JP2001078548A - コンバインの脱穀用フィ−ドチエン開閉装置 - Google Patents

コンバインの脱穀用フィ−ドチエン開閉装置

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JP2001078548A
JP2001078548A JP26066999A JP26066999A JP2001078548A JP 2001078548 A JP2001078548 A JP 2001078548A JP 26066999 A JP26066999 A JP 26066999A JP 26066999 A JP26066999 A JP 26066999A JP 2001078548 A JP2001078548 A JP 2001078548A
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Japan
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culm
threshing
chain
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JP26066999A
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English (en)
Inventor
Hisayuki Satoji
久幸 里路
Shoji Ochi
昌次 越智
Kazuo Nagaki
和男 永木
Toshihiko Okada
利彦 岡田
Koji Okumoto
康治 奥本
Yasushi Ihara
靖 井原
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィ−ドチエンを開閉操作のときに、このフィ
−ドチエンの振れを防止しようとするものである。 【解決手段】支持搭載装置13で支持する刈取機12の
後側の脱穀機2の一側で前後方向に穀稈を挾持して移送
するフィ−ドチエン7と挾持杆3とを設けると共に、該
フィ−ドチエン7を支持して開閉する支持軸4を該支持
搭載装置13の後側で回動中心(イ)を下部から前方上
部、及び該脱穀機2側の両方へ傾斜させて設け、該フィ
−ドチエン7を該支持軸4廻りに回動自在に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、支持搭載装置で
支持する刈取機の後側の脱穀機の一側で前後方向に穀稈
を挾持して移送するフィ−ドチエンと挾持杆とを設ける
と共に、該フィ−ドチエンを支持して開閉する支持軸を
該支持搭載装置の後側で回動中心を下部から前方上部、
及び該脱穀機側の両方へ傾斜させて設け、該フィ−ドチ
エンを該支持軸廻りに回動自在に設けた技術であり、コ
ンバインの脱穀用フィ−ドチエン開閉装置として利用で
きる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈を刈取り、及び脱
穀する収穫作業のときは、このコンバインの前部の刈取
機で刈取られた穀稈は、この刈取機で移送され、略垂直
状態でフィ−ドチエンの移送始端部より、後側で走行装
置の車台に設けた支持軸によって支持して開閉する脱穀
機の一側で前後方向へ移送するこれらフィ−ドチエンと
挾持杆とで引継ぎして挾持移送する穀稈は、該脱穀機内
を前部から後部へと移送され、この移送中にこの脱穀機
で脱穀する。
【0003】上記の脱穀作業中に前記脱穀機内に不具合
が発生すると、フィ−ドチエンを支持して開閉する車台
に略垂直状態で該フィ−ドチエンの移送始端部より、後
方側に設けた縦方向の支持軸廻りに回動するこのフィ−
ドチエンを移送始端部側を回動中心として回動操作し、
脱穀機内の点検、及び修理等が容易に行える状態にし
て、不具合箇所の修理、及び部品交換等を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】支持軸が略垂直状態
で、又、フィ−ドチエンの移送始端部より、後側に設け
られ、更に、車台に装着されていることにより、該フィ
−ドチエンを大きく回動移動させないと、脱穀機内の点
検、及び補修等が困難であり、又、該支持軸の取付部が
強固でないことにより、開閉の時に該フィ−ドチエンが
大きく振れて、開閉が困難になることがあったが、この
発明により、これらの問題点を解決しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、穀稈を刈取る刈取機12を搭載して支持する支持搭
載装置13と、該刈取機12後側の脱穀機2の一側で前
後方向に穀稈を挾持して移送するフィ−ドチエン7と、
挾持杆3と、該フィ−ドチエン7を支持して開閉する支
持軸4とを設けたコンバインにおいて、該支持軸4は該
支持搭載装置13の後側で回転中心(イ)を下部から前
方上部及び該脱穀機2側の両方へ傾斜させて設け、該フ
ィ−ドチエン7を該支持軸4廻りに回動自在に設けたこ
とを特徴とするコンバインの脱穀用フィ−ドチエン開閉
装置の構成とする。
【0006】
【発明の作用】コンバインで立毛穀稈を刈取り、及び脱
穀する収穫作業のときは、このコンバインの前部の刈取
機12で刈取られた穀稈は、この刈取機12で移送さ
れ、この刈取機12を搭載して支持する支持搭載装置1
3の後側で回動中心(イ)を下部から前方上部、及び脱
穀機2側の両方へ傾斜させて設けた支持軸4で支持して
開閉する該脱穀機2の一側で前後方向へ移送すべく設け
たフィ−ドチエン7と挾持杆3とで引継ぎして挾持移送
する穀稈は、該脱穀機2内を前部から後部へと移送さ
れ、この移送中にこの脱穀機2で脱穀する。
【0007】上記の脱穀作業中に前記脱穀機2内に不具
合が発生すると、フィ−ドチエン7を支持して開閉する
支持搭載装置13の後側で回動中心(イ)を下部から前
方上部、及び脱穀機2側の両方へ傾斜させて設けた支持
軸4廻りに回動するフィ−ドチエン7を回動操作し、該
脱穀機2内の点検、及び修理が容易に行える状態にし
て、不具合箇所の修理、及び部品交換等を行う。
【0008】
【発明の効果】フィ−ドチエン7を支持して開閉する支
持軸4の回動中心(イ)を、このフィ−ドチエン7の前
方部の支持搭載装置13の後側で、又、下部から前方上
部、及び脱穀機2側の両方へ傾斜させて設けたことによ
り、同じ距離回動させたときは、該フィ−ドチエン7は
大きく開状態となり点検が容易である。又、該支持軸4
は刈取機12を搭載して支持するために、強固な構成で
ある該支持搭載装置13に装着したことにより、この支
持軸4は強固に支持されていて、このために、該フィ−
ドチエン7を開閉操作のときに、このフィ−ドチエン7
の振れを防止することができて、開閉操作をスム−ズに
行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】コンバイン1に載置した脱穀機2
の一側に装着したフィ−ドチエン7と挾持杆3とによ
り、刈取り穀稈を挾持して移送するこのフィ−ドチエン
7を受けて支持して開閉する支持軸4は、刈取機12を
載置して支持する支持搭載装置13の後側に設け、この
支持軸4廻りに該フィ−ドチエン7が回動自在な構成の
脱穀用フィ−ドチエン開閉装置を図示して説明する。
【0010】前記コンバイン1の車台5の下部には、土
壌面を走行する左右一対の走行クロ−ラ6aを張設した
走行装置6を配設し、該車台5上部には、フィ−ドチエ
ン7と挾持杆3とで挾持されて移送される刈取り穀稈を
脱穀し、脱穀済み穀粒を選別回収して一時貯留する穀粒
貯留タンク2aを横側に装着した脱穀機2を載置した構
成である。
【0011】前記脱穀機2の前部には、前端位置から立
毛穀稈を分離する分草体8と、この分離された穀稈を引
き起す引起装置9と、引き起された穀稈を刈取る刈刃装
置10と、刈取られた穀稈を移送して、フィ−ドチエン
7と挾持杆3とへ受渡しする穀稈掻込搬送装置11等を
設けてなる刈取機12は、支持搭載装置13で搭載して
支持させると共に、油圧駆動による伸縮シリンダ13a
により、土壌面に対して昇降自在に作用させる構成とし
ている。
【0012】前記脱穀機2側には、コンバイン1の操作
制御を行う操作装置14と、作業者が搭乗する操縦席1
5とを操作室ケ−ス14aで形成した操作室15a内に
設け、この操縦席15の下部には、エンジン16を載置
すると共に、後方には、穀稈貯留タンク2aを設置す
る。これら走行装置6、脱穀機2、刈取機12、及びエ
ンジン16等によって、該コンバイン1の機体17を構
成している。
【0013】前記刈取機12の穀稈掻込搬送装置11に
よって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送
される穀稈に接触作用することにより、脱穀機2へ穀稈
供給の有無を検出する穀稈センサ18を設けた構成であ
る。車台5の前端部に装架された走行用ミッション19
の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速を
検出する車速センサ19aを設けた構成である。
【0014】前記刈取機12は、図1及び図2で示す如
く車台5の支持搭載フレ−ム部43の上側に設けた支持
搭載装置13で該刈取機12の後部に左右方向に設けた
支持メタル12aを支持した構成である。
【0015】前記支持搭載装置13は、支持搭載フレ−
ム部43の左右両側に上方へ突出する断面形状コ字形状
の左・右支持板44a,44bを固着して設け、この左
・右支持板44a,44bの上端部には、左・右受板4
5a,45bを固着して設けた構成である。この左・右
受板の45a,45b上側面には、左・右受けメタル4
6a,46bをボルト、及びナット等で装着した構成で
あり、この左・右受メタル46a,46bの上部は半円
形状に形成した受部46cを設けた構成である。
【0016】前記左・右受メタル46a,46bの受部
46cへ刈取機12の支持メタル12aを挿入し、上側
に左・右押えメタル47a,47bを設けて、ボルト、
及びナット等で該左・右受メタル46a,46bへ装着
し、この支持メタル12aの受部を回動自在に構成し
て、この刈取機12が伸縮シリンダ13aの作動で上下
に回動自在な構成である。
【0017】前記左・右支持板44a,44bの上部に
は、上支持軸48aを該左支持板44aから突出させて
設け、又、該左支持板44aの上下方向略中央部には、
下支持軸48bを該左支持板44aから突出させて設
け、これら上・下支持軸48a,48bの左側端部に
は、断面形状L字形状の取付板48cを固着して設け、
この取付板48cには、断面形状L字形状のボス取付板
49をボルト、及びナット等で装着した構成である。
【0018】前記ボス取付板49の後端部には、上下に
所定間隔を設けて中央部に挿入孔50cを設けた上・下
受ボス50a,50bを設け、この上・下受ボス50
a,50bの各挿入孔50cの回動中心(イ)は、側面
視は下部から前方上部、及び正面視は脱穀機2側の両方
へ傾斜状態に固着した構成である。フィ−ドチエン7の
開閉部を受ける支持部は、刈取機2を受ける強固に構成
した支持搭載装置13の後側で両方へ回動中心(イ)を
傾斜させ設けた構成である。
【0019】前記脱穀機2は、図11で示す如く上部側
には、脱穀室20と、排塵処理室21と、二番処理室2
2とを設け、下部側には、選別室23を各々配置した構
成である。該脱穀室20内には、各種類の多数の抜歯2
4aを植設した扱棚24を前後方向に軸支内装して設
け、刈取り穀稈を脱穀する構成である。
【0020】前記脱穀室20の平面視右側に位置させた
二番処理室22内には、還元される未脱穀処理物(二番
物)を前方へ移送しながら再処理し、選別室23へ排出
する多数の処理歯25a、及び二番排出羽根25b等を
装着した二番処理胴25と、後部側に位置させた排塵処
理室21内には、該脱穀室20から供給される一部の未
脱穀処理物を後方へ移送しながら再処理する多数の移送
羽根26a,処理歯26b,及び排塵排出羽根26c等
を装着した排塵処理胴26とを胴軸で軸支内装して設け
た構成である。
【0021】前記前記脱穀室20の平面視左側の扱ぎ口
27に沿って、刈取り穀稈を挾持するフィ−ドチエン7
と、挾持杆3とを配設すると共に、抜歯24aの外周縁
下部から扱胴カバ−27aまでの間を包囲する扱網27
bを配設した構成である。二番処理胴25の処理歯25
aの外周縁下部側を包囲する二番受板28を配設し、こ
の二番受板28の移送終端部には、一部の処理物を排出
する二番排出口28aを設けた構成である。排塵処理胴
26の処理歯26bの外周縁下部側を包囲する漏下具2
9を配設し、この漏下具29の移送終端部には、排藁、
及び稈切等を排出する排塵排出口29aを設けた構成で
ある。
【0022】前記選別室23内には、扱網27bから漏
下した脱穀物と、漏下具29から漏下した処理物と、二
番排出口28aから排出される処理物と、排塵排出口2
9aから排出される排塵物との供給を受けて、移送しな
がら揺動選別する揺動選別装置30は、扱胴24の軸方
に沿わせて設けている。この揺動選別装置30の前部を
揺動メタルで軸支する揺動支点30aとし、後部に揺動
カム30を軸支した構成である。
【0023】前記揺動選別装置30は前部より、順次移
送棚31aと、チャフシ−ブ31bと、ストロ−ラック
31cとを設けると共に、該チャフシ−ブ31bの下部
には、グレンシ−ブ31dを設けた構成である。
【0024】前記揺動選別装置30の移送方向始端部側
(上手側)の下部には、送風羽根32aを回転自在に内
装した送風機32を設け、この送風機32で起風した選
別風を送風して穀粒と排塵とに風選別する構成である。
【0025】前記送風機32の下手側の先端部は、一番
選別棚33から流下選別される穀粒を収容して一番螺旋
34aにより、横送りする一番受樋34の上手側と接続
し、その下手側は該一番選別棚33の下端部と接続さ
せ、この一番選別棚33の上端部近傍下側には、二番選
別棚35から流下選別される未脱穀物(二番物)を収容
して、二番螺旋36aにより、横送りする二番受樋36
の上手側上端部を適宜の間隔を設け、重接状態に位置さ
せ、この二番選別棚35の上端部は、機外へ開放させた
構成である。
【0026】前記一番螺旋34aで横送りされた穀粒
は、揚穀装置(図示せず)等で引継ぎして、穀粒貯留タ
ンク2a内へ揚送して一時貯留する構成である。前記二
番螺旋36aで横送りされた未脱穀処理物(二番物)を
引継ぎして、二番処理室22内へ揚装する揚送螺旋37
aを内装した二番還元筒37を脱穀機2の平面視右側に
斜設した構成である。
【0027】前記揺動選別装置30の移送終端部上方側
には、送風機32の選別風と、該揺動選別装置30の揺
動選別とによる選別塵埃を共に、機外へ排出する排塵フ
アン38を設けた構成である。
【0028】前記穀粒貯留タンク2a内の底部には、貯
留した穀粒を後方へ移送する横移送螺旋2bを前後方向
に設けると共に、移送された穀粒を引継ぎして、継手ケ
−ス39を介して方向変換する縦移送螺旋40aを内装
した縦排出支持筒40を略垂直姿勢で回動可能に、該継
手ケ−ス39の上側で該穀粒タンク2aの後側に支持し
て設けている。この縦排出支持筒40の上端部に設けた
上継手ケ−ス41を支点として、その全長がコンバイン
1の前後長に亘り前後へ伸縮移動、及び上下移動して、
機外へ穀粒を排出する伸縮式の排出螺旋42aを内装し
た排出オ−ガ42を設けた構成である。
【0029】前記フィ−ドチエン7は、図1〜図3で示
す如く脱穀機2を形成する一部である左側機壁2cの外
側に設けた構成である。該フィ−ドチエン7の装着は、
断面形状コ字形状のチエン摺し51の前後両端部には、
前・後支持メタル52a,52bを装着して設け、この
前・後支持メタル52a,52bに設けた前・後スプロ
ケット軸53a,53bには、回転自在に前・後スプロ
ケット54a,54bを軸支して設け、この前・後スプ
ロケット54a,54bと、従動スプロケット54cと
には、該フィ−ドチエン7を掛け渡した構成である。5
5は該フィ−ドチエン7の伸張を調節するテンションス
プロケットである。
【0030】前記フィ−ドチエン7の回動構成、及び支
持構成は、図1及び図2で示す如くチエン摺し51の一
方側の横側面に、正面視L字形状の受軸56を固着して
設け、この受軸56の下端部には、支持杆軸57を前方
下部へ傾斜させて設け、この支持杆軸57の前端部に
は、支持板58を固着して設け、この支持板58の上下
端部には、上・下軸受板58a,58bを固着して設
け、この上・下軸受板58a,58bの中央部には、個
別に各支持軸4を挿入して固着して設け、この各支持軸
4の回動中心(イ)は、側面視は下部から上方前部、及
び正面視は脱穀機2側の両方へ傾斜状態に固着して設け
た構成である。このために、両方へ傾斜すべく支持板5
8の上・下軸受板58a,58bを形成している。
【0031】前記各支持軸4をボス取付板49の上・下
ボス50a,50bの各挿入孔50cへ挿入して、回動
自在な構成である。この各支持軸4を回動中心(イ)と
して、チエン摺し51等で保持したフィ−ドチエン7は
この各支持軸4廻りに回動自在な構成である。
【0032】前記チエン摺し51の移送終端部には、回
動自在な係合溝部59aを有するロック板59は、該チ
エン摺し51の前側の側板に設けた支持板59cへ回動
自在に装着して設け、このロック板59に接続させたハ
ンドル59bの閉操作により、脱穀機2の左側機壁2c
に設けた固定具60へ該ロック板59の該係合溝部59
aが係合され、該チエン摺し51、及びフィ−ドチエン
7等が所定位置へ保持され、これらフィ−ドチエン7と
挾持杆3とで刈取り穀稈を挾持し、該脱穀機2の脱穀室
20内を前部から後部へと移送され、移送中に脱穀する
構成である。
【0033】前記フィ−ドチエン7を開状態に操作のと
きは、ハンドル59bの開操作により、固定具60へ係
合したロック板59の係合溝部59aが開状態となり、
該フィ−ドチエン7を手動で外側へ押すと、各支持軸4
の回動中心(イ)位置で外側へ向けて回動し、脱穀機2
の左側上部が開放状態となり、脱穀室20内の点検、及
び修理等が容易に行える構成である。又、回動支持部を
刈取機12の支持部に設けたことにより、強固になった
構成である。
【0034】前記フィ−ドチエン7の前側には、図1、
及び図8で示す如くチエンミッション61で回転駆動す
る内補助移送チエン62と、外補助移送チエン63とを
設けた構成であり、穀稈の稈長に対する適応性の向上を
図った構成である。
【0035】前記内補助移送チエン62はフィ−ドチエ
ン7の所定距離内側に、チエンミッション61の伝動軸
61aに軸支して設けたスプロケット61bと、この伝
動軸61aの上部に設けた支持軸64に軸支して設けた
スプロケット64aと、内前従動軸65に軸支して設け
たスプロケット65aとに、略三角形状に該内補助移送
チエン62を掛け渡した構成である。
【0036】前記外補助移送チエン63と、フィ−ドチ
エン7との左右方向位置は、略同じ位置で内補助移送チ
エン62の前側には、内前従動軸65に軸支したスプロ
ケット65bと、外前従動軸66に軸支したスプロケッ
ト66aとに、該外補助移送チエン63を掛け渡した構
成である。この外前従動軸66は伝動軸61aを回動中
心として、上下に回動移動する構成である。穀稈の稈長
に対する適応性の向上を図ると共に、該フィ−ドチエン
7を支持して開閉する支持杆軸57上に、刈取機12の
穀稈掻込搬送装置11から、この外補助移送チエン63
へ穀稈を引継ぎする時に落下した藁屑等は、該外補助移
送チエン63の移送始端部を下方へ回動操作することに
より、前側へ掻き出しする構成である。
【0037】これにより、前記外補助移送チエン63の
移送始端部を下方へ回動操作することにより、フィ−ド
チエン7を回動操作する支持杆軸57上へ藁屑の溜りを
防止できると共に、藁屑の除去により、穀稈の移送性能
の向上を図ることができる。
【0038】前記内・外補助移送チエン62、63を設
けた構成においては、フィ−ドチエン7の移送始端よ
り、挾持稈3の移送始端(前端部)位置は、図4で示す
如く所定距離(L)前部に位置させて設けた構成であ
る。
【0039】これにより、穀稈の引継ぎ性能が安定する
と共に、枕刈りした穀稈を作業者が手扱ぎ供給のときの
作業性(手動供給性)の容易化ができる。前記内補助移
送チエン62の上側には、図5、及び図6で示す如くこ
の内補助移送チエン62の上端部(ロ)より、上端部
(ハ)が所定距離(L1)上部に位置させると共に、前
部を上方へ湾曲させた板状の引継ぎ案内板67は、前部
を回動中心とすべく支持ピン67aで軸支して、上下に
回動自在に設けた構成である。
【0040】これにより、枕刈りした穀稈を作業者が手
扱ぎ供給するときに、前記内補助移送チエン62の上端
部より、引継ぎ案内板67の上端部の方が低いと、この
穀稈が該内補助移送チエン62に引掛ることが発生し
て、供給をスム−ズに行えないことがあったが、高くし
たことにより、この問題を解決することができて、引継
ぎが良好になった。
【0041】前記フィ−ドチエン6と外補助移送チエン
63との外側には、図13、及び図14で示す如くこれ
ら両者を一体で覆うチエンカバ−68を設けた構成であ
り、このチエンカバ−68は簡単に着脱可能に締付具等
で複数箇所を締付けた構成であり、該フィ−ドチエン6
を開操作のときは、このチエンカバ−68は取り除いて
行う構成である。
【0042】これにより、メンテナンス性の向上を図っ
ている。前記フィ−ドチエン7と外補助移送チエン63
との外側には、図7、及び図8で示す如くフィ−ドチエ
ンカバ−69aと補助移送チエンカバ−69bとを別々
に設け、この補助移送チエンカバ−69bはこのフィ−
ドチエンカバ−69aの内側に位置させて設けた構成で
ある。
【0043】これにより、前記外補助移送チエン63を
穀稈の稈長により、上下調節したときには、この調節に
伴い補助移送チエンカバ−69bも動時に上下移動する
ことにより、安全である。
【0044】前記外補助移送チエン63は、図9、及び
図10で示す如く刈取りする穀稈の稈長が、例えば、短
稈(60cm以下)のとき、中稈(60〜110cm)
のとき、長稈(110cm以上)のとき等により、この
外補助移送チエン63の前端部(移送始端部)を下方へ
順次調節する稈長調節レバ−70を挿入する操作溝70
bを有する操作板70aを操作装置14の横側に設け、
操縦席15に搭乗した作業者が操作できる構成である。
【0045】前記稈長調節レバ−70の前後操作によ
り、この稈長調節レバ−70に接続した上支持杆71
a,ロット71b,下支持杆71c,ロット72a,連
接板72b,及び調節板72c等を介して、伝動軸61
aを回動中心として、外補助移送チエン63の内前従動
軸65が上下に移動制御され、この外補助移送チエン6
3の移送始端を上下移動調節する構成である。
【0046】これにより、作業者が前記脱穀機2へ供給
される穀稈の供給状態を見て、穀稈の供給深さ調節を操
縦席15で行うことができることにより、安定した脱穀
性能を得ることができる。
【0047】図9、及び図12で示す如く脱穀機2の後
部には、排藁を受けて切断するカッタ装置73を設け、
このカッタ装置73の切断刃73a,73a間で切断さ
れた切断済み排藁は、下部の支持軸74aで軸支して設
けた左右移動自在な拡散板74、74で圃場へ均等に拡
散する構成である。
【0048】脱穀した穀稈の稈長に応じて前記拡散板7
4、74を左右に移動調節する連接ワイヤ75は、この
各拡散板74と稈長調節レバ−70の接続板72bとの
間に設け、短稈のときには、排出される切断済み排藁は
株元側が少なくなることにより、該稈長調節レバ−70
を短稈位置へ操作したときには、この各拡散板74は株
元側へ自動で移動制御される構成である。又、長稈のと
きには、排出は株元側が多くなることにより、該稈長調
節レバ−70を長稈位置へ操作したときには、この各拡
散板74は穂先側へ自動で移動制御される構成である。
該拡散板74の調節移動により、切断済み排藁を圃場へ
均等に排出する構成である。
【0049】これにより、脱穀する穀稈の稈長によって
供給深さが制御され、又、この制御によって、切断済み
排藁を均等に圃場へ拡散する前記各拡散板74の位置が
自動で移動制御されることにより、圃場へ排出される切
断済み排藁は、長・短稈に関係なく均等に圃場へ排出さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 脱穀用フィ−ドチエン開閉装置部の拡大側
面図
【図2】 脱穀用フィ−ドチエン開閉装置部の拡大正
面図
【図3】 脱穀用フィ−ドチエンのロック部の拡大平
面図
【図4】 フィ−ドチエン部の拡大側面図
【図5】 内・外補助移送チエン部の拡大側面図
【図6】 図5のA−A拡大断面図
【図7】 各チエンカバ−の拡大側面図
【図8】 各チエンカバ−の拡大平面図
【図9】 稈長調節レバ−部の拡大側面図
【図10】 操作装置部の拡大平面図
【図11】 脱穀機の拡大側断面図
【図12】 コンバインの全体側面図
【図13】 他の実施例を示す図で、チエンカバ−の拡
大側面図
【図14】 他の実施例を示す図で、チエンカバ−の拡
大平面図
【符号の説明】
2 脱穀機 3 挾持杆 4 支持軸 7 フィ−ドチエン 12 刈取機 13 支持搭載装置 イ 回転中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 利彦 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 奥本 康治 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 井原 靖 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀稈を刈取る刈取機12を搭載して支持
    する支持搭載装置13と、該刈取機12後側の脱穀機2
    の一側で前後方向に穀稈を挾持して移送するフィ−ドチ
    エン7と、挾持杆3と、該フィ−ドチエン7を支持して
    開閉する支持軸4とを設けたコンバインにおいて、該支
    持軸4は該支持搭載装置13の後側で回転中心(イ)を
    下部から前方上部及び該脱穀機2側の両方へ傾斜させて
    設け、該フィ−ドチエン7を該支持軸4廻りに回動自在
    に設けたことを特徴とするコンバインの脱穀用フィ−ド
    チエン開閉装置。
JP26066999A 1999-09-14 1999-09-14 コンバインの脱穀用フィ−ドチエン開閉装置 Pending JP2001078548A (ja)

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