JP2001080547A - 乗用型芝刈り機 - Google Patents

乗用型芝刈り機

Info

Publication number
JP2001080547A
JP2001080547A JP2000240745A JP2000240745A JP2001080547A JP 2001080547 A JP2001080547 A JP 2001080547A JP 2000240745 A JP2000240745 A JP 2000240745A JP 2000240745 A JP2000240745 A JP 2000240745A JP 2001080547 A JP2001080547 A JP 2001080547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bonnet
engine
seat
control panel
driver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000240745A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3445231B2 (ja
Inventor
Masatake Murakawa
正剛 村川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2000240745A priority Critical patent/JP3445231B2/ja
Publication of JP2001080547A publication Critical patent/JP2001080547A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3445231B2 publication Critical patent/JP3445231B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体前部にエンジンを搭載するとともに、機
体後部に運転座席を設置し、この運転座席の前方部位に
エンジンルームの後部を構成する操縦パネルを設置し、
この操縦パネルの前部にエンジンを覆うボンネットを配
備した乗用型芝刈り機において、運転座席周りの外観見
栄えを向上することができるとともに、組付け加工を容
易に行うことができるようにする。 【解決手段】 操縦パネル11の下部の左右横側方に回
り込む左右ステップ部7a,7aと、これら左右ステッ
プ部7a,7aを繋ぐとともに上方に隆起された中央ス
テップ部7cと、前記左右ステップ部7a,7aそれぞ
れの後端に連なる左右の後車輪フェンダー部7b,7b
と、これら左右後車輪フェンダー部7b,7bを繋ぐ座
席載置部7dとを、1枚の金属板材からなる板金構造に
構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてミッドマウン
ト式の乗用型芝刈り機におけるエンジンボンネット構造
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ミッドマウント式の乗用型芝刈り機は、
機体前部にエンジンを搭載するとともに、機体後部に運
転座席を設置し、前後車輪間にモーアを装備した構造の
ものが多く、そのエンジンボンネット構造は、例えば実
開昭63‐15280号公報や特開平4‐311666
号公報に開示されているように、運転座席の前方部位に
エンジンルームの後部を構成する操縦パネルを設置し、
この操縦パネルの前部にエンジンを覆うボンネットを配
備し、かつ、このボンネットを、左右側壁部、前壁部、
および上壁部を一体化したものに構成し、この一体型の
ボンネットをその前端下部の支点を中心にして上下に揺
動開閉可能に機体フレームに枢支連結するのが一般的と
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したエンジンボン
ネット構造においては、ボンネットの下端が内部の各種
装置に接触することなく上下に揺動できるようにするた
めに、ボンネット下端が内装機器よりも外側に位置する
寸法にする必要があり、その結果、ボンネット下部の横
幅が大きいものになっていた。このため、ボンネット部
が農用トラクターのような重厚な外観になりがちであ
り、軽快さが望まれる一般家庭やゴルフ場で使用する芝
刈り機の外観としては改良の余地があった。又、エンジ
ンオイルの補充、プラグ交換(ガソリンエンジンの場
合)、ラジエータ水の補充(水冷エンジンの場合)、等
のユーザーが行う簡単な点検整備においても重くて大き
い一体型ボンネットを開閉しなければならず、取扱い性
の点でも改良の余地があった。本発明は、従来のエンジ
ンボンネット構造における上記不具合を解消することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、機体前部にエ
ンジンを搭載するとともに、機体後部に運転座席を設置
し、この運転座席の前方部位にエンジンルームの後部を
構成する操縦パネルを設置し、この操縦パネルの前部に
前記エンジンを覆うボンネットを配備した乗用型芝刈り
機において、次のように構成したことに特徴がある。す
なわち、第1発明の特徴構成は、前記エンジンボンネッ
トを、前壁部と下すぼまり状に対向する左右壁板部とを
有する下部ボンネットと、上壁部と前壁部と上すぼまり
状に対向する左右側壁部とを有する上部ボンネットとで
構成し、下部ボンネットを機体フレーム側に固定すると
ともに、上部ボンネットをその前端を中心に上方に揺動
開放可能に構成してある点にある。
【0005】又、第2発明の特徴構成は、上記第1発明
において、機体フレームの前部に立設した支持部材に上
部ボンネットの前部をを枢支連結するとともに、この支
持部材に前記下部ボンネットの前部を着脱自在に連結
し、下部を機体フレームに連結した操縦パネルに下部ボ
ンネットの後部を着脱自在に連結してある点にある。
【0006】
【作用】第1発明の特徴構成によると、ボンネット全体
としてのの左右側壁部が、その上下中間を広がらせた中
膨らみ形状にしているので、ボンネット下部が締まった
外観をもたらしながら大きいエンジンルームを形成でき
る。又、エンジンオイルの補充、プラグ交換、ラジエー
タ水の補充、等のユーザーが行う簡単な点検整備は、軽
量の上部ボンネットを開閉して行う。
【0007】又、第2発明の特徴構成によると、前部を
機体フレーム側に連結した下部ボンネットの後部を操縦
パネルに着脱自在に連結してあるので、通常の固定状態
において、操縦パネルと下部ボンネットとは互いに支持
し合ってエンジンボンネット部の強度を確保する。又、
通常の点検整備は上記のように上部ボンネットのみを開
閉して行うが、エンジンルーム内下部の整備や、エンジ
ンの取り外し等の大がかりな整備を必要とする時には、
下部ボンネットと前部支持部材との連結、および下部ボ
ンネットと操縦パネルとの連結を解除することで、下部
ボンネットを前方に引出して取り外すことが可能であ
り、このようにしてボンネット全体を取り除くことも容
易に行える。
【0008】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果が期待できる。本第1発明によ
ると、 左右側壁部が中膨らみになった比較的大きい容積の
エンジンルームを形成しながらボンネット下部が引き締
まった軽快な外観のエンジンボンネット構造を得ること
が容易となり、デザイン性に優れたものとなった。 ボンネット内部の点検整備の際には、軽量小型の上
部ボンネットのみを開閉するので、取扱い性を向上する
ことができるようになった。
【0009】本第2発明によると、 下部ボンネットと操縦パネルとが互いの支持部材と
しての機能を持っているので、ボンネットの各部を支持
するために機体フレームに設けるステー類を少なくで
き、部品点数の節減や軽量化に有効となる。 左右側壁部が中膨らみになったボンネットでありな
がら、必要に応じては、下部ボンネットの前後の連結を
解除することで、ボンネット全体を簡単に前方に抜き出
して取り外すこともでき、大がかりな点検整備も容易に
行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明をミッドマウント式の乗用型芝
刈り機に適用した一実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ミッドマウント式の乗用型芝刈り機
は、操向前車輪1と駆動後車輪2を備えた四輪走行式の
走行機体3の前後車輪1,2間にモーア4を昇降操作可
能に吊り下げ装備して構成されており、走行機体3にお
ける左右一対の機体フレーム5の前部にエンジン6が搭
載されるとともに、機体の前後中間部から後部にかけて
フェンダー部材7がサスペンション機構8を介して機体
フレーム5に装着されている。このフェンダー部材7は
ステップ部7aと後車輪フェンダー部7bとを一体化し
て構成したものであり、後車輪フェンダー部7bの上面
の左右中央に運転座席9が前後調節可能に設置されてい
る。前記エンジン6は縦軸型のものが使用され、その下
向き出力軸6aと機体後部に設けた図示しない後車輪駆
動用変速装置とがベルト連動されるとともに、前記出力
軸6aとモーア4とがベルト連動されている。
【0011】前記エンジン6を収納するエンジンルーム
は、運転座席2の前部において機体フレーム5に立設し
た操縦パネル11と、その前部に設けたボンネット12
とによって構成されている。
【0012】前記操縦パネル11は、パネル本体部11
a、ステアリングハンドル13のハンドルポスト13a
を挿通する膨出部11b、計器パネル部11cを樹脂成
型によって一体形成したものであり、パネル本体部11
aの正面と左右側面に冷却風取り入れ用のスリット14
が形成されるとともに、パネル本体部11aの下端左右
部が外方に張出し形成され、このパネル本体部11aの
下端が機体フレーム5に備えたステー15aにボルト連
結されている。そして、パネル本体部11aの下端左右
部に形成した張出し部11dが、前記フェンダー部材7
におけるステップ部7aの左右前端に連なる前上がり形
状の足置きとなるように構成されるとともに、左右の張
出し部11dも機体フレーム5に架設したステー15b
の左右延出部にボルト連結されている。
【0013】前記ボンネット12は、樹脂成型された下
部ボンネット16と上部ボンネット17とで構成されて
いる。下部ボンネット16は、前壁部16aと下すぼま
り状に対向する左右の側壁部16bとを備え、前壁部1
6aには換気用のグリル16cが形成されている。ま
た、上部ボンネット17は、上壁部17aと前壁部17
bと上すぼまり状に対向する左右の側壁部17cとを備
え、前壁部17bには前照灯18が装着されている。
【0014】そして、機体フレーム5の前部に立設した
アーチ型の支持部材19の上辺に、下部ボンネット16
の前壁部16aから延出した取り付け部16dがボルト
20で連結されるとともに、下部ボンネット16におけ
る後端下部が外方に張出し形成され、この張出し部16
eが操縦パネル9の下端左右部に形成した張出し部9d
と合致して連なるように構成されている。又、この下部
ボンネット16における後部の下端左右が前記操縦パネ
ル11の張出し部11dに側方からボルト21で着脱自
在に連結されるとともに、下部ボンネット16における
後部の上端左右が操縦パネル11にボルト22で着脱自
在に連結されている。
【0015】上部ボンネット17前部における前照灯ボ
ックス17dの底部に左右一対のヒンジ部材23がボル
ト24で連結され、このヒンジ部材23の遊端が前記支
持部材19の上部左右に備えた取付け片19aに支点P
を中心に上下回動可能に枢支され、エンジンオイルの補
充や点火プラブの交換、等の簡単な点検整備はこの上部
ボンネット17を支点P周りに開閉することで行えるよ
うになっている。
【0016】又、前記ボルト20,21,22を外し
て、下部ボンネット16を前方に引出してボンネット1
2全体を取り外すことで、エンジンルームを大きく開放
することができ、エンジン下部の点検整備やエンジン取
り外し、等の大がかりな点検整備が可能となっている。
【0017】尚、上部ボンネット17の下端縁は、固定
された下部ボンネット16の上端縁に数ミリメートルの
間隙sをもって被さるように構成されており、この間隙
sが外気流入口に利用できるようになっている。
【0018】又、上部ボンネット17にヒンジ部材23
を連結するボルト24の座がね25を、前照灯ボックス
17dの内底面をおおきく覆う形状に構成するととも
に、その上面を光沢面にすることで、前照灯18の反射
板の機構を発揮させるようにしてある。
【0019】〔別実施例〕前記エンジン6としては、ラ
ジエータを装備した縦軸型の水冷ディーゼルエンジンを
使用することもでき、この場合は、上部ボンネット17
と下部ボンネット16との間隙sをエンジンルーム内の
熱気をラジエータ排風とともに機外に排出する換気口と
して利用できる。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型芝刈り機の全体側面図
【図2】乗用型芝刈り機の全体平面図
【図3】エンジンルーム後部の縦断側面図
【図4】エンジンルーム後部の横断平面図
【図5】操縦パネルの後面図
【図6】操縦パネルの側面図
【図7】操縦パネルの平面図
【図8】ボンネット前部の縦断後面図
【図9】ボンネット前部の縦断側面図
【符号の説明】
6 エンジン 7a 左右ステップ部 7b 後車輪フェンダー部 7c 中央ステップ部 7d 座席載置部 9 運転座席 11 操縦パネル 12 ボンネット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月28日(2000.9.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 乗用型芝刈り機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として前輪と後輪と
の間にモーアを装着したミッドマウント式の乗用型芝刈
り機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記乗用型芝刈り機は、機体前部にエン
ジンを搭載するとともに機体後部に運転座席を搭載設置
し、前後車輪間にモーアを装備した構造のものが多く、
運転座席周りにおいて機体上部を覆う上部構造体は、操
縦パネルの下部の左右横側方に回り込む左右ステップ部
と、これらの間に位置する中央連結部と、左右の後車輪
フェンダー部と、これらの間に位置する座席載置部とか
ら構成されており、従来では、左右ステップ部と中央連
結部とが一体に構成された前側の構造体と、左右の後車
輪フェンダー部と座席載置部とが一体に構成された後側
の構造体とで構成されるか、あるいは、さらに左右ステ
ップ部と中央連結部とが別体で構成され、各構造体が機
体に連結されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した構造の乗用型
芝刈り機においては、運転座席周りの上部構造体が2つ
の部材、あるいは、さらに細分された複数の部材で構成
されていたので、これらを機体に連結する組付け作業に
おいて手間がかかりやすいのみならず、製作誤差や組立
て誤差、等によって部材同士の繋ぎ部に多少の隙間が形
成されやすく、外観の見栄えが低下しやすいものであっ
た。また、部材同士の繋ぎ部にはゴミや草が詰まったり
引っ掛かったりしやすく、芝刈り作業後の掃除に手間が
かかることがあった。
【0004】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、運転座席周りの外観見栄えを向上する
ことができるとともに、組付け作業性を高めることがで
きるようにすることを主たる目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、機
体前部にエンジンを搭載するとともに、機体後部に運転
座席を設置し、この運転座席の前方部位にエンジンルー
ムの後部を構成する操縦パネルを設置し、この操縦パネ
ルの前部に前記エンジンを覆うボンネットを配備した乗
用型芝刈り機において、前記操縦パネルの下部の左右横
側方に回り込む左右ステップ部と、これら左右ステップ
部を繋ぐとともに上方に隆起され、かつ、操縦パネルの
後部に位置するた中央連結部と、前記左右ステップ部そ
れぞれの後端に連なる左右の後車輪フェンダー部と、こ
れら左右後車輪フェンダー部および中央連結部を繋ぐ座
席載置部とを、1枚の板材からなる一体構造に構成して
ある点にある。
【0006】
【作用】上記特徴構成によると、左右ステップ部に対し
て上方に隆起されている中央連結部がリブ出し効果をも
たらし、左右ステップ部と中央連結部とからなる足元ス
テップ部分の全体としての強度が確保される。また、足
元低くに位置するステップ部分と、左右の後車輪フェン
ダー部および座席載置部とは大きい段差をもって一体化
されているので、全体としての強度も大きいものとな
る。また、左右のステップ部と左右の後車輪フェンダー
部とが一連に繋がるので、外端辺が隙間や段差なく滑ら
かに連続し、草が引っ掛かることがない。
【0007】
【発明の効果】従って、本発明によると、次のような効
果が期待できる。 (1)運転座席周りの上部構造体が単一の一枚構造とな
るので、複数の部材同士の位置合わせなどの手間が全く
不要で、組立て作業性を向上することができる。 (2)部材同士の繋ぎ部に隙間が発生するようなことが
皆無になり、運転座席周りの外観見栄えを向上すること
ができる。3)全体が一枚構造でありながら、凹凸が立体的に組
み合わされた構造となっているので、所望の強度を確保
することができる。4)部材同士の繋ぎ部に形成された隙間にゴミや草が
詰まることがなくなり、芝刈り作業後の掃除が容易とな
る。5)左右ステップ部の前後方向長さが確保できるの
で、小さい機体でありながらステップ部を大きくとるこ
とができ、足元を広くして楽な姿勢で運転をうことがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明をミッドマウント式の乗用型芝
刈り機に適用した一実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ミッドマウント式の乗用型芝刈り機
は、操向前車輪1と駆動後車輪2を備えた四輪走行式の
走行機体3の前後車輪1,2間にモーア4を昇降操作可
能に吊り下げ装備して構成されており、走行機体3にお
ける左右一対の機体フレーム5の前部にエンジン6が搭
載されるとともに、機体の前後中間部から後部にかけて
機体上部を覆う上部構造体としてのフェンダー部材7が
サスペンション機構8を介して機体フレーム5に装着さ
れている。
【0009】このフェンダー部材7は、後述する操縦パ
ネル11の下部の左右横側方に回り込む左右ステップ部
7a,7aと、これら左右ステップ部7a,7aを繋ぐ
とともに上方に隆起され、かつ、操縦パネル11の後部
に位置する中央連結部7cと、前記左右ステップ部7
a,7aそれぞれの後端に連なる左右の後車輪フェンダ
ー部7b,7bと、これら左右後車輪フェンダー部7
b,7bを繋ぐ座席載置部7dとを、1枚の板材からな
る一体構造に構成したものであり、座席載置部7dの上
面に運転座席9が前後調節可能に設置されている。
【0010】前記エンジン6は縦軸型のものが使用さ
れ、その下向き出力軸6aと機体後部に設けた図示しな
い後車輪駆動用変速装置とがベルト連動されるととも
に、前記出力軸6aとモーア4とがベルト連動されてい
る。
【0011】前記エンジン6を収納するエンジンルーム
は、運転座席2の前部において機体フレーム5に立設し
た操縦パネル11と、その前部に設けたボンネット12
とによって構成されている。
【0012】前記操縦パネル11は、パネル本体部11
a、ステアリングハンドル13のハンドルポスト13a
を挿通する膨出部11b、計器パネル部11cを樹脂成
型によって一体形成したものであり、パネル本体部11
aの正面と左右側面に冷却風取り入れ用のスリット14
が形成されるとともに、パネル本体部11aの下端左右
部が外方に張出し形成され、このパネル本体部11aの
下端が機体フレーム5に備えたステー15aにボルト連
結されている。そして、パネル本体部11aの下端左右
部に形成した張出し部11dが、前記フェンダー部材7
におけるステップ部7aの左右前端に連なる前上がり形
状の足置きとなるように構成されるとともに、左右の張
出し部11dも機体フレーム5に架設したステー15b
の左右延出部にボルト連結されている。
【0013】前記ボンネット12は、樹脂成型された下
部ボンネット16と上部ボンネット17とで構成されて
いる。下部ボンネット16は、前壁部16aと下すぼま
り状に対向する左右の側壁部16bとを備え、前壁部1
6aには換気用のグリル16cが形成されている。ま
た、上部ボンネット17は、上壁部17aと前壁部17
bと上すぼまり状に対向する左右の側壁部17cとを備
え、前壁部17bには前照灯18が装着されている。
【0014】そして、機体フレーム5の前部に立設した
アーチ型の支持部材19の上辺に、下部ボンネット16
の前壁部16aから延出した取り付け部16dがボルト
20で連結されるとともに、下部ボンネット16におけ
る後端下部が外方に張出し形成され、この張出し部16
eが操縦パネル9の下端左右部に形成した張出し部9d
と合致して連なるように構成されている。又、この下部
ボンネット16における後部の下端左右が前記操縦パネ
ル11の張出し部11dに側方からボルト21で着脱自
在に連結されるとともに、下部ボンネット16における
後部の上端左右が操縦パネル11にボルト22で着脱自
在に連結されている。
【0015】上部ボンネット17前部における前照灯ボ
ックス17dの底部に左右一対のヒンジ部材23がボル
ト24で連結され、このヒンジ部材23の遊端が前記支
持部材19の上部左右に備えた取付け片19aに支点P
を中心に上下回動可能に枢支され、エンジンオイルの補
充や点火プラブの交換、等の簡単な点検整備はこの上部
ボンネット17を支点P周りに開閉することで行えるよ
うになっている。
【0016】又、前記ボルト20,21,22を外し
て、下部ボンネット16を前方に引出してボンネット1
2全体を取り外すことで、エンジンルームを大きく開放
することができ、エンジン下部の点検整備やエンジン取
り外し、等の大がかりな点検整備が可能となっている。
【0017】尚、上部ボンネット17の下端縁は、固定
された下部ボンネット16の上端縁に数ミリメートルの
間隙sをもって被さるように構成されており、この間隙
sが外気流入口に利用できるようになっている。
【0018】又、上部ボンネット17にヒンジ部材23
を連結するボルト24の座がね25を、前照灯ボックス
17dの内底面をおおきく覆う形状に構成するととも
に、その上面を光沢面にすることで、前照灯18の反射
板の機構を発揮させるようにしてある。
【0019】〔別実施例〕前記エンジン6としては、ラ
ジエータを装備した縦軸型の水冷ディーゼルエンジンを
使用することもでき、この場合は、上部ボンネット17
と下部ボンネット16との間隙sをエンジンルーム内の
熱気をラジエータ排風とともに機外に排出する換気口と
して利用できる。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型芝刈り機の全体側面図
【図2】乗用型芝刈り機の全体平面図
【図3】エンジンルーム後部の縦断側面図
【図4】エンジンルーム後部の横断平面図
【図5】操縦パネルの後面図
【図6】操縦パネルの側面図
【図7】操縦パネルの平面図
【図8】ボンネット前部の縦断後面図
【図9】ボンネット前部の縦断側面図
【符号の説明】 6 エンジン 7a 左右ステップ部 7b 後車輪フェンダー部 7c 中央連結部 7d 座席載置部 9 運転座席 11 操縦パネル 12 ボンネット
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 49/00 B62D 25/10 B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前部にエンジン(6)を搭載すると
    ともに、機体後部に運転座席(9)を設置し、この運転
    座席(9)の前方部位にエンジンルームの後部を構成す
    る操縦パネル(11)を設置し、この操縦パネル(1
    1)の前部に前記エンジン(6)を覆うボンネット(1
    2)を配備した乗用型芝刈り機において、 前記操縦パネル(11)の下部の左右横側方に回り込む
    左右ステップ部(7a),(7a)と、これら左右ステ
    ップ部(7a),(7a)を繋ぐとともに上方に隆起さ
    れた中央ステップ部(7c)と、前記左右ステップ部
    (7a),(7a)それぞれの後端に連なる左右の後車
    輪フェンダー部(7b),(7b)と、これら左右後車
    輪フェンダー部(7b),(7b)を繋ぐ座席載置部
    (7d)とを、1枚の金属板材からなる板金構造に構成
    してあることを特徴とする乗用型芝刈り機。
JP2000240745A 2000-08-09 2000-08-09 乗用型芝刈り機 Expired - Fee Related JP3445231B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000240745A JP3445231B2 (ja) 2000-08-09 2000-08-09 乗用型芝刈り機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000240745A JP3445231B2 (ja) 2000-08-09 2000-08-09 乗用型芝刈り機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24404393A Division JP3352174B2 (ja) 1993-09-28 1993-09-30 乗用型芝刈り機のエンジンボンネット構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001080547A true JP2001080547A (ja) 2001-03-27
JP3445231B2 JP3445231B2 (ja) 2003-09-08

Family

ID=18732056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000240745A Expired - Fee Related JP3445231B2 (ja) 2000-08-09 2000-08-09 乗用型芝刈り機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3445231B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009089609A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Fujii Corporation Kk 草刈り機
JP2016002037A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 株式会社クボタ 乗用草刈機
JP2016123364A (ja) * 2015-01-05 2016-07-11 株式会社クボタ 草刈機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009089609A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Fujii Corporation Kk 草刈り機
JP2016002037A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 株式会社クボタ 乗用草刈機
JP2016123364A (ja) * 2015-01-05 2016-07-11 株式会社クボタ 草刈機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3445231B2 (ja) 2003-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4280582A (en) Vehicle frame arrangement in motorized two-wheeled vehicle
US7766355B2 (en) Motorcycle rear fender assembly
JP4799369B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP3836225B2 (ja) 鞍乗り型車両のフレーム構造
US5347799A (en) Motor vehicle body paneling
JP2000085664A (ja) 自動二輪車の燃料タンク
JP3516740B2 (ja) 作業車のエンジンボンネット構造
JP2001080547A (ja) 乗用型芝刈り機
JP3406159B2 (ja) 自動二輪車の車体カバー構造
JPH06183384A (ja) 自動2輪車のエアクリーナ
JP4689071B2 (ja) トラクタのボンネット構造
JP3792851B2 (ja) 鞍乗り型車両のフレーム構造
DE102019125202B4 (de) Schwingarm für ein motorrad
JP3352174B2 (ja) 乗用型芝刈り機のエンジンボンネット構造
JP2001080546A (ja) 乗用型芝刈り機のエンジンボンネット構造
JP4224158B2 (ja) トラクタのボンネット構造
JPH03193584A (ja) 自動二輪車
JPH0796865A (ja) 乗用型芝刈り機のステップ構造
JP4358941B2 (ja) トラクタ
JP2999149B2 (ja) 騎乗型4輪車のタンクカバー取り付け構造
JP2017065272A (ja) 鞍乗り型車両
JP7105686B2 (ja) 作業車
JP2599835B2 (ja) 乗用型芝刈機の機体構造
JP7132966B2 (ja) 鞍乗り型車両の車体フレーム
JPH042584A (ja) 自動二輪車用シートカウル

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees