JP2001077163A - 欠陥検出方法 - Google Patents
欠陥検出方法Info
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Abstract
像度且つ高スループットで欠陥を検出する。 【解決手段】前記隣接する配線内、一方の配線25に周
期的に変化する電位を与えつつ、前記配線に対して電子
ビームを照射し、前記隣接する配線から二次的に発生す
る粒子像を得るステップと、前記二次的に発生する粒子
像の輝度を観察するステップとを含むことを特徴とす
る。
Description
られる欠陥検出方法に関する。
一般的にはプロセス評価用のテスト配線を用いて行われ
ている。
経てパターン形成を行った場合に、欠陥がどの程度の確
率で生じて配線短絡が起こり得るかを測定し、プロセス
レベルを評価する。例えば、配線短絡が生じるような欠
陥部が生じた場合、電気的導通検査を行った際に不良と
判断される。
を行い、欠陥箇所、欠陥の種類等を解析、不良原因を特
定してプロセスへのフィードバックを行うという手法が
プロセスのクオリティコントロールである。
が、KLA−Tencor社の製品に代表される光学式
の欠陥検出装置である。CCDカメラで配線の画像を取
得し、隣り合う同一パターンの画像と比較することで不
良箇所を特定する。
用いているため、光の波長以下のパターン幅を持つ配線
を認識することは極めて困難である。また、画像のみに
よる比較検査であるため、配線短絡の要因とはならない
不良や、もしくは単なる画像上の誤認式、いわゆる疑似
欠陥をも検出してしまうため、検査の効率が落ちてしま
う。
微鏡に変えた装置もあるが、従来CCDで取り込んでい
た範囲を電子顕微鏡で走査し画像を取り込んでいるた
め、スループットが非常に遅く、高レスポンスを要求さ
れるプロセス評価に適用するには難がある。また、前記
光学式装置と同様、疑似欠陥を検出する確率も大きい。
の光学式の欠陥検出方法においては、解像度が低く、疑
似欠陥をも検出してしまうという問題があった。
いては、スループットが非常に遅く、前記光学式装置と
同様、疑似欠陥を検出する確率も大きい。
ットであると共に、疑似欠陥を検出し難い欠陥検出方法
をを提供することにある。
目的を達成するために以下のように構成されている。
線間の欠陥検出方法において、前記隣接する配線一方に
周期的に変化する電位を与えつつ、前記隣接する配線に
対して電子ビームを照射し、前記隣接する配線から二次
的に発生する粒子像を得るステップと、前記二次的に発
生する粒子像の輝度を観察するステップとを含むことを
特徴とする。
線間の欠陥検出方法において、前記隣接する配線一方に
周期的に変化する電位を与えつつ、前記隣接する配線に
対して電子ビームを照射し、前記電位の値が変化してか
ら所定時間内に、所定パルス幅で、前記隣接する配線か
ら二次的に発生する粒子像を前記電位の変化周期と同一
周期毎に任意の時間複数取得し、得られた複数の粒子像
を加算したストロボ画像を得るステップと、前記ストロ
ボ画像の輝度を観察するステップとを含むことを特徴と
する。
に記す。
外の配線は、電気的にフローティングであること。前記
周期的に変化する電位を与える配線以外の配線は、接地
電位に接続されていること。前記周期的に変化する電位
を与える配線以外の配線は、前記電位と周期及び振幅を
同じくし、異なる位相を持つ電位が与えられること。
線間の欠陥検出方法において、前記隣接する配線の一方
に直流電位を与えつつ、前記配線に対して電子ビームを
照射し、前記隣接する配線から二次的に発生する粒子像
を得るステップと、前記二次的に発生する粒子像の輝度
を観察するステップとを含むことを特徴とする。
す。
接地電位に接続される、或いは前記直流電位とは異なる
電位が与えられること。
の作用・効果を有する。
線に電位を与えつつ電位コントラスト像を観察する欠陥
検査方法を提案する。この手法は電位を与えながらの測
定であり、パターンを観察するのではなく輝度を観察す
るため致命欠陥のみを確実に抽出することが可能であ
り、また電子顕微鏡像での測定であるため解像性も高
く、現在最先端開発で評価されている配線幅0.15μ
m、さらにそれ以下の世代のパターンに対しても充分適
用することができる。また、一度に広範囲を観察できる
ため測定スループットも高い。
つつ測定を行う手法を用いる場合では、電位が周期的に
変化するために絶縁膜のチャージがディスチャージさ
れ、絶縁膜がチャージアップすることなく膜下の配線に
よる電位コントラスト像を観察することができる。
て各週季語とに複数取得した画像を加算するストロボ電
位コントラスト像を観察することにより、通常のリアル
タイム電位コントラスト像では平均化されてしまう瞬間
的な情報を高いSN比で得ることができる。
を参照して説明する。
施形態に係わる検査装置である電子ビームテスタの概略
構成を示す図である。
鏡筒6と試料ステージ7、電圧入力プローブ8を有す
る。鏡筒6下部には電子銃用高圧電源に接続された電子
銃9が設けられている。また、鏡筒内6には電子銃9か
ら出射された電子ビームを偏向させ、試料ステージ7に
固定されたウエハ12表面を走査するための偏向コイル
13が設けられている。
任意の方向に移動させることが可能であり、試料ステー
ジ7もしくは鏡筒6のいずれかを移動させることによ
り、電子ビーム10の照射領域を変更することが出来る
ようになっている。
する二次電子14を検出するための二次電子信号検出器
15が設けられている。この二次電子信号検出器15に
は、信号処理器16、制御用計算機17、ディスプレイ
18が接続されている。
二次電子14の情報は、信号処理器16により画像信号
に変換される。変換された画像信号に対しては制御用計
算機17により所定の処理が行われ、処理された信号に
基づいてディスプレイ18が電位コントラスト画像を表
示する。
19,20に接続されており、ウエハ12上の検査パタ
ーンに対し、所定の電位を与えることができる。外部入
力端子19,20には任意のパルス電位を生成可能なフ
ァンクションジェネレータ21を接続した。
価用配線パターンを有するウエハ12をセットした。図
2(a)は評価用配線パターンの構成を示す平面図、図
2(b)は評価用配線パターンの構成を示す断面図であ
る。図2に示すように、Poly−Siから構成される
評価用配線1は、半導体基板2の絶縁膜3上に形成され
ている。評価用配線1は、測定パッド22に接続された
配線と、測定パッド23に接続された配線とが交互に配
列されている。
させ、ファンクションジェネレータ21より周期100
kHz、振幅8Vの矩形パルス電位を与えた。他端のパ
ッド23にはプローブ8を接触させず、電気的にフロー
ティングの状態となっている。
電子ビームを照射し、パターンからの二次電子を検出
し、得られた二次電子の情報に対して処理を行うと、配
線の電位が画像の輝度として観測される(以下、電位コ
ントラスト像)。従って、このとき評価用配線パターン
を観察すると、図3に示すように電位が与えられている
印加配線25は暗輝度、電位が印加されていないフロー
ティング配線26は明輝度で現れる。
のような伝播回路として現すことができる。このとき抵
抗RはPoly−Si配線抵抗、容量Cは配線間容量と
配線−基板間容量の合計となる。本実施例で用いた図2
の評価用配線パターンでは、R=1.6×108 Ω、C
=4.7×10-8Fである。
ーンに欠陥部5が存在し、印加配線25とフローティン
グ配線26の間に短絡が生じた場合、欠陥部5では他部
と比較してR,Cが増加する。
dにおける出力波形の計算結果を図6に示す。図6に示
すように印加配線上の点dに対し、欠陥位置b,cおよ
びフローティング配線上の点aでの出力信号は電位の立
ち上がり下がりに遅延が生じる。この遅延により、立ち
上がり立ち下がりの直後、位置b,c,dと位置aとの
間に電位差が生じることが分かる。
置の電位は図7に示すようになる。すなわち、短絡を生
じている配線については、欠陥部までの電位勾配を生じ
ている部分と、欠陥部と同電位となっている部分とに分
けられる。配線上の電位勾配は電位コントラスト像のグ
ラデーションとして現れる。図7の電位分布による電位
コントラスト像を模式的に現したものが図8である。欠
陥部を含む配線3本がほぼ同輝度となり、欠陥の存在し
ない部分とはっきりと区別することができる。
の間の電位差が大きくとれる位相の一つである。位置
a,b,c,dが同電位となっている位相でゃ、配線全
体が同じ電位コントラストとなってしまい、欠陥配線を
検出することはできない。子のいそうでの画像のみを観
察することにより、コントラストが大きな、SN比が高
い画像を得ることができる。パルス各周期において、毎
回位相Aで5nsずつSEM画像を取得、それらを加算
しストロボ画像を得た。
す。図9はリアルタイムSEM画像の一部にウィンドウ
を開き、その部分のみストロボ電位コントラスト像を取
得したものである。図8の模式図とよい一致を示し、欠
陥の生じている配線を検出することができた。同手法に
よる欠陥検出結果例を図10、図11に示す。図10は
0.15μm、図11は0.1μmルールの配線幅を持
つパターンである。いずれも他とは異なる輝度で現れて
いる部分が欠陥の存在する配線である。配線中の欠陥の
存在する位置に応じて、欠陥記録の輝度が異なるため、
画像から欠陥の存在する位置を特定することもできた。
dの間で電位差が大きくとれる位相でストロボ画像の取
り込みを行えば、上記実施形態と同様な効果が得られ
る。
引き起こす致命欠陥を、電位コントラスト像から確実に
検出することが可能である。さらにこの手法は配線幅
0.15μm以下の微細パターンに対しても検出感度を
低下させることなく適用可能である。
実施形態に係わる検査装置である電子ビームテスタの概
略構成を示す図である。
27を使用する。またプローブ8の一本を接地する。図
12の装置構成のうち、その他は第1実施形態と同様で
あるので説明は省略する。
評価用配線パターンの模式図を示す。また、本発明で測
定対象となる評価用配線パターンの断面は、図2(b)
から層間絶縁膜4を除いたものである。
にプローブ8を接触させた。パッド29に接触させたプ
ローブ8は接地してground電位にし、他方のパッド28
に接触させたプローブ8には直流電源27から8Vの直
流電位を印与えた。なお、パッド29にはパッド28に
印加する電位と異なる直流電位を与えることも可能であ
る。
ンでは、欠陥部5で短絡したe−f−g−hのラインに
電位勾配が生じ、配線端部i、jは欠陥部と同電位とな
る。パターンの電位分布を電位コントラスト像として模
式的に示したものが図15である。欠陥部を含む配線が
同輝度となっているのがわかる。実際にパターン15上
に上記手法を適用し、SEM像を観察したものが図16
である。欠陥の存在する配線が他とは異なる輝度として
観察され、欠陥位置を正確に検出することができた。
絡を引き起こす致命欠陥を、電位コントラスト像から確
実に検出することができた。
るものではない。例えば、第1実施形態において、矩形
パルス電位に限らず、正弦波電位等の周期的に変化する
電位を用いることが可能である。また、画像を取得する
タイミングとしては、周期的に変化する電位と同一周期
でなくても良い。
電位を与える配線以外の配線には、前記電位と周期及び
振幅を同じくし、異なる位相を持つ電位を与えても良
い。
範囲で、種々変形して実施することが可能である。
0.15μm以下の微細配線及び絶縁膜下の配線に存在
する致命欠陥を高解像、高感度で検出することが可能と
なる。
ムテスタの概略構成を示す図。
成を示す図。
模式図。
す回路図。
行った位置を示す図。
を示す写真。
示す写真。
ームテスタの概略構成を示す図。
構成を示す図。
算を行った位置を示す図。
Claims (7)
- 【請求項1】隣接する配線間の欠陥検出方法において、 前記隣接する配線の一方に周期的に変化する電位を与え
つつ、前記隣接する配線に対して電子ビームを照射し、
前記隣接する配線から二次的に発生する粒子像を得るス
テップと、 前記二次的に発生する粒子像の輝度を観察するステップ
とを含むことを特徴とする欠陥検出方法。 - 【請求項2】隣接する配線間の欠陥検出方法において、 前記隣接する配線一方に周期的に変化する電位を与えつ
つ、前記隣接する配線に対して電子ビームを照射し、前
記周期的に変化する電位の値が変化してから所定時間内
に所定パルス幅で、前記隣接する配線から二次的に発生
する粒子像を前記電位の変化周期と同一周期毎に任意の
時間複数取得し、得られた複数の粒子像を加算したスト
ロボ画像を得るステップと、 前記ストロボ画像の輝度を観察するステップとを含むこ
とを特徴とする欠陥検出方法。 - 【請求項3】前記周期的に変化する電位を与える配線以
外の配線は、電気的にフローティングであることを特徴
とする請求項1又は2に記載の欠陥検出方法。 - 【請求項4】前記周期的に変化する電位を与える配線以
外の配線は、接地電位に接続されていることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の欠陥検出方法。 - 【請求項5】前記周期的に変化する電位を与える配線以
外の配線には、前記電位と周期及び振幅を同じくし、異
なる位相を持つ電位を与えることを特徴とする請求項1
又は2に記載の欠陥検出方法。 - 【請求項6】隣接する配線間の欠陥検出方法において、 前記隣接する配線の一方に直流電位を与えつつ、前記配
線に対して電子ビームを照射し、前記隣接する配線から
二次的に発生する粒子像を得るステップと、 前記二次的に発生する粒子像の輝度を観察するステップ
とを含むことを特徴とする欠陥検出方法。 - 【請求項7】前記直流電位を与える配線以外の配線は、
接地電位に接続される、或いは前記直流電位とは異なる
電位が与えられることを特徴とする請求項6に記載の欠
陥検出方法。
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-
1999
- 1999-08-31 JP JP24617799A patent/JP3708763B2/ja not_active Expired - Fee Related
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