JP2001076421A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2001076421A
JP2001076421A JP25337199A JP25337199A JP2001076421A JP 2001076421 A JP2001076421 A JP 2001076421A JP 25337199 A JP25337199 A JP 25337199A JP 25337199 A JP25337199 A JP 25337199A JP 2001076421 A JP2001076421 A JP 2001076421A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録動作や再生動作に影響を与えることなく
ディスクの初期化を終了する。 【解決手段】 ディスク1がローディングされると、シ
ステムコントローラ3が、記録或いは再生を行っていな
い空き時間を利用して初期化を行うように信号処理回路
8を制御する。また、この初期化中に記録或いは再生が
指定された場合、初期化を中断して記録或いは再生を行
い、該記録或いは再生終了後に、残りの初期化を実行す
る。或いは、記録が指定された場合、第1のトラックバ
ッファ10に、記録するデータを書き込み制御し、この
バッファ10にデータを書き込み制御している間に初期
化を実行する。バッファ10の空き領域が少なくなった
ら初期化を中断し、バッファ10に書き込まれたデータ
を読み出してディスク1に記録し、バッファ10の空き
領域が多くなったらバッファ10にデータを書き込みな
がら、残りの初期化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばDVD記録
再生装置(DVD:デジタルビデオディスク或いはデジ
タルバーサタイルディスク)やHDD装置(HDD:ハ
ードディスクドライブ)等に設けて好適な記録装置に関
し、特に装着された記録媒体がフォーマティング処理さ
れていない場合に、非動作時を利用してフォーマティン
グ処理を実行することにより、データを実際に記録する
までに要する時間の短縮化等を図った記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、MPEG技術を用いて画像データ
や音声データ等の所定のデータに圧縮伸長処理を施して
例えばDVD(デジタルビデオディスク或いはデジタル
バーサタイルディスク)に記録再生を行うDVD記録再
生装置が知られている。このDVD記録再生装置には、
例えば高画質記録モード、中間画質記録モード及び普通
画質記録モードが設けられており、この各記録モードを
選択してデータの記録が可能となっている。
【0003】具体的には、所定ビットのメモリ(以下ト
ラックバッファ(TB)という。)が設けられており、
このトラックバッファを介してデータの記録再生を行う
ことで、転送レートの異なるデータの転送レートの差を
吸収して各記録モードでの記録等を実現するようになっ
ている。このトラックバッファとしては、例えば4Mビ
ットのDRAMが設けられており、可変転送レートで8
Mbpsの転送速度のデータを0.5秒程度記憶するこ
とができるようになっている。ただ、今日においては、
この4Mビットのトラックバッファが使用されることは
少なく、この容量以上の、例えば16Mビット或いは6
4Mビットのトラックバッファを使用するのが一般的と
なっている。16Mビットのトラックバッファは、可変
転送レートで8Mbpsの転送速度のデータを2秒程度
記憶することができ、64Mビットのトラックバッファ
は、可変転送レートで8Mbpsの転送速度のデータを
8秒程度記憶することができるようになっている。
【0004】そして、このトラックバッファを介してデ
ータの記録を行うことで、高画質記録モードでは、例え
ば8Mbpsの転送レートのデータが2時間分、中間画
質記録モードでは、例えば4Mbpsの転送レートのデ
ータが4時間分、また、普通画質記録モードでは、2M
bpsの転送レートのデータが8時間分、それぞれ記録
可能となっている。
【0005】なお、特開平10−92158号の特許公
開公報には、この間欠的に再生する信号の連続性を維持
するために、装置として必要なシーク時間とトラックバ
ッファの容量との関係が開示されている。
【0006】ここで、DVD−RAM、或いはDVD−
RW等の記録可能なDVD(ディスク)に対して記録を
行うには、該ディスクの使用を開始する前に(データの
記録を開始する前に)、該ディスクを初期化(フォーマ
ティング)する必要がある。
【発明が解決しようとする課題】しかし、このディスク
の初期化には多くの時間を要する。このため、従来のD
VD記録再生装置は、ディスクの初期化が終了しない間
はデータの記録を開始することができず、例えば連続し
た画像をディスクに記録しようとした場合に、この初期
化のために記録のタイミングが遅れてしまうという問題
があった。
【0007】なお、ディスクの初期化が行われていない
場合であっても、記録指定がなされた場合は直ぐにデー
タの記録を開始し、ディスクの排出時に初期化を行うこ
とも考えられるが、前述のように初期化には時間を要す
るため、この場合、ディスクが排出されるまでに時間を
要し好ましいことではない。
【0008】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、記録媒体の初期化が、装置の記録動作や記録
媒体の排出動作に支障を来す不都合を防止することがで
きるような記録装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る記録装置は、上述の課題を解決するための手段とし
て、記録媒体に情報を記録する段階で該記録媒体の初期
化が必要な場合に、初期化情報を形成する初期化情報形
成手段と、少なくとも前記初期化情報形成手段で形成さ
れた初期化情報、及び前記記録媒体に記録する記録情報
をそれぞれ一時記憶する一時記憶手段と、前記一時記憶
手段に記憶された記録情報を読み出して前記記録媒体に
記録すると共に、該記録媒体に記録情報を記録している
とき以外の空き時間に前記一時記憶手段に記憶された初
期化情報を読み出し、これを前記記録媒体に記録するこ
とで該記録媒体の初期化を行う記録手段とを有する。
【0010】請求項2記載の本発明に係る記録装置は、
上述の課題を解決するために、前記記録手段が、前記初
期化情報の記録中に記録情報の記録が指定された場合、
該初期情報の記録を中断して記録情報の記録を行い、こ
の記録情報の記録終了後に、残りの初期化情報の記録を
行う。
【0011】請求項3記載の本発明に係る記録装置は、
上述の課題を解決するための手段として、記録媒体に情
報を記録する段階で該記録媒体の初期化が必要な場合
に、初期化情報を形成する初期化情報形成手段と、少な
くとも前記初期化情報形成手段で形成された初期化情
報、及び前記記録媒体に記録する記録情報をそれぞれ一
時記憶する一時記憶手段と、前記一時記憶手段に記憶さ
れた記録情報を読み出して前記記録媒体に記録すると共
に、一時記憶手段の空き領域が所定量以上となった場合
に、該一時記憶手段に記憶された初期化情報を読み出
し、これを前記記録媒体に記録することで該記録媒体の
初期化を行う記録手段とを有する。
【0012】請求項4記載の本発明に係る記録装置は、
上述の課題を解決するために、前記記録手段は、前記一
時記憶手段に記録情報が書き込まれることで、該一時記
憶手段の空き領域の容量が所定量以下となった場合初期
化情報の記録を中断し、一時記憶手段に書き込まれた記
録情報を読み出して記録媒体に記録し、この一時記憶手
段から記録情報を読み出すことで一時記憶手段の空き領
域が所定量以上となった場合に、残りの初期化情報を読
み出して記録媒体に記録する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る記録装置は、図1に
示すようなDVD記録再生装置に適用することができ
る。この本発明の第1の実施の形態となるDVD記録再
生装置は、相変化材料で形成された記録型のDVD−R
Wディスク1(DVDリライタブルディスク:以下、単
にディスク1という。)に対して映像情報及び音声情報
等データを線速度一定(CLV)で記録再生するように
なっている。
【0014】このディスク1には、図2に示すようにデ
ィスク内周側から外周側にかけて、レコーディングマネ
ージメント領域(RMA),リードイン領域(LIN)
及びデータ領域がそれぞれ設けられている。RMAに
は、ディスクの物理的な状態を示すデータが記録されて
おり、LINには、ディスクの種類等を示すデータが記
録されている。
【0015】データ領域の先頭は、「ボリウムストラク
チャー(VS)」,「ファイルストラクチャー(F
S)」及び「インフォファイル(IF)」と呼ばれる、
記録したデータの論理的構造を記録するための制御デー
タ領域となっており、また、データ領域の後尾はリード
アウト領域(又はボーダーゾーン)となっている。
【0016】具体的には、LINは、アドレス22fa
0からアドレス30000セクタ間に設けられており、
3334ECCブロック分の領域を有している。このL
INの記録又は再生には、80.016sec要するよ
うになっている。また、RMAは、アドレス203c0
からアドレス22f80セクタ間に設けられており、7
00ECCブロック分の領域を有している。このRMA
の記録又は再生には、16.8sec要するようになっ
ている。
【0017】制御データ領域は、アドレス30000か
らアドレス約40000セクタ間に設けられており、4
096ECCブロック分の領域を有している。また、こ
の制御データ領域の記録又は再生には、約98.304
sec要するようになっている。ボーダーゾーン(又は
リードアウト)は、2944ECCブロック分の領域を
有しており、記録又は再生に最大70.656sec要
するようになっている。そして、このディスク1は、デ
ータを記録する時間の他に、フォーマットに関する領域
を形成するために、最大265.776secの時間が
必用となっている。
【0018】このようなディスク1の1周分のデータ量
は、ディスク内周で2ECCブロック程度(1ECCブ
ロックは、エラー訂正の処理単位で16セクタからな
る。)、ディスク外周で4ECCブロック程度となって
いる。また、このディスク1の回転周期は、ディスク内
周で40msec、ディスク外周で80msec程度となってい
る。
【0019】このようなディスク1に対してデータの記
録再生を行うDVD記録再生装置は、例えば操作パネル
やリモートコントローラ(リモコン)等である操作部2
を介して記録或いは再生の指定がなされると、システム
コントローラ3がこれを検出し、ドライバ5及びスピン
ドルモータ9を介してディスク1を線速度一定に回転駆
動すると共に、サーボ制御回路4及びドライバ5を介し
て光学ピックアップ6のアクチュエータを駆動して、指
定された記録トラックに光学ピックアップ6を移動制御
し、前記LINに記録されているデータを読み出し制御
し、ディスク1の仕様を認識する。また、ディスク1が
記録可能なディスクである場合、RMAを再生し、記録
されているデータ領域を検出する。そして、このLIN
及びRMAに基づいて、制御データ領域の制御データを
読み出し、ボリウムストラクチャー(VS)により、記
録データの最初や最後の位置、ディフェクト情報を取得
し、ファイルストラクチャー(FS)によりファイルの
ディレクトリー構造やファイルの数を取得し、インフォ
ファイル(IF)により、例えばビデオデータの再生手
順等の方法を取得したうえで、データ領域に記録されて
いるデータの再生を行う。
【0020】光学ピックアップ6はディスク1にレーザ
ビームを照射して得られた反射光に基づいて、再生信号
(RF信号)、トラッキングエラー信号、フォーカスエ
ラー信号及びコントロールデータを形成する。プリアン
プ7は、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信
号及びコントロールデータをサーボ制御回路4にそれぞ
れ帰還する。サーボ制御回路4は、この帰還されたコン
トロールデータに基づいて、目的のトラックのセクタを
再生するようにアクチュエータを駆動して光学ピックア
ップ6を移動制御する。また、サーボ制御回路4は、ト
ラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号に基づ
いて、トラッキングエラー及びフォーカスエラーがそれ
ぞれ零となるようにドライバ5を介して光学ピックアッ
プ6を制御する(フィードバック制御)。
【0021】また、プリアンプ7は、光学ピックアップ
6により再生された信号に対して所定のイコライジング
処理を施すことで周波数特性を最適化すると共に、PL
L回路で位相制御を施して信号処理回路8に供給する。
また、プリアンプ7は、ジッタ生成回路により、PLL
回路のビットクロックと再生信号の時間軸とを比較する
ことでジッタ値を形成し、これをシステムコントローラ
3に供給する。システムコントローラ3は、このジッタ
値を検出し、この検出したジッタ値に基づいて、記録時
における波形補正制御を行うようになっている。
【0022】信号処理回路8は、データがMPEGの可
変転送レートで圧縮符号化されたものである場合、この
データを例えば64Mビットの第1のトラックバッファ
10(例えばDRAM)に一時的に記憶して読み出すこ
とで、データの可変転送レートの時間変動分を吸収す
る。
【0023】また、信号処理回路8は、記録時には、A
V符号化復号化部11によりMPEG技術に基づいて圧
縮符号化されたデータをEFM+信号(8−16変調信
号)に変調処理すると共に、誤り訂正符号を付加し、こ
れをプリアンプ7を介して光学ピックアップ6に供給す
る。これにより、ディスク1上にデータの記録が行われ
ることとなる。
【0024】また、信号処理回路8は、再生時には、第
1のトラックバッファ10から読み出された再生出力を
デジタル化して同期検出を行い、EFM+信号(8−1
6変調信号)となっている再生信号をNRZデータ(N
RZ:Non Return to Zero)の形態にデコードすると共
にNRZデータにエラー訂正処理を施し、これをAV符
号化復号化部11に供給する。
【0025】AV符号化復号化部11は、記録時には、
入力端子16を介して供給されたデータを、例えば64
Mbの第2のトラックバッファ12に書き込み/読み出
し制御しながらMPEG技術に基づく圧縮符号化処理を
施すと共に、ビデオデータとオーディオデータとを多重
化し、これを前記信号処理回路8及びプリアンプ7を介
して光学ピックアップ6に供給する。
【0026】また、AV符号化復号化部11は、再生時
には、光学ピックアップ6により再生されたデータから
ビデオデータとオーディオデータとを分離すると共に、
それぞれ前記第2のトラックバッファ12に書き込み/
読み出し制御しながらMPEG技術に基づいて伸長復号
化処理する。そして、伸長復号化処理したオーディオデ
ータをアナログ化して、例えばテレビジョン受像機のス
ピーカ部13に供給する。これにより、ディスク1に記
録されているオーディオデータに対応する音響出力を得
ることができる。また、伸長復号化処理したビデオデー
タを表示制御部14に供給する。表示制御部14は、こ
のビデオデータを例えばNTSC方式のテレビジョン信
号に変換し、これをテレビジョン受像機の表示部15に
供給する。これにより、ディスク1に記録されているビ
デオデータに対応する映像出力を得ることができる。
【0027】ここで、一般的には、一連の記録動作が終
了し、ユーザーがディスクの取り出しを指示すると、前
記LIN、RMA、制御データ領域及びリードアウト領
域(又はボーダゾーン)を、記録したデータに基づいて
記録し、このLIN等の記録が終了した時点でディスク
を排出するようになっている。なお、リードアウト領域
は、リードアウト領域付近に光学ピックアップ6をシー
クした際に、データが記録されていないことで該光学ピ
ックアップ6が暴走するという不都合を回避するため
に、所定の領域の範囲で記録されるようになっている。
【0028】このようなLIN等の記録を行う初期化
(フォーマティング)には、最大で265.776se
cの時間が必用となり、この時間のために記録のタイミ
ングが遅れたり、ディスクが排出されるまでに時間を要
する問題を生ずるのであるが、当該第1の実施の形態の
DVD記録再生装置は、図3のフローチャートの各ルー
チンに従って動作して初期化を実行することで、これら
の問題を解決している。
【0029】すなわち、この図3に示すフローチャート
は、当該DVD記録再生装置にディスク1がローディン
グされることでスタートとなりシステムコントローラ3
がステップS1から順に各ルーチンを実行する。
【0030】まず、ステップS1では、システムコント
ローラ3が、現在装着されているディスクは、再生専用
のディスク(DVD−ROM)か、記録可能なディスク
(DVD−RW)であるかを判別し、記録可能なディス
クである場合は(Yesの場合は)ステップS2に進
み、再生専用のディスクである場合は(Noの場合は)
初期化の必要はないため、そのままこの図3に示すフロ
ーチャートを終了する。
【0031】ステップS2では、システムコントローラ
3が、その記録可能なディスクは初期化済みか否かを判
別し、初期化済みでない場合は(Noの場合は)ステッ
プS3に進み、初期化済みの場合は(Yesの場合は)
初期化の必要はないため、そのままこの図3に示すフロ
ーチャートを終了する。
【0032】ステップS3では、システムコントローラ
3が、ディスク1の初期化が終了していないにも拘わら
ず、直ぐに記録の要求があるのか否かを判別し、記録の
要求がある場合はステップS4に進み、記録の要求がな
い場合はステップS12に進む。ステップS12では、
記録の要求がなく時間的な余裕があるため、システムコ
ントローラ3が、ディスク1に対して通常どうり初期化
を施すように信号処理回路8を制御し、この図3に示す
フローチャートを終了する。
【0033】次に、ステップS4では、初期化が終了し
ていないにも拘わらず記録の要求があったため、システ
ムコントローラ3は、図1に示す入力端子16を介して
供給され、AV符号化復号化部11及び信号処理回路8
により前述のデータ処理がなされたデータを、第1のト
ラックバッファ10に一旦記憶するように信号処理回路
8を制御してステップS5に進む。
【0034】図4は、第1のトラックバッファ10に書
き込み/読み出し制御されるデータ量の遷移を示す図な
のであるが、この図4からわかるように第1のトラック
バッファ10にデータが書き込み制御されることで、第
1のトラックバッファ10に記憶されるデータのデータ
量は、時間と共にEMPTY(データ量が零の状態)か
らFULL(データの書き込み用として割り当てられた
記憶領域が一杯の状態)に遷移する。システムコントロ
ーラ3は、ステップS5において、この第1のトラック
バッファ10の容量の残量が、FULL間近(所定量:
Ta)となったか否かを判別する。そして、FULL間
近の場合は(Yesの場合は)ステップS6に進み、F
ULL間近となっていない場合は(Noの場合は)ステ
ップS13に進む。
【0035】ステップS13では、システムコントロー
ラ3が初期化を実行する。具体的には、システムコント
ローラ3は、図4に示すように第1のトラックバッファ
10の容量がEMPTYから全容量の略1/5の量(T
Bb)まで遷移する時刻t1〜時刻t2の間に光学ピッ
クアップ6をディスク1上のフォーマット領域に移動制
御する。そして、第1のトラックバッファ10の容量が
時刻t2から全容量の残り略1/5の量(FULL間近
=Ta)まで遷移する時刻t2〜時刻t3の間にフォー
マットデータをフォーマット領域に記録するように光学
ピックアップ6及び信号処理回路8を制御する。
【0036】システムコントローラ3は、フォーマット
データをフォーマット領域に記録している間も、ステッ
プS5のルーチンを繰り返し実行することで、第1のト
ラックバッファ10の容量の遷移を監視しており、第1
のトラックバッファ10の容量が全容量の残り略1/5
の量(TBa)となったとき(時刻t3)に、一旦フォ
ーマットデータの記録を停止し、データを記録するセク
タの位置に光学ピックアップ6を移動制御する。そし
て、ステップS5において、第1のトラックバッファ1
0がFULL間近(TBa)となったと判断したタイミ
ングでステップS6に進む。
【0037】ステップS6では、第1のトラックバッフ
ァ10がFULL間近となったため、システムコントロ
ーラ3が、このFULL間近となった時点から実際にF
ULLとなるまでの間である時刻t3〜時刻t4の間
に、記録を行うセクタの位置に光学ピックアップ6を移
動制御してステップS7に進む。そして、このステップ
S7において、第1のトラックバッファ10がFULL
となるのを待ち、該第1のトラックバッファ10がFU
LLとなったタイミングでステップS8に進み、図4の
時刻t4〜時刻t5に示すように第1のトラックバッフ
ァ10からデータを読み出し、これを記録するように信
号処理回路8及び光学ピックアップ6を制御する。
【0038】この記録であるが、当該実施の形態のDV
D記録再生装置には、例えば8Mbpsの転送レートで
2時間分の画像の記録が可能な高画質記録モード、4M
bpsの転送レートで4時間の画像の記録が可能な中間
画質記録モード、及び2Mbpsの転送レートで8時間
の画像の記録が可能な普通画質記録モードの3つの記録
モードが設けられており、この3つの記録モードの中か
らユーザにより選択された記録モードに対応する記録を
行う。
【0039】この際、第1のトラックバッファ10は、
入力されるデータの転送レートと実際に記録する際の転
送レートの差分を吸収する働きをする。具体的には、例
えば8Mbpsの転送レートで第1のトラックバッファ
10に書き込まれたデータは、ディスク1への書き込み
速度を10Mbpsとすると、「10Mbps−2Mb
ps=8Mbps」の速度で読み出されディスク1に記
録される。
【0040】なお、DVD−RW(RW:リライタブ
ル)の場合、1倍速でのディスクへの書き込み速度は1
1.08Mbps又は10.08Mbpsであるが、こ
の例においては説明を簡素化するために、1倍速でのデ
ィスクへの書き込み速度を10Mbpsと例えて説明し
たものである。
【0041】次に、このように第1のトラックバッファ
10からデータを読み出してディスクに記録すること
で、図4に示すように第1のトラックバッファ10の空
き容量が大きくなる。ステップS9では、システムコン
トローラ3が、第1のトラックバッファ10の空き容量
がEMPTYとなったか否かを判別し、EMPTYとな
った場合は(Yesの場合は)ステップS10に進み、
EMPTYとなっていない場合は(Noの場合は)ステ
ップS8に戻り、第1のトラックバッファ10の空き容
量をEMPTYとすべくディスク1に対するデータの記
録を続行する。
【0042】ステップS10では、第1のトラックバッ
ファ10の空き容量がEMPTYとなったため、システ
ムコントローラ3が、記録すべきデータの記録が全て終
了したか否かを判別し、記録が終了した場合は(Yes
の場合は)ステップS11に進み、記録が終了していな
い場合は(Noの場合は)ステップS5に戻る。そし
て、第1のトラックバッファ10の残量がFULL間近
となるまではステップS13において残りのフォーマッ
トデータをフォーマット領域に記録し、第1のトラック
バッファ10の残量がFULL間近となった場合にデー
タをディスクに記録するような制御をそれぞれ繰り返し
実行するように信号処理回路8及び光学ピックアップ6
を制御する。
【0043】すなわち、見かけ上は、データの記録を行
っているのであるが、実際には、データの記録の空き時
間を利用して(データの記録と並行して)初期化を実行
していることとなる。
【0044】次に、ステップS11では、システムコン
トローラ3が、データの記録が終了したため、フォーマ
ットデータの記録が全て終了したか否かを判別し、フォ
ーマットデータの記録が全て終了している場合は、その
ままこの図3に示すフローチャートの全ルーチンを終了
し、フォーマットデータの記録が全て終了していない場
合は、残りのフォーマットデータを全て記録するように
信号処理回路8及び光学ピックアップ6を制御してこの
図3に示すフローチャートの全ルーチンを終了する。
【0045】なお、前述のように、このフォーマットデ
ータを全て記録するのに要する時間は、最大で265.
776secとなっている。データの記録を行う場合、
データ記録中の空き時間(t2〜t3)のトータル時間
が265.776sec以下の場合には、ステップS1
1において残りのフォーマットデータを記録する必要が
あるが、265.776sec以下の空き時間に対応す
るデータの記録を行うということは稀であるため、殆ど
の場合、データの記録が終了した時点で既にフォーマッ
トデータの記録も全て終了していることとなるであろ
う。
【0046】なお、ここでのフォーマット処理は、前記
RMA,LIN等の領域の中でデータを記録する以前に
決定可能な範囲のデータを記録するものである。すなわ
ち、記録するデータに伴って変更されるデータに対応す
るフォーマットデータは、記録を行う毎に書き換える必
要が有るが、例えば前記LINのデータは多くの部分が
0データを記録するものである。これに対して、フォー
マット処理の初期段階においては例えばLINに記録さ
れるデータは、多くは0データ(又はFFのデータ:記
録データに依存しない固定データ)が記録される。この
ため、記録するデータに伴って変更されるデータに対応
するフォーマットデータも、このフォーマット処理の初
期段階において記録しておくようにしてもよい。
【0047】以上の説明から明らかなように、当該第1
の実施の形態のDVD記録再生装置は、データの記録開
始が指定されると、第1のトラックバッファ10にデー
タの書き込みを開始し、この第1のトラックバッファ1
0の空き領域が少なくなるまでの間にフォーマットデー
タをディスク上に記録し、第1のトラックバッファ10
の空き領域が少なくなった際に、フォーマットデータの
記録を一旦停止して、該トラックバッファ10からデー
タを読み出してディスクに記録する。そして、トラック
バッファ10からデータを読み出すことで空き領域が大
きくなった場合に、ディスクへのデータの記録を一旦停
止すると共に、トラックバッファ10へのデータの書き
込みを継続すると共に、トラックバッファ10の空き領
域が少なくなるまでの間にフォーマットデータをディス
ク上に記録し、トラックバッファ10の空き領域が少な
くなった際に、フォーマットデータの記録を一旦停止し
て、該トラックバッファ10からデータを読み出してデ
ィスクに記録する動作を繰り返し実行する。
【0048】これにより、データをディスクに記録する
際の空き時間を利用して、フォーマットデータの記録を
終了することができる。このため、ディスクの初期化な
しでデータの記録を即座に開始することができ、連続し
た画像をディスクに記録しようとした場合に初期化のた
めに記録のタイミングが遅れてしまう不都合を防止する
ことができる。また、データの記録中にディスクの初期
化を終了させることができるため、記録が終了して時点
で即座にディスクの排出を可能とすることができる。
【0049】また、見かけ上は、データの記録を行って
いるのであるが、ユーザが知らない間に初期化を終了さ
せることができるため、ユーザに対して初期化を意図さ
せない装置を提供することができる。
【0050】次に、本発明の第2の実施の形態のDVD
記録再生装置の説明をする。上述の第1の実施の形態の
DVD記録再生装置は、データの記録時において、第1
のトラックバッファ10にデータが書き込まれている間
の時間を利用して初期化を終了させるものであったが、
この第2の実施の形態のDVD記録再生装置は、記録或
いは再生が指定されていない間の空き時間を利用して初
期化を終了させるようにしたものである。
【0051】なお、上述の第1の実施の形態と当該第2
の実施の形態とでは、この点のみが異なるため、以下、
この差異の説明のみ行い、重複した説明は省略すること
とする。
【0052】図5は、この第2の実施の形態のDVD記
録再生装置の初期化動作を説明するためのフローチャー
トである。このフローチャートは、当該第2の実施の形
態のDVD記録再生装置にディスク1がローディングさ
れることでスタートとなりシステムコントローラ3がス
テップS21から順に各ルーチンを実行する。
【0053】まず、ステップS21では、システムコン
トローラ3が、現在装着されているディスクは、再生専
用のディスク(DVD−ROM)か、記録可能なディス
ク(DVD−RW)であるかを判別し、記録可能なディ
スクである場合は(Yesの場合は)ステップS22に
進み、再生専用のディスクである場合は(Noの場合
は)初期化の必要はないため、そのままこの図5に示す
フローチャートを終了する。
【0054】ステップS22では、システムコントロー
ラ3が、その記録可能なディスクは初期化済みか否かを
判別し、初期化済みでない場合は(Noの場合は)ステ
ップS23に進み、初期化済みの場合は(Yesの場合
は)初期化の必要はないため、そのままこの図5に示す
フローチャートを終了する。ステップS23では、シス
テムコントローラ3が、初期化未終了であることを示す
未終了フラグを「H(1:ハイレベル)」としてステッ
プS24に進む。
【0055】ステップS24では、システムコントロー
ラ3が、ユーザより再生の指定がなされたか否かを判別
し、Yesの場合はステップS30に進み再生処理を行
い、Noの場合はステップS25に進む。ステップS2
5では、システムコントローラ3が、ユーザより記録の
指定がなされたか否かを判別し、Yesの場合はステッ
プS31に進みデータの記録処理を行い、Noの場合は
ステップS26に進む。
【0056】なお、このステップS24及びステップS
25における再生及び記録の指定の有無は、例えばシス
テムコントローラ3内に設けられているタイマにより計
数される時間に基づいて判別しており、所定時間が経過
しても再生或いは記録を指定する信号が検出されない場
合には、ユーザから再生或いは記録の指定がなされない
ものと判別するようになっている。
【0057】ステップS26では、ディスク1がローデ
ィングされた状態であるにも拘わらず、記録も再生も指
定されていないため、システムコントローラ3がフォー
マットデータをフォーマット領域に記録するように信号
処理回路8及び光学ピックアップ6を制御してステップ
S27に進む。
【0058】このステップS27は、システムコントロ
ーラ3が、フォーマットデータをフォーマット領域に記
録する動作と並行して実行されるルーチンである。すな
わち、システムコントローラ3は、フォーマットデータ
をフォーマット領域に記録制御している間も、このステ
ップS27において、ユーザからの記録或いは再生の指
定を監視しており、記録或いは再生の指定がなされない
場合は(Noの場合は)ステップS28に進み、記録或
いは再生の指定がなされた場合は(Yesの場合は)ス
テップS32に進む。
【0059】ステップS32では、システムコントロー
ラ3が、全てのフォーマットデータの記録が終了したか
否かを判別し、全てのフォーマットデータの記録が終了
している場合は(Yesの場合は)ステップS29に進
み、全てのフォーマットデータの記録が終了していない
場合は(Noの場合は)ステップS33に進む。
【0060】この場合、ステップS29では、ユーザか
ら記録或いは再生の指定がなされた際に全てのフォーマ
ットデータの記録が終了していたため、システムコント
ローラ3は、前記「H」となっている未終了フラグを、
ディスク1の初期化が終了したことを示す「L(0:ロ
ーレベル)」とし、当該図5に示すフローチャートの全
ルーチンを終了する。そして、ユーザから指定された記
録或いは再生制御を行う。
【0061】一方、全てのフォーマットデータの記録が
終了していないにも拘わらず、ユーザから記録或いは再
生の指定がなされた場合は、システムコントローラ3
は、ステップS33において、前記未終了フラグは
「H」のままでフォーマットデータの記録を一旦停止
し、ステップS24に戻る。そして、ステップS24及
びステップS30、或いはステップS25及びステップ
S31において、ユーザにより指定された再生或いは記
録制御を行い、この再生或いは記録が終了した時点でス
テップS26に進み、残りの初期化処理を実行する。こ
れにより、ディスク1の初期化が終了していないにも拘
わらず、ユーザから指定された時点で即座に記録或いは
再生を開始することができる。
【0062】次に、ステップS27において、記録或い
は再生の指示がなくステップS28に進んだ場合、シス
テムコントローラ3は、全てのフォーマットデータの記
録が終了したか否かを判別し、終了していない場合は
(Noの場合は)前記ステップS26に戻りフォーマッ
トデータの記録を継続し、終了した場合は(Yesの場
合は)ステップS29に進む。そして、このステップS
29において、ディスク1の初期化が終了したことを示
すべく、前記「H」となっている未終了フラグを、
「L」として、当該図5に示すフローチャートの全ルー
チンを終了する。
【0063】以上の説明から明らかなように、当該第2
の実施の形態のDVD記録再生装置は、ディスクがロー
ディングされてから記録或いは再生が指定される間を利
用してディスク1の初期化処理を実行する。また、この
初期化中に記録或いは再生が指定された場合は、初期化
処理を中断し記録或いは再生を行い、記録或いは再生が
終了した時点で残りの初期化処理を行う。
【0064】これにより、ディスクがローディングされ
てからの空き時間を利用して初期化を行うことができ
る。また、初期化中に記録或いは再生が指定された場合
は、初期化処理を中断して記録或いは再生を行うように
なっているため、ディスクの初期化なしでデータの記録
再生を即座に開始することができ、連続した画像をディ
スクに記録しようとした場合に初期化のために記録のタ
イミングが遅れてしまう不都合を防止することができ
る。また、ディスクがローディングされてから排出され
るまでの間の空き時間を利用して初期化を終了させるこ
とができるため、記録が終了した時点で即座にディスク
の排出を可能とすることができ、また、従来よりも記録
媒体の排出を速くすることができる。
【0065】また、ディスクがローディングされると自
動的に初期化処理を実行するため、ユーザが知らない間
に初期化を終了させることができ、ユーザに対して初期
化を意図させない装置を提供することができる。
【0066】なお、記録するデータに伴って変更される
データに対応するフォーマットデータは、記録を行う毎
に書き換える必要が有るが、例えば前記LINのデータ
は多くの部分が0データを記録するものである。これに
対して、フォーマット処理の初期段階においては例えば
LINに記録されるデータは、多くは0データ(又はF
Fのデータ:記録データに依存しない固定データ)が記
録される。このため、記録するデータに伴って変更され
るデータに対応するフォーマットデータも、このフォー
マット処理の初期段階において記録しておくようにして
もよい。
【0067】上述の各実施の形態のDVD記録再生装置
では、ユーザがディスクを挿入してから取り出すまでの
空き時間を利用して、最低前記0データを埋めるという
フォーマット動作を行うので、記録回数が増えてディス
クの寿命が縮むような不都合を防止することができ、無
駄時間を大幅に削減することができ、装置の品位の向上
を図ることができる。
【0068】最後に、上述の各実施の形態の説明は本発
明の一例である。このため、本発明は上述の実施の形態
に限定されることはない。例えば、上述の各実施の形態
は、本発明をDVDに対して記録再生を行うDVD記録
再生装置に適用した例であったが、本発明は、いわゆる
ハードディスク(HDD)等の他の記録媒体に対して記
録再生を行う装置に適用してもよい。また、一時記憶手
段として、64MビットのDRAMの第1のトラックバ
ッファ10を用いることとしたが、これは、例えばHD
D等の記録装置を用いてもよい。そして、上述した各実
施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸
脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可
能であることは勿論である。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の本発明に係る記録装置
は、記録手段が、前記一時記憶手段に記憶された記録情
報を読み出して前記記録媒体に記録すると共に、該記録
媒体に記録情報を記録しているとき以外の空き時間に前
記一時記憶手段に記憶された初期化情報を読み出し、こ
れを前記記録媒体に記録することで該記録媒体の初期化
を行うことにより、記録媒体の初期化を空き時間を利用
して行うことができる。このため、記録媒体の初期化を
行うことなく、即座に記録を開始可能とすることができ
る。また、記録動作に悪影響を与えることなく初期化を
終了させることができる。また、いわば、ユーザが知ら
ない間に記録媒体の初期化を終了させることができるた
め、記録媒体の排出指示がなされた場合は、即座に該記
録媒体を排出可能とすることができる。このため、記録
媒体の排出時までの空き時間を利用して初期化を行うこ
とで、従来よりも記録媒体の排出を速くすることができ
る。
【0070】請求項2記載の本発明に係る記録装置は、
記録手段が、前記初期化情報の記録中に記録情報の記録
が指定された場合、該初期情報の記録を中断して記録情
報の記録を行い、この記録情報の記録終了後に、残りの
初期化情報の記録を行うことにより、記録動作を中断す
ることなく初期化を終了させることができる他、上述と
同じ効果を得ることができる。
【0071】請求項3記載の本発明に係る記録装置は、
記録手段が、一時記憶手段に記憶された記録情報を読み
出して前記記録媒体に記録すると共に、一時記憶手段の
空き領域が所定量以上となった場合に、該一時記憶手段
に記憶された初期化情報を読み出し、これを前記記録媒
体に記録することで該記録媒体の初期化を行うことによ
り、一時記憶手段に記録情報が書き込まれている間に記
録媒体の初期化を行うことができる。このため、記録媒
体の初期化を行うことなく、即座に記録を開始可能とす
ることができる。また、記録動作に悪影響を与えること
なく初期化を終了させることができる。また、いわば、
ユーザが知らない間に記録媒体の初期化を終了させるこ
とができるため、記録媒体の排出指示がなされた場合
は、即座に該記録媒体を排出可能とすることができる。
このため、記録媒体の排出時に初期化を行うことで該記
録媒体の排出が遅れるような不都合を防止することがで
きる。
【0072】請求項4記載の本発明に係る記録装置は、
前記記録手段が、前記一時記憶手段に記録情報が書き込
まれることで、該一時記憶手段の空き領域の容量が所定
量以下となった場合初期化情報の記録を中断し、一時記
憶手段に書き込まれた記録情報を読み出して記録媒体に
記録し、この一時記憶手段から記録情報を読み出すこと
で一時記憶手段の空き領域が所定量以上となった場合
に、残りの初期化情報を読み出して記録媒体に記録する
ことにより、記録動作を中断することなく初期化を終了
させることができる他、上述と同じ効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置を適用した第1の実施の
形態となるDVD記録再生装置のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のDVD記録再生装
置で用いられるDVDの記録領域を説明するための模式
図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のDVD記録再生装
置の初期化動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態のDVD記録再生装
置に設けられている第1のトラックバッファの空き領域
の遷移状態と、対応する光学ピックアップの移動状態を
説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のDVD記録再生装
置の初期化動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…ディスク、2…操作部、3…システムコントロー
ラ、4…サーボ制御回路、5…ドライバ、6…光学ピッ
クアップ、7…プリアンプ、8…信号処理回路、9…ス
ピンドルモータ、10…第1のトラックバッファ、11
…AV符号化復号化部、12…第2のトラックバッフ
ァ、13…スピーカ部、14…表示制御部、15…表示
部、16…データの入力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に情報を記録する段階で該記録
    媒体の初期化が必要な場合に、初期化情報を形成する初
    期化情報形成手段と、 少なくとも前記初期化情報形成手段で形成された初期化
    情報、及び前記記録媒体に記録する記録情報をそれぞれ
    一時記憶する一時記憶手段と、 前記一時記憶手段に記憶された記録情報を読み出して前
    記記録媒体に記録すると共に、該記録媒体に記録情報を
    記録しているとき以外の空き時間に前記一時記憶手段に
    記憶された初期化情報を読み出し、これを前記記録媒体
    に記録することで該記録媒体の初期化を行う記録手段と
    を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録手段は、前記初期化情報の記録
    中に記録情報の記録が指定された場合、該初期情報の記
    録を中断して記録情報の記録を行い、この記録情報の記
    録終了後に、残りの初期化情報の記録を行うことを特徴
    とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体に情報を記録する段階で該記録
    媒体の初期化が必要な場合に、初期化情報を形成する初
    期化情報形成手段と、 少なくとも前記初期化情報形成手段で形成された初期化
    情報、及び前記記録媒体に記録する記録情報をそれぞれ
    一時記憶する一時記憶手段と、 前記一時記憶手段に記憶された記録情報を読み出して前
    記記録媒体に記録すると共に、一時記憶手段の空き領域
    が所定量以上となった場合に、該一時記憶手段に記憶さ
    れた初期化情報を読み出し、これを前記記録媒体に記録
    することで該記録媒体の初期化を行う記録手段とを有す
    ることを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段は、前記一時記憶手段に記
    録情報が書き込まれることで、該一時記憶手段の空き領
    域の容量が所定量以下となった場合初期化情報の記録を
    中断し、一時記憶手段に書き込まれた記録情報を読み出
    して記録媒体に記録し、この一時記憶手段から記録情報
    を読み出すことで一時記憶手段の空き領域が所定量以上
    となった場合に、残りの初期化情報を読み出して記録媒
    体に記録することを特徴とする請求項3記載の記録装
    置。
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