JP2001080928A - ガラスリボンの割断方法 - Google Patents
ガラスリボンの割断方法Info
- Publication number
- JP2001080928A JP2001080928A JP25065399A JP25065399A JP2001080928A JP 2001080928 A JP2001080928 A JP 2001080928A JP 25065399 A JP25065399 A JP 25065399A JP 25065399 A JP25065399 A JP 25065399A JP 2001080928 A JP2001080928 A JP 2001080928A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass ribbon
- temperature
- glass
- cutting line
- transport direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B33/00—Severing cooled glass
- C03B33/09—Severing cooled glass by thermal shock
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
板を得る。 【解決手段】ガラスリボン1の軟化点以下の温度領域に
おいて、搬送方向と同方向の割断予定線7上に予備亀裂
3を形成し、搬送方向の温度勾配による熱応力を利用
し、予備亀裂3を始点として、割断予定線7上に割断線
4を進行させ、ガラスリボン1の軟化点温度領域で、割
断線4の進行を停止させる。
Description
の高温領域においてガラスリボンを割断する方法に関す
る。
る、搬送されるガラスリボンの切断は、図10に示され
るように、ガラスリボン1が徐冷され歪点以下の温度領
域になった後に、ガイドバー28に配設される切断ホイ
ール等のカッタ26により切り線が入れられ、その後に
該切り線の回りに曲げモーメントが加えられることで割
断される方法がとられていた。なお、説明の便宜のた
め、ガラスリボン1の搬送方向下流から上流に向かって
見た場合の左側部分のみを示す。
ンの割断方法は、永年の工業的生産の経験の蓄積により
確立された技術であり、技術の完成度も高い。しかし、
残留応力が入った状態で搬送されて来るガラスリボン1
を上記方法で割断しても、前記残留応力が完全に緩和さ
れることはなく、割断されたガラス板にも残留応力は残
っている。
を生じる。1.前記残留応力により、板反りを生じる。
2.割断時に切り線にしたがってガラス板が割断できな
い割断不良を生じる。3.割断後にガラス板に表面処理
(たとえば、スパッタリング処理)を施す際に、加熱に
よる板反りを生じる。
ロート法によりガラスリボンを製造する場合には、ガラ
スリボン1の両側の外縁部(「耳部」と通称される)2
の存在が要因の一つと考えられている。すなわち、ガラ
スリボン1の両側の外縁部2はガラスリボン1の他の部
分に比べ板厚が大きく、熱容量も大きい。したがって、
徐冷工程での板温度の降下もガラスリボン1の他の部分
に比べ遅い。この徐冷工程での板温度の冷却速度の差に
より、ガラスリボン1の面内に応力が生じることとな
る。
応力を後に緩和させる方法もあるが現実には容易ではな
い。前者の例として、徐冷ゾーンを長く設ける方法が挙
げられるが、徐冷装置の設置面積および装置コストの点
で問題である。後者の例として、ガラスリボン1を割断
してガラス板とした後に、再度徐冷炉に入れ徐冷処理を
行う方法が挙げられるが、新たな装置を必要とするう
え、処理コストが必要な点で問題である。
割断に本来必要なガラス板の厚み方向に進行するメディ
アンクラックのほかに、ガラス板の表面に略平行に進行
するラテラルクラックがガラス表層部に生じ、該ラテラ
ルクラックが生じた表層部が切り線形成時または割断後
に剥離しガラス微粉となるため、ガラス微粉の発生が避
けられない。
置台等に付着してガラス表面に微細な傷を付ける原因と
なるほか、ガラス表面に付着したガラス微粉が洗浄時に
ガラス表面を傷つけたり、洗浄により除去できなかった
ガラス微粉が、ガラス板を重ねた際などにガラス板の表
面に傷をつけたりする問題がある。
断方法は、ガラス板内の応力の残留、ガラス微粉の発生
等の問題点があり、改善を求められている。このような
問題を解決する手段として、レーザー光等を利用する方
法が特開平8−175837号公報、特開平8−231
239号公報等に提案されている。上記方法では、ガラ
ス微粉の発生を避けられる可能性はある。しかし、レー
ザー光発振器等の設備を必要とし、また、これらの設備
をガラスリボンの高温領域に設置することは容易ではな
い。
解決すべくなされたものであり、搬送されるガラスリボ
ンにおいて、搬送方向上流を高温領域、搬送方向下流を
低温領域とし、前記高温領域と低温領域との間に温度勾
配を形成させる工程と、温度勾配を有する前記ガラスリ
ボンの軟化点以下の温度領域において、ガラスリボンの
搬送方向と同方向の割断予定線上に予備亀裂を形成する
工程と、該予備亀裂を始点として、前記割断予定線上に
割断線を搬送方向上流に向かって進行させる工程と、を
含むことを特徴とするガラスリボンの割断方法を提供す
る。上記割断方法を採ることで、ガラスリボンの割断時
にガラス板の表面に略平行に進行するラテラルクラック
がガラス表層部に生じず、ガラス微粉の発生がない。
送方向上流のガラスリボンは、ガラスリボンを形成する
ガラスの軟化点(便宜的に「ガラスリボンの軟化点」と
略称する)温度以上となっていることが好ましい。ガラ
スリボンの軟化点温度以上では、ガラスリボンは粘弾性
状態にあり、熱応力を生じないので、前記割断線の進行
を停止させることができる。
スリボンにおいて、搬送方向上流を高温領域、搬送方向
下流を低温領域とし、前記高温領域と低温領域との間に
温度勾配を形成させる工程と、温度勾配を有する前記ガ
ラスリボンの軟化点以下の温度領域において、ガラスリ
ボンの搬送方向と同方向の割断予定線上に予備亀裂を形
成する工程と、該予備亀裂を始点として、前記割断予定
線上に割断線を搬送方向上流に向かって進行させる工程
と、前記ガラスリボンの軟化点以下、歪点以上の温度領
域において、前記割断予定線上の所定の位置に局所的な
加熱を加え、割断線の進行を停止させる工程と、を含む
ことが好ましい。このような方法により、局所的な加熱
ゾーンを設けることで、該ゾーンは周囲のガラスより圧
縮応力を受け、前記割断線の進行を停止させることがで
きる。
は、加熱される位置のガラス温度をその周囲のガラス温
度と比較して50℃以上高くする加熱であることが好ま
しい。このような温度差を設けることで、該加熱ゾーン
は周囲のガラスより確実に圧縮応力を受け、前記割断線
の進行を確実に停止させることができる。
が加えられる位置をガラスリボンの板幅方向に移動させ
ることで、前記割断線の進行方向を該加熱の位置に追随
させることが好ましい。このような方法を採用すれば、
ガラスリボンの生産中に割断するガラスリボンの板幅の
変更が容易にでき、品種に応じたガラスリボンの生産が
容易となる。
成する工程が、温度勾配を有するガラスリボンの軟化点
以下、歪点以上の温度領域において行われることが好ま
しい。この方法では、予備亀裂の形成が比較的に高温状
態で行われるため、予備亀裂を形成させるカッタの材質
の点で制約を受けるが、予備亀裂を形成する位置と、搬
送方向の上流側の割断線の進行を停止させる位置との距
離を短くでき、割断線の制御が容易になる。
ガラスリボンの両側の外縁部に沿って割断することによ
り、該外縁部をガラスリボンから分離することが好まし
い。上記割断方法を採ることで、徐冷工程でガラスリボ
ンの両側の外縁部とガラスリボンの他の部分との温度差
が生じる前に、ガラスリボンの両側の外縁部の内側を割
断することにより該外縁部がガラスリボンから分離さ
れ、冷却速度の差による応力の発生を防止できる。
る。図9は、本発明が適用されるフロート窯装置10の
概略断面図である。ガラスリボン1は図中左側のフロー
トバス12内で溶融錫13の上で浮遊した状態からリフ
トアウトローラ16に引き上げられ、搬送ローラ18、
18…上に載せられ、徐冷ゾーン14を経て炉外に搬送
され、図示しない切断ゾーンを経て、図示しない採板機
により採板される。
ある。なお、説明の便宜のため、ガラスリボン1の搬送
方向下流から上流に向かって見た場合の左側部分のみを
示す。図中の矢印は、ガラスリボン1の搬送方向を示
す。ガラスリボン1の連続生産中に、ガラスリボン1の
軟化点以下の温度領域において、搬送方向と同方向の割
断予定線7上にカッタ22により予備亀裂3が入れられ
る。
結ダイヤモンド等を用いた、先端を尖らせたカッタが使
用できる。また、図3に示されるように、超硬合金製ま
たは焼結ダイヤモンド製の算盤玉形状のホイールチップ
を使用してもよい。図3において、ホイールチップが先
端に軸支されたカッタ22が矢印の方向に荷重されるこ
とで予備亀裂3が入れられる。
カッタ先端形状等を選択することで予備亀裂3を形成で
きるが、より亀裂深さの深い確実な予備亀裂とするため
に、図4に示すように行うことでもよい。同図におい
て、ガラスリボン1の予備亀裂3の位置の反対側(下
側)より押し上げバー24を矢印の方向に押し上げ、先
端のローラ25でガラスリボン1の予備亀裂3側に引張
り応力をかけることで予備亀裂3の深さを増す方法を採
れる。また、機械的な力を加える方法ではなく、予備亀
裂3の箇所に圧縮空気を吹きつけ局所的に急冷し、熱応
力を発生させる方法で予備亀裂3の深さを増す方法を採
ることもできる。
フロート窯装置10内において、搬送方向に形成されて
いるガラスリボンの温度勾配による熱応力により、予備
亀裂3を始点として、前記割断予定線上に割断線4が搬
送方向の上流に向かって進行する。割断線4が搬送方向
の上流に向かって進行する原理は図5により以下で説明
する。なお、前記フロート窯装置10内において、搬送
方向に形成されているガラスリボンの温度勾配は、図2
のグラフで一部が示される。同図では、ガラスリボンの
搬送方向の上流から下流に向かって温度が低下している
温度パターンが表わされている。
送方向の上流を示す。図5において、ガラスリボン1の
搬送方向の上流側の温度T1が下流側の温度T2より高
いので、上流側のガラスリボンは膨張しようとし、下流
側のガラスリボンは収縮しようとする。その結果、上流
側のガラスリボンには圧縮応力を生じ、下流側のガラス
リボンには引張り応力を生じる。その結果、予備亀裂3
の先端には引張り応力が生じ、割断線4が搬送方向の上
流に向かって進行する。なお、図5中の矢印はガラスの
膨張、収縮の方向を模式的に示したものである。また、
5は割断線4の先端部を示す。
進行させるゾーンの温度領域でのガラスの物理的特性
は、破壊靭性値が常温における場合より低い。したがっ
て、割断線4を進行させるのに常温における状態よりも
有利に働く。また、上記温度領域では、ガラスの熱膨張
係数が常温における場合より2〜3倍大きい。この特性
も割断線4を進行させるのに常温における状態よりも有
利に働く。すなわち、熱応力は、温度差と熱膨張係数に
正比例し、温度差が同じであれば、熱膨張係数が大きい
ほど大きくなる。
4がガラスリボン1の軟化点温度領域に進行した場合、
当該箇所のガラスリボン1は粘弾性状態にあり、上流側
の温度と下流側の温度とで温度差があっても熱応力はガ
ラスの粘弾性特性により緩和されてガラスリボン1には
応力を生じない。したがって、割断線4を進行させる応
力はなく、割断線4の進行は停止する。そして、以後、
炉内の温度状態、ガラスリボン1の搬送速度等の製造条
件の変動が生じないかぎり、割断線の先端部5の位置も
装置内の一定位置から変動せず、定常状態が続く。
て説明する。ガラスの軟化点とは、一般に定義されるよ
うに、直径0.55〜0.75mm、長さ235mmの
ガラスファイバーを4〜6℃/minで加熱したとき、
伸びが1mm/minになったときの温度をいい、粘度
は約107.6ポイズである。ガラスの歪点とは、一般に
定義されるように、直径0.65mm、長さ460mm
のガラスファイバーに1kgの荷重をかけ、4℃/mi
nで冷却したとき、伸びが0.0043mm/minに
なったときの温度をいい、粘度は約1014.5ポイズであ
る。
6は、本発明の他の実施例の原理を説明する概念図であ
る。ガラスリボン1の装置内での搬送状態、予備亀裂3
が形成される工程、温度勾配による熱応力を利用し予備
亀裂3を始点として割断予定線7上に割断線4を進行さ
せる工程は前記実施例と同様である。また、図中の符号
も前記実施例と同一である。本図においても図1と同
様、説明の便宜のため、ガラスリボン1の搬送方向下流
から上流に向かって見た場合の左側部分のみを示す。
で、かつ歪点以上の温度領域において、割断予定線上に
局所的な加熱を加え、割断線の進行を停止させる工程を
採用する。図6において、ガラスリボン1の軟化点以下
で、かつ歪点以上の温度領域において割断予定線7上で
ガラスリボン1の上方に局所ヒータ8を配置する。
℃までの加熱ができる炭化ケイ素製のヒータが使用でき
るが、これに限定されない。局所ヒータ8のサイズはガ
ラスリボン1の局所的な加熱ができる大きさであればよ
いが、たとえば直径100mmの円形状のものが使用で
きる。局所ヒータ8の位置はガラスリボン1の上方また
は下方で、局所的な加熱ができる距離の位置であればよ
いが、たとえばガラスリボン1の上方10mm以上、5
0mm以下の位置で使用できる。
的に加熱することで、ガラスリボン1が弾性領域にあっ
ても割断線4の進行は停止する。その原理を図7の、割
断線の進行の停止を説明する概念図により説明する。局
所的な加熱による加熱位置9のガラスは膨張しようとす
るが、周囲のガラスが妨げとなって膨張が抑制される。
これにより、加熱位置9には圧縮応力を生じることとな
る。したがって、割断線4が加熱位置9まで進行して来
ても圧縮応力により割断線4の進行は停止する。
9のガラス温度と周囲のガラス温度との差が大きければ
比例して大きくなるが、加熱位置9のガラスが粘弾性領
域に達するほどにまで高くする必要はない。温度差とし
て50℃以上あれば充分な圧縮応力を生じ割断線4の進
行は停止する。なお、同図において、割断線の先端部に
引張り応力が発生している状態は図5における場合と同
様である。また、図中の矢印は、図5における場合と同
様に、ガラスの膨張、収縮の方向を模式的に示したもの
である。
る。図8は、本発明のさらに他の実施例の原理を説明す
る概念図である。ガラスリボン1の炉内での搬送状態、
予備亀裂3が形成される工程、温度勾配による熱応力を
利用し予備亀裂3を始点として割断予定線7上に割断線
4を進行させる工程、ガラスリボン1の軟化点以下で、
かつ歪点以上の温度領域において割断予定線7上の所定
の位置に局所的な加熱を加え、割断線の進行を停止させ
る工程を採用するのは前記実施例と同様である。また、
図中の符号も前記実施例と同一である。本図においても
図1、図6と同様、説明の便宜のため、ガラスリボン1
の搬送方向下流から上流に向かって見た場合の左側部分
のみを示す。
れた局所ヒータ8をガラスリボン1の搬送方向に対して
直角方向(図中矢印で示す)、すなわち、ガラスリボン
1の板幅方向に移動させる。これにより、割断線4の進
行方向が当初の割断予定線7から外れ、加熱位置9の方
向に追随していく(図中矢印で方向を示す)。すなわ
ち、一定速度以下で局所ヒータ8をゆっくり移動させる
ことにより、割断線4はガラスリボン1面内の圧縮応力
の大きい箇所へ移動していく。
タ8の移動速度は、ガラスリボン1の搬送速度と比較し
て低速であれば割断線4は加熱位置に追随できる。たと
えば、ガラスリボン1の搬送速度が0.2m/分の場
合、局所ヒータ8の移動速度が同速度(0.2m/分)
であれば割断線4は加熱位置に追随する。
断するガラスリボンの板幅を変更し、品種に応じたガラ
スリボンの生産をする場合に利用できるが、それ以外に
も、たとえば、割断線4の進行方向が予定した割断予定
線7上から外れた場合に、割断予定線7上に戻す目的で
も使用できる。
法によるガラス板の製造設備への適用について説明した
が、これに限定されず、ダウンドロー式ガラス板の製造
設備、フュージョン法によるガラス板の製造設備、リド
ロー法によるガラス板の製造設備等、各種設備に適用が
できる。
ガラスリボンが得られ、該ガラスリボンから切り出した
ガラス板にも残留応力は入っておらず、ガラス板の反り
も少なく維持できる。また、割断時にガラス微粉の発生
がないので、これに起因するガラスキズの発生を抑制で
きる。
ラフ。
図。
す概念図。
程を説明する概念図。
図。
略図。
Claims (7)
- 【請求項1】搬送されるガラスリボンにおいて、搬送方
向上流を高温領域、搬送方向下流を低温領域とし、前記
高温領域と低温領域との間に温度勾配を形成させる工程
と、 温度勾配を有する前記ガラスリボンの軟化点以下の温度
領域において、ガラスリボンの搬送方向と同方向の割断
予定線上に予備亀裂を形成する工程と、 該予備亀裂を始点として、前記割断予定線上に割断線を
搬送方向上流に向かって進行させる工程と、 を含むことを特徴とするガラスリボンの割断方法。 - 【請求項2】前記割断線より搬送方向上流のガラスリボ
ンは、ガラスリボンの軟化点温度以上となっている請求
項1に記載のガラスリボンの割断方法。 - 【請求項3】搬送されるガラスリボンにおいて、搬送方
向上流を高温領域、搬送方向下流を低温領域とし、前記
高温領域と低温領域との間に温度勾配を形成させる工程
と、 温度勾配を有する前記ガラスリボンの軟化点以下の温度
領域において、ガラスリボンの搬送方向と同方向の割断
予定線上に予備亀裂を形成する工程と、 該予備亀裂を始点として、前記割断予定線上に割断線を
搬送方向上流に向かって進行させる工程と、 前記ガラスリボンの軟化点以下、歪点以上の温度領域に
おいて、前記割断予定線上の所定の位置に局所的な加熱
を加え、割断線の進行を停止させる工程と、 を含むことを特徴とするガラスリボンの割断方法。 - 【請求項4】前記局所的な加熱は、加熱される位置のガ
ラス温度をその周囲のガラス温度と比較して50℃以上
高くする加熱である請求項3に記載のガラスリボンの割
断方法。 - 【請求項5】前記局所的な加熱が加えられる位置をガラ
スリボンの板幅方向に移動させることで、前記割断線の
進行方向を該加熱の位置に追随させる請求項3または4
に記載のガラスリボンの割断方法。 - 【請求項6】前記予備亀裂を形成する工程が、温度勾配
を有するガラスリボンの軟化点以下、歪点以上の温度領
域において行われる請求項1、2、3、4または5に記
載のガラスリボンの割断方法。 - 【請求項7】前記割断方法は、ガラスリボンの両側の外
縁部に沿って割断することにより、該外縁部をガラスリ
ボンから分離することを特徴とする請求項1、2、3、
4、5または6に記載のガラスリボンの割断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25065399A JP4172112B2 (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | ガラスリボンの割断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25065399A JP4172112B2 (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | ガラスリボンの割断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001080928A true JP2001080928A (ja) | 2001-03-27 |
JP4172112B2 JP4172112B2 (ja) | 2008-10-29 |
Family
ID=17211066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25065399A Expired - Fee Related JP4172112B2 (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | ガラスリボンの割断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4172112B2 (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010504273A (ja) * | 2006-09-20 | 2010-02-12 | コーニング インコーポレイテッド | ガラス基板の形状誘起面内応力温度補償 |
JP2010064948A (ja) * | 2007-10-12 | 2010-03-25 | Central Glass Co Ltd | フロート法による薄いガラス板の製造方法 |
WO2012073624A1 (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-07 | 旭硝子株式会社 | フロート板ガラスの製造装置およびフロート板ガラスの製造方法 |
WO2013175535A1 (ja) * | 2012-05-24 | 2013-11-28 | 川崎重工業株式会社 | 薄板ガラス材の分断装置 |
WO2014052548A1 (en) * | 2012-09-26 | 2014-04-03 | Corning Incorporated | Edge trim management for flexible glass ribbon |
US8720228B2 (en) | 2010-08-31 | 2014-05-13 | Corning Incorporated | Methods of separating strengthened glass substrates |
US8932510B2 (en) | 2009-08-28 | 2015-01-13 | Corning Incorporated | Methods for laser cutting glass substrates |
US8946590B2 (en) | 2009-11-30 | 2015-02-03 | Corning Incorporated | Methods for laser scribing and separating glass substrates |
JP2015506329A (ja) * | 2012-01-09 | 2015-03-02 | ラミネックス シーオー., エルティーディー.Laminex Co., Ltd. | ガラス板のエッジ加工方法及び装置 |
TWI486315B (zh) * | 2012-05-24 | 2015-06-01 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Sheet breaking device for sheet metal |
JP2015527289A (ja) * | 2012-08-01 | 2015-09-17 | ラミネックス カンパニー リミテッド | 高周波誘導加熱器を用いたガラス基板のエッジ加工方法および装置 |
CN105621877A (zh) * | 2014-11-25 | 2016-06-01 | 三星钻石工业股份有限公司 | 脆性基板的切断方法 |
US9610653B2 (en) | 2012-09-21 | 2017-04-04 | Electro Scientific Industries, Inc. | Method and apparatus for separation of workpieces and articles produced thereby |
JP2017515783A (ja) * | 2014-05-14 | 2017-06-15 | ショット アクチエンゲゼルシャフトSchott AG | 薄板ガラスリボンを製造する方法及び装置、並びにこの方法により製造された薄板ガラスリボン |
US9938180B2 (en) | 2012-06-05 | 2018-04-10 | Corning Incorporated | Methods of cutting glass using a laser |
US20190375666A1 (en) * | 2017-02-07 | 2019-12-12 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Method for producing glass film |
CN114573224A (zh) * | 2017-07-31 | 2022-06-03 | 日本电气硝子株式会社 | 玻璃膜的制造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03187941A (ja) * | 1989-12-14 | 1991-08-15 | Ppg Ind Inc | 熱ガラスシート切断方法 |
JPH08231239A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-09-10 | Asahi Glass Co Ltd | ガラスリボンの割断方法およびそのための装置 |
-
1999
- 1999-09-03 JP JP25065399A patent/JP4172112B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03187941A (ja) * | 1989-12-14 | 1991-08-15 | Ppg Ind Inc | 熱ガラスシート切断方法 |
JPH08231239A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-09-10 | Asahi Glass Co Ltd | ガラスリボンの割断方法およびそのための装置 |
Cited By (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010504273A (ja) * | 2006-09-20 | 2010-02-12 | コーニング インコーポレイテッド | ガラス基板の形状誘起面内応力温度補償 |
JP2010064948A (ja) * | 2007-10-12 | 2010-03-25 | Central Glass Co Ltd | フロート法による薄いガラス板の製造方法 |
US9533910B2 (en) | 2009-08-28 | 2017-01-03 | Corning Incorporated | Methods for laser cutting glass substrates |
US8932510B2 (en) | 2009-08-28 | 2015-01-13 | Corning Incorporated | Methods for laser cutting glass substrates |
US10358374B2 (en) | 2009-11-30 | 2019-07-23 | Corning Incorporated | Methods for laser scribing and separating glass substrates |
US8946590B2 (en) | 2009-11-30 | 2015-02-03 | Corning Incorporated | Methods for laser scribing and separating glass substrates |
US8720228B2 (en) | 2010-08-31 | 2014-05-13 | Corning Incorporated | Methods of separating strengthened glass substrates |
CN103228584B (zh) * | 2010-11-29 | 2015-04-22 | 旭硝子株式会社 | 浮法平板玻璃的制造装置及浮法平板玻璃的制造方法 |
WO2012073624A1 (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-07 | 旭硝子株式会社 | フロート板ガラスの製造装置およびフロート板ガラスの製造方法 |
CN103228584A (zh) * | 2010-11-29 | 2013-07-31 | 旭硝子株式会社 | 浮法平板玻璃的制造装置及浮法平板玻璃的制造方法 |
JP2015506329A (ja) * | 2012-01-09 | 2015-03-02 | ラミネックス シーオー., エルティーディー.Laminex Co., Ltd. | ガラス板のエッジ加工方法及び装置 |
WO2013175535A1 (ja) * | 2012-05-24 | 2013-11-28 | 川崎重工業株式会社 | 薄板ガラス材の分断装置 |
TWI486315B (zh) * | 2012-05-24 | 2015-06-01 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Sheet breaking device for sheet metal |
CN103420598B (zh) * | 2012-05-24 | 2015-09-30 | 川崎重工业株式会社 | 薄板玻璃材料的分断装置 |
CN103420598A (zh) * | 2012-05-24 | 2013-12-04 | 川崎重工业株式会社 | 薄板玻璃材料的分断装置 |
US9938180B2 (en) | 2012-06-05 | 2018-04-10 | Corning Incorporated | Methods of cutting glass using a laser |
JP2015527289A (ja) * | 2012-08-01 | 2015-09-17 | ラミネックス カンパニー リミテッド | 高周波誘導加熱器を用いたガラス基板のエッジ加工方法および装置 |
US9610653B2 (en) | 2012-09-21 | 2017-04-04 | Electro Scientific Industries, Inc. | Method and apparatus for separation of workpieces and articles produced thereby |
WO2014052548A1 (en) * | 2012-09-26 | 2014-04-03 | Corning Incorporated | Edge trim management for flexible glass ribbon |
JP2017515783A (ja) * | 2014-05-14 | 2017-06-15 | ショット アクチエンゲゼルシャフトSchott AG | 薄板ガラスリボンを製造する方法及び装置、並びにこの方法により製造された薄板ガラスリボン |
US10618834B2 (en) | 2014-05-14 | 2020-04-14 | Schott Ag | Method and apparatus for producing a thin glass ribbon, and thin glass ribbon produced according to such method |
US11897806B2 (en) | 2014-05-14 | 2024-02-13 | Schott Ag | Method and apparatus for producing a thin glass ribbon, and thin glass ribbon produced according to such method |
CN105621877A (zh) * | 2014-11-25 | 2016-06-01 | 三星钻石工业股份有限公司 | 脆性基板的切断方法 |
US20190375666A1 (en) * | 2017-02-07 | 2019-12-12 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Method for producing glass film |
US11459264B2 (en) * | 2017-02-07 | 2022-10-04 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Method for producing glass film |
CN114573224A (zh) * | 2017-07-31 | 2022-06-03 | 日本电气硝子株式会社 | 玻璃膜的制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4172112B2 (ja) | 2008-10-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4172112B2 (ja) | ガラスリボンの割断方法 | |
JP5522516B2 (ja) | 板状ガラスの切断方法及びその切断装置 | |
KR101948382B1 (ko) | 가요성 유리의 연속 레이저 절단을 위한 장치 및 방법 | |
JP6591894B2 (ja) | 積層強化ガラス基板の切断方法 | |
CN106458693B (zh) | 用于在柔性薄玻璃中切割多个半径的方法和设备 | |
KR101732445B1 (ko) | 판형상 유리의 절단방법 및 그 절단장치 | |
WO2014077117A1 (ja) | 板ガラスの製造方法、及び製造装置 | |
US10889519B2 (en) | Method for manufacturing glass roll | |
JP5241223B2 (ja) | ガラス板の製造方法及び製造設備 | |
JP2018512362A (ja) | ガラスリボンの縁部を除去するための方法及び装置 | |
JPWO2018151166A1 (ja) | 溶融ガラスの成形方法、成形装置、およびガラス製品の製造方法 | |
JP6056711B2 (ja) | 薄板ガラスの切断方法、およびガラス物品の製造方法 | |
TW201619078A (zh) | 引導玻璃切割及防止碎裂的熱阻障件 | |
CN107108320B (zh) | 用于对玻璃片进行划线的方法和系统 | |
JP5708782B2 (ja) | 板状ガラスの切断方法及びその切断装置 | |
KR102660244B1 (ko) | 얇은 유리 리본을 프로세스하기 위한 시스템 및 방법 | |
JP5500377B2 (ja) | ガラスフィルムの製造方法及び製造装置 | |
KR101772060B1 (ko) | 판유리 제조장치 및 제조방법 | |
KR101772059B1 (ko) | 판유리 제조장치 및 제조방법 | |
CN110177766B (zh) | 玻璃膜的制造方法 | |
TW201245056A (en) | Glass sheet production device, glass sheet production method, and molded body | |
JP2017538650A (ja) | 研磨面を用いた薄型ガラス基板におけるクラック開始欠陥の機械的形成 | |
JP2015057366A (ja) | 板状ガラスの切断方法及びその切断装置 | |
JPWO2019138990A1 (ja) | ガラス物品の製造方法及び製造装置並びにガラス物品 | |
WO2022196235A1 (ja) | ガラス板の製造方法及びその製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050421 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080423 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080620 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080620 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080722 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080804 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4172112 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822 Year of fee payment: 4 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130822 Year of fee payment: 5 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |