JP2001084689A - 光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法 - Google Patents

光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法

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JP2001084689A
JP2001084689A JP25621399A JP25621399A JP2001084689A JP 2001084689 A JP2001084689 A JP 2001084689A JP 25621399 A JP25621399 A JP 25621399A JP 25621399 A JP25621399 A JP 25621399A JP 2001084689 A JP2001084689 A JP 2001084689A
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Tatsuo Shimizu
立郎 清水
Hiroshi Nakane
博 中根
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最高速度で再生不能なディスクが可能な限りの
パフォーマンスで再生される光ディスク再生装置を提供
すること。 【解決手段】光ディスクの再生に最低限必要とされる最
低転送レートを満たす所定の再生速度で光ディスクを再
生する再生手段(2、4、5、6、7、8、9)と、こ
の再生手段の再生により光ディスクからデータが読み取
れないとき、最低転送レートを下回らない範囲で再生速
度を下げ光ディスクからデータを読み取り、光ディスク
の欠陥が反映された信号に基づき再生速度を上げて光デ
ィスクからデータを読み取る再生制御手段(8)とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高倍速再生が可
能な光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクドライブのセールスポイント
の一つとして、再生速度の高倍速化が上げられる。CD
(Compact Disk)−ROMドライブは言うに及ばず、D
VD(Digital Video Disk)ドライブも高倍速再生を売
りにしているのが現状である。高倍速再生は転送レート
の向上により、必要なデータを前もってバッファメモリ
上に貯えておくことができるため、ポータブルCDプレ
イヤのように音飛ひ防止機能にも有効に利用されてい
る。
【0003】高倍速再生は回転数の向上が図られるた
め、ディスクについた傷及び汚れなどのディフェクトを
通過する相対速度が向上し、ディフェクト通過時間が短
縮される。よって、サーボが追従できる範囲内において
は高倍速であるほどディフェクト性能の向上が期待でき
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な利点がある反面、次のような不利な点がある。光ディ
スクドライブの普及とともに雑誌の付録として、光ディ
スクが簡易包装されて付属するケースが多くなった。ま
た、大量生産のため、光ディスクの成型時間短縮を図ろ
うとする動きもある。このような背景で現在市場に出回
っているディスクのなかには簡易包装のために屈曲して
しまったディスク、成型不良のため外周でフォーカス方
向の暴れが大きいディスクなどがあり、このようなディ
スクでは高倍速再生そのものが不利に働いてしまう。
【0005】CD−ROMドライブ等では、最高速度で
光ディスクからデータが読み取れない場合、速度を落と
して読みぬけるという手法が取られている。しかし、P
C(パーソナルコンピュータ)上で動画再生を行う場
合、一定時間内に所定のデータをPCへ転送する必要が
あり、最低限満足しなければならない転送レートが存在
する。この最低転送レートを下回った場合、動画再生が
途中で停止してしまうことになる。即ち、いくら転送レ
ートが落ちても読めれば良いというものではない。
【0006】この発明の目的は、上記したような事情に
鑑み成されたものであって、下記の光ディスク再生装置
及び光ディスク再生方法を提供することにある。
【0007】(1)最高速度で再生不能なディスクが可
能な限りのパフォーマンスで再生される光ディスク再生
装置。
【0008】(2)最高速度で再生不能なディスクが可
能な限りのパフォーマンスで再生される光ディスク再生
方法。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、この発明の光ディスク再生装置及び光
ディスク再生方法は、以下のように構成されている。
【0010】この発明の光ディスク再生装置は、光ディ
スクに対して再生用の光ビームを照射し、光ディスクか
らの反射光を検出して光ディスクを再生するとき、光デ
ィスクに記録されたデータの再生に最低限必要とされる
最低転送レートを満たす所定の再生速度で光ディスクを
再生する再生手段と、前記再生手段の再生により光ディ
スクからデータが読み取れないとき、前記最低転送レー
トを下回らない範囲で前記所定の再生速度を次第に下げ
て、光ディスクからデータが読み取れた時点の再生速度
を固定し、この固定された再生速度で光ディスクからデ
ータを読み取る第1の再生制御手段と、光ディスクから
の反射光の状態、この反射光から生成されるフォーカス
エラー信号、この反射光から生成されるトラッキングエ
ラー信号、及び光ディスクに対して照射される光ビーム
のフォーカス制御のためのフォーカス駆動信号、光ディ
スクに対して照射される光ビームのトラッキング制御の
ためのトラッキング駆動信号のうちの少なくとも一つの
要素に基づき、前記第1の再生制御手段により固定され
た再生速度をどの程度の再生速度まで高速化しても、光
ディスクからデータが読み取れるかを判別する判別手段
と、前記判別手段の判別結果に基づき、前記第1の再生
制御手段により固定された再生速度より高速な再生速度
で光ディスクからデータを読み取る第2の再生制御手段
とを備えている。
【0011】この発明の光ディスク再生方法は、光ディ
スクに対して再生用の光ビームを照射し、光ディスクか
らの反射光を検出して光ディスクを再生するとき、光デ
ィスクに記録されたデータの再生に最低限必要とされる
最低転送レートを満たす所定の再生速度で光ディスクを
再生する第1のステップと、前記第1のステップの再生
により光ディスクからデータが読み取れないとき、前記
最低転送レートを下回らない範囲で前記所定の再生速度
を次第に下げて、光ディスクからデータが読み取れた時
点の再生速度を固定し、この固定された再生速度で光デ
ィスクからデータを読み取る第2のステップと、光ディ
スクからの反射光の状態、この反射光から生成されるフ
ォーカスエラー信号、この反射光から生成されるトラッ
キングエラー信号、及び光ディスクに対して照射される
光ビームのフォーカス制御のためのフォーカス駆動信
号、光ディスクに対して照射される光ビームのトラッキ
ング制御のためのトラッキング駆動信号のうちの少なく
とも一つの要素に基づき、前記第2のステップにより固
定された再生速度をどの程度の再生速度まで高速化して
も、光ディスクからデータが読み取れるかを判別する第
3のステップと、前記第3のステップの判別結果に基づ
き、前記第2のステップにより固定された再生速度より
高速な再生速度で光ディスクからデータを読み取る第4
のステップとを備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0013】図1は、この発明に係る光ディスク再生装
置の概略構成を示すブロック図である。図1に示す光デ
ィスク再生装置は、光ディスク1に記録されたデータを
再生するものである。
【0014】図1に示すように、光ディスク再生装置に
は、スピンドルモータ2、回転検出器3、光ピックアッ
プ4、アクチュエータ5、サーボ制御部6、システムコ
ントローラ7、再生速度制御部8、再生処理部9、エラ
ー検出部10、バッファ制御部11、及びインターフェ
ース(I/F)12などが設けられている。
【0015】スピンドルモータ2は、サーボ制御部6か
ら送られるモータ駆動信号に基づき、光ディスク1を回
転駆動させる。回転検出器3は、スピンドルモータ2の
回転駆動を検出して、回転検出信号としてシステムコン
トローラ7に送信する。
【0016】光ピックアップ4は、再生用の光ビームを
光ディスクに対して照射するとともに、光ディスクから
の反射光を検出して、RF(Reference)信号として再
生処理部9に送信する。アクチュエータ5は、サーボ制
御部6から送信されるフォーカス駆動信号及びトラキン
グ駆動信号に基づき、光ピックアップ4をフォーカス駆
動及びトラッキング駆動させる。
【0017】再生処理部9は、光ピックアップ4から送
信されたRF信号に反映された光ディスクのデータを再
生し、そのデータをエラー検出部10に送信する。ま
た、再生処理部9は、光ピックアップ4から送信された
RF信号から、フォーカスエラー信号及びトラッキング
エラー信号などを生成し、これらフォーカスエラー信号
及びトラッキングエラー信号をサーボ制御部6に送信す
る。さらに、再生処理部は、RF信号、フォーカスエラ
ー信号、及びトラッキングエラー信号をシステムコント
ローラに送信する。
【0018】エラー検出部10は、再生処理部9から送
信された光ディスクのデータに含まれるエラーを検出す
るとともに、可能な範囲でこの検出されたエラーを訂正
する。光ディスクに記録されたデータには、エラー訂正
コードが付与されており、このエラー訂正コードにより
エラーが訂正される。但し、エラー訂正コードのエラー
訂正能力には限界があり、光ディスクのデータにエラー
訂正能力の限界を超えるエラーが含まれている場合に
は、エラーを訂正することはできない。エラー検出部1
0は、光ディスクのデータのエラーを訂正することがで
きな場合に、システムコントローラ7に対して読み取り
エラーを通知する。
【0019】バッファ制御部10は、エラー検出部10
でエラー訂正された光ディスクのデータをバッファリン
グし、バッファリングされた光ディスクのデータは、イ
ンターフェース12を介して外部へ出力される。
【0020】システムコントローラ7は、光ディスク装
置全体を制御するものである。また、再生速度制御部8
は、RF信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエ
ラー信号、フォーカス駆動信号、及びトラッキング駆動
信号、並びにエラー検出部10からの読取エラーの通知
に基づき、光ディスクの再生速度(ディスクの回転数)
を制御するための再生速度制御信号をサーボ制御部6に
送信する。この再生速度制御部8の再生速度制御によ
り、後に説明する、再生速度を落とす方法1、再生速度
を落とす方法2、再生速度を上げる方法1、及び再生速
度を上げる方法2が実現される。
【0021】サーボ制御部6は、再生速度制御信号に基
づきモータ駆動信号を生成し、このモータ駆動信号によ
りスピンドルモータの駆動を制御する。また、サーボ制
御部6は、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラ
ー信号に基づき、フォーカス駆動信号及びトラッキング
駆動信号を生成し、このフォーカス駆動信号及びトラッ
キング駆動信号によりアクチュエータの駆動を制御す
る。これにより、常時良好なフォーカス状態及びトラッ
キング状態が得られる。
【0022】次に、この発明のポイントについて説明す
る。
【0023】先の課題で述べたような屈曲ディスク及び
成型不良ディスクは高速レートでの読みぬけが非常に厳
しいため、どうしても再生速度を落とさざるを得ない。
しかし、傷等は再生速度を上げれば読みぬける場合があ
るため、この発明では、速度を落とすだけではなく速度
を上げるという手法をとる。
【0024】以下、再生速度を落とす方法1、再生速度
を落とす方法2、再生速度を上げる方法1、及び再生速
度を上げる方法2について順に説明する。この発明で
は、再生速度を落とす方法1又は再生速度を落とす方法
2に続けて、再生速度を上げる方法1又は再生速度を上
げる方法2が適用される。つまり、4パターンの再生速
度制御が考えられる。
【0025】まず、再生速度を落とす方法1について説
明する。再生速度を落とす方法1では、最低転送レート
を下回らない時間内に(a1)〜(a4)処理を行う。
再生転送レートとは、光ディスクに記録されたデータを
ストレスなく再生できる転送レートである。例えば、動
画再生時には、動画が連続してスムーズに再生できる転
送レートである。
【0026】(a1)…最高速度(N倍速再生)で光デ
ィスクを再生しているとき、光ディスクからデータが読
み取れない場合に、再生速度を徐々に下げる。光ディス
クからデータが読み取れない旨の判断は、エラー検出部
10で行なわれる。つまり、エラー検出部10から読取
エラーの通知が下されたとがき、光ディスクからデータ
が読み取れないときである。
【0027】(a2)…再生速度を徐々に下げる間、光
ディスクからデータが読み取れるか否かが判断される。
この判断も、エラー検出部10で下される。
【0028】(a3)…再生速度を徐々に下げる間、光
ディスクからデータが読み取れた時点の再生速度を固定
し、この固定された再生速度で光ディスクからデータを
読み取る。
【0029】(a4)…最低速度でも光ディスクからデ
ータが読み取れない、あるいは最低転送レートを下回り
そうになった場合、データが読み取れないことをレポー
トする。
【0030】上記説明した再生速度を落とす方法1で
は、上記したような条件の下、再生速度を次第に下げ
る。再生速度を、次第に下げずに、限界の最低速度(最
低転送レートを満たす限界の再生速度)まで一気に下げ
ようとすると、速度が安定するまでに比較的長い時間が
必要となり、この間、光ディスクからデータを読み取る
ことができなくなる。この発明の再生速度を落とす方法
1では、再生速度を次第に下げることにより、速度安定
までの時間を短くすることができ、結果的に、転送レー
トの低下が食い止められる。
【0031】続いて、再生速度を落とす方法2について
説明する。
【0032】(b1)…最高速度(N倍速再生)で光デ
ィスクを再生しているとき、光ディスクからデータが読
み取れない。
【0033】(b2)…光ディスクからデータが読み取
れない理由を、RF信号の状態(傷、汚れによるもの
か)、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信
号、フォーカス駆動信号、及びトラッキング駆動信号か
ら判別する。
【0034】(b3)…(b2)で得た情報からデータ
が読み取れると予想される再生速度へ一気に落とす。
【0035】(b4)…(b3)で落とされた再生速度
でデータが読み取れない場合、さらに(b2)、(b
3)を繰り返す。
【0036】(b5)…最低速度でも読めない、あるい
は最低転送レートを下回りそうになった場合、データが
読み取れないことをレポートする。
【0037】続いて、再生速度を上げる方法1について
説明する。
【0038】(c1)…再生速度を落とす方法1又は再
生速度を落とす方法2により再生速度が落とされた後、
一定時間あるいは一定量データリードが終了した。
【0039】(c2)…再生速度を徐々に上げていく。
【0040】(c3)…データが読み取れなくなる直前
の再生速度へ到達した場合、この再生速度を固定する。
【0041】続いて、再生速度を上げる方法2について
説明する。
【0042】(d1)RF信号の状態(傷、汚れによる
ものか)、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー
信号、フォーカス駆動信号、及びトラッキング駆動信号
から常時、再生速度を上げるか否かを判別する。例え
ば、ディスク1回転毎(100ms毎)に、再生速度を上げ
るか否かを判断する。
【0043】(d2)再生速度上昇可能であるならば、
どの程度の再生速度まで上昇可能かどうかを計算し、そ
の再生速度をセットする。
【0044】上記した再生速度を落とす方法1又は再生
速度を落とす方法2に続けて、再生速度を上げる方法1
又は再生速度を上げる方法2が適用される再生速度制御
を図2に示す。図2に示すように、光ディスクからデー
タ読み取れないと判断されると(ST1)、再生速度が
落とされる(ST2)。その後、所定のタイミングで再
生速度が上げられる(ST3、ST4)。
【0045】次に図3を参照して、この発明の再生速度
制御の一例について説明する。図3は、再生速度を落と
す方法1に続けて再生速度を上げる方法2を適用した再
生速度制御を示すフローチャートである。
【0046】光ディスクに対して再生用の光ビームが照
射され、光ディスクからの反射光が検出され光ディスク
の再生が開始される(ST11)。このとき、光ディス
クに記録されたデータの再生に最低限必要とされる最低
転送レートを満たす所定の再生速度で光ディスクの再生
が開始される。
【0047】光ディスクからデータが読み取れないとき
(ST12、YES)、最低転送レートを下回らない範
囲で所定の再生速度を次第に下げて(ST13)、光デ
ィスクからデータが読み取れたときの再生速度を固定し
(ST14、YES、ST15)、この固定された再生
速度で光ディスクからデータが読み取られる(ST1
6)。
【0048】光ディスクからの反射光の状態(RF信
号)、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信
号、光ディスクに対して照射される光ビームのフォーカ
ス制御のためのフォーカス駆動信号、光ディスクに対し
て照射される光ビームのトラッキング制御のためのトラ
ッキング駆動信号のうちの少なくとも一つの要素に基づ
き、固定された再生速度をどの程度の再生速度まで高速
化しても、光ディスクからデータが読み取れるかを判断
する(ST17)。つまり、どの程度の速度まで再生速
度が高速化できるかが判断される。再生速度が高速化で
きる場合(ST18、YES)、判断結果から算出され
る速度に再生速度が上げられ(ST19)、この高速化
された再生速度で光ディスクからデータが読み取られる
(ST20)。以後、再生が終了するまで(ST21、
YES)、再生速度の上げ下げの制御が行なわれる。
【0049】再生速度の上げ下げの制御は、図1に示す
再生速度制御部8により行なわれる。簡単に説明する
と、再生速度制御部8では、ディスク振れ情報と基準値
とが比較され、ディスクの振れが検出され、このディス
ク振れ検出結果に基づき再生速度アップが制御される。
ディスク振れ情報とは、フォーカスエラー信号、トラッ
キングエラー信号、フォーカス駆動信号、及びトラッキ
ング駆動信号から生成される情報である。例えば、ディ
スクに振れがあると、その影響がフォーカスエラー信号
に現れる。また、このフォーカスエラー信号に基づき、
このディスクの振れを吸収するようなフォーカス駆動信
号が発生する。これらフォーカスエラー信号及びフォー
カス駆動信号を監視することにより、ディスクの振れを
検出することができる。また、再生速度制御部8では、
読み取りエラーの情報と基準値とが比較され、読み取り
エラーが検出され、この読み取りエラーの検出結果に基
づき再生速度ダウンが制御される。
【0050】ここで、上記説明したこの発明の効果につ
いて説明する。
【0051】光ディスク再生装置には、フォーカスエラ
ー信号、トラッキングエラー信号、フォーカス駆動信
号、及びトラッキング駆動信号は必要不可欠であり、R
F信号の状態(傷、汚れによるものか)を判別するための
機能も不可欠である。また、再生速度を柔軟に変更可能
であることも現在の光ディスクには必要不可欠である。
つまり、この発明による再生速度制御は、光ディスク再
生装置内で必ず必要な機能のみを用いて実現可能である
ため、実現コストはゼロといってよい。
【0052】現在、DVDタイトルは映画が主流であ
る。しかし、DVD−ROMドライブでは、市場要求、
あるいは耐ディフェクト性能向上のために再生速度を上
げてデータリードを行っている。そのため先に延べた不
良ディスクに対しては読み取りが困難な場合があり、動
画再生においてギクシャクしたり、停止したりすること
があるが、この発明の再生速度制御を適用することで、
一般ユーザに何の障害もなかったかのように動画再生を
楽しんでもらうとができる。また、この発明は、種々の
ディスクに対して再生装置が再生可能な最大の転送レー
トでリードできるため、不良ディスク再生の場合でも、
可能な限りのパフォーマンスを提供することが可能とな
る。
【0053】上記効果をまとめると、以下のようになる (1)不良ディスク再生に対しても動画再生で停止する
ことはない。
【0054】(2)高速再生のメリットを最大限に生か
すことができる。従来方式では再生速度を落としたら転
送レートが低下してしまうが、この発明ではリード可能
な最大レートでリードすることができる。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、下記の光ディスク再
生装置及び光ディスク再生方法を提供できる。
【0056】(1)最高速度で再生不能なディスクが可
能な限りのパフォーマンスで再生される光ディスク再生
装置。
【0057】(2)最高速度で再生不能なディスクが可
能な限りのパフォーマンスで再生される光ディスク再生
方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光ディスク再生装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】この発明の再生速度制御の概略を示すグラフ図
である。
【図3】この発明の再生速度制御の概略を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…光ディスク 2…スピンドルモータ 3…回転検出器 4…光ピックアップ 5…アクチュエータ 6…サーボ制御部 7…システムコントローラ 8…再生速度制御部 9…再生処理部 10…エラー検出部 11…バッファ制御部 12…インターフェース(I/F)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D066 DA03 DA16 5D090 AA01 BB02 CC04 DD03 EE11 FF41 JJ02 LL07 5D109 KA20 KB05 KB26 KD02 KD46 KD47

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクの再生に最低限必要とされる最
    低転送レートを満たす所定の再生速度で光ディスクを再
    生する再生手段と、 前記再生手段の再生により光ディスクからデータが読み
    取れないとき、前記最低転送レートを下回らない範囲で
    前記所定の再生速度を制御して、光ディスクからデータ
    を読み取る再生制御手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】光ディスクに対して再生用の光ビームを照
    射し、光ディスクからの反射光を検出して光ディスクを
    再生するとき、光ディスクに記録されたデータの再生に
    最低限必要とされる最低転送レートを満たす所定の再生
    速度で光ディスクを再生する再生手段と、 前記再生手段の再生により光ディスクからデータが読み
    取れないとき、前記最低転送レートを下回らない範囲で
    前記所定の再生速度を次第に下げて、光ディスクからデ
    ータが読み取れた時点の再生速度を固定し、この固定さ
    れた再生速度で光ディスクからデータを読み取る第1の
    再生制御手段と、 光ディスクの欠陥が反映された信号に基づき、前記第1
    の再生制御手段により固定された再生速度をどの程度の
    再生速度まで高速化しても、光ディスクからデータが読
    み取れるかを判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づき、前記第1の再生制御
    手段により固定された再生速度より高速な再生速度で光
    ディスクからデータを読み取る第2の再生制御手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】光ディスクに対して再生用の光ビームを照
    射し、光ディスクからの反射光を検出して光ディスクを
    再生するとき、光ディスクに記録されたデータの再生に
    最低限必要とされる最低転送レートを満たす所定の再生
    速度で光ディスクを再生する再生手段と、 前記再生手段の再生により光ディスクからデータが読み
    取れないとき、前記最低転送レートを下回らない範囲で
    前記所定の再生速度を次第に下げて、光ディスクからデ
    ータが読み取れた時点の再生速度を固定し、この固定さ
    れた再生速度で光ディスクからデータを読み取る第1の
    再生制御手段と、 光ディスクからの反射光の状態、この反射光から生成さ
    れるフォーカスエラー信号、この反射光から生成される
    トラッキングエラー信号、光ディスクに対して照射され
    る光ビームのフォーカス制御のためのフォーカス駆動信
    号、及び光ディスクに対して照射される光ビームのトラ
    ッキング制御のためのトラッキング駆動信号のうちの少
    なくとも一つの要素に基づき、前記第1の再生制御手段
    により固定された再生速度をどの程度の再生速度まで高
    速化しても、光ディスクからデータが読み取れるかを判
    別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づき、前記第1の再生制御
    手段により固定された再生速度より高速な再生速度で光
    ディスクからデータを読み取る第2の再生制御手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】光ディスクの再生に最低限必要とされる最
    低転送レートを満たす所定の再生速度で光ディスクを再
    生する第1のステップと、 前記第1のステップの再生により光ディスクからデータ
    が読み取れないとき、前記最低転送レートを下回らない
    範囲で前記所定の再生速度を制御して、光ディスクから
    データを読み取る第2のステップと、 を備えたことを特徴とする光ディスク再生方法。
  5. 【請求項5】光ディスクに対して再生用の光ビームを照
    射し、光ディスクからの反射光を検出して光ディスクを
    再生するとき、光ディスクに記録されたデータの再生に
    最低限必要とされる最低転送レートを満たす所定の再生
    速度で光ディスクを再生する第1のステップと、 前記第1のステップの再生により光ディスクからデータ
    が読み取れないとき、前記最低転送レートを下回らない
    範囲で前記所定の再生速度を次第に下げて、光ディスク
    からデータが読み取れた時点の再生速度を固定し、この
    固定された再生速度で光ディスクからデータを読み取る
    第2のステップと、 光ディスクの欠陥が反映された信号に基づき、前記第2
    のステップにより固定された再生速度をどの程度の再生
    速度まで高速化しても、光ディスクからデータが読み取
    れるかを判別する第3のステップと、 前記第3のステップの判別結果に基づき、前記第2のス
    テップにより固定された再生速度より高速な再生速度で
    光ディスクからデータを読み取る第4のステップと、 を備えたことを特徴とする光ディスク再生方法。
  6. 【請求項6】光ディスクに対して再生用の光ビームを照
    射し、光ディスクからの反射光を検出して光ディスクを
    再生するとき、光ディスクに記録されたデータの再生に
    最低限必要とされる最低転送レートを満たす所定の再生
    速度で光ディスクを再生する第1のステップと、 前記第1のステップの再生により光ディスクからデータ
    が読み取れないとき、前記最低転送レートを下回らない
    範囲で前記所定の再生速度を次第に下げて、光ディスク
    からデータが読み取れた時点の再生速度を固定し、この
    固定された再生速度で光ディスクからデータを読み取る
    第2のステップと、 光ディスクからの反射光の状態、この反射光から生成さ
    れるフォーカスエラー信号、この反射光から生成される
    トラッキングエラー信号、光ディスクに対して照射され
    る光ビームのフォーカス制御のためのフォーカス駆動信
    号、及び光ディスクに対して照射される光ビームのトラ
    ッキング制御のためのトラッキング駆動信号のうちの少
    なくとも一つの要素に基づき、前記第2のステップによ
    り固定された再生速度をどの程度の再生速度まで高速化
    しても、光ディスクからデータが読み取れるかを判別す
    る第3のステップと、 前記第3のステップの判別結果に基づき、前記第2のス
    テップにより固定された再生速度より高速な再生速度で
    光ディスクからデータを読み取る第4のステップと、 を備えたことを特徴とする光ディスク再生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003063147A1 (fr) * 2002-01-23 2003-07-31 Sony Corporation Support d'enregistrement optique en forme de disque et procede de limitation de reproduction pour celui-ci
US7031240B2 (en) 2001-05-31 2006-04-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disc drive device
US7649817B2 (en) 2003-03-14 2010-01-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for recording and/or reproducing data

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