JP2001076745A - 高分子電解質型燃料電池セル - Google Patents

高分子電解質型燃料電池セル

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JP2001076745A JP25137399A JP25137399A JP2001076745A JP 2001076745 A JP2001076745 A JP 2001076745A JP 25137399 A JP25137399 A JP 25137399A JP 25137399 A JP25137399 A JP 25137399A JP 2001076745 A JP2001076745 A JP 2001076745A
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Kazuyuki Inoue
和之 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高分子電解質膜の改良により電池のエネルギ
ー効率および電流密度の高い高分子電解質型燃料電池セ
ルを提供すること。 【解決手段】 燃料極と空気極との間に介設される高分
子電解質層に、絶縁性のある粒子状のスペーサ部材を配
合している。スペーサ部材はSiOなどの保湿性を有
する多孔質なセラミックス材料であって、5〜25wt
%程度配合されている。電解質層の厚さは、10〜50
μmと薄くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高分子電解質型燃
料電池セルに関し、さらに詳しくは、この種の燃料電池
セルにおいて燃料極と空気極との間に介設される高分子
電解質膜の改良技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高分子電解質型燃料電池
は、電解質として固体高分子電解質膜(以下、単に「電
解質膜」という)が用いられ、出力密度が高いこと、構
造が単純であること、作動温度が比較的低いこと、静粛
性があること、等の特徴を有していることから、宇宙開
発用あるいは軍用の電源として用いられている。また、
この燃料電池に水素ガスを燃料ガスとして用いた場合に
は、本質的には窒素酸化物および炭酸ガスを排出しない
ことから、近年では、自動車用の低公害動力源としても
注目されているものである。
【0003】図5に、この高分子電解質型燃料電池の基
本構造の一例を示す。図5において、高分子電解質型燃
料電池の発電単位となる電池セル30は、電解質膜32
の一方の面に燃料極34が接合され、他方の面に空気極
(図示されず)が接合される。そして燃料極および空気
極の外側から集電体(セパレータ)38、38で挟み、
燃料極14側には水素ガスなどの燃料ガスの流路40が
形成され、また空気極側には空気などの酸化剤ガスの流
路42が形成された構造となっている。
【0004】この場合に前記電解質膜32には、一般
に、ナフィオン(登録商標、デュポン社製)の商品名で
知られるパーフルオロスルホン酸膜に代表される、厚さ
50〜200μmのフッ素系電解質膜が用いられてい
る。
【0005】また、燃料極34および空気極は、図示は
しないが、それぞれ白金等の電極触媒を担持させたカー
ボン粒子と電解質からなる多孔質の触媒層が電解質膜3
2との接触面側に設けられ、また反対側面にガスが拡散
可能な多孔質材料からなる拡散層が設けられた2層構造
により構成されている。
【0006】このような構造を有する高分子電解質型燃
料電池の発電メカニズムとしては、電池セル30の集電
体38,38間に負荷を接続した状態で、燃料極14側
に改質ガス等の水素を含む燃料ガスを流し、空気極側に
空気等の酸素を含む酸化剤ガスを流すと、電気化学的反
応により水素と酸素から水が生成され、その際の自由エ
ネルギー変化が、電池セル30の両側に配した集電体3
8,38から直接、電気エネルギーとして取り出される
ものである。
【0007】すなわち、図6にその燃料電池の反応概念
図を示して説明すると、燃料極34側では、燃料ガス流
路40を通って供給されてきた燃料ガス(水素など)が
水素イオン(H)と電子イオン(e−)となり、水素
イオン(H)は電解質膜32中を移動して空気極へ到
達し、電子イオン(e−)は負荷回路を介して空気極へ
送られてくる。そして空気極36側では、その送られて
きた水素イオン(H)と電子イオン(e−)、並びに
酸化剤ガス流路42を通って供給されてきた酸化剤ガス
(空気など)が反応して水(HO)が生成され、これ
により電気エネルギーが取り出されることになる。
【0008】このような構成の高分子電解質型燃料電池
の電解質膜に要求される特性としては、イオン伝導性
(または、プロトン移動性)に優れること、膜抵抗が
小さいこと、膜強度が高いこと、電池の電流密度が
高く、エネルギー効率が良いことなどが挙げられる。そ
してそのための方策の1つとして電解質膜を極力薄くす
る試みがなされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ナフィオン系の電解質膜では、均一な膜厚形成が難しい
とされている。また膜強度もそれ程十分ではない。その
ために電池のエネルギー効率および電流密度を向上させ
るため電解質膜を薄くすると、電池セルを集電体(セパ
レータ)により挟持する圧力の高い部分では電解質膜と
集電体との間の隙間からガスのリークが発生することが
懸念された。
【0010】また、電解質膜がイオン伝導性(または、
プロトン移動性)を具備するためには、膜そのものが含
水状態にあることが必要であるが、電解質膜を薄くする
と、その含水状態が損なわれることになる。そこで電解
質膜中の含水量を維持するために燃料ガスや酸化剤ガス
にミストを添加して電解質膜に水分を供給する加湿制御
を行うことが検討されているが、この電解質膜の含水状
態の管理が大変難しいという問題もある。
【0011】本発明の解決しようとする課題は、高分子
電解質型燃料電池セルの電解質膜の膜強度を高め、電解
質膜を薄くすることにより電池のエネルギー効率および
電流密度の向上を図り、また、電極間の短絡(ショー
ト)やガスリークが発生することもなく、さらには電解
質膜の保湿性も保たれるようにして電解質膜の含水状態
の制御も容易ならしめることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の高分子電解質型燃料電池セルは、請求項1に
記載のように、燃料極と空気極との間に介設される高分
子電解質層に、絶縁性のある粒子状のスペーサ部材を配
合してなることを要旨とするものである。
【0013】電解質層にスペーサ部材を配合することに
より電解質層の材料強度が高められ、そのために電解質
層を薄くすることができ、電池のエネルギー効率および
電流密度を向上させることができる。
【0014】また電解質層の材料強度が高められること
により電解質層を薄くしても均一な層厚さが得られ、ま
た絶縁性のスペーサ部材によって電極間の間隔も一定に
保たれるものであるから、したがって、電極間で短絡
(ショート)が生じたり、電解質層と集電体との間から
燃料ガスや酸化剤ガスなどのリーク漏れが発生すること
も回避される。
【0015】スペーサ部材の材料としては、請求項2に
記載のように、酸化物系セラミックス材料、窒化物系セ
ラミックス材料より選ばれた1種または2種以上のセラ
ミックス材料であることが望ましく、酸化物系セラミッ
クス材料としては、SiO、Alなどが好適な
ものとして挙げられ、また窒化物系セラミックス材料と
しては、SiNなどが挙げられる。
【0016】そしてこのスペーサ部材は、請求項3に記
載のように保湿性を有する多孔質なものであることによ
り電解質層を薄くしても電解質を加湿状態に保つための
水分がスペーサ部材の空孔などに吸着保持されることと
なり、電解質のプロトン移動性が安定して保たれること
はもとより、電解質を加湿状態に保つための加湿制御並
びに水管理も比較的楽に行えることになる。
【0017】また電解質層へのスペーサ部材の配合量と
しては、請求項4に記載のように、5〜25wt%の範
囲にあることが望ましい。スペーサ部材の配合量が5w
t%以下であると、電解質層の含水率が低下し、電解質
の加湿制御が難しくなる。またスペーサ部材の配合量が
25wt%を越えると、電解質層を集電体で挟圧した時
に電解質層に微小クラックなどが発生して燃料ガスや酸
化剤ガスがそこからリークするようになる。
【0018】上述したような構成により、本発明の燃料
電池セルの電解質層の厚さは、10〜50μmの電解質
膜を使用する燃料電池セルよりも大幅に電解質層の薄肉
化が達成されるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施形態に係る高分子
電解質型燃料電池セルの構成を示している。この高分子
電解質型燃料電池セル10は、高分子電解質膜12を挟
んでの一方の面に燃料極14が設けられ、他方の面に空
気極16が設けられている。そして燃料極14側、およ
び空気極16側にはそれぞれ集電体(セパレータ)18
a,18bが配設され、燃料極14側には水素ガスなど
の燃料ガスが貫流する燃料ガス流路20が形成されると
共に、空気極16側には空気などの酸化剤ガスが貫流す
る酸化剤ガス流路22が形成されている。そしてこの燃
料電池セル10は積層状に組み立てられて積層型燃料電
池として使用されるものである。
【0021】この場合に、前記高分子電解質膜32は、
既述したナフィオン(登録商標、デュポン社製)の商品
名で知られるパーフルオロスルホン酸のポリマーに酸化
ケイ素(SiO)の微粒子をスペーサ部材として分散
配合したものが用いられている。膜厚は、10〜50μ
mが好適な範囲としている。
【0022】酸化ケイ素の微粒子の形状としては、球
状、柱状、棒状などの各種の形状のものが適用される。
その粒子径は、特にこだわるものではないが、直径10
μm程度のものが好ましい。酸化ケイ素に代えて、アル
ミナ(Al)や窒化アルミ(AlN)などを用い
ることもできる。要するに、絶縁性であって、保湿性を
有するように多孔質であり、適度の硬さを持った粒子状
のものであればよい。スペーサ部材の配合量としては、
5〜25wt%の範囲とされている。
【0023】また、燃料極14および空気極16は、図
2に拡大して示したように、電解質膜12との接触面側
に触媒層14a,16aが設けられ、セパレータ18
a,18bとの接触面側にガス拡散層14b,16bが
設けられている。触媒層14a,14bはともに、白金
(Pt)等の電極触媒をカーボン粒子に担持させた層で
あり、ガス拡散層16a,16bは多孔質材料により構
成されている。例えば、反応ガスや生成ガス、水等の物
質の拡散性と、電子の伝導性とを両立させることが可能
な材料、具体的には、カーボンペーパー、カーボンクロ
ス、あるいはカーボン粉末をポリテトラフルオロエチレ
ンなどの高分子バインダと共にシート状に成形したもの
等、通気性を有し、しかも均一な気孔径分布を有する多
孔質の炭素系材料が用いられる。さらに集電体(セパレ
ータ)は、集電性能が高く、酸化水蒸気雰囲気下でも安
定な緻密質のグラファイトが一般的に用いられている。
【0024】次に実施例について説明する。 <実施例>パーフルオロスルホン酸ポリマのイオン交換
樹脂であるナフィオン(商品名、デュポン社の登録商
標)のアルコール溶液(ポリマ含量10%、デュポン
社)をポリマ含量40mg相当を計り取り、同溶液に酸
化ケイ素からなる直径10±0.2μmの球状多孔質微
粒子を添加し、出力200Wの超音波分散器を用いて2
0分間分散した。分散処理後の溶液を10cm角の型に
流し込み、溶液に酸化ケイ素微粒子の圧縮破壊荷重以下
の荷重(例えば10g/cm)を掛けながら、真空乾
燥機を用いて乾燥した。得られた厚さ15μmの電解質
膜に触媒を塗布し、さらにガス拡散層を重ねて、集電板
(セパレータ)で挟持し、燃料電池セルを作製した。電
解質膜への酸化ケイ素微粒子配合量は15%としてい
る。
【0025】また比較例として次の供試サンプルを作成
した。 <比較例>電解質膜に微粒子を含まないナフィオン(同
上)の112膜(乾燥厚さ50μm)を用い、同膜に触
媒を塗布し、さらにガス拡散層を重ねて、集電板(セパ
レータ)で挟持し、燃料電池セルを作製した。
【0026】正極に空気、負極に純水素をそれぞれ2a
ta供給したときの上記実施例と比較例の燃料電池セル
の電流−電圧特性を図3に示す。図3において横軸に電
流(A/cm)を採り、縦軸に電圧(V)を採ってい
る。
【0027】そしてこの図3のデータからわかるよう
に、本実施例の燃料電池セルの方が、比較例の燃料電池
セルよりも高い電流−電圧特性で推移している。このこ
とは本実施例の燃料電池セルの方が、比較例の燃料電池
セルよりも高い電気エネルギーが得られ、また電圧を同
じとするならば、高い電流密度が得られることを示して
いる。そしてこの結果が得られた理由としては、やはり
電解質膜を薄くしたことが大きく、電解質膜に酸化ケイ
素微粒子を配合することによるマイナスは認められなか
った。
【0028】図4は、本実施例の燃料電池セルについ
て、ガスリーク発生率(%)および電解質膜の含水率
(%)と、高分子電解質膜に配合される酸化ケイ素微粒
子の配合量(wt%)との関係を示している。図におい
て、横軸に酸化ケイ素微粒子の配合量(wt%)を採
り、縦軸にガスリーク発生率(%)および含水率(%)
を採っている。
【0029】そしてこの図4に示されるように、初めに
ガスリーク発生率(%)については、酸化ケイ素微粒子
を全く配合しない状態(0wt%)では約40%の値を
示し、酸化ケイ素微粒子の配合量を増やしていくにつれ
てガスリーク発生率が低下し、およそ15wt%配合し
たところでガスリーク発生率が5%と最も低い値を示し
た。そしてこれより更に酸化ケイ素微粒子の配合量を増
やしていくと、ガスリーク発生率は悪くなる傾向にあ
り、およそ40wt%でガスリーク発生率25%まで低
下する結果となった。
【0030】この結果から、高分子電解質膜に酸化ケイ
素微粒子を配合することによりガスリーク発生率が低下
し、電解質膜に酸化ケイ素微粒子を配合することがガス
リーク発生率の低下に寄与することがわかる。そして酸
化ケイ素微粒子の配合量としては15wt%程度が最も
良く、5〜25wt%程度配合すれば十分であることが
明らかとなった。
【0031】また、この図4に示されるように、電解質
膜の含水率(%)については、酸化ケイ素微粒子を全く
配合しない状態(0wt%)ではほとんど水を含まず、
酸化ケイ素微粒子の配合量を増やしていくにつれて含水
率が上昇する傾向を示している。そして酸化ケイ素微粒
子の配合量が25wt%程度で含水率は40%程度の値
を示し、これ以上に酸化ケイ素微粒子の配合量を増やし
ても含水率の上昇は緩やかになってあまり変わらないと
の結果となった。
【0032】そしてこの結果から、高分子電解質膜に酸
化ケイ素微粒子を配合することにより電解質膜の含水率
が上昇し、電解質膜の保湿性が高められることがわか
る。酸化ケイ素微粒子は多孔質であるため、その微粒子
の空孔内などに、水分が吸着保持されるのであろうと考
察される。これにより電解質膜を加湿状態に保つための
外部からの水の供給量を低減でき、またその加湿状態の
制御が容易となる。
【0033】本発明は、上記した実施の形態に何ら限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々の改変が可能である。例えば、上記実施例では、高
分子電解質膜にパーフルオロスルホン酸ポリマを用いた
が、現状この材料が最も優れているとされるものであっ
て、これ以外の材料を用いた場合にも本発明が適用され
ることは本発明の趣旨より明らかである。また、これに
配合されるスペーサ部材として酸化ケイ素の微粒子の例
を説明したが、これについても既に述べたように、他の
セラミックス材料が用いられることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】本発明の高分子電解質型燃料電池セルに
よれば、燃料極と空気極との間に介設される高分子電解
質層に、絶縁性のある粒子状のスペーサ部材を配合する
ことにより、電解質層の材料強度を高め、電解質層を薄
くできるようにしたものであるから、電池のエネルギー
効率および電流密度の向上を図ることができ、また電解
質層の材料強度を高めることによって電解質層を薄くし
ても、電解質層の厚さを均一にすることができるから、
電極間の短絡(ショート)やガスのリーク漏れなども生
じることはなく、燃料電池運転上の安全性も確保され
る。そして電解質層に配合されるスペーサ部材が保湿性
を有する多孔質なものとすることにより電解質層の加湿
制御並びに水管理も容易となり、自動車用燃料電池とし
ての搭載など、その実用性は極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る高分子電解質型燃料
電池セルの概略構成を示した断面図である。
【図2】図1に示した燃料電池セルの要部の拡大断面図
である。
【図3】本実施例の燃料電池セルと比較例の燃料電池セ
ルの電流−電圧特性を比較して示した図である。
【図4】本実施例の燃料電池セルについて、高分子電解
質膜に配合される酸化ケイ素微粒子の配合量と、ガスリ
ーク発生率および電解質膜の含水率との関係を示した図
である。
【図5】従来一般に知られる高分子電解質型燃料電池
(積層タイプ)の基本構造を示す分解斜視図である。
【図6】この種燃料電池の反応メカニズムを説明した反
応概念図である。
【符号の説明】
10 高分子電解質型燃料電池セル 12 高分子電解質膜(層) 14 燃料極 14a 触媒層 14b ガス拡散層 16 空気極 16a 触媒層 16b ガス拡散層 18a,18b 集電体(セパレータ) 20 燃料ガス流路 22 酸化剤ガス流路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料極と空気極との間に介設される高分
    子電解質層に、絶縁性のある粒子状のスペーサ部材を配
    合してなることを特徴とする高分子電解質型燃料電池セ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記スペーサ部材が、酸化物系セラミッ
    クス材料、窒化物系セラミックス材料より選ばれた1種
    または2種以上のセラミックス材料であることを特徴と
    する請求項1に記載の高分子電解質型燃料電池セル。
  3. 【請求項3】 前記スペーサ部材は保湿性を有する多孔
    質なものであることを特徴とする請求項1または2に記
    載の高分子電解質型燃料電池セル。
  4. 【請求項4】 前記スペーサ部材の配合量が、5〜25
    wt%の範囲にあることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の高分子電解質型燃料電池セル。
  5. 【請求項5】 前記電解質層の厚さが、10〜50μm
    の範囲にあることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかに記載の高分子電解質型燃料電池セル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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