JP2001084910A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル

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JP2001084910A
JP2001084910A JP25657299A JP25657299A JP2001084910A JP 2001084910 A JP2001084910 A JP 2001084910A JP 25657299 A JP25657299 A JP 25657299A JP 25657299 A JP25657299 A JP 25657299A JP 2001084910 A JP2001084910 A JP 2001084910A
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JP
Japan
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electrode
plasma display
display panel
panel
electrode groups
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Pending
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JP25657299A
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English (en)
Inventor
Masayuki Shibata
将之 柴田
Yuichi Ikeda
裕一 池田
Eiji Fukumoto
英士 福本
Keizo Suzuki
敬三 鈴木
Masaharu Ishigaki
正治 石垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマディスプレイパネルを改良し、大型
化に適したものにする。 【解決手段】 互いに平行に配列されており維持放電を
行うX電極22及びY電極23を有する前面ガラス基板
21と、X電極及びY電極に垂直に配列されておりデー
タ書き込みのための放電を行うアドレス電極29を有す
る背面ガラス基板28とを備えるプラズマディスプレイ
パネルにおいて、複数の単位プラズマディスプレイパネ
ルを組み合わせて一つのより大きな表示画面を構成した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型表示装置、具
体的には複数のプラズマディスプレイパネルを組み合わ
せて得られる大型プラズマディスプレイパネル及び該大
型パネルを構成する単体パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】空港、駅、デパート等で、不特定多数の
人々に情報を提供するために使用される情報表示装置の
うち、100インチクラス以上の大型表示装置として
は、通常、複数のCRT(ブラウン管)を組み合わせる
ことが多い。大型のCRTは重く、また、その奥行き寸
法は画面サイズに比例して大きくなるので大型表示装置
を構成する個々のCRTは比較的小型のものを使用して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】隣接するCRT間の境
目は画像の表示されない非表示領域となるが、上記の従
来の表示装置では、小型のCRTを多数組み合わせるの
で、非表示領域の数が多くなってその面積が増加し画質
が低下するという問題がある。非表示領域の数を減らす
ために大型のCRTを使用すると表示装置の奥行きが増
大し、装置の設置に要する面積が増加するという別の問
題が発生する。
【0004】プラズマディスプレイはCRTに比べ奥行
き寸法が小さく、且つ軽量であるのでCRTに代えてプ
ラズマディスプレイを使用すれば上記の問題は発生しな
いが、現状の製造技術では画面サイズを大きくすると歩
留まりが低下するので実用的には55インチ程度のもの
が最大である。
【0005】本発明は、プラズマディスプレイを改良
し、大型化に適したものにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の手段
により解決される。即ち、互いに平行に配列され維持放
電を行う第1及び第2の電極群を有する第1の基板と、
前記第1及び第2の電極群に垂直に配列されデータ書き
込みのための放電を行う第3の電極群を有する第2の基
板とを備え、前記第1、第2及び第3の電極群の各交点
に表示セルが規定されるように前記第1及び第2の基板
が隔壁を介して対向するプラズマディスプレイパネルに
おいて、複数の単位プラズマディスプレイパネルを組み
合わせることにより一つのより大きな表示画面を構成し
たことを特徴とする。
【0007】こうすることにより、設置面積及び重量の
小さい100インチ以上の大画面表示装置を提供するこ
とができる。
【0008】各単位プラズマディスプレイパネルの第1
及び第2の電極群の各電極の駆動回路手段を単位パネル
の片側にまとめて配置し、且つ第1及び第2の電極群の
各電極を、2本の互いに平行に伸びる電極板から構成
し、これらの電極板を一方の端部で相互に連結し、かつ
片側のみを駆動ICに接続することによりコの字の形に
した電極とすることができる。
【0009】こうすることにより、隣接する単位パネル
間の非表示領域が小さくなり画質が向上するとともに、
横方向各セルの電流経路の長さが同じになることから横
方向各セルの印加電圧が等しくなるので輝度勾配の発生
を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図6は、本発明が適用される、一
般的な3電極方式のACプラズマディスプレイパネルの
分解斜視図である。前面ガラス基板21の下面には、透
明ではあるが抵抗の大きいX電極22及びY電極23が
形成されている。また、各電極には、不透明であるが抵
抗の小さいXバス電極24及びYバス電極25が積層さ
れ、更にその下面には誘電体26及びMgO膜27が形
成されている。
【0011】一方、背面ガラス基板28の上面には前面
ガラス基板21のX電極22及びY電極23に垂直に伸
びるアドレス電極29が形成されている。このアドレス
電極29は誘電体30で被覆され、その上に隔壁31が
アドレス電極29に平行に形成されている。
【0012】図7は、図6のパネルを図中の矢印A方向
に見たときの部分断面図である。この図から分かるよう
にアドレス電極29は隣接する二つの隔壁31の中間に
位置しており、前面ガラス基板21と背面ガラス基板2
8との間の空間33にはNe、Xe等の放電ガスが充填
されている。
【0013】図8は、図6のパネルを図中の矢印B方向
に見たときの部分断面図である。セルの境界は、図中の
点線で示す位置にあり、各セルはX電極22及びY電極
23を有する。
【0014】このようなACプラズマディスプレイパネ
ルでは、アドレス放電により、X電極22近傍の誘電体
及びY電極23近傍の誘電体上に正負の壁電荷を集め、
放電を行うための電界を形成する。
【0015】図9は、上記のようなプラズマディスプレ
イパネルにおける、X電極、Y電極、アドレス電極、及
び電極駆動回路の通常の配線及び配置構成を示す図であ
る。図9において、X電極駆動回路34、Y電極駆動回
路35、及びアドレス電極駆動回路36は、それぞれX
電極22、Y電極23及びアドレス電極29に印加され
る駆動パルスを発生する回路であり、個々のX電極、Y
電極及びアドレス電極はそれぞれの接続線により駆動回
路に個別に接続される。
【0016】Y電極駆動回路35は、拡大図に示すよう
に駆動IC70及びその電源から構成され、パネルには
FPC(Flexible Printed Circuit)71を介して接続
される。X電極駆動回路34及びアドレス電極駆動回路
36も同様である。
【0017】FPC71は、端部に引き出し部73を有
し、その長さは作業性を考慮して通常20〜30mmで
あり、ガラス基板の封止のためのフリットガラス72か
ら構成される。
【0018】図1に本発明の大型プラズマディスプレイ
パネルの一実施形態の構造を示す。この実施形態では、
4枚のパネルを組み合わせて1つの大型パネルを構成し
ている。
【0019】図9で説明したように、通常は、パネルの
上下左右のすべての側に電極駆動回路を配置し、それぞ
れFPCを介してパネルの電極に接続しており、従って
パネルの上下左右のすべての側に引き出し部が設けられ
る。このような通常の構成のパネルを組み合わせると、
隣接するパネルの間に画像の表示されない非表示部分が
できる。
【0020】本実施形態では、各パネルのX電極及びY
電極の駆動回路をパネルの片側(左又は右)にまとめて
配置し、更にアドレス電極駆動回路もパネルの片側(上
又は下)にまとめて配置する。こうすることにより、非
表示部分が小さくなるとともに、この部分にパネル連結
のための部材を配置することができる。
【0021】図1の構成により設置面積が小さく軽量の
大型ディスプレイが実現されるが、一方では、X電極及
びY電極をパネルの片側にまとめて配置したため、セル
と電極駆動回路との間の電流経路長が特に横方向セル毎
に異なり従って印加電圧が横方向セル毎に異なることか
ら輝度勾配が発生するという問題がある。これを図4及
び5により説明する。
【0022】図4は、X電極駆動回路をパネルの一方の
側に配置し、Y電極駆動回路をパネルの他方の側に配置
した40インチクラスの通常構成のプラズマディスプレ
イパネルにおける、各セルの印加電圧の差(Vx1−V
y1、Vx2−Vy2、…、Vx10−Vy10)を説
明する図であり、図5は、X電極駆動回路及びY電極駆
動回路をパネルの片側にまとめて配置した、上記実施形
態の構成のプラズマディスプレイにおける、各セルの印
加電圧の差(Vx1−Vy1、Vx2−Vy2、…、V
x10−Vy10)を説明する図である。
【0023】X電極とY電極との間の駆動電圧が175
Vであり、その間の配線抵抗が約100Ωであって、全
セルを放電発光させた場合、図4では、配線抵抗によっ
て電圧降下によりセルにかかる電圧は15V程度低下す
るが、パネル内部での電圧差は3〜4V/(175V−
15V)≒2%であり、これによる輝度差は僅かであり
ほとんど目立たない。
【0024】これに対し、図5では、駆動回路に近い電
極の根元部分では電圧降下はほとんどないが、反対側の
部分では18V近い電圧降下がある。従ってパネル内部
で、約18V/175V≒10%の電圧差が生じること
になり、大きな輝度勾配が発生する。
【0025】図2は、上記の輝度勾配の防止対策を講じ
た本発明の他の実施形態の構造を示す。この実施形態で
は、X電極22及びY電極23の引き出し部を片側にま
とめて配置するとともに、X電極及びY電極のそれぞれ
を、引き出し部の反対側で折り返しコの字型の形状とし
ている。これにより、駆動回路から見た放電時の各セル
のインピーダンスは、セルのパネルの横方向位置によら
ずほとんど同じになる。これを図3を用いて具体的に説
明する。
【0026】図3は、アドレス電極29に駆動パルスが
印加され、アドレス電極29とY電極23との間の二つ
の交点51に壁電荷が形成された後、維持放電期間でX
電極22(a)、22(b)とY電極23との間に電圧
が印加され、放電領域52内で維持放電が起こり発光し
ている状態を示している。
【0027】この状態では、駆動回路からX電極22
(a)、22(b)にそれぞれ流れ込む電流は、放電領
域52を通りY電極に渡り駆動回路に戻る。それぞれの
電流経路の長さ74は互いに等しい。また、この長さ7
4は、選択されるセルの位置、即ち放電領域のパネル上
の横方向位置に拘らずほぼ一定である。従って、各セル
に印加される電圧はほぼ一定となり、輝度勾配の発生が
防止される。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、プラズマディスプレイ
パネルを改良し、大型化に適したものにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラズマディスプレイパネルの一実施
形態の構造を示す図である。
【図2】本発明のプラズマディスプレイパネルの他の実
施形態の構造を示す図である。
【図3】維持放電時の電流経路長を説明する図である。
【図4】パネル内の各セルに印加される電圧の差を示す
図である。
【図5】パネル内の各セルに印加される電圧の差を示す
図である。
【図6】本発明が適用される、3電極方式プラズマディ
スプレイパネルの構造を示す斜視図である。
【図7】図6のプラズマディスプレイパネルの部分断面
図である。
【図8】図6のプラズマディスプレイパネルの部分断面
図である。
【図9】プラズマディスプレイパネルの電極及び駆動回
路の通常の配置構成を示す図である。
【符号の説明】
21:前面ガラス基板 22:X電極 23:Y電極 24:Xバス電極 25:Yバス電極 26:誘電体 27:MgO膜 28:背面ガラス基板 29:アドレス電極 30:誘電体 31:隔壁 32:蛍光体 34:X電極駆動回路 35:Y電極駆動回路 36:アドレス電極駆動回路 51:アドレス放電領域 52:維持放電発光領域 70:駆動IC 71:FPC 72:フリットガラス 73:電極引き出し部 74:電流経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福本 英士 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 鈴木 敬三 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 石垣 正治 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 Fターム(参考) 5C040 FA01 FA04 FA10 GB03 GB14 GC02 GK05 GK14 LA05 LA11 LA18 MA19 MA22 MA25 5C094 AA04 AA14 AA43 AA48 AA53 BA31 CA19 DA01 DB01 DB02 DB04 DB10 EA04 EA05 EA10 EB02 EC02 EC03 EC04 FA01 FB12 GA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に配列され維持放電を行う第
    1及び第2の電極群を有する第1の基板と、前記第1及
    び第2の電極群に垂直に配列されデータ書き込みのため
    の放電を行う第3の電極群を有する第2の基板とを備
    え、前記第1、第2及び第3の電極群の各交点に表示セ
    ルが規定されるように前記第1及び第2の基板が隔壁を
    介して対向するプラズマディスプレイパネルにおいて、 複数の単位プラズマディスプレイパネルを組み合わせて
    一つのより大きな表示画面を構成したことを特徴とする
    プラズマディスプレイパネル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプラズマディスプレイ
    パネルにおいて、各単位プラズマディスプレイパネルの
    第1及び第2の電極群の各電極の駆動回路手段が該単位
    パネルの片側にまとめて配置され、該第1及び第2の電
    極群の各電極がコの字型に折り返されていることを特徴
    とするプラズマディスプレイパネル。
  3. 【請求項3】 互いに平行に配列され維持放電を行う第
    1及び第2の電極群を有する第1の基板と、前記第1及
    び第2の電極群に垂直に配列されデータ書き込みのため
    の放電を行う第3の電極群を有する第2の基板とを備
    え、前記第1、第2及び第3の電極群の各交点に表示セ
    ルが規定されるように前記第1及び第2の基板が隔壁を
    介して対向するプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記第1及び第2の電極群の各電極の駆動回路手段が該
    パネルの片側にまとめて配置され、前記第1及び第2の
    電極群の各電極がコの字型に折り返されていることを特
    徴とするプラズマディスプレイパネル。
JP25657299A 1999-09-10 1999-09-10 プラズマディスプレイパネル Pending JP2001084910A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006079084A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Lg Electronics Inc プラズマディスプレイ装置

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