JP2001078482A - カスコード型コンパレータ及びセンサレスモータ - Google Patents

カスコード型コンパレータ及びセンサレスモータ

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JP2001078482A
JP2001078482A JP25530799A JP25530799A JP2001078482A JP 2001078482 A JP2001078482 A JP 2001078482A JP 25530799 A JP25530799 A JP 25530799A JP 25530799 A JP25530799 A JP 25530799A JP 2001078482 A JP2001078482 A JP 2001078482A
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Masahiro Iwamura
▲将▼弘 岩村
Yutaka Sato
佐藤  裕
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型化,低消費電力化を図る。カスコード型コ
ンパレータ又はセンサレスモータを提供する。 【解決手段】電源の高電位側と低電位側の間に電流源と
第1の比較スイッチと第2の比較スイッチとをカスコー
ド接続し、第2の比較スイッチの低電位側から電流又は
電圧信号として比較出力を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセンサレスモータ駆
動用インバータの磁極位置検出回路に適用して有効なコ
ンパレータ及びそれを用いたセンサレスモータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図7に従来のコンパレータ回路の一例を
示す。図において、710は非反転入力に第1の基準電
位VH,反転入力に信号VTを入力する第1のコンパレ
ータ、720は反転入力に第2の基準電位VL,非反転
入力に信号VTを入力する第2のコンパレータである。
730は第1のコンパレータ710の出力と第2のコン
パレータ720の出力を入力するNANDゲート回路、
740はNANDゲート回路730の出力を入力してそ
の反転信号を出力するインバータである。ここで、VH
>VLに設定される。
【0003】この回路の動作は以下のようである。いま
入力信号VTがVL<VT<VHの時、第1のコンパレ
ータ710の出力と第2のコンパレータ720の出力が
共に“1”レベルになり、その結果NANDゲート73
0の出力が“0”レベル、インバータ740の出力が
“1”レベルになる。VT>VHの時は第1のコンパレ
ータ710の出力が“0”レベル、第2のコンパレータ
720の出力が“1”レベルになり、その結果NAND
ゲート730の出力が“1”レベル、インバータ740
の出力が“0”レベルになる。また、VT<VLの時、
第1のコンパレータ710の出力が“1”レベル、第2
のコンパレータ720の出力が“0”レベルになり、そ
の結果NANDゲート730の出力が“1”レベル、イ
ンバータ740の出力が“0”レベルになる。この回路
は入力信号VTがVL<VT<VHの時だけ“1”レベ
ルを出力する所謂ウインドウコンパレータとして知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図から明らかなよう
に、この回路は少なくとも2個のコンパレータが必要で
あり、しかもコンパレータは素子数が多いため集積回路
化する場合には占有面積が大きくなり、プリント基板に
搭載する場合には基板サイズが大きくなる。さらに、従
来のコンパレータは動作中に常に電源電流が流れ続ける
ため消費電力が大きくなるという問題点がある。また、
従来のコンパレータを磁極位置検出回路に用いた三相セ
ンサレスモータでは、一般に三相分の磁極位置検出回路
が必要になり、装置の小型化,高効率化を図る上での障
害になる。
【0005】
【課題を解決するための手段】二つの入力信号の大小関
係に応じてオン/オフする第1の比較スイッチと第2の
比較スイッチとを電源の高電位側と低停電位側の間にカ
スコード接続し、第2の比較スイッチの低電位側端子か
ら電流信号又は電圧信号として出力を取り出す。
【0006】第1の比較スイッチは第1の入力が第2の
入力より小さい時にオンになり、大きい時にオフにな
る。第2の比較スイッチは第1の入力が第2の入力より
大きい時にオンになり、小さい時にオフになる。第1の
比較スイッチと第2の比較スイッチが共にオンの時だけ
電源の高電位側から低電位側に電流が流れ、第2の比較
スイッチの低電位側端子から所望の出力が取り出され
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。なお、すべての実施例図面で同一の部品は同一
の番号で示し、説明の重複は避ける。
【0008】図1は本発明の第1の実施例である。図に
おいて、100は定電流源、110は第1の比較スイッ
チ、120は第2の比較スイッチ、105は負荷であ
り、電源の高電位側VHと低電位側0Vの間に定電流源
100,第1の比較スイッチ110,第2の比較スイッ
チ120,負荷105が直列に接続されており、第1の
比較スイッチ110と第2の比較スイッチ120はカス
コード接続されている。第1の比較スイッチ110のA
端子には信号V1が、B端子には信号V2が入力され
る。第2の比較スイッチ120のA端子には信号V2
が、B端子には信号V1が入力される。出力は第2の比
較スイッチ120の低電位側に接続された端子TOから
取り出される。なお、出力端子TOから電圧出力を取り
出す場合、負荷105は例えば抵抗などのインピーダン
スが用いられ、電流出力を取り出す場合、負荷105は
例えば電流ミラー回路などが用いられる。
【0009】この回路の動作を電圧出力を取り出す場合
を例にとって説明する。V1<V2の時、比較スイッチ
110がオン、比較スイッチ120がオフになる。この
時、電源の高電位側VHから低電位側0Vへの電流パス
は形成されない。従って出力端子TOは0Vである。V
1>V2の時、比較スイッチ110がオフ,比較スイッ
チ120がオンになる。この時、電源の高電位側VHか
ら低電位側0Vへの電流パスは形成されない。従って出
力端子T0は0Vである。V1≒V2の時、比較スイッ
チ110,比較スイッチ120の両方がオンになる。こ
の時、電源の高電位側VHから低電位側0Vへの電流パ
スが形成される。従って出力端子T0には電流源100
の電流値と負荷105のインピーダンス値との積できま
る所定の電圧が出力される。この回路は比較スイッチ1
10と比較スイッチ120がカスコード接続されている
ため電源の高電位側VHから低電位側0Vへの電流パス
一つしか存在しない。従って、最も消費電力を小さくで
きる構成になっている。さらにこの回路は前述のように
V1≒V2の時だけしか電流パスが形成されないため、
一層の低消費電力化が図られている。
【0010】図2は本発明の第2の実施例である。図に
おいて、NMOS210 のドレインが定電流源100の出力
に、ゲートが抵抗260を介して入力信号V1に、ソー
スが抵抗270を介して入力信号V2に接続されてい
る。PMOS230はドレインがPMOS240のソースに、ゲートが
抵抗270を介して入力信号V2に、ソースが電流源10
0の出力に接続されており、NMOS210 とPMOS230 とで第
1の比較スイッチを構成している。NMOS220 はドレイン
がPMOS230 のドレインに、ゲートが抵抗270を介して
入力信号V2に、ソースが抵抗260を介して入力信号
V1に接続されている。PMOS240 はドレインが出力端子
TOに、ゲートが抵抗260を介して入力信号V1に、
ソースがPMOS230 のドレインに接続されており、NMOS22
0 とPMOS240とで第2の比較スイッチを構成している。
なお、図中の定電圧ダイオードD1,D2はNMOS210 と
220のゲート・ソース間の耐圧保護用であり、定電圧
ダイオードD3、D4はPMOS230 と240のゲート・ソ
ース間の耐圧保護用である。これらの定電圧ダイオード
と抵抗260,270は目的とする回路の必要に応じて
設けられるものであり、回路動作上必須のものではな
い。
【0011】この回路の動作を電圧出力を取り出す場合
を例にとって説明する。(V1−V2)>Vtnの時、
NMOS210 がオンになり、PMOS230 がオフになる。その結
果、電源の高電位側VHから低電位側0Vへの電流パス
は形成されない。従って出力端子TOは0Vである。
(V2−V1)>Vtnの時、NMOS220 がオンになり、
PMOS240 がオフになる。その結果、電源の高電位側VH
から低電位側0Vへの電流パスは形成されない。従って
出力端子TOは0Vである。(V1−V2)の絶対値が
Vtnより小さい時、NMOS210 ,220が共にオフにな
り、PMOS230 ,240が共にオンになる。その結果、電
源の高電位側VHから低電位側0Vへの電流パスが形成
される。従って出力端子TOには電流源100の電流値
と負荷105の抵抗値との積できまる所定の電圧が出力
される。この回路はNMOS210 ,PMOS230 からなる第1の
比較スイッチとNMOS220 ,PMOS240 からなる第2の比較
スイッチがカスコード接続されているため電源の高電位
側VHから低電位側0Vへの電流パス一つしか存在しな
い。従って、最も消費電力を小さくできる構成になって
いる。さらにこの回路は前述のように(V1−V2)の
絶対値がVtnより小さい時だけしか電流パスが形成さ
れないため、一層の低消費電力化が図られている。な
お、VtnはNMOS210 ,220のしきい値電圧である。
【0012】図3は本発明の第3の実施例である。図に
おいて、NMOS210 はドレインが定電流源の出力に、ゲー
トが抵抗260を介して入力信号V1に、ソースが抵抗
270を介して入力信号V2に接続されている。PNP310は
コレクタがPNP320のエミッタに、ベースが抵抗270を
介して入力信号V2に、エミッタが電流源100の出力
に接続されており、NMOS210 とPNP310とで第1の比較ス
イッチを構成している。NMOS220 はドレインがPNP310の
コレクタに、ゲートが抵抗270を介して入力信号V2
に、ソースが抵抗260を介して入力信号V1に接続さ
れている。PNP320はコレクタが出力端子TOに、ベース
が抵抗260を介して入力信号V1に、エミッタがPNP3
10のコレクタに接続されており、NMOS220 とPNP320とで
第2の比較スイッチを構成している。なお、定電圧ダイ
オードD1,D2はNMOS210と220のゲート・ソース間の
耐圧保護用であり、定電圧ダイオードD3,D4はPNP3
10と320のベース・エミッタ間の逆耐圧保護用であ
る。これらの定電圧ダイオードと抵抗260,270は
目的とする回路の必要に応じて設けられるものであり、
回路動作上必須のものではない。
【0013】この回路の動作を電圧出力を取り出す場合
を例にとって説明する。(V1−V2)>Vtnの時、
NMOS210 がオンになり、PNP310がオフになる。その結
果、電源の高電位側VHから低電位側0Vへの電流パス
は形成されない。従って出力端子TOは0Vである。
(V2−V1)>Vtnの時、NMOS220 がオンになり、
PNP320がオフになる。その結果、電源の高電位側VHか
ら低電位側0Vへの電流パスは形成されない。従って出
力端子TOは0Vである。(V1−V2)の絶対値がV
tnより小さい時、NMOS210 ,220が共にオフにな
り、PNP310,320が共にオンになる。その結果、電源
の高電位側VHから低電位側0Vへの電流パスが形成さ
れる。従って出力端子TOには電流源100の電流値と
負荷105の抵抗値との積できまる所定の電圧が出力さ
れる。この回路はNMOS210 ,PNP310からなる第1の比較
スイッチとNMOS220 ,PNP320からなる第2の比較スイッ
チがカスコード接続されているため電源の高電位側VH
から低電位側0Vへの電流パス一つしか存在しない。従
って、最も消費電力を小さくできる構成になっている。
さらにこの回路は前述のように(V1−V2)の絶対値
がVtnより小さい時だけしか電流パスが形成されない
ため、一層の低消費電力化が図られている。
【0014】図4は本発明の第4の実施例である。図に
おいて、NPN410はコレクタが定電流源の出力に、ベース
が抵抗260を介して入力信号V1に、エミッタが抵抗
270を介して入力信号V2に接続されている。PNP310は
コレクタがPNP320のエミッタに、ベースが抵抗270を
介して入力信号V2に、エミッタが電流源100の出力
に接続されており、NPN410とPNP310とで第1の比較スイ
ッチを構成している。NPN420はコレクタがPNP310のコレ
クタに、ベースが抵抗270を介して入力信号V2に、
エミッスが抵抗260を介して入力信号V1に接続され
ている。PNP320はコレクタが出力端子TOに、ベースが
抵抗260を介して入力信号V1に、エミッタがPNP310
のコレクタに接続されており、NPN420とPNP320とで第2
の比較スイッチを構成している。なお、定電圧ダイオー
ドD1,D2はNMOS210 と220のゲート・ソース間の
耐圧保護用であり、定電圧ダイオードD3,D4はPNP3
10と320のベース・エミッタ間の逆耐圧保護用であ
る。これらの定電圧ダイオードは目的とする回路の必要
に応じて設けられるものであり、回路動作上必須のもの
ではない。
【0015】この回路の動作を電圧出力を取り出す場合
を例にとって説明する。(V1−V2)>Vbeの時、NPN4
10がオンになり、PNP310がオフになる。その結果、電源
の高電位側VHから低電位側0Vへの電流パスは形成さ
れない。従って出力端子TOは0Vである。(V2−V
1)>Vbeの時、NPN420がオンになり、PNP320がオフ
になる。その結果、電源の高電位側VHから低電位側0
Vへの電流パスは形成されない。従って出力端子TOは
0Vである。(V1−V2)の絶対値がVbeより小さ
い時、NPN410,420が共にオフになり、PNP310,320が共
にオンになる。その結果、電源の高電位側VHから低電
位側0Vへの電流パスが形成される。従って出力端子T
Oには電流源100の電流値と負荷105の抵抗値との
積できまる所定の電圧が出力される。この回路はNPN41
0,PNP310からなる第1の比較スイッチとNPN420,PNP32
0からなる第2の比較スイッチがカスコード接続されて
いるため電源の高電位側VHから低電位側0Vへの電流
パス一つしか存在しない。従って、最も消費電力を小さ
くできる構成になっている。さらにこの回路は前述のよ
うに(V1−V2)の絶対値がVbeより小さい時だけ
しか電流パスが形成されないため、一層の低消費電力化
が図られている。なお、VbeはNPN410,420のベース
・エミッタ間電圧である。
【0016】図5は本発明の第5の実施例であり、本発
明のコンパレータをセンサレスモータの磁極位置検出回
路に適用した例である。図において、510は三相モー
タであり、U,V,W相の巻線がスター結線されてい
る。なお、U,V,W相を駆動する回路は図から省略さ
れている。520はスター結線された抵抗からなる仮想
中性点回路であり、U,V,W相の端子電圧を入力して
ノードNに中性点電圧を発生するものである。NMOS210
はドレインが定電流源100の出力に、ゲートが抵抗2
60を介してU相巻線に、ソースが抵抗270を介して
中性点電圧ノードNに接続されている。PMOS230 はドレ
インがPMOS240 のソースに、ゲートが抵抗270を介し
て中性点電圧ノードNに、ソースが電流源100の出力
に接続されており、NMOS210 とPMOS230 とで第1の比較
スイッチを構成している。
【0017】NMOS220 はドレインがPMOS230 のドレイン
に、ゲートが抵抗270を介して中性点電圧ノードN
に、ソースが抵抗260を介してU相巻線に接続されて
いる。PMOS240 はドレインが出力端子TOに、ゲートが
抵抗260を介してU相巻線に、ソースがPMOS230 のド
レインに接続されており、NMOS220 とPMOS240 とで第2
の比較スイッチを構成している。なお、定電圧ダイオー
ドD1,D2はNMOS210と220のゲート・ソース間の
耐圧保護用であり、定電圧ダイオードD3,D4はPMOS
230 と240のゲート・ソース間の耐圧保護用である。
これらの定電圧ダイオードと抵抗260,270は目的
とする回路の必要に応じて設けられるものであり、回路
動作上必須のものではない。
【0018】この回路の動作を電圧出力を取り出す場合
を例にとって説明する。(U相の電圧−仮想中性点Nの
電圧)>Vtnの時、NMOS210 がオンになり、PMOS230
がオフになる。その結果、電源の高電位側VHから低電
位側0Vへの電流パスは形成されない。従って出力端子
TOは0Vである。(仮想中性点Nの電圧−U相の電
圧)>Vtnの時、NMOS220 がオンになり、PMOS240 が
オフになる。その結果、電源の高電位側VHから低電位
側0Vへの電流パスは形成されない。従って出力端子T
Oは0Vである。(U相の電圧−仮想中性点Nの電圧)
の絶対値がVtnより小さい時、NMOS210 ,220が共
にオフになり、PMOS230 ,240が共にオンになる。そ
の結果、電源の高電位側VHから低電位側0Vへの電流
パスが形成される。従って出力端子TOには電流源10
0の電流値と負荷105の抵抗値との積できまる所定の
電圧が出力され、センサレスモータの磁極位置検出信号
として用いられる。この回路はNMOS210 ,PMOS230 から
なる第1の比較スイッチとNMOS220 ,PMOS240 からなる
第2の比較スイッチがカスコード接続されているため電
源の高電位側VHから低電位側0Vへの電流パス一つし
か存在しない。従って、最も消費電力を小さくできる構
成になっている。さらにこの回路は前述のように(U相
の電圧−仮想中性点Nの電圧)の絶対値がVtnより小
さい時だけしか電流パスが形成されないため、一層の低
消費電力化が図られている。一般に、三相センサレスモ
ータではこの磁極位置検出回路が3組用いられるので低
消費電力化の効果は一層顕著になる。
【0019】図6は本発明の第6の実施例であり、前述
のカスコード型コンパレータを磁極位置検出回路に適用
したセンサレスモータである。図において、600はモ
ータ510の駆動を制御するためのICであり、低電圧
電源Vcc(例えば5V)で動作するマイコン又はマイ
コン相当品で構成されている。610は三相分のスイッ
チング素子を含むインバータであり、直流電圧VHを交
流電圧に変換してモータの電機子コイルLu,Lv,L
wを所定のタイミングと位相で駆動する。駆動タイミン
グの信号は制御用のIC600から出力される三相分の
スイッチ制御信号UT,UB,VT,VB,WT,WB
である。620は磁極位置検出回路であり、コンパレー
タCu,Cv,Cwとバッフア回路Bu,Bv,Bwを
含んでいる。ここで、コンパレータCu,Cv,Cwの
一方の入力はそれぞれU相,V相,W相コイルに接続さ
れ、他方の入力はすべて仮想中性Nに接続されている。
コンパレータCu,Cv,Cwのそれぞれの出力はバッ
フア回路Bu,Bv,Bwを介して制御用のIC600
に伝えられる。630はインバータ610と磁極位置検
出回路620を含む高電圧ICであり、低電圧電源Vc
c(例えば5V)と高電圧電源VH(例えば300V)
の電源で動作する。モータ制御IC600は速度指令信
号VSPとモータ510からのフィードバックである磁
極位置検出信号を入力してモータの回転数とインバータ
の転流タイミングを決定してインバータ610の転流信
号UT,UB,VT,VB,WT,WBを出力する。イ
ンバータ610はこれらの信号に従ってU相,V相,W
相コイルを駆動する。かくしてモータ510に指定され
た速度で回転し続ける。磁極位置検出回路のコンパレー
タCu,Cv,Cwは前述のように、素子数が少なく、
消費電力が小さいので高電圧IC630をより小型化,
低消費電力化できる。このため、センサレスモータ全体
としても低コスト,高効率化に寄与することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば小型,低消費電力の磁極
位置検出回路を実現できる。また本発明を適用したセン
サレスモータは装置の小型化による低コスト化,消費電
力の低減による効率向上の恩恵を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例。
【図2】本発明の第2の実施例。
【図3】本発明の第3の実施例。
【図4】本発明の第4の実施例。
【図5】本発明の第5の実施例。
【図6】本発明の第5の実施例。
【図7】従来のウインドウコンパレータ回路。
【符号の説明】
100…定電流源、105…負荷、110,120…比
較スイッチ、210,220…NMOS、230,24
0…PMOS、250,260,270…抵抗、31
0,320…PNPトランジスタ、410,420…N
PNトランジスタ、510…三相モータ、520…仮想
中性点回路、600…低電圧モータ制御集積回路、61
0…インバータ、620…磁極位置検出回路、630…
高電圧集積回路、710,720…コンパレータ、73
0…NANDゲート回路、740…インバータゲート回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA35 BA30 BD16 CA15 CA34 DA01 DB07 DD04 GA40 LA09 LA30 2G035 AA20 AB07 AC01 AD02 AD03 AD08 AD10 AD23 AD47 AD56 5H560 BB04 BB07 DA13 DC12 EB01 SS01 TT07 UA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高電位電源と低電位電源との間に電流源
    と、第1の比較スイッチと、第2の比較スイッチを直列
    接続し前記第2の比較スイッチの低電位側端子より出力
    を取り出す2入力のコンパレータであって、前記第1の
    比較スイッチは第1の入力電圧と第2の入力電圧を入力
    し、前記第1の入力電圧が前記第2の入力電圧より所定
    値だけ小さい時にオン、大きい時にオフになり、上記第
    2の比較スイッチは前記第1の入力電圧と前記第2の入
    力電圧を入力し、前記第1の入力電圧が前記第2の入力
    電圧より所定値だけ大きい時にオン、小さい時にオフに
    なることを特徴とするカスコード型コンパレータ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記第2の比較スイッ
    チの低電位側端子より所定振幅の電流出力を取り出すこ
    とを特徴とするカスコード型コンパレータ。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記第2の比較スイッ
    チの低電位側端子より所定振幅の電圧出力を取り出すこ
    とを特徴とするカスコード型コンパレータ。
  4. 【請求項4】高電位電源と第1の比較スイッチの間に設
    けた定電流源と、該定電流源の出力と第2の比較スイッ
    チの間に設けた第1のNMOSと第1のPMOSからな
    る第1の比較スイッチと、前記第1の比較スイッチと出
    力端子の間に設けた第2のNMOSと第2のPMOSか
    らなる第2の比較スイッチとからなる2入力のコンパレ
    ータであって、前記第1のNMOSはドレインが電流源
    の出力に、ゲートが第1の入力に、ソースが第2の入力
    に接続され、前記第1のPMOSはドレインが前記第2
    のPMOSのソースに、ゲートが前記第2の入力に、ソ
    ースが前記定電流源の出力に接続され、前記第2のNM
    OSはドレインが前記第1のPMOSのドレインに、ゲ
    ートが前記第2の入力に、ソースが前記第1の入力に接
    続され、前記第2のPMOSはドレインが出力端子に、
    ゲートが前記第1の入力に、ソースが前記第1のPMO
    Sのドレインに接続され、前記第2のPMOSのドレイ
    ン側から出力を取り出すことを特徴とするカスコード型
    コンパレータ。
  5. 【請求項5】高電位電源と第1の比較スイッチの間に設
    けた定電流源と、該定電流源の出力と第2の比較スイッ
    チの間に設けた第1のNMOSと第1のPNPトランジ
    スタからなる第1の比較スイッチと、前記第1の比較ス
    イッチと出力端子の間に設けた第2のNMOSと第2の
    PNPトランジスタからなる第2の比較スイッチとから
    なる2入力のコンパレータであって、前記第1のNMO
    Sはドレインが電流源の出力に、ゲートが第1の入力
    に、ソースが第2の入力に接続され、前記第1のPNP
    トランジスタはコレクタが前記第2のPNPトランジス
    タのエミッタに、ベースが前記第2の入力に、エミッタ
    が電流源の出力に接続され、前記第2NMOSはドレインが
    前記第1のPNPトランジスタのコレクタに、ゲートが
    前記第2の入力に、ソースが前記第1の入力に接続さ
    れ、前記第2のPNPトランジスタはコレクタが出力端
    子に、ベースが前記第1の入力に、エミッタが前記第1
    のPNPトランジスタのコレクタに接続され、前記第2の
    PNPトランジスタのコレクタ側から出力を取り出すこ
    とを特徴とするカスコード型コンパレータ。
  6. 【請求項6】高電位電源と第1の比較スイッチの間に設
    けた定電流源と、該定電流源の出力と第2の比較スイッ
    チの間に設けた第1のNPNトランジスタと第1のPN
    Pトランジスタからなる第1の比較スイッチと、前記第
    1の比較スイッチと出力端子の間に設けた第2NPNト
    ランジスタと第2のPNPトランジスタからなる第2の
    比較スイッチとからなる2入力のコンパレータであっ
    て、前記第1のNPNトランジスタはコレクタが電流源
    の出力に、ベースが第1の入力に、エミッタが第2の入
    力に接続され、前記第1のPNPトランジスタはコレク
    タが第2のPNPトランジスタのエミッタに、ベースが
    第2の入力に、エミッタが電流源の出力に接続され、前
    記第2のNPNトランジスタはコレクタが前記第1のP
    NPトランジスタのコレクタに、ベースが前記第2の入
    力に、エミッタが前記第1の入力に接続され、前記第2
    のPNPトランジスタはコレクタが出力端子に、ベース
    が前記第1の入力に、エミッタが前記第1のPNPトラ
    ンジスタのコレクタに接続され、前記第2のPNPトラ
    ンジスタのコレクタ側から出力を取り出すことを特徴と
    するカスコード型コンパレータ。
  7. 【請求項7】三相モータの相電圧と仮想中性点電圧をコ
    ンパレータで比較することによって回転子の磁極位置を
    検出するセンサレスモータにおいて、相電圧をコンパレ
    ータの第1の入力、仮想中性点電圧をコンパレータの第
    2の入力として請求項1〜6のいずれかのカスコード型
    コンパレータ回路を用いたことを特徴とするセンサレス
    モータの磁極位置検出回路。
  8. 【請求項8】三相モータと、モータの回転を制御する転
    流制御部と、直流電圧を交流電圧に変換する転流回路
    と、仮想中性点回路と、磁極位置検出回路とを含むセン
    サレスモータにおいて、磁極位置検出回路として相電圧
    をコンパレータの第1の入力,仮想中性点電圧をコンパ
    レータの第2の入力として請求項1〜6のいずれかのカ
    スコード型コンパレータ回路を用いたことを特徴とする
    センサレスモータ。
  9. 【請求項9】請求項8において、少なくとも転流回路と
    磁極位置検出回路とは同一半導体チップ上に形成されて
    いることを特徴とするセンサレスモータ。
  10. 【請求項10】電流シンク端子と制御端子と電流ソース
    端子からなる第1導電型のトランジスタと、電流シンク
    端子と制御端子と電流ソース端子からなる第2導電型の
    トランジスタとから成り、第1導電型のトランジスタの
    電流シンク端子と第2導電型のトランジスタの電流シン
    ク端子を接続して第1の端子とし、第2導電型のトラン
    ジスタの制御端子を第1の入力に、電流ソース端子を第
    2の入力と第1導電型のトランジスタの制御端子に接続
    し、第1導電型のトランジスタの電流ソース端子を第2
    の端子とする半導体比較スイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010164472A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Yamatake Corp 高周波発振形近接センサ
WO2020083547A1 (de) * 2018-10-22 2020-04-30 Robert Bosch Gmbh Fensterkomparator sowie handwerkzeugmaschine, elektrowerkzeug, ladegerät und/oder haushaltsgerät mit einem derartigen fensterkomparator

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