JP2001076636A - イオン源装置及び真空処理装置 - Google Patents
イオン源装置及び真空処理装置Info
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Abstract
するイオン生成室及びイオン引出し電極系を備えたイオ
ン源装置であって、イオン生成室に導入されるイオン源
ガスのガス圧が低い場合でも容易に高周波放電よるイオ
ン源ガスプラズマ化を開始させることができ、それでい
て格別の大型化、複雑化、高コスト化を招くことなく、
また、イオン源ガスが絶縁物を反応生成したり、絶縁物
の堆積を招くガスである場合でも長期にわたり安定して
作動するイオン源装置を提供する。さらに、かかるイオ
ン源装置を備えることで、生産性の高い、その割りには
低コストの真空処理装置を提供する。 【解決手段】 イオン源ガスg3を高周波放電によりプ
ラズマ化するイオン生成室91及びイオン引出し電極系
92を備えたイオン源装置90であり、イオン生成室9
1に初期放電装置Aが付設されており、装置Aは永久磁
石43、44により形成される磁場内にマイクロ波を導
入して放電させる放電空間49を有しており、該放電空
間49はシールド部材47を介してイオン生成室91内
に連通しているイオン源装置90。
Description
イオン源装置を備えた成膜装置等の真空処理装置に関す
る。
ドーピング装置、プラズマCVDとイオン照射とを併用
する成膜装置等に広く利用されている。イオン源装置に
は各種タイプのものがあるが、代表的例として、イオン
源ガスを高周波放電によりプラズマ化するイオン生成室
及び該プラズマよりイオンを引き出すイオン引出し電極
系を備えたイオン源装置が知られている。
室内に導入されるイオン源ガスのガス圧が低いときには
高周波放電開始が困難である一方、一旦放電が起こりプ
ラズマが生成され始めると比較的低ガス圧のもとでも該
プラズマが維持される。そのためこのタイプのイオン源
装置では初期放電を如何に円滑に発生させるかに工夫が
なされてきた。
室内に直接イオン源ガスを導入した場合、イオン引出し
電極系におけるイオン引出し孔による開口率は比較的低
いからイオン生成室から外部へのガス流出がそれだけ抑
制され、室内のガス圧を比較的高く維持できる。従って
該室内ガス圧を比較的高く保って放電開始させることが
できる。小型イオン源装置の場合にはこのようにして放
電開始させることが行われている。
ばイオンビーム径が600mmを超えるような大型イオ
ン源装置の場合には、イオン生成室内に直接イオン源ガ
スを導入すると、イオン引出し電極系におけるイオン引
出し孔による開口率は比較的高いからイオン生成室から
外部へガスが流出しやすく、室内のガス圧を高く維持し
難い。
放電時に直流放電を行う初期放電装置を用いることが提
案されている。図7はかかる直流放電を行う初期放電装
置10を備えたイオン源装置例9を示している。このイ
オン源装置9は例えばプラズマCVDとイオン照射とを
併用して基板上に薄膜を形成する成膜装置における成膜
室100に連設される。
成室、92はイオン引出し電極系である。イオン生成室
91はシリンダ形状部分911の上端開口に絶縁部材9
12を介して蓋体を兼ねるRF電極913を設け、これ
にマッチングボックス914を介して高周波電源915
から高周波電力を印加できるようにしたものである。シ
リンダ形状部分911の下端開口にイオン引出し電極系
92が設けられている。
引出し孔を形成した加速電極921、減速電極922及
び接地電極923がこの順序でイオン生成室側から配置
されたものである。加速電極921には加速電源921
Wから、減速電極922には減速電源922Wからそれ
ぞれ加速電圧、減速電圧を印加できる。
リンダ形状部分911に付設されている。初期放電装置
10は放電室101を備えており、該放電室101は、
一方で絶縁性部材102を介してイオン生成室のシリン
ダ形状部分911連設され、且つ、その開口911aを
介してイオン生成室91内に連通しており、他方で絶縁
性部材103を介して蓋体を兼ねる電極101aで閉じ
られている。蓋体101aと放電室本体101b間に放
電用電源104から直流電圧を印加でき、放電室本体1
01bとイオン生成室91のシリンダ形状部分911間
に電源105から電子放出のための直流バイアスを印加
できる。
例えばアルゴンガスのような放電開始用ガスg1を導入
し、イオン生成室91には成膜室100を介して(又は
イオン生成室に直接)イオン源ガスg2(成膜用ガスを
兼ねるものでもよい)を導入し、放電室101において
放電用電源104にて直流放電を起こさせて放電用ガス
をプラズマ化し、発生した電子を電源105からのバイ
アス電圧印加によりイオン生成室91内へ放出させる。
また、高周波電源915からイオン生成室内のイオン源
ガスに高周波電力を印加する。
スのガス圧が低く、従って高周波電力の印加だけでは放
電及び該ガスのプラズマが発生し難いときでも、初期放
電装置10から電子が放出されることによりイオン源ガ
スg2のプラズマが容易に生成される。一旦プラズマが
生じると、初期放電装置10は停止され、高周波電力の
印加が続けられ、プラズマが維持される。かくしてイオ
ン生成室91内に発生したイオンは引出し電極系92の
作用で成膜室100へ引き出され、成膜に供される。
生成室91内に初期放電用の直流高電圧を印加する電極
を配置することも提案されている。さらに、イオン生成
室91に通じる排気装置における排気流量を調整して、
初期にはイオン生成室91内のガス圧を高くすることも
提案されている。
オン源装置で直流放電による初期放電を行わせる場合に
おいて、放電用ガスとしてアルゴンガス等の不活性ガス
を用いることができる場合はよいが、放電用ガスとして
電極材料と反応して絶縁物を形成するガスや絶縁物が堆
積するガス(例えばシランガス、ジボランガス、ホスフ
ィンガス等)を用いなければならない、或いはそのよう
なガスを用いることが推奨される等の理由でそのような
ガスを用いるときには、絶縁物の反応生成や堆積により
放電に必要な直流電圧が経時変化し、短い時間で放電不
能に陥ることがある。
電装置を採用すると、該装置へのガス供給手段を必要と
して、それだけ装置が大型化、複雑化、高コスト化す
る。また、イオン生成室内に初期放電用の直流高電圧を
印加する電極を配置するような場合には、低いガス圧で
放電させようとするときには、直流放電を行うその箇所
に放電用ガスを導入して放電箇所におけるガス圧をすこ
しでも高く維持しなければならないところ、イオン生成
室には高圧の高周波電力が印加されるから、該放電用ガ
ス導入のためのガス系統に接地電位との絶縁を施さなけ
ればならず、それだけイオン源装置全体の大型化、複雑
化、コスト高を招くことになる。
る排気流量を調整して、初期にはイオン生成室内のガス
圧を高くする手法によると、一旦ガス圧を上げたのち、
プラズマ発生後に、ガス圧を正規の低ガス圧に戻さなけ
ればならず、その操作は手間を要し、面倒であるととも
に、特に、イオン源装置を用いる真空処理装置、特に何
物かを量産するための真空処理装置においては生産性が
低下する。
電によりプラズマ化するイオン生成室及び該プラズマよ
りイオンを引き出すイオン引出し電極系を備えたイオン
源装置であって、イオン生成室に導入されるイオン源ガ
スのガス圧が低い場合でも容易に高周波放電よるイオン
源ガスプラズマ化を開始させることができ、それでいて
格別の大型化、複雑化、高コスト化を招くことなく、ま
た、イオン源ガスが絶縁物を反応生成したり、絶縁物の
堆積を招くガスである場合でも長期にわたり安定して作
動するイオン源装置を提供することを課題とする。
処理装置であって、生産性の高い、その割りには低コス
トの真空処理装置を提供することを課題とする。
するため、イオン源ガスを高周波放電によりプラズマ化
するイオン生成室及び該プラズマよりイオンを引き出す
イオン引出し電極系を備えたイオン源装置であり、前記
イオン生成室に初期放電装置が付設されており、該初期
放電装置は永久磁石により形成される磁場内にマイクロ
波を導入して放電させる放電空間を有しており、該放電
空間が前記イオン生成室内に連通していること特徴とす
るイオン源装置、並びにかかるイオン源装置を備えた真
空処理装置を提供する。
オン生成室内にイオン源ガスが導入される。導入された
ガスの一部は初期放電装置における放電空間にも入り込
む。この状態で、前記永久磁石により形成される磁場内
にマイクロ波を導入すると、マイクロ波と磁場の作用
で、その放電空間内に入り込んでいるイオン源ガスが、
たとえガス圧が低くても容易にプラズマ化し始める。こ
のようにして発生した荷電粒子がイオン生成室内へ放出
される。
ラズマ化のためにイオン生成室に対する高周波電極に初
期放電装置における放電開始に先立って、又は該放電開
始とともに、又は該放電開始後に高周波電力が印加され
る。かくして初期放電装置からイオン生成室へ放出され
る荷電粒子により、イオン生成室内においても高周波電
力印加のもとにイオン源ガスが、そのガス圧が低くて
も、容易にプラズマ化し始める。
旦プラズマ化されると、その後は初期放電装置を停止し
ても高周波電力の印加だけでプラズマを維持することが
できる。そして該プラズマからイオン引出し電極系によ
りイオンを引き出すことができる。イオン生成室におい
て印加する高周波の周波数としては、既存の高周波電源
を利用でき、また、使い易い範囲として、13.56M
Hz以上500MHz以下程度を例示できる。
てはマイクロ波電界と磁場によりイオン源ガスをプラズ
マ化させるので、イオン源ガス種によらず、換言すれば
絶縁性物質が反応生成したり、堆積するようなイオン源
ガス種である場合でも、長期にわたり初期放電装置を正
常に安定作動させることができる。また初期放電装置へ
直接ガスを導入する必要がないので、格別の大型化、複
雑化、高コスト化を招くことがなく、むしろ低コスト化
が可能である。
イオン生成室に導入されるイオン源ガスのガス圧が低い
場合でも容易に高周波放電よるイオン源ガスプラズマ化
を開始させることができ、それでいて格別の大型化、複
雑化、高コスト化を招くことなく、また、イオン源ガス
が絶縁物を反応生成したり、絶縁物の堆積を招くガスで
ある場合でも長期にわたり安定して作動する。
に係る真空処理装置、例えばイオン注入装置、イオンド
ーピング装置、成膜装置等は、そのイオン源装置が、絶
縁性物質が反応生成したり、堆積するようなイオン源ガ
ス種を用いる場合でも長期にわたり正常に安定作動する
ことや、プラズマ生成開始時とその後においてイオン源
ガス圧を調整する必要が無い等により、真空処理による
物品の生産性が高く、また、前記のようにイオン源装置
の格別の大型化、複雑化、高コスト化を招くことがな
く、むしろ低コスト化が可能である。
えた真空処理装置は、生産性が高く、その割りには低コ
ストに済む。本発明に係るイオン源装置においては、前
記マイクロ波導入のためのマイクロ波伝達経路は整合回
路を含んでいてもよいが、含んでいなくても支障はな
い。整合回路を含ませないことで、それだけ構造を簡素
化できるとともに低コストに提供できる。
来のイオン源装置において採用されているカスプ磁場を
採用してもよい。すなわち、前記イオン生成室が該室に
カスプ磁場を形成するカスプ磁場形成装置を備えていて
もよい。この場合には、前記初期放電装置は、前記永久
磁石により磁場が形成されるとともに該磁場内にマイク
ロ波が導入される前記放電空間が前記カスプ磁場形成装
置における同磁極の間で前記イオン生成室内に連通する
ように設けるとよい。こうすることで初期放電装置の放
電空間からイオン生成室内に放出される荷電粒子がカス
プ磁場にトラップされてしまうことを抑制できる。
生成室周側壁に沿って配置される複数の磁石で形成され
る。その場合、該複数の磁石によりイオン生成室内の方
へ向けて配置される磁極列は、N極、S極が交互に配置
されたものでも、同磁極が順次配置されたものでもよ
い。N極、S極が交互に配置される場合には、例えば一
つの磁石に代えて初期放電装置を設けることで、該装置
の放電空間をカスプ磁場形成装置における同磁極の間で
イオン生成室内に連通させることができる。イオン生成
室内の方へ向けて同磁極が配列されるときには、初期放
電装置を隣り合う同磁極の間に配置したり、例えば一つ
の磁石に代えて初期放電装置を設ける等すればよい。
より形成される磁場は、複数の永久磁石を順次隣り合わ
せて、且つ、各隣り合う永久磁石において同磁極同士が
ギャップを介して対向するように配置されることで形成
される磁場であることが好ましい。かかる磁極配置によ
り放電空間内に磁力線を存在させることができ、且つ、
磁場強度を大きくでき、これらにより該放電空間におい
てイオン源ガスを効率よく解離させ、生成される荷電粒
子を効率良くイオン生成室へ供給できる。
させてもよい。かかる永久磁石の磁極配置を採用する場
合、初期放電装置におけるマイクロ波導入のためのマイ
クロ波伝達経路としてマイクロ波伝達同軸線路を用い、
前記複数の永久磁石を中空体内に収納するとともに該中
空体の少なくとも一部を該マイクロ波伝達同軸線路の内
導体に導通させて、該永久磁石により形成される磁場内
にマイクロ波を導入するようにしてもよい。これによ
り、放電空間において一層効率良くイオン源ガスを解離
でき、生成される荷電粒子を一層効率良くイオン生成室
へ供給できる。
して、筒体乃至管体を挙げることができる。前記初期放
電装置における、前記永久磁石により磁場が形成される
とともに該磁場内にマイクロ波が導入される前記放電空
間が、該放電空間からイオン生成室内への荷電粒子の移
動を許す透孔を有し、該イオン生成室内へのマイクロ波
の漏洩を抑制する導電性シールド部材を介してイオン生
成室内に臨んでいてもよい。
ばマイクロ波の導入にマイクロ波伝達同軸線路が用いら
れるときには、該マイクロ波伝達同軸線路の外導体と同
電位に設定することができる。或いは、イオン生成室側
に設けてイオン生成室と同電位に設定してもよい。かか
る導電性シールド部材により初期放電装置からイオン生
成室へのマイクロ波の漏洩、ひいてはイオン生成室から
外部へのマイクロ波の漏洩を抑制できる。また、イオン
生成室に印加される高周波と初期放電装置との好ましく
ない相互干渉も抑制できる。
制限はなく、網状又は多孔状又は格子状、導電線を複数
本張設したもの等のいずれの形態のものでもよい。初期
放電装置における放電空間からイオン生成室への荷電粒
子の供給を一層円滑化するために、初期放電装置を電気
絶縁性部材を介してイオン生成室に取り付け、該初期放
電装置における前記永久磁石により磁場が形成されると
ともに該磁場内にマイクロ波が導入される前記放電空間
からイオン生成室内へ所定の荷電粒子の移動を促す直流
バイアス印加装置を設けてもよい。
してイオン生成室に取り付けてフローティング電位に設
定するとともに、イオン生成室を該初期放電装置におけ
る放電開始までは接地電位に設定し、該初期放電装置に
おける放電開始後に正電位に設定する電位設定装置を設
けてもよい。
の形態について説明する。図1は本発明に係るイオン源
装置の1例を備えた真空処理装置例を示している。図1
に示す真空処理装置はプラズマCVDとイオン照射を併
用する成膜装置である。
す従来型のイオン源装置において初期放電装置10に代
えて初期放電装置Aを設けたものである。その他の点
は、後ほど説明する部分を除いて図7に示すイオン源装
置と概ね同構造である。図1中、図7に示すイオン源装
置における部分と実質上同じ部分には図7と同じ参照符
号を付してある。
オン引出し電極系92を備えている。イオン生成室91
はシリンダ形状部分911の上端開口に絶縁部材912
を介して蓋体を兼ねるRF電極913を設け、これにマ
ッチングボックス914を介して高周波電源915から
高周波電力を印加できるようにしたものである。また電
極913は高周波シールド部材916で覆われ、該シー
ルド部材916はシリンダ形状部分911に導通してい
るとともにコイル917を介して電極913に接続され
ている。
分911の下端開口に設けられており、それぞれイオン
引出し孔を形成した加速電極921、減速電極922及
び接地電極923からなっている。加速電極921には
シリンダ形状部分911を介して加速電源921Wか
ら、減速電極922には減速電源922Wからそれぞれ
加速電圧(正電圧)、減速電圧(負電圧)を印加でき
る。
ド部材916及び加速電極921は同電位に固定され、
シールド部材916と電極913とはコイル917によ
る接続にて直流的に同電位に固定される。初期放電装置
Aは図4にも示すように、マイクロ波電源1、マイクロ
波伝達経路である同軸線路(同軸ケーブル)2、直流成
分遮断器3及び放電ヘッド4、さらに直流成分遮断器3
及び放電ヘッド4間のコネクタ5を備えている。
り、他方で同軸ケーブル2及びコネクタ5を介して放電
ヘッド4へマイクロ波を供給する。同軸ケーブル2はこ
こではそれ自体既に知られているマイクロ波伝達手段で
あり、内導体21とこれを囲繞する(外嵌する)外導体
22を含んでいる。直流成分遮断器3はマイクロ波の伝
達を許すが、直流成分の流通を阻止する。遮断器3を用
いることで、例えば後述するように放電用ヘッド4に電
源PW1から直流バイアスを印加するような場合でも、
マイクロ波電源1を接地電位として装置構成を簡単にで
きる。
もよいが、実験の結果、整合回路を設けなくても安定し
たマイクロ波放電が可能であり、従って構造の簡素化、
簡略化のために設けていない。コネクタ5は直流成分遮
断器3と放電ヘッド4とを互いに接続するが、これとと
もにイオン生成室91のシリンダ形状部分911に取り
付けられ、シリンダ形状部分911のヘッド挿入用短筒
部911bを気密に閉じる。
を介して同軸ケーブル2の内導体21、外導体22にそ
れぞれ接続される内導体51、外導体52及びそれら両
導体部分の間に充填された絶縁性を有する気密シール5
3並びに外導体52に一体的に設けられた取付け用フラ
ンジFを備えている。イオン生成室91はシリンダ形状
部分911にイオン生成室内に開口する放電ヘッド挿入
用の短筒部911bを有しており、コネクタ5はフラン
ジFのボルト孔bを用いて該ヘッド挿入用の短筒部91
1bの外端に螺子固定される。ここでは、フランジFは
絶縁性部材6を介して螺子固定される。
ネクタ5の内導体51に接続される導電性筒体41、コ
ネクタ5の外導体52に接続される外導体46、それら
筒体41の根元の部分と外導体46との間に充填された
誘電体48を有している。筒体41にはコネクタ側から
筒先端側へ非磁性誘電体42、永久磁石43及び永久磁
石44が順次装填されている。各永久磁石43、44は
それには限定されないが、ここではサマリウム−コバル
ト系(Sm−Co系)の磁石である。磁石43と44は
狭いギャップをおいて同磁極(ここではN極)同士が互
いに対向するように隔てられている。ここでは該ギャッ
プに非磁性材料からなる非磁性体45を装填、介在させ
てある。
内蔵している部分の周囲に放電空間(放電領域)49が
形成されており、この放電空間49をシールド部材47
が覆っている。放電空間49には磁力線50が形成さ
れ、磁場が形成されている。シールド部材47は導電性
材料からなり、外導体46に接続され、支持されてい
る。シールド部材47は放電空間49からイオン生成室
91内への電子の移動を許す多数の透孔を備えている。
アス印加電源PW1が設けられている。この電源PW1
によりフランジF、外導体46を介してシールド部材4
7に負バイアスを印加できる。なおこのようなバイアス
を印加しないときは、絶縁性部材6はなくてもよい。図
1及び図2に示すように、イオン生成室91のシリンダ
形状部911の外壁面に沿って複数の磁石Mg1が配列
されており、これによりイオン生成室91内にカスプ磁
場を形成するカスプ磁場形成装置MG1が形成されてい
る。ここでは複数の磁石Mg1によりイオン生成室91
内の方へ向けて配置される磁極列はN極、S極が交互に
配置されたものである。
てその放電空間49は、該空間からイオン生成室91内
へ供給される荷電粒子がカスプ磁場に捕らえられること
を抑制するため、隣り合う同極の磁極(ここでは隣り合
う磁極S)の間でイオン生成室91内へ連通している。
なおカスプ磁場形成装置は図3に示す装置MG2でもよ
い。装置MG2では、複数の磁石Mg2がイオン生成室
91内の方へ向けて同極の磁極(ここではN極)が配列
されるように設けられている。装置MG2を採用する場
合でも、放電ヘッド4、したがってその放電空間49は
隣り合う同極の磁極(ここでは隣り合う磁極N)の間で
イオン生成室91内へ連通させるとよい。
は成膜室100の上端に連設されている。成膜室100
には被成膜基板Sを支持する、接地された基板ホルダ1
01が設置されている。また該ホルダ上の基板Sの周縁
部に臨む位置に筒状又はリング状の高周波電極102が
設けられている。電極102にはマッチングボックス1
03を介して高周波電源104から高周波電力を印加で
きる。さらに成膜室100には排気装置105及びガス
導入部106が付設されている。以上説明した成膜装置
では、予め基板ホルダ101に被成膜基板Sが設置さ
れ、その後排気装置105の運転により成膜室100、
イオン源装置90におけるイオン生成室91及び初期放
電装置Aにおける放電空間49から排気され、減圧され
る。また、それら空間を所定の低圧に維持しつつ成膜室
100へガス導入部106から所定のガスg3が導入さ
れる。
の一部がイオン源装置90のイオン生成室91内へも進
入し、さらに初期放電装置Aの放電空間49へも進入す
る。なおイオン源ガスを直接イオン生成室内へ供給して
もよい。イオン生成室91へは導入することなく、成膜
室100にのみ導入して、成膜室100におけるプラズ
マ化と、成膜室100からイオン源装置90へも一部進
入させて所定のイオンを得ることができる成膜用のガス
g3としては、例えばシラン、ジシラン、ジボラン等の
ガスを例示できる。しかしこれらガスに限定されるもの
ではない。
波電源1から同軸ケーブル2、直流成分遮断器3、コネ
クタ5を介して放電ヘッド4へマイクロ波電力を供給す
ると磁場形成領域にマイクロ波電力が供給される。すな
わち、同磁極同士が対向するように狭いギャップを介し
て対向している永久磁石43、44により内導体に相当
する筒体41に垂直乃至略垂直な方向に磁場が強度大に
形成されている領域へマイクロ波電力が供給される。こ
のとき放電ヘッド4における筒体41と外導体46との
間の誘電体48はマイクロ波伝達のための誘電体として
作用する他、この部分で余分なガス解離を生じさせな
い。
磁場を供給する場合に比べて、該放電空間49内のガス
が低ガス圧下でも、例えばガス圧が3×10-2Pa程度
でも容易に、効率良くプラズマ化し、発生する荷電粒子
(ここでは電子)は、該空間内にトラップされることが
抑制される状態で、効率よくイオン生成室91内へ供給
される。
ールド部材47の透孔からイオン生成室91内へプラズ
マが拡散することで放出されるので、荷電粒子供給のた
めのバイアス印加は必ずしも要しないが、ここでは直流
バイアス電源PW1によるシールド部材47への負の直
流バイアスの印加により、荷電粒子(ここでは電子)が
一層円滑にイオン生成室内へ供給される。
ロ波の周波数と永久磁石43、44により形成される磁
場強度を選択設定することでECR放電でも、より強い
磁場を必要とするECR−off−resonance
放電でも可能である。一方、イオン生成室91内のガス
には初期放電装置Aにおける放電開始に先立って、又は
該放電開始とともに、又は該放電開始後に電源914か
ら高周波電力が印加され始める。
91へ放出される荷電粒子の存在により、イオン生成室
91内においてそこでの高周波電力印加のもとにガス
が、そのガス圧が低くても、容易にプラズマ化し始め
る。イオン生成室91において電源914から印加する
高周波の周波数としては、ここでは、既存の高周波電源
を利用でき、また、使い易い範囲として、13.56M
Hz以上500MHz以下とする。
ラズマ化されると、その後は初期放電装置を停止しても
高周波電源914による電極913への高周波電力印加
だけでイオン生成室91内にプラズマを維持することが
できる。そして該プラズマからイオン引出し電極系92
により成膜室100へイオンを引き出すことができる。
g3が高周波電源104から電極102への高周波電力
印加によりプラズマ化され、基板SへのプラズマCVD
による膜形成に供される。かくして基板S上にプラズマ
CVDとイオン照射の併用によって膜が形成される。
イオン源装置90から照射するイオンを水素系イオン、
シラン系イオンとして、基板Sにシリコン膜を形成でき
る。以上説明した初期放電装置Aにおいてはマイクロ波
放電と磁場によりガスを解離させるので、ガス種によら
ず、換言すれば絶縁性物質が反応生成したり、堆積する
ようなガス種である場合でも、長期にわたり初期放電装
置Aを正常に安定作動させることができ、これを利用し
た真空処理装置の生産性が向上する。
る必要がないので、イオン源装置90、ひいてはそれを
備えた真空処理装置の格別の大型化、複雑化、高コスト
化を招くことがなく、むしろ低コスト化が可能である。
以上説明した初期放電装置Aでは、その放電ヘッド4に
おける永久磁石の配置を図4に示すとおりにしたが、内
導体に相当する筒体内での永久磁石の配置は図4に示す
ものに限定されない。図6に示すように配置してもよ
い。すなわち図6に示す放電ヘッド4’では、内導体に
相当する筒体41’内の永久磁石43’、44’は該筒
体の中心軸線と平行に配置され、且つ、両磁石43’、
44’は狭いギャップをおいて同磁極(ここではN極)
同士が互いに対向するように配置されている。該ギャッ
プには非磁性材料からなる非磁性体45’を介在させて
もよい。図6において50’は磁力線である。このよう
にしても永久磁石43、44の場合と同様の利点が得ら
れる。
ているシールド部材47は必ずしも要しないが、放電空
間49をシールド部材47で覆っておくことで、マイク
ロ波がイオン生成室91へ漏洩し、さらに該室を構成し
ている絶縁性部材912等を介して外部へ漏洩すること
を抑制できる。さらに、高周波電源914による印加高
周波と初期放電装置Aとの好ましくない相互干渉を抑制
することもできる。
り付けなくてもよく、例えば図5に示すように、イオン
生成室91に直接取り付けてもよい。図5はシリンダ形
状部911にシールド部材900を直接取り付けた例を
示している。また、初期放電装置Aでは、放電ヘッド4
に電源PW1から直流バイアス電圧を印加するようにし
ているが、装置Aとイオン生成室91との間に介在する
絶縁性部材6はそのままにして、装置Aをフローティン
グ電位とし、イオン生成室91(ここではシリンダ形状
部分911)に正電位を印加しても荷電粒子のイオン生
成室内への供給を円滑化できる。これを望むときは、そ
のための電源装置を設けるとよい。なお、イオン生成室
91(ここではシリンダ形状部分911)を初期放電装
置Aにおける放電開始までは接地電位に設定し、初期放
電装置Aにおける放電開始後に正電位に設定する電源装
置(電位設定装置)を設けてもよい。かかる電源装置乃
至電位設定装置として、シリンダ形状部分911を正電
位又は接地電位に切り換えることができるものや、一方
で接地され、他方でシリンダ形状部911に接続された
電源装置であって、シリンダ形状部911への印加出力
を出力0と所定の正電位とで切り換えできるもの等を例
示できる。
確認する実験を行ったのでこれについて説明する。あわ
せて比較実験例についても説明する。 〔実験例1〕図1に示すイオン源装置90においてバイ
アス電源PW1及び絶縁部材6を採用しないイオン源装
置を用いて実験した。 ・イオン源装置のイオン引出し電極系92 イオン引出し口の口径 : 直径700mm 開口率 : 40% ・イオン生成室91での高周波電力: 500W、 13.56MHz ・装置Aのマイクロ波電力 : 2.45GHz 30W、70W、100 Wの3 種類につき実験した (マイクロ波伝送経路には整合回路を用いていない。) ・使用ガス :次のガスそれぞれについて実験した。
ての条件における実験において、装置Aでプラズマ生成
が可能であった。イオン生成室91でのプラズマ生成に
ついては、ガス圧が1×10-2〔Pa〕ではすべてのガ
ス種についてプラズマ生成がみられなかった。ガス圧が
3×10-2〔Pa〕以上の条件では、100%H2 以外
のガス種でプラズマ生成が可能であった。 〔比較実験例1〕図1のイオン源装置90において初期
放電装置Aを取り外したイオン源装置を用いた。
た。全てのガス圧条件における実験で、イオン生成室9
1でのプラズマ生成を行えなかった。 〔実験例2〕実験例1においてイオン生成室91での高周
波電力の周波数を次のように変化させ、それ以外は実験
例1と同条件でそれぞれについて実験した。
た。 〔比較実験例2〕実験例1で用いたイオン源装置におい
て装置Aの放電ヘッド4をカスプ磁場を形成している磁
極列のうち、隣り合う異極の間(N極とS極の間)、す
なわちカスプ磁場のいわゆる腹の部分に配置したイオン
源装置を用い、その他は実験例1と同じ条件で実験し
た。
a〕を除いては、他のすべての条件における実験におい
てプラズマ生成が可能であった。しかし、イオン生成室
91における高周波プラズマ生成については、すべての
ガス圧でプラズマ生成が不可能であった。これは、カス
プ磁場の影響により荷電粒子の放出が十分に行われなか
ったためと考えられる。 [実験例3]図1に示すイオン源装置90を用い、放電
ヘッド4にバイアス電源PW1から−50〔V〕を印加
し、その他は実験例1と同様の条件で実験した。実験例
1に対して実験例4では100%H2 、3×10-2〔P
a〕の条件においても、イオン生成室91でのプラズマ
生成が確認され、バイアスの有効性が確認された。
においてバイアス電源PW1及び絶縁部材6を採用しな
いイオン源装置を用い、シリンダ形状部分911に2k
Vの正電圧を印加し、その他は実験例1と同様の条件で
実験した。実験例1ではイオン生成室でのプラズマ生成
が不可能であった100%H2 、3×10-2〔Pa〕に
おいてもプラズマ生成が可能であった。 〔実験例5〕図1に示すイオン源装置90において初期
放電装置Aにおいてバイアス電源PW1及び絶縁部材6
を採用しないイオン源装置を用い、初期放電装置Aを連
続運転する加速試験を次の条件で行った。 ・イオン源装置のイオン引出し電極系92 イオン引出し口の口径 : 直径700mm 開口率 : 40% ・イオン生成室91での高周波電力: 500W、 13.56MHz ・装置Aのマイクロ波電力 : 2.45GHz 30W、70W、100 Wの3 種類につき実験した (マイクロ波伝送経路には整合回路を用いていない。) ・使用ガス : 100%SiH4 ガスは成膜室100を介して導入。 ・イオン生成室内ガス圧: 5×10-1〔Pa〕 連続運転を5時間行ったが、いずれの条件での実験でも
装置A、イオン生成室91の双方において安定したプラ
ズマ生成がみられた。 〔比較実験例3〕図7に示すイオン源装置を用いて実験
した。条件は次のとおり。 ・イオン源装置のイオン引出し電極系92 イオン引出し口の口径 : 直径700mm 開口率 : 40% ・イオン生成室91での高周波電力: 500W、 13.56MHz ・装置10の直流放電電圧 : −4kVから開始し−8kVまで ・使用ガス : 100%SiH4 ガスは成膜室100を介して導入。 ・イオン生成室内ガス圧 : 5×10-1〔Pa〕 初期放電装置10での放電維持のために時間の経過とと
もに放電電圧を大きくしていく必要があり、連続運転時
間3分後において直流放電電圧−8kVを印加しても放
電維持が不可能になった。
イオン源ガスを高周波放電によりプラズマ化するイオン
生成室及び該プラズマよりイオンを引き出すイオン引出
し電極系を備えたイオン源装置であって、イオン生成室
に導入されるイオン源ガスのガス圧が低い場合でも容易
に高周波放電よるイオン源ガスプラズマ化を開始させる
ことができ、それでいて格別の大型化、複雑化、高コス
ト化を招くことなく、また、イオン源ガスが絶縁物を反
応生成したり、絶縁物の堆積を招くガスである場合でも
長期にわたり安定して作動するイオン源装置を提供する
ことができる。
た真空処理装置であって、生産性の高い、その割りには
低コストの真空処理装置を提供することができる。
装置の概略構成図である。
置例を示す図である。
置の他の例を示す図である。
る。
部材の他の設置例を示す図である。
の例を示す図である。
構成を示す図である。
ル) 21 内導体 22 外導体 3 直流成分遮断器 4、4’ 放電ヘッド 41、41’ 内導体相当の導電性筒体 42 誘電体 43、44、43’、44’ 永久磁石 45、45’非磁性体 46 外導体 47、900 シールド部材 48 誘電体 49 放電空間(放電領域) 50、50’ 磁力線 5 コネクタ 51 内導体 52 外導体 53 気密シール F フランジ b ボルト孔 PW1 直流バイアス電源 MG1、MG2 カスプ磁場形成装置 Mg1、Mg2 磁石 100 成膜室 101 基板ホルダ 102 高周波電極 103 マッチングボックス 104 高周波電源 105 排気装置 106 ガス導入部 S 被成膜基板 g3 ガス 9 従来のイオン源装置 10 従来の初期放電装置 g1 成膜用ガス(イオン源ガス) g2 放電用ガス
Claims (9)
- 【請求項1】イオン源ガスを高周波放電によりプラズマ
化するイオン生成室及び該プラズマよりイオンを引き出
すイオン引出し電極系を備えたイオン源装置であり、前
記イオン生成室に初期放電装置が付設されており、該初
期放電装置は永久磁石により形成される磁場内にマイク
ロ波を導入して放電させる放電空間を有しており、該放
電空間が前記イオン生成室内に連通していること特徴と
するイオン源装置。 - 【請求項2】前記初期放電装置におけるマイクロ波導入
のためのマイクロ波伝達経路は整合回路を含んでいない
請求項1記載のイオン源装置。 - 【請求項3】前記イオン生成室は該室にカスプ磁場を形
成するカスプ磁場形成装置を備えており、前記初期放電
装置は、前記永久磁石により磁場が形成されるとともに
該磁場内にマイクロ波が導入される前記放電空間が前記
カスプ磁場形成装置における同磁極の間で前記イオン生
成室内に連通するように設けられている請求項1又は2
記載のイオン源装置。 - 【請求項4】前記初期放電装置における前記永久磁石に
より形成される磁場は、複数の永久磁石を順次隣り合わ
せて、且つ、各隣り合う磁石において同磁極同士がギャ
ップを介して対向するように配置されることで形成され
る磁場である請求項1、2又は3記載のイオン源装置。 - 【請求項5】前記初期放電装置におけるマイクロ波導入
のためのマイクロ波伝達経路としてマイクロ波伝達同軸
線路を用い、前記複数の永久磁石を中空体内に収納する
とともに該中空体の少なくとも一部を該マイクロ波伝達
同軸線路の内導体に導通させて、該永久磁石により形成
される磁場内にマイクロ波を導入するようにした請求項
4記載のイオン源装置。 - 【請求項6】前記初期放電装置における、前記永久磁石
により磁場が形成されるとともに該磁場内にマイクロ波
が導入される前記放電空間が、該放電空間からイオン生
成室内への荷電粒子の移動を許す透孔を有するとともに
該イオン生成室内へのマイクロ波漏洩を抑制する導電性
シールド部材を介してイオン生成室内に臨んでいる請求
項1から5のいずれかに記載のイオン源装置。 - 【請求項7】前記初期放電装置が電気絶縁性部材を介し
て前記イオン生成室に取り付けられており、該初期放電
装置における前記永久磁石により磁場が形成されるとと
もに該磁場内にマイクロ波が導入される前記放電空間か
ら前記イオン生成室内へ所定の荷電粒子の供給を促す直
流バイアス印加装置が設けられている請求項1から6の
いずれかに記載のイオン源装置。 - 【請求項8】前記初期放電装置が電気絶縁性部材を介し
て前記イオン生成室に取り付けられてフローティング電
位に設定されているとともに、前記イオン生成室を該初
期放電装置における放電開始までは接地電位に設定し、
該初期放電装置における放電開始後に正電位に設定する
電位設定装置が設けられている請求項1から6のいずれ
かに記載のイオン源装置。 - 【請求項9】請求項1から8のいずれかに記載されたイ
オン源装置を備えた真空処理装置。
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JP25035999A JP3433703B2 (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | イオン源装置及び真空処理装置 |
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WO2014100962A1 (zh) * | 2012-12-24 | 2014-07-03 | 中国科学院微电子研究所 | 等离子体放电装置 |
JP2017022392A (ja) * | 2011-04-11 | 2017-01-26 | ラム リサーチ コーポレーションLam Research Corporation | 半導体処理のための電子ビーム強化式分離型プラズマ源 |
JP2019173066A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | キヤノントッキ株式会社 | 基板処理装置及びその制御方法、成膜装置、電子部品の製造方法 |
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