JP2001080088A - インク供給機構 - Google Patents

インク供給機構

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JP2001080088A
JP2001080088A JP25656999A JP25656999A JP2001080088A JP 2001080088 A JP2001080088 A JP 2001080088A JP 25656999 A JP25656999 A JP 25656999A JP 25656999 A JP25656999 A JP 25656999A JP 2001080088 A JP2001080088 A JP 2001080088A
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JP
Japan
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carriage
ink
pressure
printing
pressure adjustment
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JP25656999A
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Tsuneo Maki
恒雄 牧
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はキャリッジ重量を軽量化しつつ圧力
変動抑制の効果を向上させると共に、キャリッジの動作
によって発生する圧力変動の負圧側の抑制効果を向上さ
せることができるインク供給機構を提供することを目的
とする。 【解決手段】 本発明はインク流路内に生じる圧力を調
整する圧力調整部を、キャリッジの内部及び外部に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインク供給機構に関
し、特に静圧を維持しながらインク供給チューブ及びパ
イプを介してインクタンクからインクをインクジェット
記録ヘッドに供給するインク供給機構に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
インクの供給をチューブにより行うインクジェット印字
装置では、ヘッドの直前にインクを溜めておくサブタン
クなるものを備え、サブタンクの一面を樹脂製のフィル
ムで構成したダイヤフラムを利用して圧力変動の抑制を
行っていた。搭載位置はキャリッジ内部であり、そのサ
ブタンクの大きさがキャリッジ重量に大きく影響を与え
ていた。
【0003】印字の高速化に伴いキャリッジの動作速度
を大きくすると、圧力変動が大きくなり従来のサブタン
クでは抑制効果が十分ではない。この抑制効果を高めよ
うとするとダイヤフラムの厚みを薄くしてより弾性を持
たせるかまたはダイヤフラムの面積を大きくする必要が
ある。ダイヤフラムの厚みにはインクに対する透湿性、
透気性を確保するために限界がある。ダイヤフラムを大
きくすると必然的にそのダイヤフラムを大きくなり、必
然的にそのダイヤフラム内部に含むインクの容量も増加
することになりキャリッジ重量が増大してしまう。印字
を高速化するためにはキャリッジ重量の軽量化が必須で
ある。
【0004】また、ヘッド部分のインクは、ノズル面の
安定性を確保する目的で負圧の状態である。従って、キ
ャリッジの内部に設けたサブタンクのダイヤフラムから
なる圧力調整部にも負圧がかかっており、ダイヤフラム
は常に負の方向に引っ張られている状態にある。キャリ
ッジの外部に設けたダイヤフラムからなる圧力調整部も
メインのインクタンクとの位置関係による負圧の状態に
ある。ダイヤフラムが常にどちらかの方向に力がかかっ
ている状態であれば、その方向に圧力減衰効果は損なわ
れることになる。つまり、キャリッジの動作により発生
する圧力変動を負圧側に対しては効果的に抑えることが
できない。
【0005】本発明はこれらの課題に鑑みなされたもの
であり、キャリッジ重量を軽量化しつつ圧力変動抑制の
効果を向上させると共に、キャリッジの動作によって発
生する圧力変動の負圧側の抑制効果を向上させることが
できるインク供給機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、インクジェット記録ヘッドを保持して印字時に往
復移動するキャリッジと、該キャリッジの外部に設けら
れたインクタンクと、該インクタンク内のインクをキャ
リッジに搭載されたインクジェット記録ヘッドに供給す
るインク供給チューブとを少なくとも有する、本発明に
係るインクジェット印字装置において、インク流路内に
生じる圧力を調整する圧力調整部を、キャリッジの内部
及び外部に設けたことに特徴がある。よって、キャリッ
ジ重量を軽量にしつつ、高速移動するキャリッジによっ
て引き起こされる圧力変動をより効率的に抑制すること
ができる。
【0007】また、キャリッジの外部に設けられた圧力
調整部はインクタンクとの水頭差がほぼ0となる位置に
設けたことにより、キャリッジの動作によって発生する
圧力変動を効率よく抑えることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】インク流路内に生じる圧力を調整
する圧力調整部を、インクジェット記録ヘッドを搭載し
たキャリッジの内部及び外部それぞれに設けた。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るインク供給機
構を搭載したインクジェット印字装置の構成を示す構成
図である。同図において、インクジェット印字装置1
は、印字機構内部に設けられ、かつ印字ヘッド(図示せ
ず)を搭載したキャリッジ11上に設けられた、ダイヤ
フラムからなる圧力調整部12、印字機構外部に設けら
れた圧力調整部13、圧力調整部13及びインク供給チ
ューブ14並びに圧力調整部12を介してキャリッジ1
1に搭載した印字ヘッドに供給するインクを貯蔵するイ
ンクタンク15、印字ヘッド及び圧力調整部12が搭載
されたキャリッジ11をキャリッジガイド16に沿って
駆動させるキャリッジ駆動ベルト17、キャリッジ駆動
ベルト17を駆動するキャリッジ駆動用モータ18、印
字用紙を印字位置に搬送するための印字用紙搬送ガイド
部19を含んで構成されている。キャリッジ駆動用モー
タ18が上位装置(図示せず)からの制御信号によって
駆動してキャリッジ駆動ベルト17が駆動することによ
り、印字ヘッド及び圧力調整部12を搭載したキャリッ
ジ11がキャリッジガイド16に沿って所定の印字位置
に往復移動して印字用紙搬送ガイド部19から搬送され
た印字用紙上に印字が行なわれる。その際、キャリッジ
11に搭載した圧力調整部12に連結されたインク供給
チューブ14は移動するキャリッジ11に伴って柔軟に
屈曲する。圧力調整部12,13の大きさには違いがあ
り、キャリッジ11に設けられた圧力調整部12は軽量
で小さく構成しており、圧力調整部13は大きくて圧力
変動の抑制効果を最大限にとれるような構成になってい
る。
【0010】図2は本発明に係るインク供給機構の構成
を示す構成図であり、同図の(a)は正面から見た断面
図、同図の(b)は側面から見た断面図である。同図に
おいて、キャリッジに取り付けられた筐体21には、イ
ンクタンク(図示せず)からのインクを供給するインク
供給チューブ22が装着されるためのインク供給管23
と、印字ヘッド24に接続してインクを印字ヘッド24
に直接供給するインク供給管25とが設けられている。
また、筐体21の開口部には、ダイヤフラムになる厚さ
40μm〜80μmのポリエチレン製のフィルム26が
溶着されている。更に、ダイヤフラムとインクとは筐体
21に設けた隙間の部分で接触している。インクタンク
からのインクはインク供給チューブ22及びインク供給
管23により供給され、筐体21に設けられた隙間の部
分でフィルム26の弾性によって圧力変動が吸収されて
インク供給管25を通り印字ヘッド24へと供給され
る。キャリッジが印字のために動作することによってイ
ンクとチューブの間で慣性の違いから圧力変動が発生す
る。
【0011】図1及び図2からわかるように、印字ヘッ
ド11が往復動作する際に発生する圧力変動波はインク
供給チューブ14内部でほぼ同様に伝わっており、圧力
調整部12の位置で圧力が変動を抑えることが最も効果
的ではあるが、圧力調整部13の位置で抑制することに
よってもより一層効果がある。印字ヘッドを搭載したキ
ャリッジ11が図1の左方向に加速すると印字ヘッドへ
は正圧の影響が出る。このとき、圧力調整部12,13
のダイヤフラムが膨らむことによって、体積変化が起
き、結果として正圧の圧力を緩和する。逆に、印字ヘッ
ドを搭載したキャリッジ11が図1の左方向に減速、ま
たは右方向に加速した場合、印字ヘッドへは負圧の影響
が生じる。そのとき、圧力調整部12,13のダイヤフ
ラムを成すフィルム26がへこむことによって体積を減
少させて、インクの負圧を抑制する。このようにして、
印字ヘッドを搭載したキャリッジ11が連続的な往復運
動を繰り返しても圧力調整部12,13のダイヤフラム
を成すフィルム26が揺動することによって圧力変動を
抑制する。
【0012】図3は本発明の第2の実施例を示す構成図
である。同図において、図1と同じ参照符号は同じ構成
要素を示す。本実施例は第1の実施例の構成に加えて、
圧力調整部13は、図3に示すように、インクタンク1
5との水頭差がほぼ0となる位置に設置されている。な
お、水頭差とは、図4に示すように印字ヘッド24のノ
ズル面とインクタンク15のインク31の上面との高さ
の差を意味する。通常のインクジェット印字装置は、図
4に示すように、ノズル面に対して、インクタンク15
の位置は低くなっている。ノズル面で形成するインクの
メニスカスを破壊しないようにこのように設定してい
る。この時、インク31は負圧の状態にあり、圧力調整
部12に位置するダイヤフラムはキャリッジ11が静止
している状態ではへこんだ状態である。この時、さらに
負圧の圧力変動が生じた場合は圧力調整部12の減衰効
果はあまり期待できない。しかし、図3に示す本実施例
では、インクタンク15との水頭差がほぼ0となる位置
に圧力調整部13を設けているので、圧力調整部13の
ダイヤフラムとして機能するフィルム26は静止状態で
少なくともへこんだ状態にはなっておらず、さらなる負
圧の圧力変動に対しても効率よく減衰することができ
る。
【0013】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変
形や置換可能であることは言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、インクジェット記
録ヘッドを保持して印字時に往復移動するキャリッジ
と、該キャリッジの外部に設けられたインクタンクと、
該インクタンク内のインクをキャリッジに搭載されたイ
ンクジェット記録ヘッドに供給するインク供給チューブ
とを少なくとも有する、本発明に係るインクジェット印
字装置において、インク流路内に生じる圧力を調整する
圧力調整部を、キャリッジの内部及び外部に設けたこと
に特徴がある。よって、キャリッジ重量を軽量にしつ
つ、高速移動するキャリッジによって引き起こされる圧
力変動をより効率的に抑制することができる。
【0015】また、キャリッジの外部に設けられた圧力
調整部はインクタンクとの水頭差がほぼ0となる位置に
設けたことにより、キャリッジの動作によって発生する
圧力変動をより一層効率良く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るインク供給機構を
搭載したインクジェット印字装置の構成を示す構成図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施例に係るインク供給機構の
構成を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係るインク供給機構の
配置を示す図である。
【図4】水頭差を説明する図である。
【符号の説明】
1:インクジェット印字装置、11:キャリッジ、1
2,13:圧力調整部、14,22:インク供給チュー
ブ、15:インクタンク、16:キャリッジガイド、1
7:キャリッジ駆動ベルト、18:キャリッジ駆動用モ
ータ、19:印字用紙搬送ガイド部、21:筐体、2
3,25:インク供給管、26:フィルム、31:イン
ク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録ヘッドを保持して印
    字時に往復移動するキャリッジと、該キャリッジの外部
    に設けられたインクタンクと、該インクタンク内のイン
    クを前記キャリッジに搭載された前記インクジェット記
    録ヘッドに供給するインク供給チューブとを少なくとも
    有するインクジェット印字装置において、 インク流路内に生じる圧力を調整する圧力調整部を、前
    記キャリッジの内部及び外部に設けたことを特徴とする
    インク供給機構。
  2. 【請求項2】 前記キャリッジの外部に設けられた前記
    圧力調整部は前記インクタンクとの水頭差がほぼ0にな
    る位置に設けられる請求項1記載のインク供給機構。
JP25656999A 1999-09-10 1999-09-10 インク供給機構 Pending JP2001080088A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9162468B2 (en) 2012-04-30 2015-10-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Liquid supply
US9180673B2 (en) 2012-04-30 2015-11-10 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Liquid supply
WO2016002472A1 (ja) * 2014-07-01 2016-01-07 セイコーエプソン 株式会社 液体供給ユニット及び液体噴射装置
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