JP2001086449A - 電子カメラ - Google Patents
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Abstract
像データを得ると共に、画質劣化のない画像データを得
る電子カメラを提供する。 【解決手段】 本発明では、電子カメラにおいて、被写
体像を撮像する撮像手段と、撮像した被写体像の電子画
像データに電子透かしを埋め込む透かし埋め込み手段
と、電子画像データをメモリに記録する記録手段と、同
一被写体像に対して、電子透かしを埋め込んだ画像デー
タと電子透かしを埋め込まない画像データとをメモリに
記録するよう制御する制御手段とを有する構成とした。
Description
ん防止のために電子画像データに可視又は不可視の透か
し情報を埋め込む電子透かし技術に関するものであり、
特に電子画像データに電子透かしを埋め込む機能を持つ
電子カメラに関する。
電子画像データに対して電子透かしデータを埋め込む技
術が開示されている。また、特開平10−248046
号公報には、電子画像データに電子透かしデータを埋め
込む電子カメラが開示されている。
しを埋め込むと少なからず画像データの画質劣化につな
がる。また、撮影時に電子透かしデータを埋め込むか否
かの設定作業をしているとシャッターチャンスを失うこ
とがある。
ーデータ記録のように電子カメラメーカー毎に独自の記
録形式でデータを記録するものが存在する。そのような
ローデータに対しては、JPEG圧縮、非圧縮の画像デ
ータのように、画像データに透かしを埋め込むための一
般的なプログラムでは透かしを埋め込むことができない
場合がある。そのため、ローデータに電子透かしを埋め
込む場合には、対応する電子透かしの埋め込みプログラ
ムを独自に開発する必要がありコストがかかる。
ラを提供することを目的とする。
は、電子カメラにおいて、被写体像を撮像する撮像手段
と、撮像した被写体像の電子画像データに電子透かしを
埋め込む透かし埋め込み手段と、電子画像データをメモ
リに記録する記録手段と、同一被写体像に対して、電子
透かしを埋め込んだ画像データと電子透かしを埋め込ま
ない画像データとをメモリに記録するよう制御する制御
手段とを有する構成とした。これにより、著作権保護、
改ざん防止等の効果を有する画像データを得るとともに
画質劣化のない画像データも得ることができる。
載の電子カメラにおいて、前記制御手段は、前記電子透
かしを埋め込んだ画像データと前記電子透かしを埋め込
まない画像データとをメモリ内の異なるフォルダに記録
する構成とした。請求項3に記載の発明では、請求項1
に記載の電子カメラにおいて、前記制御手段は、前記電
子透かしを埋め込んだ画像データと前記電子透かしを埋
め込まない画像データとを関連づけして記録する構成と
した。
載の電子カメラにおいて、前記制御手段は、メモリ内の
同一のフォルダに記録することで関連づける構成とし
た。請求項5に記載の発明では、請求項3に記載の電子
カメラにおいて、前記制御手段は、前記電子透かしを埋
め込んだ画像データのファイル名と前記電子透かしを埋
め込まない画像データのファイル名とを関連づける構成
とした。
載の電子カメラにおいて、前記制御手段は、前記電子透
かしを埋め込んだ画像データと前記電子透かしを埋め込
まない画像データとを関連づけて記録する構成とした。
請求項7に記載の発明では、請求項1に記載の電子カメ
ラにおいて、前記制御手段は、前記電子透かしを埋め込
んだ画像データと前記電子透かしを埋め込まない画像デ
ータとを同一の解像度で記録する構成とした。
載の電子カメラにおいて、前記制御手段は、前記電子透
かしを埋め込んだ画像データと前記電子透かしを埋め込
まない画像データとを同一の圧縮率で記録する構成とし
た。請求項9に記載の発明では、請求項1に記載の電子
カメラにおいて、前記制御手段は、前記電子透かしを埋
め込んだ画像データと前記電子透かしを埋め込まない画
像データとを異なるデータ量で記録する構成とした。
記載の電子カメラにおいて、前記制御手段は、前記電子
透かしを埋め込んだ画像データと前記電子透かしを埋め
込まない画像データとを異なる解像度で記録する構成と
した。請求項11に記載の発明では、請求項9に記載の
電子カメラにおいて、前記制御手段は、前記電子透かし
を埋め込んだ画像データと前記電子透かしを埋め込まな
い画像データとを異なる圧縮率で記録する構成とした。
電子カメラにおいて、前記制御手段は、前記電子透かし
を埋め込まない画像データより前記電子透かしを埋め込
んだ画像データのデータ量を小さくする構成とした。請
求項13に記載の発明では、請求項1に記載の電子カメ
ラにおいて、メモリに記録する画像データの解像度また
は圧縮率を設定する設定手段を有し、前記設定手段は、
電子透かしを埋め込む画像データに対する設定と電子透
かしを埋め込まない画像データに対する設定とを独立に
行うことができる構成とした。
記載の電子カメラにおいて、電子透かし埋め込む画像デ
ータと電子透かしを埋め込まない画像データの両者を記
録するか、電子透かしを埋め込んだ画像データのみを記
録するかを選択する選択手段を有する構成とした。請求
項15に記載の発明では、電子カメラにおいて、被写体
像を撮像する撮像手段と、撮像した被写体像の電子画像
データに電子透かしを埋め込むか埋め込まないかを設定
する設定手段と、電子画像データに電子透かしを埋め込
む透かし埋め込み手段と、電子画像データをメモリ記録
する記録手段と、前記設定手段により電子透かしを埋め
込むか埋め込まないか設定されていないとき、前記透か
し埋め込み手段により電子透かしを埋め込んだ画像デー
タをメモリに記録するよう制御する制御手段とを有する
構成とした。これにより、記録設定をする時間のない、
とっさの撮影のときでも、著作権保護、改ざん防止の効
果を有する画像データを得ることができる。
に記載の電子カメラにおいて、前記制御手段は、低い耐
性の透かしを埋め込むよう制御する構成とした。請求項
17に記載の発明では、請求項15に記載の電子カメラ
において、前記制御手段は、前記設定手段により電子透
かしを埋め込むか埋め込まないか設定されていないと
き、同一被写体像に対して、電子透かしを埋め込んだ画
像データと共に電子透かしを埋め込まない画像データを
メモリに記録するよう制御する構成とした。
に記載の電子カメラにおいて、前記制御手段は、電子透
かしを埋め込んだ画像データのデータ量より電子透かし
を埋め込んだ画像データのデータ量を小さくする構成と
した。請求項19に記載の発明では、請求項18に記載
の電子カメラにおいて、前記制御手段は、記録後に電子
透かしを埋め込んだ画像データを保持するか否かを問い
合わせるよう制御する構成とした。
において、被写体像を撮像する撮像手段と、複数のデー
タ形式で被写体像の画像データをメモリに記録可能な記
録手段と、メモリに記録するデータ形式を設定する設定
手段と、画像データに電子透かしを埋め込む埋め込み手
段と、前記埋め込み手段で電子透かしを埋め込めないデ
ータ形式で画像データで記録するよう設定されている場
合には、電子透かしを埋め込めるデータ形式の画像デー
タを生成し、生成した画像データに電子透かしを埋め込
んで記録するよう制御する制御手段とを有する構成とし
た。これにより、電子カメラで電子透かしを埋め込むこ
とができないデータ形式で画像データを記録するように
設定されていても、電子透かしを埋め込んだ画像データ
を得ることができる。
に記載の電子カメラにおいて、前記制御手段は、同一被
写体像に対して、電子透かしを埋め込めないデータ形式
の画像データと電子透かし埋め込んだ画像データの両者
を記録するよう制御する構成とした。請求項22に記載
の発明では、請求項20に記載の電子カメラにおいて、
前記制御手段は、前記設定手段により透かしを埋め込め
ないデータ形式が設定されると警告する構成とした。
に記載の電子カメラにおいて、前記電子透かしを埋め込
めないデータ形式は、撮像手段からの出力にほぼ処理を
加えないローデータである構成とした。請求項24に記
載の発明では、請求項20に記載の電子カメラにおい
て、前記制御手段は、前記電子透かしを埋め込めないデ
ータ形式で得られる画質と最も近い画質が得られる設定
で画像データを記録するよう制御する構成とした。
において、電子画像データへの電子透かしの埋め込みを
するか否かの設定と電子画像データのデータ形式の記録
設定とを行える設定手段と、電子透かしの埋め込み設定
と電子透かしを埋め込めないデータ形式の記録設定とを
同時に行えないことを警告するよう制御する制御手段と
を有する構成とした。これにより、矛盾の生じる記録設
定をしてしまうことを防止する。
に記載の電子カメラにおいて、前記制御手段は、前記設
定手段により、電子透かしの埋め込み設定と電子透かし
を埋め込めないデータ形式の記録設定とを同時に行った
ときに警告するように制御する構成とした。請求項27
に記載の発明では、電子カメラにおいて、電子画像デー
タへの電子透かしの埋め込みをするか否かの設定と電子
画像データのデータ形式の記録設定とを行える設定手段
と、電子透かしの埋め込み設定と電子透かしを埋め込め
ないデータ形式での記録設定とを同時に設定することを
禁止するよう制御する制御手段とを有する構成とした。
これにより、矛盾の生じる設定を禁止することができ
る。
において、電子画像データに電子透かしを埋め込む透か
し埋め込み手段と、電子画像データをメモリに記録する
記録手段と、電子透かしを埋め込んだ画像データと電子
透かしを埋め込まない画像データとを分別して記録する
よう制御する制御手段とを有する構成とした。請求項2
9に記載の発明では、請求項28に記載の電子カメラに
おいて、前記制御手段は、電子透かしを埋め込んだ画像
データと電子透かしを埋め込まない画像データとをそれ
ぞれメモリ内の異なるフォルダに記録するよう制御する
構成とした。
に説明する。 (実施の形態1)図1は、実施の形態1の電子カメラの
外観を示す図である。実施の形態1の電子カメラは、表
示部101、レリーズボタン102、メニューボタン1
03等を備える。
される被写体像、再生された画像が表示される。また、
さまざまな設定に用いられるメニュー画面も表示され
る。レリーズボタン102は撮影を開始するために操作
されるボタンである。メニューボタン103は、さまざ
まな設定を行うときに操作されるボタンである。図2
は、実施の形態1の電子カメラの機能を説明するための
ブロック図である。CPU201は、他の回路と電気的
に接続されており、他の回路を制御して撮影、画像デー
タの記録等の処理を司る。撮像回路202は、撮像素
子、A/D変換器等を有し、撮像した被写体の画像信号
を出力する。画像処理回路203は、撮像回路202か
ら出力された画像信号に様々な処理を加え、画像データ
を生成する。透かし埋め込み回路204は、画像処理回
路203を通過した画像データに電子透かしデータを埋
め込むための回路である。JPEG回路205は、画像
処理回路203または、透かし埋め込み回路204から
出力された画像データをJPEG圧縮、またメモリ20
7に記録されている圧縮された画像信号を伸長するため
の回路である。記録回路206は、画像データをメモリ
207に記録し、また、メモリ207に記録された画像
データを読み出すための回路である。メモリ207は、
画像データを保持する不揮発メモリである。スイッチ回
路208は、レリーズボタン102、メニューボタン1
03等に電気的に接続されており、各ボタンが操作され
たことを検出し、CPU201に伝達する回路である。
表示回路209は、表示部101に画像を表示させるよ
う駆動する回路である。
て、画像データをメモリに記録するために行われる設
定、画像データに電子透かしを埋め込むために行われる
設定について説明する。メニューボタン103を押すこ
とにより表示部101にメニュー画面が表示され、さま
ざまな撮影制御、画像処理制御について設定可能にな
る。ここでは、電子透かしを埋め込むための設定と、画
像データの記録方式の設定についてのみ説明する。
透かしを埋め込んだ画像データのみをメモリに記録する
モード、透かしを埋め込んだ画像データと共に透かしを
埋め込んでいない画像データをメモリに記録するモー
ド、透かしを埋め込まない画像データのみをメモリに記
録するモードを選択することができる。実施の形態1の
電子カメラでは、透かしの埋め込みの設定がされていな
い場合には、自動的に透かしを埋め込まない画像データ
を記録すると共に、透かしを埋め込んだ画像データを記
録するように設定される。このとき、透かしを埋め込む
画像データは、透かしを埋め込まない画像データよりも
解像度を低く、圧縮率を高くして画像データの容量を小
さくしてメモリに記録する。これは、メモリに、よりた
くさんの画像データを記録できるようにするためである
が、当然、透かしを埋め込まない画像データと同等の解
像度、圧縮率にしてもよい。
耐性を設定することができる。電子透かしの耐性を高く
設定すれば、コピー、サイズ変更、切り取り等の画像編
集を施しても、電子透かしデータが残り、著作権保護に
効果がある。また、電子透かしの耐性を低く設定すれ
ば、何らかの画像編集を施すことで、電子透かしデータ
が変化してしまうので改ざんされたことが証明できる。
子透かしを埋め込まれた画像データは劣化してしまう。
このように、耐性の設定は、画像データの使用目的(著
作権保護の効果を得るためか、改ざん防止の効果を得る
ためか)により変える必要がある。実施の形態1の電子
カメラでは、電子透かしの耐性が設定されていない場合
には、改ざん防止を優先し耐性を低く設定して、画像デ
ータに電子透かしを埋め込むようにする。著作権保護の
ためであるなら、改ざん防止の効果を得るときと異な
り、後から透かしデータを埋め込むことでも効果を得る
ことができるためである。
て、撮像素子から出力された信号に処理を加えずにほぼ
出力されたデータのままメモリに記録するローデータ記
録モード、撮像素子から出力された信号に所定の処理を
加えてメモリに記録する非圧縮記録モード、所定の処理
に更にJPEG圧縮処理を加えメモリに記録するJPE
G圧縮記録モードを選択することができる。JPEG圧
縮を選択した場合には更に圧縮率も選択できる。更に、
画像データの解像度(画像サイズ)も選択できる。後述
の説明では、透かしを埋め込んだ画像データの圧縮率、
解像度は、透かしを埋め込まない画像データの圧縮率、
解像度と同一か高圧縮率、低解像度になるように制御し
ている。しかし、この画像データの記録方式の設定で、
透かしを埋め込んだ画像データについても圧縮率、解像
度が設定されている場合には、その設定に従った圧縮
率、解像度で記録されるように制御される。
撮影から画像データの記録まで動作について図3を用い
て説明する。図3は、実施の形態1の電子カメラにおけ
るCPU201で実行される処理を示すフローチャート
図である。図3のフローはレリーズボタン102が押さ
れることによりスタートする。
撮影制御を行う。ステップS102では、透かしを埋め
込んだ画像データのみを記録するように設定されている
か否かを判定し、透かしを埋め込んだ画像データのみを
記録するように設定されている場合にはステップS10
3に進む。透かしを埋め込んだ画像データのみを記録す
るように設定されていない場合にはステップS107に
進む。ステップS103では、画像記録の設定がローデ
ータ記録に設定されているか否かを検出する。ローデー
タ記録に設定されている場合にはステップS104に進
む。ローデータ記録に設定されていない場合にはステッ
プS105に進む。ステップS104では、ローデータ
としてメモリ内の所定のフォルダに記録する。ステップ
S105では、設定された耐性で画像データに透かしデ
ータを埋め込む。耐性の設定されていない場合は耐性の
低い透かしデータを埋め込む。ステップS106では、
画像記録の設定に従って透かしデータを埋め込んだ画像
データをJPEG圧縮、非圧縮でメモリ内の所定のフォ
ルダに記録する。画像記録設定がローデータ記録に設定
されている場合には高画質の非圧縮で透かしデータを埋
め込んだ画像データをメモリ内のローデータを記録した
フォルダに記録する。また、同一被写体像であるローデ
ータと透かしを埋め込んだ画像データとは、それぞれフ
ァイル名を「DSC001」、「DSC001WM」と付し関連してい
ることがわかる。このように、同一被写体像のデータ
は、同一フォルダに記録したり、ファイル名を工夫して
関連づけられている。そして、本フローを終了する。
埋め込んだ画像データのみを記録するように設定されて
いない場合には、ステップS107で、透かしを埋め込
んだ画像データと透かしを埋め込まない画像データとの
両方を記録するように設定されているか否かを判定す
る。両方を記録するように設定されている場合にはステ
ップS108に進み、両方を記録するように設定されて
いない場合にはステップS111に進む。ステップS1
08では、画像記録の設定に従ってJPEG圧縮、非圧
縮またはローデータで画像データをメモリ内の所定のフ
ォルダに記録する。ステップS109では、設定された
耐性で画像データに透かしデータを埋め込む。耐性の設
定されていない場合は耐性の低い透かしデータを埋め込
む。
従って透かしデータを埋め込んだ画像データをJPEG
圧縮、非圧縮でメモリ内の透かし埋め込み画像用のフォ
ルダに記録する。画像記録設定がローデータ記録に設定
されている場合には高画質の非圧縮でメモリに記録す
る。ここで、透かしデータを埋め込まない画像データと
透かしデータを埋め込んだ画像データとをメモリ内の異
なるフォルダに記録することにより、透かしを埋め込ん
だ画像データだけを外部に転送したりするときに便利で
ある。また、それぞれのファイル名はステップS106
での説明と同様に関連づけられている。
埋め込んだ画像データと透かしを埋め込まない画像デー
タとの両方を記録するように設定されていない場合に
は、ステップS111で、透かしを埋め込まない画像デ
ータのみを記録するように設定されているか否かを判定
する。透かしを埋め込まない画像データのみを記録する
ように設定されている場合にはステップS112に進
み、設定されていない場合にはステップS113に進
む。ステップS112では、画像記録の設定に従ってJ
PEG圧縮、非圧縮またはローデータで透かしを埋め込
まずに画像データをメモリに記録する。
埋め込まない画像データのみ記録するように設定されて
いない場合には、透かしを埋め込むか否か全く設定され
ていないことである。例えば、フルオート設定でカメラ
任せの撮影や、シャッタチャンスが急に訪れて設定する
間もない撮影でこのようなケースが生じる可能性が考え
られる。しかし、このような状況で撮影された画像デー
タであっても、改ざん、著作権への対処が必要とされる
可能性がある。また、ステップS113では、画像記録
の設定に従ってJPEG圧縮、非圧縮またはローデータ
で画像データをメモリ記録する。ステップS114で
は、画像データに耐性の低い透かしデータを埋め込む。
ステップS115では、透かしデータを埋め込んだ画像
データをJPEG圧縮してメモリに記録する。ここで
は、ステップS110と異なり、画像記録の設定に従わ
ずに画像データを低解像度、高圧縮率でJPEG圧縮し
てメモリに記録している。また、一時保管用としてテン
ポラリフォルダに記録される。
かしを埋め込んだ画像データを大容量で記録してしまう
とメモリに記録できる画像データも無駄であるかもしれ
ないので所定の圧縮率でJPEG圧縮してデータ量を小
さくして記録したが、当然、ステップS110と同様に
画像記録の設定に従って画像データをメモリに記録して
もよい。
だ画像データを保存するか否かを問い合わせる表示を行
う。ステップS117では、Yesの指示がなされたか
否かを検出し、Yesの指示がなされた場合にはステッ
プS118に進み、指示がなされない場合にはステップ
S119に進む。ステップS118では、ステップS1
15でテンポラリフォルダに記録した透かしを埋め込ん
だ画像データを所定のフォルダに移動させ保存用画像デ
ータとする。ステップS119では、Noの指示がなさ
れたか否かを検出し、Noの指示がなされた場合にはス
テップS120に進み、指示がなされない場合にはステ
ップS121に進む。ステップS120では、ステップ
S115でテンポラリフォルダに記録した透かしを埋め
込んだ画像データを消去する。ステップS121では、
所定時間が経過したかまたはレリーズボタンが押された
かを検出する。所定時間が経過またはレリーズボタンが
押されたことを検出した場合にはステップS122に進
み、検出しない場合にはステップS116に戻る。ステ
ップS122では、ステップS116での問い合わせ表
示を消去する。そして、本フローを終了する。
れば、透かしを埋め込んだ画像データと埋め込まない画
像データとの両方の画像データをメモリに記録すること
ができるので、画質を劣化させない画像データを残せる
とともに著作権保護、改ざん防止の効果を得る画像デー
タも残せる。なお、透かしを埋め込んだ画像は両者の画
像を比べることにより改ざんの有無を証明できる程度の
画像であれば原画像より低解像の画像であってもよい。
込まないか設定されていない場合には、電子透かしを埋
め込んだ画像データ、透かしを埋め込まない画像データ
との両者をメモリに記録するようにした。これにより、
とっさの撮影のときに電子透かしを埋め込む設定をする
ことなく、透かしデータを埋め込んだ画像データを得る
ことができる。
ラに搭載された透かし埋め込み回路、透かし埋め込みプ
ログラムでは、電子透かしデータを埋め込むことができ
ないデータ形式で記録する設定になっていても、透かし
データを埋め込んだ画像データを得ることができる。な
お、実施の形態1では、ローデータ記録について説明し
たが、ローデータ記録意外でも電子カメラで透かしを埋
め込むことができない形式のデータについても同様の効
果を得ることができる。
設定されていない場合には、透かしを埋め込んだ画像と
埋め込まない画像とを保存することにしたことにより、
とっさのシャッターチャンスのときに撮影した画像に対
しても改ざんしていないことを証明できる。著作権保護
であれば、後で透かしを埋め込むことで効果を出すこと
ができるので、このような場合には、改ざん防止を主要
目的とするため耐性の低い透かしを埋め込むように制御
する。
と電子透かしを埋め込まない画像データとを異なるフォ
ルダに記録することにより、電子透かしを埋め込んだ画
像データのみを容易に区別することができるので、例え
ば、著作権保護されていない画像データを誤って外部に
出力してしまうことを防げる。複数のカードスロットを
備えた電子カメラでは、異なるフォルダに分けて保存す
るのではなく、異なるカードメモリに保存するようにし
てもよい。 (実施の形態2)実施の形態1では、メニュー画面でな
された設定に従って画像データの記録を実行した場合に
発生する矛盾、問題点を図3に示した記録制御を実行す
ることで解決した。実施の形態2では、設定時に制限を
設けることで問題を解決する。
御について図4を用いて説明する。なお、実施の形態2
の電子カメラの外観、機能ブロックは実施の形態1と同
様であるので説明は省略する。図4は、実施の形態2の
電子カメラのCPU201で実行される設定制御を示す
フローチャート図である。本フローはメニューボタン1
03が操作されることによりスタートする。
めの選択操作がなされたか否かを検出する。検出した場
合にはステップS202に進み、検出しない場合にはス
テップS208に進む。ステップS202では、ローデ
ータ記録が選択されたか否かを検出する。検出した場合
にはステップS203に進み、検出しない場合にはステ
ップS204に進む。ステップS203では、透かしを
埋め込むように設定されているか否かをを検出する。検
出した場合にはステップS206に進み、検出しない場
合にはステップS204に進む。ステップS204で
は、透かしを埋め込むように選択されたか否かを検出す
る。検出した場合にはステップS205に進み、検出し
ない場合にはステップS207に進む。ステップS20
5では、ローデータ記録に設定されているか否かを検出
する。検出した場合にはステップS206に進み、検出
しない場合にはステップS207に進む。ステップS2
06では、ステップS201でされた選択操作がローデ
ータ記録と透かしの埋め込みとを同時に設定するもので
あるので、同時に設定できない旨の警告表示を表示部1
01に行い、ステップS201に戻る。
201でされた選択操作がローデータ記録と透かしの埋
め込みとを同時に設定するものではないので、選択操作
に従った設定に変更する。ステップS208では、メニ
ューボタン103が操作されたか検出する。検出された
場合には本フローを終了し、検出されない場合にはステ
ップS201に戻る。
電子透かしを埋め込むことができないデータ形式である
ローデータ記録の設定と、電子透かしを埋め込む設定と
を同時に行うことがないため、記録設定の矛盾、問題が
発生することがない。
る。
のブロック図である。
示すフローチャート図である。
ローチャート図である。
Claims (29)
- 【請求項1】 被写体像を撮像する撮像手段と、 撮像した被写体像の電子画像データに電子透かしを埋め
込む透かし埋め込み手段と、 電子画像データをメモリに記録する記録手段と、 同一被写体像に対して、電子透かしを埋め込んだ画像デ
ータと電子透かしを埋め込まない画像データとをメモリ
に記録するよう制御する制御手段とを有することを特徴
とする電子カメラ。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記電子透かしを埋め
込んだ画像データと前記電子透かしを埋め込まない画像
データとをメモリ内の異なるフォルダに記録することを
特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記電子透かしを埋め
込んだ画像データと前記電子透かしを埋め込まない画像
データとを関連づけして記録することを特徴とする請求
項1に記載の電子カメラ。 - 【請求項4】 前記制御手段は、メモリ内の同一のフォ
ルダに記録することで関連づけることを特徴とする請求
項3に記載の電子カメラ。 - 【請求項5】 前記制御手段は、前記電子透かしを埋め
込んだ画像データのファイル名と前記電子透かしを埋め
込まない画像データのファイル名とを関連づけることを
特徴とする請求項3に記載の電子カメラ。 - 【請求項6】 前記制御手段は、前記電子透かしを埋め
込んだ画像データと前記電子透かしを埋め込まない画像
データとを関連づけて記録することを特徴とする請求項
1に記載の電子カメラ。 - 【請求項7】 前記制御手段は、前記電子透かしを埋め
込んだ画像データと前記電子透かしを埋め込まない画像
データとを同一の解像度で記録することを特徴とする請
求項1に記載の電子カメラ。 - 【請求項8】 前記制御手段は、前記電子透かしを埋め
込んだ画像データと前記電子透かしを埋め込まない画像
データとを同一の圧縮率で記録することを特徴とする請
求項1に記載の電子カメラ。 - 【請求項9】 前記制御手段は、前記電子透かしを埋め
込んだ画像データと前記電子透かしを埋め込まない画像
データとを異なるデータ量で記録することを特徴とする
請求項1に記載の電子カメラ。 - 【請求項10】 前記制御手段は、前記電子透かしを埋
め込んだ画像データと前記電子透かしを埋め込まない画
像データとを異なる解像度で記録することを特徴とする
請求項9に記載の電子カメラ。 - 【請求項11】 前記制御手段は、前記電子透かしを埋
め込んだ画像データと前記電子透かしを埋め込まない画
像データとを異なる圧縮率で記録することを特徴とする
請求項9に記載の電子カメラ。 - 【請求項12】 前記制御手段は、前記電子透かしを埋
め込まない画像データより前記電子透かしを埋め込んだ
画像データのデータ量を小さくすることを特徴とする請
求項9に記載の電子カメラ。 - 【請求項13】 メモリに記録する画像データの解像度
または圧縮率を設定する設定手段を有し、 前記設定手段は、電子透かしを埋め込む画像データに対
する設定と電子透かしを埋め込まない画像データに対す
る設定とを独立に行うことができることを特徴とする請
求項1に記載の電子カメラ。 - 【請求項14】 電子透かし埋め込む画像データと電子
透かしを埋め込まない画像データの両者を記録するか、
電子透かしを埋め込んだ画像データのみを記録するかを
選択する選択手段を有することを特徴とする請求項1に
記載の電子カメラ。 - 【請求項15】 被写体像を撮像する撮像手段と、 撮像した被写体像の電子画像データに電子透かしを埋め
込むか埋め込まないかを設定する設定手段と、 電子画像データに電子透かしを埋め込む透かし埋め込み
手段と、 電子画像データをメモリ記録する記録手段と、 前記設定手段により電子透かしを埋め込むか埋め込まな
いか設定されていないとき、前記透かし埋め込み手段に
より電子透かしを埋め込んだ画像データをメモリに記録
するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする
電子カメラ。 - 【請求項16】 前記制御手段は、低い耐性の透かしを
埋め込むよう制御することを特徴とする請求項15に記
載の電子カメラ。 - 【請求項17】 前記制御手段は、前記設定手段により
電子透かしを埋め込むか埋め込まないか設定されていな
いとき、同一被写体像に対して、電子透かしを埋め込ん
だ画像データと共に電子透かしを埋め込まない画像デー
タをメモリに記録するよう制御することを特徴とする請
求項15に記載の電子カメラ。 - 【請求項18】 前記制御手段は、電子透かしを埋め込
んだ画像データのデータ量より電子透かしを埋め込んだ
画像データのデータ量を小さくすることを特徴とする請
求項17に記載の電子カメラ。 - 【請求項19】 前記制御手段は、記録後に電子透かし
を埋め込んだ画像データを保持するか否かを問い合わせ
るよう制御することを特徴とする請求項18に記載の電
子カメラ。 - 【請求項20】 被写体像を撮像する撮像手段と、 複数のデータ形式で被写体像の画像データをメモリに記
録可能な記録手段と、 メモリに記録するデータ形式を設定する設定手段と、 画像データに電子透かしを埋め込む埋め込み手段と、 前記埋め込み手段で電子透かしを埋め込めないデータ形
式で画像データで記録するよう設定されている場合に
は、電子透かしを埋め込めるデータ形式の画像データを
生成し、生成した画像データに電子透かしを埋め込んで
記録するよう制御する制御手段とを有することを特徴と
する電子カメラ。 - 【請求項21】 前記制御手段は、同一被写体像に対し
て、電子透かしを埋め込めないデータ形式の画像データ
と電子透かし埋め込んだ画像データの両者を記録するよ
う制御することを特徴とする請求項20に記載の電子カ
メラ。 - 【請求項22】 前記制御手段は、前記設定手段により
透かしを埋め込めないデータ形式が設定されると警告す
ることを特徴とする請求項20に記載の電子カメラ。 - 【請求項23】 前記電子透かしを埋め込めないデータ
形式は、撮像手段からの出力にほぼ処理を加えないロー
データであることを特徴とする請求項20に記載の電子
カメラ。 - 【請求項24】 前記制御手段は、前記電子透かしを埋
め込めないデータ形式で得られる画質と最も近い画質が
得られる設定で画像データを記録するよう制御すること
を特徴とする請求項20に記載の電子カメラ。 - 【請求項25】 電子画像データへの電子透かしの埋め
込みをするか否かの設定と電子画像データのデータ形式
の記録設定とを行える設定手段と、 電子透かしの埋め込み設定と電子透かしを埋め込めない
データ形式の記録設定とを同時に行えないことを警告す
るよう制御する制御手段とを有することを特徴とする電
子カメラ。 - 【請求項26】 前記制御手段は、前記設定手段によ
り、電子透かしの埋め込み設定と電子透かしを埋め込め
ないデータ形式の記録設定とを同時に行ったときに警告
するように制御することを特徴とする請求項25に記載
の電子カメラ。 - 【請求項27】 電子画像データへの電子透かしの埋め
込みをするか否かの設定と電子画像データのデータ形式
の記録設定とを行える設定手段と、 電子透かしの埋め込み設定と電子透かしを埋め込めない
データ形式での記録設定とを同時に設定することを禁止
するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする
電子カメラ。 - 【請求項28】 電子画像データに電子透かしを埋め込
む透かし埋め込み手段と、 電子画像データをメモリに記録する記録手段と、 電子透かしを埋め込んだ画像データと電子透かしを埋め
込まない画像データとを分別して記録するよう制御する
制御手段とを有することを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項29】 前記制御手段は、電子透かしを埋め込
んだ画像データと電子透かしを埋め込まない画像データ
とをそれぞれメモリ内の異なるフォルダに記録するよう
制御することを特徴とする請求項28に記載の電子カメ
ラ。
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