受ける形式として、手の指に振動出力を直接受ける形
式でもよい。
【0039】図2に、既存の楽曲を編曲して振動音楽と
した例を説明する。図2はバッハの管弦楽組曲第3番か
らアリアの冒頭部を示す。スコア最下段のVibが体感振
動のパートである。Continuo(通奏低音)のパートの音
形を少し加工し、1〜2オクターブ下げたものである。
音源波形を正弦波にするか、高調波を含む方形波や、三
角波系統のものにするかによって、従来の音色の選択に
相当する変化を出すことができる。
【0040】図3に、振動音楽Vの場合の譜例を示す。
8vaの指示があるので、実音は記譜上の音より1オクタ
ーブ低い。誘眠等に適したもので全曲が30分ほどのも
のであり、図示したものは中間部分が省略されている。
イントロダクションの後、図6の譜例上段となり、少し
ずつ変化し、刺激を弱めながら徐々に速度を落とし、意
識レベルを下げていき眠りに誘う。下段の譜例はその終
止形の部分を示す。
【0041】このように、自由に時系列に振動形態を創
作でき、楽譜による表現もできる。すなわち、本装置に
より人の享受可能な低音域の振動を音楽の規則に沿って
音楽のような表現を含むように時系列に発生させ、直
接、身体に体感させるようにしたものであり、人間の持
つ感性に多彩な刺激を与えることが可能となる。
【0042】また、前述したように、振動音楽には「振
動と音によるもの」(振動音楽Sという)と「振動のみ
によるもの」(振動音楽Vという)とがあり、振動の要
素のウエイトが大きいものほど、聴覚障害者も等しく享
受できる。将来は聴覚障害者の中からも、振動音楽の作
曲家・演奏家の輩出が期待される。また、振動音楽を制
作するための機器( スタジオ機器的なもの) 、演奏機器
( 電子楽器の一種) 、鑑賞機器( 振動音楽仕様の体感音
響装置) などのハードウエアも必要となり、新たな規格
によるメディアも開発されると思われる。こうしたこと
から新たな需要が起こり経済的効果も期待できる。ま
た、著名な楽曲を編曲して振動音楽化することにより、
低音域で体感振動の効果を発揮する曲を作ることもでき
る。
【0043】以下の実施の形態あるいは実施例は、振動
音楽S及び/もしくは振動音楽Vを具現化するものであ
るが、共通部分として、体感振動周波数の範囲は16H
z〜150Hz(音域C0からD3)、音声周波数の範
囲は20Hz〜20KHzである。振動音楽Sの場合、
聴覚障害者用として音声振動を付与するためには、音声
チャネルの信号をフルレンジで使用して電気−機械振動
変換器で振動に変換し、指先から振動伝達体を介して音
声振動を得る。
【0044】振動音楽Sでは、聴覚障害者の場合、振動
音楽の「音(音波)」の部分を聴取できないので、全帯域
の信号を振動に変換する電気−機械振動変換器によっ
て、音声の電気信号を「音声振動」に変換し、身体で最
も振動弁別能力の高い指先などから電気―機械振動変換
器の振動出力端S(図5を参照)から振動を触振動覚的に
伝え、それによって音声情報を得る補助手段とするもの
である。
【0045】以下に本発明の装置を家具等に組み込んだ
実施の形態を説明する。図4に示すように、リクライニ
ングシート1には背部2、座部3及び足部4の各部分
に、それぞれ電気−機械振動変換器5が組み込めるよう
になっており、また、リクライニングシート1の頭部6
にはスピーカ7が装着されている。電気―機械振動変換
器5に体感振動信号を入力させることによって可動コイ
ルを16Hz〜150Hzで振動させ、該振動を利用者
に直接、身体(背部、座部、足部)で体感させるように
なっている。
【0046】また、振動音楽装置としての図4に示すも
のにおいては、2つの電気−機械振動変換器5を1ch
あるいは2chとして利用するものであって、ステレオ
再生時に、ミキシングで1chとして使用することもで
きる。また、座部3に配した電気−機械振動変換器5を
Rchに設定し、背部2に配した電気−機械振動変換器
5をLchに設定して2ch再生を行っても良い。な
お、背部、座部の2chにする場合は、足部は座部の一
部として扱われる。
【0047】また、録音時に音声と振動用低音域が混合
されている場合、再生時にこの混合信号を150Hzの
ローパスフィルタを使用することで周波数域を分離し、
低音域の信号を電気−機械振動変換器5に入力させ、効
率良く振動させることができる。音声側信号はスピーカ
7に入力して音響を出力させる。
【0048】図5により音声振動用の電気―機械振動変
換器の構成を説明すれば、音声振動出力用の電気―機械
振動変換器E−Mは、ヨークYとマグネットMから磁気
回路が構成され、振動出力端Sには可動コイルCが固定
されている。上記磁気回路は、外側のケース40に固定
され、また振動出力端SもダンパDを介して外側のケー
ス40に嵌合されている。可動コイルCに音声信号が流
されると、可動コイルにより振動出力端Sが上下に振動
し、振動出力を取り出すことができる。
【0049】図6に示す装置は、音響(音)と音声振動
の双方を感知できる本発明による装置の例である。これ
は聴覚障害者も健聴者も振動音楽Sの鑑賞を可能にする
ものであり、音声振動を得るために図4に示したリクラ
イニングチェアに音声振動出力用の図5に示した電気−
機械振動変換器E−Mを設けた例である。ブロックダイ
アグラムは図10及び図14に対応するものである。こ
の場合、電気−機械振動変換器E−Mは、リクライニン
グチェアの両そでに設けられる。設け方は、振動出力端
Sが身体に接するように設けられれば、接着や埋め込
み、ねじ込み等、適宜の手段が採用されてよい。なお、
図において、駆動に必要な電源、配線等は省略されてい
る。
【0050】また、図7の装置は図6の装置と同様に聴
覚障害者にも健聴者にも用いられるものであり、図4に
示したリクライニングチェアに音声振動出力用の図5に
示した電気−機械振動変換器E−Mを設けた例である。
この場合、電気−機械振動変換器E−Mは、リクライニ
ングチェアの片そでに設けられる。設け方は、図6と同
様である。ブロックダイアグラムは図11及び図15に
対応する。
【0051】図7のように電気―機械振動変換器E―M
をそでの右側に設けるのは、右手指先に音声振動が付与
されると、その振動は左脳に伝わるウエイトが高くな
り、弁別能力が高まるからである。
【0052】本発明を実施する場合、体感振動チャネル
数、体感振動の録音方式等により、以下のケース1から
ケース4に分けられる。
【0053】(ケース1)音声チャネル数はL,Rの2
チャネル、体感振動チャネル数は1、体感振動の録音方
式は、体感振動が音声信号といっしょにL,Rのチャネ
ルに入れられる。再生時はL,R信号をミクシングした
後、fc150Hzのローパスフィルタで体感振動信号
を取出す。
【0054】(ケース2)音声チャネル数がL,Rの2
チャネルであり、体感振動チャネル数は、装置の背部
1、座部1の2チャネルであるが、背部は音声チャネル
のLチャネルに、座部は音声チャネルのRチャネルに割
り当てられる。又、体感振動信号は、音声信号といっし
ょに背部はLチャネルに、座部はRチャネルに入れられ
る。再生時は、L,R信号をそれぞれ、fc150Hz
のローパスフィルタで体感振動信号を取出し、Lチャネ
ルは背部を、Rチャネルは座部を駆動する振動信号とす
る。体感振動信号は、背部と座部の2チャネルにするこ
とにより、座部からは背部へ、背部から座部へと、動き
のある振動表現が可能となる。また、低い周波数振動は
座部で、高い周波数振動は背部で、あるいは交互にな
ど、より幅広い振動表現が可能となる。
【0055】(ケース3)音声チャネル数がL,Rの2
チャネルであり、体感振動チャネル数を2(背部1、座
部1の独立した2チャネルとする)とする。体感振動信
号は、背部と座部の2チャネルにすることにより、座部
からは背部へ、背部から座部へと、動きのある振動表現
が可能となる。また、低い周波数振動は座部で、高い周
波数振動は背部で、あるいは交互になど、より幅広い振
動表現が可能となる。
【0056】(ケース4)音声チャネル数がL,Rの2
チャネルであり、体感振動チャネル数を4[背部2(肩
1、腰1)、座部2(臀腿1、足1)の独立した4チャ
ネルとする]とする。体感振動信号は、肩、腰、臀腿、
足の4チャネルとなるため、下半身から上半身へ、上半
身から下半身へと、一層細かい動きのある振動表現が可
能となる。また、低い周波数振動は足部で、高い周波数
振動は腰部で、あるいは交互になど、より幅広い振動表
現が可能となる。
【0057】
【実施例1】図8は振動音楽Vのケース1を体感振動出
力により表現する場合を示す。CDプレーヤ21からの
出力L,Rはミクサ26に入力され、その出力からロー
パスフィルタ27により16Hz〜150Hz(音域C
0からD3)を取りだし、ボリュウムを介して増幅器2
8により増幅して体感振動出力とする。この場合には振
動音楽Vは、体感振動のみなので、振動音楽を体感振動
のみで鑑賞することになる。なお、ローパスフィルタ2
7は省くことができる。
【0058】
【実施例2】実施例3〜5は、体感振動と音よりなる振
動音楽S及び体感振動のみからなる振動音楽Vの双方を
用いる振動音楽の装置を示すものであり、ケース1に相
当する実施例である。図9に示す装置は主として健聴者
用のものであり、図11及び図14に示す装置は聴覚障
害者、健聴者兼用のものである。ただ、障害の程度によ
り、聴覚障害者が図9に示す装置を用いるのは構わな
い。
【0059】図9において、音源21としてCDプレー
ヤを用いているが、他のものでもよい。音源21からの
出力L,Rは、それぞれボリュウムを介して音声用増幅
器22,24によって増幅され、スピーカ23,25か
ら20Hz〜20KHzの音声出力が得られる。又、同
時に上記音源21からの出力L,Rはミキサ26に入力
され、ローパスフィルタ27により低音周波数のみ取出
してボリュウムを介して増幅器28に入力し、その出力
を電気―機械振動変換器29に入力して、16Hz〜1
50Hzの体感振動を得る。電気―機械振動変換器29
の振動伝達部を身体に接触させることにより、16Hz
〜150Hz(音域としてはC0〜D3付近)の振動を
音楽に応じて感じることができ、同時にスピーカ23,
24からの音声出力を聞くことになる。
【0060】
【実施例3】図10における装置は、図9に示す装置に
おいて、主として聴覚障害者が振動音楽Sを鑑賞できる
ように、さらに音源21からの出力L,Rを音声振動増
幅器30,32に入力し、音声振動出力用の電気−機械
振動変換器31、33から20Hz〜20KHzの音声
振動出力を得るようにしたものである。聴覚障害者は、
図9の装置におけると同様に、体感振動を身体で触振動
覚的に感じると共に、音声振動出力用の電気―機械振動
変換器31,33から20Hz〜20KHzの音声振動
出力を指先に触振動覚的に感じることができ、体感振動
と音声振動の双方を感知できる。この装置は、スピーカ
23,25を備えているので、聴覚障害者と健聴者がこ
れを兼用することができる。
【0061】
【実施例4】図11は実施例3と同様、主として聴覚障
害者が振動音楽を鑑賞できるようにしたものである。実
施例3との相違は、音声振動チャネルがモノラルになっ
ており、音源21からの信号をミキサ34に入力し、そ
の出力を音声用増幅器35により得て音声振動出力用の
電気−機械振動変換器36に入力し、20Hz〜20K
Hzの音声振動出力を得るものである。その他は、実施
例3と同様である。
【0062】図11の場合、音声振動はL,Rを混合し
たモノラル信号とし、音声振動出力をモノラル(1c
h)としている。これには、システムを簡素化できるほ
かに、音響を触振動的に弁別する上で、神経を集中し易
い利点がある。
【0063】
【実施例5】実施例5〜8は、ケース2に相当する振動
音楽S用の装置である。実施例5を示す図12におい
て、音源21からの出力L,Rは、それぞれ音声用増幅
器22,24によって増幅され、スピーカ23,25か
ら20Hz〜20KHzの音声出力が得られる。また、
L,R信号をそれぞれ、fc150Hzのローパスフィ
ルタ30,33で体感振動信号を取出し、増幅器31,
34に入力し、その出力を電気―機械振動変換器32、
35に入力して、16Hz〜150Hzの体感振動を得
る。健聴者は、電気―機械振動変換器32,35の体感
振動出力16Hz〜150Hz(音域としてはC0〜D
3付近)の振動を背部と座部て感じることができ、同時
にスピーカ23,25からの音声出力を聞くことにな
る。
【0064】
【実施例6】図13は振動音楽Vのケース2を体感振動
出力により表現する場合に、体感振動の出力部を背部と
座部に分けて使用するものである。CDプレーヤ21か
らの出力L,Rはローパスフィルタ30,33に入力さ
れ、その出力から16Hz〜150Hz(音域C0から
D3)を取り出し、ボリュウムを介して増幅器28によ
り増幅して背部用32と座部用35の体感振動出力とす
る。この場合も実施例1と同様に、体感振動のみで鑑賞
する。ローパスフィルタ30,33は省くことができ
る。
【0065】
【実施例7】図14は図12(実施例6)に示す装置に
おいて、聴覚障害者が振動音楽Sを鑑賞できるように、
音源21からの出力L,Rを音声振動増幅器30,32
に入力し、音声振動出力用の電気−機械振動変換器3
1、33から(例えば図5の振動出力端Sから)、20
Hz〜20KHzの音声振動出力を得るようにしたもの
である。これによって聴覚障害者は、スピーカから放射
される音響(音)の代りに、20HZ〜20KHzの音
声振動を指先などで触振動覚的に鑑別することができ
る。
【0066】図14の装置では、上記の音声振動出力の
ほかに、音声増幅器22、24、スピーカ23,25が
あるので、健聴者も聴覚障害者も振動音楽Sを鑑賞でき
る。この装置はケース2なので、体感振動は背部(L)
と座部(R)が独立しており、体感振動増幅器36,3
8、体感振動出力用電気―機械振動変換器37,39が
ある。
【0067】
【実施例8】図15は図14(実施例7)の装置におい
て、音声振動チャネルがモノラルとされたものであり、
聴覚障害者用として用いられる。体感振動の取出しは実
施例5と同様であり、音声振動出力の取出しは実施例7
と同様である。
【0068】以上説明したように、振動を直接体感させ
るために電気−機械振動変換器5を組み込んだリクライ
ニングシート1が使用されているが、簡単に振動を直接
体感させるには電気−機械振動変換器5を収納した手持
ち収納具を身体に当てるだけでも良い。また、室内の床
面が板張りの場合、床面に電気−機械振動変換器5を固
定することにより、床面から楽曲による振動が伝わり、
この振動を直接体感させることができる。なお、電気−
機械振動変換器5を収納した手持ち収納具を床面に座っ
ている人の近傍に載置するだけでも、体感振動を得るこ
とができる。上記のように体感振動が得られるが、従来
の音楽と振動音楽とを対比すると、以下のようになる。
【0069】先ず音楽は音による芸術であるのに対し、
振動音楽は体感振動による芸術である。また、音楽が音
の強弱、長短、高低、音色、和音などを一定の法則に基
づいて組合せて、人の聴覚に訴える美を表現するのに対
し、体感振動は、時間の進行の中で、振動の強弱、長
短、周波数、波形、重なりなど、体感振動を一定の法則
に基づいて組合せ、身体の触振動覚に訴える美であり、
生理的感覚に働きかける要素が高く、深い恍惚感、陶酔
感やリラクセーション感が得られやすく、人間の根源的
なものに訴える性質がある。
【0070】また音楽は、その長い歴史の中で、膨大な
作品が生み出されており、幅広い表現方法が確立してい
る。それに対し、振動音楽は、その表現する方法が解明
された段階であり、作品は少ないし、表現方法も確立し
ているとはいい難い。鑑賞者については、音楽は一般的
には健聴者のみが対象で聴覚障害者は鑑賞できないが、
振動音楽は健聴者、聴覚障害者共に鑑賞できる。
【0071】一般の音楽については、聴覚心理、音楽心
理の面からさまざまな指摘がなされているが、振動音楽
はそれ以外に、振動心理・生理の面から、ペインコント
ロール、褥瘡(じょくそう)の予防効果、便秘への効果
なども報告されている。信号(楽音)について基本波成
分を見ると、楽音は基本波成分が低く、倍音成分の多い
ものを使用する場合が多い。楽器の性質上、低音域でこ
の傾向が強い。それに対して、体感振動の信号は、基本
波成分を使用する場合が多い。
【0072】音域でみると、従来の楽器の代表的なピア
ノでは、88鍵のピアノの音域が、A0の27.50HzからC
8の4186.0Hz(理論的にはC0 の16.351HzからC10の167
44Hzまで、楽音として規定されている)であるのに対
し、振動音楽は約16Hz〜150Hzを使用する。1
6.351Hz(C0 )〜48.999Hz(G1)の音域の体感振動は、
生理的快感、深い恍惚感や陶酔感などをもたらす効果が
高い。
【0073】
【発明の効果】本発明は上記構成により、従来の音楽に
対し、以下のような効果を有する。音楽が音の強弱、長
短、高低、音色、和音など音を一定の法則に基づいて組
合せて、人の聴覚に訴える美を表現するのに対し、体感
振動は、時間の進行の中で、振動の強弱、長短、周波
数、波形、重なりなど、体感振動を一定の法則(音階、
和声学、リズムなど音楽作曲上の規則)に基づいて組合
せ、身体の触振動覚に訴えので、生理的感覚に働きかけ
る要素が高く、深い恍惚感、陶酔感やリラクセーション
感が得られやすい。
【0074】鑑賞する場合、音楽の対象は主として健聴
者が対象で聴覚障害者は鑑賞しにくいが、振動音楽は健
聴者、聴覚障害者共に鑑賞できる。音楽の有する聴覚心
理、音楽心理の面以外に、振動音楽は聴覚振動心理・生
理の痛みを和らげる効果、褥瘡の予防効果、便秘への効
果などが指摘されている。
【0075】音域でみると、従来の楽器の代表的なピア
ノでは、88鍵のピアノの音域が、A0の27.50HzからC
8の4186.0Hz(理論的にはC0 の16.351HzからC10の167
44Hzまで、楽音として規定されている)であるのに対
し、振動音楽は低音部の、約16Hz〜150Hzを使
用する。16.351Hz(C0 )〜48.999Hz(G1)の音域の体
感振動は、生理的快感、深い恍惚感や陶酔感などをもた
らす効果が高い。
【0076】体感振動の伝達器として、電気−機械振動
変換器を手持ち収納具または椅子、ベッド等に組み込ん
だ場合には、設置箇所の融通性を高めるものである。こ
の場合には、身体に当る複数の電気−機械振動変換器が
各音楽のパートを受け持つように振動させることがで
き、全身で振動を受けるので振動イメージの拡大を支援
することができる。電気−機械振動変換器を組み込むの
に、既存の椅子、ベッド等を利用すれば、容易に、日常
生活において、体感振動を楽しむことができる。
【0077】電気−機械振動変換器にて振動を体感する
と共に、スピーカにて耳からの音も同時に感性を刺激す
る場合には、振動イメージの拡大を支援することができ
る。音符レベルのC0 からD3 付近の低音域の音を駆使
して音楽性に富んだ振動用音楽的信号を創作し、該振動
用音楽的信号で電気−機械振動変換器を振動させ、身体
に直接体感させることにより、振動を音楽として捉える
新たな感覚を得ることができ、聴覚障害者にとっても振
動が音楽として有用であることが認識され、また、音楽
を論じることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態の振動音楽用装置に使
用される音域を説明する図であり、音域の中で、振動音
楽が体感音響振動振動として使用する音域を示す。
【図2】既存の楽曲を編曲して振動音楽とした例であ
る。
【図3】振動音楽の例を示す図である
【図4】本発明による実施の形態の振動音楽用装置の出
力振動を体感するためのリクライニングシートの構成図
である。
【図5】音響振動出力用の電気−機械振動変換器の構造
を示す。
【図6】図4に示したリクライニングチェアの両そで
に、音声振動出力用の電気−機械振動変換器を設けた場
合を示す。
【図7】図4に示したリクライニングチェアの右そで
に、音声振動出力用の電気−機械振動変換器を設けた場
合を示す。
【図8】体感振動のみによる振動音楽装置の例である。
【図9】体感振動と音声出力により、振動音楽を表現す
る振動音楽装置の例である。
【図10】体感振動と音声出力により、振動音楽を表現
する振動音楽装置の例で、音声チャネル2チャネル、音
声振動出力2チャネル、体感振動出力2チャネルを設け
た場合を示す。
【図11】体感振動と音声出力により、振動音楽を表現
する振動音楽装置の例で、音声チャネル2チャネル、音
声振動出力1チャネル、体感振動出力1チャネルを設け
た場合を示す。
【図12】体感振動と音声出力により、振動音楽を表現
する振動音楽装置の例で、音声チャネル2チャネル、体
感振動出力2チャネルを設けた場合を示す。
【図13】体感振動のみによる振動音楽装置において、
背部と座部が独立している装置の例である。
【図14】体感振動と音声出力により、振動音楽を表現
する振動音楽装置の例で、音声チャネル2チャネル、音
声振動出力が2チャネル、体感振動出力2チャネルを設
けた場合を示す。
【図15】体感振動と音声出力により、振動音楽を表現
する振動音楽装置の例で、音声チャネル2チャネル、音
声振動出力が1チャネル、体感振動出力2チャネルを設
けた場合を示す。
【符号の説明】
1 リクライニングチェア 5 体感振動用の電気−機械振動変換器 7 スピーカ E−M 音声振動用の電気−機械振動発生装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体感振動の周波数帯域として約16Hz
    〜150Hzを使用し、振動の強弱、長短、周波数、波
    形及び重なりなど、一定の法則に基づき時系列に組み合
    わせて創作編集したものを振動音楽として表現する方
    法。
  2. 【請求項2】 可聴域の音響信号と、 体感振動の周波数帯域として約16〜150Hzを使用
    し、該周波数帯域の振動の強弱、長短、周波数、波形及
    び重なりなど、一定の法則に基づき時系列に組み合わせ
    たものを電気−機械振動変換器あるいは電気−機械振動
    変換器の振動伝達体によって体感させる振動とを創作編
    集し、この創作編集されたものを体感振動及び聴覚から
    の音響として感じさせる振動音楽の表現方法。
  3. 【請求項3】約16Hz〜150Hzの体感振動を人体
    に伝える電気―機械振動変換器を備える振動音楽用装
    置。
  4. 【請求項4】約16Hz〜150Hzの体感振動を人体
    に伝える電気―機械振動変換器と、スピーカによって再
    生される音響再生装置とを備え、体感振動と音響振動の
    双方を同時に鑑賞可能な振動音楽用装置。
  5. 【請求項5】スピーカで再生される音声信号を音声振動
    に変換する電気―機械振動変換器によって、聴覚障害者
    が音声の識別を触振動覚的に可能とすることを特徴とす
    る請求項4に記載の振動音楽用装置。
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