JP2001079736A - センタレス研削盤のローディング装置 - Google Patents

センタレス研削盤のローディング装置

Info

Publication number
JP2001079736A
JP2001079736A JP25768499A JP25768499A JP2001079736A JP 2001079736 A JP2001079736 A JP 2001079736A JP 25768499 A JP25768499 A JP 25768499A JP 25768499 A JP25768499 A JP 25768499A JP 2001079736 A JP2001079736 A JP 2001079736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
swing
loading
swing arms
grinding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25768499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3773715B2 (ja
Inventor
Taiichi Maeno
泰一 前野
Keiichi Yamamoto
圭一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Machine Systems Corp
Original Assignee
Koyo Machine Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Machine Industries Co Ltd filed Critical Koyo Machine Industries Co Ltd
Priority to JP25768499A priority Critical patent/JP3773715B2/ja
Publication of JP2001079736A publication Critical patent/JP2001079736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3773715B2 publication Critical patent/JP3773715B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動系統の構成の簡略化により、ワークのロ
ーディング時間短縮を促進するとともに、装置コストお
よびランニングコストの低減化を図ることができるセン
タレス研削盤のローディング装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 スイング駆動部7により、一対のスイン
グアーム5,6がセンタレス研削盤Bの研削位置Xと機
外のワーク搬入搬出位置Yの間で交互に同期して揺動
し、一方のスイングアームのワークホルダ15に保持さ
れたワークWが、研削位置Xで研削加工される間に、ワ
ーク搬入搬出位置Yで、他方のスイングアームのワーク
ホルダ15に対するワークWの交換が行われる。両スイ
ングアーム5,6は、揺動途中で交差するに際して、ス
ライドカム部8により揺動支軸10,11方向へスライ
ドし、ワークホルダ15,15相互の干渉が防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センタレス研削盤
のローディング装置に関し、さらに詳細には、センタレ
ス研削盤の研削位置に対して、軸方向から搬入搬出する
ことが困難な例えば大径部と小径部を有する段付き工作
物を、高速で搬入搬出するためのローディング技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】大径部と小径部を有する段付き工作物
(以下、ワークと称する。)や鍔部を有する鍔付きワー
クの外周面をセンタレス研削盤により研削加工する場
合、ワークを研削砥石車と調整車の間に軸方向へ通過さ
せながら研削する通し送り研削(スルー研削)は行え
ず、例えば、ワークをワーク形状に見合ったプロフィー
ルを有するブレードと調整車により支持して、研削砥石
車をワークに対して切込み送りしながら研削する送り込
み研削(インフィード研削)が行われる。
【0003】ところで、この送り込み研削においては、
研削砥石車と調整車との間の研削位置に対するワークの
ローディングつまり搬入搬出は、通し送り研削のような
軸方向からの連続的な搬入搬出ではなく、研削砥石車と
調整車の軸線に交差する方向からの搬入搬出となり、し
かも加工済みのワークの搬出と未加工のワークの搬入を
交互に行うことになる。
【0004】このため、送り込み研削におけるローディ
ング時間の短縮は、そのまま研削効率の向上にもつなが
り、ローディング技術の高速化は、各種装置部品の多量
生産に研削加工が多用されている近年においては緊急に
解決されるべき課題の一つであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この点に関して、図1
3に示すようなローディング装置が提案されている(特
開平1−310850号公報参照)。
【0006】このローディング装置aは、短小ワークW
を研削加工するセンタレス研削盤bに適用されるもので
あって、ワークWを保持するワークホルダcを先端部に
有する一対のスイングアームe,fを備える。これらス
イングアームe,fは、その基部が研削盤bに隣接して
研削砥石軸と直角方向にスライドし得るように設置した
スライド台g上にスライド方向へ一定の間隔を隔てて配
置されるとともに、研削盤bの研削位置Xと研削盤bの
機外のワーク搬入搬出位置Yとの間においてほぼ180
°揺動し得るように構成されている。
【0007】そして、このローディング装置aによれ
ば、スライド台gのスライドとスイングアームe,fの
揺動とにより,研削盤bの研削位置Xに対するワークW
の搬入と搬出を行うように構成され、一方のワークホル
ダcに装填されたワークWが、研削盤bの研削位置Xに
搬入されて研削加工されている間に、機外のワーク搬入
搬出位置Yでは、他方のワークホルダcの加工済みワー
クWの取出しと未加工ワークWの装填とが行われて、こ
れにより、ワークWのローディング時間が短縮されて、
研削効率の向上が図られている。
【0008】しかしながら、反面、このローディング装
置aにおいては、その駆動系統の構成が、複雑かつ大型
であり、これがため、ワークWのローディング時間短縮
にも限界があるとともに、装置コストおよびランニング
コストの低減化の要請からも、さらなる改良が要望され
ている。
【0009】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、駆動系
統の構成の簡略化により、ワークのローディング時間短
縮を促進するとともに、装置コストおよびランニングコ
ストの低減化を図ることができるセンタレス研削盤のロ
ーディング装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のセンタレス研削盤のローディング装置は、
ワークを保持するワークホルダを先端部に備え、センタ
レス研削盤の研削位置とセンタレス研削盤の機外のワー
ク搬入搬出位置との間で揺動可能に設けられた一対のス
イングアームと、これら一対のスイングアームを前記研
削位置とワーク搬入搬出位置との間で交互に同期して揺
動させるスイング駆動手段と、上記一対のスイングアー
ムの揺動支軸部に設けられ、これら両スイングアームの
揺動に同期して、両スイングアームがその揺動途中で交
差するとき、少なくとも一方のスイングアームを揺動支
軸方向へ移動するスライド手段とを備えていることを特
徴とする。
【0011】好適な実施態様として、上記スライド手段
はスライドカムの形態とされ、上記一対のスイングアー
ムがその揺動途中で交差するとき、これら両スイングア
ームの少なくとも一方を上記揺動支軸方向へスライドさ
せて、前記両ワークホルダが互いに干渉しないようにカ
ム駆動するように構成されている。具体的には、このス
ライド手段は、上記両スイングアームの揺動支軸に同軸
状にかつ一体的に設けられた一対の円筒端面カムと、こ
れら両円筒端面カムの間に配置され、上記円筒端面カム
の軸線と直交する軸線まわりに回転可能に支持されたカ
ムローラとからなり、このカムローラの円筒面に、上記
両円筒端面カムのカム面がそれぞれ転接する構成とさ
れ、これにより、上記一対のスイングアームが上記研削
位置とワーク搬入搬出位置にそれぞれあるとき、上記両
ワークホルダが同一直線上に位置するとともに、上記一
対のスイングアームがその揺動途中で交差するとき、上
記両ワークホルダが互いに干渉しない距離だけ上記揺動
支軸方向へ移動される。
【0012】また、必要に応じて、上記ワークホルダ
は、ワークをその軸心方向へ移動させるワークスライド
手段を備えている。
【0013】さらに、好ましくは、上記スイング駆動手
段は、上記一対のスイングアームを反対方向へ同期して
揺動回転する歯車機構と、この歯車機構を回転駆動する
駆動モータとを備えてなる。また、上記ワークホルダ
は、ワークを前記ワーク搬入搬出位置において下側から
支持するとともに、上記研削位置において上側から支持
する構造を有するワーク保持部と、このワーク保持部に
対してワークを開放可能に保持するワーク固定手段とを
備えている。
【0014】本発明においては、スイング駆動手段によ
り、一対のスイングアームがセンタレス研削盤の研削位
置とセンタレス研削盤の機外のワーク搬入搬出位置との
間で交互に同期して揺動するとともに、上記センタレス
研削盤の研削位置において、一方のスイングアームの先
端部のワークホルダに保持されたワークが研削加工され
る間に、上記センタレス研削盤の機外のワーク搬入搬出
位置において、他方のスイングアームの先端部のワーク
ホルダに対する加工済みワークの取り出しと新たな未加
工ワークの装填とが行われる。これにより、ワークのロ
ーディング時間が短縮されて、研削効率の向上が図られ
る。
【0015】しかも、スイングアームの揺動支軸部に設
けられたスライド手段により、両スイングアームは、そ
の揺動途中で交差するに際して、上記揺動支軸方向へス
ライドし、上記両ワークホルダが互いに干渉しないよう
に構成されて、駆動系統の構成の簡略化が図られてい
る。これにより、スイングアームの上記研削位置とワー
ク搬入搬出位置間の揺動が一動作で迅速に行われるとと
もに、装置構成も簡単かつコンパクトである。
【0016】さらに、上記ワークホルダに、必要に応じ
て、ワークをその軸心方向へ移動させるワークスライド
手段を備えていることにより、例えば、ワークの円筒外
周面と段付き部や鍔部の端面とを同時に研削する場合
に、上記研削位置でワークを搬入または搬出する際に、
ワークスライド手段により、ワークをその軸心方向へ移
動させて、研削砥石車の砥石面とワーク端面を離隔する
ことで、ワーク端面のケラレやカスレの発生、あるいは
研削砥石車の欠損等が有効に防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。
【0018】実施形態1 本発明に係るセンタレス研削盤のローディング装置が図
1ないし図3に示されており、このローディング装置A
は、ワークWの円筒外周面Waを送り込み研削方式で研
削するセンタレス研削盤Bに適用されるものである。
【0019】このセンタレス研削盤Bは、ワークWの円
筒外周面Waに対応したプロフィールの砥石面を有する
研削砥石車1、ワークWの円筒外周面Waを回転支持す
る円筒支持面を有する調整車2、およびワークWの円筒
外周面Waを摺動支持する平坦な傾斜支持面を有するブ
レード3等を主要部とした従来周知の構成を備えてお
り、その詳細な説明は省略するが、ワークWを、ブレー
ド3と調整車2とにより回転支持しながら、研削砥石車
1をワークWの円筒外周面Waに相対的に切込み送りし
て、その円筒外周面を研削加工するように構成されてい
る。
【0020】そして、図示の実施形態においては、図1
(a) に示すように、研削盤Bにおける研削砥石車1およ
び調整車2間の研削位置Xと研削盤Bの機外のワーク搬
入搬出位置Yとが平面にみて同一直線Z上に配置される
とともに、ローディング装置Aにより、ワークWがワー
ク搬入搬出位置Yから研削位置Xに対して上方から搬入
搬出するように構成されている。
【0021】ローディング装置Aは、具体的には、一対
の第1および第2のスイングアーム5,6、スイング駆
動部(スイング駆動手段)7およびスライドカム部(ス
ライド手段)8を主要部として構成されている。
【0022】これら第1および第2のスイングアーム
5,6は、同一軸線上に配置された揺動支軸10,11
を介して上記研削位置Xとワーク搬入搬出位置Yとの間
で揺動可能に軸支されるとともに、左右対称構造とされ
ている。ここでは、第1のスイングアーム5を例にとっ
て具体的に説明する(図2および図3参照)。
【0023】第1のスイングアーム5は、その基端のア
ームジョイント5aに上記揺動支軸10が一体固定さ
れ、この揺動支軸10は、後述するロータリスプライン
軸12のスプライン軸部40を介して、装置基台70に
揺動可能に軸支されている。この第1のスイングアーム
5の揺動支軸10は、スイング駆動部7に駆動連結され
ており、これにより、後述するように、スイングアーム
5が上記研削位置Xとワーク搬入搬出位置Yとの間で揺
動される。
【0024】また、第1のスイングアーム5の先端部に
は、ワークWを保持するワークホルダ15が装着され、
このワークホルダ15は、ワーク保持部20およびクラ
ンプ機構21を主要部として構成されている。
【0025】ワーク保持部20は、図3に示すように、
ワークWを上記ワーク搬入搬出位置Yにおいて下側から
支持するとともに、上記研削位置Xにおいて上側から支
持する構造を有する。このワーク保持部20は、図4に
示すように、V字状断面を有するワーク保持溝20aを
備え、外径寸法の異なる複数種類のワークWの円筒外周
面を心出し保持可能な構造とされている。このワーク保
持部20の心出し可能な保持構造により、ワーク保持部
20に保持されたワークWの姿勢は、後述するように、
研削盤B機外のワーク搬入搬出位置Yと機内の研削位置
Xにおいて、その軸心が同一直線Z上に正確に位置され
ることとなる。
【0026】クランプ機構21は、このワーク保持部2
0に対してワークWを開放可能に保持するワーク固定手
段として機能するもので、フック22が、連結リンク2
3を介して駆動シリンダ24に駆動連結されてなる。
【0027】具体的には、フック22は、図4に示すよ
うに、ワーク保持部20のワーク保持溝20aに対して
ワークWを抱持状に保持する形状寸法とされ、連結リン
ク23の先端リンク部材23aの先端部に、支持ピン2
2aを介して枢着されている。この先端リンク部材23
aは、上記ワーク保持部20の挿通穴20bに摺動可能
に保持されるとともに、その基端部が、揺動リンク部材
23bの先端部に枢支連結されている。この揺動リンク
部材23bは、ワーク保持部20の背面側に揺動可能に
枢支25されるとともに、その基端側中途位置が、上記
ワーク保持部20に装着された駆動シリンダ24のピス
トンロッド24aに枢支連結されている。駆動シリンダ
24は、具体的には、圧力空気により作動するエアシリ
ンダであって、図外のエア供給源に連係されている。
【0028】そして、この駆動シリンダ24のピストン
ロッド24aが突出すると、連結リンク23を介して、
フック22がワーク保持部20のワーク保持溝20aか
ら離隔する方向(図4において下方向)へ移動して、ワ
ークWのクランプ状態を解除し、一方、ピストンロッド
24aが退入すると、連結リンク23を介して、フック
22が上記ワーク保持溝20aに接近する方向へ移動し
て、ワークWをクランプする。
【0029】なお、これに関連して、連結リンク23の
揺動リンク部材23bの基端部が、安全用の引張スプリ
ング26を介してワーク保持部20に連結されており、
これにより、揺動リンク部材23bが常時フック22の
クランプ方向へ弾発的に付勢されて、フック22と駆動
シリンダ24の密接な駆動連結状態が確保されている。
また、これにより、研削位置Xでは、スイングアーム
5,6停止時に発生するワークWの慣性力にも充分耐え
うる構造となっている。
【0030】センタレス研削盤Bのブレード3には、図
3および図4に示すように、上記フック22の退避用凹
部3aが形成されており、これにより、研削位置Xにお
いて、フック22のクランプ解除動作を可能とする。ま
た、これに関連して、フック22の背面部分に対応した
位置には、このフック22の背面部分と摺動可能に係合
する固定ピン22bが設けられており、これにより、フ
ック22は、上記クランプ解除動作(図4において下降
動作)と同期して、上記固定ピン22bに摺動案内さ
れ、その退避位置(図4の二点鎖線位置)へ揺動するこ
ととなる。
【0031】第2のスイングアーム6についても、以上
の第1のスイングアーム5と同様の構成とされている。
【0032】スイング駆動部7は、一対のスイングアー
ム5,6を上記研削位置Xとワーク搬入搬出位置Yとの
間で交互に同期して揺動させるもので、歯車機構30と
駆動モータ31を主要部として構成されている。
【0033】歯車機構30は、上記一対のスイングアー
ム5,6を反対方向へ同期して揺動回転するもので、図
5に示すような構成とされている。すなわち、図示の歯
車機構30は、第1および第2のスイングアーム5,6
をそれぞれ駆動する駆動歯車列35,36と、これら両
歯車列35,36に駆動モータ31の駆動力を減速して
伝達する駆動減速機37を主要部として構成されてい
る。
【0034】第1のスイングアーム5を駆動する駆動歯
車列35は、前記ロータリスプライン軸12と駆動歯車
38がアイドラ歯車39を介して噛合されてなり、一
方、第2のスイングアーム6を駆動する駆動歯車列36
は、ロータリスプライン軸12と駆動歯車38が直接噛
合されてなる。
【0035】上記ロータリスプライン軸12は、スイン
グアーム5または6に対して駆動モータ31の回転駆動
力を伝達するとともに、後述するスライドカム部8によ
る両スイングアーム5、6のカム駆動を可能とするもの
である。
【0036】このロータリスプライン軸12は、図2に
示すように、スプライン軸部40と回転軸部41とが組
み合わされてなり、スイングアーム5または6の揺動支
軸10または11に同軸状に駆動連結されている。
【0037】具体的には、スプライン軸部40は、その
先端部40aがスイングアーム5または6の揺動支軸1
0または11と同軸状に一体連結されている。43はス
プライン軸部40と揺動支軸10または11を固定する
ための固定手段を示す。また、スプライン軸部40は、
上記回転軸部41に同軸状にかつ軸方向へ相対移動可能
にスプライン嵌合されている。この回転軸部41は、装
置基台70上に固定的に配設された本体ケース44に、
軸受45により回転可能に軸支されている。なお、上記
スプライン軸部40と一体の揺動支軸10または11と
回転軸部41との間には、圧縮スプリング46が介装さ
れており、この圧縮スプリング46により、スプライン
軸部40が軸方向固定側である上記回転軸部41に対し
て常時離隔方向へ弾発的に付勢されている。47は揺動
支軸10または11と本体ケース44との間を密封する
シール手段を示す。
【0038】上記回転軸部41には従動歯車48が一体
的に設けられており、この従動歯車48は、図5に示す
ように、第1のスイングアーム5側のロータリスプライ
ン軸12においては、アイドラ歯車39を介して駆動歯
車38と噛合する一方、第2のスイングアーム6側のロ
ータリスプライン軸12においては、駆動歯車38と直
接噛合している。これら第1および第2のスイングアー
ム5、6の駆動歯車38、38は、同一回転軸42上に
一体的に固定されるとともに、この回転軸42が上記駆
動減速機37を介して駆動モータ31の駆動軸31aに
駆動連結されている。
【0039】駆動モータ31は具体的にはサーボモータ
からなり、この駆動モータ31の正逆回転駆動により、
駆動減速機37および両駆動歯車列35,36を介し
て、第1および第2のスイングアーム5,6が互いに反
対方向へ同期して揺動回転(旋回)される。このスイン
グアーム5,6の旋回角度は、上記研削位置Xとワーク
搬入搬出位置Yとの間でほぼ180°に設定されている
(図1(b) および図3参照)。
【0040】スライドカム部8は、一対のスイングアー
ム5,6をその揺動に同期して揺動支軸10,11の軸
線方向へカム駆動するもので、両スイングアーム5,6
の揺動支軸10,11の部位に設けられている。
【0041】このスライドカム部8は、具体的には図
2、図6および図7に示すように、一対の円筒端面カム
50,51とカムローラ52を備えてなる。
【0042】一対の円筒端面カム50,51は、第1お
よび第2のスイングアーム5,6の揺動支軸10,11
にそれぞれ同軸状にかつ一体的に設けられている。これ
ら円筒端面カム50,51は、図7に示すような形状と
され、その先端面50a,51aが互いに対向する環状
のカム面とされている。
【0043】カムローラ52は、上記両円筒端面カム5
0,51の間の基台70上に直立状に配置されて、両円
筒端面カム50,51の軸線と直交する軸線まわりに回
転可能に支持されている。
【0044】そして、このカムローラ52の円筒面52
aに、上記両円筒端面カム50,51のカム面50a,
51aがそれぞれ両側から常時転接する構成とされてい
る。この目的のため、上述したように、上記揺動支軸1
0または11とロータリスプライン軸12の回転軸部4
1との間には、圧縮スプリング46が介装され、この圧
縮スプリング46により、上記両円筒端面カム50,5
1がカムローラ52方向へ弾発的に付勢されている(図
2参照)。
【0045】上記カムローラ52の円筒面52aと両円
筒端面カム50,51のカム面50a,51aの相対的
な関係形状寸法は、一対のスイングアーム5,6をその
揺動時に、その先端部の両ワークホルダ15、15同士
が互いに干渉しないように設定されている。
【0046】すなわち、一対のスイングアーム5,6が
研削位置Xとワーク搬入搬出位置Yにそれぞれあると
き、図1(a) および図2に示すように、上記両ワークホ
ルダ15が同一直線Z上に位置するとともに、スイング
アーム5,6がその揺動途中で交差するとき、両ワーク
ホルダ15、15が互いに干渉しない距離Hだけ上記揺
動支軸10,11方向へ移動されるように構成されてい
る。これにより、両ワークホルダ15、15に保持され
るワークW,Wは、スイングアーム5,6の揺動につれ
て、図8に示すような移動軌跡を描くこととなる。
【0047】また、ローディング装置Aを中心としてセ
ンタレス研削盤Bの研削位置Xと反対側の対称位置にあ
るワーク搬入搬出位置Yには、スイングアーム5,6の
ワークホルダ15に対してワークWを搬入搬出する搬入
搬出装置55が配設されている。
【0048】この搬入搬出装置55の具体的構成は、対
象となるセンタレス研削盤Bおよびその他の周辺装置と
の関係で適宜設計されるものであり、具体的には図示し
ないが、例えば、上記ワークホルダ15から加工済みの
ワークWを取り出すとともに、新たに加工すべき未加工
のワークWを装填する搬入搬出ロボットと、この搬入搬
出ロボットから受け取った加工済みのワークWを次工程
へ搬出する搬出コンベアと、上記搬入搬出ロボットに未
加工のワークWを搬入する搬入コンベアとから構成され
ている。これらの各装置は、制御装置により、上記ロー
ディング装置Aやセンタレス研削盤Bに同期して駆動制
御されることとなる。
【0049】しかして、以上のように構成されたローデ
ィング装置Aを用いたセンタレス研削において、ローデ
ィング装置Aにより、センタレス研削盤Bの研削位置X
と機外のワーク搬入搬出位置Yとの間でワークWの搬入
搬出動作が効率良く行われて、センタレス研削盤Bの研
削位置XでのワークWに対するインフィード研削が短い
サイクルタイムをもって高効率で行われることとなる。
【0050】すなわち、ローディング装置Aのスイング
駆動部7により、一対の第1および第2のスイングアー
ム5,6がセンタレス研削盤Bの研削位置Xとセンタレ
ス研削盤Bの機外のワーク搬入搬出位置Yとの間で交互
に同期して揺動するとともに、研削位置Xおよびワーク
搬入搬出位置Yにおいて、それぞれ所定のワークW搬入
搬出動作が実行される。
【0051】つまり、上記センタレス研削盤Bの研削位
置Xにおいては、一方の例えば第1のスイングアーム5
の先端部のワークホルダ15が、ワークWを研削砥石車
1と調整車2の間のブレード3上に上側から挿入載置す
るとともに、クランプ機構21のフック22が下降し
て、ワークWに対するクランプ状態を解除する。
【0052】そして、この研削位置Xに位置決め載置さ
れたワークWは、ブレード3と調整車2により回転支持
されながら、このワークWに対して高速回転する研削砥
石車1が相対的に切込み送りして、ワークWの円筒外周
面Waにインフィード方式により研削加工が施される。
【0053】この場合、ワークWは、その上側からスイ
ングアーム5または6のワーク保持部20のワーク保持
溝20aによりわずかな隙間をもって支持されるととも
に、フック22は、上述したようにワークWのクランプ
を解除した後、その退避位置(図4の二点鎖線位置)へ
揺動退避される。
【0054】一方、研削位置XでワークWが研削加工さ
れる間に、ワーク搬入搬出位置Yでは、他方のつまり第
2のスイングアーム6のワークホルダ15に対する加工
済みワークWの取り出しと、新たな未加工ワークWの装
填とが行われる。つまり、搬入搬出装置55により、第
2のスイングアーム6のワークホルダ15から加工済み
のワークWが取り出されて搬出されるとともに、新たに
加工すべき未加工のワークWが上記ワークホルダ15に
装填される。
【0055】上記センタレス研削盤Bの研削位置Xにお
けるワークWの研削加工が完了すると、第1のスイング
アーム5のワークホルダ15において、クランプ機構2
1のフック22が上昇してワークWを再びクランプし、
再びスイング駆動部7により、両スイングアーム5,6
が同期して揺動して、両スイングアーム5,6が上記と
逆の位置X,Yへそれぞれ移動して、以後同様の動作が
繰り返えされる。
【0056】以上のように、スイング駆動部7により一
対の第1および第2のスイングアーム5,6が研削位置
Xとワーク搬入搬出位置Yとの間で交互に同期して揺動
するとともに、研削位置XにおいてワークWが一方のワ
ークホルダ15により支持された状態で研削加工される
間に、ワーク搬入搬出位置において他方のワークホルダ
15に対するワークWの交換作業行われることにより、
ワークWのローディング(搬入搬出)時間が非常に短く
て、センタレス研削盤BによるワークWの研削加工サイ
クルタイムに与える影響も少なく、高い研削効率が確保
されることとなる。
【0057】しかも、上記研削位置Xとワーク搬入搬出
位置Yは、図1(a)および図2に示すごとく同一直線Z
上に配置されるとともに、両スイングアーム5,6が、
その揺動途中、つまり上記研削位置Xとワーク搬入搬出
位置Yの中間位置で交差するに際して、スライドカム部
8の機械的カム動作により揺動支軸10,11方向へス
ライドして、両両スイングアーム5,6のワークホルダ
15同士が互いに干渉しないように構成されているか
ら、駆動系統の機械的駆動制御および構成が簡単かつコ
ンパクトである。
【0058】したがって、両スイングアーム5,6の研
削位置Xとワーク搬入搬出位置Y間の揺動が、互いに干
渉することなく円滑に一動作で迅速に行われるととも
に、装置全体構成も簡単かつコンパクトとなる。
【0059】実施形態2 本実施形態は図9ないし図12に示されており、ローデ
ィング装置Aが若干改変されたもので、図11に示すよ
うな段付きワークWの円筒外周面Waと端面Wbが同時
にセンタレス研削される場合適した構成を備えている。
【0060】すなわち、本実施形態のローディング装置
Aは、スイングアーム5,6のワークホルダ15が、ワ
ークWをその軸心方向へ移動させるワークスライド機構
(ワークスライド手段)60を備えている。
【0061】このワークスライド機構60は、プッシャ
アーム61と駆動シリンダ62とから構成されている。
【0062】具体的には、プッシャアーム61は、その
中央部位がワーク保持部20の適所にワークWの軸線を
含む面に平行な方向へ揺動可能に枢支63されてなり、
その先端部61aが上記ワークWの端面Wbに当接係合
可能なプッシャとされるとともに、その後端部61bが
駆動シリンダ62のピストンロッド62aに枢支連結さ
れている。駆動シリンダ62は、具体的には、圧力空気
により作動するエアシリンダであって、図外のエア供給
源に連係されている。
【0063】プッシャアーム61とワークWの相対的配
置関係は、図12に示すように、研削位置XにワークW
が位置決め支持された研削加工状態(つまり、ワークW
の外周円筒面Waと端面Wbが研削砥石車1の研削砥石
面1aと1bに当接した状態)において、上記駆動シリ
ンダ62のピストンロッド62aが退入位置にあると、
プッシャアーム61のプッシャ61aはワークWの外周
円筒面Waから離隔した状態にあり、一方、上記ピスト
ンロッド62aが突出すると、プッシャアーム61が押
圧方向へ揺動して、プッシャ61aがワークWの外周円
筒面Waを押圧し、これにより、ワークWが軸線方向
(図12の右方向)へ移動して、その端面Wbが研削砥
石車1の研削砥石面1bから離隔するように設定されて
いる。
【0064】しかして、以上のように構成されたローデ
ィング装置Aにおいて、センタレス研削盤Bの研削位置
XでのワークWの研削加工が完了すると、まず、ワーク
スライド機構60により、ワークWが軸線方向へ移動さ
れて、その端面Wbと研削砥石車1の研削砥石面1bと
の当接状態が離隔解消された後、クランプ機構21のフ
ック22によりワークWが再びクランプされる。
【0065】このように、ワークスライド機構60を備
えていると、ワークWを搬入または搬出するに際して、
ワークWをその軸心方向へ移動させることにより、研削
砥石車1の砥石面1bとワーク端面Wbを離隔して、研
削砥石車1の砥石面1bによるワーク端面Wbのケラレ
やカスレの発生や、あるいは研削砥石車1の砥石面1b
の欠損等が有効に防止される。
【0066】なお、上述した実施形態1および2は、あ
くまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、
本発明はこれに限定されることなく、その範囲内におい
て種々設計変更可能である。
【0067】例えば、ローディング装置Aの具体的構成
は、上述した実施形態と同一機能を有する限り図示のも
のに限定されず、特に、スイングアーム5,6の先端の
ワークホルダ15のワーク保持部20、クランプ機構2
1およびワークスライド機構60の具体的構造は、同様
な機能を有する他の構成に改変することができる。
【0068】一例として、図示の実施形態においては、
研削盤Bにおける研削砥石車1および調整車2間の研削
位置Xと研削盤Bの機外のワーク搬入搬出位置Yとが平
面にみて同一直線Z上に配置されているが、図8におい
て、ワーク搬入搬出位置Yが研削位置Xの右側(図面に
おいて上側の一点鎖線位置参照)に配置されたり、ある
いは、研削位置Xの左側(図面において下側の二点鎖線
位置参照)に配置されたりするなど、他の周辺装置等と
の関係を考慮した配置構成が採用可能である。この場合
は、カムローラ52の円筒面52aと両円筒端面カム5
0,51のカム面50a,51aの相対的な関係形状寸
法が設計変更されることとなる。
【0069】また、図示の実施形態においては、スライ
ドカム部8は、一対のスイングアーム5,6がその揺動
途中で交差するとき、両ワークホルダ15、15が互い
に干渉しない距離Hだけ、両方のスイングアーム5,6
が揺動支軸10,11方向へ移動されるように構成され
ているが、いずれか一方のスイングアーム5または6の
みが上記揺動支軸10または11方向へ移動するように
構成されてもよい。
【0070】さらに、スライドカム部8の具体的構成
は、図示のような円筒端面カム50を用いたものである
が、目的に応じて、板カムなど他のカム機構も採用可能
である。
【0071】また、スライドカム部8のようなカム機構
ではなく、シリンダ装置等の他の駆動手段によりスライ
ド手段を構成しても良い。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ワークを保持するワークホルダを先端部に備え、センタ
レス研削盤の研削位置とセンタレス研削盤の機外のワー
ク搬入搬出位置との間で揺動可能に設けられた一対のス
イングアームと、これら一対のスイングアームを前記研
削位置とワーク搬入搬出位置との間で交互に同期して揺
動させるスイング駆動手段と、上記一対のスイングアー
ムの揺動支軸部に設けられ、これら両スイングアームの
揺動に同期して、両スイングアームがその揺動途中で交
差するとき、少なくとも一方のスイングアームを揺動支
軸方向へ移動するスライド手段とを備えているから、以
下に列挙されるような種々の効果が得られて、ワークの
ローディング時間短縮を促進するとともに、装置コスト
およびランニングコストの低減化を図ることができる。
【0073】(1) スイング駆動手段により、一対のスイ
ングアームがセンタレス研削盤の研削位置とセンタレス
研削盤の機外のワーク搬入搬出位置との間で交互に同期
して揺動するとともに、上記センタレス研削盤の研削位
置において、一方のスイングアームの先端部のワークホ
ルダに保持されたワークが研削加工される間に、上記セ
ンタレス研削盤の機外のワーク搬入搬出位置において、
他方のスイングアームの先端部のワークホルダに対する
加工済みワークの取り出しと新たな未加工ワークの装填
とが行われるから、ワークのローディング時間が短縮さ
れて、研削効率の向上が図られる。
【0074】(2) スイングアームの揺動支軸部に設けら
れたスライド手段により、少なくとも一方のスイングア
ームは、その揺動途中で交差するに際して、上記揺動支
軸方向へスライドし、上記両ワークホルダが互いに干渉
しないように構成されて、駆動系統の構成の簡略化が図
られているから、スイングアームの研削位置とワーク搬
入搬出位置間の揺動が一動作で迅速に行われるととも
に、装置構成も簡単かつコンパクトである。
【0075】(3) 上記ワークホルダに、ワークをその軸
心方向へ移動させるワークスライド手段を備えているこ
とにより、ワークの円筒外周面と段付き部や鍔部の端面
とを同時に研削する場合に、上記研削位置でワークを搬
入または搬出する際に、ワークスライド手段により、ワ
ークをその軸心方向へ移動させて、研削砥石車の砥石面
とワーク端面を離隔することで、ワークが安定して挿入
されるとともに、ワーク端面のケラレやカスレの発生、
あるいは研削砥石車の欠損等が有効に防止され、安全で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るセンタレス研削盤の
ローディング装置の概略構成を示し、図1(a) は平面
図、図2(b) は正面図である。
【図2】同ローディング装置の一部を断面で示す拡大平
面図である。
【図3】同ローディング装置の一部を切開して示す拡大
正面図である。
【図4】同ローディング装置のワークホルダにより研削
砥石車と調整車との間の研削位置に挿入されたワークの
研削加工状態を示す正面図である。
【図5】同ローディング装置のスイング駆動部の概略構
成を示す斜視図である。
【図6】同ローディング装置のスライドカム部を示す正
面図である。
【図7】同じく同スライドカム部を示す斜視図で、図7
(a) は平常状態を、図7(b) はスライド状態を示す。
【図8】同じく同スライドカム部によるワークの移動軌
跡を示す図である。
【図9】本発明の実施形態2に係るセンタレス研削盤の
ローディング装置を一部断面で示す図2に対応した拡大
平面図である。
【図10】同ローディング装置の一部を切開して示す図
2に対応した拡大正面図である。
【図11】同ローディング装置の取扱い対象であるワー
クを示す正面図である。
【図12】同ローディング装置による研削位置でのワー
クの搬入搬出時の動作を説明するための平面図である。
【図13】従来のセンタレス研削盤のローディング装置
を示す平面図である。
【符号の説明】
A ローディング装置 W ワーク Wa 円筒外周面 Wb 端面 B センタレス研削盤 1 研削砥石車 2 調整車 3 ブレード 3a 退避用凹部 X 研削位置 Y ワーク搬入搬出位置 5,6 スイングアーム 7 スイング駆動部(スイング駆動手
段) 8 スライドカム部(スライド手段) 10,11 揺動支軸 12 ロータリスプライン軸 15 ワークホルダ 20 ワーク保持部 21 クランプ機構(ワーク固定手段) 22 フック 30 歯車機構 31 駆動モータ 35,36 駆動歯車列 37 駆動減速機 38 駆動歯車 39 アイドラ歯車 40 スプライン軸部 41 回転軸部 50,51 円筒端面カム 50a,51a カム面 52 カムローラ 52a 円筒面 55 搬入搬出装置 60 ワークスライド機構(ワークスラ
イド手段) 61 プッシャアーム 62 駆動シリンダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタレス研削盤の研削位置に対して、
    工作物を搬入搬出するローディング装置であって、 工作物を保持するワークホルダを先端部に備え、前記セ
    ンタレス研削盤の研削位置とセンタレス研削盤の機外の
    ワーク搬入搬出位置との間で揺動可能に設けられた一対
    のスイングアームと、 これら一対のスイングアームを前記研削位置とワーク搬
    入搬出位置との間で交互に同期して揺動させるスイング
    駆動手段と、 前記一対のスイングアームの揺動支軸部に設けられ、こ
    れら両スイングアームの揺動に同期して、両スイングア
    ームがその揺動途中で交差するとき、少なくとも一方の
    スイングアームを揺動支軸方向へ移動するスライド手段
    とを備えていることを特徴とするセンタレス研削盤のロ
    ーディング装置。
  2. 【請求項2】 前記スライド手段はスライドカムの形態
    とされ、前記一対のスイングアームがその揺動途中で交
    差するとき、これら両スイングアームの少なくとも一方
    を前記揺動支軸方向へスライドさせて、前記両ワークホ
    ルダが互いに干渉しないようにカム駆動するように構成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のセンタレ
    ス研削盤のローディング装置。
  3. 【請求項3】 前記スライド手段は、前記両スイングア
    ームの揺動支軸に同軸状にかつ一体的に設けられた一対
    の円筒端面カムと、これら両円筒端面カムの間に配置さ
    れ、前記円筒端面カムの軸線と直交する軸線まわりに回
    転可能に支持されたカムローラとからなり、 このカムローラの円筒面に、前記両円筒端面カムのカム
    面がそれぞれ転接する構成とされ、これにより、前記一
    対のスイングアームが前記研削位置とワーク搬入搬出位
    置にそれぞれあるとき、前記両ワークホルダが同一直線
    上に位置するとともに、前記一対のスイングアームがそ
    の揺動途中で交差するとき、前記両ワークホルダが互い
    に干渉しない距離だけ前記揺動支軸方向へ移動されるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のセンタレス研
    削盤のローディング装置。
  4. 【請求項4】 前記スイング駆動手段は、前記一対のス
    イングアームを反対方向へ同期して揺動回転する歯車機
    構と、この歯車機構を回転駆動する駆動モータとを備え
    てなることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つ
    に記載のセンタレス研削盤のローディング装置。
  5. 【請求項5】 前記ワークホルダは、工作物をその軸心
    方向へ移動させるワークスライド手段を備えていること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のセ
    ンタレス研削盤のローディング装置。
JP25768499A 1999-09-10 1999-09-10 センタレス研削盤のローディング装置 Expired - Lifetime JP3773715B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25768499A JP3773715B2 (ja) 1999-09-10 1999-09-10 センタレス研削盤のローディング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25768499A JP3773715B2 (ja) 1999-09-10 1999-09-10 センタレス研削盤のローディング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001079736A true JP2001079736A (ja) 2001-03-27
JP3773715B2 JP3773715B2 (ja) 2006-05-10

Family

ID=17309681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25768499A Expired - Lifetime JP3773715B2 (ja) 1999-09-10 1999-09-10 センタレス研削盤のローディング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3773715B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101463838B1 (ko) * 2014-01-10 2014-11-24 (주)엠아이티 센터리스 연삭기의 피삭재 공급장치
CN112354727A (zh) * 2020-10-28 2021-02-12 广东创智智能装备有限公司 一种工件夹持装置和工件转动设备

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108436754A (zh) * 2018-04-16 2018-08-24 福州大学 机械式圆盘研磨机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101463838B1 (ko) * 2014-01-10 2014-11-24 (주)엠아이티 센터리스 연삭기의 피삭재 공급장치
CN112354727A (zh) * 2020-10-28 2021-02-12 广东创智智能装备有限公司 一种工件夹持装置和工件转动设备
CN112354727B (zh) * 2020-10-28 2023-11-14 广东创智智能装备有限公司 一种工件夹持装置和工件转动设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP3773715B2 (ja) 2006-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5018313A (en) Roundness processing device of a slipper surface of a rocker arm
US11759900B2 (en) Machining apparatus for differential case
JPS6268268A (ja) ジヤイロ研磨機用工作物軸の駆動装置
WO2010143234A1 (ja) レンズ加工装置
JP2007105846A (ja) 旋盤
JP2001079736A (ja) センタレス研削盤のローディング装置
KR20110053532A (ko) 유압 모터 및 펌프용 드라이브 샤프트의 구 래핑 가공을 위한 래핑기
CN204366706U (zh) 一种浮动夹头的夹持机构
JP6943691B2 (ja) 加工装置及びそれを用いた加工方法
TWI335852B (ja)
JP4303077B2 (ja) センタレス研削盤のローディング装置
JPH10128647A (ja) バリ取り方法及び該バリ取り方法に使用する研削砥石のバリ取り構造
JP2008114294A (ja) 研削盤
CN218612934U (zh) 一种卧式全自动加工设备
TWI839082B (zh) 磨床更換研磨輪機構
JPH07299741A (ja) 研削盤のワーク供給装置
JP2000117541A (ja) 歯車シェービング盤
JPH0725024B2 (ja) ラップ盤
JP4940775B2 (ja) テープラップ装置
JPH0719686Y2 (ja) ワークの移し替え挿入装置
JP2007216323A (ja) テープラップ装置のスライド機構
JPH0796462A (ja) ホーニング加工装置
JPS6012289A (ja) チツプドレツサ
JPS58155161A (ja) 円弧状ボ−ル転動溝加工装置
JPS637201A (ja) 2スピンドル旋盤におけるワ−ク搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3773715

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090224

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090224

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130224

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130224

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140224

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term