JP2001078459A - 直列c方式絶縁形電源 - Google Patents

直列c方式絶縁形電源

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JP2001078459A
JP2001078459A JP25311099A JP25311099A JP2001078459A JP 2001078459 A JP2001078459 A JP 2001078459A JP 25311099 A JP25311099 A JP 25311099A JP 25311099 A JP25311099 A JP 25311099A JP 2001078459 A JP2001078459 A JP 2001078459A
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power supply
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capacitor
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JP25311099A
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Toshihiro Nomura
年弘 野村
Yasuhiro Okuma
康浩 大熊
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商用周波の地絡電流を、人体等に影響を及ぼ
さない数mA程度に抑制可能な電源を提供する。 【解決手段】 主回路2とは別に非絶縁の補助電源3内
に高周波電源Q1,Q2を形成し、これに直列にコンデ
ンサC1,C2とリアクトルLおよびダイオード整流器
Dを接続してさらに小さな絶縁小電源5を形成すること
で、安価で実用的な絶縁電源を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種電気製品に
使用して好適な絶縁形電源、特に、その改良に関する。
【0002】
【従来の技術】頭脳部となる操作制御電源、すなわちC
PU,表示ランプ,冷却ファン,リレーの駆動などに使
用される補助電源は、非絶縁となっている場合が多い。
この非絶縁の補助電源のうち、人が直接または間接に接
して操作する部分としての操作部は、主回路と絶縁分離
したい場合がある。また、人が接しなくても、地絡や外
部ノイズに耐えるための絶縁がしたい部分に小電源を供
給したい場合がある。このような電源として、従来は例
えば絶縁電源を別に用意して、非絶縁の補助電源とフォ
トカプラなどで交信するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に絶縁電
源は高価になるという問題がある。一方、平成6年電気
学会半導体電力変換研究会,SPC−94−18,19
94発表の「コンデンサ絶縁によるDC−DCコンバー
タ」、すなわちコンデンサ絶縁方式による電源が、この
発明に適用可能な技術として挙げられる。したがって、
この発明の課題はコンデンサ絶縁方式電源の改良を図る
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、請求項1の発明では、交流電圧源に主回路とは
別に非絶縁の補助電源を接続し、この補助電源内に設け
られた高周波電源に対してコンデンサとリアクトルとダ
イオード整流器とを直列に接続することにより、さらに
小容量の絶縁電源を得ることを特徴とする。上記請求項
1の発明は、主として、電気製品または機器の操作表示
部に適用することができ(請求項2の発明)、または、
電源を供給される電気製品または機器の地絡時の電流
を、10mA以下とすることができる(請求項3の発
明)。
【0005】上記請求項1の発明においては、前記コン
デンサ,リアクトルの高周波でのインピーダンスをそれ
ぞれ1/ωC,ωL(ω:角周波数)とするとき、 ωL>1/ωC なる関係を満たすようにすることができ(請求項4の発
明)、または、前記リアクトルに代えて抵抗を用いるこ
とができる(請求項5発明)。さらに、上記請求項1の
発明においては、前記補助電源内の高周波電源は、上下
各1アームの1つのインバータであることができ(請求
項6の発明)、または、前記補助電源内の高周波電源は
上下各2アームのインバータとし、これに同一構成のコ
ンデンサ,リアクトルの直列回路を挿入することができ
(請求項7の発明)、もしくは、出力電圧のフィードバ
ック制御を行なうことができる(請求項8の発明)。
【0006】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態を示
す回路図である。1は商用の50または60HzのAC
200V電源、2はこれをダイオード整流した直流電源
PNとパワートランジスタ,負荷などからなる数kWの
主回路、3は非絶縁の補助電源を示す。この補助電源3
にはスイッチングレギュレータ,電源と直列に抵抗を接
続した直列R方式,電源と直列にコンデンサを接続した
直列C方式などいろいろ考えられるが、ここでは直列C
方式による24Vと5Vの2出力とし、端子Nとnを直
接接続している。5VにつながるCPU1はこの装置の
主な制御用として設けられ、リレーRY、ファンFA
N、高周波の小電源を構成するパワートランジスタQ
1,Q2などの制御を司る。
【0007】4は操作表示部で、発光ダイオードで装置
の状態を表示したり、指でタッチパネルの接点を押して
開閉操作を行ない、装置本体に起動,停止などの操作指
令を入力する部分である。例えば指と接点との間は、約
0.1mmの丈夫な絶縁フィルム6で絶縁されるが、万
一これに絶縁破壊が発生すると、人命に直接関与する重
大事故になりかねない。フィルムの絶縁耐圧は通常5k
V以上あり十分余裕はあるが、非絶縁方式は限られた人
が操作する特殊用途にしか許可されない。このため、操
作部には別のCPU2を設け、CPU1とは絶縁するよ
うにしている。
【0008】ここで、絶縁のレベルが問題となる。すな
わち、操作表示部4が万一地絡したとき流れる地絡電流
としては、 1)装置が壊れない数A以下のとき 地絡電流が数A流れても、装置が壊れずに漏電遮断器が
作動して、装置と人体の安全が確保できる。 2)人体が安全な数mA以下のとき 地絡電流を人体の危険レベル数十mAより十分低い数m
Aに抑える。漏電遮断器が作動しなくても、ほぼ安全で
ある。 3)漏れ電流なしで、数μA以下の地絡電流に抑える。
計測器その他、特殊用途には重要。 などの場合が考えられるが、家庭電化製品を含む各種電
気製品では、上記2)項を選ぶのが適当である。
【0009】そこで、図1に示す高周波の小電源として
の小トランジスタQ1,Q2を交互にオン,オフして、
24V直流から数百kHzの12Vの高周波交流電圧を
発生し、C1,L,ダイオード整流器,C2等により、
約0.2mA,5V,1Wの操作電源(図1では、直列
C方式絶縁小電源5として示す)を得るものとすると、
地絡電流の値を数mA以下に抑えるC1,C2の値は約
0.02μFである。 C1+C2=0.04μF f=60Hz E=200V 地絡電流it=2πfCE=3.02mAとなり、条件
を満たすことが分かる。
【0010】上記高周波小電源からの電流を整流して約
0.2A,5Vを得るには、E=12−6=6V(これ
は、5V出力するのに電源電圧から6V分引かれること
を想定している。)また、適正な周波数f,インダクタ
ンスLを、 f=270kHz L=50μH とし、容量Cは上記C1,C2の直列値として、 C=1/(1/C1+1/C2)=0.01μF から、高周波電流ihは、 ih=E/(2πfL−1/2πfC)=0.232A
(約0.2A) となり、条件を満たしている。
【0011】ここで、電源5内の高周波の小電源として
のトランジスタQ1,Q2と、ダイオード整流器Dとの
間に挿入されているリアクトルLが重要な働きをする。
すなわち、このLがないときの電流icは、ic=2π
fCE=0.102Aとなり上記よりかなり小さい。し
かも、電源電圧(12V)が出力電圧(5V)より十分
高いと、実はCのみでは円滑な整流ができず、Lがあっ
てはじめて円滑な整流ができ、十分な電流が供給できる
というわけである。また、CとLのインピーダンスをそ
れぞれ1/ωC,ωL(ω:角周波数)とするとき、そ
の比を、約3:2程度にすると良いことが実験的にも確
かめられている。
【0012】つまり、CとLの合成インピーダンスZ
は、 Z=j(ωL−1/ωC) で、Zを小さくしたほうが同じCで大きな出力電流をと
れるからであり、また、ωL>1/ωCとして遅れ電流
にするのは、Q1,Q2が高周波で安定に動作するため
の必須用件でもあるからである。なお、上記比を1:1
に近づけて直列共振状態にすると安定しないので、その
ときはRを追加するなどの工夫が必要となる。また、損
失を気にしなければ、Lの代りにRのみでも実用可能で
ある。なお、SPC−94−18のようなコンデンサ絶
縁方式は種々提案されていることが調査の結果明らかに
なったが、円滑な整流を行ない十分な電流を供給する目
的でLを利用するものはなかったことを付言する。
【0013】図1では直列C方式絶縁小電源5内の高周
波の小電源をQ1,Q2のハーフブリッジ構成とした
が、図2のようにQ1〜Q4のフルブリッジ構成とし、
L1,L2を設けて上下対称構造とすることにより、ノ
イズを減少させ(ノイズを打ち消し合わせて)安定性を
増大させることができる。また、出力電圧が5V一定と
なるように、フォトカプラなどを介して調節器Regに
よりフィードバック制御を行なえば、ツェナーダイオー
ドによる損失を抑えることができ、損失の少ない電源を
提供することができる。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、操作表示部などの安
全が問題となる部分の補助電源として、直列C方式絶縁
形電源を用いるようにしたので、安価で実用的な絶縁電
源を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す回路図である。
【図2】図1に示す絶縁小電源の別の例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
1…交流電源、2…主回路、3…非絶縁補助電源、4…
操作表示部、5…直列C方式絶縁小電源、6…絶縁フィ
ルム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H006 CA01 CA07 CB01 CC01 CC08 DA04 DC05 HA83 5H007 AA06 CA01 CB05 CC09 DA06 DC05 5H730 AA17 AA20 CC01 DD02 DD16 EE04 FD01 FF19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧源に主回路とは別に非絶縁の補
    助電源を接続し、この補助電源内に設けられた高周波電
    源に対してコンデンサとリアクトルとダイオード整流器
    とを直列に接続することにより、さらに小容量の絶縁電
    源を得ることを特徴とする直列C方式絶縁形電源。
  2. 【請求項2】 主として、電気製品または機器の操作表
    示部に適用することを特徴とする請求項1に記載の直列
    C方式絶縁形電源。
  3. 【請求項3】 電源を供給される電気製品または機器の
    地絡時の電流を、10mA以下とすることを特徴とする
    請求項1に記載の直列C方式絶縁形電源。
  4. 【請求項4】 前記コンデンサ,リアクトルの高周波で
    のインピーダンスをそれぞれ1/ωC,ωL(ω:角周
    波数)とするとき、 ωL>1/ωC なる関係を満たすようにすることを特徴とする請求項1
    に記載の直列C方式絶縁形電源。
  5. 【請求項5】 前記リアクトルに代えて抵抗を用いるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の直列C方式絶縁形電
    源。
  6. 【請求項6】 前記補助電源内の高周波電源は、上下各
    1アームの1つのインバータであることを特徴とする請
    求項1に記載の直列C方式絶縁形電源。
  7. 【請求項7】 前記補助電源内の高周波電源は上下各2
    アームのインバータとし、これに同一構成のコンデン
    サ,リアクトルの直列回路を挿入することを特徴とする
    請求項1に記載の直列C方式絶縁形電源。
  8. 【請求項8】 出力電圧のフィードバック制御を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載の直列C方式絶縁形電
    源。
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