JP2001077319A - 単一電荷蓄積mnosメモリ及びmonosメモリ並びにそれらの駆動方法 - Google Patents

単一電荷蓄積mnosメモリ及びmonosメモリ並びにそれらの駆動方法

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JP2001077319A JP2000242590A JP2000242590A JP2001077319A JP 2001077319 A JP2001077319 A JP 2001077319A JP 2000242590 A JP2000242590 A JP 2000242590A JP 2000242590 A JP2000242590 A JP 2000242590A JP 2001077319 A JP2001077319 A JP 2001077319A
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single charge
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semiconductor substrate
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兆 遠 李
Bunkei Kin
金▲文▼慶
Heiban Kin
炳 晩 金
Seok-Yeol Yoon
錫 烈 尹
Kyorai Ro
亨 来 盧
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 比較的低い電圧においても動作が可能な単一
電荷MNOS系メモリ及びその駆動方法を提供する。 【解決手段】 第1の導電型半導体基板20上に形成さ
れたチャネル21、第1の導電型半導体基板20上にチ
ャネル21を挟んでその両側に第2の導電型不純物がド
ーピングされたソース22及びドレイン23、チャネル
21上に形成された酸化物層24、酸化物層24上に形
成された窒化物層25、窒化物層25上に形成されたゲ
ート26、酸化物層24と窒化物層25との間に形成さ
れ一電荷ずつ蓄積されるトラップサイト27を備えたM
NOSメモリでチャネル21の幅を電荷のデバイ・スク
リーン長さLD以下にする。 但し、L=(εkT/q)1/2 εは基板20の誘電定数、Kはボルツマン定数、Tは
絶対温度、qは電荷量、Nは基板10における不純物
濃度

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリのチャネル
幅を電荷のデバイ・スクリーン長さ(DebyeScr
een Length(デバイ遮蔽長さ);LD)より
小さく形成する、あるいは同一に形成する場合に示され
る単一電荷の蓄積に起因したスレショルド電圧(しきい
値電圧)の変化(ΔVth)を利用したMNOS系メモリ
及びその駆動方法に関する。
【0002】以下本発明では、「MNOS系メモリ」と
は不揮発性の「MNOS(Metal Nitride
Oxide Semiconductor)メモ
リ」、または、不揮発性の「MONOS(Metal
Oxide Nitride Oxide Semic
onductor)メモリ」を意味する。
【0003】
【従来の技術】図1(A)は、従来の代表的な不揮発性
MNOSメモリの断面の模式図である。図1(A)に示
されるように、従来のMNOSメモリでは、p型半導体
基板10の上部に反転層のチャネル11を挟んでその両
側にドーピングによってn+型に形成されたソース12
とドレイン13とを備え、チャネル11上にはSiO2
から構成されるトンネルオキサイド層14とSi34
ら構成される窒化物薄膜15とが順次に積層され、その
上にゲート16が積層された構造を有する。そしてチャ
ネル11とゲート16との間に積層されたトンネルオキ
サイド層14と窒化物薄膜15との間には電荷が蓄積さ
れるトラップサイト17が形成されている。
【0004】このような構造の不揮発性MNOSメモリ
の動作特性は、例えば図1(B)に示される電流−電圧
(I−V)特性曲線で表わすことができる。図1(B)
において、電荷がトラップされているときには電荷がト
ラップされていないときに比べて、メモリセルを動作さ
せるゲート電圧すなわちスレショルド電圧(しきい値電
圧)がΔVthほど高まることが示されている。
【0005】換言すれば、前記した構造の不揮発性MN
OSメモリにおいては、Fowler−Nordhei
m Tunneling、あるいはChannel H
otElectron Injectionによりトラ
ップサイトに電荷を蓄積させて情報を書込み、情報を記
憶させると電源を切っても電荷が漏れることがないた
め、電圧を印加しなくても情報の記憶状態が保持され
る。
【0006】また、このようにして記憶された情報を読
取るときにはトラップサイトに蓄積された電荷がチャネ
ルをスクリーン(遮蔽)するようになってスレショルド
電圧(しきい値電圧)の変化をもたらす。このように電
荷が蓄積した状態と電荷が消失した状態を各々1と0に
指定して情報を記憶するようにしたものが不揮発性MN
OSメモリである。
【0007】既存の単一電荷蓄積を利用したメモリとし
て、フローティングゲート(Floating Gat
e;FG)型SETフラッシュメモリが多くの研究者に
よって研究されてきた。株式会社日立製作所は、199
8年に常温で動作する128メガビット級のSETフラ
ッシュメモリを開示している(米国特許#560016
3)。
【0008】また、IBM Co.Ltd.は、既存の
FETチャネル上に数多くのナノメートルオーダーの結
晶を形成させてこれらをフローティングゲートに応用し
た技術を開示している(米国特許#5714766、#
5801401)。
【0009】そして、富士通株式会社及びプリンストン
大学は、各々学術雑誌であるAppl.Phys.Le
tt.,Vol.71,p353(1997)、Sci
ence,Vol.275,p649(1997)に
て、FET上にあるフローティングゲートの大きさをナ
ノメートルオーダーとし、チャネル幅を電荷のデバイ・
スクリーン長さより小さくして一つの電荷によってもチ
ャネルをスクリーン(遮蔽)することができるという原
理に従って、常温で不揮発性メモリを動作させる技術を
開示している。
【0010】また、日本電気株式会社は、学術雑誌であ
るAppl.Phys.Lett.,Vol.71,p
2038(1997)、及び日本電信電話株式会社は、
学術雑誌であるElectron.Lett.,Vo
l.34,p45(1998)にて、単一電荷トランジ
スタを個々の電荷をセンシングするエレクトロメータで
動作させてフローティングゲートにおける電荷の蓄積可
否を判断してメモリを動作させる技術を開示している。
【0011】しかしながら、これらの不揮発性メモリに
はいずれも一長一短がある。例えば、前記した株式会社
日立製作所社が開示したSETフラッシュメモリにおい
ては、動作電圧が比較的高いためフローティングゲート
に利用されるナノメートルオーダーの結晶とチャネルに
適用されるナノメートルオーダーの結晶とを他のメモリ
とは別に任意で制御することが難しいという問題があ
る。
【0012】また、前記したIBM Co.Ltd.が
開示している技術においては、フローティングゲートに
適用されるナノメートルオーダーの結晶の大きさを制御
して均一に形成することが難しいため、スレショルド電
圧(しきい値電圧)の変化ΔVthの搖動及び温度の搖動
(Fluctuation)が生じ易い。
【0013】そして、前記した富士通株式会社社及びプ
リンストン大学が開示している技術においては、各々、
情報を記憶できる時間が数秒程度と極めて短いため、不
揮発性メモリとして商品化することが難しい。特に、ナ
ノメートルオーダーでフローティングゲートを制御する
方法では、再現性良く、均一に形成することが難しいと
いう問題がある。
【0014】さらに、前記した日本電気株式会社及び日
本電信電話株式会社が開示している技術においては、そ
れらの素子構造及び製造工程が比較的複雑であり、生産
性とコストの面で問題がある。
【0015】本発明者等は、これまで提案されている各
種の不揮発性メモリの素子の特性及びその実現性につい
て分析した結果、IBM Co.Ltd.が提案してい
る種々のナノメートルオーダーの結晶をフローティング
ゲートに利用する方法、すなわち1ビットを一個の電荷
ではなく数十個以上の電荷を蓄積して構成することが、
信頼性の面で非常に優れていると判断された。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した問題
点を解決するために創作されたものであり、本発明の目
的は、チャネル幅を電荷のデバイ・スクリーン長さLD
より小さく、あるいは同一とするときに示される単一電
荷の蓄積に起因したスレショルド電圧(しきい値電圧)
の変化(ΔVth)を利用したMNOS系メモリ及びその
駆動方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、このような従来
の不揮発性メモリが有する問題点に鑑み、本発明者等
は、結晶の大きさに限定されることなく、単一電荷蓄積
によって発現される現像を応用することにより比較的低
い電圧下でも動作が可能な不揮発性メモリについて鋭意
検討行った。その結果、本発明者等は、チャネル幅がデ
バイ・スクリーン長さより小さいか、あるいは同一であ
るように構成することによって、前記課題を解決できる
ことを見出し、本発明を創作するに至った。
【0018】すなわち、前記目的を達成するために本発
明に係る第1の態様は、第1の導電型半導体基板と、前
記第1の導電型半導体基板の上部に形成された反転層の
チャネルと、前記第1の導電型半導体基板の上部に前記
チャネルを挟んでその両側に第2の導電型不純物がドー
ピングされたソース及びドレインと、前記チャネル上に
形成された酸化物層と、前記酸化物層上に形成された窒
化物層と、前記窒化物層上に形成されたゲートと、前記
酸化物層と窒化物層との間に形成されて電荷が蓄積され
るトラップサイトとを備えたMNOSメモリにおいて、
Dをデバイ・スクリーン長さとし、εを前記基板の誘
電定数とし、kBをボルツマン定数とし、Tを絶対温度
とし、qを電荷量とし、NAを基板における不純物濃度
と各々定義するとき、前記チャネルの幅が下記式(1)
で表わされるデバイ・スクリーン長さLDを越えないよ
うに形成された単一電荷蓄積MNOSメモリであること
を特徴とする。
【0019】 LD=(εkBT/q2A1/2 …(1) 前記式(1)中、LDはデバイ・スクリーン長さであ
り、εは前記第1の導電型半導体基板の誘電定数であ
り、kBはボルツマン定数であり、Tは絶対温度であ
り、qは電荷量であり、NAは前記第1の導電型半導体
基板における不純物濃度である。
【0020】このように構成すれば、チャネル幅をデバ
イ・スクリーン長さ以下、あるいは同一の長さに縮小す
ることによって、トラップサイトに蓄積された単一電荷
によってチャネルをスクリーン(遮蔽)することができ
る単一電荷蓄積MNOSメモリとすることができる。
【0021】本発明に係る第2の態様は、前記第1の態
様において、前記第1の導電型半導体基板が、p型シリ
コン基板で構成され、かつ、前記第2の導電型がn+
で構成された単一電荷蓄積MNOSメモリであることを
特徴とする。
【0022】本発明に係る第3の態様は、前記第2の態
様において、前記第1の導電型半導体基板を構成するp
型シリコン基板中の不純物濃度NAが、1013〜1017
/cm3の範囲内にあるp型シリコン基板で構成された
単一電荷蓄積MNOSメモリであることを特徴とする。
【0023】前記第2の態様及び第3の態様によれば、
前記半導体基板の不純物濃度NAの範囲内でデバイ・ス
クリーン長さLDを決定し、チャネル幅をこのデバイ・
スクリーン長さLDより小さく、あるいは同一に決定す
ることによって、電荷をトラップサイトに蓄積するとこ
の電荷がチャネルをスクリーン(遮蔽)して適切なスレ
ショルド電圧(しきい値電圧)ΔVthを有する単一電荷
蓄積MNOSメモリとなる。
【0024】本発明に係る第4の態様は、前記第2の態
様において、前記酸化物層が、10nm以下の厚さで形
成された単一電荷蓄積MNOSメモリであることを特徴
とする。このように構成すれば、Fowler−Nor
dheim TunnelingあるいはChanne
l Hot Electron Injectionに
よる情報の書込みを実行できる単一電荷蓄積MNOSメ
モリとなる。
【0025】さらに、本発明に係る第5の態様は、前記
第2の態様において、前記酸化物層は、厚さが1.5n
m以下の、自然酸化物、熱酸化物及び誘電定数3.5以
上の高誘電体の中から選ばれた一つで形成された単一電
荷蓄積MNOSメモリであることを特徴とする。このよ
うに構成すれば、前記情報を記憶させるための書込み速
度を増加させるために直接トンネリングのみが起きる単
一電荷蓄積MNOSメモリとなる。
【0026】本発明に係る第6の態様は、前記第2の態
様において、前記窒化物層が、層の厚さが100nm以
下に形成された、あるいは、誘電定数3.5以上の高誘
電体膜で形成された単一電荷蓄積MNOSメモリである
ことを特徴とする。このように構成すれば、消費電力を
低減化させた単一電荷蓄積MNOSメモリとなる。
【0027】本発明に係る第7の態様は、前記第2の態
様から前記第5の態様のいずれか1つにおいて、前記酸
化物層及び窒化物層の積層構造を構成する窒化物/酸化
物の組み合わせが、Si34/SiO2、TiO2/Si
2、Ta25/SiO2、SiON/SiO2、AlO
N/SiO2、AlN/SiO2、Al23/SiO2
中から選ばれた一つである単一電荷蓄積MNOSメモリ
であることを特徴とする。このように構成すれば、誘電
体の各種の組み合わせによって適宜に電荷蓄積容量が設
定された単一電荷蓄積MNOSメモリとなる。
【0028】本発明に係る第8の態様は、前記第2の態
様において、前記ゲートが、Al、W、Co、Ti、ポ
リシリコンの中から選ばれた一つで形成された単一電荷
蓄積MNOSメモリであることを特徴とする。このよう
に構成すれば、ニーズに応じて各種の性能を有する単一
電荷蓄積MNOSメモリを形成することができる。
【0029】本発明に係る第9の態様は、前記第1の態
様または前記第2の態様において、前記トラップサイト
の密度が、1010〜1015/cm2の範囲で形成された
単一電荷蓄積MNOSメモリであることを特徴とする。
このように構成すれば、ナノメートルオーダーで制御し
て形成されたナノ粒子の代わりに、該ナノ粒子と同一の
効果を発揮できるトラップサイトを比較的容易に形成さ
せた単一電荷蓄積MNOSメモリとなる。
【0030】本発明に係る第10の態様は、第1の導電
型半導体基板と、前記第1の導電型半導体基板の上部に
形成された反転層のチャネルと、前記第1の導電型半導
体基板の上部に前記チャネルを挟んでその両側に第2の
導電型不純物がドーピングされたソース及びドレイン
と、前記チャネル上に形成された第1の酸化物層と、前
記第1の酸化物層上に形成された窒化物層と、前記窒化
物層上に形成された第2の酸化物層と、前記第2の酸化
物層上に形成されたゲートと、前記第1の酸化物層と窒
化物層との間に形成された、電荷が各々一つずつ蓄積さ
れるトラップサイトと、を備えたMONOS(Meta
l Oxide Nitride Oxide Sem
iconductor)メモリにおいて、前記チャネル
の幅が、L Dをデバイ・スクリーン長さ、εを前記基板
の誘電定数、kBをボルツマン定数、Tを絶対温度、q
を電荷量、NAを基板における不純物濃度と各々定義す
るとき、下記式(1)で表わされるデバイ・スクリーン
長さLDを越えないように形成された単一電荷蓄積MO
NOSメモリであることを特徴とする。
【0031】 LD=(εkBT/q2A1/2 …(1) 前記式(1)中、LDはデバイ・スクリーン長さであ
り、εは前記第1の導電型半導体基板の誘電定数であ
り、kBはボルツマン定数であり、Tは絶対温度であ
り、qは電荷量であり、NAは前記第1の導電型半導体
基板における不純物濃度である。
【0032】このように構成すれば、チャネル幅をデバ
イ・スクリーン長さ以下、あるいは同一の長さに縮小す
ることによって、トラップサイトに蓄積された単一電荷
によってチャネルをスクリーン(遮蔽)することができ
る単一電荷蓄積MONOSメモリとなる。
【0033】本発明に係る第11の態様は、前記第10
の態様において、前記第1の導電型半導体基板がp型シ
リコン基板で構成され、前記第2の導電型がn+型で構
成された単一電荷蓄積MNOSメモリであることを特徴
とする。
【0034】本発明に係る第12の態様は、前記第11
の態様において、前記第1の導電型半導体基板を構成す
るp型シリコン基板中の不純物濃度NAが、1013〜1
17/cm3の範囲内にある単一電荷蓄積MNOSメモ
リであることを特徴とする。
【0035】前記第11の態様及び前記第12の態様の
ように構成すれば、前記第1の導電型半導体基板の不純
物濃度NAの範囲内でデバイ・スクリーン長さLDを決定
し、チャネル幅をこのデバイ・スクリーン長さLDより
小さいかあるいは同一に決定することによって、電荷を
トラップサイトに蓄積するとこの電荷がチャネルをスク
リーン(遮蔽)して適切なスレショルド電圧(しきい値
電圧)ΔVthを有する単一電荷蓄積MONOSメモリと
なる。
【0036】本発明に係る第13の態様は、前記第11
の態様において、前記第1の酸化物層が、層の厚さが1
0nm以下に形成された単一電荷蓄積MONOSメモリ
であることを特徴とする。このように構成すれば、Fo
wler−Nordheim Tunnelingある
いはChannel Hot Electron In
jectionによる情報の書込みを実行できる単一電
荷蓄積MONOSメモリとなる。
【0037】本発明に係る第14の態様は、前記第11
の態様において、前記第1の酸化物層が、厚さが1.5
nm以下の、自然酸化物、熱酸化物及び誘電定数3.5
以上の高誘電体の中から選ばれた一つで形成された単一
電荷蓄積MONOSメモリであることを特徴とする。こ
のように構成すれば、さらに情報を記憶させるための書
込み速度を増加させるために直接トンネリングのみが起
きる単一電荷蓄積メモリとなる。
【0038】本発明に係る第15の態様は、前記第11
の態様において、前記窒化物層は、層の厚さが100n
m以下に、あるいは、誘電定数が3.5以上の高誘電体
膜で形成され、かつ前記第2の酸化物層は、厚さが10
0nm以下に形成された単一電荷蓄積MONOSメモリ
であることを特徴とする。このように構成すれば、消費
電力が低減化された単一電荷蓄積MONOSメモリとな
る。
【0039】本発明に係る第16の態様は、前記第11
の態様から前記第14の態様のいずれか1つにおいて、
前記第1酸化物層、窒化物層及び第2酸化物層の積層構
造を構成する酸化物/窒化物/酸化物の組み合わせが、
SiO2/Si34/SiO2、SiO2/TiO2/Si
2、SiO2/Ta25/SiO2、SiO2/SiON
/SiO2、SiO2/AlON/SiO2、SiO2/A
lN/SiO2、SiO2/Al23/SiO2の中から
選ばれた一つである単一電荷蓄積MNOSメモリである
ことを特徴とする。このように構成すれば、誘電体の各
種の組み合わせによって適宜に電荷蓄積容量が設定され
た単一電荷蓄積MONOSメモリとなる。
【0040】本発明に係る第17の態様は、前記第11
の態様において、前記ゲートが、Al、W、Co、T
i、ポリシリコンの中から選ばれた一つで形成された単
一電荷蓄積MNOSメモリであることを特徴とする。こ
のように構成すれば、ニーズに応じて各種の性能を有す
る単一電荷蓄積MNOSメモリを形成することができ
る。
【0041】本発明に係る第18の態様は、前記第10
の態様または前記第11の態様において、前記トラップ
サイトの密度が、1010〜1015/cm2の範囲内で形
成された単一電荷蓄積MNOSメモリであることを特徴
とする。このように構成すれば、ナノメートルオーダー
で制御して形成されたナノ粒子の代わりに、該ナノ粒子
と同一の効果を発揮できるトラップサイトを比較的容易
に形成させた単一電荷蓄積MONOSメモリとなる。
【0042】本発明に係る第19の態様は、第1の導電
型半導体基板と、前記半導体基板の上部に形成された反
転層のチャネルと、前記半導体基板の上部に前記チャネ
ルを挟んでその両側に第2の導電型(n+)不純物がド
ーピングされたソース及びドレインと、前記チャネル上
に形成された酸化物層と、前記酸化物層上に形成された
窒化物層と、前記窒化物層上に形成されたゲートと、前
記酸化物層と窒化物層との間に形成された、電荷が蓄積
されるトラップサイトを具備し、かつ、前記チャネルの
幅が、下記式(1)で表わされるデバイ・スクリーン長
さLDを越えないように形成された単一電荷蓄積MNO
Sメモリを駆動する方法において、前記単一電荷蓄積M
NOSメモリに含まれるメモリセルのゲートを連結して
ワードラインとし、前記メモリセルのドレインを連結し
てビットラインとし、このビットラインにセンスアンプ
を連結した状態で、前記ワードラインに15ボルト以下
の電圧を印加して、前記ドレインとソースとの間の電圧
差が5ボルト以下となるようにして電荷を前記トラップ
サイトに蓄積させることにより情報の記憶を実行する記
憶段階、及び前記ワードラインに5ボルト未満の電圧を
印加して、前記ソースとドレインとの間の電圧を2ボル
ト以下とし、ソースとドレインとの間で電流が流れてい
るか、流れていないかを前記センスアンプで感知するこ
とによって前記記憶段階によって記憶された情報の読取
りを実行する読取段階を含む単一電荷蓄積MNOSメモ
リの駆動方法であることを特徴とする。
【0043】 LD=(εkBT/q2A1/2 …(1) 前記式(1)中、LDはデバイ・スクリーン長さであ
り、εは前記第1の導電型半導体基板の誘電定数であ
り、kBはボルツマン定数であり、Tは絶対温度であ
り、qは電荷量であり、NAは前記第1の導電型半導体
基板における不純物濃度である。
【0044】このように構成すれば、前記ワードライン
に、15ボルト以下の電圧を印加して、前記ドレインと
ソースとの間の電圧差が5ボルト以下となるようにし、
電荷が前記チャネルでChannel Hot Ele
ctron Injectionによってトンネリング
されて、数千個未満の電荷を前記トラップサイトに蓄積
させることによって情報の書込みを実行する記憶段階
と、前記ワードラインに、5ボルト未満の電圧を印加し
て、前記ソースとドレインとの間の電圧を2ボルト以下
として、前記トラップサイトに電荷が蓄積されている場
合には、オフ状態となって電流が流れず、かつ前記トラ
ップサイトに電荷が蓄積されていない場合にオン状態と
なって電流が流れる状態を前記センスアンプで感知する
読取段階とを有する単一電荷蓄積MNOSメモリの駆動
方法となる。
【0045】本発明に係る第20の態様は、前記第19
の態様において、前記記憶段階は、前記ソースとドレイ
ンとをオープンさせて、前記ワードラインに15ボルト
以下の電圧を印加することによって電荷が前記トラップ
サイトに蓄積されるように構成された単一電荷蓄積MN
OSメモリの駆動方法であることを特徴とする。このよ
うに構成すれば、前記ワードラインに、15ボルト以下
の電圧を印加して前記基板の電荷がFowler−No
rdheim Tunnelingによって数千個未満
の電荷を前記トラップサイトに蓄積できる単一電荷蓄積
MNOSメモリの駆動方法となる。
【0046】本発明に係る第21の態様は、前記第19
の態様または前記第20の態様において、前記記憶する
段階が、一定の時間間隔で繰り返して情報の記憶状態が
消失することを防止するように構成された単一電荷蓄積
MNOSメモリの駆動方法であることを特徴とする。こ
のように構成すれば、確実に長期間に渡って情報の記憶
を保持できる単一電荷蓄積MNOSメモリとなる。
【0047】本発明に係る第22の態様は、第1の導電
型半導体基板と、前記第1の導電型半導体基板の上部に
形成された反転層のチャネルと、前記第1の導電型半導
体基板の上部に前記チャネルを挟んでその両側に第2の
導電型不純物がドーピングされたソース及びドレイン
と、前記チャネル上に形成された第1の酸化物層と、前
記第1の酸化物層上に形成された窒化物層と、前記窒化
物層上に形成された第2の酸化物層と、前記第2の酸化
物層上に形成されたゲートと、前記第1の酸化物層と窒
化物層との間に形成されて電荷が蓄積されるトラップサ
イトとを具備し、かつ前記チャネルの幅が、下記式
(1)で表わされるデバイ・スクリーン長さL Dを越え
ないように形成された単一電荷蓄積MONOSメモリを
駆動する方法において、前記単一電荷蓄積MONOSメ
モリに含まれるメモリセルのゲートを連結してワードラ
インとし、前記メモリセルのドレインを連結してビット
ラインとし、このビットラインにセンスアンプを連結し
た状態で、前記ワードラインに15ボルト以下の電圧を
印加して前記ドレインとソースとの間の電圧差が5ボル
ト以下の電圧となるようにし、電荷が前記チャネルでC
hannel Hot Electron Injec
tionによりトンネリングされることによって、電荷
が前記トラップサイトに蓄積されるようにして行う情報
の記憶を実行する記憶段階、及び前記ワードラインに5
ボルト未満の電圧を印加し、前記ソースとドレインとの
間に2ボルト以下の電圧を印加したとき、前記ソースと
ドレインとの間で電流が流れる状態を前記センスアンプ
で感知するようにして前記記憶段階によって記憶された
情報の読取りを実行する読取段階を含む単一電荷蓄積M
ONOSメモリの駆動方法であることを特徴とする。
【0048】 LD=(εkBT/q2A1/2 …(1) 前記式(1)中、LDはデバイ・スクリーン長さであ
り、εは前記第1の導電型半導体基板の誘電定数であ
り、kBはボルツマン定数であり、Tは絶対温度であ
り、qは電荷量であり、NAは前記第1の導電型半導体
基板における不純物濃度である。
【0049】このように構成すれば、前記ワードライン
に、15ボルト以下の電圧を印加して、前記ドレインと
ソースとの間の電圧差が5ボルト以下の電圧となるよう
にすることによって、電荷が前記チャネルでChann
el Hot Electron Injection
によりトンネリングされて数千個未満の電荷が前記とラ
ップサイトに蓄積されて情報の書込みを実行する記憶段
階と、前記ワードラインに、5ボルト未満の電圧を印加
して、前記ソースとドレインとの間の電圧を2ボルト以
下としたとき、前記トラップサイトに電荷が蓄積されて
いる場合にはオフ状態となって電流が流れず、前記トラ
ップサイトに電荷が蓄積されていない場合にはオン状態
となって電流が流れることを前記センスアンプで感知す
るようにして情報の記憶の読取り実行する読取段階を有
する単一電荷蓄積MONOSメモリの駆動方法となる。
【0050】本発明に係る第23の態様は、前記第22
の態様において、前記記憶段階が、前記ソースとドレイ
ンとをオープンさせて、前記ワードラインに15ボルト
以下の電圧を印加して前記基板の電荷がFowler−
Nordheim Tunnelingによって数千個
未満の電荷が前記トラップサイトに蓄積されるようにし
て構成された単一電荷蓄積MONOSメモリの駆動方法
であることを特徴とする。
【0051】このように構成すれば、前記ワードライン
に、15ボルト以下の電圧を印加すると、前記基板の電
荷がFowler−Nordheim Tunneli
ngによって数千個未満の電荷が前記トラップサイトに
蓄積されて前記情報の書込みを実行できる単一電荷蓄積
MONOSメモリの駆動方法となる。
【0052】本発明に係る第24の態様は、前記第22
の態様または前記第23の態様において、前記記憶段階
が、一定の時間間隔で繰り返して情報の記憶状態が消失
することを防止するように構成された単一電荷蓄積MN
OSメモリの駆動方法であることを特徴とする。このよ
うに構成すれば、確実に長期間に渡って情報の記憶を保
持できる単一電荷蓄積MONOSメモリとなる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら本発明に係るMNOS系メモリ及びその駆動方法を詳
細に説明する。なお、本発明はこの実施の形態のみに限
定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく限
りにおいて適宜に変更することが可能である。
【0054】本発明は既存のMNOS及びMONOSメ
モリとほぼ同一な構造で構成されており、情報の書込み
による情報の記憶または記憶された情報の読取りの動作
原理も電荷をトラップサイトに蓄積することによって情
報を記憶する記憶段階を実行し、これらの電荷によるス
レショルド電圧(しきい値電圧)の変化(ΔVth)から
前記記憶段階によって記憶された情報の読取る読取段階
を実行するという点で、既存のMNOS及びMONOS
(SONOS(Semicnductor Oxide
Nitride Oxide Semicnduct
or))と類似している。
【0055】しかしながら、本発明に係るMNOS系メ
モリが前記既存のメモリと根本的に異なる点は、本発明
に係るMNOS系メモリがチャネル幅をデバイ・スクリ
ーン長さより小さく、あるいは同一にすることによっ
て、トラップされた単一電荷によってもスレショルド電
圧(しきい値電圧)に変化をもたらすことができるとい
うことである。
【0056】本発明は、このような情報の書込みまたは
記憶された情報の読取りの動作原理と構成とを応用する
ことによって、既存のMNOSメモリあるいはMONO
Sメモリの寸法(Scaling)限界を克服すること
を可能とし、かつ既存のMNOSあるいはMONOSメ
モリが情報の記憶を維持するために数万個もの電荷を必
要とするのに対して、本発明に係るメモリMNOS系メ
モリでは数千個未満の電荷のみで情報の記憶を維持する
ことができるようにしたものである。
【0057】このように、本発明においては、情報の記
憶の維持に必要な電荷の数が、既存のMNOSメモリあ
るいはMONOSメモリに比べて著しく少ないために、
超低消費電力化と超高集積化とを同時に満足させるMN
OS系メモリを具現化したという点が大きな特徴であ
る。
【0058】図2(A)は、本発明に係るMNOSメモ
リのチャネル領域を具体的に示す分解斜視図であり、図
2(B)は、図2(A)のMNOSメモリをA−A'ラ
インに沿って切断した垂直断面の模式図である。図2
(A)に示されるように、本発明に係るMNOSメモリ
は、p型半導体基板20上部に反転層のチャネル21を
挟んでその両側にドーピングによってn+型に形成され
たソース22とドレイン23とを備えて、チャネル21
上にはSiO2で構成されるトンネルオキサイド層24
とSi34で構成される窒化物薄膜25とが順次に積層
され、その上にゲート26が積層された構造を有する。
【0059】そして、チャネル21とゲート26との間
に積層されたトンネルオキサイド層24と窒化物薄膜2
5との間には電荷が蓄積されるトラップサイト27が形
成されている。このように、本発明に係るMNOSメモ
リは基本構造においては既存のMNOSメモリと同一で
あるが、チャネル21の幅がデバイ・スクリーン長さよ
り小さく、または同一の大きさに形成されている。した
がって、デジタル値「0」(あるいは「1」)という情
報を記憶する場合にトラップ17に蓄積されるのに必要
な電荷の個数は、既存のMNOSメモリでは数万個にも
達するが、本発明に係るMNOSメモリではわずか数千
個未満でよい。
【0060】このような構造を有するMNOSメモリ
は、当該分野で従来公知のFET製造方法と同様の方法
で製造することができる。このようなMNOSメモリを
製作する場合、Si基板20の不純物濃度は、1013
1017/cm3の範囲とし、Si基板20の不純物濃度
によってデバイ・スクリーン長さLDを決定してチャネ
ル幅をデバイ・スクリーン長さLDより小さく、または
同一に決定することが望ましい。
【0061】メモリの素子構造を構成する物質としてゲ
ート(M)26とチャネル(S)21との間に積層され
るNO(Nitride/Oxide;Si34/Si
2)層24、25は、このような構成のほかに、各種
の誘電体の組み合わせで構成することができる。例え
ば、TiO2/SiO2、Ta25/SiO2、SiON
/SiO2、AlON/SiO2、AlN/SiO2、A
23/SiO2で、NO(Si34/SiO2)層2
4、25を置き換えることが可能である。
【0062】このようにして、誘電体の各種の組み合わ
せによって適宜に電荷を蓄積させる電荷蓄積容量を設定
することができ、前記誘電体の各種の組み合わせは当該
分野で従来公知の化学気相蒸着法(以下「CVD法」と
略す。)、あるいは物理気相蒸着法(以下「PVD法」
と略す。)によって形成することができる。このよう
な、前記誘電体の組み合わせにレジストを塗布した後、
電荷ビーム直接描画あるいはフォトリソグラフィとエッ
チングとを通してチャネル幅をデバイ・スクリーン長さ
Dより小さく、あるいは同一に形成させることができ
る。その後、ゲート26を形成する。
【0063】ゲート26を形成するための金属(Met
al;M)としては、Al、W、Co、Ti、Poly
−Silicon(導電型半導体;ドーピングによって
p型あるいはn型に形成することができる。)等が挙げ
られ、これらの中から選ばれた一つの金属(または導電
型半導体)をCVD法あるいはPVD法で蒸着すること
ができる。
【0064】そして、このようにして形成した金属(ま
たは導電型半導体)上にレジストを塗布した後、電荷ビ
ーム直接描画あるいはフォトリソグラフィとエッチング
とを通してゲートを形成する。
【0065】このように形成されたMNOSメモリで
は、CVD法あるいはPVD法の蒸着条件を適宜に設定
することによって、トラップサイト密度が1010〜10
15/cm2となるようにすることができる。
【0066】情報の書込みを実行する方法としては、F
owler−Nordheim Tunneling
(以下「FNT」と略す。)法、あるいはChanne
l Hot Electron Injection
(以下「CHEI」と略す。)法を用いることができ
る。このとき、酸化物層24の厚さは10nm以下とす
ることが好ましい。
【0067】情報を記憶させるための書込み速度を早め
るためには、酸化物層24の厚さを直接トンネリングの
み起きるようにするべく、有効等価厚さ1.5nm以下
の、自然酸化物、熱酸化物及び高誘電率(誘電定数3.
5以上)の誘電体の中から選ばれた1つを用いると都合
がよい。
【0068】また、本発明に係るMNOS系メモリを比
較的低い消費電力で動作させるためには、窒化物層25
の厚さを100nm以下に薄く形成するか、あるいは比
較的高い誘電率(誘電定数4以上)を有する誘電体膜を
適用することが好ましい。このように窒化物層25を構
成すれば、電界を大幅に低めることができるようになる
ため、本発明に係るMNOS系メモリを比較的低い消費
電力で動作させることが可能となる。
【0069】図3は、本発明に係るMONOSメモリの
垂直断面の模式図である。図3に示されるように、本発
明に係るMONOSメモリは、p型半導体基板30上部
に反転層のチャネル31を挟んで、その両側にドーピン
グによってn+に形成されたソース32とドレイン33
とを備え、チャネル31上にはSiO2から構成される
トンネルオキサイド層34とSi34から構成される窒
化物薄膜35とが順次に積層され、その上に酸化物層3
8とゲート36とが積層された構造を有する。
【0070】そしてチャネル31とゲート36との間に
積層されたトンネルオキサイド層34と窒化物薄膜35
との間には電荷が蓄積されるトラップサイト37が形成
されている。このように、本発明に係るMONOSメモ
リは、既存のMONOSメモリと基本的な構造において
は同一であるが、本発明に係るMONOSメモリのチャ
ネル31幅がデバイ・スクリーン長さより小さいかまた
は同一な大きさとなるように構成されている点で大きく
異なる。
【0071】したがって、デジタル値「0」(あるいは
「1」)という情報を蓄積する場合に、トラップサイト
に蓄積させるのに必要な電荷の個数は既存のMONOS
メモリでは数万個にも達するが、本発明に係るMONO
Sメモリでは、トラップサイトに蓄積させるのに必要な
電荷の個数は数千個未満でよい。
【0072】このような構造を有するMONOSメモリ
は、一般によく知られたFET製造方法と同様の方法で
製造することができる。このようなMONOSメモリを
製作する場合、Si基板30の不純物濃度は、1010
1015/cm3範囲とし、基板30の不純物濃度によっ
てデバイ・スクリーン長さLDを決定してチャネル幅を
デバイ・スクリーン長さLDより小さいかあるいは同一
に決定することができる。
【0073】メモリの素子構造を構成する物質としてゲ
ート(Metal;M)36とチャネル(S)31との
間に積層されるONO(Oxide/Nitride/
Oxide;SiO2/Si34/SiO2)層34、3
5、38は、このような構成のほかに各種の誘電体の組
み合わせを用いることができる。例えば、SiO2/T
iO2/SiO2、SiO2/Ta25/SiO2、SiO
2/SiON/SiO2、SiO2/AlON/SiO2
SiO2/AlN/SiO2、SiO2/Al2 3/Si
2でONO(SiO2/Si34/SiO2)層34、
35、38を置き換えることが可能である。
【0074】このように、誘電体の各種の組み合わせに
よって適宜に電荷を蓄積させる電荷蓄積容量を設定する
ことができ、前記各種の誘電体の組み合わせは、前記し
たCVD法、あるいはPVD法で形成することができ
る。このようにして形成した、前記各種の誘電体の組み
合わせの上にレジストを塗布した後、電荷ビーム直接描
画あるいはフォトリソグラフィとエッチングとを通して
チャネル幅をデバイ・スクリーン長さLDより小さく、
あるいは同一に形成させると都合がよい。
【0075】そして、このようにしてONO層34、3
5、38を形成した後、ゲート36を形成する。ゲート
36を形成するための金属(Metal:M)として
は、Al、W、Co、Ti、Poly−silicon
(導電型半導体:ドーピングによってp型あるいはn型
に形成する。)等が挙げられる。これらの中から選ばれ
た一つの金属(導電型半導体)をCVD法、あるいはP
VD法でゲート36を形成することができる。
【0076】つぎに、レジストを塗布した後、電荷ビー
ム直接描画あるいはフォトリソグラフィとエッチングと
を通してゲート36を形成する。このように形成された
MONOSメモリは、トラップサイト密度が1010〜1
15/cm2となるように蒸着条件を設定すると都合が
よい。
【0077】情報の書込みを実行する方法としては、F
NT法、あるいはCHEI法が用いられる。その際、酸
化物層34の厚さは10nm以下とすることが好まし
い。また、このとき、情報を記憶させるための書込み速
度を増加させるために、第1の酸化物層34の厚さを直
接トンネリングのみ起きるように、有効等価厚さが1.
5nm以下の自然酸化物、熱酸化物及び高誘電率(誘電
定数3.5以上)の高誘電体の中から選ばれた1つを利
用することが望ましい。
【0078】さらに、本発明に係るMNOS系メモリを
比較的低い消費電力で駆動させるために、窒化物層35
の厚さを10nm以下に薄くするか、あるいは比較的高
い誘電率(誘電定数3.5以上)を有する誘電体膜を適
用することが好ましい。そしてさらに、第2の酸化物層
38の厚さを100nm以下とすれば、電界を大幅に低
めることができて、本発明に係るMNOS系メモリの消
費電力より一層低減させることが可能となる。
【0079】以上のような構成を備える本発明に係るM
NOS系(MNOS、MONOS)メモリの動作原理は
次の通りである。本発明は、不揮発性MNOS系メモリ
の信頼性を高めるとともに、極めて小いさな消費電力
と、超高速動作(nsec(ナノ秒)オーダー)と、超
高集積化とを実現させるために、チャネル幅をデバイ・
スクリーン長さ以下、あるいは同一な長さに縮小するこ
とによって、トラップサイトに蓄積された電荷一つのみ
によってもチャネルをスクリーン(遮蔽)できるという
原理に着目し、創作されたものである。デバイ・スクリ
ーン長さは、下記式(1)のように表わされる。
【0080】 LD=(εkBT/q2A1/2 …(1) 前記式(1)中、εは前記第1の導電型半導体基板の誘
電定数であり、kBはボルツマン(Boltzmann'
s)定数であり、Tは絶対温度であり、qは電荷量であ
り、NAは前記第1の導電型半導体基板における不純物
濃度である。
【0081】また、基板における不純物濃度(NA)と
デバイ・スクリーン長さ(LD)との関係を表1に示
す。
【0082】
【表1】
【0083】表1を参照すると、電荷のデバイ・スクリ
ーン長さは、基板における不純物濃度に依存しており、
基板における不純物濃度が高い程、デバイ・スクリーン
長さは小さくなっていることが分かる。したがって、例
えばLDを100nmと仮定し、基板における不純物濃
度を1015〜1016cm-3の範囲とした場合には、その
ときのチャネル幅は100nmあるいはそれ以下にする
と都合がよい。このようにチャネル幅を調節した後、電
荷一つのみをトラップサイトに蓄積すると電荷一つのみ
がチャネルをスクリーン(遮蔽)して下記式(2)で表
わされるスレショルド電圧(しきい値電圧)ΔVthを有
するものとなる。
【0084】 ΔVth=nq(tn+t0εn/ε0)/εn …(2) 前記式(2)中、nはトラップ密度を表わし、通常10
11〜1014/cm2であり、tnは窒化物厚さであり、t
0は酸化物の厚さであり、ε0及びεnは、各々酸化物と
窒化物との誘電定数である。
【0085】もし、トラップ密度が1013/cm2であ
り、かつ有効厚さが3.5nmである場合には、トラッ
プ当たり一つの電荷によるスレショルド電圧(しきい値
電圧)ΔVthは1.5ボルトに達して、このことはサブ
スレショルド電流(副しきい値電流)を数十万分の1程
度に小さくすることができることを意味する。
【0086】すなわち、本発明に係るMNOS(または
MONOS)メモリは、チャネル幅をデバイ・スクリー
ン長さに縮小すると単一の電荷による電荷蓄積の効果を
メモリに利用することができ、基板の不純物濃度を適切
に調節することによって、ナノメートルオーダーで微細
加工が行われる、いわゆる「ナノテクノロジー(Nan
otech.)」を応用することなく、既存の技術を応
用して超高集積メモリを実現できるという大きな長所が
ある。
【0087】さらに、本発明に係るMNOS(またはM
ONOS)メモリにあっては、前記したIBM Co.
Ltd.が開示している技術(米国特許#571476
6、#5801401)のように、ナノメートルオーダ
ーで意図した構造を有するように作製された、いわゆる
ナノ結晶を形成させなくとも、本発明に係るMNOS
(またはMONOS)メモリを作製する際の蒸着中に形
成されたトラップサイトが、IBM Co.Ltd.の
ナノ結晶と同様に動作することが可能である。したがっ
て、本発明に係るMNOS(またはMONOS)メモリ
は、単にチャネル幅をデバイ・スクリーン長さ程度に縮
小するのみで、単一電荷の電荷蓄積効果を充分に活用で
きるという大きな長所を有する。
【0088】一例を挙げると、チャネル長さを180n
mとし、チャネル幅を100nmとして製造する場合
に、およそ1800個の電荷のみで情報の書込みを実行
することができるので、消費電力を著しく低減化するこ
とが可能である。しかし、直接トンネリングによって記
憶する場合には、状況によって情報の記憶時間が他のメ
モリに比べて短くなる可能性が懸念される。
【0089】このため、一定の時間が過ぎた後、情報の
記憶のリフレッシュ作業を行うことが好ましい。特に、
確実に長期間に渡って情報の記憶を行うためには、情報
の記憶のリフレッシュ作業が必ず行うことが望ましい。
【0090】情報の書込みを実行する際には、ワードラ
イン(すなわちゲートで構成されたライン)に連結され
たゲートに15ボルト以内の電圧を印加し、またソース
とドレインとの間の電圧差を5ボルト以内とすれば、電
荷がトランジスタのチャネルでCHEIによってトンネ
リングされて数千個未満の電荷がトラップサイトに蓄積
されるようになる。
【0091】あるいは、ソースとドレインとはオープン
させて、ワードラインに連結されたゲートに15ボルト
以内の電圧を印加すると、基板の電荷がFNTの作用を
受けて、数千個未満の電荷がトラップサイトに蓄積され
るようになる。
【0092】記憶された情報の読取りを実行するとき
は、ゲートに5ボルト未満の電圧を印加してソースとド
レインとの間に2ボルト以下の電圧を印加すると、トラ
ップサイトに電荷が蓄積されている場合にはオフ状態と
なって電流が流れず、あるいはトラップサイトに電荷が
蓄積されていない場合にはオン状態となってソースとド
レインとの間に電流が流れるようになる。このようなソ
ースとドレインとの間を流れる電流によって生じた電圧
スイングを、ビットラインに沿って連結されたセンスア
ンプ(A)で検出することができる。
【0093】図4は、本発明に係るMNOS系メモリの
典型的な電流−電圧(I−V)特性曲線である。トラッ
プサイトに電荷が蓄積されていないときのI−V特性曲
線は、一般によく知られたFETのI−V特性曲線が示
されていることが分かる。しかしながら、電荷がトラッ
プサイトに蓄積されるとスレショルド電圧(しきい値電
圧)の変化とともに単一電荷トランジスタの典型的なI
−V特性であるクーロン階段を示すようになる。すなわ
ち、このことは個々の電荷が各々トラップサイトに蓄積
されたことを意味するものである。
【0094】以上説明したように、本発明に係る単一電
荷蓄積MNOS(またはMONOS)メモリは、ナノメ
ートルオーダーで大きさが制御されたナノ粒子を形成さ
せることなく、該ナノ粒子と同一効果を発揮することが
できるトラップサイトを利用するので、チャネル幅のみ
デバイ・スクリーン長さ以下に縮小することによって、
単一電荷蓄積によるスレショルド電圧(しきい値電圧)
の変化(ΔVth)を有するようになるということに大特
徴を備える。
【0095】したがって、本発明に係る単一電荷蓄積M
NOS(またはMONOS)メモリは、ナノメートルオ
ーダーで制御して形成されたナノ粒子、あるいはナノメ
ートルオーダーのフローティングゲートの製作などが必
要なフローティングゲート型セットフラッシュメモリと
は異なり、既存のFET技術をそのまま適用することが
できて超高集積(16G以上)化が容易となり、かつ信
頼性が高いものとなる。
【0096】一般に、既存のNVROM(フラッシュメ
モリ、EEPROM、EPROM)では、デジタル値
「0」を表示するために数万個の電荷をトラップサイト
に蓄積する必要があるが、本発明に係る単一電荷蓄積M
NOS(またはMONOS)メモリは、数千個未満の電
荷でデジタル値「0」を維持することができるため、消
費電力を大幅に低減化することができる。
【0097】すなわち、消費電力(power;P)
は、一般に下記式(3)で表わされるが、下記式(3)
からも明らかなように、既存のNVROMに比べて本発
明に係るMNOS系メモリは、記憶状態を維持するため
に必要な電荷数が数十分の1程度と少ないために、デジ
タル値「0」を維持するために必要な消費電力は単純計
算によって単位セル当たり数十分の1程度以下に低減化
することができる。
【0098】 P=c*v2*f=Q*v*f=n*q*v*f …(3) 前記式(3)中、cは容量であり、vは動作電圧であ
り、fは周波数であり、Qは蓄積電荷量であり、nは電
荷の個数であり、qは電荷量である。
【0099】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係るMNO
S系メモリによれば、数千個未満の電荷でメモリを動作
させるため、既存のNVROMに比べて情報の書込み動
作、または情報の記憶を消去する動作に要する時間を大
幅短くすることができて、しかもnsec(ナノ秒)オ
ーダーでの高速動作化が実現可能となる。
【0100】さらに、本発明に係るMNOS系メモリに
含まれる素子の金属配線を流れる電荷の数が、既存のN
VROMに比べて少ないためにエレクトロマイグレーシ
ョンによる金属配線切断の心配がない。特に、直接トン
ネリングによって電荷を蓄積させるためにホットキャリ
ヤによる素子の劣化の心配がないことは特筆すべきこと
である。
【0101】また、本発明に係るMNOS系メモリに含
まれる素子が動作する際に、熱発生による問題が可及的
に低く抑えられる。したがって、既存のNVROMにお
いては、高集積化に伴って比較的大きな熱発生が生じる
という問題があったが、本発明に係るMNOS系メモリ
にあっては、このような問題が解決されたのでテラビッ
ト(Tb)単位の高集積化も可能となる。
【0102】そして、本発明に係るMNOS系メモリに
よれば、超高集積フラッシュメモリ、超高集積EEPR
OM及びEPROM、DRAM、集積EEPROMある
いはEPROM、DRAM、SRAM等に適用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は、従来の代表的な不揮発性MNO
Sメモリの断面の模式図である。図1(B)は、図1
(A)の不揮発性MNOSメモリの動作特性を示す電流
−電圧(I−V)特性曲線である。
【図2】図2(A)は、本発明に係るMNOSメモリの
チャネル領域を具体的に示す分解斜視図である。図2
(B)は、図2(A)のMNOSメモリをA−A'ライ
ンに沿って切断した垂直断面の模式図である。
【図3】本発明に係るMONOSメモリの垂直断面の模
式図である。
【図4】本発明に係るメモリの典型的な電流−電圧(I
−V)特性曲線である。
【符号の説明】
20 基板 21 チャネル 22 ソース 23 ドレイン 24 トンネルオキサイド層(酸化物層) 25 窒化物薄膜 26 ゲート 27 トラップサイト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金 炳 晩 大韓民国 京畿道 軍浦市 衿井洞 871 −11番地茶山アパート 301棟 1101号 (72)発明者 尹 錫 烈 大韓民国 ソウル特別市 松坡区 新川洞 7番地 薔薇アパート 21棟 206号 (72)発明者 盧 亨 来 大韓民国 城南市 盆唐区 九美洞 111 番地 グランドビール 306棟 303号

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電型半導体基板と、 前記第1の導電型半導体基板の上部に形成された反転層
    のチャネルと、 前記第1の導電型半導体基板の上部に前記チャネルを挟
    んでその両側に第2の導電型不純物がドーピングされた
    ソース及びドレインと、 前記チャネル上に形成された酸化物層と、 前記酸化物層上に形成された窒化物層と、 前記窒化物層上に形成されたゲートと、 前記酸化物層と窒化物層との間に形成された、電荷が一
    つずつ蓄積されるトラップサイトと、を備えたMNOS
    (Metal Nitride OxideSemic
    onductor)メモリにおいて、 前記チャネルの幅が、下記式(1)で表わされるデバイ
    ・スクリーン長さ(Debye Screen Len
    gth:デバイ遮蔽長)LDを越えないように形成され
    たことを特徴とする単一電荷蓄積MNOSメモリ。 LD=(εkBT/q2A1/2 …(1) 前記式(1)中、LDはデバイ・スクリーン長さを表わ
    し、εは前記第1の導電型半導体基板の誘電定数を表わ
    し、kBはボルツマン定数を表わし、Tは絶対温度を表
    わし、qは電荷量を表わし、NAは前記第1の導電型半
    導体基板における不純物濃度を表わす。
  2. 【請求項2】 前記第1の導電型半導体基板は、p型シ
    リコン基板で構成され、かつ、前記第2の導電型はn+
    型であることを特徴とする請求項1に記載の単一電荷蓄
    積MNOSメモリ。
  3. 【請求項3】 前記第1の導電型半導体基板を構成する
    p型シリコン基板中の不純物濃度NAは、1013〜10
    17/cm3の範囲内にあることを特徴とする請求項2に
    記載の単一電荷蓄積MNOSメモリ。
  4. 【請求項4】 前記酸化物層は、層の厚さが10nm以
    下であることを特徴とする請求項2に記載の単一電荷蓄
    積MNOSメモリ。
  5. 【請求項5】 前記酸化物層は、層の厚さが1.5nm
    以下である、自然酸化物、熱酸化物及び誘電定数3.5
    以上の高誘電体の中から選ばれた一つで形成されたこと
    を特徴とする請求項2に記載の単一電荷蓄積MNOSメ
    モリ。
  6. 【請求項6】 前記窒化物層は、層の厚さが100nm
    以下に形成された、あるいは、誘電定数3.5以上の高
    誘電体膜で形成されたことを特徴とする請求項2に記載
    の単一電荷蓄積MNOSメモリ。
  7. 【請求項7】 前記酸化物層及び窒化物層の積層構造を
    構成する窒化物/酸化物の組み合わせは、Si34/S
    iO2、TiO2/SiO2、Ta25/SiO2、SiO
    N/SiO2、AlON/SiO2、AlN/SiO2
    Al23/SiO2の中から選ばれた一つであることを
    特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載
    の単一電荷蓄積MNOSメモリ。
  8. 【請求項8】 前記ゲートは、Al、W、Co、Ti、
    ポリシリコン(Poly−Silicon)の中から選
    ばれた一つで形成されたことを特徴とする請求項2に記
    載の単一電荷蓄積MNOSメモリ。
  9. 【請求項9】 前記トラップサイトの密度は、1010
    1015/cm2の範囲内で形成されたことを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の単一電荷蓄積MNOS
    メモリ。
  10. 【請求項10】 第1の導電型半導体基板と、 前記第1の導電型半導体基板の上部に形成された反転層
    のチャネルと、 前記第1の導電型半導体基板の上部に前記チャネルを挟
    んでその両側に第2の導電型不純物がドーピングされた
    ソース及びドレインと、 前記チャネル上に形成された第1の酸化物層と、 前記第1の酸化物層上に形成された窒化物層と、 前記窒化物層上に形成された第2の酸化物層と、 前記第2の酸化物層上に形成されたゲートと、 前記第1の酸化物層と窒化物層との間に形成された、電
    荷が各々一つずつ蓄積されるトラップサイトと、を備え
    たMONOS(Metal Oxide Nitrid
    e Oxide Semiconductor)メモリ
    において、 前記チャネルの幅が、下記式(1)で表わされるデバイ
    ・スクリーン長さLDを越えないように形成されたこと
    を特徴とする単一電荷蓄積MONOSメモリ。 LD=(εkBT/q2A1/2 …(1) 前記式(1)中、LDはデバイ・スクリーン長さ、εは
    前記第1の導電型半導体基板の誘電定数、kBはボルツ
    マン定数、Tは絶対温度、qは電荷量、NAは前記第1
    の導電型半導体基板における不純物濃度を表わす。
  11. 【請求項11】 前記第1の導電型半導体基板は、p型
    シリコン基板で構成され、前記第2の導電型はn+型で
    あることを特徴とする請求項10に記載の単一電荷蓄積
    MONOSメモリ。
  12. 【請求項12】 前記第1の導電型半導体基板を構成す
    るp型シリコン基板中の不純物濃度NAは、1013〜1
    17/cm3の範囲内にあることを特徴とする請求項1
    1に記載の単一電荷蓄積MONOSメモリ。
  13. 【請求項13】 前記第1の酸化物層は、層の厚さが1
    0nm以下に形成されたことを特徴とする請求項11に
    記載の単一電荷蓄積MONOSメモリ。
  14. 【請求項14】 前記第1の酸化物層は、層の厚さが
    1.5nm以下の、自然酸化物、熱酸化物及び誘電定数
    3.5以上の高誘電体の中から選ばれた一つで形成され
    たことを特徴とする請求項11に記載の単一電荷蓄積M
    ONOSメモリ。
  15. 【請求項15】 前記窒化物層は、層の厚さが100n
    m以下に、あるいは、誘電定数が3.5以上の高誘電体
    膜で形成され、 前記第2の酸化物層は、厚さが100nm以下に形成さ
    れたことを特徴とする請求項11に記載の単一電荷蓄積
    MONOSメモリ。
  16. 【請求項16】 前記第1の酸化物層、窒化物層及び第
    2の酸化物層の積層構造を構成する酸化物/窒化物/酸
    化物の組み合わせは、SiO2/Si34/SiO2、S
    iO2/TiO2/SiO2、SiO2/Ta25/SiO
    2、SiO2/SiON/SiO2、SiO2/AlON/
    SiO2、SiO2/AlN/SiO 2、SiO2/Al2
    3/SiO2の中から選ばれた一つであることを特徴と
    する請求項11から請求項14のいずれか1項に記載の
    単一電荷蓄積MONOSメモリ。
  17. 【請求項17】 前記ゲートは、Al、W、Co、T
    i、ポリシリコンの中から選ばれた一つで形成されたこ
    とを特徴とする請求項11に記載の単一電荷蓄積MON
    OSメモリ。
  18. 【請求項18】 前記トラップサイトの密度は、1010
    〜1015/cm2の範囲内で形成されたことを特徴とす
    る請求項10または請求項11に記載の単一電荷蓄積M
    ONOSメモリ。
  19. 【請求項19】 第1の導電型半導体基板と、 前記半導体基板の上部に形成された反転層のチャネル
    と、 前記第1の導電型半導体基板の上部に前記チャネルを挟
    んでその両側に第2の導電型(n+)不純物がドーピン
    グされたソース及びドレインと、 前記チャネル上に形成された酸化物層と、 前記酸化物層上に形成された窒化物層と、 前記窒化物層上に形成されたゲートと、 前記酸化物層と窒化物層との間に形成された、電荷が蓄
    積されるトラップサイトと、を具備し、かつ、前記チャ
    ネルの幅が、下記式(1)で表わされるデバイ・スクリ
    ーン長さLDを越えないように形成された単一電荷蓄積
    MNOSメモリを駆動する方法において、 前記単一電荷蓄積MNOSメモリに含まれるメモリセル
    のゲートを連結してワードラインとし、前記メモリセル
    のドレインを連結してビットラインとし、このビットラ
    インにセンスアンプを連結した状態で、 前記ワードラインに15ボルト以下の電圧を印加して、
    前記ドレインとソースとの間の電圧差が5ボルト以下の
    電圧となるようにして電荷を前記トラップサイトに蓄積
    させることによって情報の記憶を実行する記憶段階、及
    び前記ワードラインに5ボルト未満の電圧を印加し、前
    記ソースとドレインとの間に2ボルト以下の電圧を印加
    して、前記ソースとドレインとの間に電流が流れている
    か、流れていないかを前記センスアンプで感知すること
    によって前記記憶段階によって記憶された情報の読取り
    を実行する読取段階、を含むことを特徴とする単一電荷
    蓄積MNOSメモリの駆動方法。 LD=(εkBT/q2A1/2 …(1) 前記式(1)中、LDはデバイ・スクリーン長さ、εは
    前記第1の導電型半導体基板の誘電定数、kBはボルツ
    マン定数、Tは絶対温度、qは電荷量、NAは前記第1
    の導電型半導体基板における不純物濃度を表わす。
  20. 【請求項20】 前記記憶段階は、前記ソースとドレイ
    ンとをオープンさせて、前記ワードラインに15ボルト
    以下の電圧を印加することによって、電荷が前記トラッ
    プサイトに蓄積されるように構成したことを特徴とする
    請求項19に記載の単一電荷蓄積MNOSメモリの駆動
    方法。
  21. 【請求項21】 前記記憶段階は、一定の時間間隔で繰
    り返して情報の記憶状態が消失することを防止するよう
    に構成されたことを特徴とする請求項19または請求項
    20に記載の単一電荷蓄積MNOSメモリの駆動方法。
  22. 【請求項22】 第1の導電型半導体基板と、 前記第1の導電型半導体基板の上部に形成された反転層
    のチャネルと、 前記第1の導電型半導体基板の上部に前記チャネルを挟
    んでその両側に第2の導電型不純物がドーピングされた
    ソース及びドレインと、 前記チャネル上に形成された第1の酸化物層と、 前記第1の酸化物層上に形成された窒化物層と、 前記窒化物層上に形成された第2の酸化物層と、 前記第2の酸化物層上に形成されたゲートと、 前記第1の酸化物層と窒化物層との間に形成されて電荷
    が蓄積されるトラップサイトと、を具備し、かつ、前記
    チャネルの幅が、下記(1)で表わされるデバイ・スク
    リーン長さLDを越えないように形成された単一電荷蓄
    積MONOSメモリを駆動する方法において、 前記単一電荷蓄積MONOSメモリに含まれるメモリセ
    ルのゲートを連結してワードラインとし、前記メモリセ
    ルのドレインを連結してビットラインとし、このビット
    ラインにセンスアンプを連結した状態で、 前記ワードラインに15ボルト以下の電圧を印加し、前
    記ドレインとソースとの間の電圧差を5ボルト以下とし
    て電荷が前記トラップサイトに蓄積されるようにして行
    う情報の書込みを実行する記憶段階、及び前記ワードラ
    インに5ボルト未満の電圧を印加し、前記ソースとドレ
    インとの間の電圧を2ボルト以下として、前記ソースと
    ドレインとの間で電流が流れているか、流れていないか
    を前記センスアンプで感知するようにして前記記憶段階
    によって記憶された情報の読取りを実行する読取段階、
    を含むことを特徴とする単一電荷蓄積MONOSメモリ
    の駆動方法。 LD=(εkBT/q2A1/2 …(1) 前記式(1)中、LDはデバイ・スクリーン長さであ
    り、εは前記第1の導電型半導体基板の誘電定数であ
    り、kBはボルツマン定数であり、Tは絶対温度であ
    り、qは電荷量であり、NAは前記第1の導電型半導体
    基板における不純物濃度である。
  23. 【請求項23】 前記記憶段階は、前記ソースとドレイ
    ンとをオープンさせて、前記ワードラインに15ボルト
    以下の電圧を印加することによって、電荷が前記トラッ
    プサイトに蓄積されるようにして構成されたことを特徴
    とする請求項22に記載の単一電荷蓄積MONOSメモ
    リの駆動方法。
  24. 【請求項24】 前記記憶段階は、一定の時間間隔で繰
    り返して情報の記憶状態が消失することを防止するよう
    に構成されたことを特徴とする請求項22または請求項
    23に記載の単一電荷蓄積MONOSメモリの駆動方
    法。
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