JP2001083502A - 表示装置及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

表示装置及びそれを用いた電子機器

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JP2001083502A
JP2001083502A JP26266199A JP26266199A JP2001083502A JP 2001083502 A JP2001083502 A JP 2001083502A JP 26266199 A JP26266199 A JP 26266199A JP 26266199 A JP26266199 A JP 26266199A JP 2001083502 A JP2001083502 A JP 2001083502A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射型表示において、反射して液晶パネルに
入射される光を白色にすることにより、鮮明なカラー表
示を実現する。 【解決手段】 TN液晶パネル140の上側には、上側
偏光板130を設け、下側には、カラーフィルタ15
0、下側偏光板160、光偏光板170、反射偏光板1
80、バックライト190、光反射板200を順に設け
る。そして、カラーフィル150を構成する赤、緑、青
の色度を、白色点(0.310,0.316)と色R,
G,Bとの距離Rr,Rg,Rbが、1.6<Rr/R
g<3.8、かつ1.6<Rb/Rg<3.8の関係と
なるように設定する。そして、反射光を白色にして、鮮
明なカラー表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置及びそれ
を用いた電子機器に関し、特に外光を反射して表示を行
う反射型の表示装置、及び外光を反射して表示を行う反
射型と光源光を透過して表示を行う透過型との両用可能
な半透過反射型の表示を行う表示装置及びそれを用いた
電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶パネルを用いた表示装置に
は、外光を用いて表示を行う反射型と、液晶パネルの背
面から光を照射する透過型とがある。
【0003】ここで、反射型による表示装置の場合に
は、暗所では外光の光量が減少するため、表示が見え難
くなってしまう。一方、透過型による表示装置の場合に
は、明所、暗所によらずに光源の分だけ電力消費量が大
きくなり、特に電池によって動作される携帯用の表示装
置等には適していない。
【0004】そこで、反射型と透過型との両用可能な半
透過反射型による表示装置がある。この表示装置では、
明所で使用する場合、表示画面から入射する外光を装置
内部に設けられた光反射板で反射しつつ、その光路上に
配置された液晶、偏光板等の光学素子を用いて表示画面
から出射する光量を画素毎に制御し、反射型表示を行っ
ている。
【0005】一方、当該表示装置を暗所で使用する場合
には、液晶パネルの裏面側からバックライト等の内蔵光
源により光源光を照射しつつ、前述した液晶、偏光板等
の光学素子を用いて、表示画面から出射する光量を画素
毎に制御し、透過型表示を行っている。
【0006】また、表示装置では、液晶パネル内に充填
された液晶に、TN(Twisted Nematic)液晶やSTN
(Super-Twisted Nematic)液晶等を使用して、画素に
印加する電圧の有無によって、液晶の偏光軸を回転させ
て透過偏光軸を可変にしている。
【0007】また、本発明者らは、前記偏光板に、所定
方向の直線偏光成分を有する光を反射し、これとほぼ垂
直方向の直線偏光成分を有する光を透過させる反射偏光
板を用いることにより、反射型表示時の明るさを改善し
たものを特願平11−023719号にて出願している
(以下、先行技術という)。
【0008】さらに、カラー表示を行う場合には、液晶
パネルの内面にカラーフィルタを設け、反射した光を該
カラーフィルタを通過させることにより着色してカラー
表示を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した先
行技術による表示装置では、反射型表示を行う場合、入
射した光が光反射板で反射して出射されるとき、液晶パ
ネルと光反射板との間に挟持された部材によって短波長
成分が吸収されて黄色に着色されてしまう。さらに、液
晶パネルと光反射板との間には種々の偏光部材が挟持さ
れているためにこの厚さが厚くなり、この厚みによって
短波長成分を有する光がより吸収されてしまい入射され
た光が黄色味を帯びて着色されてしまう。
【0010】このため、表示装置によってカラー表示を
行う場合には、黄色を帯びた色が表示されて鮮明なカラ
ー表示を行うことができないという問題がある。
【0011】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、反射型表示、半透過反射型のいずれの表示
態様であっても明るく鮮やかなカラー表示を実現するこ
とのできる表示装置及びそれを用いた電子機器を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の表示装置は、基板間に液晶を挟んでなる液晶
パネルと、前記液晶パネルの一方の側に設けられており
入射光をその偏光成分に応じて分離する第1の偏光手段
と、前記液晶パネルの他方の側に設けられた光反射手段
と、前記液晶パネルと前記光反射手段との間に配置され
ており前方散乱特性を有する光拡散手段と、を有する表
示装置において、前記第1の偏光手段と前記光拡散手段
との間には赤色系、緑色系および青色系の着色領域を有
するカラーフィルターが設けられており、白色点(0.
310,0.316)とし、前記赤色系、前記緑色系、
前記青色系の着色領域の色度をそれぞれR(xr,y
r),G(xg,yg)、B(xg,yg)とし、白色
点とRとの距離、白色点とGとの距離及び白色点とBと
の距離をそれぞれRr,RgおよびRbとした場合に、
1.6<Rr/Rg<3.8、且つ1.6<Rb/Rg
<3.8の関係を満たすことを特徴とする。
【0013】本発明の表示装置によれば、カラーフィル
タの各色における色度を上述の如く設定することによ
り、カラーフィルタに入射される反射光を白色にするこ
とができ、表示装置から出射される光が黄色味を帯びて
着色されるのを防止し、鮮明なカラー表示を行うことが
できる。
【0014】また、本発明の一の態様においては、液晶
パネルと、前記光反射手段との間には入射光をその偏光
成分に応じて分離する第2の偏光手段が設けられている
ことを特徴とする。
【0015】本態様の表示装置によれば、液晶パネルを
透過してきた外光を第2の偏光手段によって偏光分離す
ることによって明暗表示を行う。
【0016】第2の偏光手段としては、第1の直線偏光
成分の光をほぼ透過させ、前記一方の直線偏光成分とほ
ぼ直交する第2の直線偏光成分の光をほぼ吸収する偏光
手段を採用することが好ましい。
【0017】このような偏光手段を採用することによ
り、液晶パネルを透過した外光を第2の偏光手段によっ
て吸収させることにより暗表示を行い、第2の偏光手段
に透過させその後反射させることにより明表示ができる
ため、非常にコントラスト特性に優れた表示が実現でき
る。
【0018】本発明の他の態様においては、前記第2の
偏光手段と、前記光反射手段との間に設けられており第
1の直線偏光成分の光をほぼ透過させ、前記一方の直線
偏光成分とほぼ直交する第2の直線偏光成分の光をほぼ
反射する反射偏光子を有してなり、前記反射偏光子の透
過軸と前記第2の偏光手段の透過軸とがほぼ一致してな
ることを特徴とする。
【0019】本態様による表示装置によれば、入射した
光のうち反射偏光子の透過軸方向と等しい偏光方向の光
は反射偏光子を透過する。一方、反射偏光子の反射軸と
等しい偏光方向の光は反射偏光子によって反射される。
そして光反射手段により反射され再び反射偏光子に戻っ
てくる。そしてこの反射を繰り返すうちにいずれは反射
偏光子を透過する。つまり、入射した光のほとんどが反
射偏光子の透過軸方向と等しい偏光方向の光として第2
の偏光手段に向けて出射されることとなる。そしてその
光は、反射偏光子の透過軸と、透過軸が平行に設定され
た第2の偏光手段を透過して液晶パネルに向けて出射す
ることとなる。そのため、入射される光の利用効率が非
常に優れた反射型表示が実現する。
【0020】また、前記第2の偏光手段は、第1の直線
偏光成分の光をほぼ透過させ、前記一方の直線偏光成分
とほぼ直交する第2の直線偏光成分の光をほぼ反射する
反射偏光子であることが好ましい。
【0021】さらに、本発明の他の態様によれば、透光
性の導光体及び該導光体に光を導入可能な光源を有する
照明装置を更に備えており、前記照明装置は、前記光拡
散手段と前記光反射手段との間に配置されてなることを
特徴とする。
【0022】本態様による表示装置は、暗いときには光
源光による透過表示を行い、明るいときには外光による
反射型表示を行うことが可能である、いわゆる半透過反
射型の表示装置に係わるものである。本態様の表示装置
によれば、パララックス、或いは混色が生じない反射型
表示が可能な半透過反射型の表示装置が実現する。更に
は、透過型表示の際にも前方散乱特性を有する光拡散手
段によって光源からの出射光が充分に拡散されるため、
液晶パネルに均一に光を照射できるという効果もある。
【0023】また、本発明の電子機器は、基板間に液晶
を挟んでなる液晶パネルと、前記液晶パネルの一方の側
に設けられており入射光をその偏光成分に応じて分離す
る第1の偏光手段と、前記液晶パネルの他方の側に設け
られた光反射手段と、前記液晶パネルと前記光反射手段
との間に配置されており前方散乱特性を有する光拡散手
段と、を有する表示装置を備える電子機器において、前
記第1の偏光手段と前記光拡散手段との間には赤色系、
緑色系および青色系の着色領域を有するカラーフィルタ
ーが設けられており、白色点(0.310,0.31
6)とし、前記赤色系、前記緑色系および前記青色系の
着色領域の色度をそれぞれR(xr,yr),G(x
g,yg)およびB(xg,yg)とし、該白色点と該
Rとの距離、該白色点と該Gとの距離及び該白色点と該
Bとの距離をそれぞれRr,RgおよびRbとした場合
に、1.6<Rr/Rg<3.8、且つ1.6<Rb/
Rg<3.8の関係を満たすことを特徴とする。
【0024】本発明の電子機器によれば、色混じりのな
いカラー表示を実現することができる。
【0025】次に、図2、図3を参照しつつ、本発明に
よる表示装置の表示原理について詳細な説明を行う。
尚、以下には半透過反射型の表示装置の例を示すが、反
射の表示原理は、反射型の表示装置でも変わらない。
【0026】この液晶表示装置には、透過偏光軸可変光
学素子としてTN液晶パネル140を使用している。ま
た、TN液晶パネル140の上側には、上側偏光板13
0が設けられ、TN液晶パネル140の下側には、RG
B(赤、緑、青)からなるカラーフィルタ150、下側
偏光板160、光拡散板170および反射偏光板180
が順次設けられている。さらに、反射偏光板180の下
側には、光源となるバックライト190、光反射板20
0が順に設けられている。
【0027】なお、上側偏光板130の透過軸と下側偏
光板160の透過軸とはほぼ直交する関係となり、下側
偏光板160の透過軸と反射偏光板180の透過軸とは
平行関係にある。また、光拡散板170はヘイズ値Hを
有する前方散乱を行うものである。
【0028】また、左側の141はTN液晶パネル14
0に電圧を印加していない電圧無印加領域を示し、右側
の142は電圧を印加する電圧印加領域を示している。
【0029】このように構成される表示装置について、
次に反射型表示の動作について図2を参照しつつ説明す
る。
【0030】始めに、外部から入射した光がTN液晶パ
ネル140の電圧無印加領域141を通る場合について
述べる。
【0031】表示装置の外部から入射される入射光11
1は、上側偏光板130によって紙面に平行な方向の直
線偏光成分を有する光のみが透過され、その後この光は
TN液晶パネル140の電圧無印加領域141によって
偏光方向がほぼ90゜ねじられた紙面に垂直な方向の直
線偏光成分を有する光となり、カラーフィルタ150、
下側偏光板160、光拡散板170および反射偏光板1
80を紙面に垂直な方向の直線偏光成分として透過し、
透明なバックライト190を通過し光反射板200に達
して反射する。そして、光反射板200で反射した光の
うち、紙面に垂直な方向の直線偏光成分を有する光11
2のみが再びバックライト190、反射偏光板180、
光拡散板170、下側偏光板160、カラーフィルタ1
50を透過し、電圧無印加領域141によって偏光方向
がほぼ90°ねじられて紙面に平行な方向の直線偏光成
分を有する光となり、この光が出射光113として出射
される。
【0032】また、光反射板200で反射する光には、
紙面に垂直な方向の直線偏光成分を有する光112ばか
りでなく、紙面に平行な方向の直線偏光成分を有する光
114も含まれている。このため、この光114は、反
射偏光板180によって反射され、再び光反射板200
で反射されて偏光方向が変えられ、一部が紙面に垂直な
方向の直線偏光成分を有する光115となって反射偏光
板180を通過する。これを繰り返すことにより、光を
有効利用することができ、上側偏光板130から出射さ
れる出射光113は、反射偏光板180を使用しない場
合に比べて約1.6倍程度明るくすることができる。
【0033】ここで、入射光111と出射光113とで
は色の異なったカラーフィルタ150を通過するように
見えるが、下側偏光板160と反射偏光板180との間
に光拡散板170を設けているため、該光拡散板170
を通過する際に各色のカラーフィルタ150を通過した
光が拡散される。このため、光反射板200で反射した
光は、赤、緑、青が混ざり合って特定の色が強く着色す
ることはない。この結果、上側偏光板130から出射さ
れる光113は、光反射板200で反射した光が通過す
るカラーフィルタ150の色に着色される。
【0034】次に、外部から入射した光がTN液晶パネ
ル140の電圧印加領域142を通る場合について述べ
る。
【0035】表示装置の外部から入射した入射光116
のうち、上側偏光板130によって紙面に平行な方向の
直線偏光成分を有する光のみが透過され、その後この光
はTN液晶パネル140の電圧印加領域142によって
偏光方向を変えずに通過し、カラーフィルタ150を通
過し、下側偏光板160によって吸収されて暗くなる。
【0036】このように、電圧無印加領域141におい
ては、反射偏光板180によって表示装置に入射される
光を有効的に利用でき、光反射板200によって反射さ
れた光がカラーフィルタ150にて着色した出射光11
3となって出射される。一方、電圧印加領域142にお
いては、下側偏光板160により光が吸収され暗くな
る。
【0037】次に、透過型表示の動作について図3を参
照しつつ説明する。
【0038】始めに、バックライト190から出射した
光がTN液晶パネル140の電圧無印加領域141を通
る場合について述べる。
【0039】バックライト190から発生する光源光の
うち、紙面に垂直な方向の直線偏光成分を有する光12
1は、反射偏光板180、光拡散板170、下側偏光板
160、カラーフィルタ150を通過し、TN液晶パネ
ル140の電圧無印加領域141によって偏光方向がほ
ぼ90°ねじられた紙面に平行な方向の直線偏光成分を
有する光となり、この光が上側偏光板130から出射光
122として出射される。
【0040】また、バックライト190からの光源光に
は、紙面に垂直な方向の直線偏光成分を有する光121
のみでなく、紙面に平行な方向の直線偏光成分を有する
光123も含まれている。このため、この光123は、
反射偏光板180によって反射され、光反射板200で
反射されて偏光方向が変えられ、一部が紙面に垂直な方
向の直線偏光成分を有する光124となって反射偏光板
180を通過する。これを繰り返すことにより、光を有
効利用することができ、出射光122を明るくすること
ができる。
【0041】次に、バックライト190からの光源光が
TN液晶パネル140の電圧印加領域142を通る場合
について述べる。
【0042】バックライト190の光源光のうち、紙面
に垂直な方向の直線偏光成分を有する光125は、反射
偏光板180、光拡散板170、下側偏光板160、カ
ラーフィルタ150を通過し、その後この光はTN液晶
パネル140の電圧印加領域142によって偏光方向を
変えずに通過し、上側偏光板130によって吸収され暗
くなる。
【0043】また、バックライト190からの光源光の
うち、紙面に平行な方向の直線偏光成分を有する光12
6は、反射偏光板180によって反射され、光反射板2
00で反射されて偏光方向が変えられ、一部が紙面に垂
直な方向の直線偏光成分を有する光127となって反射
偏光板180を通過する。しかし、この光127もTN
液晶パネル140の電圧印加領域142によって偏光方
向を変えずに通過し、上側偏光板130によって吸収さ
れ暗くなる。
【0044】このように、TN液晶パネル140の電圧
印加・無印加の組み合わせにより、カラーフィルタ15
0によって着色された出射光113,122を出射す
る。
【0045】しかも、本発明による表示装置では、光拡
散板170と光反射板200とを設けているから、図2
に示す入射光111のように、紙面に平行な方向の直線
偏光成分を有する光は、カラーフィルタ150の例えば
赤を通過することにより、赤に着色されて下側偏光板1
60、光拡散板170、反射偏光板180およびバック
ライト190を通って光反射板200に達する。この赤
色の光は、光拡散板170を通過する際に、前方散乱さ
れているから、光反射板200に達する光は、赤のカラ
ーフィルタ150を通過した光のみでなく、緑、青を通
過した緑、青の着色を受けた光が混じり合うこととな
り、白色光に近づく。このため、光反射板200で反射
される光112は、図2では赤色であるように思われる
が、実質的には光拡散板160で拡散された他色(緑、
青)の着色を受けた光も同様にして反射するため、反射
光は白色となる。そして、この白色光は、再びバックラ
イト190、反射偏光板180、光拡散板170および
下側偏光板160を通ってカラーフィルタ150のうち
特定の色(例えば、緑)を通過して液晶パネル140、
上側偏光板130を透過して出射される光は緑に着色さ
れる。
【0046】しかも、本発明による表示装置では、光拡
散板170および光反射板200を設けているから、図
2に示す入射光111のように、紙面に平行な方向の直
線偏光成分を有する光は、カラーフィルタ150の例え
ば赤を通過することにより、赤に着色されて下側偏光板
160、光拡散板170、反射偏光板180およびバッ
クライト190を通って光反射板200に達する。この
赤色の光は、光拡散板170を通過する際に、前方散乱
されているから、光反射板200に達する光は、赤のカ
ラーフィルタ150を通過した光のみでなく、緑、青を
通過した緑、青の着色を受けた光が混じり合うことにな
り、白色光に近づくことが望ましい。しかし、カラーフ
ィルタ150と光反射板200との間には下側偏光板1
60、光拡散板170、反射偏光板180、バックライ
ト190等が配設されている。このため、液晶パネル1
40と光反射板200との間が離れているために短波長
成分の光が吸収され、光反射板200から反射される光
が黄色味をおびて着色されてしまう。さらに、TN液晶
パネル140から反射偏光板180までの間に介在した
部材、カラーフィルタ150、下側偏光板160、光拡
散板170、反射偏光板180およびバックライト19
0が黄色味を帯びて着色されているため、光も黄色に着
色されてしまう。
【0047】そこで、本発明者は、このような不具合を
生じるカラーフィルタ150の色度と、反射した光を受
けたTN液晶パネル140の表示色における色度を計測
した結果、次の表1のような結果を得た。
【0048】なお、表中の離間寸法Rは白色点(0.3
10,0.316)から赤色系、緑色系および青色系か
らなるカラーフィルタの色度R,GおよびB間での距離
を示している。
【0049】C光源で測定した時の色度の座標をR(x
r,yr)、G(xg,yg)、B(xb,yb)とし
た場合、離間寸法Rr,Rg,Rbは、 Rr={(xr−0.310)+(yr−0.31
6)1/2 Rg={(xg−0.310)+(yg−0.31
6)1/2 Rb={(xb−0.310)+(yb−0.31
6)1/2 によって算出せれる。
【0050】
【表1】
【0051】このように、液晶パネル140上における
白座標は(0.326,0.358)となっているため、標準の白
色座標(0.310,0.316)に比べると、色度上においても
薄い黄色に着色されていることが分かった。
【0052】そこで、発明者は、光反射板200で反射
した光を白色座標に近づけるために、カラーフィルタ1
50の色度を設定して種々の実験を繰り返すことによ
り、例えば、下記の表2、表3のように設計したカラー
フィルタによって白色座標に近づけることを検知した。
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】さらに、カラーフィルタの各色の色度設定
は、下記の数式(1)を満足するように設定すればよい
ことを知見した。
【0056】 1.6<Rr/Rg<3.8、かつ1.6<Rb/Rg<3.8・・・(1) ここで、図4に表1〜表3の結果を図示する。
【0057】図4(A)はカラーフィルタの色度図であ
り、図4(B)は表示色の色度図である。また、W0は
白色点(0.310,0.316)、W1は従来技術に
よる白表示座標、W2は表2によって得られた白表示座
標、W3は表3によって得られた白表示座標をそれぞれ
示している。
【0058】そして、この図4(B)からも分かるよう
に、従来技術による白表示座標W1は白色領域から外れ
ていたが、Rr/RgおよびRb/Rgの値を1.6よ
りも大きくすることによって、白表示座標は白色領域内
に入って白色点W0に近づく。更に、大きくしていく
と、白表示座標は白色点W0に近づいていくものの、R
r/Rg>3.8、またはRb/Rg>3.8となる
と、R,G,Bの座標が白色領域内に入り込んでしま
い、赤R、青Bを表示する事ができなくなる。このた
め、上記の数式(1)の範囲が設定される。
【0059】そして、カラーフィルタの各色における色
度を設定することにより、本発明による表示装置におい
て反射型表示を行う場合、カラーフィルタ150に入射
される反射光を白色にすることができ、表示装置から出
射される光が黄色味を帯びて着色されるのを防止し、鮮
明なカラー表示を行うことができる。
【0060】また、カラーフィルタ150が赤、緑、青
からなるドットマトリックス表示であれば、マルチカラ
ー表示、さらにはフルカラー表示が可能となる。
【0061】なお、上記説明では、ノーマリーホワイト
モードについて説明したが、ノーマリーブラックモード
でも良い。しかも、ノーマリーホワイトモードにおいて
は、反射型表示、透過型表示のいずれの場合であって
も、表示が明るくなるという効果を奏する。
【0062】また、上記構成による表示装置では、バッ
クライト190を用いた半透過反射型の液晶表示装置を
例示したが、これに限らず、バックライト190を省略
した反射型の液晶表示装置に適用してもよいことは勿論
である。
【0063】次に、図1ないし図3を用いて、反射偏光
板の原理について説明する。図1は反射偏光手段となる
反射偏光板の概略斜視図であり、図2、図3はこの反射
偏光板を用いた表示装置の概略図である。
【0064】まず、図1を参照しつつ反射偏光板180
の構造について述べる。反射偏光板180は、異なる2
つの層1(A層)と2(B層)とが交互に複数積層され
た積層体構造を有している。ここで、層1,2では、A
層1のX方向の屈折率(nAX)とY方向の屈折率(nA
Y)とは異なり、A層1のY方向の屈折率(nAY)とB
層2のY方向の屈折率(nBY)とは実質的に等しくなる
ように形成されている。
【0065】従って、この反射偏光板180の上面5に
垂直な方向から反射偏光板180に入射した光のうちY
方向の直線偏光成分を有する光は、この反射偏光板18
0を透過し下面6からY方向の直線偏光成分を有する光
として出射される。また、逆に反射偏光板180の下面
6に垂直な方向から反射偏光板180に入射した光のう
ちY方向の直線偏光成分を有する光は、この反射偏光板
180を透過し上面5からY方向の直線偏光成分を有す
る光として出射される。ここで、光が透過する方向(Y
方向)を透過軸と呼ぶ。一方、A層1のZ方向における
厚みをtA、B層2のZ方向における厚みをtBとし、入
射光の波長をλとした場合、 tA・nAX+tB・nBX=λ/2・・・(2) を満足するように反射偏光板180を形成する。
【0066】これにより、反射偏光板180の上面5に
垂直な方向から反射偏光板180に入射される波長λを
有する光のうちX方向の直線偏光成分を有する光は、こ
の反射偏光板180によって反射される。また、反射偏
光板180の下面6に垂直な方向から反射偏光板180
に入射される光のうちX方向の直線偏光成分を有する光
は、この反射偏光板180によって反射する。ここで、
光が反射する方向(X方向)を反射軸と呼ぶ。
【0067】そして、反射偏光板180は、A層1のZ
方向における厚みtAおよびB層2のZ方向における厚
みtBを種々変化させて、可視光の全波長範囲に亘って
前記数式(2)を成立させることにより、単一色だけで
なく、白色光全部に亘ってX方向の直線偏光を有する光
をX方向の直線偏光を有する光として反射し、Y方向の
直線偏光を有する光をY方向の直線偏光を有する光とし
て透過させるものとなる。
【0068】この反射偏光板180のA層には例えば、
ポリエチレンナフタレート(PEN; polyethylene nap
hthalate)を延伸したものを用い、B層には、ナフサレ
ン・ジ・カルボン酸とテレフタル酸とのコポリエステル
(coPEN;copolyesterof naphthalene dicarboxyl
ic acid and terephthalic or isothalic acid)を用い
ることができる。なお、本発明に用いられる反射偏光板
180の材質は、これに限定されるものではなく、適宜
その材質を選択できる。また、このような反射偏光板
は、例えば特表平9−506985号公報等に反射偏光
子としてその詳細が開示されている。
【0069】
【発明の実施の形態】次に、本発明による実施形態を図
面を参照して説明する。
【0070】1、実施形態 〈第1の実施形態〉図5は、第1の実施形態によるカラ
ー表示装置10の概略構成図である。表示装置10は、
透過偏光軸可変手段としてSTNセル20を使用してい
る。また、STNセル20の上側には、位相差フィルム
14および上側偏光板12が順次設けられ、STNセル
20の下側には、光拡散板30および下側偏光板15が
順次設けられている。また、下側偏光板15の下側には
反射偏光板40、光源70および光反射板60が順に設
けられている。
【0071】ここで、光源70はLED(Light Emitti
ng Diode)71を用い、導光体72にて上方に光を出射
している。導光体72は、アクリル樹脂、ポリカーボネ
イト樹脂、非晶性ポリオレフィン樹脂等の透明樹脂、ガ
ラス等の無機透明材料またはそれらの複合体によって、
厚さ0.7mm程度に形成されている。また、導光体7
2の表面には小さな突起が複数個形成され、該各突起の
大きさは、可視光の波長が約380nm〜700nm程
度であることから、回折による影響を発生させないため
に、5μm程度以上必要であり、突起が肉眼視で気にな
らない程度の大きさであるためには300μm以上が望
ましい。
【0072】また、光反射板60は、PETフィルム上
にアルミニウム蒸着、銀蒸着されたものや、アルミニウ
ム箔等が用いられる。
【0073】さらに、STNセル20は、2枚のガラス
基板21,22と、シール部材23とからなるセル内に
STN液晶26を封入した構成の液晶パネルによって構
成されている。また、ガラス基板21の下面には透明電
極24が形成され、ガラス基板22の上面には透明電極
25が設けられており、ドットマトリックスを構成して
いる。透明電極24,25は、ITO(Indium Tin Oxi
de)や酸化錫等によって形成されている。さらに、透明
電極24の下面には赤27R・緑27G・青27Bから
なるカラーフィルタ27が形成され、透明電極25の電
極パターンと一致している。なお、カラーフィルタ27
は透明電極24の下面でなく、ガラス基板21と透明電
極24の間に形成しても良い。
【0074】位相差フィルム14は、色補償用の光学異
方体として用いられており、STNセル20で発生する
着色を補正して白黒表示を可能にしている。
【0075】なお、本実施形態における反射偏光板40
は、図1を用いて説明した反射偏光板180を使用し、
該反射偏光板40の透過軸の方向と下側偏光板15の透
過軸の方向とはほぼ一致している。
【0076】さらに、本実施形態によるカラーフィルタ
27の赤27R・緑27G・青27Bは、その色度が前
記数式(1)を満足するように設定されている。
【0077】次に、本実施形態による表示装置10の動
作を説明する。
【0078】まず、反射型表示におけるSTNセル20
の電圧無印加領域では、外部から入射した光は、上側偏
光板12によって所定方向の直線偏光成分を有する光と
なり、その後STNセル20によって偏光方向が所定角
度(例えば、240°)ねじられた直線偏光成分を有す
る光となり、光拡散板30、下側偏光板15および反射
偏光板40を透過し、さらに導光体72を通過して光反
射板60で反射される。反射された光は、再び導光体7
2、反射偏光板40、下側偏光板15および光拡散板3
0を通過し、STNセル20によって偏光方向が所定角
度ねじられた直線偏光成分を有する光が上側偏光板12
から出射される。
【0079】しかも、光反射板60で反射した光のう
ち、偏光方向が変わった光であっても、反射偏光板40
と光反射板60との間で反射を繰り返し、やがて反射偏
光板40からSTNセル20に向けて出射されるため、
明るい表示を得ることができる。その際、反射した光が
カラーフィルタ27を通過すれば、該光を赤・緑・青の
いずれかの色に着色することができる。
【0080】また、STNセル20の電圧印加領域で
は、外部から入射した光は、上側偏光板12によって所
定方向の直線偏光成分を有する光となり、その後STN
セル20をこの直線偏光成分を有する光のまま通過し、
下側偏光板15によって吸収され暗くなる。
【0081】次に、透過型表示におけるSTNセル20
の電圧無印加領域では、光源70から出射した光は、反
射偏光板40により所定方向の直線偏光成分を有する光
となって透過し、STNセル20によって偏光方向が所
定角度ねじられた直線偏光成分を有する光となり、上側
偏光板12を介して出射される。この際、出射光は通過
するカラーフィルタ27の色に着色される。
【0082】一方、STNセル20の電圧印加領域で
は、光源70から出射した光は、反射偏光板40により
所定方向の直線偏光成分を有する光となって透過し、S
TNセル20をこの直線偏光成分を有する光のまま通過
し、上側偏光板12によって吸収され暗くなる。
【0083】このように、本実施形態による表示装置1
0では、反射型表示、透過型表示の両方で赤・緑・青の
3色からなるカラーフィルタ27によって明るいカラー
表示を実現することができる。
【0084】さらに、本実施形態による表示装置10で
は、カラーフィルタ27を構成する赤27R・緑27G
・青27Bの色度を、前記数式(1)を満足するように
設定している。
【0085】これにより、光反射板60で反射する光
を、光拡散板30、下側偏光板15、反射偏光板40、
光源70等の影響を受けずに、赤・緑・青を混合した白
色光とすることができる。そして、STNセル20に入
射される反射光は白色となっているから、表示装置10
から出射される光は、通過するカラーフィルタ27の色
によってのみ着色される。
【0086】この結果、反射型表示時にSTNセル20
(液晶パネル)の背面側から照射される光を白色光にす
ることにより、混色となってカラー表示されるのを防止
し、鮮明な明るいカラー表示を実現することができる。
【0087】〈第2の実施形態〉図6は、第2の実施形
態による表示装置の概略図である。この実施形態では、
第1の実施形態による表示装置10において、光源70
を省略して反射型の表示装置として構成したものであ
る。このような構成としても、反射型表示におけるカラ
ー表示を鮮明を行うことができる。
【0088】〈第3の実施形態〉図7は、第3の実施形
態による表示装置の概略図である。この実施形態では、
第1の実施形態による表示装置10において、下側偏光
板15と光拡散板30との位置を変え、STNセル20
の下側に下側偏光板15および光拡散板30の順に配置
したものである。
【0089】〈第4の実施形態〉図8は、第4の実施形
態による表示装置の概略図である。この実施形態では、
第3の実施形態による表示装置10において、下側偏光
板15と光拡散板30との間に反射偏光板40を配置
し、STNセル20の下側に下側偏光板15、反射偏光
板40および光拡散板30を順次配置したものである。
【0090】〈第5の実施形態〉図9は、第5の実施形
態による表示装置の概略図である。この実施形態では、
第4の実施形態による表示装置において、下側偏光板1
5を省略したものである。このように、本実施形態によ
る表示装置では、光が通過する部材を少なくすることに
より、表示を明るくすることができる。
【0091】〈第6の実施形態〉図10は、第6の実施
形態による表示装置の概略図である。この実施形態で
は、第2の実施形態による表示装置において、STNセ
ル20の下側に下側偏光板15、光拡散板30、反射偏
光板40および光反射板60の順に配置したものであ
る。
【0092】〈第7の実施形態〉前記第2、第6の実施
形態では、反射型の表示装置を示したが、下側偏光板1
85を省略して構成するようにしてもよい。
【0093】2、変形例 なお、前記各実施形態では、液晶パネルにSTNセル2
0を例示して述べたが、本発明はこれに限らず、TN液
晶パネル、ECB液晶パネル等の他に透過偏光軸を電圧
等によって変えるものであればよい。
【0094】また、前述した表示装置10は、パーソナ
ルコンピュータ、ページャ、液晶テレビや、ビューファ
インダ型,モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カー
ナビゲーション装置、電子手帳、電卓、ワードプロセッ
サ、ワークステーション、携帯電話、テレビ電話、PO
S端末、タッチパネルを備えた装置の電子機器に適用可
能である。
【0095】
【発明の効果】上述したように本発明による表示装置で
は、カラーフィルタの各色の色度を、白色点(0.31
0,0.316)と色R,G,Bとの距離Rr,Rg,
Rbが、1.6<Rr/Rg<3.8、かつ1.6<R
b/Rg<3.8の関係となるように設定したから、光
反射手段で反射されて透過偏光軸可変手段に入射される
光を白色光とすることができ、鮮明なカラー表示を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による表示装置に用いられる反射偏光
板を示す斜視図である。
【図2】 本発明による反射型表示の原理を示す説明図
である。
【図3】 本発明による透過型表示の原理を示す説明図
である。
【図4】 パララックスの計測実験を示す説明図であ
る。
【図5】 第1の実施形態による表示装置を示す概略構
成図である。
【図6】 第2の実施形態による表示装置を示す概略構
成図である。
【図7】 第3の実施形態による表示装置を示す概略構
成図である。
【図8】 第4の実施形態による表示装置を示す概略構
成図である。
【図9】 第5の実施形態による表示装置を示す概略構
成図である。
【図10】 第6の実施形態による表示装置を示す概略
構成図である。
【符号の説明】
10・・・表示装置 12、130・・・上側偏光板 15、160・・・下側偏光板 20・・・STNセル 26・・・液晶 27、150・・・カラーフィルタ 30、170・・・光拡散板 40、200・・・反射偏光板 70・・・光源 80・・・光反射板 140・・・TN液晶パネル 190・・・バックライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA02Y FA08X FA08Z FA11X FA16Z FA23Z FA31Z FA42Z FB02 FB08 FC02 HA07 HA09 HA10 KA03 LA15 LA17 LA20 5C094 AA08 AA22 BA43 BA44 BA45 CA24 DA12 EA04 EA05 EB02 ED03 ED11 ED13 ED14 FA02 JA11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板間に液晶を挟んでなる液晶パネル
    と、前記液晶パネルの一方の側に設けられており入射光
    をその偏光成分に応じて分離する第1の偏光手段と、前
    記液晶パネルの他方の側に設けられた光反射手段と、前
    記液晶パネルと前記光反射手段との間に配置されており
    前方散乱特性を有する光拡散手段と、を有する表示装置
    において、 前記第1の偏光手段と前記光拡散手段との間には赤色
    系、緑色系および青色系の着色領域を有するカラーフィ
    ルターが設けられており、 白色点(0.310,0.316)とし、前記赤色系、
    前記緑色系、前記青色系の着色領域の色度をそれぞれR
    (xr,yr),G(xg,yg)、B(xg,yg)
    とし、白色点とRとの距離、白色点とGとの距離及び白
    色点とBとの距離をそれぞれRr,RgおよびRbとし
    た場合に、1.6<Rr/Rg<3.8、且つ1.6<
    Rb/Rg<3.8の関係を満たすことを特徴とする表
    示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表示装置において、 前記液晶パネルと、前記光反射手段との間には入射光を
    その偏光成分に応じて分離する第2の偏光手段が設けら
    れていることを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の表示装置において、 前記第2の偏光手段は、第1の直線偏光成分の光をほぼ
    透過させ、前記一方の直線偏光成分とほぼ直交する第2
    の直線偏光成分の光をほぼ吸収することを特徴とする表
    示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の表示装置において、 前記第2の偏光手段と、前記光反射手段との間に設けら
    れており第1の直線偏光成分の光をほぼ透過させ、前記
    一方の直線偏光成分とほぼ直交する第2の直線偏光成分
    の光をほぼ反射する反射偏光子を有してなり、前記反射
    偏光子の透過軸と前記第2の偏光手段の透過軸とがほぼ
    一致してなることを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の表示装置において、 前記第2の偏光手段は、第1の直線偏光成分の光をほぼ
    透過させ、前記一方の直線偏光成分とほぼ直交する第2
    の直線偏光成分の光をほぼ反射する反射偏光子であるこ
    とを特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5に記載の表示装置
    において、 透光性の導光体及び該導光体に光を導入可能な光源を有
    する照明装置を更に備えており、前記照明装置は、前記
    光拡散手段と前記光反射手段との間に配置されてなるこ
    とを特徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】 基板間に液晶を挟んでなる液晶パネル
    と、前記液晶パネルの一方の側に設けられており入射光
    をその偏光成分に応じて分離する第1の偏光手段と、前
    記液晶パネルの他方の側に設けられた光反射手段と、前
    記液晶パネルと前記光反射手段との間に配置されており
    前方散乱特性を有する光拡散手段と、を有する表示装置
    を備える電子機器において、 前記第1の偏光手段と前記光拡散手段との間には赤色
    系、緑色系および青色系の着色領域を有するカラーフィ
    ルターが設けられており、白色点(0.310,0.3
    16)とし、前記赤色系、前記緑色系および前記青色系
    の着色領域の色度をそれぞれR(xr,yr),G(x
    g,yg)およびB(xg,yg)とし、該白色点と該
    Rとの距離、該白色点と該Gとの距離及び該白色点と該
    Bとの距離をそれぞれRr,RgおよびRbとした場合
    に、1.6<Rr/Rg<3.8、且つ1.6<Rb/
    Rg<3.8の関係を満たすことを特徴とする電子機
    器。
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