JP2001080414A - ストップランプスイッチ異常検出装置およびタイヤ異常検出装置 - Google Patents

ストップランプスイッチ異常検出装置およびタイヤ異常検出装置

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JP2001080414A
JP2001080414A JP26394899A JP26394899A JP2001080414A JP 2001080414 A JP2001080414 A JP 2001080414A JP 26394899 A JP26394899 A JP 26394899A JP 26394899 A JP26394899 A JP 26394899A JP 2001080414 A JP2001080414 A JP 2001080414A
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Toru Kojima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストップランプスイッチに異常が生じたとき
にこれを検出できる新規な装置を提供すること。 【解決手段】 車両の各車輪の回転速度を検出する車輪
速センサ1と、ストップランプのON作動状態を切り替
えるストップランプスイッチ4と、車輪速が第1しきい
値を越えたことを検出する第1比較手段、車輪速が第1
しきい値を越えてから第1しきい値よりも小さい第2し
きい値に達したことを検出する第2比較手段、前記スト
ップランプが点灯しているままの状態で、第1比較手段
による検出がなされてから第2比較手段による検出がな
される回数計測条件が成立するか否かを判断するととも
に、回数計測条件の成立が継続して所定回数なされたと
きにストップランプスイッチ異常と判断するストップラ
ンプスイッチ異常判断手段を備えたメインコントロール
ユニットMCUを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車において、
ブレーキ操作を行うのに連動して点灯するストップラン
プに関する異常を検出するストップランプスイッチ異常
検出装置、ならびに、このストップランプスイッチ異常
検出装置を備えるとともにタイヤの空気圧異常を検出す
るタイヤ異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばブレーキペダルを踏むな
どのブレーキ操作を行うと、これに連動して点灯するス
トップランプは周知である。このストップランプは、ブ
レーキペダルの作動に連動して投入されるストップラン
プスイッチに接続されているのが一般的であり、このス
トップランプスイッチは、ストップランプを点灯させる
だけでなく、車両状態を検出するためにも利用されてい
る。
【0003】このようにストップランプスイッチを車両
状態の検出に用いる装置の1つとして、例えば、特開平
8−156549号公報に記載のタイヤ異常検出装置が
知られている。この公報には、タイヤの角速度の変化か
らタイヤの空気圧の異常を検出してこれを運転者に知ら
せる装置について記載されている。また、タイヤの角速
度の変化は、タイヤの空気圧以外の要因でも生じるもの
で、例えば、制動時には輪荷重の状態や路面摩擦係数の
状態から、各輪における角速度の変化にばらつきが生じ
る。そこで、上記従来技術にあっては、ストップランプ
スイッチが投入された場合には制動が行われているとし
て、タイヤの異常判断を中止するよう構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のストップランプ
およびストップランプスイッチを有した回路では、スト
ップランプスイッチの接点が固着したり、あるいは回路
の短絡したりして、ストップランプが点灯したままの状
態になるという故障が生じることがあった。しかしなが
ら、従来、このような故障が生じたときに、これを検出
する装置がなかった。
【0005】また、上述のタイヤ異常検出装置にあって
は、ストップランプスイッチに上述のような異常が生じ
たときには、制動中を示す信号が出力されたままの状態
となり、正しいタイヤ異常判断ができなくなり、誤検出
を招くおそれがあるという問題があった。
【0006】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、ストップランプスイッチに異常が生じ
たときにこれを検出できる新規な装置を提供することを
第1の目的とし、さらに、タイヤ異常検出装置におい
て、ストップランプスイッチに故障が生じたときにこれ
を検出して、誤検出を防止し、空気圧異常を高い精度で
検出可能とすることを第2の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の第1の目的を達成
するために、請求項1に記載のストップランプスイッチ
異常検出装置は、車両の各車輪の回転速度を検出する車
輪速検出手段と、ストップランプのON作動状態を検出
するON作動検出手段と、車輪速が第1しきい値を越え
たことを検出する第1比較手段と、車輪速が第1しきい
値を越えてから第1しきい値よりも小さい第2しきい値
に達したことを検出する第2比較手段と、前記ストップ
ランプがON作動しているままの状態で、第1比較手段
による検出がなされてから第2比較手段による検出がな
される回数計測条件が成立するか否かを判断するととも
に、回数計測条件の成立が継続して所定回数なされたと
きにストップランプスイッチ異常と判断するストップラ
ンプスイッチ異常判断手段と、を備えていることを特徴
とする。
【0008】なお、請求項2に記載のように、請求項1
に記載のストップランプスイッチ異常検出装置におい
て、前記第2しきい値は0km/hとすることが好まし
い。
【0009】また、請求項3に記載のように、請求項1
または2に記載のストップランプスイッチ異常検出装置
において、前記ストップランプスイッチ異常判断手段が
異常と判断したときに運転者に対してこれを知らせる報
知手段を設けることが好ましい。
【0010】また、上述の第2の目的を達成するため
に、請求項4に記載の発明は、各輪の車輪速を比較して
所定の条件でタイヤの空気圧が低下していることを検出
するタイヤ異常検出制御を実行するタイヤ異常検出手段
が設けられているタイヤ異常検出装置において、車両の
各車輪の回転速度を検出する車輪速検出手段と、ストッ
プランプのON作動状態を検出するON作動検出手段
と、車輪速が第1しきい値を越えたことを検出する第1
比較手段と、車輪速が第1しきい値を越えてから第1し
きい値よりも小さい第2しきい値に達したことを検出す
る第2比較手段と、前記ストップランプがON作動して
いるままの状態で、第1比較手段による検出がなされて
から第2比較手段による検出がなされる回数計測条件が
成立するか否かを判断するとともに、回数計測条件の成
立が継続して所定回数なされたときにストップランプス
イッチ異常と判断するストップランプスイッチ異常判断
手段と、を備えているストップランプスイッチ異常検出
装置が設けられ、前記ストップランプスイッチ異常判断
手段がストップランプスイッチ異常と判断したときに
は、タイヤ異常検出手段における空気圧低下判断を禁止
する禁止判断手段が設けられていることを特徴とする。
【0011】また、上述の第2の目的を達成するため
に、請求項5に記載の発明は、各輪の車輪速を比較して
所定の条件でタイヤの空気圧が低下していることを検出
するタイヤ異常検出制御を実行するタイヤ異常検出手段
と、車両の減速度が減速度しきい値を越えたときに、前
記タイヤ異常検出手段による空気圧低下判断を禁止する
禁止判断手段とが設けられているタイヤ異常検出装置に
おいて、車両の各車輪の回転速度を検出する車輪速検出
手段と、ストップランプのON作動状態を検出するON
作動検出手段と、車輪速が第1しきい値を越えたことを
検出する第1比較手段と、車輪速が第1しきい値を越え
てから第1しきい値よりも小さい第2しきい値に達した
ことを検出する第2比較手段と、前記ストップランプが
ON作動しているままの状態で、第1比較手段による検
出がなされてから第2比較手段による検出がなされる回
数計測条件が成立するか否かを判断するとともに、回数
計測条件の成立が継続して所定回数なされたときにスト
ップランプスイッチ異常と判断するストップランプスイ
ッチ異常判断手段と、を備えているストップランプスイ
ッチ異常検出装置が設けられ、前記ストップランプスイ
ッチ異常判断手段がストップランプスイッチ異常と判断
したときには、禁止判断手段における減速度しきい値
を、禁止判断の感度を高める側にシフトさせるよう構成
されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の作用および効果】請求項1に記載のストップラ
ンプスイッチ異常検出装置にあっては、ストップランプ
がON作動しているままの状態で、車輪速が第1しきい
値を越えた後、さらに第2しきい値まで低下すると、ス
トップランプスイッチ異常判断手段では回数計測条件が
成立し、さらに、この回数計測条件の成立が継続して所
定回数なされるとストップランプスイッチに異常が発生
していると判断する。
【0013】すなわち、ストップランプにあっては、ス
トップランプスイッチの固着などにより回路が閉じたま
まになって、ストップランプが点灯したままになること
がある。ストップランプスイッチが正常な場合、ストッ
プランプが点灯したまま所定車速(第2しきい値)から
所定車速(第1しきい値)に上昇することを繰り返すこ
とがないのに対し、ストップランプスイッチに異常が生
じている場合には、このようなことを繰り返すことにな
る。よって、このような走行状態を検出することによ
り、ストップランプスイッチの異常を検出することがで
きる。以上のように、請求項1に記載の発明では、スト
ップランプスイッチの異常検出を高い精度で行うことが
できる新規な装置を提供することができるという効果が
得られる。
【0014】また、請求項2に記載の発明では、第2し
きい値が0km/h、すなわち停車であり、したがっ
て、ストップランプがON作動したままの状態で、所定
車速(第1しきい値)から停車→所定車速→停車を継続
的に繰り返したときにストップランプスイッチ異常と判
断する。すなわち、第1しきい値および第2しきい値
は、要は制動を行っているときに生じ得ない速度変化が
得られ、かつ、通常の走行状態に生じやすい走行パター
ンに含まれる値であることが好ましい。したがって、第
1しきい値は、走行を開始したときに通常達する速度
域、例えば20km/h〜40km/hの範囲内である
ことが好ましいし、また、第2しきい値は、低速域、例
えば15km/h〜0km/hの範囲内であるのが好ま
しい。このような速度域に設定していれば、制動を行っ
ているのに、このような2つの速度域を複数回行き来す
ることがない。しかしながら、この2つの速度が近けれ
ば近いほど、また、第2しきい値の値が高ければ高いほ
ど、走行パターンによっては、制動を行っていても、こ
のような異常判断条件が成立する可能性が少しではある
が高くなる。例えば、渋滞走行時など制動を行いつつ速
度が上下することがある。それに対して、本請求項2に
記載の発明では、第2しきい値を0km/hとしている
ことで、第1しきい値との差を広げるとともに、より通
常の走行パターンに含まれないようにでき、したがっ
て、ストップランプスイッチの異常検出精度が向上する
という効果が得られる。
【0015】請求項3に記載のストップランプスイッチ
異常検出装置にあっては、ストップランプスイッチ異常
判断手段が異常と判断したときには、報知手段がこれを
運転者に知らせる。したがって、運転者は、ストップラ
ンプスイッチの異常に即座に対応することができる。な
お、報知手段としては、ランプの点灯や、ブザーなどの
警告音や、音声による警告、あるいは、インストルメン
トパネル内の表示画面による表示などがある。
【0016】請求項4に記載のタイヤ異常検出装置にあ
っては、ストップランプスイッチ異常検出装置がストッ
プランプスイッチ異常と判断したときには、空気圧低下
判断を禁止する。したがって、異常なストップランプス
イッチの状態に応じたON作動検出手段からの信号に基
づいたタイヤ空気圧異常の判断を行うことがなく、タイ
ヤ空気圧異常検出精度の向上を図ることができる。
【0017】請求項5に記載のタイヤ異常検出装置にあ
っては、タイヤ異常検出手段が異常判断を行うにあた
り、車両の減速度が所定の減速度しきい値を越えた場合
は、車輪速に制動による影響が現れる。したがって、車
輪速による空気圧異常の判断精度が低下するため、禁止
判断手段がタイヤ異常検出手段による空気圧低下判断を
禁止する。
【0018】さらに、ストップランプスイッチ異常判断
手段がストップランプスイッチ異常と判断したときに
は、減速度しきい値をシフトさせ、禁止判断の感度を高
める。すなわち、ストップランプスイッチに異常が生じ
ているときには、ON作動検出手段の検出結果をタイヤ
異常判断に用いることはできない。そこで、減速度しき
い値をシフトさせて減速に関する禁止判断の感度を高め
ることにより、ON作動検出手段の検出結果を用いなく
ても制動に応じた判断を高い精度で行うようにできる。
したがって、ストップランプスイッチの異常時でも所定
の減速度が生じたときには制動がなされたと判断して空
気圧低下の判断を禁止して、タイヤ異常検出精度の向上
を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (実施の形態1)実施の形態1の車両挙動検出装置は、
請求項1〜3に記載のストップランプスイッチ異常検出
装置に対応しているとともに、請求項4に記載のタイヤ
異常検出装置に対応している。
【0020】図1は実施の形態1のストップランプスイ
ッチ異常検出装置およびタイヤ異常検出装置を有した車
両制御装置が搭載された車両のシステム図であって、こ
の車両制御装置は、検出した車両挙動に応じてブレーキ
ユニットBUの作動、ならびにエンジンENGの駆動状
態、および自動変速機ATの変速を制御するよう構成さ
れている。
【0021】図においてMCUはメインコントロールユ
ニットであって、車両挙動を検出する各センサ1,2,
3およびストップランプスイッチ4からの入力に基づい
て車両挙動を判定するとともにブレーキユニットBUに
向けて制御信号を出力し、かつ、自動変速機ATの制御
を行うATコントロールユニットATCUならびにエン
ジンENGの駆動を制御するENGコントロールユニッ
トENGCUに向けて必要な信号を出力するよう構成さ
れている。
【0022】前記メインコントロールユニットMCU
は、車両挙動を検出するセンサとしては、各輪の車輪速
を検出する車輪速センサ1と、操舵角を検出する舵角セ
ンサ2と、車両のヨーレイトを検出するヨーレイトセン
サ3とを備えているとともに、図外のブレーキペダルを
踏み込むのに連動して投入されるストップランプスイッ
チ4を備えている。なお、車輪速センサ1は、特許請求
の範囲の車輪速検出手段に相当するもので、車輪Wが1
回転すると所定数Nのパルスを出力する周知のものであ
って、本実施の形態では、例えば、N=42である。
【0023】さらに、前記メインコントロールユニット
MCUは、特許請求の範囲のストップランプスイッチ異
常検出装置の構成要素である、ON作動検出手段、第1
比較手段、第2比較手段を備えているとともに、タイヤ
異常検出装置の構成要素である、タイヤ異常検出手段、
禁止判断手段を備えている。
【0024】なお、前記タイヤ異常検出装置は、各輪W
の空気圧に異常が無いかを判定して異常がある場合に
は、これを報知するもので、このタイヤ異常検出は、後
述するが、基本的には以下の考え方に基づいて異常判断
を行うものである。すなわち、4輪のいずれかのタイヤ
空気圧が正常圧よりも低下すると、この輪のタイヤ半径
が正常圧のタイヤ半径よりも小さくなる結果、この異常
輪の車輪速が正常輪の車輪速に比べて僅かに高速にな
る。このように或る車輪の車輪速が他の輪よりも僅かに
高速の状態が所定以上続いたときにはその輪のタイヤ空
気圧が低下していると判断する。
【0025】以下に、この考え方に基づくタイヤ異常検
出について、フローチャートを参照しつつ説明する。こ
のタイヤ異常検出制御を実行するにあたり、まず、図2
に示すフローチャートに基づいて車輪速パルス測定を実
行する。この車輪速パルス測定は、各車輪速センサ毎に
実行され、まず、ステップ91では、各車輪速センサか
ら得られるパルスが入力される毎にパルスカウントNC
NTxxをインクリメントし、続くステップ92では、
FRC(フリーランニングカウンタ)キャプチャ値を加
算して周期TCNTxxを求める。なお、車輪速センサ
は、車輪Wの回転速度に応じた周波数のパルスを発生さ
せるよう構成されていて、車輪速センサから出力される
車輪Wの2回転分のパルスカウントNCNTを、タイヤ
2回転の周期TCNTで割って各車輪速Vxxを求め
る。ここでxxは、右前FR,左前FL,右後RR,左
後RLのそれぞれを示す。
【0026】図3はタイヤ異常検出制御の全体の制御流
れを示すフローチャートであって、まず、ステップ10
1において、各輪についてパルスカウントにおいて積算
したパルス数NCNTxxと周期TCNTxxとから車
輪速Vxxを求め、続くステップ102において、パル
ス数NCNTxxおよび周期TCNTxxを0にクリア
する。
【0027】以下の、ステップ103からステップ11
3は、タイヤ異常の警報判断を行うか否かの判定を行う
もので、特許請求の範囲の禁止判断手段に相当するもの
であり、所定の判定条件が成立しない不適切な走行状態
の場合には、警報判断を行うことなく1回の流れを終え
る。
【0028】ステップ103では、4輪のうちで最も低
い値が所定速度である15km/h未満の低速走行時で
あるか否かを判定し、15km/h未満の低速走行時に
は、警報判断を行うことなくステップ119に進んで1
回の制御流れを実行する時間である10msが経過した
後1回の流れを終え、ステップ103にて15km/h
以上の場合にステップ104に進む。すなわち、低速走
行時には路面の凹凸などによる車輪速への影響があるた
め、車輪速に基づいてタイヤ空気圧異常を判定するには
不適切として警報判断を行わない。
【0029】ステップ104では、ストップランプスイ
ッチ異常処理が実行されているか否かを判断し、異常処
理の実行中であればストップランプスイッチ4が故障し
ているため上記判断の信頼性が低いことから判断をキャ
ンセルしてステップ119に進み、異常処理が実行中で
なければステップ104bに進む。
【0030】ステップ104bでは、ストップランプス
イッチ4がONになっているか否かを、すなわち制動中
であるか否か判定し、制動中であれば警報判断を行うこ
となくステップ119に進み、制動中でなければステッ
プ105に進む。すなわち、制動時には、タイヤスリッ
プなどによる車輪速への影響があるため、車輪速に基づ
いてタイヤ空気圧異常を判定するには不適切として警報
判断を行わない。
【0031】ステップ105では、各輪の加速度ACC
xxを演算する。この場合、今回の車輪速Vxxから、
前回(10ms前)の車輪速Vxx10ms前を差し引
いた値に基づく演算を行う。続くステップ106では、
各輪の加速度ACCxxの最も高い値を求め、この値が
所定のしきい値である+0.1gよりも大きいか否かを
判定し、+0,1gよりも大きい加速時には警報判断を
行うことなくステップ119に進み、+0.1g未満で
ステップ107に進む。ステップ107では、4輪の加
速度の最も低い値を求め、この値が所定の値である−
0.1gよりも低い減速時には警報判断を行うことなく
ステップ119に進む。すなわち、所定以上の加速時お
よび所定以上の減速時にあっても、タイヤスリップなど
による車輪速への影響があるため、車輪速に基づいてタ
イヤ空気圧異常を判定するには不適切として警報判断を
行わない。
【0032】次にステップ108では、右の前後輪の車
輪速比HiVRと左の前後輪の車輪速比HiVLとをそ
れぞれ、 HiVR=(VFR/VRR)−1,HiVL=(VF
L/VRL)−1 の演算式により求める。これら前後比HiVR,HiV
Lは、それぞれ前後のいずれに空気圧異常があるかを判
定するもので、例えば、前輪に空気圧異常がある場合に
は、HiVR,HiVLは正の値となり、後輪に空気圧
異常がある場合には、HiVR,HiVLは負の値とな
る。
【0033】続いてステップ109では、2つの前後比
HiVR,HiVLの大きい方の値が、所定のしきい値
である1%越えているか否かを判定する。このように前
後比がしきい値よりも大きい場合も、タイヤ空気圧低下
以外の要因により生じた車輪速異常であると判断し、車
輪速に基づいてタイヤ空気圧異常を判定するには不適切
として警報判断を行うことなくステップ119へ進む。
【0034】一方ステップ109において、2つの前後
比HiVR,HiVLの大きい方の値がしきい値(1
%)以下である場合にステップ110に進んでセレクト
横加速度YGSを演算する。
【0035】このステップ110におけるセレクト横加
速度YGSというのは、前輪の左右車輪速差に基づいて
得られた前輪横加速度YGFと、後輪の左右車輪速差に
基づいて得られた後輪横加速度YGRとのいずれか一方
を選択した値であり、要は車輪速から求めた横加速度で
ある。
【0036】このステップ110においてセレクト横加
速度YGSを求めたら、ステップ111に進み、セレク
ト横加速度の絶対値|YGS|が所定のしきい値0.1
gよりも大きいか否か判断し、横加速度の絶対値|YG
S|がしきい値よりも大きい場合には、車両が旋回中な
ど定常運転状態でないため、警報判断を行うことなくス
テップ119に進んで1回の流れを終え、横加速度の絶
対値|YGS|がしきい値(0.1g)以下の場合にス
テップ112に進む。
【0037】ステップ112では、旋回半径RSを以下
の演算に基づいて演算する。 RS={(VxR+VxL)/(VxR−VxL)}×
Kb ここで、xは、前輪Fあるいは後輪Rのいずれか一方を
示す。また、Kbは、予め設定されている係数である。
このステップ112にあっては、要は、左右輪の車輪速
差に基づいて両者に差がある場合、旋回内外輪差による
差として係数を乗じて旋回半径を求めるもので、左旋回
か右旋回かで得られた値の+-が異なることになる。
【0038】続くステップ113では、旋回半径Rがし
きい値30m未満であるか否かを判定し、半径30m未
満の旋回時には、旋回内外輪により車輪速が大きく異な
り車輪速によりタイヤ空気圧異常の判断ができないこと
から、警報判断を行うことなくステップ119に進んで
1回の流れを終え、旋回半径Rがしきい値30m以上の
場合にステップ114に進んで、タイヤ異常判断すなわ
ちタイヤ空気圧の減圧判断値D1を求める演算を行う。
なお、この減圧判断値D1の演算方法は、図5に示すフ
ローチャートに基づいて後述する。
【0039】ステップ115では、減圧判断値D1がし
きい値(0.5%)以上であるか否か(タイヤ空気圧が
異常に低下しているか否か)を判断し、しきい値以上で
ステップ116に進んで減圧フラグを1にセットする。
ちなみに、この減圧判断値D1と比較するしきい値は、
ここでは固定値を示しているが、例えば、車速が40k
m/hでは0.5%、車速が80km/hでは0.3%
というように車速に応じて変化させるのが好ましい。と
いうのは、空気圧が低圧となったタイヤは、比較的低速
の回転速度では小径であるが、高回転速度となると外側
に膨らんで径が拡大されて正常輪との径差が小さくな
る。そこで、上記のように車速に応じてしきい値を変更
するのが精度の点で好ましい。なお、以上のステップ1
14の演算ならびにステップ115の比較判断を行う部
分が、特許請求の範囲のタイヤ異常検出手段に相当す
る。
【0040】続くステップ117では、減圧フラグが1
であるか否かを判断し、減圧フラグが1にセットされて
いる場合にはステップ118に進んで警報作動を実行す
る。なお、この警報作動としては、警報ランプを点灯さ
せたり車載モニタに表示するなどの視覚的警報作動を実
行したり、また、声によるメッセージやブザーなどによ
る聴覚的警報を実行したり、その両方を実行したりする
ことが考えられるものであり、この処理を行う部分およ
び作動を行う部分が特許請求の範囲の報知手段に相当す
る。
【0041】次に、ステップ110のセレクト横加速度
YGSの演算処理流れを図4のフローチャートにより説
明する。まず、ステップ201において、前輪の車輪速
VFR,VFLに基づいて前輪横加速度YGFを下記の
式により演算し、同様にステップ202において、後輪
の車輪速VRR,VRLに基づいて前輪横加速度YGR
を下記の式により演算する。 YGF={(VFR+VFL)/(VFR−VFL)}
×Kc YGR={(VRR+VRL)/(VRR−VRL)}
×Kd なお、上記式においてKc,Kdはそれぞれ係数であ
る。
【0042】ステップ203では、前後比HiVR,H
iVLの絶対値を比較し、左輪の前後比HiVLの方が
大きい場合はステップ204に進み、右輪の前後比Hi
VRの方が大きい場合にはステップ207に進む。
【0043】ステップ204では、左輪の前後比HiV
Lが0以上であるか否かを判定し、0以上であれば前輪
に異常があるとして、ステップ206に進んで選択横加
速度YGSとして後輪横加速度YGRを選択し、0未満
であれば後輪に異常があるとしてにステップ207に進
んで選択横加速度YGSとして前輪横加速度YGFを選
択する。
【0044】同様に、ステップ207では、右輪の前後
比HiVRが0以上であるか否かを判定し、0以上であ
れば前輪に異常があるとして、ステップ209に進んで
選択横加速度YGSとして後輪横加速度YGRを選択
し、0未満であれば後輪に異常があるとしてステップ2
08に進んで選択横加速度YGSとして前輪横加速度Y
GFを選択する。
【0045】次に、図5により減圧判断値D1を求める
手順について説明すると、ステップ 301において、D10=(VFL/VFR)−(VR
R/VRL) の演算により基準値D10を求め、さらに、ステップ3
02において、 D1=D10−YGS×Ke の演算により、演算したセレクト横加速度YGSに基づ
いて補正を行って基準値D10を求める。すなわち、旋
回時には、内外輪で速度差が生じるため、この分を補正
して精度を高めている。なお、Keは係数である。
【0046】次に、ステップ104bにおいて判断して
いるストップランプスイッチ異常処理ついて説明する。
図6は、ストップランプスイッチ異常判断の制御流れを
示している。まず、ステップ601では、ストップラン
プスイッチ4がON(投入)になっているか否かを判定
し、ONになっている場合にはステップ602に進み、
ONになっていない場合には604に進んでストップラ
ンプオンフラグFSTSON=0とするとともに、オン
カウンタCSTSON=0とする処理を実行する。な
お、オンカウンタCSTSONとは、ストップランプス
イッチ4がONとなっている時間を計測するカウンタで
ある。
【0047】ステップ602にあっては、前輪の車輪速
VFR,VFLのうちで高い方の値が、特許請求の範囲
の第1しきい値に相当する30km/h以上であるか否
かを判定し、30km/h以上の場合にはステップ60
3に進んでストップランプオンフラグFSTSONを1
にセットした後ステップ605に進み、一方、30km
/h未満の場合には、処理を行うことなくそのままステ
ップ605に進む。なお、ステップ602の判断を行う
部分が特許請求の範囲の第1比較手段に相当する。
【0048】ステップ605では、前輪の車輪速VF
R,VFLのうちで高い方の値が、特許請求の範囲の第
2しきい値に相当する0km/hであるか否かを判定
し、0km/hの場合にはステップ606に進み、0k
m/hでない場合には、1回の流れを終える。なお、こ
のステップ605の判断を行う部分が特許請求の範囲の
第2比較手段に相当する。
【0049】ステップ606では、ストップランプオン
フラグFSTSON=1であるか否か判定し、ストップ
ランプオンフラグFSTSON=1の場合にはステップ
607に進んでオンカウンタCSTSONのカウント値
を+1だけ加算する。
【0050】続くステップ608では、オンカウンタC
STSONが3以上であるか否か判定し、CSTSON
≧3の場合にはステップ609に進んでストップランプ
スイッチ異常処理を実行する。なお、このストップラン
プスイッチ異常処理とは、例えば図外のフェールランプ
を点灯させたり、表示画面にストップランプの故障を表
示したり、あるいは音声によりその旨警告したりする処
理であって、要は、運転者にストップランプの異常を伝
える処理である。なお、ステップ606〜608の判断
および処理を実行する部分が特許請求の範囲のストップ
ランプスイッチ異常判断手段に相当するもので、また、
ステップ609の処理を実行する部分が、特許請求の範
囲の報知手段に相当する。続くステップ610では、ス
トップランプオンフラグFSTSON=0にリセットす
る。
【0051】次に、実施の形態1の作用を説明する。ス
トップランプスイッチ4が固着した場合の作動を、図7
のタイムチャートに基づいて説明する。ストップランプ
スイッチ4が固着するとON状態に維持される。このO
N固着状態で前輪の車輪速が30km/h以上になる
と、ストップランプオンフラグFSTSONが1にセッ
トされる(ステップ601→602→603)。このス
トップランプオンフラグFSTSON=1の状態のま
ま、ブレーキをかけるなどして前輪の車輪速が0km/
hになると、オンカウンタCSTSONを1だけインク
リメントする(ステップ605→606→607の流
れ)。さらに、上記のようにオンカウンタCSTSON
を1だけインクリメントする動作が3回なされると、ス
トップランプスイッチ4が異常であると判断して、フェ
ールランプを点灯させるなどのストップランプスイッチ
異常処理を実行する(ステップ608→609の流
れ)。すなわち、ブレーキペダルを踏んだままで、車輪
速が30km/hと0km/hとの間を3回の行き来す
ることはあり得ないため、ストップランプスイッチ4に
異常が生じていると判断する。
【0052】また、このようにストップランプスイッチ
異常処理を実行すると、タイヤ異常検出制御にあって
は、タイヤ異常判断をキャンセルする(ステップ104
b→119の流れ)。したがって、タイヤの空気圧異常
の検出精度を高くすることができる。
【0053】なお、ストップランプスイッチ4が正常な
場合には、ストップランプスイッチ4がOFFになるた
びに、ストップランプオンフラグFSTSONならびに
オンカウンタCSTSONが0にクリアされ、かつ、ブ
レーキをかけたままで車輪速が0km/hから30km
/hに上昇することを繰り返すことがないため、オンカ
ウンタCSTSONが3までカウントされることはな
い。したがって、ストップランプスイッチ異常処理が実
行されることはない。
【0054】(実施の形態2)次に、実施の形態2につ
いて説明する。この実施の形態2は、特許請求の範囲の
請求項1〜3に記載のストップランプスイッチ異常検出
装置ならびに請求項5に記載のタイヤ異常検出装置に対
応するもので、主たる構成ならびに主たる作用効果は実
施の形態1と共通するため、共通する点については説明
を省略し、相違点についてのみ説明する。実施の形態2
は、タイヤ異常検出制御において、減速度に基づいてタ
イヤ異常検出をキャンセルするか否かを決定する減速度
しきい値を、ストップランプスイッチ異常処理を実行し
ているか否かに基づいて異ならせるようにした例であ
る。
【0055】図8は、実施の形態2におけるタイヤ異常
検出制御の流れを示すフローチャートであって、実施の
形態1と共通する処理には同じステップ番号を付けて説
明を省略する。
【0056】この実施の形態2では、図のステップ10
7bに示すように、車輪速減速度の最小値が減速度しき
い値−KG以下の場合には、車輪速の変化がタイヤ空気
圧以外の要因の影響が大きくなるため、タイヤ異常判断
をキャンセルしてステップ119に進むように構成され
ている。ここで実施の形態1との相違点は、実施の形態
1では、この判断を行う減速度しきい値が−0.1の固
定値であったのに対して、本実施の形態2では、この減
速度しきい値−KGが変数となっていることである。
【0057】この減速度しきい値−KGは、ステップ1
03に続くステップ104,104b,104c,10
4dの処理により決定される。すなわち、ステップ10
3に続くステップ104bにおいて、ストップランプス
イッチ4がONであるか否かを判定し、STS=ONの
場合、ステップ104に進んでストップランプスイッチ
異常処理が実行されているか否かを判定する。ストップ
ランプスイッチ異常処理を実行していない場合には、ブ
レーキペダルが踏まれて制動がなされているから、タイ
ヤ空気圧異常の検出をキャンセルしてステップ119に
進む。
【0058】一方、ステップ104において、ストップ
ランプスイッチ異常処理を実行している場合には、ステ
ップ104cに進んで、KG=0.08とする。それに
対して、ステップ104bにおいて、ストップランプス
イッチ4がONでない場合には、ステップ104dに進
んでKG=0.1とする処理を実行する。
【0059】つまり、実施の形態2では、ブレーキ操作
が行われていない場合には、ステップ104b→104
dと進んで、減速度しきい値−KGは、実施の形態1と
同様の値である−0.1とする。それに対して、ストッ
プランプスイッチ4がONとなっていてもストップラン
プスイッチ異常処理を実行しているときには、制動がな
されているかどうかの判断をストップランプスイッチ4
のON/OFF状態では判断できないため、ストップラ
ンプスイッチ4がONということではタイヤ異常検出を
キャンセルすることなくステップ105の流れに戻す一
方で、ステップ107bにおいて、減速度しきい値−K
Gをタイヤ異常検出をキャンセルする感度を上げる側に
シフトさせるものである。
【0060】したがって、ストップランプスイッチ4が
固着した異常時であっても、タイヤ空気圧異常の検出を
続行することができる。
【0061】以上、実施の形態について図面に基づいて
説明してきたが、本願発明はこれら実施の形態に限定さ
れるものではなく、明細書に記載した本願発明の要旨を
変更しない範囲での設計変更は含むものである。例え
ば、ストップランプスイッチ4の異常を判断するのに用
いる第1しきい値および第2しきい値として、30km
/h,0km/hの値を示したが、これらの値は、要
は、ブレーキを踏んだままではこのような幅の速度変化
を繰り返すことのない幅であって、通常の走行パターン
に含まれる速度域であればこれらの値に限定されるもの
ではない。したがって、第1しきい値としては、例えば
20〜40km/hの範囲内の値を用い、第2しきい値
としては、0〜15km/hの範囲内の値を用いること
が可能である。また、実施の形態1および2にあって
は、タイヤ異常検出を行うかキャンセルするかを判定す
る条件の1つとして、車輪の加減速度が所定のしきい値
(+0.1,−0.1,−0.08)の範囲内としてい
るが、このしきい値は実施の形態1,2に示した値に限
定されるものではなく、例えば、ストップランプスイッ
チ異常処理の実行中に感度を上げる側にシフトした際の
しきい値としては、+0.07〜−0.07の範囲内の
しきい値を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のストップランプスイッチ異常検
出装置およびタイヤ異常検出装置を備えた車両制御装置
の全体構成図である。
【図2】実施の形態1の車輪速パルス測定の制御流れを
示すフローチャートである。
【図3】実施の形態1のタイヤ異常検出の制御流れを示
すフローチャートである。
【図4】実施の形態1のセレクト横加速度演算の制御流
れを示すフローチャートである。
【図5】実施の形態1の減圧判断値の演算を示すフロー
チャートである。
【図6】実施の形態1のストップランプスイッチ異常検
出の制御流れを示すタイムチャートである。
【図7】実施の形態1の作動例を示すタイムチャートで
ある。
【図8】実施の形態2のタイヤ異常検出制御流れを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
MCU メインコントロールユニット ENGCU エンジンコントロールユニット ATCU ATコントロールユニット ENG エンジン AT 自動変速機 BU ブレーキユニット W 車輪 1 車輪速センサ 2 操舵角センサ 3 ヨーレイトセンサ 4 ストップランプスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 ▲吉▼隆 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 児島 亨 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の各車輪の回転速度を検出する車輪
    速検出手段と、 ストップランプのON作動状態を検出するON作動検出
    手段と、 車輪速が第1しきい値を越えたことを検出する第1比較
    手段と、 車輪速が第1しきい値を越えてから第1しきい値よりも
    小さい第2しきい値に達したことを検出する第2比較手
    段と、 前記ストップランプがON作動しているままの状態で、
    第1比較手段による検出がなされてから第2比較手段に
    よる検出がなされる回数計測条件が成立するか否かを判
    断するとともに、回数計測条件の成立が継続して所定回
    数なされたときにストップランプスイッチ異常と判断す
    るストップランプスイッチ異常判断手段と、を備えてい
    ることを特徴とするストップランプスイッチ異常検出装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のストップランプスイッ
    チ異常検出装置において、 前記第2しきい値は0km/hであることを特徴とする
    ストップランプスイッチ異常検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のストップラン
    プスイッチ異常検出装置において、 前記ストップランプスイッチ異常判断手段が異常と判断
    したときに運転者に対してこれを知らせる報知手段が設
    けられていることを特徴とするストップランプスイッチ
    異常検出装置。
  4. 【請求項4】 各輪の車輪速を比較して所定の条件でタ
    イヤの空気圧が低下していることを検出するタイヤ異常
    検出制御を実行するタイヤ異常検出手段が設けられてい
    るタイヤ異常検出装置において、 車両の各車輪の回転速度を検出する車輪速検出手段と、
    ストップランプのON作動状態を検出するON作動検出
    手段と、車輪速が第1しきい値を越えたことを検出する
    第1比較手段と、車輪速が第1しきい値を越えてから第
    1しきい値よりも小さい第2しきい値に達したことを検
    出する第2比較手段と、前記ストップランプがON作動
    しているままの状態で、第1比較手段による検出がなさ
    れてから第2比較手段による検出がなされる回数計測条
    件が成立するか否かを判断するとともに、回数計測条件
    の成立が継続して所定回数なされたときにストップラン
    プスイッチ異常と判断するストップランプスイッチ異常
    判断手段と、を備えているストップランプスイッチ異常
    検出装置が設けられ、前記ストップランプスイッチ異常
    判断手段がストップランプスイッチ異常と判断したとき
    には、タイヤ異常検出手段における空気圧低下判断を禁
    止する禁止判断手段が設けられていることを特徴とする
    タイヤ異常検出装置。
  5. 【請求項5】 各輪の車輪速を比較して所定の条件でタ
    イヤの空気圧が低下していることを検出するタイヤ異常
    検出制御を実行するタイヤ異常検出手段と、車両の減速
    度が減速度しきい値を越えたときに、前記タイヤ異常検
    出手段による空気圧低下判断を禁止する禁止判断手段と
    が設けられているタイヤ異常検出装置において、 車両の各車輪の回転速度を検出する車輪速検出手段と、
    ストップランプのON作動状態を検出するON作動検出
    手段と、車輪速が第1しきい値を越えたことを検出する
    第1比較手段と、車輪速が第1しきい値を越えてから第
    1しきい値よりも小さい第2しきい値に達したことを検
    出する第2比較手段と、前記ストップランプがON作動
    しているままの状態で、第1比較手段による検出がなさ
    れてから第2比較手段による検出がなされる回数計測条
    件が成立するか否かを判断するとともに、回数計測条件
    の成立が継続して所定回数なされたときにストップラン
    プスイッチ異常と判断するストップランプスイッチ異常
    判断手段と、を備えているストップランプスイッチ異常
    検出装置が設けられ、 前記ストップランプスイッチ異常判断手段がストップラ
    ンプスイッチ異常と判断したときには、禁止判断手段に
    おける減速度しきい値を、禁止判断の感度を高める側に
    シフトさせるよう構成されていることを特徴とするタイ
    ヤ異常検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20170059626A (ko) * 2015-11-23 2017-05-31 현대모비스 주식회사 제동등 진단 장치 및 방법

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