JP2001076755A - 非水電解質及びこれを用いてなる電気化学デバイス - Google Patents

非水電解質及びこれを用いてなる電気化学デバイス

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JP2001076755A
JP2001076755A JP24889199A JP24889199A JP2001076755A JP 2001076755 A JP2001076755 A JP 2001076755A JP 24889199 A JP24889199 A JP 24889199A JP 24889199 A JP24889199 A JP 24889199A JP 2001076755 A JP2001076755 A JP 2001076755A
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Masahito Nishiura
聖人 西浦
Michiyuki Kono
通之 河野
Masayoshi Watanabe
正義 渡辺
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Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電荷キャリアイオンの輸率向上が可能な非水
電解質及びこれを用いた電気化学デバイスを提供する。 【解決手段】 電解質塩及び該電解質塩を溶解させる非
水溶媒からなる非水電解質において、好ましくは次の一
般式(1)〜(4)で表される化合物からなる群より選
ばれた1種又は2種以上のホウ素原子を構造中に有する
化合物を添加してなるものとする。 【化1】 R11、R12、R13、R14、R15、R16、R21、R
22、R23、R24、R 25、R26、R27、R28、R
31、R32、R33、R34、R35、R36、R 、R
38、R39、R310、R41、R42、R43、R44
R45、R46、R 、R48、R49、R410、R
411、R412は、各々水素原子、ハロゲン原子、1
価の基、又は互いに結合して環を形成している基を示
す。Ra、Rb、Rc、Rdは、同種あるいは異種のホウ素原子
と結合可能な部位を含む基を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電荷キャリアイオ
ンの輸率向上を可能にした非水電解質及びこれを用いた
電気化学デバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高電圧・高容量の電池の開発に伴い、様
々な系の非水電解質が数多く提案されている。しかし、
非水電解質は、水系電解質と比較して、イオン伝導度が
一桁以上低く、種々の手法を用いて改善の試みが為され
ている。
【0003】また、非水電解質を電池系に適用させた場
合、充放電効率やサイクル特性の面で問題があり、改良
が望まれている。
【0004】そこで、これらの改良を目的として、電解
液の溶媒組成や支持塩の種類が検討されてきた。また、
非水電解質に添加剤を加えた系の検討も試みられてい
る。例えば、特開平11−3728号では、リチウムを可逆的
に吸蔵放出可能な材料を含む正極と負極、リチウム塩を
含む非水電解液、セパレーターから成る非水電解液二次
電池において、電池内に少なくとも一種の有機ホウ素化
合物を所定量含有させることが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
の技術においては、添加剤の有効濃度領域が狭い上、重
量あたりの添加効果が小さいことが問題として挙げられ
る。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたもので、電
解質塩の解離度を高め、かつ電荷キャリアイオンの輸率
向上を可能にした非水電解質を提供すること、また、用
いられる添加剤の有効濃度領域が広く、重量あたりの添
加効果が大きい添加剤を有する非水電解質及びこれを用
いた電気化学デバイスを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、電解質塩の解離を促
進し、かつ電荷キャリアイオンの対イオンを補足して動
きにくくすることで電荷キャリアイオンの輸率をコント
ロールすることに想到し、ルイス酸である三価のホウ素
原子を複数個構造中に有する化合物を添加剤として用い
ることが、上記課題を解決するための有効な手段である
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明の非水電解質は、電解質
塩及び該電解質塩を溶解させる非水溶媒からなる非水電
解質であって、ホウ素原子を構造中に有する化合物が添
加されてなるものとする(請求項1)。
【0009】ホウ素原子を構造中に有する化合物は、好
ましくは、次の一般式(1)〜(4)で表される化合物
からなる群より選ばれた1種又は2種以上とする(請求
項2)。
【0010】
【化2】 式(1)中、R11、R12、R13、R14、R15、R
16、式(2)中、R21、R22、R23、R24、R
25、R26、R27、R28、式(3)中、R31、R
32、R33、R34、R35、R36、R37、R38、R
39、R310、及び式(4)中、R41、R42
R43、R44、R45、R46、R47、R48、R49、R
410、R411、R412は、それぞれ互いに同一であ
っても異なっていてもよく、各々水素原子、ハロゲン原
子、又は1価の基を示し、あるいは、互いに結合して環
を形成しているものとする。式(1)中、Raは少なくと
も3つの同種あるいは異種のホウ素原子と結合可能な部
位を含む基を示し、式(2)中、Rbは少なくとも4つの
同種あるいは異種のホウ素原子と結合可能な部位を含む
基を示し、式(3)中、Rcは少なくとも5つの同種ある
いは異種のホウ素原子と結合可能な部位を含む基を示
し、式(4)中、Rdは少なくとも6つの同種あるいは異
種のホウ素原子と結合可能な部位を含む基を示す。
【0011】上記一般式(1)〜(4)中のR11、R
12、R13、R14、R15、R16、R21、R22、R
23、R24、R25、R26、R27、R28、R31、R
32、R 33、R34、R35、R36、R37、R38、R
39、R310、R41、R42、R 43、R44、R45
R46、R47、R48、R49、R410、R411、及び
R 412は、好ましくは、アルキル基、アリール基、及
びこれらのフッ素置換誘導体からなる群より選ばれた1
種又は2種以上とする(請求項3)。
【0012】電解質塩は、好ましくは金属塩とし(請求
項4)、より好ましくはリチウム塩とし(請求項5)、
具体的にはLiBF4、LiPF6、LiClO4、LiAsF6、LiC
3SO3、LiN(CF3SO22、LiN(C25SO2
2、LiC(CF3SO23、LiCl、LiF、LiBr、LiI、お
よびこれらの誘導体等からなる群より選ばれた1種また
は2種以上を用いることができる(請求項6)。
【0013】非水溶媒は、好ましくは非プロトン性溶媒
とし(請求項7)、具体的にはカーボネート類、ラクト
ン類、エーテル類、スルホラン類、およびジオキソラン
類からなる群から選ばれた1種又は2種以上を用いるこ
とができる(請求項8)。
【0014】上記ホウ素原子を構造中に有する化合物と
電解質塩のモル比は、好ましくは0.1:100〜30
0:100とする(請求項9)。
【0015】次に、本発明の電気化学デバイスは、上記
のうちいずれかの非水電解質を用いてなるものとする
(請求項10)。
【0016】電気化学デバイスが電池であれば、正極と
負極が、上記のうちいずれかの非水電解質及びセパレー
タを介して接合されてなるものとする(請求項11)。
その場合、正極はリチウムイオンを吸蔵及び放出するこ
とが可能な複合金属酸化物からなり、負極は、リチウム
金属、リチウム合金、もしくはリチウムイオンを可逆的
に吸蔵及び放出することが可能な化合物からなるものと
するのが好ましい(請求項12)。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい形態を以下に挙
げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0018】1.非水電解質 本発明の非水電解質は、上記したように、電解質塩及び
該電解質塩を溶解させる非水溶媒からなる非水電解質に
おいて、少なくとも一種のホウ素原子を構造中に有する
化合物が添加されてなり、ホウ素原子を構造中に有する
化合物は、次の一般式(1)〜(4)で表わすことがで
きる。
【0019】
【化3】
【0020】式(1)中、R11、R12、R13
R14、R15、R16、式(2)中、R 、R22、R
23、R24、R25、R26、R27、R28、式(3)
中、R31、R32、R33、R34、R35、R36、R
37、R38、R39、R310、式(4)中、R41、R
42、R43、R44、R45、R46、R47、R48、R
49、R 10、R411、R412は、それぞれ互いに
同一であっても異なっていても良く、各々水素原子、ハ
ロゲン原子、又は1価の基を示す。1価の基の例として
は、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、アルケニ
ル基、アルキニル基、アラルキル基、シクロアルキル
基、シアノ基、ヒドロキシル基、ホルミル基、アリール
オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アシルオ
キシ基、スルホニルオキシ基、アミノ基、アルキルアミ
ノ基、アリールアミノ基、カルボンアミノ基、オキシス
ルホニルアミノ基、スルホンアミド基、オキシカルボニ
ルアミノ基、ウレイド基、アシル基、オキシカルボニル
基、カルバモイル基、スルホニル基、スルフィニル基、
オキシスルホニル基、スルファモイル基、カルボン酸
基、スルホン酸基、ホスホン酸基、複素環基、−B
(R1)(R2)、−OB(R1)(R2)または−OSi(R1)(R
2)(R3)が挙げられるが、中でも、アルキル基、アリー
ル基、及びこれらのフッ素置換誘導体が好ましい。ここ
で、R1、R2及びR3は、各々水素原子、ハロゲン原
子、又は1価の基を示し、1価の基の例としては、アル
キル基、アルコキシ基、アリール基、アルケニル基、ア
ルキニル基、アラルキル基、シクロアルキル基、シアノ
基、ヒドロキシル基、ホルミル基、アリールオキシ基、
アルキルチオ基、アリールチオ基、アシルオキシ基、ス
ルホニルオキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アリ
ールアミノ基、カルボンアミノ基、オキシスルホニルア
ミノ基、スルホンアミド基、オキシカルボニルアミノ
基、ウレイド基、アシル基、オキシカルボニル基、カル
バモイル基、スルホニル基、スルフィニル基、オキシス
ルホニル基、スルファモイル基、カルボン酸基、スルホ
ン酸基、ホスホン酸基、複素環基、及びこれらの誘導体
が挙げられる。
【0021】また、上記式(1)中、R11、R12、R
13、R14、R15、R16、式(2)中、R21、R
22、R23、R24、R25、R26、R27、R28、式
(3)中、R31、R32、R33、R34、R35
R36、R37、R38、R39、R310、及び式(4)
中、R41、R42、R43、R44、R45、R46、R
47、R48、R49、R410、R411、R412は、
互いに結合して環を形成していても良く、この環は置換
基を有していても良い。また、各基は置換可能な基によ
って置換されていても良い。
【0022】式(1)中Raで示される少なくとも3つの
同種あるいは異種のホウ素原子と結合可能な部位を含む
基の例としては、グリセリン、トリメチロールエタン、
トリヒドロキシベンゼン、ジヒドロキシ安息香酸、ジア
ミノ安息香酸、トリブロモベンゼン残基等が挙げられ
る。
【0023】式(2)中Rbで示される少なくとも4つの
同種あるいは異種のホウ素原子と結合可能な部位を含む
基の例としては、ジグリセリン、ペンタエリトリトー
ル、テトラブロモベンゼン残基等が挙げられる。
【0024】式(3)中Rcで示される少なくとも5つの
同種あるいは異種のホウ素原子と結合可能な部位を含む
基の例としては、グルコース、モリン残基等が挙げられ
る。
【0025】式(4)中Rdで示される少なくとも6つの
同種あるいは異種のホウ素原子と結合可能な部位を含む
基の例としては、ガラクタリック酸、ミリセチン残基等
が挙げられる。
【0026】上記化合物は1種を単独で用いてもよく、
2種以上を併用してもよい。
【0027】電解質塩としては金属塩が好ましく、リチ
ウム塩であることがより好ましい。
【0028】その例としては、、LiBF4、LiPF6、Li
ClO4、LiAsF6、LiCF3SO3、LiN(CF3
22、LiN(C25SO22、LiC(CF3
23、LiCl、LiF、LiBr、LiIが挙げられ、これらリ
チウム塩は1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み
合わせて用いてもよい。
【0029】これら電解質塩の濃度は、0.01mol/kg〜10
mol/kgであり、好ましくは0.2mol/kg〜6mol/kgである。
【0030】非水溶媒は非プロトン性溶媒であることが
好ましく、その例としては、カーボネート類、ラクトン
類、エーテル類、スルホラン類、およびジオキソラン類
が挙げられる。これら非プロトン性溶媒は1種を単独で
用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0031】また、ホウ素原子を構造中に有する化合物
と電解質塩のモル比は、0.1:100〜300:10
0であり、好ましくは1:100〜200:100であ
り、より好ましくは50:100〜100:100であ
る。
【0032】2.電池 本発明の電池は、正極と負極が上記のいずれかの非水電
解質及びセパレータを介して接合されてなるものであ
る。
【0033】ここで正極には、リチウムイオンを吸蔵及
び放出することが可能な複合金属酸化物が用いられ、そ
の例としてはコバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウ
ム、マンガン酸リチウム、五酸化バナジウム等が挙げら
れる。
【0034】また、負極には、リチウム金属、リチウム
合金、もしくはリチウムイオンを可逆的に吸蔵及び放出
することが可能な物質が用いられ、そのような物質の例
としてはカーボン等が挙げられる。
【0035】以下に一般式(1)〜(4)で表される化
合物の具体例を示すが、本発明の範囲はこれらに限定さ
れるものではない。
【0036】
【化4】
【0037】
【化5】
【0038】
【化6】
【0039】
【化7】
【0040】
【化8】
【0041】
【化9】
【0042】
【化10】
【0043】
【0044】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらの実施例によって限定されるものではない。
【0045】非水電解質の製造 実施例1 γ−ブチロラクトン1.2gに上記式3Z-3 で示される添加
物 1mol/kg、LiBF4 1mol/kgを加え、グローブボックス
中で40℃で溶解させることで、非水電解質を得た。
【0046】実施例2〜12 添加物、塩、非プロトン性溶媒の種類及び量として下表
1にそれぞれ示したものを用いた以外は実施例1と同様
にして非水電解質を得た。
【0047】比較例1〜3 添加物、塩、非プロトン性溶媒の種類及び量として下表
1にそれぞれ示したものを用いた以外は実施例1と同様
にして非水電解質を得た。
【0048】リチウムイオン輸率の測定 上記実施例及び比較例により得られた非水電解質を直径
13mmのポリプロピレン製多孔性セパレーターに浸し、
十分含浸させた後、同径のリチウム金属電極で挟み、直
流分極法によりリチウムイオン輸率を測定した。結果を
下表1に併せ示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】本発明の非水電解質によれば、ルイス酸
である三価のホウ素原子を複数個構造中に有する化合物
を添加剤として用いることで、電解質塩の解離が促進さ
れ、その結果、電荷キャリアイオンの輸率向上が可能と
なる。しかも単位重量あたりの添加効果が大きいので大
幅な輸率向上が可能で、添加剤の有効濃度領域も広い。
【0051】従って、これを用いることにより、従来の
ものよりさらに高電圧・高容量の電池を得ることが可能
になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H048 AA03 AB78 VA11 VA12 VA13 VA20 VA22 VA30 VA32 VA40 VA75 VA77 VB30 4J002 CQ021 DD036 DD056 DD086 DE196 DG016 DG046 DH036 DK006 ED017 EL067 EL107 EV307 GQ00 HA05 5H029 AJ02 AJ03 AK03 AL06 AL12 AM00 AM03 AM04 AM05 AM07 DJ09 HJ02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質塩及び該電解質塩を溶解させる非
    水溶媒からなる非水電解質であって、ホウ素原子を構造
    中に有する化合物が添加されてなることを特徴とする非
    水電解質。
  2. 【請求項2】 前記ホウ素原子を構造中に有する化合物
    が、次の一般式(1)〜(4)で表される化合物からな
    る群より選ばれた1種又は2種以上であることを特徴と
    する、請求項1に記載の非水電解質。 【化1】 式(1)中、R11、R12、R13、R14、R15、R
    16、式(2)中、R21、R22、R23、R24、R
    25、R26、R27、R28、式(3)中、R31、R
    32、R33、R34、R35、R36、R37、R38、R
    39、R310、及び式(4)中、R41、R42
    R43、R44、R45、R46、R47、R48、R49、R
    410、R411、R412は、それぞれ互いに同一であ
    っても異なっていてもよく、各々水素原子、ハロゲン原
    子、又は1価の基を示し、あるいは、互いに結合して環
    を形成しているものとする。式(1)中、Raは少なくと
    も3つの同種あるいは異種のホウ素原子と結合可能な部
    位を含む基を示し、式(2)中、Rbは少なくとも4つの
    同種あるいは異種のホウ素原子と結合可能な部位を含む
    基を示し、式(3)中、Rcは少なくとも5つの同種ある
    いは異種のホウ素原子と結合可能な部位を含む基を示
    し、式(4)中、Rdは少なくとも6つの同種あるいは異
    種のホウ素原子と結合可能な部位を含む基を示す。
  3. 【請求項3】 前記R11、R12、R13、R14、R
    15、R16、R21、R 22、R23、R24、R25、R
    26、R27、R28、R31、R32、R33、R 、R
    35、R36、R37、R38、R39、R310、R41
    R42、R43、R 、R45、R46、R47、R48、R
    49、R410、R411、R412が、アルキル基、ア
    リール基、及びこれらのフッ素置換誘導体からなる群よ
    り選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする、
    請求項2に記載の非水電解質。
  4. 【請求項4】 前記電解質塩が金属塩であることを特徴
    とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の非水電解
    質。
  5. 【請求項5】 前金属塩がリチウム塩であることを特徴
    とする、請求項4に記載の非水電解質。
  6. 【請求項6】 前記リチウム塩が、LiBF4、LiPF6
    LiClO4、LiAsF6、LiCF3SO3、LiN(CF3SO2
    2、LiN(C25SO22、LiC(CF3SO 23、LiC
    l、LiF、LiBr、LiI、およびこれらの誘導体等からな
    る群より選ばれた1種または2種以上であることを特徴
    とする、請求項5に記載の非水電解質。
  7. 【請求項7】 前記非水溶媒が非プロトン性溶媒である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の非水電解質。
  8. 【請求項8】 前記非プロトン性溶媒が、カーボネート
    類、ラクトン類、エーテル類、スルホラン類、およびジ
    オキソラン類からなる群から選ばれた1種又は2種以上
    であることを特徴とする、請求項7に記載の非水電解
    質。
  9. 【請求項9】 前記ホウ素原子を構造中に有する化合物
    と電解質塩のモル比が、0.1:100〜300:10
    0であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1
    項に記載の非水電解質。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    非水電解質を用いてなる電気化学デバイス。
  11. 【請求項11】 正極と負極が、請求項1〜9のいずれ
    か1項に記載の非水電解質及びセパレーターを介して接
    合されてなる電池。
  12. 【請求項12】 前記正極がリチウムイオンを吸蔵及び
    放出することが可能な複合金属酸化物からなり、負極が
    リチウム金属、リチウム合金、もしくはリチウムイオン
    を可逆的に吸蔵及び放出することが可能な化合物からな
    ることを特徴とする、請求項11に記載の電池。
JP24889199A 1999-09-02 1999-09-02 非水電解質及びこれを用いてなる電気化学デバイス Pending JP2001076755A (ja)

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